JP5589679B2 - 定着装置ならびにそれを備えた電子写真装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真装置の定着装置に係り、特に加熱ローラと加圧ローラが被記録媒体を挟持する部位の被記録媒体搬送方向下流側に、前記被記録媒体に向けて圧縮空気を噴出する圧縮空気噴出手段を備えた定着装置に関するものである。
図3は、前記圧縮空気噴出手段を備えた電子写真装置の概略構成図である。
同図に示すように矢印方向に定速で回転する感光体1の表面は帯電装置7により一様に帯電され、その帯電された感光体1の表面に対して露光装置8からレーザビームが出射されて、記録すべき画像情報に基づいた静電潜像が形成される。静電潜像は現像装置18によるトナーの供給で顕像化され、感光体1の表面にトナー像5が形成される。
タイミングを見計らって送り込まれた用紙6は、感光体1と接触しながら転写装置2との間を通過する際に、感光体1上の前記トナー像5が用紙6上に転写される。トナー像5を転写した用紙6は剥離器3により静電気的に感光体1から剥離され、搬送ベルト4により定着装置10へ搬送される。一般的には用紙6を搬送ベルト4で吸引しながら用紙6を定着装置10に搬送する。
定着装置10に送られた用紙6上のトナー像5は、加熱ローラ11と加圧ローラ12で形成される定着ニップ部9において、熱と圧力により用紙6の表面に定着される。
定着ニップ部9を通過した用紙6は、溶着したトナーにより用紙6が加熱ローラ11に密着して巻付き、用紙6が搬送されないという不具合が生じるため、圧縮空気Aを用紙6の先端に吹き付けて、用紙6を加熱ローラ11から剥離する技術が例えば特許文献1(特開2009−300704号公報などで提案されている。
図3において符号13は前記圧縮空気Aを用紙6に向けて噴出する噴射ノズル、14bは圧縮空気Aを噴射ノズル13に供給する第2配管、15は第2配管14bの途中に設けられた圧縮空気噴射用電磁弁、20と21は加熱ローラ11から剥離した用紙6を排紙部(図示せず)方向に案内するための上側ガイド板と下側ガイド板である。
図4は、前記特許文献1に示されている定着装置の圧縮空気発生部の概略構成図である。
コンプレッサー17で生成した圧縮空気を、第1配管14aを通して空気タンク16に貯蔵する。この空気タンク16と前記噴射ノズル13は第2配管14bで繋がれ、その途中に圧縮空気噴射用電磁弁15が介在されている。この電磁弁15は常閉型電磁弁であり、電磁弁15の閉状態により空気タンク16内の圧力を保持している。
用紙6の先頭が予め決められた位置に到達すると、圧縮空気噴射用電磁弁15が決められた時間だけ開き、開放された圧縮空気Aが噴射ノズル13から噴出して、用紙6を加熱ローラ11から剥がし、加熱ローラ11への巻き付きを防止している。
ところが空気タンク16内の圧縮空気の圧力が弱ければ用紙6を確実に剥離できないし、一方、圧縮空気の圧力が強すぎれば用紙6が座屈したり用紙6の姿勢が乱れたりして、用紙搬送に不都合を生じる。よって適切な圧力に調整して保持するが必要であり、そのために空気タンク16に圧力調整弁19が付設されている。この圧力調整弁19により、前記コンプレッサー17で生成された圧縮空気の余剰分を大気中に放出して、圧縮空気回路全体の圧力を適切に保持している。
なお、自動ドレン排出方法および装置に関しては、例えば特許文献2(特許第3581960号公報)を挙げることができる。
空気を圧縮すると、その露点温度は高くなる。圧縮空気の温度が前記露点温度を越えると、空気中に含まれていた水蒸気が凝結して水滴となる。この水滴をドレンと呼ぶ。一般に、連続的に空気を圧縮する場合、ドレンを分離して圧縮空気回路から排出しないでいると、ドレンがその圧縮空気回路内に溜って不都合を生じることが知られている。
図4に示す従来の定着装置の場合、前記圧縮空気回路内にドレンが溜まると、圧縮空気と共にドレンが噴射ノズル13からを吹き出し、用紙6が濡れて印刷品質を著しく損なう。また、ドレンが圧縮空気噴射用電磁弁15内部のグリスを洗い流して、電磁弁15の耐用寿命を短くしてしまう。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、圧縮空気回路内に生成したドレンを排出して、ドレンによる印刷品質の低下ならびに圧縮空気噴射用電磁弁の耐用寿命の短縮が防止できる、信頼性の高い定着装置ならびにそれを備えた電子写真装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の第1の手段は、
加熱ローラと、
その加熱ローラに対して圧接可能な加圧ローラと、
圧縮空気を生成するコンプレッサーと、
前記圧縮空気を貯蔵する空気タンクと、
前記コンプレッサーによって生成した圧縮空気を前記空気タンクに送り込む第1配管と、
前記加熱ローラと加圧ローラで形成される定着ニップ部の被記録媒体搬送方向下流側に設置されて、前記定着ニップ部から出た被記録媒体に圧縮空気を吹き付ける噴射ノズルと、
前記空気タンクに貯蔵されている圧縮空気を前記噴射ノズルに送り込む第2配管と、
前記第2配管の途中に設けられた圧縮空気噴射用電磁弁を備えた定着装置を対象とするものである。
そして、前記コンプレッサーと空気タンクの間の第1配管ならびに前記空気タンクと圧縮空気噴射用電磁弁の間の第2配管のいずれかに、前記圧縮空気からドレンを分離するドレン分離器を設け、
そのドレン分離器から延びた第1ドレン排出管と前記空気タンクの底部から延びた第2ドレン排出管を合流させて、その合流先に1つのドレン排出用電磁弁を設けたことを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、
前記ドレン分離器がエアーフィルターであり、そのエアーフィルターにドレン溜め部が内蔵されていることを特徴としたものである。
本発明の第3の手段は前記第1の手段において、
前記第2ドレン排出管に、前記空気タンクへ向かう流れを遮断する逆流防止器を設けたことを特徴としたものである。
本発明の第4の手段は前記第1の手段において、
前記ドレン排出用電磁弁の出口側に、排出したドレンを溜める手段が設けられていることを特徴としたものである。
本発明の第5の手段は前記第4の手段において、
前記ドレンを溜める手段が蒸発皿であることを特徴としたものである。
本発明の第6の手段は前記第2の手段において、
前記エアーフィルターが前記第1配管に設けられており、前記コンプレッサーとエアーフィルターの間に圧縮空気を冷却してドレンの一部を予め凝結分離する圧縮空気冷却手段が設けられていることを特徴としたものである。
本発明の第7の手段は、
感光体と、その感光体の表面を帯電する帯電装置と、帯電した感光体の表面に静電潜像を形成する露光装置と、トナーの供給で前記静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像装置と、感光体上の前記トナー像を搬送されて来た被記録媒体上に転写する転写装置と、被記録媒体上に転写した前記トナー像をその被記録媒体上に定着する定着装置を備えた電子写真装置において、
前記定着装置が前記第1ないし第6の手段の定着装置であることを特徴としたものである。
本発明の第8の手段は前記第7の手段において、
当該電子写真装置が印刷モードになっていない装置稼動時に、前記ドレン排出用電磁弁を開放してドレンを排出する構成になっていることを特徴としたものである。
本発明は前述のような構成になっており、圧縮空気回路内に生成したドレンを排出して、ドレンによる印刷品質の低下ならびに圧縮空気噴射用電磁弁の耐用寿命の短縮が防止できる、信頼性の高い定着装置ならびにそれを備えた電子写真装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る定着装置の圧縮空気発生部の概略構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る定着装置の圧縮空気発生部の概略構成図である。 電子写真装置全体の概略構成図である。 従来提案された定着装置の圧縮空気発生部の概略構成図である。
次に本発明の実施形態を図面と共に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る定着装置の圧縮空気発生部の概略構成図である。
本実施形態に係る電子写真装置も図3に示したものと同じように、所定の方向に定速で回転する感光体1と、その感光体1の表面を一様に帯電する帯電装置7と、帯電した感光体1の表面に対してレーザビームを出射して、記録すべき画像情報に基づいた静電潜像を形成する露光装置8と、トナーの供給で前記静電潜像を顕像化してトナー像5を形成する現像装置18と、感光体1上の前記トナー像5を搬送されて来た用紙6上に転写する転写装置2と、用紙6上に転写した前記トナー像5を用紙6上に定着する定着装置10などを備えている。
そして前記定着装置10では、加熱ローラ11と、その加熱ローラ11に対して圧接可能な加圧ローラ12で形成される定着ニップ部9において、熱と圧力により用紙6の表面にトナー像5を定着する。
定着ニップ部9を通過した用紙6は、溶着したトナーにより用紙6が加熱ローラ11に密着して巻付き、用紙6が搬送されないという不具合を避けるため、圧縮空気Aを用紙6の先端に吹き付けて、用紙6を加熱ローラ11から剥離するための噴射ノズル13が用紙搬送方向下流側に設けられている。
本実施形態に係る定着装置の圧縮空気発生部は図1に示すように、コンプレッサー17で生成した圧縮空気は、第1配管14aを通して空気タンク16に貯蔵される。前記噴射ノズル13と前記空気タンク16は第2配管14bで繋がれており、第2配管14bの途中に圧縮空気噴射用電磁弁15が介在されている。この電磁弁15は常閉型電磁弁であり、電磁弁15の閉状態により空気タンク16内の圧力を保持している。
用紙6の先頭が予め決められた位置に到達すると、それを用紙センサー(図示せず)が検出し、その検出信号に基づいて圧縮空気噴射用電磁弁15が決められた時間だけ開く。そして開放された圧縮空気Aが噴射ノズル13から噴出して、用紙6を加熱ローラ11から剥がし、加熱ローラ11への巻き付きを防止している。
噴射ノズル13からの圧縮空気Aの噴射の有無、噴射時間ならびに噴射回数などは、使用する用紙6の剛性の程度、具体的には用紙6の厚さによって予め決められている。例えば、薄くて剛性の低い用紙6の場合は、短時間に2回噴射し、通常の厚さを有する用紙6の場合は、前述よりも少し長い時間で1回噴射し、厚くて剛性の高い用紙6の場合は、圧縮空気Aの噴射を停止するなどのプログラムが予め制御部(図示せず)に組み込まれている。このようにすれば、薄い用紙から厚い用紙までの幅広い各種用紙において、紙詰まりが防止でき、信頼性の向上が図れる。
空気タンク16には圧力調整弁19が付設されており、この圧力調整弁19により、前記コンプレッサー17で生成された圧縮空気の余剰分を大気中に放出して、圧縮空気回路全体の圧力を適切なものに保持している。
前記コンプレッサー17と空気タンク16を繋ぐ第1配管14aの途中にエアーフィルター22が設けられており、このエアーフィルター22はゴミなどの異物を捕集する機能とドレンを捕集する機能を合わせ持っている。
本実施形態ではエアーフィルター22として、CKD社製のA1019−2C−FL439853を使用している。このエアーフィルター22は、亜鉛合金ダイカスト内に、プリプロピレン製の発泡体を挿入したもので、フィルターのろ過度は約5μmである。
前記エアーフィルター22の下部にはドレン溜め部22aが内蔵されており、そのドレン溜め部22aから下方に向けて第1ドレン排出管23が設けられ、第1ドレン排出管23の先端部にはドレン排出用電磁弁25が接続されている。
また、空気タンク16の下部には第2ドレン排出管24が接続され、その第2ドレン排出管24の先端部は前記エアーフィルター22とドレン排出用電磁弁25の間の第1ドレン排出管23に接続・合流されている。ドレン排出用電磁弁25の排水口の下には、ドレンを自然蒸発するための蒸発皿26が設置されている。
前記第2ドレン排出管24の途中には、空気タンク16に向う流れを遮断して、ドレン排出用電磁弁25方向への流れのみを可能とする、逆流防止弁27が設けられている。
エアーフィルター22と空気タンク16の下部のドレン排出管23,24を繋ぐだけで、逆流防止弁27は不要にも思えるが、この逆流防止弁27がないと、エアーフィルター22内部のフィルターを通過せずに、空気はエアーフィルター22の下部から空気タンク16へ流れてしまう。これは、エアーフィルター22内部のフィルターを通過して空気タンク16に流れる経路よりも、エアーフィルター22下部からフィルターを通過しないで空気タンク16へ流れる経路の空気抵抗が小さいからである。
その結果、ゴミや異物などを捕集しない空気が圧縮空気噴射用電磁弁15まで到達して、電磁弁15の耐用寿命を短くしてしまう。よって、ドレンを排出する流れのみを通行可能とする逆流防止弁27が必要となる。
前記第2ドレン排出管24を第1ドレン排出管23に接続しないで、第1ドレン排出管23と第2ドレン排出管24の先端部にドレン排出用電磁弁25をそれぞれ設けることも可能である。ところがこのドレン排出用電磁弁25を2個設けることは、コスト高を招いてしまう。また、定着装置内に比較的寿命の短いドレン排出用電磁弁25を2個設けることで、故障の機会が多くなり、電子写真装置(定着装置)としての動作信頼性が低下することになる。
これに対して本発明で使用する逆流防止弁27は機械的な部品であり、前述のようにドレン排出用電磁弁25を2個設けるよりもコストが安い。それに加えて、逆流防止弁27は電磁弁25より寿命が長いため、電磁弁25を2個設けるよりも故障の機会が少なくなり、電子写真装置(定着装置)としての動作信頼性が向上する。
電子写真装置は、電源を投入してから印刷が可能な状態となるまでに、定着ローラ(加熱ローラ、加圧ローラ)を加熱したり、各構成機器の電子的条件を整えるために数分間の準備時間を要するのが一般的である。また、用紙ジャム、消耗品補給、用紙補給、用紙取り出し作業などにおいても、印刷を中断する時間がある。この中断時間は、普通少なくとも1日に数回はある。
前述の準備時間や中断時間に、コンプレッサー17を稼動して、圧縮空気を貯蔵した状態でドレン排出用電磁弁25を開放する動作を電子写真装置の制御プログラムに予め組み込んでおき、数秒間のドレン排出動作を実行・終了する。また、電子写真装置が停止しないで連続運転が続く場合には、強制的に印刷を中断して、数秒間のドレン排出動作を実施すればよい。また、印刷停止直後にこの動作を取り入れてもよい。
頻繁にドレン排出動作を入れれば、1回の排出量はその頻度に反比例して少なくなる。コンプレッサー17の稼動時間は、少なくとも3秒程度である。ドレン排出用電磁弁25の開放時間は0.3〜3秒程度なら、ドレン排出管23,24の内径が例えば3〜5mmで、数CC〜十数CCの排出は十分可能である。
圧力調整弁19の設定が0.05MPa〜0.3MPaの間で、コンプレッサー17の吐出能力が5L/min(at0.3MPa)〜20L/min(at0.3MPa)であるなら、1日24時間連続稼動で捕集されるドレンの量は多くても十数CCであり、前記条件でのドレンの排出は可能となる。
多くとも十数CCのドレン排出であれば、前記蒸発皿26に排出して、自然蒸発に任せることが可能となる。つまり、ドレン排出口を電子写真装置の外に出す必要がなくなり、ドレン排出のための下水管への接続が不要で、電子写真装置の設置スペースの狭小化が可能となる。概ね、前記条件に合致するコンプレッサー17として、ダイヤフラム型のコンプレッサーが好適である。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る定着装置の圧縮空気発生部の概略構成図である。本実施形態で前記第1の実施形態と相違する点は、コンプレッサー17とエアーフィルター22の間に第2のドレン分離器としてのクーラー28を設置した点である。
このようにクーラー28をエアーフィルター22(第1のドレン分離器)の前段に設置することにより、エアーフィルター22に送り込まれる前の圧縮空気をクーラー28で冷却して、ドレンの一部を予め凝結分離すれば、例えば多湿条件下での電子写真装置の使用が可能であり、また、通常の使用条件下においてはドレン発生量が少なくて済む。前記クーラー28には、冷媒として通常の水や有機液体が使用される。
前記実施形態では第1配管14a上のコンプレッサー17と空気タンク16の間にエアーフィルター22を設けたが、第2配管14b上の空気タンク16と圧縮空気噴射用電磁弁15の間にエアーフィルター22を設けることも可能である。
前記実施形態では被記録媒体として用紙を用いたが、例えばOHP等の他の被記録媒体を用いる場合にも本発明を適用することが可能である。
次に本発明の請求項別の効果を説明すれば下記の通りである。
請求項1に記載の発明では、1個のドレン排出用電磁弁で済み、ドレン排出用電磁弁の削減にともない、電磁弁を作動させる配線、制御関連部ならびに電源部なども減らすことができ、また、ドレン排出用電磁弁を複数個設けるものよりも電磁弁の故障の機会が少なくなる。このようなことから、低コスト、省スペースで、動作信頼性の高い定着装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明では、ドレン分離器としてエアーフィルターを使用することにより、定着装置のコンパクト化と低コストが図れる。
請求項3に記載の発明では、第2ドレン排出管に空気タンクへ向かう流れを遮断する逆流防止器を設けることにより、ゴミや異物などを捕集しない空気が圧縮空気噴射用電磁弁まで到達して、その電磁弁の耐用寿命を短くするという問題が解消される。
請求項4に記載の発明では、ドレン排出用電磁弁の出口側にドレンを溜める手段が設けられており、また、請求項5に記載の発明では、そのドレンを溜める手段が蒸発皿であるから、ドレン排出口を電子写真装置本体から出す必要がなくなり、電子写真装置設置の自由度を高めることができる。
請求項6に記載の発明では、コンプレッサーとエアーフィルターの間に圧縮空気冷却手段が設けられているから、エアーフィルターに送り込まれる前の圧縮空気を圧縮空気冷却手段で冷却して、ドレンの一部を予め凝結排除することができる。
定着装置を加熱ロールへの密着力が強い条件で使用する場合(例えば溶融粘度の高いトナーを使用する場合、または用紙に付着するトナーの量を多くして、印刷品質を向上する場合)には、噴射ノズルの数を増加したり、エアー圧力を増加したり、電磁弁の開放時間を長くして、用紙を剥離する能力を上げる必要がある。その結果、コンプレッサーの吐出能力を上げなければならない。また、加熱ロールへの密着力が同じ条件でも、電子写真装置の印刷速度が高速になると、電磁弁の開放回数が増加し、この場合もコンプレッサーの吐出能力を上げなければならない。概ね、20L/min(at0.4MPa)〜40L/min(at0.4MPa)の吐出能力をもつコンプレッサーで、ダイヤフラム型コンプレッサーではなく、ピストン型コンプレッサーを使用する。
以上の場合、よく多くの圧縮空気を配管内に送り込むので、ドレン量が増加し、エアーフィルターのドレン分離能力を超えてしまうから、前記圧縮空気冷却手段を併設する手段が有効で、より高品質化、より高速化が可能な定着装置を提供することができる。
請求項7に記載の発明では、低コスト、省スペースで、動作信頼性の高い電子写真装置を提供することができる。
請求項8に記載の発明では、電子写真装置の印刷動作に影響を与えることなく、ドレンの排出が可能である。
1・・・感光体、2・・・転写装置、3・・・剥離器、4・・・搬送ベルト、5・・・トナー像、6・・・用紙、7・・・帯電装置、8・・・露光装置、9・・・定着ニップ部、10・・・定着装置、11・・・加熱ローラ、12・・・加圧ローラ、13・・・噴射ノズル、14a・・・第1配管、14b・・・第2配管、15・・・電磁弁、16・・・空気タンク、17・・・コンプレッサー、18・・・現像装置、19・・・圧力調整弁、22・・・エアーフィルター、22a・・・ドレン溜め部、23・・・第1ドレン排出管、24・・・第2ドレン排出管、25・・・ドレン排出用電磁弁、26・・・蒸発皿、27・・・逆流防止弁、28・・・クーラー、A・・・圧縮空気。
特開2009−300704号公報 特許第3581960号公報

Claims (8)

  1. 加熱ローラと、
    その加熱ローラに対して圧接可能な加圧ローラと、
    圧縮空気を生成するコンプレッサーと、
    前記圧縮空気を貯蔵する空気タンクと、
    前記コンプレッサーによって生成した圧縮空気を前記空気タンクに送り込む第1配管と、
    前記加熱ローラと加圧ローラで形成される定着ニップ部の被記録媒体搬送方向下流側に設置されて、前記定着ニップ部から出た被記録媒体に圧縮空気を吹き付ける噴射ノズルと、
    前記空気タンクに貯蔵されている圧縮空気を前記噴射ノズルに送り込む第2配管と、
    前記第2配管の途中に設けられた圧縮空気噴射用電磁弁を備えた定着装置において、
    前記コンプレッサーと空気タンクの間の第1配管ならびに前記空気タンクと圧縮空気噴射用電磁弁の間の第2配管のいずれかに、前記圧縮空気からドレンを分離するドレン分離器を設け、
    そのドレン分離器から延びた第1ドレン排出管と前記空気タンクの底部から延びた第2ドレン排出管を合流させて、その合流先に1つのドレン排出用電磁弁を設けたことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    前記ドレン分離器がエアーフィルターであり、そのエアーフィルターにドレン溜め部が内蔵されていることを特徴とした定着装置。
  3. 請求項1に記載の定着装置において、
    前記第2ドレン排出管に、前記空気タンクへ向かう流れを遮断する逆流防止器を設けたことを特徴とした定着装置。
  4. 請求項1に記載の定着装置において、
    前記ドレン排出用電磁弁の出口側に、排出したドレンを溜める手段が設けられていることを特徴とした定着装置。
  5. 請求項4に記載の定着装置において、
    前記ドレンを溜める手段が蒸発皿であることを特徴とした定着装置。
  6. 請求項2に記載の定着装置において、
    前記エアーフィルターが前記第1配管に設けられており、前記コンプレッサーとエアーフィルターの間に圧縮空気を冷却してドレンの一部を予め凝結分離する圧縮空気冷却手段が設けられていることを特徴とした定着装置。
  7. 感光体と、その感光体の表面を帯電する帯電装置と、帯電した感光体の表面に静電潜像を形成する露光装置と、トナーの供給で前記静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像装置と、感光体上の前記トナー像を搬送されて来た被記録媒体上に転写する転写装置と、被記録媒体上に転写した前記トナー像をその被記録媒体上に定着する定着装置を備えた電子写真装置において、
    前記定着装置が請求項1ないし6のいずれか1項に記載の定着装置であることを特徴とする電子写真装置。
  8. 請求項7に記載の電子写真装置において、
    当該電子写真装置が印刷モードになっていない装置稼動時に、前記ドレン排出用電磁弁を開放してドレンを排出する構成になっていることを特徴とする電子写真装置。
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