JP5582018B2 - 押圧操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、チルト機構を用い、装置本体から起こされて操作される操作部を、起こされた姿勢で支持する押圧操作装置に関する。
従来より、チルト機構を用い、装置本体から起こされて操作されるタッチパネルなどの操作部を、起こされた起立姿勢で支持する押圧操作装置が提供されている。押圧操作装置は、例えば、プリンタやコピー機や複合機などに用いられている。
公知のチルト機構として、操作部を起立姿勢で支持する支持脚と、この支持脚による操作部の支持を解除するロック解除部材と、を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
他の公知のチルト機構として、操作部の回動軸に粘性ダンパが設けられたものがある(例えば、特許文献2参照)。この粘性ダンパは、操作部の重量及び操作部がユーザにより操作される際の操作荷重に対して操作部を回転させない摩擦抵抗を有し、且つ操作荷重を超えた荷重が加えられると操作部を回転させる摩擦抵抗を有するように調整されている。
特開平8−152936号公報 特開2006−251199号公報
特許文献2に記載されたチルト機構のように、操作部に加えられた荷重の程度に応じて操作部が起立姿勢に保持されるか回転されるかが決定されるチルト機構では、例えば操作部にタッチパネルやタクトスイッチ、ラバースイッチなどのいずれが用いられるかによって操作荷重が変わるので、操作部の種類や操作部自体の重量に応じて粘性ダンパによる抵抗を調整する必要がある。したがって、粘性ダンパは、操作加重が異なる複数種の操作部に対して共通して設計することが難しく、部品の共通化が困難である。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、操作部の保持力の調整が容易な機構を提供することにある。
(1) 本発明の押圧操作装置は、装置本体と、操作部と、支持脚と、支持フラップとを備える。上記操作部は、第1方向に沿った軸線を有する第1回動軸により上記装置本体に回動可能に設けられており、上記操作面が上記第1回動軸周りの異なる位置に回動した第1姿勢及び第2姿勢に姿勢変化可能な部材である。上記支持脚は、上記操作部の上記操作面に対する裏面側に上記第1方向に沿った軸線を有する第2回動軸周りに回動可能に設けられており、上記操作部の姿勢変化に伴って回動することにより、上記操作部が上記第1姿勢であるときに上記第2回動軸から上記操作部の回動先端側に向かう向きに上記第2回動軸から上記裏面に沿って延びる第3姿勢となり、上記操作部が上記第2姿勢であるときに上記裏面に対して起立する第4姿勢となる部材である。上記支持フラップは、上記装置本体において上記操作部の上記裏面に対向して配置され、上記第1方向に沿った軸線を有する第3回動軸により上記装置本体に回動可能に設けられており、上記支持脚の回動に伴って回動することにより、上記支持脚が上記第3姿勢であるときに上記操作部の第1回動軸に近い第1端部が上記裏面に近づく第5姿勢となり、上記支持脚が上記第4姿勢であるときに、上記第1端部が上記操作部の上記裏面から遠ざかる第6姿勢となる部材である。上記支持フラップは、上記第4姿勢の上記支持脚の回動先端が係入可能であって、当該回動先端の上記第3姿勢向きへの移動に際して乗り上がる段差となる凹部が上記第1端部に設けられたものである。
操作部が第1姿勢であるときは、支持脚は操作部の裏面に沿って延びる第3姿勢となる。つまり、操作部が第1姿勢である状態では、支持脚は、操作部の裏面に沿って畳まれた状態となる。操作部が第1姿勢から第2姿勢に起こされると、第3姿勢にあった支持脚は、回動することによって第4姿勢に姿勢変化する。支持脚が第4姿勢に姿勢変化すると、支持脚の回動先端が支持フラップの凹部に係入する。支持フラップは、凹部に係入された支持脚の回動先端に押されることにより回動し、第5姿勢から第6姿勢に姿勢変化する。
第2姿勢にある操作部が操作面側からユーザに押されると、操作部に加えられた荷重及び操作部の自重は、支持脚を介して支持フラップに伝達される。その荷重の程度により、支持脚の回動先端が凹部の段差と係合した状態に保持されるか、段差を乗り越えるかが決まる。支持脚の回動先端が段差に係合した状態に維持される限界の荷重は、支持脚の回動基端から回動先端へ向かう方向と段差の段差面とが交差する角度により設定することができる。この角度は、第5姿勢を基準とした支持フラップの回転可能な角度範囲により設定することができる。
(2) 上記支持脚は、上記操作部の上記第1方向における両端に渡る幅を有する平板であってもよい。
(3) 上記支持フラップは、上記操作部の上記第1方向における両端に渡る幅を有するものであってもよい。
(4) 上記支持フラップは、上記第1端部とは反対側の端部である第2端部が、上記第4姿勢から上記第3姿勢に姿勢変化する上記支持脚の回動先端に押されることにより、上記第6姿勢から上記第5姿勢に姿勢変化するものであってもよい。
(5) 上記第1方向と直交する断面において、上記第4姿勢である上記支持脚が上記第2回動軸から上記回動先端へ延びる向きは、上記操作部において上記第1回動軸から回動先端へ延びる向きに対して90度より大きくてもよい。
(6) 上記装置本体は、上記第5姿勢から上記第6姿勢に姿勢変化した上記支持フラップが当接することで上記支持フラップの回動を停止させる第1当接部を有するものであってもよい。第1当接部により支持フラップの回転角度を決めることができ、保持力の調整が容易になるからである。
(7) 上記装置本体は、上記第6姿勢から上記第5姿勢に姿勢変化した上記支持フラップが当接することで上記支持フラップの回動を停止させる第2当接部を有するものであってもよい。支持フラップが第5姿勢を越えて回動することを防止できるからである。
(8) 上記第4姿勢にある上記支持脚の回動先端が当接する上記凹部の面が、上記支持脚の回動先端が当接する他の面より粗面であってもよい。壁面の表面粗さによって保持力を変えることができ、保持力の調整が更に容易になるからである。
(9) 上記操作部の操作面として、タッチパネルの操作面が挙げられる。
本発明によれば、操作部の支持脚を支持する支持フラップを回動可能に設けたことにより、支持フラップの回転角度を調整することで操作部の保持力を調整することができ、その結果、設計段階における操作部の保持力の調整を容易に行うことができる。
画像記録装置の外観斜視図である。 操作装置の分解斜視図である。 操作装置の斜視図であり、(A)は操作パネルが第1姿勢にある状態の図であり、(B)は操作パネルが第2姿勢にある状態の図である。 図3(A)におけるIV−IV断面図である。 図3(B)におけるV−V断面図である。 支持部材の背面側の斜視図である。 操作パネルが第2姿勢にある状態における支持部材及び操作部の背面側の斜視図である。 操作パネルが第2姿勢にある状態における支持部材及び操作パネルの後方左斜め上から見た斜視図である。
以下、適宜図面が参照されて本発明の実施形態が説明される。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1に示されるように、画像記録装置10は、プリンタ部11とスキャナ部12とを備えた、プリント、スキャン、コピーなどを実現可能な複合機である。
画像記録装置10はユーザによる入力を受け付ける操作装置13を備える。操作装置13が押圧操作装置に相当する。本実施形態では、操作装置13が画像記録装置10に設けられた態様が説明されるが、押圧操作装置は、必ずしも画像記録装置10として実現されなくてもよいことは言うまでもない。以下、操作装置13について詳細な説明がされる。
図2に示されるように、操作装置13は、複数のシートスイッチが配置されたスイッチ基板32と、各シートスイッチに対応する複数の入力キー33を保持するキー保持部34,35と、操作装置13の筐体となる下段カバー40と、下段カバー40の上面に取り付けられる上段カバー50と、操作パネル20とを備える。操作装置13は、スイッチ基板32の上面にキー保持部34,35が配置された状態で下段カバー40が図の上方からスイッチ基板32に覆い被せられ、更に、上段カバー50が下段カバー40に取り付けられることによって組み立てられる。
図2に示されるように、操作パネル20は横長矩形状の外形を呈する。操作パネル20は、上段カバー50の手前側を回動中心として回動可能なように上段カバー50及び下段カバー40に支持されている。操作パネル20は、大別すると、表面に開口26を有する枠体23と、この枠体23に組み付けられた液晶ディスプレイ21とを備える。液晶ディスプレイ21は、その画面が押圧されることによってタッチキー入力可能なタッチパネルとして構成されている。なお、本実施形態では、ディスプレイの一例としてタッチキー入力可能な液晶ディスプレイ21が示されているが、液晶ディスプレイ21に代えて、プラズマディスプレイや、有機ELディスプレイ、所謂電子ペーパーなど、所謂薄型ディスプレイが適用されてもよい。操作パネル20は、フラットケーブル22によりスイッチ基板32と接続される。操作パネル20が操作部に相当する。
下段カバー40は、上段カバー50が嵌め込まれる嵌合凹所43を幅方向9における中央部に備える。嵌合凹所43に嵌め込まれた上段カバー50には、操作パネル20が嵌め込まれる第1開口51が設けられている。第1開口51は、上段カバー50の幅方向9の中央付近に設けられている。操作パネル20は、図3(A)に示されるように、第1開口51に入り込んで上段カバー50に対して倒伏する第1姿勢と、図3(B)に示されるように、上段カバー50に対して起立した第2姿勢との間で回動可能である。
図2に示されるように、操作パネル20の回動機構は、枠体23の手前側の端部の両側面に設けられた第1軸突部27と、下段カバー40に設けられた支持部とにより構成されている。第1軸突部27は画像記録装置10の幅方向9に沿って延びている。第1軸突部27が第1回動軸に相当する。第1軸突部27が沿う幅方向9が第1方向に相当する。
第1軸突部27を支持する支持部は、下段カバー40に設けられた右側の保持突部47と、左側の支持凹所46とで構成されている。保持突部47は、操作パネル20の右側の第1軸突部27が左方より挿入される不図示の挿入孔を備える。左側の支持凹所46は、操作パネル20の左側の第1軸突部27が図1における前方斜め上側から嵌め込み可能なように設けられている。支持凹所46の前方斜め上側は、上段カバー50により覆われる。操作パネル20は、右側の第1軸突部27が保持突部47の挿入孔に挿入され、左側の第1軸突部27が支持凹所46に嵌め込まれることで、下段カバー40及び上段カバー50に回動可能に支持される。
以下の説明においては、操作パネル20の開口側の面が操作面38とされ、操作面38の反対側の面が裏面39とされる。図1に示されるように、後方斜め下に向かう向きが第2向き15であり、第2向き15とは反対向きが第3向き16であり、後方斜め上に向かう向きが第4向き17であり、第4向き17とは反対向きが第5向き18である。第2向き15及び第3向き16は、図1における操作パネル20の操作面38に直交する向きである。第4向き17及び第5向き18は、第2向き15及び幅方向9に直交する向きである。
操作パネル20が第1姿勢にされると、操作パネル20の操作面38と上段カバー50の上面とが同一面になる。操作パネル20が第1姿勢にされると、液晶ディスプレイ21が上段カバー50の上面から突出しなくなるため、操作装置13の外観が向上する。また、液晶ディスプレイ21に対する上側からの視認性が向上する。一方、操作パネル20が第2姿勢にされると、液晶ディスプレイ21に対する正面側からの視認性が向上する。
図8に示されるように、操作パネル20は、チルト機構70の支持脚71を回動可能に支持するための左右一対の保持凸部28を備える。保持凸部28は、操作パネル20の裏面39から第2向き15へ突出するように設けられている。保持凸部28は、図4及び図5に示されるように、操作パネル20の回動基端部と回動先端部の間となる位置に設けられている。図8に示されるように、各保持凸部28は、支持脚71に設けられた第2軸突部73(図4)が挿入される保持凹所29をそれぞれ備える。支持脚71の第2軸突部73が保持凹所29に挿入されることにより、操作パネル20は支持脚71を回動可能に支持する。
下段カバー40は、支持部材60(図4)が嵌め込まれる第2開口45を嵌合凹所43の底の幅方向9における中央部に備える。第2開口45は、第2向き15において上段カバー50の第1開口51とオーバーラップしている。
[支持部材60]
図6から図8に示されるように、支持部材60は、第3向き16側の面に開口を有する箱状の外形を呈する。支持部材60は、下段カバー40の第2開口45(図2)に嵌め込まれ、下段カバー40に固定されている。支持部材60、下段カバー40及び上段カバー50が装置本体に相当する。
図5及び図7に示されるように、支持部材60は、チルト機構70の支持フラップ80が配置されるフラップ用開口69を底壁62に備える。フラップ用開口69は、底壁62における第4向き17側の端寄りに設けられている。
支持部材60は、図6に示される左右一対の支持片63を用いて丸棒状の支軸31を保持している。支軸31は、支持フラップ80を回動可能に支持するための部材である。支持片63は、支持部材60の外底面62Aの左右両端部から第2向き15へ突出している。幅方向9において支持片63を貫通する第1貫通孔64が各支持片63に設けられている。第1貫通孔64の直径と支軸31の直径とは略同一である。第1貫通孔64に支軸31の左右両端部がそれぞれ圧入されることで、支軸31は支持部材60に固定される。操作パネル20が図4の第1姿勢にある状態において、支軸31は、操作パネル20の第1軸突部27と、支持脚71の第2軸突部73との間となる位置に配置されている。
図4から図6に示されるように、支持部材60は、支持フラップ80の回転可能な角度範囲を決める第1回転止め66及び第2回転止め65を備える。第1回転止め66及び第2回転止め65は、支持部材60の外底面62A側に設けられている。第1回転止め66が第1当接部に相当する。第2回転止め65が第2当接部に相当する。
第2回転止め65は、フラップ用開口69の第4向き17側の縁の左右の中央部から第5向き18へ突出し、第2向き15においてフラップ用開口69とオーバーラップしている。
第1回転止め66は、台座部67と突出部68とを備えたL字状の外形を呈する。台座部67は、フラップ用開口69の第5向き18側の縁の左右の中央部から第2向き15へ突出している。突出部68は、台座部67の突出の先端部から第4向き17へ突出し、第2向き15においてフラップ用開口69とオーバーラップしている。突出部68は、図4及び図6に示されるように台座部67の突出寸法Lの分だけ、第2回転止め65よりもフラップ用開口69から遠い位置にある。台座部67の突出寸法Lにより、支持フラップ80の回転可能な角度範囲が決まる。
[チルト機構70]
図4から図8に示されるように、チルト機構70は、操作パネル20に取り付けられた支持脚71と、下段カバー40に取り付けられた支持フラップ80とを備える。
[支持脚71]
支持脚71は、矩形板状の板状部72と、板状部72の左右両端面から左向き又は右向きへ突出する左右一対の第2軸突部73とを備える。板状部72は、操作パネル20の左右両端に渡る幅で形成されている。第2軸突部73は、操作パネル20に設けられた保持凸部28の保持凹所29(図8)に挿入される。支持脚71は、第2軸突部73により、回動可能に操作パネル20に支持される。第2軸突部73が第2回動軸に相当する。支持脚71は、回動することにより、操作パネル20の裏面39に沿って延びる図4の第3姿勢、及び、裏面39から起立した図5の第4姿勢に姿勢変化する。なお、第3姿勢から第4姿勢に姿勢変化した支持脚71が第4姿勢を越えて回動しない構成を支持脚71及び操作パネル20は備える。例えば、第3姿勢から第4姿勢に姿勢変化した支持脚71が当接する当接部が操作パネル20の枠体23に設けられる。起立する第4姿勢に姿勢変化した支持脚71の回動先端は支持フラップ80により支持される。
[支持フラップ80]
支持フラップ80は、図4に示されるように、概ね第4向き17に沿って延びる形状に形成されている。また、支持フラップ80は、操作パネル20の左右両端に渡る幅で形成されている。
支持フラップ80は、第5向き18側の第1端部82と、第4向き17側の第2端部83と、その間の基部81とを備える。基部81と第1端部82とは第1段差84を形成している。第2端部83と基部81とは第2段差85を形成している。基部81と第1端部82と第2端部83とは樹脂材料により一体で形成されている。図4に示されるように、第1端部82は、第1段差84により、基部81よりも上段カバー50(図2)に近い位置にある。第2端部83は、第2段差85により、基部81よりも操作パネル20に近い位置にある。基部81における第4向き17側の端部が第2端部に相当する。第1段差84が段差に相当する。
支持フラップ80は、支持部材60に設けられたフラップ用開口69に配置されている。支持フラップ80の基部81の第4向き17側の端部が第3姿勢にある支持脚71の回動先端部と第2向き15において対向している。支持フラップ80は、左右一対の保持片86及び上述の支軸31により回動可能に支持部材60に支持されている。具体的には、図6に示されるように保持片86は、基部81の第2向き15側の面の左右両部から第2向き15へ突出するように設けられている。幅方向9において保持片86を貫通する第2貫通孔87が各保持片86にそれぞれ設けられている。支軸31は第2貫通孔87に挿通されている。支軸31は第4向き17における基部81の中央となる位置にある。支軸31が第3回動軸に相当する。
支持フラップ80は、第1端部82と第2端部83とを回動先端部として回動する。支持フラップ80は、回動により、フラップ用開口69に沿って延びる図4の第5姿勢、及び、フラップ用開口69に対して傾斜する図5の第6姿勢に姿勢変化する。支持フラップ80の第1端部82は、第5姿勢から第6姿勢への姿勢変化において操作パネル20から遠ざかり、第6姿勢から第5姿勢への姿勢変化において操作パネル20に近づく。
図4に示されるように、支持フラップ80は、第2端部83が支持部材60に設けられた第2回転止め65に当接することで第5姿勢を越えて回動することが防止される。図5に示されるように、支持フラップ80は、第1端部82が支持部材60に設けられた第1回転止め66に当接することで第6姿勢を越えて回動することが防止される。したがって、支持フラップ80が回動可能な角度範囲は、第1回転止め66の台座部67の突出寸法L(図6)により決まる。
操作面38側から操作パネル20に加えられた操作荷重により第4姿勢にある支持脚71が支持フラップ80の第1端部82及び第1段差84の段差面90に押圧されるように、支持フラップ80は設けられている。具体的には、図5に示されるように、幅方向9と直交する断面において、第4姿勢である支持脚71における回動基端部から回動先端部へ向かう向きと、操作パネル20において回動基端部から回動先端部へ向かう向きとが交わる角度αが90度を超えるように、支持フラップ80は設けられている。
支持フラップ80は、第5姿勢において、第3姿勢にある支持脚71が基部81に載置可能なように設けられている。第3姿勢にある支持脚71が載置される基部81の一面である摺接面89は、支持脚71の回動先端が摺接可能なように滑らかに形成されている。
図4及び図5に示されるように、支持フラップ80の第1端部82と、第1段差84と、支持部材60のフラップ用開口69の第5向き18における縁とは、第6姿勢における支持脚71の回動先端が嵌る凹み88を形成している。
[チルト機構70の動作]
最初に、操作パネル20が第1姿勢から第2姿勢に立ち起こされる際のチルト機構70の動作が図4及び図5を参照して説明される。操作パネル20が第1姿勢にある状態においては、支持脚71は第3姿勢にあり、支持フラップ80は第5姿勢にあって、支持脚71及び支持フラップ80は、操作パネル20の裏面39に沿って延びる状態である。つまり、支持脚71及び支持フラップ80は、畳まれた状態である。支持脚71及び支持フラップ80が畳まれた状態であるから、第1姿勢においてチルト機構70はコンパクトであり、操作パネル20は上段カバー50の第1開口51に嵌まることができる。
操作パネル20が第1姿勢から第2姿勢に立ち起こされると、支持脚71は自重により回動する。回動した支持脚71の回動先端は、支持フラップ80の基部81の摺接面89を、凹み88に向かって滑り、凹み88に嵌る。支持脚71の回動先端が凹み88に嵌った姿勢が支持脚71の第4姿勢である。支持フラップ80は、回動先端部である第1端部82が支持脚71の回動先端により押されることで、第5姿勢から第6姿勢に姿勢変化する。姿勢変化した支持フラップ80は、支持部材60に設けられた第1回転止め66に当接することで、支持部材60に支持される。
支持脚71は、回動先端が第1段差84に引っ掛かることで第3姿勢に戻ることが抑制され、第4姿勢で維持される。つまり、操作パネル20は、支持脚71により支持され、第2姿勢を維持する。
次に、操作パネル20が操作面38側からユーザにより押された際のチルト機構70の動作が説明される。ユーザは、入力のため、又は、操作パネル20を第2姿勢から第1姿勢に戻そうとして操作パネル20を操作面38側から押す。
ユーザにより押されることで操作パネル20に加えられた荷重及び操作パネル20の自重は支持脚71を支持する支持フラップ80で受けられる。操作パネル20に加えられた荷重の大きさにより、支持脚71の回動先端は、第1段差84の段差面90に引っ掛かった状態で維持されるか、段差面90上を滑って基部81の摺接面89に乗り上げるかが決まる。操作パネル20に加えられた荷重のうち、支持脚71の回動先端が段差面90に引っ掛かった状態が維持される最大の限界荷重は、支持脚71の回動先端と段差面90との接触角度や、支持脚71の回動先端と段差面90との間の静止摩擦係数などにより決まる。段差面90が凹部の面に相当する。
支持脚71の回動先端と段差面90との接触角度は、支持フラップ80の回転可能な角度範囲により決まる。この角度範囲は、第1回転止め66の台座部67の突出寸法L(図6)により決まる。台座部67の突出寸法Lは、操作パネル20がユーザにより押し操作される際に操作パネル20に加えられた荷重が限界荷重を超えないように設定されている。つまり、ユーザが操作パネル20により入力を行うときには、操作パネル20は支持脚71及び操作フラップ80により支持されて第2姿勢を維持する。
操作パネル20がユーザにより操作面38側から押されて限界荷重を超えた荷重が操作パネル20に加えられると、支持脚71の回動先端は摺接面89に乗り上げる。支持脚71による支持を失った操作パネル20は第2姿勢から第1姿勢に姿勢変化する。操作パネル20が第2姿勢から第1姿勢に姿勢変化することで、支持脚71は、回動先端が支持フラップ80の基部81上を滑り、第4姿勢から第3姿勢に姿勢変化する。支持脚71の回動先端が支軸31を越えると、支持フラップ80は、基部81の第4向き17側の端部が支持脚71の回動先端に押されることで第6姿勢から第5姿勢に姿勢変化する。つまり、支持脚71及び支持フラップ80は、畳まれた状態に戻る。
[本実施形態の効果]
上述の限界荷重は、支持部材60に設けられた第1回転止め66の台座部67の突出寸法Lにより決まる。従って、突出寸法Lを変えることにより限界荷重を変えることができる。その結果、設計段階における限界荷重の調整が容易である。すなわち、チルト機構70が第2姿勢にある操作パネル20を保持する保持力の調整が容易である。また、第5姿勢において支持フラップ80は、第1姿勢にある操作パネル20の裏面39に沿っているから、操作パネル20を下段カバー40の第2開口45に嵌め込むことができる。つまり、本実施形態の画像記録装置10では、支持フラップ80が回動可能に設けられたことにより、コンパクトであり、且つ保持力の調整が容易である。保持力の変更には、突出寸法Lが異なる他の支持部材60が用いられてもよいし、第1回転止め66にスペーサなどの部材が取り付けられてもよい。
また、支持フラップ80の基部81の第4向き17側の端部が第3姿勢にある支持脚71の回動先端と第2向き15において対向するように支持フラップ80が設けられることで、上述のように、支持脚71が第6姿勢から第5姿勢に姿勢変化すると、支持フラップ80は、自動で第6姿勢から第5姿勢に戻る。つまり、弾性部材などを用いずに、支持フラップ80を第5姿勢に戻すことができる。なお、弾性部材を用いる場合においては、弾性部材は、第6姿勢から第5姿勢に向かう向きへ支持フラップ80をその弾性力により付勢する。第4姿勢から第3姿勢に支持脚71が姿勢変化することで支持脚71に押されなくなった支持フラップ80は、弾性部材の弾性力により第6姿勢から第5姿勢に戻る。
また、支持脚71の回動先端が凹み88に嵌まるから、第4姿勢において支持脚71の回動先端が凹み88の周壁により位置決めされる。その結果、操作パネル20のぐらつきなどが抑えられる。
また、図5に示される角度αが90度を越えるように支持脚71及び支持フラップ80が設けられているから、小さい力で支持脚71の回動先端が支持フラップ80の第1段差84を乗り越えることができる。つまり、操作パネル20を保持する保持力を小さく設定することができる。なお、保持力を大きく設定したい場合は、角度αを90度以下に設定することも可能である。
また、操作パネル20を保持する保持力は、支持脚71の回動先端と段差面90との間の静止摩擦係数によっても変わるから、段差面90の表面粗さを変えることでも、上記限界荷重を変えることができる。
本実施形態では、支持脚71及び支持フラップ80は、操作パネル20の左右両端に渡る幅で形成された構成が説明されたが、操作パネル20の幅方向9における幅寸法の半分未満の幅で支持脚71又は支持フラップ80が形成され、左右一対の支持脚71又は左右一対の支持フラップ80が設けられてもよい。この構成では、操作パネル20は左右両端部においてチルト機構70に支持される。また、幅方向9における操作パネル20の中央部に支持脚71及び支持フラップ80が設けられてもよい。この構成では、操作パネル20は、幅方向9における中央部においてチルト機構70に支持される。
本実施形態では、プリンタ部11の筐体に固定された下段カバー40に操作パネル20及びチルト機構70が取り付けられた構成が説明されたが、下段カバー40がプリンタ部11の筐体と一体に形成され、操作パネル20及びチルト機構70がプリンタ部11の筐体に直接取り付けられる構成が採用されてもよい。
また、本実施形態では、操作パネル20の液晶ディスプレイ21がタッチパネルとして構成された例が説明されたが、操作パネル20が、液晶ディスプレイ21の代わりにタクトスイッチやラバースイッチを備える場合であっても、本発明を用いることができる。
また、本実施形態では、操作パネル20が第1姿勢から第2姿勢に起こされると、支持脚71が自重により第3姿勢から第4姿勢に姿勢変化する構成が説明されたが、支持脚71の回動先端部を上記第5向き18に沿ってスライド可能に保持する機構が支持フラップ80や支持部材60に設けられてもよい。この構成では、支持脚71は、操作パネル20が姿勢変化することで、回動基端部側が変位し、その結果、回動先端部が第5向き18に沿ってスライドする。
10・・・画像記録装置
11・・・プリンタ部
20・・・操作パネル(操作部)
21・・・液晶ディスプレイ(タッチパネル)
27・・・第1軸突部(第1回動軸)
31・・・支軸(第3回動軸)
40・・・下段カバー
50・・・上段カバー
60・・・支持部材
65・・・第2回転止め(第2当接部)
66・・・第1回転止め(第1当接部)
71・・・支持脚
73・・・第2軸突部(第2回動軸)
80・・・支持フラップ
82・・・第1端部(第1端部)
84・・・第1段差(段差)

Claims (9)

  1. 装置本体と、
    押圧操作を受け付ける操作面を有し、第1方向に沿った軸線を有する第1回動軸により上記装置本体に回動可能に設けられており、上記操作面が上記第1回動軸周りの異なる位置に回動した第1姿勢及び第2姿勢に姿勢変化可能な操作部と、
    上記操作部の上記操作面に対する裏面側に上記第1方向に沿った軸線を有する第2回動軸周りに回動可能に設けられており、上記操作部の姿勢変化に伴って回動することにより、上記操作部が上記第1姿勢であるときに上記第2回動軸から上記操作部の回動先端側に向かう向きに上記第2回動軸から上記裏面に沿って延びる第3姿勢となり、上記操作部が上記第2姿勢であるときに上記裏面に対して起立する第4姿勢に姿勢変化する支持脚と、
    上記装置本体において上記操作部の上記裏面に対向して配置され、上記第1方向に沿った軸線を有する第3回動軸により上記装置本体に回動可能に設けられており、上記支持脚の回動に伴って回動することにより、上記支持脚が上記第3姿勢であるときに上記操作部の第1回動軸に近い第1端部が上記裏面に近づく第5姿勢となり、上記支持脚が上記第4姿勢であるときに、上記第1端部が上記操作部の上記裏面から遠ざかる第6姿勢に姿勢変化する支持フラップと、を備えており、
    上記支持フラップは、上記第4姿勢の上記支持脚の回動先端が係入可能であって、当該回動先端の上記第3姿勢向きへの移動に際して乗り上がる段差となる凹部が上記第1端部に設けられたものである押圧操作装置。
  2. 上記支持脚は、上記操作部の上記第1方向における両端に渡る幅を有する平板である請求項1に記載の押圧操作装置。
  3. 上記支持フラップは、上記操作部の上記第1方向における両端に渡る幅を有するものである請求項1または2に記載の押圧操作装置。
  4. 上記支持フラップは、上記第1端部とは反対側の端部である第2端部が、上記第4姿勢から上記第3姿勢に姿勢変化する上記支持脚の回動先端に押されることにより、上記第6姿勢から上記第5姿勢に姿勢変化するものである請求項1から3のいずれかに記載の押圧操作装置。
  5. 上記第1方向と直交する断面において、上記第4姿勢である上記支持脚が上記第2回動軸から上記回動先端へ延びる向きは、上記操作部において上記第1回動軸から回動先端へ延びる向きに対して90度より大きい請求項1から4のいずれかに記載の押圧操作装置。
  6. 上記装置本体は、上記第5姿勢から上記第6姿勢に姿勢変化した上記支持フラップが当接することで上記支持フラップの回動を停止させる第1当接部を有するものである請求項1から5のいずれかに記載の押圧操作装置。
  7. 上記装置本体は、上記第6姿勢から上記第5姿勢に姿勢変化した上記支持フラップが当接することで上記支持フラップの回動を停止させる第2当接部を有するものである請求項1から6のいずれかに記載の押圧操作装置。
  8. 上記第4姿勢にある上記支持脚の回動先端が当接する上記凹部の面が、上記支持脚の回動先端が当接する他の面より粗面である請求項1から7のいずれかに記載の押圧操作装置。
  9. 上記操作部の操作面は、タッチパネルの操作面である請求項1から8のいずれかに記載の押圧操作装置。
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