JP5586882B2 - 喫煙ホルダー - Google Patents

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本発明は、煙草を喫煙する場合に、煙草の基端部に装着することで、有害物質であるニコチンやタール等の摂取量を少なくするフィルター付きの喫煙ホルダーに関する。
煙草に含まれるニコチンやタール等の有害物質の摂取量を少なくするために、煙草の基端部にフィルター付きの喫煙ホルダーを装着することが従来から行なわれている。
一般に喫煙ホルダーは、合成樹脂製で、フィルターにこびり付いたニコチンやタール等を取り除く手間が掛かることから一定本数の煙草を喫煙した後、廃棄する使い切りタイプの喫煙ホルダーが多く使用されている。
従来の喫煙ホルダーの構造としては、図13に示す喫煙ホルダー101のように内部に煙草Tの基端部に外嵌する煙草保持部103、フィルターFを収容するフィルター収容部105、上記フィルター収容部105と吸込み口107との間に形成されている煙道109とを備える筒状のホルダー本体111と、上記フィルター収容部105に収容されるフィルターFとを具備するものがある。
又、図14、15に示す喫煙ホルダー201のように、内部に煙草Tの基端部に外嵌する煙草保持部203、ディスクDを収容するディスク収容部205、上記ディスク収容部205と吸込み口207との間に形成されている煙道209とを備える筒状のホルダー本体211と、上記ディスク収容部205に収容される複数の微細孔213を備えたディスクDとを具備するものがある。
又、下記の特許文献1、2には、喫煙ホルダーのホルダー本体に対して外部空気を取り込む0.6mm〜1mmの微細孔を直接、刻設した喫煙ホルダーが開示されている。
そして、上記微細孔からホルダー本体内に取り込んだ外部空気により燃焼速度の低下と煙の希釈を図って上記ニコチンやタール等の有害物質の吸引を抑制している。
実公昭40−15903号公報 特公平1−26670号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
まず、上記図13に示す喫煙ホルダー101の場合には、フィルターFが備えられているため、ニコチンやタール等の有害物質が吸収され、適度な吸引抵抗が得られる。したがって、喫味、喫感の低下を損なわない喫煙が可能になっている。しかし、上記フィルターFのみによって、喫煙中、最も有害とされる一酸化炭素を除去することは困難である。
又、上記図14、15に示す喫煙ホルダー201の場合には、ディスクDに備えられている微細孔213によって、適度な吸引抵抗が得られるが、ニコチン、タール及び一酸化炭素等の有害物質の積極的な吸着、除去効果は得られない。
一方、特許文献1、2に開示されている喫煙ホルダーの場合には、ホルダー本体に対して直接、刻設されている微細孔によって一酸化炭素を含む主流煙の希釈が図られるため、一酸化炭素等の有害物質の除去効果が得られる。
しかしながら、微細孔を有するホルダー本体を射出成形によって成形するためには、金型の構造を単純な2次元作動構造から、より複雑な3次元作動構造にしなければならず、金型の製作コストを増大させてしまうという問題があった。又、金型サイズも大きくなるため熱膨張・熱収縮によって微細孔形成部位が破損したり、変形してしまい、量産の成形品の微細孔に孔詰まりやバリ等が生じる不良品を発生させてしまうという問題があった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、ニコチンやタールだけでなく、一酸化炭素等の有害物質の摂取量を低く抑え、適度な吸引抵抗によって良好な喫味、喫感が得られる成形が容易な喫煙ホルダーを提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による喫煙ホルダーは、一端が吸込み口となっていて他端が煙草を保持する煙草保持部となっているホルダー本体と、上記ホルダー本体内に収容されたフィルターと、上記ホルダー本体の側壁部であって上記フィルターより上記煙草保持部側の空気混合室に形成された穴部に挿嵌され微細孔が形成された通気ピースと、を具備し、上記通気ピースはフランジ部とこのフランジ部に連設された嵌合部とから構成され、上記フランジ部が上記ホルダー本体に当接するまで上記嵌合部を上記穴部に挿嵌することにより取り付けられていて、上記空気混合室には、上記通気ピースの上記フィルター側に混合ガスの流れる方向に沿う貫通穴又は複数の小孔が形成された流速増加用のディスクが設けられており、上記煙草保持部の上記空気混合室側端には上記煙草の基端部の挿込み量を設定する段差部が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項2による喫煙ホルダーは、請求項1記載の喫煙ホルダーにおいて、上記通気ピースの微細孔の直径は0.3〜1.5mmの範囲で設定されていることを特徴とするものである。
請求項3による喫煙ホルダーは、請求項1又は請求項2記載の喫煙ホルダーにおいて、上記ディスクには上記フィルター側に向けて凸部が形成されており、上記貫通穴は上記凸部を通るように形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項4による喫煙ホルダーは、請求項1〜請求項3の何れかに記載の喫煙ホルダーにおいて、上記通気ピースは、上記ホルダー本体の側周壁の複数個所に設けられていることを特徴とするものである。
したがって、一端が吸込み口となっていて他端が煙草保持部となっているホルダー本体と、上記ホルダー本体内に収容されたフィルターと、上記フィルター本体の側壁部であって上記フィルターの上記煙草保持部側の空気混合室に形成された穴部に挿嵌され微細孔が形成された通気ピースと、を具備しているから、ニコチンやタール等はフィルターによって吸着、除去され、適度な吸引抵抗によって良好な喫味、喫感が得られる。
又、通気ピースに穿設された微細孔によって、空気混合室に外部空気が取り込まれるため、一酸化炭素が取り込まれた外部空気によって希釈される。
又、ホルダー本体と通気ピースを別体に構成することによって、ホルダー本体の成形が容易になり、成形品質が向上し、金型の製作コストの削減が図られる。
又、上記空気混合室に対して、混合ガスの流れる方向に沿う貫通穴が形成された流速増加用のディスクが設けられている場合には、空気混合室において希釈された煙は、ディスクの貫通穴を通過する際に絞られて流速が増加し、フィルターの端面に衝突することによって混合ガス中に含まれるタール等の除去効率が向上する。
又、上記空気混合室に対して、混合ガスの流れる方向に沿う複数の小孔が形成された流速増加用のディスクが設けられている場合には、空気混合室において希釈された煙は、ディスクのそれぞれの小孔を通過する際に絞られて流速が増加し、フィルターの端面に衝突することによって混合ガス中に含まれるタール等の除去効率が向上する。
又、上記通気ピースが、上記ホルダー本体の側周面の複数個所に設けられている場合には、空気混合室内に取り込む外部空気の流入量が調整でき、混合ガスの主流煙と外部空気との混合比を変えて、種々の喫煙者の好みに合わせたり、喫煙の依存性の低下に利用することが可能になる。
又、上記通気ピースとして、微細孔の孔径が違うものを複数種用意しておき、微細孔の小さな通気ピースから段階的に微細孔の大きな通気ピースへと切り換えて使用するようにした場合には、最初に外部空気による希釈の比率が低い混合ガスによって喫煙を行い、徐々に外部空気による希釈の比率を高めて行って喫煙の効果を低減し、喫煙の依存性を低くして禁煙補助具としての活用が可能となる。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、喫煙ホルダーを示す側断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、喫煙ホルダーを示す下面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、喫煙ホルダーを示すたばこ挿込み口側の端面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、喫煙ホルダーを示す吸込み口側の端面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、喫煙ホルダーを示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、喫煙ホルダーを示す下面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、喫煙ホルダーを示すたばこ挿込み口側の端面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、喫煙ホルダーを示す吸込み口側の端面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、喫煙ホルダーを示す側断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、喫煙ホルダーを示す下面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、たばこ挿込み口側の端面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、吸込み口側の端面図である。 従来例の一例を示す図で、喫煙ホルダーを示す側断面図である。 従来例の他の一例を示す図で、喫煙ホルダーを示す側断面図である。 従来例の他の一例を示す図で、喫煙ホルダーを示すたばこ挿込み口側の端面図である。
以下、図1乃至図4を参照して(1)第1の実施の形態による喫煙ホルダー1Aを説明し、図5乃至図8を参照して(2)第2の実施の形態による喫煙ホルダー1Bを説明し、図9乃至図12を参照して(3)第3の実施の形態による喫煙ホルダー1Cを説明する。
(1)第1の実施の形態(図1乃至図4参照)
第1の実施の形態による喫煙ホルダー1Aは、円筒スリーブ状のホルダー本体3と、該ホルダー本体3内に収容されるフィルターFと、上記ホルダー本体3の側周壁に取り付けられる通気ピース5とを備えることによって構成されている。
ホルダー本体3は、一端が口にくわえる吸込み口7、他端が煙草Tの基端部9を受け入れる煙草挿込み口11になっていて、両端が開放された部材である。又、ホルダー本体3の吸込み口7寄りの側胴部は喫煙者がくわえ易いように偏平に押し潰したような形状に成形されている。
ホルダー本体3の内部には、煙草Tの基端部9に外嵌する煙草保持部13が上記煙草挿込み口11が設けられている端面から煙草Tの保持に必要な所定の深さの範囲に形成されている。
又、上記煙草保持部13と接するホルダー本体3の奥部には、空気混合室15が形成されており、該空気混合室15と接するホルダー本体3の更に奥部にフィルターFを収容するフィルター収容部17が形成されている。
尚、上記煙草挿込み口11が形成されている煙草保持部13の端縁には案内傾斜面19が形成されており、該案内傾斜面19に案内されて、煙草Tの基端部9の円滑な煙草保持部13への挿嵌が可能になっている。
又、上記空気混合室15とフィルター収容部17の口径は、上記煙草保持部13の口径より幾分小さく、煙草Tの基端部9の外径より幾分大きくなるように形成されており、上記煙草保持部13と空気混合室15との境界部には、煙草Tの基端部9の挿込み量を設定する段差部21が形成されている。
又、上記フィルター収容部17と連通するホルダー本体3の偏平に押し潰された上記吸込み口7側の内部には、フィルターFを通過し、有害物質が除去された混合ガスGの通り道となる煙道23が形成されている。
そして、上記空気混合室15の存するホルダー本体3の側周壁に本発明の特徴的構成である通気ピース5を取り付けるための穴部25が形成されている。
尚、上記穴部25の口径は、例えば、2〜3mmであり、金型の破損、変形が起こらず安定した成形加工が可能な大きさに設定されている。
因みに、本実施の形態では、口径が2.5mmの穴部25を形成している。
フィルターFとしては、シリカゲル、ゼオライトあるいは活性炭の一部又は、これらの全部を繊維体に担持して収束し、上記フィルター収容部17内に内嵌する円柱形状に成形したものが一例として使用できる。
因みに、上記フィルターFを使用した場合には、一般的な煙草の主流煙S中に含まれるニコチン、タール等の粒子層(含有量で8%前後)と、アルデヒド、ケトン等の有機化合物や窒素酸化物等の蒸気層(含有量で15%前後)の吸着、除去が可能になる。
通気ピース5は、一端に大径のフランジ部27、他端に小径(本実施の形態では2.5mm)の嵌合部29を備えたキャップ状の部材である。通気ピース5の軸中心には、上記フランジ部27と嵌合部29を貫通する微細孔31が形成されている。
微細孔31の直径は、例えば、0.3〜1.5mm程度であり、本実施の形態では一例として直径が0.5mmの微細孔31が形成された通気ピース5が使用されている。
尚、本発明では、上記ホルダー本体3と切り離し、通気ピース5単独での成形となるため、単純で安定した構造の金型が使用でき、成形品の外形寸法が小さくなることで金型の小型化が図れ、金型の熱膨張、熱収縮の影響の少ない高精度で安定した成形品(通気ピース5)の量産が可能になっている。
次に、このようにして構成される第1の実施の形態による喫煙ホルダー1Aの使用の手順と作動態様について説明する。
喫煙者は、喫煙ホルダー1Aの煙草挿込み口11に形成された案内傾斜面19を案内にして、煙草保持部13に煙草Tの基端部9を挿嵌する。
そして、煙草Tの基端部9の端面が上記段差部21に当接することによって、煙草Tの基端部9のそれ以上の挿嵌が規制されて煙草Tの喫煙ホルダー1に対するセットが完了する。
喫煙者は、喫煙ホルダー1の吸込み口7側の部位を口でくわえ、図示しないライター等を使用して煙草Tの先端部33に着火し、吸引する。
煙草Tの燃焼によって発生した主流煙Sは、空気混合室15で通気ピース5に形成された微細孔31から流入した外部空気Aによって希釈され、混合ガスGとなってフィルターF内に流入する。
尚、上記外部空気Aによって主流煙Sが希釈されることで当初約3%程度含まれていた一酸化炭素も希釈される。
混合ガスG中に含まれるニコチン、タール等の粒子層はフィルターFの端面に衝突することと、フィルターFに捕促されることによって除去され、アルデヒド、ケトン等の蒸気層はフィルターF中に担持されている活性炭やゼオライト等によって吸着、除去される。
そして、上記有害物質が除去された混合ガスGは煙道23を通って吸込み口7に至り、喫煙に供される。このような喫煙ホルダー1Aを使用しての喫煙は、人体に有害な有害物質が除去されているから健康に優しく、適度な吸引抵抗を備えているから喫味、喫感の良好性も損わない。
(2)第2の実施の形態(図5乃至図8参照)
第2の実施の形態による喫煙ホルダー1Bは、上記第1の実施の形態による喫煙ホルダー1Aと、基本的には同様の構成を有している。したがって、ここでは上記第1の実施の形態と相違する構成に絞って説明し、上記第1の実施の形態と共通する構成についてはその説明を省略する。
又、図5乃至図8中、第1の実施の形態と共通する第2の実施の形態の構成については、図1乃至図4中で使用した符号と同じ符号を使用している。
即ち、第2の実施の形態による喫煙ホルダー1Bにあっては、上記空気混合室15に対して流速増加用のディスクD1が設けられている点で上記第1の実施の形態による喫煙ホルダー1Aと構成を異にしている。
ディスクD1は、上記空気混合室15に内嵌する大径の円板部35と、外径が上記円板部35の半分程度の小径の筒部37とが一体になった部材で、ディスクD1の軸中心には、上記円板部35と筒部37を貫通する貫通穴39が形成されている。
上記貫通穴39の口径は、例えば、約2mmであり、図5に示すように上記貫通穴39が混合ガスGの流れる方向に沿うようにディスクD1を筒部37の端面38がフィルターF側を向く横向きにして配置している。
又、上記筒部37の端面38と対向するフィルターFの端面との間には、例えば、1〜3mm程度の間隙が形成されている。これは、上記貫通穴39を通過することによって流速が増加した混合ガスGがフィルターFの上記対向する端面に衝突し除去されるスペースを確保するためである。
この他、本実施の形態では、通気ピース5の嵌合部29の直径は、上記第1の実施の形態と同じ2.5mmであるが、微細孔31の孔径を上記第1の実施の形態よりも0.1mm大きくし、0.6mmに設定している。
このような第2の実施の形態による喫煙ホルダー1Bによっても、上記第1の実施の形態による喫煙ホルダー1Aと同様の作用、効果が得られ、加えてディスクD1を設けたことで、ニコチンやタール等の粒子層をフィルターFの端面に衝突させて除去する衝突除去作用が得られるため、上記粒子層の除去能力が向上する。
(3)第3の実施の形態(図9乃至図12参照)
第3の実施の形態による喫煙ホルダー1Cは、上記第1の実施の形態による喫煙ホルダー1Aと、基本的には同様の構成を有している。したがって、ここでは上記第1の実施の形態と相違する構成に絞って説明し、上記第1の実施の形態と共通する構成についてはその説明を省略する。
又、図9乃至図12中、第1の実施の形態と共通する第2の実施の形態の構成については、図1乃至図4中で使用した符号と同じ符号を使用している。
即ち、第3の実施の形態による喫煙ホルダー1Cにあっては、上記空気混合室15に対して流速増加用のディスクD2が設けられている点で上記第1の実施の形態による喫煙ホルダー1Aと構成を異にしている。
ディスクD2は、上記第2の実施の形態によるディスクD1と構造を異にし、上記空気混合室15に内嵌する大径の円板部41のみによって構成されている。又、ディスクD2の軸中心とその周囲の一例として4個所には、円板部41の両端面を貫通する一例として5個の小孔43が形成されている。
上記小孔43の口径は、例えば、0.5〜1mm程度であり、図9に示すように上記すべての小孔43が混合ガスGの流れる方向に沿うようにディスクD2を横向きにして配置している。
又、上記ディスクD2のフィルターF側の端面45と対向するフィルターFの端面との間には、上記第2の実施の形態と同じ1〜3mm程度の間隙が形成されている。これは、上記それぞれの小孔43を通過することによって流速が増加した混合ガスGがフィルターFの上記対向する端面に衝突し除去されるスペースを確保するためである。
この他、本実施の形態では、通気ピース5の嵌合部29の直径は、上記第1の実施の形態と同じ2.5mmであるが、微細孔31の孔径を上記第1の実施の形態よりも0.3mm大きくし、0.8mmに設定している。
このような第3の実施の形態による喫煙ホルダー1Cによっても、上記第1の実施の形態による喫煙ホルダー1Aと同様の作用、効果が得られ、加えてディスクD2を設けたことで、ニコチンやタール等の粒子層をフィルターFの端面に衝突させて除去する衝突除去作用が得られるため、上記粒子層の除去能力が向上する。
尚、本発明は上述した第1〜第3の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、ホルダー本体3の側周壁に形成した穴部25の数は1個に限らず複数個でもよく、上記穴部25に嵌合する通気ピース5の数も同様に1個に限らず、複数個とすることが可能である。
又、通気ピース5は、微細孔31の孔径が違うものを複数種(例えば0.5mmから0.1mmずつ増やして1.5までmmの16種類)用意しておき、微細孔31の小さな通気ピース5から段階的に微細孔31の大きな通気ピース5へと切り換えて使用することも可能である。
因みに、このように構成した場合には、ニコチン、タール及び一酸化炭素等の有害物質の希釈量が徐々に高まって行くため、喫煙による依存性を低くする禁煙補助具として喫煙ホルダー1を活用することが可能になる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、喫煙により摂取される有害物質を除去する喫煙ホルダーの製造、使用分野等で利用でき、特に喫煙ホルダーを、成形するための金型の構造を単純化して、高精度の喫煙ホルダーを安定して生産したい場合に利用可能性を有する。
1 喫煙ホルダー
3 ホルダー本体
5 通気ピース
7 吸込み口
9 基端部
11 たばこ挿込み口
13 たばこ保持部
15 空気混合室
17 フィルター収容部
19 案内傾斜面
21 段差部
23 煙道
25 穴部
27 フランジ部
29 嵌合部
31 微細孔
33 先端部
35 円板部
37 筒部
38 端面
39 貫通穴
41 円板部
43 小孔
45 端面
F フィルター
D1 ディスク
D2 ディスク
T たばこ
A 外部空気
S 主流煙
G 混合ガス

Claims (4)

  1. 一端が吸込み口となっていて他端が煙草を保持する煙草保持部となっているホルダー本体と、
    上記ホルダー本体内に収容されたフィルターと、
    上記ホルダー本体の側壁部であって上記フィルターより上記煙草保持部側の空気混合室に形成された穴部に挿嵌され微細孔が形成された通気ピースと、
    を具備し、
    上記通気ピースはフランジ部とこのフランジ部に連設された嵌合部とから構成され、上記フランジ部が上記ホルダー本体に当接するまで上記嵌合部を上記穴部に挿嵌することにより取り付けられていて、
    上記空気混合室には、上記通気ピースの上記フィルター側に混合ガスの流れる方向に沿う貫通穴又は複数の小孔が形成された流速増加用のディスクが設けられており、
    上記煙草保持部の上記空気混合室側端には上記煙草の基端部の挿込み量を設定する段差部が設けられていることを特徴とする喫煙ホルダー。
  2. 請求項1記載の喫煙ホルダーにおいて、
    上記通気ピースの微細孔の直径は0.3〜1.5mmの範囲で設定されていることを特徴とする喫煙ホルダー。
  3. 請求項1又は請求項2記載の喫煙ホルダーにおいて、
    上記ディスクには上記フィルター側に向けて凸部が形成されており、
    上記貫通穴は上記凸部を通るように形成されていることを特徴とする喫煙ホルダー。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の喫煙ホルダーにおいて、
    上記通気ピースは、上記ホルダー本体の側周壁の複数個所に設けられていることを特徴とする喫煙ホルダー。
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