JP3208654B2 - エアーコンプレッサとドレン排出の制御方法および制御装置 - Google Patents

エアーコンプレッサとドレン排出の制御方法および制御装置

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JP3208654B2
JP3208654B2 JP15918596A JP15918596A JP3208654B2 JP 3208654 B2 JP3208654 B2 JP 3208654B2 JP 15918596 A JP15918596 A JP 15918596A JP 15918596 A JP15918596 A JP 15918596A JP 3208654 B2 JP3208654 B2 JP 3208654B2
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drain discharge
discharge
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valve
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーコンプレッ
サとドレン排出の制御方法および制御装置に関するもの
で、エアーコンプレッサとドレン排出の制御を一個所に
集中統一して効率よく行うことを目的としたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】圧縮空気は、大気をエアーコンプレッサ
で圧縮して作る。 従って、大気中に含まれる水蒸気は
圧縮に際し、水と飽和水蒸気になる。 更に、大気中の
塵やゴミ、エアーコンプレッサ内部のオイルやゴミや鉄
錆等も混入して圧縮される。この為、エアーコンプレッ
サの圧縮空気タンク内には、水、オイル、塵、ゴミ、鉄
錆等が混入したドレン(汚れた凝縮液)と飽和水蒸気等
が発生する。 ドレンは、圧縮空気タンク等に溜まると
錆を発生したり、圧縮空気に混ざって放出されると空圧
機器機械に各種の害を及ぼす。 従って、ドレンは有害
であり、各部に溜まったドレンを排出することが必要と
なる。
【0003】従来の、エアーコンプレッサとドレン排出
の制御方法および制御装置としては、図7と図8の構成
図、図9のタイムチャートに見られるものがあった。図
7で、1は電子制御式エアーコンプレッサであり、電動
機7の回転運動をエアーコンプレッサ5に伝達すること
により圧縮空気タンク4に圧縮空気を作り出していた。
この場合、圧縮空気タンク4に内蔵している圧力セン
サ11によって圧縮空気タンク4内の圧力を検出し、デ
ータを電子制御部8に送ることにより、電動機7のON
/OFFやエアーコンプレッサ5に付設している空気調
整弁6の開閉を制御していた。 圧縮空気タンク4に貯
蔵された圧縮空気は、圧縮空気タンク4からの配管3を
介して各種の空圧機械で使用していた。
【0004】これらの動きは、圧力センサ11や電動機
7や空気調整弁6と接続している電子制御部8によって
制御されており、この電子制御部8には、操作部10や
表示部9が接続していた。 操作部10は、スイッチ類
またはテンキー等で構成され、制御に必要な設定や情報
等を入力させる為のものであり、表示部9は、圧力値の
表示や運転状態の表示や保守情報の表示を行う為のもの
である。
【0005】更に、電子制御部8は、中央処理装置とし
てのCPU14と、クロック15と、アナログデータを
ディジタルデータに変換するA/Dコンバータ16と、
各種センサや操作部10から入力するデータの処理と各
種の制御出力や表示部9に出力するデータを処理するI
/O17、18、19、20と、制御プログラムや制御
データを記憶するROM21と、運転情報等電源を切っ
ても残しておく情報を記憶するEEPROM22と、動
作時間の管理を行うタイマー24と、運転時間の自動O
N/OFF制御や時間管理に使用するカレンダ時計25
から構成されていた。
【0006】一方、2のドレン自動排出装置はドレン排
出開閉弁13とタイマー12から構成されており、ドレ
ン排出開閉弁13は電磁弁やモータバルブを使用してい
た。この場合、電子制御式エアーコンプレッサ1とドレ
ン自動排出装置2は一個所に配設されてはいるが、制御
の面ではお互いに関連は無い。
【0007】このように構成された、従来のエアーコン
プレッサとドレン排出の制御装置において、以下に、そ
の動作について説明する。先ず、電動機7を作動させた
後、圧縮空気タンク4内の圧力を圧力センサ11で検出
することによって、圧力センサ11の信号は電子制御部
8に入力され、圧縮空気タンク4内の圧力を監視する。
次に、圧力値および圧力値の時間的変化に応じて電動
機7のON/OFFおよび空気調整弁6の開閉を電子制
御部8で制御し、圧縮空気タンク4内の圧力を一定に保
つようにする。 尚、電動機7は圧縮機5に接続してお
り、電動機7の動力によって圧縮機5内で圧縮空気を生
成している。
【0008】エアーコンプレッサの制御方法としては、
一般に、圧力開閉方式とアンローダ方式と併合方式の三
つの方法があり、電子制御部8で制御していた。尚、従
来例として示している図7と図8と図9は併合方式であ
る。
【0009】圧力開閉方式では、圧縮空気の圧力が一定
値となるように電動機7をON/OFF制御させてい
た。 従って、圧縮空気の使用によって圧力が低下する
と、電動機7をONにして圧縮空気を生成し、圧縮空気
が生成されることによって圧力が上昇すると、電動機7
をOFFにして停止していた。
【0010】アンローダ方式では、電動機7は常時運転
させておき、圧縮空気の圧力が一定値となるように空気
調整弁6の開閉で制御していた。 従って、空気圧縮動
作を一時的に停止させたり空気圧縮動作を行うのは空気
調整弁6の開閉によるものであった。
【0011】併合方式は、圧力開閉方式とアンローダ方
式とを組合せたものであり、圧縮空気の使用状況によっ
て両者を切り換えていた。 即ち、比較的圧縮空気の使
用量が少ない場合には圧力開閉方式で、比較的圧縮空気
の使用量が多い場合にはアンローダ方式と自動的に運転
方式を切り換えていた。 従って、比較的圧縮空気の使
用量が少ない場合には電動機7を停止させるので低消費
電力とすることが可能であった。 また、比較的圧縮空
気の使用量が多い場合には電動機7を連続運転させる為
電動機7やエアーコンプレッサ5に無理な負荷かかから
ないので長寿命化がはかれた。 その理由は、電動機7
をONにする時に一番過負荷がかかる為、これを頻繁に
行うと摩耗等の原因となるためである。
【0012】一方、ドレン自動排出装置2は、エアーコ
ンプレッサの制御とは関係無くタイマー12に設定した
時間毎にドレン排出開閉弁13を一定時間開放すること
によってドレン排出動作を繰り返していた。この場合、
ドレン排出に際し、ドレン排出と同時に圧縮空気も排出
していた。
【0013】図9には、併合方式での空気圧縮動作とド
レン排出動作のタイムチャートを示している。 この中
で、エアーコンプレッサの制御方法は圧縮空気タンク4
内の圧力低下の状況により、最初は圧力開閉方式で制御
され、以後何れの方式を選択するかどうかは、図9に見
られるように、比較的圧縮空気の使用量が多い場合には
(圧縮空気タンク4内の圧力低下の傾斜が急な場合:A
の部分)アンローダ方式を、比較的圧縮空気の使用量が
少ない場合には(圧縮空気タンク4内の圧力低下の傾斜
が緩やかな場合:Bの部分)圧力開閉方式を選択してい
る。
【0014】一方、ドレン発生は、図9に示すように、
圧縮空気タンク4内の圧力が上昇する時に見られる。
これに対し、ドレン排出の制御は、エアーコンプレッサ
の制御には関係無く、一定の時間間隔で、一定の時間排
出の処理をしていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の、エアーコンプレッサとドレン排出の制御方
法および制御装置の場合、エアーコンプレッサ5におい
ては、いかに圧縮空気を効率的に発生させるかに重点が
おかれ、ドレン発生に対しては別扱いになっており、エ
アーコンプレッサ5の動作とドレン自動排出装置2は全
く独立に制御されている為、以下に示すような問題があ
った
【0016】1.圧縮空気の使用頻度が少ない場合、圧
縮空気を使用していない時でもドレン排出を繰り返し、
ドレン排出に伴う圧縮空気の排出により圧縮空気の圧力
を無駄に低下させていた。 2.圧縮空気の使用頻度が多い場合、ドレンの発生に対
してドレン排出が間に合わず、クリーンな圧縮空気を供
給出来なかった。 3.ドレン発生とドレン排出のタイミングが合わない場
合、一時的にクリーンな圧縮空気を供給出来なかった。 4.エアーコンプレッサの制御回路とドレン排出装置の
タイマ回路が独立している為、コスト的に高かった。 5.ドレン排出装置のドレン排出間隔とドレン排出時間
が一定であり、ドレン排出の最適化は考慮していなかっ
た。本発明はこのような課題を解決することを目的とし
ている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、エアーコンプ
レッサ5の作動の制御と前記エアーコンプレッサ5によ
って作り出された圧縮空気を貯溜している圧縮空気タン
ク4で発生したドレンを排出するドレン排出開閉弁13
のドレン排出の制御を一箇所で集中して行い、前記圧縮
空気タンク4内の圧力低下の傾斜が比較的急な場合には
電動機7を常時運転して空気調整弁6の開閉で圧縮空気
の圧力が一定の幅を確保するように前記エアーコンプレ
ッサ5はアンローダ方式の運転を行って前記ドレン排出
開閉弁13のドレン排出はロード開始時に行い、前記圧
縮空気タンク4内の圧力低下の傾斜が比較的緩やかな場
合には前記電動機7をON/OFFにすることで圧縮空
気の圧力が一定の幅を確保するように前記エアーコンプ
レッサ5は圧力開閉方式の運転を行って前記ドレン排出
開閉弁13のドレン排出は前記電動機7のスイッチON
時に行うことを特徴とし、更に、前記圧縮空気タンク4
で発生したドレンを排出する前記ドレン排出開閉弁13
のドレン排出の制御に加えてアフタークーラ29とエア
ードライヤ30で発生したドレンを排出するドレン排出
開閉弁31、32のドレン排出の制御を一箇所で集中し
て行い、前記圧縮空気タンク4と前記アフタークーラ2
9と前記エアードライヤ30で発生したドレンを排出す
るに際し、前記ドレン排出開閉弁13のドレン排出と前
記ドレン排出開閉弁31、32に付設した機器からドレ
ンが溜まったとの信号による二つの前記ドレン排出開閉
弁31、32のうちの何れか一方のドレン排出のタイミ
ングが一致した場合には、前記ドレン排出開閉弁31、
32のドレン排出を1サイクル後にずらすことを特徴と
している。また、エアーコンプレッサ5の作動の制御と
前記エアーコンプレッサ5によって作り出された圧縮空
気から色々な場所で発生したドレンを排出するすべての
ドレン排出の制御を一箇所で集中して行う電子制御部8
と、前記エアコンプレッサ5が圧力開閉方式またはアン
ローダ方式の制御を選択するために圧力に関する情報を
送る圧縮空気タンク4に内蔵された圧力センサ11と、
前記エアーコンプレッサ5の動力源である電動機7と、
前記エアコンプレッサ5に付設しアンローダ方式の制御
を行う際のロードとアンロードを選択する空気調整弁6
と、前記圧縮空気タンク4で発生するドレンをアンロー
ダ方式の制御に際してはロード開始時に排出し圧力開閉
方式の制御に際しては前記電動機7のスイッチON時に
排出するドレン排出開閉弁13を配設し、前記圧力セン
サ11と前記電動機7と前記空気調整弁6と前記ドレン
排出開閉弁13が前記電子制御部8と接続していること
を特徴とし、更に、ドレンが溜まったことを感知するド
レンセンサ27が前記ドレン排出開閉弁13に付設し、
前記電子制御部8と接続したことを特徴とし、更に、ア
フタークーラ29で発生するドレンを排出するドレン排
出開閉弁31とエアードライヤ30で発生するドレンを
排出するドレン排出開閉弁32を配設し、前記ドレン排
出開閉弁31、32にはドレンが溜まったときに信号を
発するドレンセンサを付設して前記ドレンセンサを含め
て前記電子制御部8と接続したことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】エアーコンプレッサとドレン排出
の制御を、一個所で集中して行うことを特徴とし、更
に、ドレン排出間隔を、可変にしたことを特徴とし、更
に、圧縮空気タンク4内の圧力低下の傾斜が比較的急な
場合にはエアーコンプレッサ5はアンローダ方式の運転
を行ってドレン排出はロード開始時に行い、圧縮空気タ
ンク4内の圧力低下の傾斜が比較的緩やかな場合にはエ
アーコンプレッサ5は圧力開閉方式の運転を行ってドレ
ン排出は電動機7のスイッチON時に行うことを特徴と
し、更に、ドレン排出を、ロード開始時に加えてアンロ
ード開始時に、また、スイッチON時に加えてスイッチ
OFF時に行うことを特徴とし、更に、ドレン排出に際
し、ドレン排出開閉弁13に付設したドレンセンサ27
の信号を最優先させることを特徴とし、更に、ドレン排
出に際し、ドレンセンサ27の信号があってドレン排出
を行った場合、ドレン排出後直ちに再度前記ドレンセン
サ27の状態を検出し、まだ検出状態にあるときは再び
ドレン排出を行うことを特徴とし、更に、ドレン排出に
際し、ドレン排出を指定回繰り返したときには本動作を
停止し、ドレン排出異常警報を発することを特徴とし、
更に、ドレン排出に際し、複数のドレン排出開閉弁1
3、31、32が同時に作動しないようにしたことを特
徴としている。
【0019】また、エアーコンプレッサとドレン排出の
制御を行う電子制御部8と、エアコンプレッサ5の制御
情報として圧縮空気タンク4に内蔵している圧力センサ
11と、ドレン排出の制御情報としてON/OFFの動
作をする電動機7と、同じくドレン排出の制御情報とし
てエアコンプレッサ5に付設してロードとアンロードの
選択をする空気調整弁6から構成され、前記圧力センサ
11と前記電動機7と前記空気調整弁6が前記電子制御
部8と接続していることを特徴とし、更に、ドレンが溜
まったことを感知するドレンセンサ27がドレン排出開
閉弁13に付設し、前記電子制御部8と接続しているこ
とを特徴とし、更に、ドレン排出開閉弁13、31、3
2が一つまたは複数個配設し、前記電子制御部8と接続
していることを特徴とし、更に、ドレン排出の制御情報
として、冷凍式エアードライヤ30のファンコントロー
ラ30eに付設して温度計35を配設し、前記電子制御
部8と接続していることを特徴とし、更に、前記エアー
コンプレッサ5の運転情報を記憶するEEPROM22
と、ドレン排出状態や必要な情報を表示する表示部9
と、ドレン試験排出が出来る試験スイッチを有する操作
部10を配設されていることを特徴としている。
【0020】
【実施例】本発明による、エアーコンプレッサとドレン
排出の制御方法および制御装置を実施例をあげて図面と
共に詳細に説明する。
【0021】(第1の実施例)図1は、本発明によるエ
アーコンプレッサとドレン排出の制御装置の第1の実施
例を示した構成図で、図5は、本発明によるエアーコン
プレッサとドレン排出の制御に際しての第1の実施例の
空気圧縮動作とドレン排出動作のタイムチャートであ
る。
【0022】これらの図から明らかなように、図1にお
いて、50は電子制御式エアーコンプレッサであり、電
動機7の回転運動をエアーコンプレッサ5に伝達するこ
とにより圧縮空気タンク4に圧縮空気を作り出してい
る。 この場合、圧縮空気タンク4に内蔵している圧力
センサ11で圧縮空気タンク4内の圧力を検出すること
により、エアーコンプレッサ5に付設している空気調整
弁6の開閉をしたりまたは電動機7のON/OFFの作
動をして、エアコンプレッサ5の制御をしている。 更
に、圧縮空気タンク4からの配管3を介して貯蔵された
圧縮空気を各種の空圧機械で使用している。
【0023】圧縮空気タンク4の下部には、ドレン排出
開閉弁13が付設されており、電子制御部8と接続して
この電子制御部8がドレン排出の制御を行っている。
【0024】これらの制御は、圧縮空気タンク4に内蔵
している圧力センサ11や電動機7や空気調整弁6と接
続している電子制御部8によって制御されているが、こ
の電子制御部8に接続されている各種センサ28は別と
して、構造に関しては、表示部9と操作部10を含め従
来と同一であるので詳細は省略する。
【0025】本発明によるエアーコンプレッサとドレン
排出の制御方法および制御装置は、前述したように構成
されており、以下に、その動作について説明する。
【0026】図5に見られるように、エアーコンプレッ
サの制御方法は、圧縮空気タンク4内の圧力低下の変化
によっているが、従来の技術と同じく、最初は圧力開閉
方式で制御され、以後何れの方式を選択するかは、比較
的圧縮空気の使用量が多い場合には(圧縮空気タンク4
内の圧力低下の傾斜が急な場合:Aの部分)アンローダ
方式を、比較的圧縮空気の使用量が少ない場合には(圧
縮空気タンク4内の圧力低下の傾斜が緩やかな場合:B
の部分)圧力開閉方式を選択している。
【0027】一方、ドレン排出の制御方法は、エアーコ
ンプレッサの制御に対応しており、圧力開閉方式で制御
されている場合は電動機7のスイッチをONにしたとき
に、アンローダ方式で制御されている場合にはロードに
したときにドレン排出の信号を電子制御部8が送るよう
になっている。図5の場合、ドレン排出の時間は一定に
なっているが、各種センサ28の情報により湿度が高い
・・・等のドレンの発生が多いという情報があれば、ド
レン排出の時間を各排出毎に変化させることも可能であ
る。 また、圧力開閉方式の場合は電動機7のスイッチ
をONにしたときに加えてOFFにしたとき、アンロー
ダ方式の場合には、ロードにしたときに加えてアンロー
ドにしたとき、ドレン排出の信号を電子制御部8が送る
ようにしてもよい。
【0028】(第2の実施例)図2は、本発明によるエ
アーコンプレッサとドレン排出の制御装置の第2の実施
例を示した構成図で、図6は、本発明によるエアーコン
プレッサとドレン排出の制御に際しての第2の実施例の
空気圧縮動作とドレン排出動作のタイムチャートであ
る。
【0029】第2の実施例の構成の中で第1の実施例と
異なる点は、ドレン排出開閉弁13に付設してドレンが
溜まったことを感知するドレンセンサ27を配設して、
電子制御部8に情報を送っていることである。
【0030】本発明によるエアーコンプレッサとドレン
排出の制御方法および制御装置は、前述したように構成
されており、以下に、その動作について説明する。
【0031】エアーコンプレッサの制御方法に関して
は、第1の実施例と同じである。一方、ドレン排出の制
御方法は、第1の実施例の制御方法に加え、ドレン排出
開閉弁13に付設したドレンセンサ27より信号が発生
すると(ア、イ)最優先で直ちにドレン排出(、)
をおこなつている。 更に、ドレンセンサ27の信号が
あってドレン排出を行った場合、ドレン排出後直ちに再
度ドレンセンサ27の状態を検出し、まだ検出状態にあ
るときは再びドレン排出()を行うということも行っ
ている。 この場合、ドレン排出を指定回繰り返したと
きには本動作を停止し、ドレン排出異常警報を発するよ
うなことも可能である。
【0032】尚、本実施例においては、ドレン排出の制
御を、第1の実施例の制御方法に加えて記載している
が、上記、ドレンセンサ27よりの信号による制御だけ
を単独で行ってもよい。
【0033】(第3の実施例)図3は、本発明によるエ
アーコンプレッサとドレン排出の制御装置の第3の実施
例を示した構成図である。
【0034】第3の実施例の構成の中で第1の実施例と
異なる点は、圧縮空気タンク4の下部に付設したドレン
排出開閉弁13に加え、アフタークーラ29に付設した
ドレン排出開閉弁31とエアードライヤ30に付設した
ドレン排出開閉弁32を配設していることである。 即
ち、複数のドレン排出開閉弁13、31、32を配設し
たということである。
【0035】本発明によるエアーコンプレッサとドレン
排出の制御方法および制御装置は、前述したように構成
されており、以下に、その動作について説明する。
【0036】エアーコンプレッサの制御方法に関して
は、第1の実施例と同一である。一方、ドレン排出の制
御方法は、ドレン排出開閉弁13に対する第1の実施例
の制御方法に加え、残りのドレン排出開閉弁31、32
がドレン排出開閉弁13と同時に作動しないようにする
ものである。 具体的には、図示していないがドレン排
出開閉弁31、32に付設したドレンセンサの信号によ
ってドレン排出開閉弁31、32を作動してもよいし、
その場合、作動のタイミングがドレン排出開閉弁13作
動のタイミングと一致する場合には1サイクル後らして
もよい。
【0037】(第3の実施の応用例)図4は、本発明に
よるエアーコンプレッサとドレン排出の第3の実施の応
用例を示した制御装置の構成図である。
【0038】本実施例は、第3の実施例のエアードライ
ヤ30の部分を詳細に示したもので、圧縮空気入口30
aが図3のアフタークーラ29からの配管に接続してお
り、圧縮空気出口30dが図3の配管3に接続してい
る。この場合、圧縮空気は、圧縮空気入口30aより熱
交換器30fに入り、外筒部30bで予冷され、飽和状
態となった圧縮空気は、内筒部30cに流れ込みフレオ
ンガス等の冷媒によって摂氏10度以下に冷却される。
この急激な冷却により内筒部30c内で水蒸気、油が
凝縮され、水滴となってドレン排出開閉弁32から排出
される。 除湿を完了した冷たい乾燥空気は再び熱交換
器30fに入り、外筒部30bで熱い圧縮空気により加
熱された乾燥空気となって圧縮空気出口30dから出て
いく。
【0039】一方、フレオンガス等の冷媒はコンプレッ
サ30kより、ファン30hで冷却しているコンデンサ
30iと二重熱交換器30jとドライヤ30gと熱交換
器30fを通り、二重熱交換器30jの中心を通ってコ
ンプレッサ30kに戻ってくる。
【0040】この例では、コンデンサ30iと二重熱交
換器30jの間に配設されファン30hの制御をしてい
るファンコントローラ30eに接続している温度計30
の温度を一定の温度で管理しているが、管理している温
度との差によりドレン排出開閉弁32から排出時間を調
節する等の応用が考えられる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、下記のような効果をあげることができる。1.
エアーコンプレッサの制御に合わせ、ドレン排出時間や
排出間隔を最適に制御するため無駄な排出動作が無くな
り、また、確実にドレンを排出出来るようになった。
2.必要な時点でのドレンの排出やドレン排出開閉弁の
同時作動の防止により、ドレン排出時の圧力が急激に低
下しないようになった。3.無駄なドレン排出動作を行
わないので、低消費電力化が可能となる。4.ドレン排
出のタイマー制御をエアーコンプレッサの電子制御部で
行うため、低コスト化がはかれるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエアーコンプレッサとドレン排出
の制御装置の第1の実施例を示した構成図
【図2】本発明によるエアーコンプレッサとドレン排出
の制御装置の第2の実施例を示した構成図
【図3】本発明によるエアーコンプレッサとドレン排出
の制御装置の第3の実施例を示した構成図
【図4】本発明によるエアーコンプレッサとドレン排出
の制御装置の第3の実施の応用例を示した構成図
【図5】本発明によるエアーコンプレッサとドレン排出
の制御に際しての第1の実施例の空気圧縮動作とドレン
排出動作のタイムチャート
【図6】本発明によるエアーコンプレッサとドレン排出
の制御に際しての第2の実施例の空気圧縮動作とドレン
排出動作のタイムチャート
【図7】従来のエアーコンプレッサとドレン排出の制御
装置の構成図
【図8】従来のエアーコンプレッサとドレン排出の制御
装置を構成している電子制御部の細部構成図
【図9】従来のエアーコンプレッサとドレン排出の制御
に際しての空気圧縮動作とドレン排出動作のタイムチャ
ート
【符号の説明】
1・・・・・電子制御式エアーコンプレッサ 2・・・・・ドレン自動排出装置 3・・・・・配管 4・・・・・圧縮空気タンク 5・・・・・エアーコンプレッサ 6・・・・・空気調整弁 7・・・・・電動機 8・・・・・電子制御部 9・・・・・表示部 10・・・・操作部 11・・・・圧力センサ 12・・・・タイマー 13・・・・ドレン排出開閉弁 14・・・・CPU 15・・・・クロック 16・・・・A/Dコンバータ 17・・・・I/O 18・・・・I/O 19・・・・I/O 20・・・・I/O 21・・・・ROM 22・・・・EEPROM 23・・・・RAM 24・・・・タイマー 25・・・・カレンダ時計 26・・・・システムバス 27・・・・ドレンセンサ 28・・・・各種センサ 29・・・・アフタークーラ 30・・・・エアードライヤ(冷凍式エアードライヤ) 30a・・・圧縮空気入口 30b・・・外筒部 30c・・・内筒部 30d・・・圧縮空気出口 30e・・・ファンコントローラ 30f・・・熱交換器 30g・・・ドライヤ 30h・・・ファン 30i・・・コンデンサ 30j・・・二重熱交換器 30k・・・コンプレッサ 31・・・・ドレン排出開閉弁 32・・・・ドレン排出開閉弁 35・・・・温度計 50・・・・電子制御式エアーコンプレッサ 60・・・・電子制御式エアーコンプレッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−127872(JP,A) 特開 平4−50481(JP,A) 特開 平3−984(JP,A) 実開 昭55−121983(JP,U) 実開 平5−983(JP,U) 実開 昭59−148491(JP,U) 特公 昭63−19759(JP,B2) 特公 昭49−10361(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16T 1/00 F04B 41/02 F04B 49/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアーコンプレッサ(5)の作動の制御
    前記エアーコンプレッサ(5)によって作り出された圧
    縮空気を貯溜している圧縮空気タンク(4)で発生した
    ドレンを排出するドレン排出開閉弁(13)のドレン排
    出の制御を一箇所で集中して行い、前記圧縮空気タンク
    (4)内の圧力低下の傾斜が比較的急な場合には電動機
    (7)を常時運転して空気調整弁(6)の開閉で圧縮空
    気の圧力が一定の幅を確保するように前記エアーコンプ
    レッサ(5)はアンローダ方式の運転を行って前記ドレ
    ン排出開閉弁(13)のドレン排出はロード関始時に行
    い、前記圧縮空気タンク(4)内の圧力低下の傾斜が比
    較的緩やかな場合には前記電動機(7)をON/OFF
    にすることで圧縮空気の圧力が一定の幅を確保するよう
    に前記エアーコンプレッサ(5)は圧力開閉方式の運転
    を行って前記ドレン排出開閉弁(13)のドレン排出は
    前記電動機(7)のスイッチON時に行うことを特徴と
    するエアーコンプレッサとドレン排出の制御方法。
  2. 【請求項2】前記圧縮空気タンク(4)で発生したドレ
    ンを排出する前記ドレン排出開閉弁(13)のドレン排
    出の制御に加えてアフタークーラ(29)とエアードラ
    イヤ(30)で発生したドレンを排出するドレン排出開
    閉弁(31、32)のドレン排出の制御を一箇所で集中
    して行い、前記圧縮空気タンク(4)と前記アフターク
    ーラ(29)と前記エアードライヤ(30)で発生した
    ドレンを排出するに際し、前記ドレン排出開閉弁(1
    3)のドレン排出と前記ドレン排出開閉弁(31、3
    2)に付設した機器からドレンが溜まったとの信号によ
    る二つの前記ドレン排出開閉弁(31、32)のうちの
    何れか一方のドレン排出のタイミングが一致した場合に
    は、前記ドレン排出開閉弁(31、32)のドレン排出
    を1サイクル後にずらすことを特徴とする請求項1に記
    載のエアーコンプレッサとドレン排出の制御方法。
  3. 【請求項3】エアーコンプレッサ(5)の作動の制御
    前記エアーコンプレッサ(5)によって作り出された圧
    縮空気から色々な場所で発生したドレンを排出するすべ
    てのドレン排出の制御を一箇所で集中して行う電子制御
    部(8)と、前記エアコンプレッサ(5)が圧力開閉方
    式またはアンローダ方式の制御を選択するために圧力に
    関する情報を送る圧縮空気タンク(4)に内蔵された
    力センサ(11)と、前記エアーコンプレッサ(5)の
    動力源である電動機(7)と、前記エアコンプレッサ
    (5)に付設しアンローダ方式の制御を行う際のロード
    とアンロード選択する空気調整弁(6)と、前記圧縮
    空気タンク(4)で発生するドレンをアンローダ方式の
    制御に際してはロード開始時に排出し圧力開閉方式の制
    御に際しては前記電動機(7)のスイッチON時に排出
    するドレン排出開閉弁(13)を配設し、前記圧力セン
    サ(11)と前記電動機(7)と前記空気調整弁(6)
    と前記ドレン排出開閉弁(13)が前記電子制御部
    (8)と接続していることを特徴とするエアーコンプレ
    ッサとドレン排出の制御装置。
  4. 【請求項4】ドレンが溜まったことを感知するドレンセ
    ンサ(27)が前記ドレン排出開閉弁(13)に付設
    し、前記電子制御部(8)と接続したことを特徴とする
    請求項3に記載のエアーコンプレッサとドレン排出の制
    御装置。
  5. 【請求項5】アフタークーラ(29)で発生するドレン
    を排出するドレン排出開閉弁(31)とエアードライヤ
    (30)で発生するドレンを排出するドレン排出開閉弁
    (32)を配設し、前記ドレン排出開閉弁(31、3
    2)にはドレンが溜まったときに信号を発するドレンセ
    ンサを付設して前記ドレンセンサを含めて前記電子制御
    部(8)と接続したことを特徴とする請求項4に記載の
    エアーコンプレッサとドレン排出の制御装置。
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