JP2019022161A - 画像形成装置 - Google Patents

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昌巳 淵
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Abstract

【課題】本体ケーシングに対し移動可能に操作パネルが取り付けられた画像形成装置において、本体ケーシングに設けた外カバーが操作パネルに衝突することを回避する。【解決手段】画像形成装置1は、シートに画像を形成する画像形成部と、画像形成部を収容し、ヒンジを支点に開閉自在の外カバー5が設けられた本体ケーシング12と、本体ケーシング12に取り付けられて、画像形成部の操作に用いられる操作パネル30と、本体ケーシング12に対して操作パネル30を移動可能に支持する支持機構35と、外カバー5が閉じている時に外カバー5の可動域に操作パネル30が侵入する侵入状態になると外カバー5が開けられることを阻止する阻止機構60とを備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、操作パネルが設けられた画像形成装置に関する。
従来から、操作パネルが設けられた画像形成装置が知られている。特許文献1には、操作パネルユニットを備えた複写機が記載されている。この複写機では、操作パネルユニットが、上下方向に首振りする姿勢変更タイプのユニットであり、可動筐体及び操作部などを備えている。可動筐体は、操作部を収容している。可動筐体は、画像形成部を収容する装置本体に対し、姿勢変更可能に取り付けられている。
特開2011−203371号公報
ところで、画像形成装置では、画像形成部を収容する本体ケーシングに、開閉自在の外カバーを設ける場合がある。このような画像形成装置において、本体ケーシングに対し移動可能に操作パネルを取り付けた場合、外カバーや操作パネルの位置によっては、外カバーの可動域に操作パネルが侵入する状態になる。そして、この状態で外カバーを開けると、外カバーが操作パネルに衝突して外カバーの外面に傷がつく虞がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、本体ケーシングに対し移動可能に操作パネルが取り付けられた画像形成装置において、本体ケーシングに設けた外カバーが操作パネルに衝突することを回避することにある。
本発明に係る画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、画像形成部を収容し、ヒンジを支点に開閉自在の外カバーが設けられた本体ケーシングと、本体ケーシングに取り付けられて、画像形成部の操作に用いられる操作パネルと、本体ケーシングに対して操作パネルを移動可能に支持する支持機構とを備えている。
そして、上記画像形成装置は、さらに、外カバーが閉じている時に外カバーの可動域に操作パネルが侵入する侵入状態になると外カバーが開けられることを阻止する阻止機構を備えている。
本発明によれば、本体ケーシングに対し移動可能に操作パネルが設けられた画像形成装置において、本体ケーシングに設けた外カバーが操作パネルに衝突することを回避することができる。
図1は、実施形態における画像形成装置を斜め前から見た斜視図である。 図2は、操作パネルを斜め横から見た斜視図である。 図3は、操作パネルを裏側から見た斜視図である。 図4は、支持機構の斜視図である。 図5は、操作パネルの傾斜角度の調節に伴って、ロック状態からアンロック状態に切り替わる阻止機構の動作を説明するための図(前カバーの正面側から見た図)である。 図6は、操作パネルの傾斜角度の調節に伴って、ロック状態からアンロック状態に切り替わる阻止機構の動作を説明するための図(シャフトの先端側から見た図)である。 図7は、操作パネルのスライドに伴って、ロック状態からアンロック状態に切り替わる阻止機構の動作を説明するための図(前カバーの正面側から見た斜視図)である。 図8は、変形例1の画像形成装置において状態報知部の視認状態の変化を説明するための図である。 図9は、変形例2の画像形成装置においてシャッターの移動による把持部の状態の変化を説明するための図である。 図10は、シャッターを動かすリンク機構の動作を説明するための図である。 図11は、シャッターが取り付けられた側面カバーを裏側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態1》
図1は、実施形態における画像形成装置1の概略構成図を示す。画像形成装置1は、例えばカラー複合機である。画像形成装置1は、図1に示すように、略直方体状の装置本体2と、装置本体2の上側に開閉自在に取り付けられたフィーダー3と、装置本体2の前側の上部に取り付けられた操作パネル30とを備えている。なお、以下では、画像形成装置1の前後左右について、図1に記載した方向を用いて説明を行う。
装置本体2は、画像データに基づき記録紙に画像を転写形成する画像形成部(図示省略)と、画像形成部を収容する本体ケーシング12とを備えている。本体ケーシング12は、略直方体の箱状に形成され、上面に原稿ガラスが設けられている。本体ケーシング12の上部には、上述の画像形成部と、画像形成部に供給されるトナーを貯留するトナーコンテナ(図示省略)とが収容されている。本体ケーシング12の上部の前面側には、トナーコンテナの交換時などに開けられる前カバー5(外カバー)が設けられている。本体ケーシング12の下部には、複数の用紙トレイ4が設けられている。
前カバー5は、本体ケーシング12に対しヒンジを支点に開閉自在に取り付けられた外装部品であり、正面視で略矩形状に形成されている。前カバー5は、磁石を用いて閉状態に保持され、下端部のヒンジを支点に開閉される。また、前カバー5を開ける人が掴む把持部5aが、本体ケーシング12において前カバー5の支点側以外の外周に隣接する位置に凹部12aを形成することによって設けられている。本実施形態では、本体ケーシング12の左側面に凹部12aが形成され、前カバー5の左側を掴むことができる把持部5aが設けられている。
ここで、図1では、操作パネル30が前カバー5の前面にオーバーラップしており、操作パネル30の少なくとも一部が前カバー5を開閉する際の可動域に侵入している状態(以下、「侵入状態」と言う。)になっている。本実施形態では、画像形成装置1が、前カバー5が閉じている時に侵入状態になると前カバー5が開けられることを阻止する阻止機構60を備えている。阻止機構60についての詳細は後述する。
−操作パネルについて−
次に、操作パネル30について詳細に説明する。図2は、操作パネル30を前側の斜め左から見た斜視図である。図3は、操作パネル30を裏側から見た斜視図である。図4は、支持機構35の斜視図である。
なお、図2−4は、本体ケーシング12から上部カバー6(図1参照)を取り外した状態を示す。上部カバー6は、本体ケーシング12の一部を構成する上部取付板13を被覆するカバーであり、前カバー5のすぐ上側に配置されている。上部カバー6を取りはずした状態では、上部取付板13が露出している。
操作パネル30は、ユーザーからの種々の操作入力を受け付ける部分である。操作パネル30は、図2及び図3に示すように、支持機構35を介して本体ケーシング12に取り付けられている。操作パネル30は、本体ケーシング12に対し入力面(表側面)の傾斜角度を調整可能なチルトパネルであり、また横方向にスライド可能にもなっている。
操作パネル30は、箱状の筐体31と、筐体31の表側に設けられたタッチパネルモニター32と、タッチパネルモニター32等を搭載した基板部材33(図4参照)と、筐体31の表側面におけるタッチパネルモニター32の周囲に配置された複数の操作ボタン34とを備えている。筐体31は、正面視が略矩形の薄型の箱体であり、タッチパネルモニター32が表側に露出するように基板部材33を収容している。筐体31は、裏側カバー31aによって基板部材33の裏面を被覆している。
支持機構35は、本体ケーシング12に対して操作パネル30を回動自在に支持するヒンジ機構である。また、支持機構35は、本体ケーシング12に対して横方向にスライド自在に取り付けられている。そのため、操作パネル30は、支持機構35と共に、本体ケーシング12に対して横方向にスライドさせることが可能である。本体ケーシング12には、図4(a)に示すように、支持機構35を横方向にスライド自在に支持するスライド支持部41が設けられている。なお、図4は、操作パネル30から筐体31の裏側カバー31aが取り外されて、基板部材33の裏面が露出した状態を示す。
スライド支持部41は、真っすぐなスリット状の長穴41aが形成された部材であり、支持機構35に取り付けられている。スライド支持部41の長穴41aには、上部取付板13の前側に固定された2本のネジ41bが挿通されている。なお、スライド支持部41は、上部カバー6によって使用時は覆われている。長穴41aの長さ方向は、本体ケーシング12上面の前側の辺に平行(左右方向に平行)である。支持機構35は、左右方向にスライド自在である。図4(b)は、図4(a)の位置から本体ケーシング12の外側に向かって支持機構35と共に操作パネル30をスライドさせた状態を示す。侵入状態(図1に示す状態)の操作パネル30を外側に向かってスライドさせると、操作パネル30全体が前カバー5の可動域の外側に位置する非侵入状態になる。
支持機構35は、図4(a)に示すように、スライド支持部41に取り付けられた取付部材51と、操作パネル30の基板部材33の裏面に固定された可動部材52と、取付部材51に対して可動部材52を回動自在に連結する連結部材53とを備えている。支持機構35は、取付部材51が取り付けられたスライド支持部41に対して、可動部材52が固定された操作パネル30を回動自在に連結している。
取付部材51は、操作パネル30のスライド方向に垂直な方向に突出する一対の突出板51aを有する。可動部材52は、取付部材51の各突出板51aに隙間を存して対面する一対の対面板52aを有する。各対面板52aは、各突出板51aに略平行に延びており、各突出板51aに対応して設けられている。各突出板51aと各対面板52aとには、連結部材53としての連結ピンが挿通される貫通孔が形成されている。連結部材53の軸心は、長穴41aの長さ方向に平行である。互いに対応する突出板51a及び対面板52aは、連結部材53によって回動自在に連結されている。連結部材53の先端側にはナット54が螺合されている。互いに対応する突出板51a及び対面板52aは、トルクを加えなければ操作パネル30が回動しないように、連結部材53の頭部とナット54とによって挟み込まれている。表側面が略垂直になった侵入状態(図1に示す状態)の操作パネル30を、表側面が上を向くように回動させると非侵入状態になる。
−阻止機構について−
次に、阻止機構60について詳細に説明する。
阻止機構60は、前カバー5が閉じている時に非侵入状態から侵入状態に変わると、前カバー5が開けられることを阻止する状態に自動的に切り替わる。また、阻止機構60は、前カバー5が閉じている時に侵入状態から非侵入状態に変わると、前カバー5が開けられることを許容する状態に自動的に切り替わる。なお、前カバー5が開けられることを阻止する状態を手動で解除できるように阻止機構60を構成してもよい。
本実施形態では、阻止機構60が、前カバー5をロックする機構である。阻止機構60は、前カバー5が閉じている時に非侵入状態から侵入状態に変わると前カバー5をロックするロック状態に切り替わり、侵入状態から非侵入状態に変わると前カバー5のロックを解除したアンロック状態に切り替わる。阻止機構60は、操作パネル30の回動又はスライドに伴って、ロック状態とアンロック状態とに切り替わるように構成されている。
具体的に、阻止機構60は、図2に示すように、前カバー5に一体化されたロック用突起61と、前カバー5を開けようと試みた場合にロック用突起61が当接するストッパー62と、操作パネル30の回動又はスライドに伴ってロック状態とアンロック状態とを切り替える切替機構63とを備えている。本実施形態では、2つのロック用突起61が、前カバー5の上面に間隔を開けて設けられている。各ロック用突起61は、前カバー5の上面から上側に突出している。また、ストッパー62は、ロック用突起61と略同じ間隔で2つ設けられている。ストッパー62についての詳細は後述する。
切替機構63は、2つのストッパー62が取り付けられたシャフト66と、操作パネル30に一体化された第1歯車81(駆動側歯車)と、シャフト66に一体化された第2歯車82(従動側歯車)と、第1歯車81と第2歯車82とにそれぞれ噛み合う第3歯車83(遊び車)とを備えている(図3、図4参照)。シャフト66は、上部取付板13の前側に配置され、上部取付板13上の支持部材68及び取付部材51によって回転自在に支持されている。シャフト66は、操作パネル30のスライド方向に延びている。第1歯車81と第2歯車82と第3歯車83との各歯車の回転軸は、シャフト66に平行である。
第1歯車81は、可動部材52の内側の対面板52aと突出板51aとに挟まれ、対面板52a側に固定されている。第1歯車81には、連結部材53が挿通されている。可動部材52は操作パネル30に固定されているため、第1歯車81は操作パネル30の回動に伴って回転する。第2歯車82は、シャフト66の一端側に固定され、取付部材51に回転自在に支持されている。第3歯車83は、取付部材51に回転自在に支持されている。操作パネル30を回動させると、第1歯車81が回転し、第3歯車83が第1歯車81の回転力を第2歯車82に伝達させる。第1歯車81と第2歯車82との間に第3歯車83が挿入されているため、第1歯車81と第2歯車82との回転方向は同じになる。
ストッパー62は、図2及び図3に示すように、シャフト66に取り付けられてシャフト66から垂直に延びる取付部84と、取付部84の外端からシャフト66に平行に延びる当接部85とを備えている。当接部85は、侵入状態で前カバー5を開けようとした場合にロック用突起61が当接する部分である。当接部85は、正面視が略矩形に形成されており、シャフト66に平行な辺が長辺となっている。当接部85は、短辺方向に切断した断面視において、短辺方向の中央部が前側に突出するように弧状に曲がっている。また、ストッパー62では、当接部85の片方の長辺(ロック状態で上側の長辺)と取付部84とに接続する略三角形の板状部86が設けられている。
次に、図5−7を用いて阻止機構60の動作について説明する。なお、阻止機構60の動作の説明における回転方向(時計回り又は半時計周り)は、シャフト66の先端側から見た回転方向(図6における回転方向)である。
阻止機構60は、上述したように、操作パネル30の回動又はスライドに伴って、ロック状態とアンロック状態とに切り替わる。まず、操作パネル30の回動に伴う阻止機構60の状態の切り替わりについて説明する。
図5(a)は、前カバー5の正面側からロック状態の阻止機構60を見た図であり、図5(b)は、前カバー5の正面側からアンロック状態の阻止機構60を見た図である。図6(a)は、シャフト66の軸方向にロック状態の阻止機構60を見た図であり、図6(b)は、シャフト66の軸方向にアンロック状態の阻止機構60を見た図である。図5(a)及び図6(a)に示す状態では、前カバー5が閉じており、操作パネル30が前カバー5の可動域に侵入した侵入状態になっている。具体的に、操作パネル30の左下部分が前カバー5にオーバーラップしている。
また、ストッパー62は、当接部85がロック用突起61の前側に近接している。この状態で前カバー5を開けようとして前カバー5を僅かに手前側に動かすと、ロック用突起61が当接部85に当たり、前カバー5を開けることができない。ストッパー62が、ロック用突起61に干渉して前カバー5が開けられることを阻止する。そのため、前カバー5が開けられて操作パネル30に衝突することを回避できる。
ロック状態から操作パネル30の傾斜角度を調整する場合、図6において半時計周りに操作パネル30を回動させていくと、操作パネル30全体が前カバー5の可動域の外側に位置する非侵入状態となる。操作パネル30を回動させる過程で、第1歯車81は操作パネル30に連動して半時計周りに回転し、さらに第2歯車82も半時計周りに回転する。その結果、シャフト66及びストッパー62も半時計周りに回転する。この回転によって当接部85がロック用突起61の先端よりも上側に移動し、ロック用突起61の前側が解放される。このように、阻止機構60はアンロック状態に切り替わる。この状態では、前カバー5を手前に動かしてもストッパー62に干渉せず、前カバー5を開けることができる。また、非侵入状態であるため、前カバー5を開けても操作パネル30に衝突しない。
次に、操作パネル30のスライドに伴う阻止機構60の状態の切り替わりについて説明する。図7(a)は、前カバー5の正面側からロック状態の阻止機構60を見た図であり、図7(b)は、前カバー5の正面側からアンロック状態の阻止機構60を見た図である。なお、図7(a)は図5(a)と同じである。そのため、ロック状態の説明については省略する。
ロック状態から操作パネル30を右側にスライドさせていくと、操作パネル30の左側面が前カバー5の右端を超えて、操作パネル30全体が前カバー5の可動域の外側に位置する非侵入状態となる。操作パネル30をスライドさせる過程で、操作パネル30と一体で支持機構35及びシャフト66も右側にスライドする。その結果、シャフト66と共にストッパー62も右側にスライドし、当接部85の左端がロック用突起61よりも右側に移動し、ロック用突起61の前側が解放される。このように、阻止機構60はアンロック状態に切り替わる。この状態では、前カバー5を手前に動かしてもストッパー62に干渉せず、前カバー5を開けることができる。また、非侵入状態であるため、前カバー5を開けても操作パネル30に衝突しない。
−実施形態の効果−
実施形態では、前カバー5が閉じている時に侵入状態になると前カバー5が開けられることが阻止する阻止機構60が設けられている。そのため、本体ケーシング12に対し移動可能に操作パネル30が設けられた画像形成装置1において、前カバー5が操作パネル30に衝突することを回避することができる。また、操作パネル30に前カバー5が衝突しないため、操作パネル30を大きくして操作性を向上させることが可能である。また、前カバー5と共に、前カバー5を開けた時のカバー開放領域(装置内部の露出領域)を大きくすることも可能で、この場合、詰まった紙を取り除くジャム処理を容易化することができる。
また、実施形態では、阻止機構60が、前カバー5が閉じている時に侵入状態と非侵入状態との変化に連動して、前カバー5が開けられることを阻止するロック状態から、前カバー5が開けられることを許容するアンロック状態に切り替わる。そのため、ユーザーが何も操作をしなくても、非侵入状態の時に前カバー5を開けることができる。
《変形例1》
本変形例では、本体ケーシング12に、阻止機構60の状態として前カバー5が開けられることを阻止している状態であるか否かに応じて、外部からの視認状態が変化する状態報知部15が設けられている。図8(a)は、阻止機構60がロック状態の状態報知部15を示し、図8(b)は、阻止機構60がアンロック状態の状態報知部15を示す。
状態報知部15は、ストッパー62と、ストッパー62の当接部85を外部から視認可能とするための窓部16とを備えている。窓部16は、上部カバー6の前面において、操作パネル30が最も左側に位置する時のロック状態で、ストッパー62の当接部85の前面に対面する位置に形成されている。当接部85の前面は、上部カバー6とは異なる色で目立つ色が着色されている。当接部85の前面の色は例えば赤色である。なお、当接部85の前面は、着色の代わりに、又は、着色と併用して、「ロック中」などの文字や、ロック中であることを示す絵又は図形などを記載してもよい。
阻止機構60がロック状態の場合、図8(a)に示すように、窓部16を通じて赤色の当接部85の前面を外部から視認可能である。一方、阻止機構60がアンロック状態の場合、図8(b)に示すように、窓部16を通じてシャフト66が見えており、赤色の当接部85の前面を外部から視認不能である。そのため、ユーザーは窓部16を見ることで、阻止機構60がロック状態かアンロック状態かを認識することができる。なお、図8(b)は、侵入状態の操作パネル30を回動させて非侵入状態に変化させた場合の図であるが、侵入状態の操作パネル30を右側にスライドさせて非侵入状態に変化させた場合においても、窓部16を通じて、赤色の当接部85の前面を外部から視認不能である。
《変形例2》
本変形例では、阻止機構60が、把持部5aを形成するための凹部12aを塞ぐシャッター70を有し、そのシャッター70を用いて前カバー5が開けられることを阻止する。図9(a)は、本体ケーシング12の左側面からの閉鎖状態のシャッター70を見た図であり、図9(b)は、シャッター70が開放状態の時に本体ケーシング12の左側面の凹部12aを見た図である。また、図10(a)は、側面カバー7を取り外した状態で閉鎖状態のシャッター70を見た図であり、図10(b)は、側面カバー7を取り外した状態で開放状態のシャッター70を見た図である。なお、図10では、本体ケーシング12の一部を構成する側部取付板14が露出している。
阻止機構60は、図10(a)に示すように、上述のシャッター70に加えて、シャフト66の動きに連動してシャッター70をスライドさせるためのリンク機構75と、リンク機構75に付勢する弾性部材76とを有する。リンク機構75は、シャフト66の先端に当接する第1リンク71と、第1リンク71及びシャッター70にそれぞれ連結された第2リンク72とを有する。
シャッター70は、略矩形状の板材である。シャッター70は、段差70cを境にして前側部70aと後側部70bとが設けられている。前側部70aと後側部70bとでは、後側部70bの方が外側に出ている。シャッター70は、凹部12aの後壁面12bに形成されたスリット12c(図9(b)参照)に挿入されている。
図11は、側面カバー7を裏側から見た図である。シャッター70は、側面カバー7の裏面の支持レール7aに支持されている。また、後側部70bの後ろ寄りの位置には、鉛直方向(本体ケーシング12の高さ方向)に延びる長穴70dが形成されている。長穴70dには、第2リンク72が連結される。なお、図11では、第2リンク72を省略している。
第1リンク71は、鉤状(くの字状)に折れ曲がった板材である。第1リンク71は、上部取付板13に設けられた第1軸部材91に回転自在に取り付けられ、上部取付板13の上面に平行に支持されている。第1リンク71の一端側は、シャフト66に当接する壁部71aが形成されている。第1リンク71の他端側は、第2リンク72に連結されている。第1リンク71と第2リンク72とは、第1リンク71に形成された貫通孔71bに第2リンク72の一端部が挿入されることで可動に連結されている。
第2リンク72は、細長い略矩形状の板材である。第2リンク72は、側部取付板14に設けられた第2軸部材92に回転自在に取り付けられ、側部取付板14に平行に支持されている。第2リンク72の一端側は、第1リンク71の貫通孔71bに挿入できるように他の部分に比べて細くなっており、その貫通孔71bに挿入されて第1リンク71に連結されている。第2リンク72の他端側には、柱状突起72aが形成されており、シャッター70の長穴70dに柱状突起72aが挿入されて、シャッター70に連結されている。
弾性部材76は、例えばコイルバネである。弾性部材76の一端側は、側部取付板14に取り付けられている。弾性部材76の他端側は、第2リンク72における第2軸部材92よりも上側部分に取り付けられている。弾性部材76は、第2軸部材92を支点に回転する第2リンク72の上側部分を押し付けている(前側に付勢している)。その結果、シャッター70は、第2リンク72における第2軸部材92の下側部分によって後側に引っ張られている。
次に、阻止機構60の動作について説明する。阻止機構60は、上述したように、操作パネル30のスライドに伴って、閉鎖状態と開放状態とに切り替わる。
図9(a)に示す状態では、シャッター70が凹部12aを閉鎖した閉鎖状態になっており、把持部5aを掴めない状態になっている。この状態では、操作パネル30は侵入状態であり、操作パネル30と共にシャフト66が最も左側に位置している。阻止機構60では、図10(a)に示すように、第1リンク71の壁部71aがシャフト66の先端に押されて、弾性部材76が縮んだ状態になっている。
この状態から操作パネル30を右側にスライドさせると、シャフト66も右側に移動する。そのため、第1リンク71はシャフト66側に回転できるようになり、第1リンク71に拘束されていた第2リンク72も回転できるようになる。その結果、弾性部材76が復元力によって伸長し、第2リンク72の上側部分を前側に押すため、図10(b)に示すように、第2リンク72が時計回りに回転する。シャッター70は、第2リンク72の下側部分によって後側に引っ張られて移動する。そして、図9(b)に示すように、シャッター70が凹部12aから退避して開放状態となる。これにより、把持部5aは、ユーザーが掴むことができる状態になる。なお、本変形例の阻止機構60は、上述の実施形態の阻止機構(ロック機構)と併用してもよい。
《他の実施形態》
上記実施形態では、画像形成装置1としてカラー複合機に適用した例について説明したが、これに限ったものではなく、例えばモノクロ複合機、カラープリンター又はモノクロプリンター等に適用してもよい。
上記実施形態では、操作パネル30が回動可能で且つスライド可能であったが、操作パネル30は回動とスライドの片方のみ可能であってもよい。
以上説明したように、本発明は、操作パネルが設けられた画像形成装置について有用である。
1 画像形成装置
2 装置本体
5 前カバー(外カバー)
12 本体ケーシング
30 操作パネル
35 支持機構
60 阻止機構
61 ロック用突起
62 ストッパー
66 シャフト

Claims (5)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を収容し、ヒンジを支点に開閉自在の外カバーが設けられた本体ケーシングと、
    前記本体ケーシングに取り付けられて、前記画像形成部の操作に用いられる操作パネルと、
    前記本体ケーシングに対して前記操作パネルを移動可能に支持する支持機構と、
    前記外カバーが閉じている時に前記外カバーの可動域に前記操作パネルが侵入する侵入状態になると前記外カバーが開けられることを阻止する阻止機構とを備えている、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記阻止機構は、前記外カバーが閉じている時に前記侵入状態になると前記外カバーをロックする、画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記外カバーを開ける人が掴む把持部が、前記本体ケーシングにおいて前記外カバーの支点側以外の外周に隣接する位置に凹部を形成することによって設けられ、
    前記阻止機構は、前記外カバーが閉じている時に前記侵入状態になると前記凹部を塞ぐシャッターを有する、画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記本体ケーシングには、前記阻止機構の状態として前記外カバーが開けられることを阻止している状態であるか否かに応じて、外部からの視認状態が変化する状態報知部が設けられている、画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記阻止機構は、前記外カバーが閉じている時に、前記侵入状態から前記操作パネル全体が前記可動域の外側に位置する非侵入状態になると、前記外カバーが開けられることを許容する状態に自動的に切り替わる、画像形成装置。
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