JP5588780B2 - 疑似低音の発生器および発生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、疑似低音の発生技術に関する。
スピーカやヘッドホン(以下、スピーカと総称する)から、その帯域より低い低音を発生させる手法として、疑似低音が利用される。再生したい低音の周波数をf1とするとき、f1の2倍の周波数f2と、f1の3倍の周波数f3をスピーカに入力すると、その差周波(f3−f2)、つまりもとの周波数f1をユーザ(聴取者)が知覚することができる。
たとえば50Hz以下の帯域が再生できないスピーカに対して、2倍波100Hzと3倍波150Hzの信号を入力すると、聴取者はあたかも50Hzの音声が再生されているように知覚する。
特開2005−318598号公報 特開2008−304670号公報 特開2009−44655号公報
本発明者は、こうした疑似低音発生器について検討を行った結果、以下の課題を認識するに至った。図1(a)、(b)は、比較技術に係る疑似低音発生器の構成を示すブロック図および動作波形である。疑似低音発生器200は、DSP(Digital Signal Processor)で構成される。疑似低音発生器200は、HPF(ハイパスフィルタ)202、210、LPF(ローパスフィルタ)204、218、絶対値回路206、クリップ回路208、乗算器212、214、加算器216、220を備える。HPF202、210は、入力された信号の低周波成分を除去する。LPF204、218は、入力された信号の高周波成分を除去する。加算器216、220は、2つの入力信号を加算する。絶対値回路206は、入力された信号の絶対値を出力する。クリップ回路208は、入力された信号を、正負それぞれのリミット値でクリップ(クランプ)する。乗算器212、214はそれぞれ、入力された信号に所定の係数を乗算する。
図1(b)には、入力信号SIN、絶対値回路206およびクリップ回路208の出力信号S1、S2の波形がそれぞれ示される。絶対値回路206の出力信号S1は、入力信号(基本波成分ともいう)SINと、入力信号SINの2倍波を含む偶数次高調波を主成分とする。クリップ回路208の出力信号S2は、基本波成分SINと、入力信号SINの3倍波を含む奇数次高調波を主成分とする。
図1の回路では、信号S1、S2はともに基本波成分SINを含んでいるため、基本波成分SINの振幅が大きくなると、加算器216、加算器220あるいは後段の回路において、オーバーフローが発生するおそれがある。オーバーフローが発生すると、オーディオ信号は歪み、音質が劣化する。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的は、音質の劣化を抑制した疑似低音発生器の提供にある。
本発明のある態様は、疑似低音発生器に関する。疑似低音発生器は、入力信号に応じた信号の絶対値を出力する絶対値回路と、入力信号に応じた信号を、正負それぞれのリミット値でクリップするクリップ回路と、入力信号に応じた信号に所定の係数を乗算する第1乗算器と、クリップ回路の出力信号から第1乗算器の出力信号を減算する第1加算器と、第1加算器の出力信号に応じた信号と、絶対値回路の出力信号に応じた信号を加算する第2加算器と、入力信号と第2加算器の出力信号に応じた信号を加算する第3加算器と、を備える。疑似低音発生器は、第3加算器の出力信号に応じた信号を出力する。
この態様によると、第1加算器によって、クリップ回路の出力信号の基本波成分を減衰させることができる。したがって基本波成分の振幅が大きい場合であっても、各加算器においてオーバーフローが発生するのを抑制でき、ひいては音質の劣化を抑制できる。
「信号A応じた信号B」とは、信号Aそのものであってもよいし、信号Aにある信号処理を施した信号であってもよい。
クリップ回路に設定される正負それぞれのリミット値が、正負それぞれのピーク値のβ(βは実数の定数)倍に設定されるとき、定数βと所定の係数αは、
0.95<α+β<1.25
となる関係を満たすことが望ましい。
この関係を満たすとき、基本波成分を好適に減衰させることができる。
本発明のある態様も、疑似低音発生器に関する。疑似低音発生器は、入力信号に応じた信号の絶対値を出力する絶対値回路と、入力信号に応じた信号を、正負それぞれのリミット値でクリップするクリップ回路と、入力信号に応じた信号に所定の係数を乗算する第1乗算器と、絶対値回路の出力信号から第1乗算器の出力信号を減算する第1加算器と、第1加算器の出力信号に応じた信号と、クリップ回路の出力信号に応じた信号を加算する第2加算器と、入力信号と第2加算器の出力信号に応じた信号を加算する第3加算器と、を備え、第3加算器の出力信号に応じた信号を出力する。
この態様によると、第1加算器によって、絶対値回路の出力信号の基本波成分を減衰させることができる。したがって基本波成分の振幅が大きい場合であっても、各加算器や後段の信号処理においてオーバーフローが発生するのを抑制でき、ひいては音質の劣化を抑制できる。
本発明のさらに別の態様も、疑似低音発生器に関する。この疑似低音発生器は、入力信号に応じた信号の絶対値を出力する絶対値回路と、入力信号に応じた信号を、正負それぞれのリミット値でクリップするクリップ回路と、絶対値回路の出力信号に応じた信号とクリップ回路の出力信号に応じた信号とを加算する第2加算器と、入力信号と第2加算器の出力信号に応じた信号を加算する第3加算器と、第3加算器の出力信号から疑似再生したい周波数成分をカットする出力ハイパスフィルタと、を備える。
この態様によると、 出力ハイパスフィルタによって、絶対値回路の出力信号の基本波成分を減衰させることができる。したがって基本波成分の振幅が大きい場合であっても、後段の信号処理においてオーバーフローが発生するのを抑制でき、ひいては音質の劣化を抑制できる。
疑似低音発生器は1つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る疑似低音発生器によれば、音質の劣化を抑制できる。
図1(a)、(b)は、比較技術に係る疑似低音発生器の構成を示すブロック図および動作波形である。 第1の実施の形態に係る疑似低音発生器の構成を示すブロック図である。 図2の疑似低音発生器の動作波形図である。 図2の疑似低音発生器の出力信号に含まれる再生不可低周波成分のスペクトルの大きさと係数αの関係を示す図である。 第2の実施の形態に係る疑似低音発生器の構成を示すブロック図である。 図6(a)、(b)は、図2の第2LPFの構成例を示すブロック図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態に係る疑似低音発生器100の構成を示すブロック図である。疑似低音発生器100は、デジタルのオーディオ入力信号(以下、単に入力信号という)SINを受け、信号処理を施すことにより疑似低音再生処理を行う。疑似低音発生器100の出力信号SOUTは、後段の図示しないD/Aコンバータによってアナログのオーディオ信号に変換され、スピーカやヘッドホンなどの図示しない電気音響変換素子へと供給される。この電気音響変換素子は、低域の再生能力に乏しく、たとえば50Hzより低い、あるいは100Hzより低い周波数成分(以下、再生不可低周波数と称する)の信号(再生不可低周波信号)を再生することができない。かかる状況において疑似低音発生器100は、あたかもスピーカから再生不可低周波信号が再生されているかのように、ユーザに再生不可低周波信号を知覚させる。
以下、疑似低音発生器100の構成を説明する。
疑似低音発生器100は、第1HPF12、第1LPF14、絶対値回路16、クリップ回路18、第2HPF20、第2乗算器22、第3乗算器24、第2加算器26、第2LPF28、第3加算器30、第1乗算器32、第1加算器34を備える。
第1LPF14は、入力信号SINから、疑似再生したい周波数成分、つまり再生不可低周波数よりも高い周波数成分をカットする。カットとは、完全に除去することのみでなく、減衰させることも含む。第1LPF14によって再生不能低周波信号が抽出される。第1HPF12は、入力信号SINから、疑似再生したい再生不可低周波数よりも低い周波数成分(超低周波成分)をカットする。第1HPF12を設けることにより、後段の回路が効率よく信号処理を行うことが可能となる。
第1HPF12および第1LPF14を経た入力信号SINに応じた信号を、基本低周波信号SIN’という。第1HPF12と第1LPF14は入れ替えてもよい。
絶対値回路16は、基本低周波信号SIN’を受ける。絶対値回路16は、基本低周波信号SIN’の絶対値(以下、第1信号)S1を出力する。つまり絶対値回路16によって基本低周波信号SIN’が全波整流される。第2HPF20は第1信号S1の直流成分をカットする。第2乗算器22は、第2乗算器22の出力信号に所定の係数を乗算する。
クリップ回路18は、入力信号SIN’を、正負それぞれのリミット値でクリップする。正負それぞれのリミット値は、入力信号SIN’の正負それぞれのピークレベルのβ(0<β<1)倍に設定される。たとえばβの値は0.7である。
第1乗算器32は、入力信号SIN’に所定の係数αを乗算する。β=0.7のとき、α=0.3〜0.5が好ましい。
第1加算器34は、クリップ回路18の出力信号(第2信号)S2から第1乗算器32の出力信号(第3信号)S3を減算する。第3乗算器24は、第1加算器34の出力信号(第4信号)S4に所定の係数を乗算する。
第2加算器26は、第1信号S1に応じている第2乗算器22の出力信号S1’と、第4信号S4に応じている第3乗算器24の出力信号S4’を加算し、第5信号S5を生成する。第2LPF28は、第5信号S5から、再生不能低周波の4倍以上の周波数成分をカットする。基本低周波信号SIN’の高調波成分は本来的には、歪み成分であるため、疑似低音再生に必要な2次高調波と3次高調波以外の、4次高調波以上をカットすることにより、歪みを低下させることができる。
第3加算器30は、もとの入力信号SINと、第2LPF28を経た第5信号S5に応じた信号S5’を加算する。疑似低音発生器100は、第3加算器30の出力信号に応じた信号SOUTを後段の回路へと出力する。
以上が疑似低音発生器100の構成である。続いてその動作を説明する。
図3は、図2の疑似低音発生器100の動作波形図である。図3の縦軸および横軸は、理解を容易とするために適宜拡大、縮小したものであり、また示される各波形も、理解の容易のために簡略化されている。その他の図も同様である。入力信号SINは、20Hz程度の低周波から17kHz程度の高周波まで含むオーディオ信号である。
基本低周波信号SIN’は、疑似再生の対象となる50Hzから100Hz程度の再生不可低周波成分を含む。図3では、理解の容易化のため、再生不可低周波信号SIN’のある単一周波数のスペクトル成分のみを抽出して示している。
図3に示すように、第2信号S2は、基本低周波信号SIN’をクリップ(クランプ)した波形であるため、基本低周波信号SIN’と波形が近似しており、したがって再生不可低周波のスペクトル成分を多く含んでいる。パラメータβの値が1に近いほど、このスペクトル成分は大きくなる。
図1の比較技術に係る疑似低音発生器200においては、第2信号S2に含まれる再生不可低周波成分が大きいことによって、加算器216や加算器220および後段の回路において、オーバーフローが発生しやすくなっていた。
これに対して、図2の疑似低音発生器100では、第2信号S2から、基本低周波信号SIN’をα倍した第3信号S3を減算することにより、再生不可低周波成分を除去し、実効的な信号の振幅を小さくすることができる。その結果、疑似低音発生器100の内部およびその後段においてオーバーフローが発生するのを抑制することができる。さらにオーバーフローが低減されることにより音質の劣化を抑制することができる。なお再生不可低周波成分を除去したとしても、それは後段のスピーカやヘッドホンからは直接再生されないため、聴覚上の影響はほとんどない。
図2の疑似低音発生器100において、第1乗算器32および第1加算器34により再生不可低周波成分を除去する効果は、クリップ回路18に設定されるパラメータβと第1乗算器32に設定される係数αに応じて変化する。図4は、図2の疑似低音発生器100の出力信号SOUTに含まれる再生不可低周波成分のスペクトルの大きさと係数αの関係を示す図である。図4の関係はβ=0.7の場合を示す。
この場合、α=0.4が再生不可低周波成分を最も効果的に除去することができ、好ましい。実用的にはα=0.3〜0.5程度に設定することが望ましい。
好ましい係数αの値は、パラメータβとの関係に応じて変化する。本発明者は2つのパラメータの組み合わせについて検討した結果、
0.95<α+β<1.25
なる関係を満たすときに、再生不可低周波成分を効果的に除去できることを見いだした。たとえばβ=0.8であれば、α=0.15〜0.45程度が望ましい。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態に係る疑似低音発生器100aの構成を示すブロック図である。疑似低音発生器100aは、図2の疑似低音発生器100から第1乗算器32、第1加算器34を省略し、代わりに出力ハイパスフィルタ36を備える。
第2加算器26は、絶対値回路16の出力信号S1に応じた信号と、クリップ回路18の出力信号S2に応じた信号を加算する。第2LPF28は第2加算器26の出力信号S6から、再生不能低周波の4倍以上の周波数成分をカットする。第3加算器30は、第2LPF28の出力信号と、もとのオーディオ信号SINを加算する。出力ハイパスフィルタ36は、第3加算器30の出力信号(第7信号)S7から、疑似再生したい再生不可低周波成分をカットする。つまり、図2の疑似低音発生器100と図5の疑似低音発生器100aとでは、再生不可低周波成分をカットする位置が異なっている。図5の疑似低音発生器100aによれば、疑似低音発生器100aの後段において発生するおそれのあるオーバーフローを抑制することができる。
図6(a)、(b)は、図2の第2LPF28の構成例を示すブロック図である。図6(a)に示すように第2LPF28は、直列に接続された2つの2次IIR(Infinite Impulse Response)フィルタ28a、28bを備える。2つのIIRフィルタのうち、一方、たとえば後段をスルーとすることにより、2次フィルタとして利用することができる。
図6(b)は、2次IIRフィルタの構成が示される。2次IIRフィルタは、複数の遅延素子D1〜D4と、加算器29と、係数回路B0〜B2、A1、A2を含む。遅延素子D1〜D4は、入力された信号を遅延させる。係数回路B0〜B2、A1、A2はそれぞれ、入力された値に、係数B0〜B2、A1、A2を乗算する。加算器29は、係数回路B0〜B2、A1、A2の出力信号を加算する。2次IIRフィルタをスルー状態とするためには、B0=1、A1=A2=B1=B2とすればよい。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセス、それらの組み合わせには、さまざまな変形例が存在しうる。以下、こうした変形例について説明する。
一例として、図2の疑似低音発生器100と図5の疑似低音発生器100aを組み合わせてもよい。つまり図2の疑似低音発生器100の後段に、出力ハイパスフィルタ36を設けてもよい。
また図2において、第1加算器34を、絶対値回路16もしくは第2HPF20の後段に配置してもよい。このとき第1加算器34は、第1信号S1に応じた信号から、第3信号S3を減算し、第2乗算器22へと出力してもよい。この場合も、オーバーフローを好適に抑制できる。
実施の形態において示される周波数も例示であり、スピーカの種類、能力に応じてこれらの数値は当然に変化しうる。
実施の形態にもとづき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100…疑似低音発生器、12…第1HPF、14…第1LPF、16…絶対値回路、18…クリップ回路、20…第2HPF、22…第2乗算器、24…第3乗算器、26…第2加算器、28…第2LPF、30…第3加算器、32…第1乗算器、34…第1加算器、36…出力ハイパスフィルタ。

Claims (12)

  1. 入力信号に応じた信号の絶対値を出力する絶対値回路と、
    前記入力信号に応じた信号を、正負それぞれのリミット値でクリップするクリップ回路と、
    前記入力信号に応じた信号に所定の係数を乗算する第1乗算器と、
    前記クリップ回路の出力信号から前記第1乗算器の出力信号を減算する第1加算器と、
    前記第1加算器の出力信号に応じた信号と、前記絶対値回路の出力信号に応じた信号を加算する第2加算器と、
    前記入力信号と前記第2加算器の出力信号に応じた信号を加算する第3加算器と、
    を備え、前記第3加算器の出力信号に応じた信号を出力することを特徴とする疑似低音発生器。
  2. 前記クリップ回路に設定される正負それぞれのリミット値が、正負それぞれのピーク値のβ(βは実数の定数)倍に設定されるとき、定数βと前記所定の係数αは、
    0.95<α+β<1.25
    なる関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の疑似低音発生器。
  3. 前記入力信号に応じた信号は、前記入力信号から、疑似再生したい周波数成分よりも高い周波数成分をカットした信号であることを特徴とする請求項1または2に記載の疑似低音発生器。
  4. 前記入力信号に応じた信号は、前記入力信号から、疑似再生したい周波数成分よりも低い周波数成分をカットした信号であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の疑似低音発生器。
  5. 前記絶対値回路の出力信号に応じた信号は、前記絶対値回路の出力信号から直流成分を除去した信号であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の疑似低音発生器。
  6. 前記第2加算器の出力信号に応じた信号は、前記第2加算器の出力信号から、疑似再生したい周波数成分の4倍以上の周波数成分をカットした信号であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の疑似低音発生器。
  7. 前記第2加算器の出力信号から、疑似再生したい周波数成分の4倍以上の周波数成分をカットするローパスフィルタをさらに備え、
    前記ローパスフィルタは、直列に接続された2つの2次IIR(無限インパルス応答)フィルタを含むことを特徴とする請求項6に記載の疑似低音発生器。
  8. 前記2次IIRフィルタは、
    当該2次IIRフィルタの入力信号を遅延させる第1遅延素子と、
    前記第1遅延素子の出力信号を遅延させる第2遅延素子と、
    当該2次IIRフィルタの出力信号を遅延させる第3遅延素子と、
    前記第3遅延素子の出力信号を遅延させる第4遅延素子と、
    前記入力信号に第1係数を乗ずる第1係数回路と、
    前記第1遅延素子の出力に第2係数を乗ずる第2係数回路と、
    前記第2遅延素子の出力に第3係数を乗ずる第3係数回路と、
    前記第3遅延素子の出力に第4係数を乗ずる第4係数回路と、
    前記第4遅延素子の出力に第5係数を乗ずる第5係数回路と、
    前記第1から第5係数回路の出力を加算し、前記出力信号を生成する加算器と、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の疑似低音発生器。
  9. 入力信号に応じた信号の絶対値である第1信号として生成するステップと、
    前記入力信号に応じた信号を、正負それぞれのリミット値でクリップして第2信号を生成するステップと、
    前記入力信号に応じた信号に所定の係数を乗算して第3信号を生成するステップと、
    前記第2信号から前記第3信号を減算して第4信号を生成するステップと、
    前記第1信号に応じた信号と前記第4信号に応じた信号を加算して第5信号を生成するステップと、
    前記入力信号と前記第5信号に応じた信号を加算するステップと、
    を備えることを特徴とする疑似低音発生方法。
  10. 前記正負それぞれのリミット値が正負それぞれのピーク値のβ(βは実数の定数)倍に設定されるとき、定数βと前記所定の係数αは、
    0.95<α+β<1.25
    なる関係を満たすことを特徴とする請求項9に記載の疑似低音発生方法。
  11. 入力信号に応じた信号の絶対値を出力する絶対値回路と、
    前記入力信号に応じた信号を、正負それぞれのリミット値でクリップするクリップ回路と、
    前記絶対値回路の出力信号に応じた信号と前記クリップ回路の出力信号に応じた信号とを加算する第2加算器と、
    前記入力信号と前記第2加算器の出力信号に応じた信号を加算する第3加算器と、
    前記第3加算器の出力信号から疑似再生したい周波数成分をカットする出力ハイパスフィルタと、
    を備えることを特徴とする疑似低音発生器。
  12. 入力信号に応じた信号の絶対値である第1信号を生成するステップと、
    前記入力信号に応じた信号を、正負それぞれのリミット値でクリップして第2信号を生成するステップと、
    前記第1信号に応じた信号と前記第2信号に応じた信号を加算して第6信号を生成するステップと、
    前記入力信号と前記第6信号に応じた信号を加算し、第7信号を生成するステップと、
    前記第7信号から疑似再生したい周波数成分をカットするステップと、
    を備えることを特徴とする疑似低音発生方法。
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