JP5579560B2 - 携帯電話機 - Google Patents
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Description
また、ユーザは、携帯電話機で予め定められた絵文字を用いてメールを作成することもできる。例えば、ユーザは、これらの絵文字を用いて喜怒哀楽等の感情を表現することができ、メール内容を強調したり、表現力を高めたりすることができる。
このように、絵文字を使ってメールを作成することにより相手に感情等を容易に伝えることができる為、文字より絵文字を多用するユーザも少なくない。
そのため、特許文献1の携帯電話機の場合、受信したメールを表示させるまではどのようなメールか分からないという問題がある。
また、前記メールは1種類以上の特定文字を複数含んでおり、前記記憶手段は、前記特定文字の種類毎に対応する音声データを記憶し、前記検出手段は、前記特定文字をメールの先頭から順に検出し、前記出力制御手段は、前記検出手段により最初に検出された特定文字に対応する前記音声データを出力対象として決定し、当該音声データに基づく音声を出力することとしてもよい。
上記構成によれば、例えば、受信したメール中に種類が異なる特定文字が複数含まれている場合に、検出された絵文字のうち、数が最も多い絵文字に対応する音声データを決定することができる。そのため、ユーザは、着信音によって受信メール中に多用されている絵文字に基づいて出力される着信音から、送信者の感情等を推測することができる。
上記構成によれば、例えば“喜び”を表すグループに属する絵文字が複数ある場合、送信者側のユーザは“喜び”を表す絵文字の選択肢が広がる。また、それらの絵文字がメールに複数含まれているときは、“喜び”に対応する音声データを出力することができるので、受信者側の携帯電話機において絵文字毎に対応する音声データを対応付けて記憶させる必要がなく、記憶容量を減らすことができる。
上記構成によれば、特定文字を表示し、その特定文字に対応する音声データの選択を受付けることができるので、ユーザは、ディスプレイに表示された絵文字等を視認しながら、その絵文字等が表す意味に合うように、所望する音声データをその絵文字に対応づける操作を行なうことができる。従って、メールを受信した際に、ユーザ自身が設定した絵文字に対応する着信音が出力されるので、容易にどのようなメールか推測することができる。
上記構成によれば、例えば、ユーザが、特に報知の必要性が高い絵文字に対応する音声データの出力時間を他の音声データより長く設定しておくことにより、メールを受信した際に、その絵文字を含むメールを受信したことを強調して報知することができる。
また、前記検出手段は、更に、前記本文データを受信した場合に、当該本文データにおいて前記特定文字を検出し、前記出力制御手段は、更に、前記本文データを受信した際に、検出された前記特定文字に対応する前記音声データを決定し、当該音声データに基づく音声を出力することとしてもよい。
また、本発明に係る携帯電話機は、メールを受信する携帯電話機であって、文字の組み合わせパターンと、前記パターンに対応する音声データとを記憶する記憶手段と、メールを受信した時、当該メールにおいて前記パターンを検出する検出手段と、前記パターンが検出された場合、前記音声データに基づく音声を出力する出力制御手段とを備える。
また、本発明に係る携帯電話機は、メールを受信する携帯電話機であって、画像データと音声データとを対応付けて記憶する記憶手段と、メールを受信した時、当該メールにおいて前記画像データを検出する検出手段と、前記画像データが検出された場合、前記音声データを出力する出力制御手段とを備える。
以下、本発明の実施形態1に係る携帯電話機の概要について説明する。
<概要>
本実施形態に係る携帯電話機は、移動体通信事業者のサーバからアンテナを介してメールを受信し、移動体通信事業者において既定されている絵文字が当該メールに含まれている場合、当該メールを受信した際に、その絵文字に対応する着信音を鳴らすことにより報知する。
図6は、本実施形態に係る携帯電話機の外観を示しており、携帯電話機100は、ディスプレイ110、操作ボタン部120、アンテナ130、スピーカ140を備えている。
携帯電話機100は、アンテナ130を介して絵文字コードが含まれたメールを受信し、絵文字コードに対応する着信音をスピーカ140から出力する。
<構成>
図1は、本実施形態に係る携帯電話機100の機能構成図である。
携帯電話機100は、表示部110、入力部120、アンテナ130、無線部140、制御部150、記憶部160、スピーカ駆動部170、及びスピーカ180で構成されている。
ここで、表示部110は、液晶ディスプレイ等で構成され、受信したメールに係る画像等を表示する。
アンテナ130は、携帯電話機100の通信事業者の基地局と随時通信する機能を有する。
無線部140は、アンテナ130を介して基地局と無線通信を行い、通信事業者のサーバからメールデータ等の無線信号を受信する機能を有する。
また、制御部150は、設定部151、表示制御部152、絵文字検出部153、及び着信音決定部154から構成されている。
以下、各部について説明する。
また、例えば、メール受信時に、絵文字に対応する着信音を鳴らす、送信者に対応する着信音を鳴らす等の動作設定をユーザから受付け、その設定情報を記憶部160に格納する機能を有する。
絵文字検出部153は、無線部140によって受信された無線信号がメールに係る無線信号である場合、当該無線信号をデータ信号に復調し、当該データとメモリ等に格納された絵文字コードに基づいて絵文字コードを検出する機能を有する。
記憶部160は、ハードディスク等の記録媒体で実現され、設定部151によって各種設定情報や着信音設定情報等のデータを記憶する。
スピーカ180は、スピーカ駆動部170の指示に応じて音声データを既定の音量で一定時間出力する機能を有する。
以下、携帯電話機100内に記憶されているテーブルデータについて説明する。
図2(a)は、携帯電話機100のメモリに予め記憶されている絵文字データテーブルを示している。
絵文字データテーブル200は、キーワード211、絵文字No.212、絵文字213、絵文字名214、及び絵文字コード215から構成されている。
絵文字No.212は、携帯電話機100における各絵文字に係るフォントデータの識別番号である。
絵文字コード215は、携帯電話機100の通信事業者の規格によって定められている絵文字の文字コードを示している。
絵文字データテーブル200は、ユーザが絵文字に対応する着信音を設定等する際、制御部150によって読み出される。
音声データテーブル300は、音声データ311で構成されており、音声データ311は、メール受信時や電話着信時等に出力される音声データを示している。
図3(a)は、着信音設定情報テーブルを示している。
ここで、キーワード411は、絵文字213が属するキーワードを示している。
また、音声データ412は、絵文字213を含むメールを受信した場合に出力する音声データである。
図3(b)は、携帯電話機100における各動作の設定情報(以下、「動作設定情報」という。)を示す動作設定情報テーブルを示している。
動作511は、携帯電話機100における動作を示しており、例えば、メール受信や電話着信等である。
機能512は、動作511に対応する携帯電話機100における各機能を示しており、例えば、メール受信時における機能とは、当該メールに絵文字が含まれている場合に絵文字に対応する着信音(以下、「絵文字着信音」という。)を出力する機能、又は当該メールの送信者毎の着信音(以下、「送信者別着信音」という。)を出力する機能等である。
<動作>
以下、本発明に係る携帯電話機100の動作について説明する。
携帯電話機100は、ユーザから着信音設定情報の入力を受付けて登録し、メールを受信した際に、登録された着信音設定情報に基づいて音声データを決定し、決定した音声データを出力する。
尚、動作設定情報については、動作情報設定テーブル500の“絵文字着信音”はONに設定され、“送信者別着信音”はOFFに設定されているものとして説明する。
ステップS52において、無線部140がアンテナ130を介してメールを受信した場合(ステップS52:Y)、無線部140は、受信したメールデータを示す無線信号を絵文字検出部153に送出する。
ステップS52に続いて、絵文字検出部153は、無線部140から送出された無線信号に係るメールデータを受取ると、絵文字データテーブル200の絵文字コード215を読み出し、メールデータ中に絵文字コード215のデータが含まれているか否か検出する(ステップS53)。
着信音決定部154は、絵文字検出部153からコードデータを受付けると、動作設定情報テーブル500を読み出し、絵文字着信音の設定がONであるか否かを判断する(ステップS54)。
続いて、着信音決定部154は、スピーカ駆動部170へ決定した音声データの出力を指示する信号を送出する。スピーカ駆動部170は、スピーカ180を起動し、指示された音声データをメモリから読み出し、スピーカ180に当該音声データを出力させる(ステップS57)。
また、ステップS54において着信音決定部154が、絵文字着信音の設定がONでないと判断した場合(ステップS54:N)、及びステップS55において着信音決定部154が、絵文字検出部153によって検出された絵文字コードに対応する音声データがないと判断した場合(ステップS55:N)についても、ステップS58の処理を行なう。
<動作例>
以下、上述した動作フロー(図5)に基づき、携帯電話機100が図4(b)に示すメールを受信した場合の動作について説明する。
尚、本実施形態における動作例においては、携帯電話機100が受信するメールは、メール受信日時、送信者、及び件名を含むメールヘッダ452とメール本文454のデータで構成されている。携帯電話機100は、メールヘッダ452のデータを受信し、メールヘッダ452の件名部分に絵文字データが含まれている場合に、当該絵文字データに対応する音声データを決定し、メールヘッダ452のデータを受信の際に、決定した音声データを出力するものとする。
同図(a1)は、着信音設定情報の入力画面421を示しており、設定部151は、ユーザから当該入力画面421を表示する旨の指示を受付けた場合に、当該画面を構成する画像を表示部110に表示させる。
また、図4(a2)は、図4(a1)のキーワード“LOVE”が選択されている状態において、当該キーワードに対応づける音声データの名称を一覧表示し、ユーザから音声データの選択を受付ける画面を示している。
図4(a1)において、ユーザが“パターン1”の音声データを選択した場合、図4(a3)の442に示す様に、キーワード“LOVE”に対応する音声データとして“パターン1”を表示する。また、ユーザ操作により保存443が選択された場合には、設定部151は、記憶部160にキーワード“LOVE”の音声データとして“パターン1”を対応づけて着信音設定情報テーブル400に格納する。
続いて、絵文字検出部153は、受取った無線信号に係るメールヘッダ452のデータからコード“F7CB”を検出すると(ステップS53:Y)、動作設定情報テーブル500の絵文字着信音機能の設定情報を読み出し、“ON”であると判断する(ステップS54:Y)。
尚、上述の動作例において、受信したメールヘッダ452にはコード“F7CB”のみが含まれている場合について説明したが、キーワードが同じ絵文字コードが複数含まれている場合、及びキーワードが異なる絵文字コードが複数含まれている場合には、絵文字検出部151が最初に検出した絵文字コードに対応する音声データを出力する。
<補足>
以上、本発明に係る携帯電話機について実施形態に基づいて説明したが、以下のように変形することもでき、本発明は上述の実施形態で示した携帯電話機に限られないことは勿論である。
(6) 上述の実施形態では、メールの受信時に音声データを一定時間の出力するものとして説明したが、設定部151が各音声データを出力する時間の入力をユーザから受付けてもよいし、例えば、受信したメールにキーワードが“喜び”と“怒り”の絵文字コードが含まれている場合、“喜び”より“怒り”の絵文字コードの音声データの出力時間を短くする等、キーワードや絵文字コードに応じて出力時間を変えて出力してもよい。
この場合、文字コードの組み合わせパターンを予めメモリ等に格納しておき、ユーザ操作により当該各パターンと音声データとを対応付けて記憶する。
(10) また、受信したメール中に同じ絵文字コードが複数含まれている場合、その絵文字コードに対応する音声データを、一定の時間間隔でその数に応じて繰り返し出力してもよい。
(12) また、送受信者間で共通の意味が認識できるように、JIS規格の文字、記号、特殊文字、絵文字等を示す文字コードを、ユーザが任意に組み合わせることによって構成された文字と、その意味を表す音声データとを対応付けて記憶させてもよい。
この構成によれば、送受信者間で共通する文字や繰り返しパターン等をメールに含めることができ、このようなメールを受信した場合でも、第三者にメールの内容を推測されないように着信音を出力することができる。
例えば、上記の両設定がONに設定されている場合において、設定部151は、送信者別に音声データを選択する操作をユーザから受付け、送信者と音声データとを記憶部160に記憶させておく。絵文字を含むメールを受信した際、着信音決定部154は、当該メールの送信者に対応する音声データをスピーカに出力させ、続いて絵文字検出部153によって検出された絵文字に対応する音声データを出力させることとしてもよい。
110 表示部
120 入力部
130 アンテナ
140 無線部
150 制御部
151 設定部
152 表示制御部
153 絵文字検出部
154 着信音決定部
160 記憶部
170 スピーカ駆動部
180 スピーカ
Claims (6)
- メールヘッダの件名部分の最初に絵文字を含むメールを受信する携帯電話機であって、
相異なる複数の絵文字のそれぞれに、音声データを対応付けて記憶する記憶手段と、
メールを構成するメールヘッダを受信する受信手段と、
前記メールヘッダを受信した場合に、当該メールを表示させるユーザ操作を待つことなく、当該メールヘッダの件名部分の絵文字を検出する検出手段と、
前記検出された絵文字に対応付けられている音声データに基づく音声を、前記検出された絵文字に応じた音量でメールの着信音として出力する出力制御手段とを備える
ことを特徴とする携帯電話機。 - 前記複数の絵文字は、複数のグループに分類されており、
前記記憶手段において、同じグループに属する絵文字には、同じ音声データが対応付けられている
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 前記携帯電話機は、更に、
前記絵文字を表示する表示手段と、
前記表示手段によって前記絵文字が表示されている間に、音声データの選択を受付ける選択受付手段とを備え、
前記記憶手段は、表示された絵文字と前記選択受付手段により受付けた音声データとを対応付けて記憶すること
を特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 前記記憶手段は、更に、音声データに対応付けて当該音声データの出力時間を記憶し、
前記出力制御手段は、前記着信音として前記音声データに基づく音声を出力する場合に、前記音声データに対応付けられた出力時間だけ出力する
を特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 前記携帯電話機は、更に
前記記憶手段において、絵文字に対応付けられている音声データに基づく音声を、メールの着信音として出力するか否かの設定をユーザから受け付け、当該設定を示す設定情報を、前記記憶手段に格納する設定手段を備え、
前記出力制御手段は、前記検出手段により前記絵文字が検出された場合において、
前記設定情報が、メールの着信音として出力することを示すときには、検出された絵文字に対応付けられている音声データに基づく音声を前記メールの着信音として出力し、
前記設定情報が、メールの着信音として出力することを示さないときには、既定の音声データに基づく音声を、前記メールの着信音として出力する
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - コンピュータを、メールヘッダの件名部分の最初に絵文字を含むメールを受信する携帯電話機として機能させるための制御プログラムであって、
前記コンピュータを、
相異なる複数の絵文字のそれぞれに、音声データを対応付けて記憶する記憶手段と、
メールを構成するメールヘッダを受信する受信手段と、
前記メールヘッダを受信した場合に、当該メールを表示させるユーザ操作を待つことなく、当該メールヘッダの件名部分の絵文字を検出する検出手段と、
前記検出された絵文字に対応付けられている音声データに基づく音声を、前記検出された絵文字に応じた音量でメールの着信音として出力する出力制御手段
として機能させることを特徴とする制御プログラム。
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