JP5587718B2 - コンデンサ固定構造、樹脂成型ケース、およびノイズ除去装置 - Google Patents

コンデンサ固定構造、樹脂成型ケース、およびノイズ除去装置 Download PDF

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Description

本発明はコンデンサ固定構造、コンデンサ固定構造を用いた樹脂成型ケース、および樹脂成型ケースを用いたノイズ除去装置に関する。
コンデンサを具備する金属ケースアース製の箱形のノイズ除去装置に用いる内部素子のコンデンサは、ノイズ除去装置に固定する必要がある。
これは、コンデンサを固定しないと、ノイズ除去装置を取り付けたテレビ等の製品が振動した場合に、その振動が伝播してコンデンサを取り付けたノイズ除去装置全体が振動し、固定していないコンデンサが誘導されて振動し、コンデンサの周囲の装置のケース等にぶつかり、可聴域の振動音を発することがあるためである。
ここで、ノイズ除去装置に用いるコンデンサを固定する方法としては、以下のような方法が知られている。
1つは固定具を用いてコンデンサを固定する方法である。
この方法には、バンド等の固定具をコンデンサに取り付け、固定具をネジ止めする方法(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4)と、ネジを用いずに、嵌合等の構造によって固定具を固定する方法(特許文献5、特許文献6)がある。
もう1つの方法は、固定具を用いることなく、コンデンサに雌ネジを設け、コンデンサを直接ネジ止めする方法である(特許文献7)。
さらにもう1つの方法は、接着剤を用いてコンデンサを接着固定する方法である(特許文献8、特許文献9)。
また、もう一つの方法は、コンデンサを固定する筐体としてオスの筐体とメスの筐体を用い、突起片をオスの筐体とメスの筐体の夫々に設け、それら筐体でコンデンサを挟みこみ、筐体の突起片をコンデンサ本体の側壁に押し当てる方法である(特許文献10)。
実開平07−22532号公報 特開平08−148364号公報 特開2001−116294号公報 特開2005−109152号公報 特開平06−89832号公報 特開2010−123651号公報 特開2001−135547号公報 特開平10−4657号公報 特開2002−208532号公報 特開2009−253009号公報
しかしながら、上記の固定方法には以下のような問題があった。
まず、コンデンサをネジや固定金具で固定する方法では、コンデンサにネジ止め用の穴を設けたり、固定金具を用意してその金具にネジ固定機構や嵌合機構を設けたりする必要がある。
そのため、コンデンサへのネジ止め用の穴の形成、または固定金具およびネジの取り付けが必要となり、製造加工時間がかさみ、製造費用が増大していた。
また、コンデンサを接着する方法では、コンデンサや固定冶具への接着剤の塗布および硬化という工程が必要となるため、やはり製造加工時間がかさみ、製造費用が増大していた。
一方、2つの筐体でコンデンサを挟み込んで固定する構造は、2つの雌雄の筐体が対で必要となり製造費用が増大していた。
また、挟み込むという構造から、挟んでいる方向には固定されるが、挟んでいる方向と垂直な方向の力を受けるとコンデンサの位置がずれやすいという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来よりも製造費用と加工時間が短く、かつ単純な構造で確実にコンデンサを保持可能なコンデンサ固定構造を提供することにある。
上記した課題を解決するため、本発明の第1の態様は、上壁が開放され、コンデンサを収納可能な箱型のケースと、前記ケースの底壁に、前記上壁側に突出して設けられ、前記コンデンサを前記上壁側に押し上げるバネ状の押し上げ片と、前記ケースの側壁に設けられ、前記コンデンサの上壁側への移動を規制すると共に、前記押さえ片と協働して前記コンデンサを挟み込むバネ状の係止爪と、前記ケースの少なくとも1つの側壁に、前記1つの側壁と対向する他の側壁側へ突出して設けられ、前記他の側壁側へ前記コンデンサを押圧すると共に、前記他の側壁と協働して前記コンデンサを挟み込むバネ状の押さえ片と、を有することを特徴とするコンデンサ固定構造である。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載のコンデンサ固定構造を有することを特徴とする樹脂成型ケースである。
本発明の第3の態様は、アース用の金属ケースと、前記金属ケース上に設けられた、第2の態様に記載の樹脂成型ケースと、を有することを特徴とするノイズ除去装置である。
本発明によれば、従来よりも製造費用と加工時間が短く、かつ単純な構造で確実にコンデンサを保持可能なコンデンサ固定構造を提供することができる。
本実施形態に係るコンデンサ固定構造1およびこの構造を用いた樹脂成型ケース10およびその樹脂成型ケース10を用いたノイズ除去装置100を示す斜視図である。 図1のコンデンサ固定構造1を示す部分斜視図である。 図1において、コンデンサ固定構造1にコンデンサ200を実装した状態を示す部分斜視図である。
以下、図面を参照して本発明に好適な実施形態について詳細に説明する。
まず、本実施形態にかかるコンデンサ固定構造1を有する樹脂成型ケース10を搭載したノイズ除去装置100の概略構造について、図1を参照して説明する。
ここでは、ノイズ除去装置100として、テレビ等に搭載されるノイズ除去装置が例示されている。
図1に示すように、ノイズ除去装置100は、アース用の金属ケース9と、金属ケース9上に設けられた、コンデンサ固定用の樹脂成型ケース10、トロイダルコアを有するインダクタ固定用の樹脂成型ケース16を有している。
コンデンサ固定用の樹脂成型ケース10はプラスチック等の、弾性と絶縁性を有する樹脂を一体成型したものであり、中央部には後述するコンデンサ200を固定するためのコンデンサ固定構造1が一体成型されている。
次に、図1〜図3を参照して、コンデンサ固定構造1の構造について説明する。
まず、コンデンサ固定構造1の構造の概略について説明する。
図1および図2に示すように、コンデンサ固定構造1は、上壁3aが開放された箱型のケース2と、ケース2の底壁3bに設けられ、コンデンサ200を上壁側に押し上げるバネ状の押し上げ片5a、5bを有している。
コンデンサ固定構造1は、また、ケース2の側壁3d、3eに設けられ、コンデンサ200の上壁3a側への移動を規制すると共に、押し上げ片5a、5bと協働してコンデンサ200を挟み込むバネ状の係止爪4a、4bと、ケース2の側壁3cに、側壁3cと対向する側壁3f側へ突出して設けられ、側壁3f側へコンデンサ200を押圧すると共に、側壁3fと協働してコンデンサ200を挟み込むバネ状の押さえ片7を有している。
また、側壁3fは、コンデンサ200のリード201等(図3参照)を通すための開口部18を有しており、開口部18は、押さえ片7と対向するように設けられ、押さえ片7と協働してコンデンサ200を挟み込む板状の衝立12a、12bを有している。
次に、図1および図2を参照して、コンデンサ固定構造1の各構成要素について、さらに詳細に説明する。
まず、ケース2の形状について説明する。
図1および図2に示すように、ケース2は、固定対象であるコンデンサの外形に対応した形状、ここでは箱型の立方体形状を有しており、底壁3b、側壁3c、3d、3e、3fで箱型形状を構成している。
なお、図1から明らかなように、側壁3cと側壁3fが互いに対向しており、側壁3dと3eも互いに対向している。
また、ケース2の底壁3bは、押し上げ片5a、5b、係止爪4a、4b、および押さえ片7の、上壁3a側からの投影面(図1および図2のX−Y投影面)に対応する位置に、該投影面に対応する形状を有する貫通穴(スリット15a、15b)、貫通穴14a、14b、および貫通穴17をそれぞれ有している。
貫通穴(スリット15a、15b)、貫通穴14a、14b、および貫通穴17は、投影面よりも面積が大きくなるように(例えば一回り大きく)形成されている。
このように、貫通穴を設けることにより、コンデンサ固定構造1を1方向(ここではZ方向)にのみ可動する樹脂成型金型により一体成型することができ、コンデンサ固定構造1の製造費用および製造時間を削減することができる。
次に、押し上げ片5a、5bの形状について説明する。
押し上げ片5a、5bは、図1および図2から明らかなように、底壁3bに形成されたコの字型のスリット15a、15bに囲まれた領域を形成する板バネである。
より詳細に説明すると、スリット15a、15bは、両端が側壁3cに達しており、押し上げ片5a、5bの一端は、側壁3cに固定され、一体成型されている。
また、図2に示すように、押し上げ片5a、5bは途中で折曲した形状を有しており、一端が側壁3cに固定され、上壁3aに向けて斜めに突出した第1の押し上げ片6a、6bと、第1の押し上げ片6a、6bの他端に設けられ、底壁3bに平行になるように、かつ底壁3bよりも上壁3a側に位置するように設けられた第2の押し上げ片8a、8bとを有している。
次に、係止爪4a、4bの構造について説明する。
図1および図2に示すように、係止爪4a、4bは逆L字型の形状を有する板バネであり、互いに対向する側壁3d、3eにそれぞれ一体成型されている。
また、係止爪4a、4bは一端が側壁3d、3eの開放端(頭頂部)に固定されて一体成型されており、他端がケース2の内側を向くように設けられている。
さらに、係止爪4a、4bの他端の上面は、テーパ形状を有するテーパ部21a、21bを形成している。
次に、押さえ片7の構造について、説明する。
図1および図2に示すように、押さえ片7は側壁3c(1つの側壁)に一体成型され、鋭角を有する山形の形状を有する板バネであり、その一端が側壁3cの開放端(頭頂部)から突き出され、他端が、側壁3cと対向する側壁3f(他の側壁)側に突出して設けられている。
なお、図1および図2では、押さえ片7は側壁3cにのみ設けられているが、さらに側壁3dや側壁3eに設けてもよい。
以上がコンデンサ固定構造1の各構成要素の説明である。
次に、コンデンサ固定構造1へのコンデンサ200の実装の手順について図1〜図3を参照して説明する。
まず、図3に示すような箱型のコンデンサ200を用意し、リード201が設けられた面が側壁3fに対向する向きにして、コンデンサ200を上壁3a側から図3の矢印Aの向きに移動させて、ケース2内に挿入する。
この際、コンデンサ200の底面の角部は、係止爪4a、4bの上面と接触するが、前述のように係止爪4a、4bは板バネであり、上面がテーパ部21a、21bとなっている。
そのため、係止爪4a、4bはコンデンサ200の底面の角部によって外側に押し広げられ、コンデンサ200は係止爪4a、4bのテーパ部21a、21bと接触しつつ、移動を続ける。
同時に、コンデンサ200の、側壁3cと対向する面は、押さえ片7と接触するが、押さえ片7も板バネであるため、鋭角部分の角度が小さくなるように側壁3c側に押し込まれ、コンデンサ200は押さえ片7と接触しつつ、移動を続ける。
コンデンサ200の上端が係止爪4a、4bを乗り越えると、係止爪4a、4bはバネの弾性により、内側に戻り、コンデンサ200の上面と接触して、コンデンサ200の上壁3a側への移動を阻止する。
さらに、この状態ではコンデンサ200の底面は押し上げ片5a、5bに接触し、押し上げ片5a、5bは、コンデンサ200を上壁3a側(図3の矢印Bの向き)に押圧する。
そのため、コンデンサ200は、押し上げ片5a、5bによって係止爪4a、4bに押し付けられた状態となっており、係止爪4a、4bと押し上げ片5a、5bとで挟み込まれ、図3の矢印AおよびBの向きへの移動(Z方向への移動)を規制されている。
また、係止爪4a、4bは互いに対向するように設けられているため、コンデンサ200がコンデンサ固定構造1に実装された状態(図3に示す状態)ではコンデンサ200を挟み込んで固定している(X方向への移動を規制している)。
さらに、この状態では、押さえ片7はコンデンサ200の側壁3cと対向する面と接触して、側壁3cと対向する側壁3f(衝立12a、12b)側、即ち図3の矢印Cの向きにコンデンサ200を押圧して衝立12a、12bに押し付ける。
この状態では、コンデンサ200は、押さえ片7と衝立12a、12bとで挟み込まれた状態になっており、図3のY方向への移動を規制されている。
即ち、コンデンサ200は、コンデンサ固定構造1に実装された状態では、X、Y、Zのいずれの方向への移動も規制されており、振動を阻止されている。
以上がコンデンサ200の実装の手順の説明である。
このように、本実施形態によれば、コンデンサ固定構造1は、上壁3aが開放された箱型のケース2と、ケース2の底壁3bに設けられた押し上げ片5a、5bと、ケース2の側壁3d、3eに設けられた係止爪4a、4bと、ケース2の側壁3cに設けられた押さえ片7を有している。
そのため、コンデンサ固定構造1は、コンデンサ200が実装された状態では、いずれの方向へのコンデンサ200の移動も規制することができ、ノイズ除去装置100を取り付けたテレビ等の製品が振動し、その振動が伝播してノイズ除去装置100の全体が振動したとしても、コンデンサ200が振動することによりケース2と衝突して可聴域の振動音を発するのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、コンデンサ固定構造1のケース2の底壁3bは、押し上げ片5a、5b、係止爪4a、4b、および押さえ片7の、上壁3a側からの投影面に対応する位置に、該投影面に対応する形状を有するスリット15a、15b、貫通穴14a、14b、および貫通穴17をそれぞれ有している。
そのため、コンデンサ固定構造1は、1方向にのみ可動する樹脂成型金型により一体成型することができ、複数の方向に可動することができる複雑な成型金型を必要とせず、成型金型起工にかかる費用と成型費用を抑制することができ、コンデンサ固定構造1の製造費用および製造時間を削減することができる。
また、本実施形態によれば、コンデンサ固定構造1へのコンデンサ200の固定は、コンデンサ200を上壁3a側からケース2内に挿入するだけでワンタッチで行うことができる。
そのため、コンデンサ固定構造1はバンド、ネジ、嵌合部、接着剤のような、コンデンサ200を固定するための追加の部材や、コンデンサ200を挟み込んで固定する対の筐体は不要であり、構造が簡易である。
さらに、本実施形態によれば、コンデンサ固定構造1は、コンデンサ200を挿入するだけでワンタッチで固定できるため、コンデンサ200に別途、ネジや接着剤が設けられる部分を形成する必要がなく、従来のコンデンサをそのまま用いることができる。
なお、インダクタ(図示せず)の入力リード線及びコンデンサより導出するリード線の各々は、適宜、図1に示す、からげ端子19a、19bに各々半田付けしてもよい。接地端子は、金属ケース9から切り起こして接地端子19cとする。また、コネクタ取付溝22a、22bに図示しないコネクタを嵌め込み、図示しないコネクタと、からげ端子19a、19b、および接地端子19cを半田付けしてもよい。
また、ケーブル固定部20a、20b内部の突起で図示しないケーブルを挟み込みつつ、ノイズ除去装置100の外部より図示しないケーブルを導入し、金属ケース9と電気的に絶縁するよう端子設置溝23a、23bに設置した端子と半田付けを行ってもよい。インダクタの出力リード線を端子設置溝23a、23bの各々接続してもよい。コンデンサ設置溝24aに図示しない小型コンデンサA、コンデンサ設置溝24bに図示しない小型コンデンサBをそれぞれ設置してもよい。この場合、図示しない小型コンデンサAの一方の端子を接地端子25a、もう一方の端子を端子設置溝23aに設置した端子に接続してもよいし、さらに、図示しない小型コンデンサBの一方の端子を接地端子25b、もう一方の端子を端子設置溝23bに設置した端子に接続してもよい。
本発明は、産業機器・測定器・計測器・医療機器・通信機器・家電・コンピュータ・事務機・自動車・航空機・船舶の分野などに用いられるノイズ除去装置に利用できる。
また、本発明は、エコキュート・パワーコンディショナー・太陽光発電などのエネルギー分野などのノイズ除去装置にも利用できる。
1………コンデンサ固定構造
2………ケース
3a……上壁
3b……底壁
3c……側壁
3d……側壁
3e……側壁
3f……側壁
4a……係止爪
4b……係止爪
5a……押し上げ片
5b……押し上げ片
6a……第1の押し上げ片
6b……第1の押し上げ片
7………押さえ片
8a……第2の押し上げ片
8b……第2の押し上げ片
9………金属ケース
10……樹脂成型ケース
12a…衝立
12b…衝立
14a…貫通穴
14b…貫通穴
15a…スリット(貫通穴)
15b…スリット(貫通穴)
16……樹脂成型ケース
17……貫通穴
18……開口部
19a…からげ端子
19b…からげ端子
19c…接地端子
20a…ケーブル固定部
20b…ケーブル固定部
21a…テーパ部
21b…テーパ部
22a…コネクタ取付溝
22b…コネクタ取付溝
23a…端子設置溝
23b…端子設置溝
24a…コンデンサ設置溝
24b…コンデンサ設置溝
100…ノイズ除去装置
200…コンデンサ
201…リード

Claims (11)

  1. 上壁が開放され、コンデンサを収納可能な箱型のケースと、
    前記ケースの底壁に、前記上壁側に突出して設けられ、前記コンデンサを前記上壁側に押し上げるバネ状の押し上げ片と、
    前記ケースの側壁に設けられ、前記コンデンサの上壁側への移動を規制すると共に、前記押し上げ片と協働して前記コンデンサを挟み込むバネ状の係止爪と、
    前記係止爪が設けられた側壁に接する側壁である、前記ケースの少なくとも1つの側壁に、前記1つの側壁と対向する他の側壁側へ突出して設けられ、前記他の側壁側へ前記コンデンサを押圧すると共に、前記他の側壁と協働して前記コンデンサを挟み込むバネ状の押さえ片と、
    を有し、
    前記他の側壁は、開口部を有し、
    前記開口部は、前記押さえ片と対向するように、前記係止爪が設けられた前記側壁に平行に設けられ、前記押さえ片と協働して端面で前記コンデンサを挟み込む板状の衝立を有することを特徴とするコンデンサ固定構造。
  2. 前記底壁は、前記押し上げ片、前記係止爪、および前記押さえ片の、前記上壁側からの投影面に対応する位置に、前記投影面に対応する形状を有する貫通穴を有することを特徴とする請求項に記載のコンデンサ固定構造。
  3. 前記底壁はコの字型のスリットを有し、
    前記押し上げ片は、前記スリットに囲まれた部分を構成する板バネであることを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサ固定構造。
  4. 前記スリットは、両端が前記側壁に達するように形成されていることを特徴とする請求項記載のコンデンサ固定構造。
  5. 前記押し上げ片は、
    一端が前記側壁に固定され、前記上壁に向けて斜めに突出された第1の押し上げ片と、
    前記第1の押し上げ片の他端に設けられ、前記底壁に平行になるように、かつ前記底壁よりも前記上壁側に位置するように設けられた第2の押し上げ片とを有することを特徴とする請求項記載のコンデンサ固定構造。
  6. 前記係止爪は、逆L字型の形状を有する板バネであり、一端が前記側壁の開放端に固定され、他端が前記ケースの内側を向くように設けられ、かつ前記他端の上面がテーパ形状を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のコンデンサ固定構造。
  7. 前記係止爪は、互いに対向する側壁にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項に記載のコンデンサ固定構造
  8. 前記押さえ片は、鋭角を有する山形の板バネであり、その一端が前記側壁の開放端に固定され、他端が、前記他の側壁側に突出して設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のコンデンサ固定構造。
  9. 一体成型された樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のコンデンサ固定構造。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載のコンデンサ固定構造を有することを特徴とする樹脂成型ケース。
  11. アース用の金属ケースと、
    前記金属ケース上に設けられた、請求項10に記載の樹脂成型ケースと、
    を有することを特徴とするノイズ除去装置。
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