JP5583524B2 - ハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロック部を備えるハンドル装置に関する。
車両の後部に設けられた荷室には、荷室の下に設けたスペアタイヤや小物入れの収容庫のふたとして、および荷室の床として平板形状のボードが設置される。このボードは車両の振動で開いてしまったり、横方向にずれたりしないように車体にロックされる。表面および裏面の両面とも上を向けて使用可能なボードである場合、表面を上に向けた状態においても裏面を上に向けた状態においても一つのハンドル装置でボードを車体にロックおよびロック解除できれば、表裏両面のそれぞれにハンドル装置を設ける必要がなく、コスト面で有利である。
特許文献1には自動車の荷室に設けられるリバーシブルカバーを車体に固定するエスカッションが開示されている。このエスカッションは上下方向に移動する操作レバーを備えており、操作レバーを表面側または裏面側から押し込むことで、表裏両面からリバーシブルカバーを車体にロックすることができるように構成されている。このリバーシブルカバーには把手が形成されており、リバーシブルカバーを開く際にはその把手に手を掛けて強い力でリバーシブルカバーを開く。このとき、操作レバーと弾性舌片とによるロックが強制的に引きはがされるように解除される。
特開2000−74019号公報
表裏両面を使用可能なボードとして近年は、ボードを車体にロックする強固なロック性能と、その強固なロックを容易に解除できる操作性能と、ボードを持ち上げる際の手がかりとなる把手の持ちやすさとが求められるようになってきた。特許文献1に記載の技術では、操作レバーをエスカッション内に押し込むことで弾性舌片と係合する構成であったため、ボードと車体のロックが近年の要求ほどに強固ではなく、ロック解除は強制的にひきはがすよう行われるため操作性が高くなく、さらにエスカッションに手で握る箇所がなく、別途把手をリバーシブルカバーに設けている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロック機能を有しつつ、ボードの表面および裏面のいずれを上面にしても使用可能なハンドル装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、車両の荷室に配設され、表面側の空間と裏面側の空間とを連通する連通部を有するボードに取り付けられるハンドル装置であって、連通部に固定され、連通部の連通を保つ開口部を有する基部と、ボードの表面に沿う方向に移動可能に基部に組み付けられ、開口部を遮断する位置と開口部を連通する位置に変位可能な操作部と、ボードを車両の荷室の被ロック体にロックし、操作部の移動によって移動可能なロック部と、操作部の移動の方向とは逆向きにロック部を移動させるリンク部と、を備える。この操作部が開口部を遮断する位置にあるときにはロック部がロック状態にあり、ロック部が解除状態にあるときには操作部が開口部を連通する位置にある。
本発明の別の態様もまた、ハンドル装置である。この態様は、車両の荷室に配設され、表面側の空間と裏面側の空間とを連通する連通部を有するボードに取り付けられるハンドル装置であって、連通部に固定され、連通部の連通を保つ開口部を有する基部と、基部に移動可能に組み付けられ、開口部を遮断する位置と開口部を連通する位置に変位可能な操作部と、ボードを車両の荷室の被ロック体にロックし、操作部の移動によって移動可能なロック部と、開口部を閉じる方向に操作部を付勢する第1スプリングと、を備える。操作部が開口部を遮断する位置にあるときにはロック部がロック状態にあり、ロック部が解除状態にあるときには操作部が開口部を連通する位置にある。操作部は、操作前の初期位置において第1スプリングに付勢されて、開口部をボードの表面側の空間と裏面側の空間との連通を遮断する遮断状態にする。このハンドル装置において、操作部の移動量D1に対するロック部の移動量D2の比(D2/D1)は、操作部が所定量移動する前の方が、その後よりも小さい。
本発明のさらに別の態様もまた、ハンドル装置である。この態様は、車両の荷室に配設され、表面側の空間と裏面側の空間とを連通する連通部を有するボードに取り付けられるハンドル装置であって、連通部に固定され、連通部の連通を保つ開口部を有する基部と、基部に移動可能に組み付けられ、開口部を遮断する位置と開口部を連通する位置に変位可能な操作部と、ボードを車両の荷室の被ロック体にロックし、操作部の移動によって移動可能なロック部と、を備える。操作部は、ユーザに操作される操作片と、操作片に離間して対向し、操作片と連動するロック係合部と、操作片とロック係合部とを連結する連結部と、操作片およびロック係合部の間に形成された連通孔と、を有する。操作部が開口部を遮断する位置にあるときにはロック部がロック状態にあり、ロック部が解除状態にあるときには操作部が開口部を連通する位置にある。ロック係合部は、操作片が操作前の初期位置から開口部を連通状態にする方向に所定間隔移動するとロック部に係着し、操作片が操作前の初期位置から開口部を連通状態にする方向に所定間隔以上移動するとロック部をロック解除する方向に移動させる。操作部は、操作前の初期位置において開口部をボードの表面側の空間と裏面側の空間との連通を遮断する遮断状態にし、操作部がロック部をロック解除する方向に操作された場合に、開口部と連通孔とが重なって開口部を連通する位置に移動する。
いずれの態様においても、ボードの表面および裏面のいずれを上面にしても連通状態にある開口部に対してユーザが手を挿入することができる。また、開口部が遮断されている場合にはボード上の物が開口部を介して落下することを防ぐことができ、ロック部が解除状態である場合には開口部に手を挿入してハンドル装置を掴んでボードを持ち上げることが可能となる。
本発明によれば、ロック機能を有したハンドル装置を、ボードの表面および裏面のいずれを上面にしても使用することができる。
実施形態に係るボードが車両に取り付けられた状態を示す斜視図である。 実施形態に係るボードの斜視図である。 実施形態に係るハンドル装置の斜視図を示す図である。 実施形態に係るベースの斜視図を示す図である。 (a)および(b)は実施形態に係る操作カバーおよびレバーの斜視図を示す図である。 実施形態に係るリンク部の斜視図を示す図である。 実施形態に係るロック部の斜視図である。 (a)〜(c)は実施形態に係るハンドル装置の動作を示す説明図である。 操作カバーに加えた操作力と操作カバーの移動距離との関係を示す図である。 実施形態に係るハンドル装置の第1変形例を示す斜視図である。 実施形態に係るハンドル装置の第1変形例の一部を示す図である。 実施形態に係るハンドル装置の第1変形例の断面図である。 (a)および(b)は実施形態に係るハンドル装置の第2変形例を示す図である。
図1は、実施形態に係るボード1が車両に取り付けられた状態を示す斜視図である。なお、以下の説明において前後とは車両の前後方向を指すものとし、左右とは車両の幅方向を指すものとする。荷室の後方にはバックドアによって開閉される後部開口2が形成されており、この後部開口2を通じて荷室に荷物が搬入される。荷室にはボード1が配設され、ボード1により荷室が上下に仕切られている。
ボード1は、表裏両面ともに使用可能となっており、表面と裏面が異なる材質で形成されている。たとえば、ボード1の表面を布地で形成し、通常の荷物に対して用い、他方、ボード1の裏面を防水性の材質で形成し、濡れたタイヤなどの汚れた荷物に対して用いる。
また、車両の運転時に生じる振動でボード1が開いたり、ずれたりしないように固定する必要がある。ハンドル装置10がロック機能を有すれば、別途ロック機構をボード1に設ける必要がなくなる点で好ましい。ここで、車両に設けられた被ロック体(不図示)にボード1を固定する際に、表裏両面からロック可能で、容易に解除可能であることが好ましい。
図2は、実施形態に係るボード1の斜視図である。図2(a)はボード1の表面を示し、図2(b)は裏面を示す。ここで各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。ボード1は、車両の荷室に配設され、表面側の空間と裏面側の空間とを連通する連通部(不図示)を有する。たとえば連通部はボード1の一辺を切り欠いて形成される。
図2(a)に示すようにハンドル装置10の表面を形成するベース20には、開口部22が形成されている。この開口部22から張り出している操作部30をユーザが操作可能となっている。また図2(b)に示すようにハンドル装置10の裏面を形成するバックカバー60にも開口部62が形成されており、この開口部62から操作部30をユーザが操作可能となっている。つまり表裏両面から同一の操作部30を操作可能である。ベース20およびバックカバー60は、ハンドル装置10の基部を構成し、基部がボード1の連通部に固定される。基部がボード1の連通部に固定された場合には、開口部22および開口部62が連通部の連通を保つ。
図示されるようにロック部50が基部の側面から突出し、ボード1の側面からも突出して、車両の被ロック体にロックされる。ユーザが操作部30を操作することで、基部の側面から突出するロック部50が基部内部に収容されて、ボード1が車両の荷室の被ロック体とのロックが解除される。
図3は、実施形態に係るハンドル装置10の斜視図を示す。図3に示すハンドル装置10は、内部構成を図示するためバックカバー60を取り外している。このハンドル装置10は、ベース20、操作部30(不図示)、リンク部40、ロック部50、バックカバー60(不図示)、第1スプリング(不図示)および第2スプリング(不図示)を備える。以下、各部材について図3を参照しつつ、図4から図7を用いて説明する。
図4は、実施形態に係るベース20の斜視図を示す。ベース20に他の各部材が組み付けられ、ベース20をボード1の連通部に配設してバックカバー60で蓋をして、バックカバー60とともにねじ受け部23にねじを螺合することでハンドル装置10のボード1への組み付けが完成される。
ベース20は、台座部21および壁部24a、24b、24c、24d(以下、区別しない場合は「壁部24」という)を備える。平板形状の台座部21の四辺に沿って壁部24a、壁部24b、壁部24cおよび壁部24dが立設されている。開口部22は、壁部24より内側の台座部21に、長方形状に形成される。
レバー支持部28は、右の壁部24dから左向きに突設する。図示されていないが、左の壁部24cからも同様にレバー支持部28は右向きに突設する。レバー支持部28のそれぞれは前後方向に延伸するよう形成される。レバー支持部28はレバー34がスライドする際にレバー34を支持する。
ロック片出入口29は、後側の壁部24aの中央を切り欠いて形成される。2つのガイド壁部27は、台座部21から互いに対向して立設し、ガイド壁部27の一端はロック片出入口29に連結する。ガイド壁部27は、ロック片出入口29から前方向に延伸する。ガイド壁部27はロック部50のスライドをガイドする。第2スプリング配設部26は、2つのガイド壁部27に挟まれた位置において、台座部21から立設する。第2スプリング配設部26には、第2スプリングの一端が固定される。
図5は、実施形態に係る操作カバー32およびレバー34の斜視図を示す。図5(a)は操作カバー32を示し、図5(b)はレバー34を示す。操作カバー32およびレバー34は協働して操作部30として機能する。操作カバー32およびレバー34は、ベース20に移動可能に組み付けられ、開口部22および開口部62に張り出し可能である。また、操作カバー32およびレバー34は、開口部22および開口部62を遮断する位置と、開口部22および開口部62を連通する位置に変位可能である。
操作カバー32はユーザに操作されて後方にスライドする。操作カバー32は、長方形状の2つの平板80a、80bが離間して対向するように、2つの平板80a、80bを連結した形状を有する。その平板80aと平板80bとの間には図3に示すようにレバー34が収まる。平板80aおよび平板80bの両端には突起状のカバー係合部37aがそれぞれ形成される。このカバー係合部37aは、レバー34に形成されたレバー係合部37bと係合可能である。
レバー34は、ロック部50に直接的または間接的に係合し、操作カバー32の移動によってレバー34も移動してロック部50をロック解除する位置に移動させる。レバー34は、長方形状の平板の基板部31と、基板部31の後側の側面31aの両端から延出した2つの延出部33とを有し、略U字形状に形成される。リンク受け部35は基板部31に立設され、ベース20に組み付けた場合にリンク部40と対向する。基板部31の左右の側面31bにはレバー係合部37bがそれぞれ形成される。
基板部31およびリンク受け部35の前方向の端部には第1スプリング配設部36が凹んで形成される。第1スプリング配設部36には第1スプリングの一端が固定される。なお、図示していないが操作カバー32の内部にも第1スプリングの一端が固定される部位が形成される。なお第1スプリングは操作カバー32およびレバー34を前後方向に離間させる方向に付勢するよう設けられる。
2つの延出部33のそれぞれには円筒形状の第1突起38が立設される。スリット39は延出部33の側面33aに設けられ、ベース20のレバー支持部28と嵌合するように形成される。
図6は、実施形態に係るリンク部40の斜視図を示す。リンク部40は長方形状の平板に形成され、この平板に3つの孔が形成されている。このうち2つの孔がスリット形状の第1ガイド部44であり、所定幅のスリットがリンク部40の各辺に対して斜めに延びるよう形成されている。図3に示すように第1ガイド部44にはレバー34の第1突起38が挿入されて、レバー34とリンク部40とが連結する。第1ガイド部44は、第1突起38と摺接し、レバー34の移動方向に対して斜め方向に形成された第1摺接辺44aを有する。
また、2つの第1ガイド部44の間、すなわちリンク部40の中央に第2ガイド部42が形成される。第2ガイド部42は3角形状に形成されている。第2ガイド部42は、リンク部40の各辺に平行に形成された辺42aおよび辺42bと、辺42aおよび辺42bの一端を繋ぐ斜めに形成された第2摺接辺42cを有する。第2ガイド部42は、後述するロック部50の第2突起と摺接し、第1摺接辺44aの傾斜と直交する方向に延在する第2摺接辺42cを有する。第1摺接辺44aと第2摺接辺42cをリンク部40に形成することで、リンク部40が左右方向に移動し、レバー34の前後方向の移動を逆方向に変換してロック部50に伝達すること可能となる。
図7は、実施形態に係るロック部50の斜視図である。ロック部50は、図4に示すガイド壁部27の間に挿入される基板部51と、ロック部50の移動に応じてロック片出入口29から出入りするロック片52と、リンク部40の第2ガイド部42と連結される第2突起54とを有する。
第2スプリング収容部56は基板部51の中央に箱形状に形成される。第2スプリング収容部56には、第2スプリングと、図4に示す第2スプリング配設部26とを含めて収容可能である。円筒形状の第2突起54は、第2スプリング収容部56から立設する。以上のように構成された各部材をベース20に組み付ける。
図3に戻って、各部材の動作について説明する。操作部30、リンク部40、ロック部50、第1スプリング70および第2スプリング72はベース20に組み付けられる。ロック部50は、操作部30の移動によって移動可能であり、操作カバー32への操作によってロック片52がロック片出入口29から出入り可能に組み付けられる。
操作カバー32からロック部50までの操作力の伝達は、レバー34およびリンク部40を介して行われる。ユーザの操作によって操作カバー32およびレバー34がボード1の表面に沿って後方向にスライドすると、リンク部40が左方向にスライドし、ロック部50が前方向にスライドしてロック片52が引っ込む。
そして、ユーザが操作カバー32から手を離すと、部材の間に組み付けられたスプリングによって各部材は図3に示す初期位置に戻る。このスプリングおよびスプリングを介した動作について具体的に説明する。
図8は、実施形態に係るハンドル装置10の動作を示す説明図である。また図8は、ハンドル装置10の前後方向の断面図であり、バックカバー60を組み付けていない状態を示す。図8(a)は操作前の状態を示し、図8(b)は操作カバー32およびレバー34が一体となった状態を示し、図8(c)はロック解除された状態を示す。なお、図3も適宜参照する。
図8(a)に示すように操作カバー32とレバー34との間には第1スプリング70が設けられており、第1スプリング70は操作カバー32とレバー34とを離す方向に付勢する。第1スプリング70は、開口部22を閉じる方向に第2スプリング72より軽い力で操作カバー32を付勢する。操作カバー32は、操作前の初期位置において第1スプリング70に付勢されて、開口部22をボード1の表面側の空間と裏面側の空間との連通を遮断する遮断状態にしている。操作前の初期位置では開口部22を遮断状態にすることで、ボード1上の物が開口部22を介してボード1の下方に落ちることを防ぐことができる。なお、実施形態において遮断とは、開口部22の連通を完全に遮断した状態のみを含むものでなく、たとえば開口部22のスライド方向幅を4分の3以上遮断した状態も含んでよく、開口部22のスライド方向幅で1cm以内の空隙を有した状態を含んでよい。開口部22が遮断状態にあっても、ユーザの指先が引っかかる程度の開口部22の少しの隙間があれば、ユーザが開口部22を連通状態にする際の手がかりとなるため、ユーザの操作性が向上する。一方、開口部22の少しの隙間があっても、ボード1上の1cm以上のある程度の大きさの物は開口部22を介してボード1の下方に落ちることを防ぐことができる。
遮断状態において、第1スプリング70に付勢された操作カバー32は、図5に示すカバー係合部37aとレバー係合部37bとの係合によって、前方向のスライドが規制されている。つまり、第1スプリング70は操作カバー32およびレバー34を離間するように付勢するが、カバー係合部37aおよびレバー係合部37bの係合により、操作カバー32およびレバー34の離間が規制されている。このとき第1スプリング70には、所定の第1セット荷重が付与される。
ベース20の第2スプリング配設部26とロック部50との間には第2スプリング72が設けられている。第2スプリング72は、ロックする方向(後ろ方向)にロック部50を付勢する。ロック部50は、第2スプリング72にロックする方向に付勢されているが、ロック部50の第2突起54とリンク部40の第2ガイド部42との引っかかりによって後方向の移動が規制されている。操作前の初期位置において、第2スプリング72には所定の第2セット荷重が加えられている。したがってロック部50に対して第2セット荷重より大きい力が働かなければ、ロック部50はスライドしない。操作部30が開口部22を遮断する位置にあるときにはロック部50がロック状態にあるため、ボード1を被ロック体にロックした際に開口部22を介したボード1上の物の落下を防ぐことができる。
図8(a)に示す開口部22の遮断状態からユーザの指先の操作によって操作カバー32を手前(後方)へ引くと、第1スプリング70のセット荷重が第2スプリング72より小さいため操作カバー32が容易にスライドして開口部22が連通状態となり、図8(b)に示す操作カバー32とレバー34とが一体となった状態となる。この状態の遷移について図9を用いて説明する。
図9は、操作カバー32に加えた操作力と操作カバー32の移動距離との関係を示す図である。図9に示すP1〜P3はそれぞれ図8(a)〜(c)の動作状態に対応する。まず、図8(a)に示す遮断状態では、第1セット荷重f1より大きい操作力を加えるまで操作カバー32は静止したままであって、操作カバー32の移動距離はゼロである。なお、操作カバー32に対する操作力の向きは、後方向である。
そして操作カバー32に対する操作力を第1セット荷重f1より増加させると、第1スプリング70が縮んで操作カバー32が開口部22を開く方向にスライドする。このとき第2セット荷重f3を超えるまで第2スプリング72が縮まず、レバー34もスライドしない。
操作カバー32に対する操作力を力f2まで増加させ、操作カバー32の移動距離が距離m1となると、図8(b)に示す操作カバー32とレバー34とが一体となった状態となる。つまり操作カバー32がユーザの操作によりロック部50のロックを解除する方向に移動される場合において、操作カバー32は第1スプリングに抗して所定量移動した後、レバー34と一体に移動する。距離m1は、第1スプリング70が組み付けられた状態において最大に圧縮した距離である。
図8(b)に示す操作カバー32のスライドによってロック部50がスライドを開始する位置にある場合、開口部22および開口部62がボード1の表面側の空間と裏面側の空間とを連通する連通状態にある。これにより開口部22および開口部62にユーザが手を十分に挿入でき、表裏両面側からハンドル装置10をしっかり掴むことができる。なお、操作カバー32の移動距離が距離m1より短い場合であっても、開口部22および開口部62の連通状態は発生し、操作カバー32の移動距離がユーザの指幅であれば、ユーザが開口部22および開口部62に手を挿入してハンドル装置10を掴むことが可能となる。指幅とは、手の指の太さをいう。
そして操作カバー32に対する操作力を第2セット荷重f3より大きくすると、第2スプリング72が縮みはじめ、操作カバー32およびレバー34のスライドとともにロック部50がスライドしはじめる。ここでロック部50は、リンク部40によって操作カバー32のスライドの方向とは逆向きにスライドする。これにより、ユーザが順手で操作カバー32を手前に引いてロックを解除することができ、その順手のまま操作カバー32を掴んでボード1を持ち上げることができる。つまりユーザはロック解除とハンドル装置10を掴む動作を一連の動作でほぼ同時に実行できる。
操作カバー32に対する操作力を力f4まで加えると、図8(c)に示すように第2スプリング72が縮んでロック片52がベース20の壁部24の内側に収容され、ロック解除される。すなわちロック部50が解除状態にあるときには操作部30が開口部22および開口部62を連通する位置にあり、開口部22に手を挿入してハンドル装置100を掴んでボード1を持ち上げることが可能となる。そしてユーザが操作カバー32から手を離すと、第1スプリング70および第2スプリング72の付勢によって、操作カバー32、レバー34およびロック部50がスライドし、図8(a)に示す遮断状態に戻る。
ここで、操作カバー32の移動量D1に対するロック部50の移動量D2の比(D2/D1)は、操作カバー32が所定量移動する前の方が、その後よりも小さくなるように設定される。所定量は、たとえば、ロック部50がスライドを開始する距離m1であってよい。また、所定量は、ユーザの指を開口部22におよび開口部62に挿入できる幅であってもよい。図9では、操作カバー32が距離m1を移動するまではD2/D1がゼロとなり、その後のD2/D1より小さくなっている。これにより、ユーザが開口部22および開口部62に手を挿入させるまでは、操作カバー32を簡便にスライドさせることができる。つまり、ユーザの操作感を2段階に設定し、ユーザが指を開口部22および開口部62に挿入するときの操作感を軽くし、その後、ロック解除するときの操作感を重くすることができる。
次に、第1スプリング70に加えた第1セット荷重は、第2スプリング72に加えた第2セット荷重より小さくなるように設定される。これにより、第2スプリング72が縮む前に第1スプリング70が縮ませることができ、ロック解除前に開口部22および開口部62を連通状態にすることが可能となる。
なお、第2スプリング72に加えた第2セット荷重は、操作カバー32とレバー34とが一体となる荷重f2と同じ、または荷重f2より小さくてもよい。この場合であっても、第1セット荷重が第2セット荷重より小さくなるように設定されていれば、ロック解除するまでに、開口部22および開口部62を連通状態にして、ユーザの手を開口部22および開口部62に挿入させることができる。
次に、第1スプリング70のばね定数は、第2スプリング72のばね定数より小さくなるように設定されてよい。これにより、第1スプリング70に対して操作しているときのユーザの操作感が、第2スプリング72に対して操作しているときより軽くなるように設定できる。
図10は、実施形態に係るハンドル装置100の第1変形例を示す斜視図である。図10ではバックカバーを取り外した状態を示す。また、図11は、実施形態に係るハンドル装置100の第1変形例の一部を示す。図11は、操作部130、ロック部150、第1スプリング170および第2スプリング172の斜視図である。また、図12は、実施形態に係るハンドル装置100の第1変形例の断面図である。
ハンドル装置100は、ベース120、操作部130、ロック部150、第1スプリング170、第2スプリング172およびバックカバー160を備える。このハンドル装置100は、図3に示すハンドル装置10と比べてリンク部40を有していない点で相違し、そのためユーザの操作部130に対する操作の方向がハンドル装置10と逆方向となっている。
ベース120は台座部121および壁部124を備える。平板形状の台座部121の四辺に沿って壁部124が立設されている。台座部121には、開口部(不図示)が形成されている。第1スプリング170の一端は壁部124に組み付けられ、他端は操作部130に組み付けられる。
操作部130は、ユーザが直接操作される操作片133と、互いに対向する平板であるロック係合部132とを備える。ロック係合部132は操作片133に離間して対向し、操作片133と連動する。操作片133とロック係合部132は離間しており、両端が連結部135により連結されている。操作片133およびロック係合部132の間には連通孔136が形成される。図12に示すように操作部130は第1スプリング170により開口部122および開口部162を閉じる方向に付勢されており、操作前は開口部122および開口部162を遮断状態にしている。2つのロック係合部132の間には、ロック部150の基板部151が配設される。
操作部130の側面にはロック受け部131が設けられ、ロック受け部131はロック部150の第2スプリング172を縮める方向の移動を規制する。また、ロック係合部132の左右方向の両端には突部134がそれぞれ設けられており、ロック部150に設けられた係合部157に引っかかると、ロック部150の第2スプリング172を伸ばす方向への移動が規制される。
ロック部150は基板部151とロック片152とを有する。基板部151には、第2スプリング収容部156が設けられ、第2スプリング収容部156には第2スプリング172が配置される。第2スプリング172の一端は第2スプリング配設部126に固定され、他端はロック片152の裏側に位置する第2スプリング収容部156の内壁に固定される。第2スプリング172は、ロック部50をロックする方向に付勢する。なお第1スプリング170および第2スプリング172は図9に示すようなハンドル装置10と同様の関係を有してよい。
次に、ハンドル装置100の動作について説明する。操作部130は、操作前の初期位置において第1スプリング170の付勢により開口部162をボードの表面側の空間と裏面側の空間との連通を遮断する遮断状態にしている。操作片133が第1スプリング70の付勢により開口部162に張り出して開口部162が遮断状態となっている。
図12に示す遮断状態から、ユーザが操作片133を前方にスライドさせると、まず第1スプリング170のみから反力を受ける。操作片133が操作前の初期位置から開口部162を連通状態にする方向に所定間隔スライドすると、ロック係合部132の突部134がロック部150の係合部157に係着する。このとき、開口部162と連通孔136とが重なって開口部162を連通する位置に移動し、開口部162を連通状態にすることができる。所定間隔は、ユーザが手の甲まで挿入可能な幅であってよく、ユーザの手の指幅であってよい。
そして操作片133がさらに前方にスライドすると図11に示す突部134と係合部157との係着により、ロック部150も連動して同じ方向にスライドする。すなわち操作片133が操作前の初期位置から開口部162を連通状態にする方向に所定間隔以上スライドすると、ロック部150をロック解除する方向にスライドさせることができる。
操作部130とロック部150とが一体にスライドしているとき、ユーザは第1スプリング170および第2スプリング172から反力を受ける。したがって、初期の操作段階では第1スプリング170のみ作用するため、ユーザの操作感は軽く、後期の操作段階ではユーザの操作感は重くなる。これにより、ユーザが開口部122および開口部162に手を挿入させるまでは、操作部130を容易にスライドさせることができる。ロック部150が前方にスライドして、ロック片152がベース120の壁部124の内側に収容され、ロック解除される。ユーザが操作を止めると、操作部130およびロック部150が第1スプリング170および第2スプリング172にそれぞれ付勢されて、図12に示すロック片152が壁部124の外側に出ているロック状態に戻る。
以上のようにハンドル装置100は、簡素な構成で両面使用可能なロック機能とハンドル機能を有することができ、製造コストを抑えることができる。また操作前の状態において、開口部122および開口部162を遮断状態にすることができ、ボード1上から開口部122および開口部162を介して下方に物が落ちることを防ぐことができる。
図13は、実施形態に係るハンドル装置200の第2変形例を示す。図13はハンドル装置200の断面図を示し、図13(a)はロックした状態を示し、図13(b)はロック解除した状態を示す。
ハンドル装置200は、ベース220、操作部230、ロック部250、スプリング270およびバックカバー260を備える。ベース220およびバックカバー260には、開口部222および開口部262がそれぞれ形成される。この開口部222および開口部262には操作部230が張り出しており、開口部222および開口部262は遮断状態にある。
操作部230の一端にはいかり形状の操作片234が形成され、操作片234の他端には円形の円周面236が形成される。これにより両側から指先を引っ掛けて操作部230を引き、開口部222および開口部262を連通状態にすることができる。
ロック部250は、連結部251により操作部230と連結されており、操作部230と連動してスライドする。なお操作部230は連結部251に軸232を介して回転可能に連結されている。スプリング270の一端は操作部230に固定され、他端はベース220に固定される。スプリング270は、操作部230に連動するロック部250がロックする方向に付勢する。すなわち、スプリング270はロック部250のロック片がベース220の壁部の外側に出るように付勢する。
図13(a)に示すようにスプリング270は、操作前の初期位置において操作部230を付勢して開口部222および開口部262は遮断状態にしている。遮断状態、かつロックした状態から、ユーザがスプリング270に抗して操作部230の操作片234に指先を引っかけて、操作片234を回転させる。そうすると開口部222および開口部262が連通状態になり、ユーザの手を挿入することが可能となる。これによりロック部250がロック解除される前に、開口部222および開口部262を連通状態にすることができる。
操作片234の回転に応じて、軸232がスプリング270に抗して移動し、ロック部250も軸232に連動して同じ方向にスライドする。これにより、ロック片がベース220の壁部の内側に収容され、ロック解除される。このときユーザは手を十分に深く入れてハンドル装置200を掴んで、ボード1を持ち上げることができる。ユーザが操作を止めると、操作部230がスプリング270に付勢されて初期位置に戻り、開口部222および開口部262が遮断状態となり、連動したロック部250がベース220の外側に出て、ロック状態に戻る。ボード1を裏返しても同様の操作で使用可能である。
以上のようにハンドル装置100は、簡素な構成で両面使用可能なロック機能とハンドル機能を有することができ、製造コストを抑えることができる。
本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
たとえば、操作カバー32の表面には、突部や溝部を形成してもよい。これによりユーザが操作カバー32を操作しやすくなる。
たとえば、ハンドル装置10は、操作カバー32および第1スプリング70を備えなくてよい。その場合、レバー34が操作部として機能し、開口部22および開口部62に張り出す。レバー34は、操作を加えていない場合、開口部22および開口部62を遮断状態にするよう設けられてもよいし、ユーザの指を挿入可能な幅だけ開口部22および開口部62を連通状態にするよう設けられてもよい。ユーザはレバー34を後方向に引くことでロックを解除することができる。この場合、操作カバー32および第1スプリング70を除いた分、コストを抑えることができる。
1 ボード、 10 ハンドル装置、 20 ベース、 21 台座部、 22 開口部、 23 ねじ受け部、 24 壁部、 26 第2スプリング配設部、 27 ガイド壁部、 28 レバー支持部、 29 ロック片出入口、 30 操作部、 31 基板部、 32 操作カバー、 33 延出部、 34 レバー、 35 リンク受け部、 36 第1スプリング配設部、 38 第1突起、 39 スリット、 40 リンク部、 42 第2ガイド部、 44 第1ガイド部、 50 ロック部、 51 基板部、 52 ロック片、 54 第2突起、 56 第2スプリング収容部、 60 バックカバー、 62 開口部、 70 第1スプリング、 72 第2スプリング。

Claims (7)

  1. 車両の荷室に配設され、表面側の空間と裏面側の空間とを連通する連通部を有するボードに取り付けられるハンドル装置であって、
    前記連通部に固定され、前記連通部の連通を保つ開口部を有する基部と、
    前記ボードの表面に沿う方向に移動可能に前記基部に組み付けられ、前記開口部を遮断する位置と前記開口部を連通する位置に変位可能な操作部と、
    前記ボードを車両の荷室の被ロック体にロックし、前記操作部の移動によって移動可能なロック部と、
    前記操作部の移動の方向とは逆向きに前記ロック部を移動させるリンク部と、を備え、
    前記操作部が前記開口部を遮断する位置にあるときには前記ロック部がロック状態にあり、前記ロック部が解除状態にあるときには前記操作部が前記開口部を連通する位置にあることを特徴とするハンドル装置。
  2. 車両の荷室に配設され、表面側の空間と裏面側の空間とを連通する連通部を有するボードに取り付けられるハンドル装置であって、
    前記連通部に固定され、前記連通部の連通を保つ開口部を有する基部と、
    前記基部に移動可能に組み付けられ、前記開口部を遮断する位置と前記開口部を連通する位置に変位可能な操作部と、
    前記ボードを車両の荷室の被ロック体にロックし、前記操作部の移動によって移動可能なロック部と、
    前記開口部を閉じる方向に前記操作部を付勢する第1スプリングと、を備え、
    前記操作部が前記開口部を遮断する位置にあるときには前記ロック部がロック状態にあり、前記ロック部が解除状態にあるときには前記操作部が前記開口部を連通する位置にあり、
    前記操作部は、操作前の初期位置において前記第1スプリングに付勢されて、前記開口部を前記ボードの表面側の空間と裏面側の空間との連通を遮断する遮断状態にし、
    前記操作部の移動量D1に対する前記ロック部の移動量D2の比(D2/D1)は、前記操作部が所定量移動する前の方が、その後よりも小さいことを特徴とするハンドル装置。
  3. 前記ロック部をロックする方向に付勢する第2スプリングを備え、
    前記第1スプリングに加えた第1セット荷重は、前記第2スプリングに加えた第2セット荷重より小さいことを特徴とする請求項2に記載のハンドル装置。
  4. 前記第1スプリングのばね定数は、前記第2スプリングのばね定数より小さいことを特徴とする請求項3に記載のハンドル装置。
  5. 前記操作部は、ユーザに操作されて移動する操作カバーと、前記ロック部に直接的または間接的に係合し、前記操作カバーの移動によって前記ロック部をロック解除する位置に移動させるレバーと、を有し、
    前記第1スプリングは、前記操作カバーと前記レバーとを離す方向に付勢し、
    前記操作カバーは、操作前の初期位置において前記第1スプリングにより付勢されて前記開口部を遮断状態にし、
    前記操作カバーがユーザの操作により前記ロック部のロックを解除する方向に移動される場合において、前記操作カバーは前記第1スプリングに抗して所定量移動した後、前記レバーと一体に移動することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のハンドル装置。
  6. 前記操作部は、前記リンク部と連結する第1突起を有し、
    前記ロック部は、前記リンク部と連結する第2突起を有し、
    前記リンク部は、前記第1突起と摺接し、前記操作部の移動方向に対して斜め方向に形成された第1摺接辺を有する第1ガイド部と、前記第2突起と摺接し、前記第1摺接辺の傾斜と直交する方向に延在する第2摺接辺を有する第2ガイド部と、を有することを特徴とする請求項に記載のハンドル装置。
  7. 車両の荷室に配設され、表面側の空間と裏面側の空間とを連通する連通部を有するボードに取り付けられるハンドル装置であって、
    前記連通部に固定され、前記連通部の連通を保つ開口部を有する基部と、
    前記基部に移動可能に組み付けられ、前記開口部を遮断する位置と前記開口部を連通する位置に変位可能な操作部と、
    前記ボードを車両の荷室の被ロック体にロックし、前記操作部の移動によって移動可能なロック部と、を備え、
    前記操作部は、ユーザに操作される操作片と、前記操作片に離間して対向し、前記操作片と連動するロック係合部と、前記操作片と前記ロック係合部とを連結する連結部と、前記操作片および前記ロック係合部の間に形成された連通孔と、を有し
    前記操作部が前記開口部を遮断する位置にあるときには前記ロック部がロック状態にあり、前記ロック部が解除状態にあるときには前記操作部が前記開口部を連通する位置にあり、
    前記ロック係合部は、前記操作片が操作前の初期位置から前記開口部を連通状態にする方向に所定間隔移動すると前記ロック部に係着し、前記操作片が操作前の初期位置から前記開口部を連通状態にする方向に所定間隔以上移動すると前記ロック部をロック解除する方向に移動させ、
    前記操作部は、操作前の初期位置において前記開口部を前記ボードの表面側の空間と裏面側の空間との連通を遮断する遮断状態にし、前記操作部が前記ロック部をロック解除する方向に操作された場合に、前記開口部と前記連通孔とが重なって前記開口部を連通する位置に移動することを特徴とするハンドル装置。
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