JP5587674B2 - ロータ及びロータの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、周方向に並設される複数の磁石を備えたロータ、及び該ロータの製造方法に関するものである。
ブラシレスモータに備えられるロータには、特許文献1に記載されているように、周方向に並設される複数の磁石を備えたものがある。そして、特許文献1に記載されたロータは、複数の磁石の周方向の位置決めをするために樹脂成形品であるマグネットホルダを備えている。マグネットホルダは、回転軸(回転体)に外挿される環状のベース部と、該ベース部から軸方向に延出された複数のスペーサアームとを有する。そして、磁石は、周方向に隣り合うスペーサアーム間にそれぞれ配置されることにより、該スペーサアームによって回転軸に対する周方向の位置決めがなされている。
特開2005−20887号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているように磁石の周方向の位置決めを行うと、樹脂成形品のマグネットホルダをロータに追加することになるため、ロータの重量が増加してしまう。その結果、ロータのイナーシャが増大するという問題があった。
また、ロータを備えたモータの性能を向上すべく多極化する、即ち磁石の数を増加させる場合には、隣り合う磁石間の隙間が周方向に狭くなることから、周方向に隣り合う磁石間に配置されるスペーサアームも磁石間の隙間に応じて周方向の幅を狭める必要が出てくる。そして、周方向の幅の狭いスペーサアームを多数備えた樹脂成形品(即ちマグネットホルダ)を高精度に形成することは困難であるため、その結果、多数の磁石を回転体に対して周方向に高精度に位置決めすることが困難になってしまう。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、イナーシャの増大を抑制しつつ、磁石の数に拘わらず回転体に対する磁石の位置決めを高精度に行うことができるロータ及び該ロータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、1つ若しくは複数のブロック体よりなり外周に筒状の磁石固定面を有する筒状の回転体と、前記磁石固定面上に周方向に並設された複数の磁石とを備えたロータであって、前記回転体には、前記磁石固定面よりも径方向外側に突出し前記磁石の軸方向の一部と周方向に当接して前記磁石を周方向に位置決めする位置決め突部が、周方向に隣り合う磁石間に前記回転体と一体に設けられ、前記回転体には、前記磁石固定面よりも径方向外側に突出するとともに周方向に隣り合う前記位置決め突部同士を連結するように設けられて前記磁石と軸方向に対向し、軸方向に対向する前記磁石の軸方向の中央部から軸方向に遠ざかるに連れて周方向の幅が狭くなるように軸方向に凹設されたストッパ凹部を有するストッパ部が一体に形成されていることをその要旨としている。
同構成によれば、位置決め突部は、磁石の軸方向の一部と周方向に当接するように形成されている。従って、位置決め突部は、磁石の軸方向の全体に亘って周方向に当接するものではないため、その小型化が図られている。また、位置決め突部は、回転体と一体に設けられている。これらのことから、位置決め突部を回転体に設けたことによる回転体の重量の増大及び重量の周方向のアンバランスが抑制されている。従って、ロータのイナーシャの増大を抑制しつつ、回転体に対する磁石の周方向の位置決めを高精度に行うことができる。また、位置決め突部は、回転体に一体に形成されているため、樹脂成型品等の別部品をロータに追加して該別部品を介して回転体に対する磁石の周方向の位置決めを行わなくてもよい。多極化に伴ってロータに備えられる磁石の数が増加されたとしても、回転体に対する磁石の周方向の位置決めを高精度に行うことができる。更に、位置決め突部は、磁石の軸方向の全体に亘って周方向に当接するものではないため、位置決め突部と磁石の周方向端部との間に流れる磁束を低減できる。尚、本発明において、「一部」とは、1箇所だけでなく複数個所も含む。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロータにおいて、各前記磁石は、その軸方向の端面と前記ストッパ凹部の内周面との間に隙間を形成しつつ、前記ストッパ凹部の内周面に軸方向から接触していることをその要旨としている。
同構成によれば、ストッパ部によって回転体に対する磁石の軸方向の位置決めが容易に行われる。また、磁石の軸方向の端面とストッパ凹部の内周面との間には隙間が形成されているため、磁石の軸方向の端面からの漏れ磁束を低減することができる。更に、ストッパ凹部は、軸方向に対向する磁石の軸方向の中央部から軸方向に遠ざかるに連れて周方向の幅が狭くなるように軸方向に凹設されているため、磁石の軸方向の端面とストッパ凹部の内周面との間に隙間を形成しやすい。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のロータにおいて、前記ストッパ凹部は、円弧状に凹設されていることをその要旨としている。
同構成によれば、ストッパ凹部は、円弧状に凹設されているため、その内周面に角状の部分(2つの面が突き当たる部分)が無い。そして、磁石の軸方向の端部は、ストッパ凹部の曲面状の内周面と接触することになるため、磁石の破損を抑制することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のロータにおいて、前記位置決め突部は、前記磁石の軸方向の一端部及び他端部と周方向に当接する位置にそれぞれ形成されていることをその要旨としている。
同構成によれば、位置決め突部は、磁石の軸方向の一端部及び他端部と周方向に当接する位置に形成されているため、各磁石は、その軸方向の両端部において回転体に対する周方向の位置決めがなされる。従って、磁石固定面上に磁石を配置する際に別途位置決め用の治具を使用しなくても、回転体に対する磁石の周方向の位置決めを容易に行うことができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のロータにおいて、前記位置決め突部は、前記磁石の軸方向の一端部と周方向に当接する位置にそれぞれ形成されていることをその要旨としている。
同構成によれば、位置決め突部は、磁石の軸方向の一端部と周方向に当接する位置に形成されているため、最小の数の位置決め突部で回転体に対する磁石の周方向の位置決めを行うことができる。また、位置決め突部の数が最小となることにより、回転体の重量の増大がより抑制されるため、ロータのイナーシャの増大をより抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のロータにおいて、前記回転体は、その内周面が円筒状をなす一方、その外周の前記磁石固定面が前記磁石と同数の平面状の平面部からなる多角筒状をなし、前記磁石は、前記平面部にそれぞれ配置されていることをその要旨としている。
同構成によれば、磁束の流れを阻害することなく回転体の径方向の厚さを薄くすることができる。また、平面状の平面部上に磁石を配置することにより、回転体に対して磁石が周方向に空転することが抑制される。更に、磁石における径方向内側の面(即ち平面部と当接する面)を平面状にすることができるため、磁石の加工を容易に行うことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のロータにおいて、前記回転体は、その軸方向の両端部が軸受にて軸支される回転軸であることをその要旨としている。
同構成によれば、筒状の回転軸の外周に複数の磁石を配置してなるロータにおいて、イナーシャの増大を抑制しつつ、磁石の数に拘わらず回転体に対する磁石の位置決めを高精度に行うことができる。
請求項8に記載の発明は、1つ若しくは複数のブロック体よりなり外周に筒状の磁石固定面を有する筒状の回転体と、前記磁石固定面上に周方向に並設された複数の磁石とを備え、前記回転体には、前記磁石固定面よりも径方向外側に突出し前記磁石の軸方向の一部と周方向に当接して前記磁石を周方向に位置決めする位置決め突部が、周方向に隣り合う磁石間に前記回転体と一体に設けられ、前記回転体は、その内周面が円筒状をなす一方、その外周の前記磁石固定面が前記磁石と同数の平面状の平面部からなる多角筒状をなし、前記磁石は、前記平面部にそれぞれ配置されているロータの製造方法であって、前記回転体を形成するための円筒状の加工素材の外周面の切削と、前記加工素材の中心軸線回りの回転とを繰り返して、ロータに備えられる前記磁石の数と同数の前記平面部を前記加工素材の外周面に形成することにより、前記加工素材の外周面に多角形状の前記磁石固定面を形成する磁石固定面形成工程と、各前記平面部を軸方向に広げるように前記加工素材を切削しつつ、周方向に隣り合う前記平面部の軸方向の端部間に前記位置決め突部を浮き彫りにする位置決め突部形成工程と、前記位置決め突部形成工程を経て形成された前記回転体の各前記平面部に、前記位置決め突部にて周方向の位置決めをしつつ前記磁石を配置する磁石配置工程と、前記磁石が配置された前記回転体の外周に円筒状のカバーを外嵌することにより、前記カバーによって前記磁石を前記回転体に対して一体的に固定するカバー装着工程とを備えたことをその要旨としている。
同方法によれば、円筒状の加工素材を切削して位置決め突部を有する回転体を形成するため、回転体に位置決め突部を設けるために同回転体に樹脂成型品等の別部品を追加しない。そのため、磁石固定面形成工程及び位置決め突部形成工程を経て形成される回転体の重量の増大が抑制されることから、上記方法で製造されるロータのイナーシャが増大することが抑制される。そして、位置決め突部によって回転体に対する磁石の位置決めがなされた状態で、カバー装着工程において回転体にカバーが外嵌されて該カバーによって磁石が回転体に対して一体的に固定される。従って、回転体に対して複数の磁石が高精度に位置決めされたロータを製造することができる。
請求項9に記載の発明は、1つ若しくは複数のブロック体よりなり外周に筒状の磁石固定面を有する筒状の回転体と、前記磁石固定面上に周方向に並設された複数の磁石とを備え、前記回転体には、前記磁石固定面よりも径方向外側に突出し前記磁石の軸方向の一部と周方向に当接して前記磁石を周方向に位置決めする位置決め突部が、周方向に隣り合う磁石間に前記回転体と一体に設けられ、前記位置決め突部は、前記磁石の軸方向の一端部と周方向に当接する位置にそれぞれ形成されているロータの製造方法であって、前記回転体を形成するための円筒状の加工素材の外周面の切削と、前記加工素材の中心軸線回りの回転とを繰り返して、ロータに備えられる前記磁石の数と同数の平面状の平面部を前記加工素材の外周面に形成することにより、前記加工素材の外周面に多角形状の前記磁石固定面を形成する磁石固定面形成工程と、各前記平面部を軸方向に広げるように前記加工素材を切削しつつ、周方向に隣り合う前記平面部の軸方向の一端部間に前記位置決め突部を浮き彫りにする位置決め突部形成工程と、円筒状の支持部と前記支持部から軸方向に沿って前記平面部と同じ数だけ延びる位置決め柱部とからなる位置決め治具を、周方向に隣り合う前記平面部の境界部分に前記位置決め柱部がそれぞれ位置するように、前記位置決め突部形成工程を経て形成された前記回転体の他端部に外挿した状態で、前記位置決め突部及び前記位置決め柱部にて周方向の位置決めをしつつ各前記平面部に前記磁石を配置する磁石配置工程と、前記位置決め突部及び前記位置決め柱部にて前記磁石が位置決めされた状態の前記回転体の外周に円筒状のカバーを外嵌することにより、前記カバーによって前記磁石を前記回転体に対して一体的に固定するカバー装着工程とを備えたことをその要旨としている。
同方法によれば、磁石配置工程において、位置決め治具を回転体の他端部に装着することにより、位置決め柱部と位置決め突部とによって回転体に対する磁石の周方向の位置決めを高精度に行うことができる。そして、カバー装着工程において、位置決め治具を回転体に装着したままカバーを回転体に外嵌するため、カバーによって磁石が回転体に対して一体的に固定されるまで、位置決め柱部と位置決め突部とによって回転体に対する磁石の周方向の位置が維持される。そして、カバーが回転体に外嵌された後に位置決め治具を回転体から取り外すことにより、回転体に対して複数の磁石が高精度に位置決めされたロータを製造することができる。
本発明によれば、イナーシャの増大を抑制しつつ、磁石の数に拘わらず回転体に対する磁石の位置決めを高精度に行うことが可能なロータ及び該ロータの製造方法を提供することができる。
第1実施形態のロータの正面図。 第1実施形態の回転軸の斜視図。 第1実施形態のロータの径方向断面図。 (a)磁石が配置された第1実施形態の回転軸の斜視図、(b)磁石が配置された第1実施形態の回転軸の部分拡大図。 加工素材の斜視図。 第1実施形態におけるロータの製造方法を説明するための説明図。 第2実施形態のロータの正面図。 第2実施形態の回転軸の斜視図。 (a)磁石が配置された第2実施形態の回転軸の斜視図、(b)磁石が配置された第2実施形態の回転軸の部分拡大図。 (a)は第2実施形態におけるロータの製造方法を説明するための説明図、(b)は位置決め治具の斜視図。 第2実施形態におけるロータの製造方法を説明するための説明図。 別の実施形態のロータの径方向断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1は本実施形態のロータ1を示す。このロータ1はブラシレスモータに使用されるものである。ロータ1は、1部品(1つのブロック体)からなる略円筒状の回転軸2と、該回転軸2の外周面上で周方向に並設される10個の磁石3と、これらの磁石3を回転軸2に対して固定するカバー4とから構成されている。
図2に示すように、回転軸2は、磁性金属材料よりなるとともに、略円筒状の軸本体部11と、該軸本体部11の軸方向の一端(図1において右側の端)に一体に設けられた負荷接続部12とから構成されている。この負荷接続部12は、ロータ1の回転力を図示しない負荷に伝達するべく同負荷に接続される部位である。また、回転軸2の内周面は、軸方向に直径が一定の円筒状をなしている。
軸本体部11における前記負荷接続部12と反対側の端部には、軸本体部11の軸方向の中央部よりも外径の小さい小径部13が設けられている。そして、この小径部13と負荷接続部12との間の磁石固定部14の外周面には、筒状の磁石固定面15が形成されている。図3に示すように、磁石固定面15は、ロータ1に備えられる磁石3と同数の10個の平面部15aから構成されている。これら10個の平面部15aは、全て同じ平面状をなしている。そして、図2及び図4(a)に示すように、各平面部15aは、周方向の幅が前記磁石3の周方向の幅よりも若干広く形成されるとともに、軸方向の長さが磁石3の軸方向の長さよりも長く形成されている。これらの10個の平面部15aは、周方向に等間隔に形成されることにより、全体で十角筒状(十角形の筒状)の磁石固定面15を構成している。そして、各平面部15a上にそれぞれ1つずつ磁石3が配置されている。
10個の磁石3は、全て同じ形状をなしている。図3及び図4(a)に示すように、各磁石3は、軸方向に延びる略平板状をなしている。そして、各磁石3における径方向内側の側面は、前記平面部15aに当接する平面状の固定面3aとなっている一方、径方向外側の側面は、径方向外側に膨らむ円弧状の円弧面3bとなっている。また、各磁石3は、軸方向と直交する断面の形状が軸方向の一端から他端まで一定である。更に、各磁石3における軸方向の両端面は、回転軸2の軸方向と直交する平面状をなしている。また、本実施形態の各磁石3は、軸方向の長さが50[mm]以上の長さに設定されている。そして、10個の磁石3は、その長手方向が回転軸2の軸方向に沿うように10個の平面部15a上にそれぞれ配置されることにより、回転軸2の外周に周方向に等角度間隔に配置されている。また、10個の磁石3は、後述するカバー4の外嵌後にN極とS極とが周方向に交互となるように着磁される。もちろん、着磁済みの磁石3をN極とS極とが周方向に交互となるように回転軸2に対して配置することもある。
図3、図4(a)及び図4(b)に示すように、磁石固定部14には、周方向に隣り合う磁石3間に位置決め突部16が一体に設けられている。位置決め突部16は、磁石3の軸方向の一端部及び他端部と周方向に隣り合って周方向に当接する位置にそれぞれ設けられている。即ち、位置決め突部16は、図2に示すように、磁石固定面15の軸方向の両端部で、周方向に隣り合う平面部15aの境界部分にそれぞれ形成されている。従って、磁石固定部14には、軸方向の一方側に10個の位置決め突部16が形成されるとともに、軸方向の他方側に10個の位置決め突部16が形成されている。各位置決め突部16は、磁石固定面15よりも径方向外側に突出している。そして、各位置決め突部16は、回転軸2の軸方向に長い略直方体状をなすとともに、その周方向の幅は、図3に示すように、周方向に隣り合う磁石3間の隙間の周方向の幅であって、隣り合う磁石3同士が最も近接する部位の幅(即ち周方向に隣り合う磁石3同士の隙間において最も径方向内側となる部位の幅)と等しく形成されている。また、図4(a)及び図4(b)に示すように、各位置決め突部16の軸方向の長さは、磁石3の軸方向の端部の5[mm]の部分と周方向に隣り合う長さに設定されている。そして、図3に示すように、各磁石3は、軸方向の両端部において、固定面3aの周方向の両側の端部が周方向に隣り合う位置決め突部16の基端部(径方向内側の端部)に当接する。これにより、各磁石3は、周方向に隣り合う磁石3間に形成された位置決め突部16によって周方向の位置決めがなされている。従って、各磁石3は、位置決め突部16によって、回転軸2に対する周方向の移動が規制される。
また、図4(a)及び図4(b)に示すように、磁石固定部14には、各磁石3の軸方向の両側となる位置にストッパ部17が一体に設けられている。ストッパ部17は、周方向に隣り合う位置決め突部16同士を連結する形状をなすとともに、磁石固定面15よりも径方向外側に突出している。また、ストッパ部17は、該ストッパ部17と軸方向に対向する磁石3の軸方向の中央部から軸方向に遠ざかるように円弧状に凹設されたストッパ凹部17aを備えている。このストッパ凹部17aの周方向の幅は、磁石3の軸方向の中央部(平面部15aの軸方向の中央部)に近づくに連れて広くなるように形成されるとともに、その最大幅は、磁石3の周方向の幅と等しい。また、ストッパ凹部17aの内周面であるストッパ面17bは、位置決め突部16の周方向の側面に滑らかに(角部を形成することなく)繋がっている。
そして、各磁石3は、その軸方向の両側のストッパ部17のストッパ面17bに軸方向から接触することにより、ストッパ部17によって回転軸2に対する軸方向の位置決めがなされている。尚、ストッパ面17bが円弧状の曲面であるため、磁石3は、その軸方向の端面における周方向両端でストッパ面17bと接触(点接触若しくは線接触)する。そして、ストッパ面17bが円弧状の曲面であるため、該ストッパ面17bと軸方向に対向する磁石3の軸方向の端面との間には隙間が形成される。
図1及び図3に示すように、周方向に並設された10個の磁石3の外周には円筒状のカバー4が外嵌されている。カバー4は、ステンレス鋼等の非磁性体にて形成されている。カバー4の軸方向の長さは、磁石3の軸方向の長さよりも若干長い値に設定されている。また、カバー4の内径は、周方向に並設された10個の磁石3の円弧面3bを通る円(円弧面3bが内接する円)の直径と等しいか若干小さく形成されている。そして、カバー4の円筒状の内周面4aは、磁石3の円弧面3bの曲率よりも大きい値になっている。言い換えると、磁石3の円弧面3bは、カバー4の内周面4aよりも曲率が大きくなるように形成されている。また、カバー4における負荷接続部12側の軸方向の端部には、導入部4bが設けられている。この導入部4bは、カバー4における該導入部4b以外の部位より内径が大きく形成されるとともに、その内径は、周方向に並設された10個の磁石3の円弧面3bを通る円の直径よりも大きい値となっている。
そして、回転軸2の磁石固定面15に10個の磁石3を配置した後に、このカバー4を回転軸2に外嵌することにより、回転軸2、磁石3及びカバー4が一体に固定されている。そして、磁石3の円弧面3bは、その周方向中間部がカバー4の内周面4aと圧接する一方、周方向両端部はカバー4の内周面4aから離間している。
上記のように構成された本実施形態のロータ1は、ブラシレスモータに備えられる際には、回転軸2の軸本体部11の軸方向の両端部が図示しない軸受によって軸支された状態でブラシレスモータのハウジング(図示略)内に収容される。
次に、本実施形態のロータ1の製造方法を説明する。
まず、円筒状の加工素材21を切削して磁石固定面15を形成する磁石固定面形成工程が行われる。図5に示すように、加工素材21は、磁性金属材料よりなり、円筒部22と、該円筒部22の一端に形成された負荷接続部12とから構成されている。尚、円筒部22における負荷接続部12と反対側の他端部は、円筒部22の軸方向中央部よりも外径の小さい小径部13が設けられている。
そして、図6に示すように、ポリゴンマシンと称せられる周知の切削装置にて、円筒部22の軸方向の略中央部の切削、及び加工素材21の中心軸線回りの回転を繰り返すことにより、円筒部22の略中央部の外形を十角筒状に切削する。ポリゴンマシンは、円筒部22の外周面に形成する多角筒(本実施形態では十角筒)に応じて、チャックにて把持された円筒部22の外周に複数本のバイト(刃物)を配置する。そして、ポリゴンマシンは、複数本のバイトによって所定分だけ切削するごとに、複数本のバイトと加工素材21とを複数本のバイトとを1:2の比で回転させる。
この切削加工によって、円筒部22の外周面の10箇所が、磁石3の周方向の幅及び軸方向の長さに応じた平面状に切削される。そして、円筒部22の外周面に周方向に並ぶ10個の平面部15aよりなる十角筒状の磁石固定面15が形成される。尚、磁石固定面形成工程で形成された平面部15aの軸方向の長さは、形成する回転軸2における最終的な平面部15aの軸方向の長さよりも、磁石固定部14の軸方向の両側に後に形成する位置決め突部16及びストッパ凹部17aの軸方向の長さの分だけ短い。一方、磁石固定面形成工程で形成された平面部15aの周方向の幅は、形成する回転軸2における最終的な平面部15aの周方向の幅と等しい。
次に、位置決め突部16を形成する位置決め突部形成工程が行われる。位置決め突部形成工程では、円筒部22における各平面部15aの軸方向の両側を、磁石固定面形成工程で使用した切削装置(即ちポリゴンマシン)とは別の切削装置で切削する。位置決め突部形成工程における切削装置は、前記磁石固定面形成工程で形成された各平面部15aを軸方向の両側にそれぞれ延長するように、且つ、周方向に隣り合う平面部15aの軸方向の端部間(軸方向の端部における境界部分)に位置決め突部16が浮き彫りとなるように円筒部22を切削する。また、このとき、位置決め突部形成工程における切削装置は、円筒部22の軸方向の中央部から遠ざかるに連れて平面部15aの周方向の幅が狭くなるように円筒部22を切削する。これにより、図2に示すように、平面部15aよりも径方向外側に突出した位置決め突部16が形成されるとともに、ストッパ凹部17aを備えたストッパ部17が形成される。そして、回転軸2が完成する。
次いで、磁石固定面15に磁石3を配置する磁石配置工程が行われる。磁石配置工程では、磁石固定面15の各平面部15aに磁石3を1つずつ配置する。10個の磁石3は、固定面3aが平面部15aに当接するように磁石固定面15に対して配置される。このとき、各磁石3は、それぞれ磁石3の軸方向の端部(一端部及び他端部)が位置決め突部16と周方向に隣り合って当接するように配置されるため、位置決め突部16によって回転軸2に対して周方向に位置決めされる。また、各磁石3は、磁石3の軸方向の端面における周方向の両側の辺が、磁石3の軸方向の端面と軸方向に対向するストッパ凹部17aの内周面4aに当接されることにより、ストッパ部17によって回転軸2に対する軸方向の位置決めがなされる。
次いで、磁石3が配置された回転軸2にカバー4を装着するカバー装着工程が行われる。カバー装着工程では、磁石3が配置された回転軸2に対して、負荷接続部12と反対側からカバー4を外嵌する。このとき、カバー4は、導入部4b側の端部から回転軸2に外嵌される。そして、磁石3の外周がカバー4にて覆われることにより、回転軸2、磁石3及びカバー4が一体化される。尚、導入部4b側の端部からカバー4を回転軸2に外嵌することにより、磁石3を円滑にカバー4の内部に圧入することができる。
そして、カバー4の外嵌後に、回転軸2に対して配置された磁石3は、図示しない着磁装置によってN極とS極とが周方向に交互となるように着磁される。こうしてロータ1が完成する。尚、前記磁石配置工程において、着磁済みの磁石3を回転軸2に対してN極とS極とが周方向に交互となるように配置した場合には、この着磁作業は不要となる。
上記したように、本第1実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)位置決め突部16は、磁石3の軸方向の一部、即ち磁石3の軸方向の一端部及び他端部と周方向に当接するように形成されている。従って、位置決め突部16は、磁石3の軸方向の全体に亘って周方向に当接するものではないため、その小型化が図られている。また、位置決め突部16は、回転軸2と一体に設けられている。これらのことから、位置決め突部16を回転軸2に設けたことによる回転軸2の重量の増大及び重量の周方向のアンバランスが抑制されている。従って、ロータ1のイナーシャの増大を抑制しつつ、回転軸2に対する磁石3の周方向の位置決めを高精度に行うことができる。また、位置決め突部16は、回転軸2に一体に形成されているため、樹脂成型品等の別部品をロータに追加して該別部品を介して回転軸2に対する磁石3の周方向の位置決めを行わなくてもよい。従って、多極化に伴ってロータ1に備えられる磁石3の数が増加されたとしても、位置決め突部16によって回転軸2に対する磁石3の周方向の位置決めを高精度に行うことができる。更に、位置決め突部16は、磁石3の軸方向の全体に亘って周方向に当接するものではないため、位置決め突部16と磁石3の周方向端部との間に流れる磁束を低減できる。また、回転軸2に対する磁石3の周方向の位置決めのために樹脂成型品等の部品を別途形成しなくてもよいため、ロータ1の製造コストを低減することができる。
(2)回転軸2において、位置決め突部16は、磁石3の軸方向の一端部及び他端部と周方向に当接する位置に形成されているため、各磁石3は、その軸方向の両端部において回転軸2に対する周方向の位置決めがなされる。従って、磁石固定面15上に磁石3を配置する際に別途位置決め用の治具を使用しなくても、回転軸2に対する磁石3の周方向の位置決めを容易に行うことができる。
(3)ストッパ部17によって回転軸2に対する磁石3の軸方向の位置決めが容易に行われる。また、磁石3の軸方向の端面とストッパ凹部17aの内周面であるストッパ面17bとの間には隙間が形成されているため、磁石3の軸方向の端面からの漏れ磁束を低減することができる。更に、ストッパ凹部17aは、軸方向に対向する磁石の軸方向の中央部から軸方向に遠ざかるに連れて周方向の幅が狭くなるように軸方向に凹設されているため、磁石3の軸方向の端面とストッパ面17bとの間に隙間を形成しやすい。
(4)ストッパ凹部17aは、円弧状に凹設されているため、その内周面であるストッパ面17bには角状の部分(2つの面が突き当たる部分)が無い。従って、磁石3の軸方向の端部は、ストッパ凹部17aの曲面状のストッパ面17bと接触することになる。例えば、ストッパ凹部17aが円弧状ではなく三角形状等であると、位置決め突部16とストッパ部17との境界部分が角状(面が折れた状態)になる。そして、その境界部分の角状の部位と磁石3の軸方向の端部における角状の部分とがぶつかると磁石3が欠ける虞がある。そこで、本実施形態のように、ストッパ凹部17aを円弧状とすることにより、磁石3の破損を抑制することができる。
(5)回転軸2は、その内周面が円筒状をなす一方、その外周の磁石固定面15が磁石3と同数の平面部15aからなる十角筒状をなし、10個の磁石3は、10個の平面部15aにそれぞれ配置されている。一般的に、回転軸2を流れる磁束が最大となるのは、周方向に隣り合う磁石3間の中央(周方向の中央)となる。そこで、本実施形態のように、回転軸2の内周面と円筒状とする一方で外周の磁石固定面15を十角筒状とすることにより、回転軸2(磁石固定部14)において磁束が最大となる磁石3間の厚みを確保しつつ、回転軸2の径方向の厚さを薄くすることができる。即ち、磁束の流れを阻害することなく回転軸2(磁石固定部14)の径方向の厚さを薄くすることができる。また、平面状の平面部15a上に磁石3を配置することにより、回転軸2に対して磁石3が周方向に空転することが抑制される。更に、磁石3における径方向内側の固定面3a(即ち平面部15aと当接する面)を平面状にすることができるため、磁石3の加工を容易に行うことができる。
(6)円筒状の加工素材21を切削して位置決め突部16を有する回転軸2を形成するため、回転軸2に位置決め突部16を設けるために同回転軸2に樹脂成型品等の別部品を追加しない。そのため、磁石固定面形成工程及び位置決め突部形成工程を経て形成される回転軸2の重量の増大が抑制されることから、本実施形態の方法で製造されるロータ1のイナーシャが増大することが抑制される。そして、位置決め突部16によって回転軸2に対する磁石3の位置決めがなされた状態で、カバー装着工程において回転軸2にカバー4が外嵌されて該カバー4によって磁石3が回転軸2に対して一体的に固定される。従って、回転軸2に対して複数の磁石3が高精度に位置決めされたロータを製造することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、上記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、本第2実施形態のロータ31は、1部品(1つのブロック体)からなる略円筒状の回転軸32と、該回転軸32の外周面上で周方向に並設される10個の磁石3と、該磁石3を回転軸32に対して固定するカバー4とから構成されている。
図8に示すように、回転軸32の内周面は、軸方向に直径が一定の円筒状をなしている。そして、回転軸32において、負荷接続部12と小径部13との間の磁石固定部14の外周面には、筒状の磁石固定面35が形成されている。磁石固定面35は、ロータ31に備えられる磁石3と同数の10個の平面部35aから構成されている。これら10個の平面部35aは、全て同じ平面状をなしている。そして、図9(a)に示すように、各平面部35aは、周方向の幅が前記磁石3の周方向の幅よりも若干広く形成されるとともに、軸方向の長さが磁石3の軸方向の長さよりも長く形成されている。また、各平面部35aにおける小径部13側の端部は、小径部13と磁石固定部14との境界部分まで延びている。これら10個の平面部35aは、周方向に等間隔に形成されることにより、全体で十角筒状(十角形の筒状)の磁石固定面35を構成している。そして、各平面部35a上にそれぞれ1つずつ磁石3が配置されている。
磁石固定部14には、周方向に隣り合う磁石3間に位置決め突部16が一体に設けられている。位置決め突部16は、磁石3における負荷接続部12側の軸方向の一端部と周方向に隣り合う位置にそれぞれ設けられている。即ち、図8に示すように、磁石固定面35における負荷接続部12側(小径部13と反対側)の軸方向の一端部で、周方向に隣り合う平面部35aの境界部分にそれぞれ形成されている。従って、磁石固定部14には10個の位置決め突部16が形成されている。そして、図9(a)及び図9(b)に示すように、各磁石3は、平面部35a上にそれぞれ配置されてその軸方向の一端部が位置決め突部16と周方向に隣り合って当接することにより、位置決め突部16によって、回転軸2に対する周方向の移動が規制される。
また、磁石固定部14において、各磁石3の軸方向の一方側(負荷接続部12側)となる部位には、周方向に隣り合う位置決め突部16同士を連結するようにストッパ部17が一体に設けられている。各磁石3は、その一方向の両側のストッパ部17のストッパ面17bに軸方向から当接することにより、ストッパ部17によって回転軸2に対する軸方向の位置決めがなされている。
図7に示すように、周方向に並設された10個の磁石3の外周にカバー4が外嵌されることにより、回転軸32、磁石3及びカバー4が一体に固定されている。そして、ロータ31は、上記第1実施形態のロータ1と同様に、ブラシレスモータに備えられる際には、回転軸32の磁石固定部14の軸方向の両端部が図示しない軸受によって軸支された状態でブラシレスモータのハウジング(図示略)内に収容される。
次に、本実施形態のロータ31の製造方法を説明する。ロータ31は、上記第1実施形態のロータ1と同様に、磁石固定面形成工程、位置決め突部形成工程、磁石配置工程及びカバー装着工程を経て製造される。
磁石固定面形成工程では、ポリゴンマシンと称せられる周知の切削装置にて、加工素材21の円筒部22(図5参照)の軸方向の略中央部の切削、及び加工素材21の中心軸線回りの回転を繰り返すことにより、円筒部22の略中央部の外形を十角筒状に切削する。この切削加工によって、円筒部22の外周面の10箇所が、磁石3の周方向の幅及び軸方向の長さに応じた平面状に切削される。そして、円筒部22の外周面に周方向に並ぶ10個の平面部35aよりなる十角筒状の磁石固定面35が形成される。尚、磁石固定面形成工程で形成された平面部35aの軸方向の長さは、形成する回転軸32における最終的な平面部35aの軸方向の長さよりも、磁石固定部14の軸方向の一端側に後に形成する位置決め突部16及びストッパ凹部17aの軸方向の長さの分だけ短い。一方、磁石固定面形成工程で形成された平面部35aの周方向の幅は、形成する回転軸32における最終的な平面部35aの周方向の幅と等しい。
次に、位置決め突部形成工程では、前記磁石固定面形成工程で使用した切削装置(即ちポリゴンマシン)とは別の切削装置を用いて、磁石固定面形成工程で形成された各平面部35aを軸方向の一方側(即ち負荷接続部12側)に延長するように円筒部22を切削する。このとき、位置決め突部形成工程における切削装置は、10個の平面部35aにおける負荷接続部12側の軸方向の一端部間(軸方向の一端部における境界部分)に位置決め突部16が浮き彫りとなるように、且つ、円筒部22の軸方向の中央部から遠ざかるに連れて平面部15aの周方向の幅が狭くなるように円筒部22を切削する。れにより、図8に示すように、平面部35aよりも径方向外側に突出した位置決め突部16が形成されるとともに、ストッパ凹部17aを備えたストッパ部17が形成される。そして、回転軸32が完成する。
次いで、磁石配置工程では、磁石固定面35の各平面部35aに磁石3を1つずつ配置する。本実施形態の磁石配置工程では、図10(a)に示すように、位置決め突部16と共に10個の磁石3の回転軸32に対する位置決めを行う位置決め治具41を回転軸32に装着して磁石3の配置を行う。
図10(b)に示すように、位置決め治具41は、円筒状の支持部42と、該支持部42の軸方向の一端面に前記平面部35aと同数(即ち10本)だけ一体に形成された位置決め柱部43とから構成されている。支持部42の内径は、磁石固定部14における小径部13側の端部の外径と等しく形成されるとともに(図10(a)参照)、支持部42の外径は、後に装着するカバー4(図7参照)の内径よりも小さく形成されている。また、軸方向に沿って延びる柱状をなす10本の位置決め柱部43は、支持部42の軸方向の一端面において周方向に等間隔に形成されている。そして、各位置決め柱部43の周方向の幅は、周方向に隣り合う磁石3間の隙間の周方向の幅に対応した値に設定されている。本実施形態では、各位置決め柱部43の周方向の幅は、位置決め突部16の周方向の幅と等しく形成されている。更に、周方向に隣り合う位置決め柱部43における径方向内側の端部間の間隔は、磁石3の固定面3a(図3参照)の周方向の幅と等しく形成されている。
そして、磁石配置工程では、まず、図10(a)に示すように、磁石固定部14の外周に位置決め柱部43が配置されるように、回転軸32における小径部13側の端部に位置決め治具41の支持部42を外挿する。このとき、10本の位置決め柱部43は、磁石固定部14における負荷接続部12側の端部に設けられた10個の位置決め突部16と同様に、磁石固定部14における小径部13側の端部の外周で、隣り合う平面部35aの境界部分上(十角筒状の磁石固定面35の角部上)に配置される。
その後、10個の磁石3を、固定面3aが平面部35aに当接するように磁石固定面35に対して配置する。このとき、各磁石3は、その一端部が周方向に隣り合う位置決め突部16間に配置されるとともに、その他端部が周方向に隣り合う位置決め柱部43間に配置される。従って、各磁石3は、その軸方向の一端部が位置決め突部16と周方向に隣り合うとともに、その軸方向の他端部が位置決め柱部43と周方向に隣り合う。更に、各位置決め突部16は、その周方向の両側の磁石3に周方向から当接するとともに、各位置決め柱部43は、その周方向の両側の磁石3に周方向から当接する。よって、10個の磁石3は、位置決め突部16及び位置決め柱部43によって回転軸32に対して周方向に位置決めされる。また、各磁石3の負荷接続部12側の軸方向の端面における周方向の両側の辺が、軸方向に対向するストッパ凹部17aの内周面4aに当接されることにより、ストッパ部17によって回転軸2に対する軸方向の位置決めがなされる。
次いで、図11に示すように、カバー装着工程では、位置決め治具41が装着されるとともに磁石3が配置された状態の回転軸32に対して、負荷接続部12と反対側からカバー4が外嵌される。このとき、カバー4は、導入部4b側の端部から回転軸32に外嵌されるとともに、位置決め治具41がカバー4の内側に挿入されるようにして磁石3の径方向外側に外嵌される。尚、位置決め治具41の支持部42の外径はカバー4の内径よりも小さいため、位置決め治具41を装着したまま、即ち位置決め治具41によって磁石3の周方向の位置決めをした状態あっても、カバー4の回転軸32への装着を円滑に行うことができる。そして、磁石3の外周がカバー4にて覆われることにより、回転軸32、磁石3及びカバー4が一体化される。カバー4が装着された状態においては、10個の磁石3は、カバー4によって回転軸32に対して移動不能に固定された状態となる。その後、位置決め治具41を回転軸32から抜き取る。カバー4の外嵌後、回転軸32に対して配置された磁石3は、図示しない着磁装置によってN極とS極とが周方向に交互となるように着磁される。こうしてロータ31が完成する。
上記したように、本第2実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)、(3)〜(6)と同様の作用効果に加えて、以下の作用効果を奏する。
(7)位置決め突部16は、磁石3の軸方向の一端部と周方向に隣り合う位置に形成されているため、最小の数の位置決め突部16で回転軸32に対する磁石3の周方向の位置決めを行うことができる。また、位置決め突部16の数が最小となることにより、回転軸32の重量の増大がより抑制されるため、ロータ31のイナーシャの増大をより抑制することができる。
(8)磁石配置工程において、位置決め治具41を回転軸32の他端部に装着することにより、位置決め柱部43と位置決め突部16とによって回転軸32に対する磁石3の周方向の位置決めを高精度に行うことができる。そして、カバー装着工程において、位置決め治具41を回転軸32に装着したままカバー4を回転軸32に外嵌するため、カバー4によって磁石3が回転軸32に対して一体的に固定されるまで、位置決め柱部43と位置決め突部16とによって回転軸32に対する磁石3の周方向の位置が維持される。そして、カバー4が回転軸32に外嵌された後に位置決め治具41を回転体から取り外すことにより、回転軸32に対して複数の磁石3が高精度に位置決めされたロータ31を製造することができる。
尚、本発明の各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記2実施形態では、磁石配置工程において、位置決め治具41を回転軸32に装着して磁石3の回転軸32に対する配置を行っている。しかしながら、位置決め治具41は必ずしも使用しなくてもよい。
・上記各実施形態では、磁石固定面形成工程において、ポリゴンマシンと称せられる切削装置を使用して加工素材21を切削している。しかしながら、磁石固定面15,35を形成するための加工素材21の切削に用いる切削装置は、必ずしもポリゴンマシンでなくてもよい。
・上記各実施形態では、周方向に並設された磁石3の外周に円筒状のカバー4を外嵌することにより、磁石3を回転軸2,32に対して一体化している。しかしながら、磁石3は、磁石固定面15,35に接着固定されるものであってもよい。
・上記各実施形態では、ロータ1,31は、1部品(1つのブロック体)からなる回転軸2,32と、回転軸2,32の外周に設けられた磁石固定面15,35上に周方向に並設された10個の磁石3と、これら磁石3を回転軸2,32に対して固定するカバー4とから構成されている。しかしながら、ロータ1,31の構成はこれに限らない。例えば、ロータは、円柱状の回転軸と、該回転軸に一体回転可能に固定された筒状のロータコア(回転体)と、該ロータコアの外周面に設けられた筒状の磁石固定面上に周方向に並設された複数の磁石とを備えた構成であってもよい。この場合、上記各実施形態のように磁石の周方向の位置決めを行う位置決め突部16がロータコアに一体に形成される。尚、ロータコアは、磁性金属材料の塊を切削して形成された1部品(1つのブロック体)から構成されるものであってもよいし、複数(例えば3つ)のブロック体を軸方向に並設してなるものであってもよい。また、ロータコアは、切削に限らず、焼結により形成されるものであってもよい。
・上記各実施形態では、磁石固定面15,35は、磁石3の数に対応した多角筒状をなしている。しかしながら、図12に示すロータ51のようにしてもよい。ロータ51の円筒状の回転軸52の外周面に設けられた磁石固定面55は、円筒状をなしている。そして、磁石固定面55における周方向に等角度間隔となる10箇所に、磁石3の軸方向の端部と周方向に隣り合って当接する位置決め突部16が突出形成されている。尚、ロータ51に備えられる磁石3の径方向内側の固定面3cは、磁石固定面55と同じ曲率の円弧状をなしている。このようにしても、上記第1実施形態の(1)と同様の作用効果を得ることができる。
・上記各実施形態では、回転軸2,32の内周面は、円筒状をなしているが、多角筒状等であってもよい。
・上記各実施形態では、ストッパ部17のストッパ凹部17aは、円弧状に凹設されている。しかしながら、ストッパ凹部17aの形状は、円弧状に限らず、ストッパ凹部17aのストッパ面17bと軸方向に対向する磁石3の軸方向の中央部から軸方向に遠ざかるに連れて周方向の幅が狭くなるように軸方向に凹設された形状であればよい。例えば、ストッパ凹部17aは、軸方向に対向する磁石3の軸方向の中央部から軸方向に遠ざかるに連れて周方向の幅が狭くなるような三角形状、台形状等に凹設されてもよい。また、ストッパ部17は、ストッパ凹部17aを備えない構成であってもよい。この場合には、ストッパ部17は、軸方向に対向する磁石3の軸方向の端面に、該端面との間に隙間を形成することなく接触する。また、回転軸2,32は、ストッパ部17を備えない構成であってもよい。
・上記各実施形態では、位置決め突部16は、回転軸2,32の軸方向に長い略直方体状をなしている。しかしながら、位置決め突部16は、上記各実施形態の形状に限らず、磁石3の軸方向の一部と隣り合って同磁石3に周方向から当接可能な形状であればよい。従って、位置決め突部16は、例えば、回転軸2,32の径方向に沿って延びる円柱状等であってもよい。
・磁石3に対して位置決め突部16が周方向に当接する位置は、上記各実施形態の位置に限らない。位置決め突部16は、磁石固定面15,35よりも径方向外側に突出し磁石3の軸方向の一部と周方向に当接して磁石3を周方向に位置決め可能となるように、回転軸2,32と一体に形成されていればよい。従って、位置決め突部16は、例えば、磁石3における軸方向の3箇所以上の部位と周方向に隣り合って当接するように形成されてもよい。また例えば、位置決め突部16は、磁石3の軸方向の中央寄りの2箇所で磁石3と隣り合って周方向に当接するように形成されてもよい。
・磁石3の形状は、上記各実施形態の形状に限らず、回転軸2,32の軸方向に延びる板状であればよい。例えば、磁石3は、その径方向外側の円弧面3bの曲率が、カバー4の内周面4aの曲率と等しく形成されてもよい。
・上記各実施形態では、回転軸2,32は、加工素材21の外周面を切削して形成された1部品(1つのブロック体)から構成されている。しかしながら、回転軸2,32は、切削加工された複数(例えば3つ)のブロック体を軸方向に並設して一体化してなるものであってもよい。また、回転軸2,32は、磁性金属材料に切削加工を施して形成される以外に、焼結によって形成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、ロータ1,31は、何れも10個の磁石3を備えた構成となっている。しかしながら、ロータ1,31に備えられる磁石3の数は、ロータ1,31を備えるブラシレスモータのステータの構成に応じて適宜変更してもよい。
上記各実施形態及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のロータにおいて、前記磁石の外周には、前記磁石を前記回転体に対して一体的に固定する筒状のカバーが外嵌されていることを特徴とするロータ。同構成によれば、位置決め突部によって回転体に対する磁石の周方向の位置決めがなされた状態をカバーによって容易に維持することができる。
1,31,51…ロータ、2,32,52…回転体としての回転軸、3…磁石、4…カバー、15,35,55…磁石固定面、15a,35a…平面部、16…位置決め突部、17…ストッパ部、17a…ストッパ凹部、17b…ストッパ凹部の内周面としてのストッパ面、21…加工素材、41…位置決め治具、42…支持部、43…位置決め柱部。

Claims (9)

  1. 1つ若しくは複数のブロック体よりなり外周に筒状の磁石固定面を有する筒状の回転体と、
    前記磁石固定面上に周方向に並設された複数の磁石と
    を備えたロータであって、
    前記回転体には、前記磁石固定面よりも径方向外側に突出し前記磁石の軸方向の一部と周方向に当接して前記磁石を周方向に位置決めする位置決め突部が、周方向に隣り合う磁石間に前記回転体と一体に設けられ
    前記回転体には、前記磁石固定面よりも径方向外側に突出するとともに周方向に隣り合う前記位置決め突部同士を連結するように設けられて前記磁石と軸方向に対向し、軸方向に対向する前記磁石の軸方向の中央部から軸方向に遠ざかるに連れて周方向の幅が狭くなるように軸方向に凹設されたストッパ凹部を有するストッパ部が一体に形成されていることを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記磁石は、その軸方向の端面と前記ストッパ凹部の内周面との間に隙間を形成しつつ、前記ストッパ凹部の内周面に軸方向から接触していることを特徴とするロータ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のロータにおいて、
    前記ストッパ凹部は、円弧状に凹設されていることを特徴とするロータ。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のロータにおいて、
    前記位置決め突部は、前記磁石の軸方向の一端部及び他端部と周方向に当接する位置にそれぞれ形成されていることを特徴とするロータ。
  5. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のロータにおいて、
    前記位置決め突部は、前記磁石の軸方向の一端部と周方向に当接する位置にそれぞれ形成されていることを特徴とするロータ。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のロータにおいて、
    前記回転体は、その内周面が円筒状をなす一方、その外周の前記磁石固定面が前記磁石と同数の平面状の平面部からなる多角筒状をなし、
    前記磁石は、前記平面部にそれぞれ配置されていることを特徴とするロータ。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のロータにおいて、
    前記回転体は、その軸方向の両端部が軸受にて軸支される回転軸であることを特徴とするロータ。
  8. 1つ若しくは複数のブロック体よりなり外周に筒状の磁石固定面を有する筒状の回転体と、
    前記磁石固定面上に周方向に並設された複数の磁石とを備え、
    前記回転体には、前記磁石固定面よりも径方向外側に突出し前記磁石の軸方向の一部と周方向に当接して前記磁石を周方向に位置決めする位置決め突部が、周方向に隣り合う磁石間に前記回転体と一体に設けられ、
    前記回転体は、その内周面が円筒状をなす一方、その外周の前記磁石固定面が前記磁石と同数の平面状の平面部からなる多角筒状をなし、
    前記磁石は、前記平面部にそれぞれ配置されているロータの製造方法であって、
    前記回転体を形成するための円筒状の加工素材の外周面の切削と、前記加工素材の中心軸線回りの回転とを繰り返して、ロータに備えられる前記磁石の数と同数の前記平面部を前記加工素材の外周面に形成することにより、前記加工素材の外周面に多角形状の前記磁石固定面を形成する磁石固定面形成工程と、
    各前記平面部を軸方向に広げるように前記加工素材を切削しつつ、周方向に隣り合う前記平面部の軸方向の端部間に前記位置決め突部を浮き彫りにする位置決め突部形成工程と、
    前記位置決め突部形成工程を経て形成された前記回転体の各前記平面部に、前記位置決め突部にて周方向の位置決めをしつつ前記磁石を配置する磁石配置工程と、
    前記磁石が配置された前記回転体の外周に円筒状のカバーを外嵌することにより、前記カバーによって前記磁石を前記回転体に対して一体的に固定するカバー装着工程と
    を備えたことを特徴とするロータの製造方法。
  9. 1つ若しくは複数のブロック体よりなり外周に筒状の磁石固定面を有する筒状の回転体と、
    前記磁石固定面上に周方向に並設された複数の磁石とを備え、
    前記回転体には、前記磁石固定面よりも径方向外側に突出し前記磁石の軸方向の一部と周方向に当接して前記磁石を周方向に位置決めする位置決め突部が、周方向に隣り合う磁石間に前記回転体と一体に設けられ、
    前記位置決め突部は、前記磁石の軸方向の一端部と周方向に当接する位置にそれぞれ形成されているロータの製造方法であって、
    前記回転体を形成するための円筒状の加工素材の外周面の切削と、前記加工素材の中心軸線回りの回転とを繰り返して、ロータに備えられる前記磁石の数と同数の平面状の平面部を前記加工素材の外周面に形成することにより、前記加工素材の外周面に多角形状の前記磁石固定面を形成する磁石固定面形成工程と、
    各前記平面部を軸方向に広げるように前記加工素材を切削しつつ、周方向に隣り合う前記平面部の軸方向の一端部間に前記位置決め突部を浮き彫りにする位置決め突部形成工程と、
    円筒状の支持部と前記支持部から軸方向に沿って前記平面部と同じ数だけ延びる位置決め柱部とからなる位置決め治具を、周方向に隣り合う前記平面部の境界部分に前記位置決め柱部がそれぞれ位置するように、前記位置決め突部形成工程を経て形成された前記回転体の他端部に外挿した状態で、前記位置決め突部及び前記位置決め柱部にて周方向の位置決めをしつつ各前記平面部に前記磁石を配置する磁石配置工程と、
    前記位置決め突部及び前記位置決め柱部にて前記磁石が位置決めされた状態の前記回転体の外周に円筒状のカバーを外嵌することにより、前記カバーによって前記磁石を前記回転体に対して一体的に固定するカバー装着工程と
    を備えたことを特徴とするロータの製造方法。
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