JP5577433B2 - スロットアンテナを有する補聴器 - Google Patents

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Description

本開示は、無線データ通信用のアンテナを有する補聴器、特に、スロットアンテナを有する補聴器に関する。
補聴器は、非常に小さく精密な装置であり、人の外耳道や外耳の後ろにフィットするほど小さなハウジングのなかに、多くの電子的及び金属的部品を備えている。多くの電子的及び金属的部品は、補聴器のハウジングの小さなサイズと相まって、無線通信可能な補聴器に使用される高周波アンテナの設計において強い制約を課すことになる。
従来、補聴器のアンテナは、リモコンからの無線送信や指令を受信するために使用されている。通常、このようなアンテナは、結果として生じる放射パターンから得られる指向性を特に検討することなく、補聴器のハウジングに適合するように設計されている。例えば、耳かけ型補聴器のハウジングには、通常、バナナ形状を有する耳かけ型補聴器のハウジングの長手方向に対して、その長手方向が平行となるように配置されたアンテナが収容されている。耳あな型補聴器では、通常、例えばWO2005/081583に開示されているように、補聴器のフェースプレートに配置されたパッチアンテナが設けられていたり、あるいは、例えばUS2010/20994に開示されているように、補聴器のハウジングからフェースプレートに対して垂直に突出する線状アンテナが設けられていたりする。
本発明は、改良された無線通信を提供することを目的とする。
本発明の一側面により、上記及びその他の目的は、電磁場を発信及び受信するアンテナに接続された無線データ通信のための送受信機を備える補聴器を提供することによって達成される。この補聴器はさらに、音声を受け取るとともに、受け取った音声を対応する第1音声信号に変換するマイクロフォンと、第1音声信号を処理して補聴器ユーザの聴力低下を補償する第2音声信号を作成する信号処理機とをさらに備えることができる。第2音声信号を出力音響信号に変換するために、信号処理機の出力にレシーバが接続されてもよい。アンテナは、電気的アンテナなどであって、導電性材料と、導電性材料に設けられたスロットを備えることができる。スロットは、補聴器がユーザによってその使用位置に装着されたときに、ユーザの耳と耳をつなぐ軸に対して実質的に垂直な面内で伸びるものとすることができる。スロットは、励起時に電磁場の発信をもたらすように構成することができる。これにより、アンテナによって発信される電磁場は、その電場がユーザの頭部の表面に対して実質的に直交するように、ユーザの頭部の表面に沿って伝搬する。アンテナは、平面スロットアンテナといった、スロットアンテナとすることができる。
スロットアンテナは、よって、頭部の表面に対して平行又は実質的に平行に設けられる。スロットアンテナを使用する利点は、スロットが耳と耳をつなぐ軸に対して実質的に直交する面内で伸びるときに、スロットアンテナから発信された電界が頭部の表面と直交することにある。
本発明の他の側面により、ボディセンサーネットワークといった、無線ボディエリアネットワークのためのアンテナシステムが提供される。このアンテナシステムは、電磁場を発信及び受信するアンテナに接続された無線データ通信のための送受信機を備える。アンテナは、導電性材料と、導電性材料に設けられたスロットを備えることができる。スロットは、アンテナシステムがユーザによってその使用位置に装着されたときに、ユーザの身体に対して実質的に平行な面内で伸び、励起時に電磁場の発信をもたらすように構成することができる。そして、アンテナによって発信される電磁場が、その電場がユーザの表面に対して実質的に直交するように、ユーザの表面に沿って伝搬するものであるとよい。
スロットアンテナが身体の表面に対して平行又は実質的に平行に設けられていると、スロットアンテナから発信される電場は、身体の表面に対して実質的に直交することができる。典型的には、アンテナシステムは、ウエアラブルコンピュータ装置に設けることができる。
本発明の別の側面により、耳あな型補聴器が提供される。耳あな型補聴器は、音声を受け取るとともに、受け取った音声を対応する第1音声信号に変換するマイクロフォンと、第1音声信号を処理して補聴器のユーザの聴力低下を補償する第2音声信号を作成する信号処理機と、信号処理機の出力に接続され、第2音声信号をユーザに提供される出力音響信号に変換するレシーバとを備えることができる。耳あな型補聴器はさらに、フェースプレートと、電磁場を発信及び受信するアンテナに接続された無線データ通信のための送受信機とを備える。アンテナは、電気的アンテナなどであって、導電性材料と、導電性材料に設けられたスロットを備えることができる。スロットは、補聴器がユーザによってその使用位置に装着されたときに、ユーザの耳と耳をつなぐ軸に対して実質的に垂直な面内で伸びるものとすることができる。スロットは、励起時に電磁場の発信をもたらすように構成することができる。これにより、アンテナによって発信される電磁場は、その電場がユーザの頭部の表面に対して実質的に直交するように、ユーザの頭部の表面に沿って伝搬する。アンテナは、平面スロットアンテナといった、スロットアンテナとすることができる。アンテナは、励起時に電磁場を発信してもよい。
スロットアンテナをフェースプレートに配置することは有効であり、それによって、当該アンテナを頭部の表面と同一面内、又は頭部の表面と実質的に同一面内に配置することができる。これにより、発信された電磁場は、周囲の組織に起因する損失を受け難くなる。フェースプレートは、補聴器の外殻の一部を構成することができる。
励起時において、60パーセントや80バーセントといった、アンテナによって発信された電磁場の大部分は、その電場がユーザの身体又は頭部の表面に対して実質的に直交するように、ユーザの身体又は頭部の表面に沿って伝播する。電磁場がユーザの身体又は頭部の周りで回折されるときに、身体又は頭部の表面との相互作用に起因する損失が最小限に抑えられる。これにより、第2のウエアラブルコンピュータ装置、例えば両耳補聴器システムにおける第2の補聴器(通常、ユーザの他の耳に配置される)や、リモコン、電話、テレビ受像機、対応マイクロフォン、補聴器フィッティングシステム、ブルートゥース接続装置のような中間構成品といった補聴器アクセサリにおける電磁場の受信品質を高めることができる。
よって、本発明の一又は複数の側面によるアンテナシステムは、少なくとも二つのウエアラブルコンピュータ装置の間で通信を可能にするように構成することができる。
電磁場が、ユーザの頭部の表面との相互作用を最小としつつ、ユーザの頭部の表面に沿って回折すると、ユーザの頭部の表面に沿った電磁場の強度は著しく改善される。よって、両耳補聴器システムにおいてユーザの他の耳に配置される第2の補聴器に設けられた他のアンテナや、上記のようなアクセサリに設けられた他のアンテナ(通常、ユーザの身体の前方に位置する)との相互作用を向上させることができる。ユーザの頭部の周囲に電磁場を発生させることの利点について、アクセサリなどの外部機器に対する全方位の接続性を提供し得るという点も挙げられる。
よって、アンテナは、使用中、ユーザの身体(例えばユーザの頭部)に沿った回折のために、実質的にTM偏波した電磁場、即ち、ユーザの身体の表面(例えばユーザの頭部の表面)に対してTM偏波した電磁場を発信してもよい。
スロットアンテナを利用することのさらなる利点は、標準アンテナ(例えば標準モノポールアンテナなど)を使用することに比べ、スロットアンテナにエネルギーを供給したとき、即ち、スロットを励起あるいは給電したときに、電流が導電性材料内をスロットのエッジに制限されずに流れ、ハイパワーの放射場を提供し得ることである。
導電性材料は、プリント基板やフレキシブルプリント基板といった、支持基板であってもよい。そして、スロットは、プリント基板などの支持基板に切り込まれたスリットであってもよい。導電性材料は、非導電性の支持部材上に設けられた導電性材料であってもよく、その導電性材料は、非導電性の支持部材上に形成された導電性材料の導電性層であってもよい。スロットは、導電性材料を取り除いて、即ち、導電性層のスロットとして設けることができる。スロットは、導電性材料の空隙であってもよい。通常、導電性材料は、スロットアンテナのための接地面を構成することができる。
補聴器のハウジングがユーザの耳におけるその使用位置に配置されたときに、アンテナは、使用中にユーザの耳と耳とをつなぐ軸の方向に電磁場を発信することはないか、又は実質的にない。むしろ、補聴器のハウジングが使用中にその使用位置に配置されたとき、アンテナは、ユーザの頭部の表面と平行な方向へ主に伝搬するような電磁場を発信するように構成されている。それにより、発信された電磁場の電場は、少なくとも使用中にアンテナが配置される頭部の側面に沿った頭部の表面に対して垂直、又は実質的に垂直な方向性を持つ。これにより、頭部の表面と平行な電場の成分を有する電磁場の伝搬損失と比べて、頭部の周辺組織における伝搬損失は低減される。接続アンテナによって発信された電磁場は、頭部の周囲に沿って回析することによって、一方の耳から頭部を回って反対側に位置する他方の耳まで伝搬することができる。
アンテナは、直接、間接、又は結合フィードを使用するなど、従来の様々な手段を使用して励起することができ、例えば、スロットで電磁場を励起するためにフィードラインを使用することができる。一又は複数の実施形態では、アンテナは、ストリップライン又はマイクロストリップラインを使用して給電されることができ、ストリップライン又はマイクロストリップラインは、アンテナの背面側又はアンテナのための支持部材の背面側に沿ってスロットの下に設けることができる。それにより、直接的に接続しなくても、特に高周波数において、ストリップラインが電気放射を介してスロットへ接続される。ストリップラインは、送信ラインであってもよく、直線フィードラインであってもよく、T−ラインなどであってもよい。通常、ストリップラインは、スロットの幅に亘って伸びる。但し、点給電やその他の給電方式も使用可能であることが想定される。
アンテナは、共振アンテナであってもよく、従って、スロットは、共振構造を構成するものであってもよい。共振アンテナを流れる電流は、アンテナの長さに沿った定常波、この場合は特に、スロットの長さに沿った定常波を形成する。共振アンテナは、通常、共振周波数又はおよそ共振周波数で作動し、そのとき、スロットの長さは、発信される電磁場の半波長又はその整数倍か、4分の1波長又はその奇数倍に等しくなる。そのことから、本発明では、スロットの長さが、1/2波長又はその整数倍か、1/4波長又はその奇数倍であることが好ましい。
スロットは、電磁場を発信するために適切な任意の形状を有することができる。
一又は複数の実施形態では、スロットは、細長いアンテナ、ロッド又はモノポールアンテナの形状を有することができる。スロットダイポールとして細長いアンテナを使用すると、フィードと細長いアンテナの終端との距離を調節することによって、スロットのインピーダンスを調整することができる。アンテナは、直線、ねじれ線、コイル線、フラクタル状などのアンテナであってもよい。通常、スロットが導電性材料のエッジまで伸びていると、アンテナの特性は、モノポールアンテナの二倍に等しくなり、最適な長さは1/4波長となる。
一方、スロットはループ状であってもよく、本発明の一又は複数の実施形態において、スロットは一重のループであってもよい。ループ状のスロットは、屈曲、ねじれ、又はフラクタル状であってもよく、それによって、小さなスペースでも長くすることができる。共振スロットループは、1/2波長とすることができ、それによってアンテナの帯域幅を最小化することができるが、より短いもの、例えば、1/4波長あるいは1/4波長未満のスロットループを使用してもよい。
補聴器では特に、空間的制約が重要である。本発明の一又は複数の実施形態において、導電性材料は、耳あな型補聴器のフェースプレート上又はそれと平行(あるいは実質的に平行)に設けることができる。それにより、スロットを、フェースプレート上又はそれと平行な部材に設けることができる。
一又は複数の実施形態において、導電性部材は、耳かけ型補聴器のサイドプレート上又はそれと平行に設けることができ、好ましくは、ユーザの外側を向くサイドプレート、即ち、ユーザの頭部の反対側のサイドプレートに設けることができる。
スロットの表面積は、導電性材料の表面積よりも小さくすることができる。例えば、フェースプレートの周長に対する前記スロットの全長は、例えば1といった所定の閾値よりも小さくすることができる。
導電性材料は、スロットアンテナのための接地面を構成することができる。あるいは、当該アンテナのための接地面は、導電性材料の背面に設けることもでき、例えば、表面に導電性材料が設けられた支持基板の背面に設けることができる。スロットの幅は、アンテナのインピーダンスに応じて調整することができ、アンテナのインピーダンスは、スロットの幅を調整することによって調整し得る。スロットの幅を増大させることによって、インピーダンスを増大させることができる。加えて、狭すぎるスロットは、アンテナの効率を低下させるものであり、著しい電場がスロットで生じた場合に、損失を増大させてしまう。一又は複数の実施形態において、スロットの幅は、1/200波長から1/25波長の間とすることができる。スロットの幅は、2ミリメートル未満とすることができ、例えば、1ミリメートル未満、あるいは0.5ミリメートル未満とすることができる。
さらに、アンテナのための反射面を設けることができる。反射面は、導電性層の下方、例えば、その最上面に導電性材料が設けられた支持基板の下方であって、身体の中心の近くに位置するように設けることができる。耳あな型補聴器では、通常、アンテナは補聴器の外側部分、典型的には耳あな型補聴器のフェースプレート上に設けられる。フィードラインは、通常、フェースプレートの直下に設けられ、フェースプレートに対して鼓膜に向かう。反射面は、フェースプレートの下方に設けることができ、フィードラインが存在する実施形態では、フィードラインを有する面に対しても下方に設けることができる。それにより、反射面は、通常、反射面の下方又は背後に設けられ、補聴器がユーザの耳においてその使用位置に配置されたときに、身体の近く、即ち、鼓膜の近くに位置することになる。従って、補聴器は、第1層に設けられた導電性材料と、第2層に設けられたフィードラインとを有することができ、ここで、第2層は第1層と平行、又は実質的に平行であって、補聴器がユーザによって使用位置に装着されたときに、第2層は第1層よりもユーザの鼓膜の近くに位置するとよい。アンテナのための反射面を形成する第3層がさらに設けられてもよい。
導電性材料には開口を形成することができ、その開口は、補聴器のバッテリを受け入れる構成とすることができる。開口は、導電性材料及び任意の支持部材、即ち支持基板に設けることができる。開口は、補聴器のバッテリを受け入れるように、第1層及び/又は第3層に設けることができる。一又は複数の実施形態では、スロットがループ状であってもよく、開口は、導電性材料においてループ状のスロット内に設けられてもよい。それにより、スロットは、導電性表面に設けられたループ状のスロットを形成し、開口が、ループ状のスロット内に設けられる。一又は複数の実施形態において、開口は、スロットから離れて設けることができ、それにより、スロットに供給される電気に対して開口が与える影響を低減することができる。
典型的には、開口を閉塞してバッテリや補聴器の内面となるドアを設けることができる。本発明の一又は複数の実施形態では、当該ドアが導電性表面を有し、バッテリの開口を閉塞するものとすることができる。
本発明の一又は複数の実施形態では、ドアと導電性材料との間に隙間を設け、その隙間がループ状のスロットを形成する構成とすることができる。これにより、ドアと例えば基板に設けられた導電性材料との間の間隔が、スロットを形成し得る。隙間は、例えばドアの一又は複数の縁に沿うように、ドアの周囲に沿って伸びるスロットであって、開口を取り囲むループ状のスロットとなり得る。あるいは、ドアと導電性材料との間の間隔は、スロットの一部、例えばループ状のスロットの一部を形成し得る。
さらに、キャパシタを設けることができ、このキャパシタは、スロットと交差するように配置され、アンテナの中心周波数を調整する構成とすることができる。一又は複数の実施形態では、キャパシタは、給電入力点に対して反対側に配置することができる。
補聴器は、ハウジングを備えることができ、導電性材料とスロットとを有するアンテナは、補聴器のハウジングに収容することができる。この場合、アンテナは、補聴器のハウジングから突出することなくハウジングの内部に位置することが好ましい。
スロットアンテナは、作動中、電磁場がユーザの頭部の周囲を伝わるように機能し、それによって、外乱に強く損失の少ない無線データ通信が実現されることが好ましい。
電流の頭部の側面に垂直な成分、又はその他の身体部分に垂直な成分により、電磁場の表面波をより効率的に励起することができる。これにより、例えば、耳から耳への経路利得は、例えば10−15デシベルの幅で、あるいは10−20デシベルの幅で改善され得る。
スロットアンテナは、ユーザの頭部の周囲に沿った回析のために、実質的にTM偏波した電磁場を発信してもよく、即ち、ユーザの頭部の表面に対してTM偏波した電磁場を発信してもよい。
補聴器のハウジングがユーザの耳におけるその使用位置に配置されたときに、アンテナは、使用中にユーザの耳と耳とをつなぐ軸の方向に電磁場を発信することはないか、又は実質的にない。むしろ、補聴器のハウジングが使用中にその使用位置に配置されたとき、アンテナは、ユーザの頭部の表面と平行な方向へ主に伝搬するような電磁場を発信するように構成されている。それにより、発信された電磁場の電場は、少なくとも使用中にアンテナが配置される頭部の側面に沿った頭部の表面に対して垂直、又は実質的に垂直な方向性を持つ。これにより、頭部の表面と平行な電場の成分を有する電磁場の伝搬損失と比べて、頭部の周辺組織における伝搬損失は低減される。接続アンテナによって発信された電磁場は、頭部の周囲に沿って回析することによって、一方の耳から頭部を回って反対側に位置する他方の耳まで伝搬することができる。
無給電アンテナ要素、第1部分及び主要アンテナ部分を有する補聴器のアンテナは、ISMバンドにおいて作動するように構成してもよい。アンテナ装置は、任意の周波数で作動するように構成してもよい。好ましくは、アンテナ装置は1GHz以上で作動するとよく、例えば、1.5GHzと3GHzとの間や、2.4GHzで作動するとよい。
以下、本発明の例示的な実施例を示す添付図面を参照しながら、本発明の詳細について説明する。但し、本発明は他の様々な形態でも実施可能であり、ここで示す実施形態に限定されるものではない。正しくは、本開示を十分で完成したものとし、本発明の技術的範囲を当業者へ完全に教示するために、これらの実施形態は提供されるものである。参照番号は、全体を通して同一の要素を示しており、各図の説明毎に詳細な説明の繰り返しは避けることとする。
図1a、bは、ユーザの頭部の疑似モデルを示す。 図2は、典型的な(従来技術の)補聴器のブロック図を示す。 図3は、耳あな型補聴器におけるスロットアンテナの位置を模式的に示す。 図4は、耳かけ型補聴器におけるスロットアンテナの位置を模式的に示す。 図5a、bは、耳あな型補聴器における反射面とその位置を示す。 図6a−dは、スロット形状の例を示す。 図7a−dは、アンテナに対する給電の例を示す。 図8a−cは、本発明の具体的な実施例を示す。 図9aは、図8a−cのアンテナについて自由空間放射パターンを示す。 図9bは、図8a−cのアンテナについて自由空間放射パターンを示す。 図9cは、図8a−cのアンテナについて自由空間放射パターンを示す。 図10a−cは、図8a−cのアンテナについてSAMシミュレーションした放射パターンを示す。 図11は、図8a−cのアンテナのシミュレーションした経路利得を示す。 図12は、図8a−cのアンテナのシミュレーションした帯域幅を示す。
図1aは、前から見たユーザの頭部の疑似モデルであり、図1bは、横から見たユーザの頭部の疑似モデルであり、いずれも通常の直交3次元座標系とともに示される。図1bでは耳あな型(ITE)補聴器のフェースプレートが見えており、スロット2がフェースプレートの中央に開口を形成している。
人間の身体の近くの無線通信のためのアンテナを設計する場合、人間の頭部は、その鼻、両耳、口、両眼などの感覚器官を有する丸い囲いにより近似することができる。このような丸い囲い3が、図1a及び1bに描かれている。図1aには、正面から見た頭部の疑似モデルが頭部との関係で方向を定義するx、y、z軸を有する通常の直交3次元座標系とともに示されており、また、図1bには、横から見た頭部の疑似モデルがユーザの頭部の解剖学的構造を幾何学的に定義する通常の直交3次元座標系のx、y、z軸とともに示される。
頭部の表面のすべてのポイントは、法線ベクトル及び接線ベクトルを有する。法線ベクトルは頭部の表面に垂直であるのに対し、接線ベクトルは頭部の表面に平行である。頭部の表面に沿って伸びる要素は、頭部の表面に対して平行といわれる。同様に、頭部の表面に沿って伸びる平面は、頭部の表面に対して平行といわれる。これに対し、頭部の表面上のポイントから、頭部から周辺空間へ放射状に外側へ向かう物体または平面は、頭部に対して垂直といわれる。
例として、図1aにおいて参照番号4で示され、図1aの頭部の表面上で最も左に位置するポイントは、この座標系のyz平面に平行な接線ベクトル及びx軸に平行な法線ベクトルを有している。したがって、y軸及びz軸はポイント4において頭部の表面に平行であり、x軸はポイント4において頭部の表面に垂直である。
図1a及び1bの疑似頭部によりモデル化されているユーザは地面(図に示されていない)に直立しており、地面はxy平面に平行である。したがって、ユーザの爪先から頭部のてっぺんまでの胴軸はz軸に平行であるのに対し、ユーザの鼻はy軸沿いに紙面から突出する方向を向いている。
右外耳道及び左外耳道を通る軸は、図中のx軸に平行である。この耳と耳をつなぐ軸(耳軸)は、したがって、それが頭部の表面を離れる点において頭部の表面に垂直である。耳と耳をつなぐ軸及び頭部の表面は、以下において本発明の要素の特定の構造を記述するときの基準として使用される。
耳の耳介は、大部分の被験者の主として頭部の表面に平行な平面に位置しているので、耳と耳をつなぐ軸も耳に対する法線として機能すると記述されることが多い。しかし、耳介の平面の向きは、人によって異なる。
耳あな型補聴器は、外耳道に適合する形状の細長いハウジングを有する。したがって、このタイプの補聴器の長手方向軸は耳軸に平行であるのに対し、耳あな型補聴器のフェースプレートは通常耳軸に直交する平面に存在する。耳かけ型補聴器は、典型的には、耳介の頂部に載る、バナナのような形状をしていることの多い、やはり細長いハウジングを備えている。したがって、このタイプの補聴器のハウジングは、ユーザの頭部の表面に平行な長手方向軸を有する。
典型的な(従来技術の)補聴器のブロック図を図2に示す。補聴器アセンブリ20は、入力音響を受け取り、それを音声信号、即ち、第1音声信号に変換するマイクロフォン21を含んでいる。第1音声信号は信号処理機22に与えられ、それにより第1音声信号は処理されて補聴器のユーザの聴力低下を補償する第2音声信号となる。レシーバ23は、信号処理機22の出力に接続されており、第2音声信号を出力音響信号、例えばユーザの聴力低下を補償するように変更された信号に変換し、出力音響をスピーカ24に与える。したがって、補聴器信号処理機22は、増幅器、圧縮器及び雑音低減システム等の要素を包含し得る。この補聴器は、出力信号を最適化するフィードバック・ループ25も備えることができる。この補聴器は、電磁場を発信及び受信するアンテナ27に接続された無線データ通信のための送受信機26も備え得る。送受信機26は、補聴器処理機22及びアンテナと接続されて、両耳補聴器システムにおいて他方の耳に配置される外部機器、即ち、もう1つの補聴器との通信を行うことができる。
図3には、本発明による耳あな型の補聴器、即ち、ITE補聴器30が模式的に示されており、また、図3は、ITE補聴器30におけるスロットアンテナの位置を模式的に示す。ハウジング31は、マイクロフォン21、信号処理機22及びスピーカ24とともに描かれている補聴器アセンブリ20を含んでいる。ハウジング31は、典型的には、ユーザの外耳道に適合するように成型されており、また、フェースプレート32は、補聴器の外端に設けられている。ハウジング31は、典型的にはフェースプレート32を取り囲んでいるが、しかし、例示目的のため、ハウジングのこの部分は図3に示されていない。補聴器のバッテリ33は、補聴器アセンブリに給電するためにハウジングに設けられている。
アンテナ34、35は、フェースプレート32の上に設けられている。これらのアンテナ34、35は、導電性材料34を含み、その中にスロット35が画定されている。典型的には、この導電性材料は、基板などの支持部材上に設けることができる。導電性材料34は、プリント回路基板といったプリント基板とすることができる。スロット35は、材料を切り取ることにより形成される。このスロット35は、典型的には導電性材料34の空隙である。スロット35は、導電性材料35の中に開口を形成することができる。本発明の例では、スロット35はループを形成しており、したがってループスロット35を有する導電性材料34は、スロットループアンテナ34、35等のアンテナを形成する。図3から、別の開口36が導電性材料34の中に設けられ、バッテリ33を収容していることが分かる。したがって、ループスロットは、開口36を取り囲むことができる。この開口は、補聴器のバッテリを受け入れられるだけの大きさを有しなければならない。バッテリ33は開口36から突き出ることができるか、またはバッテリ33は補聴器31中のフェースプレート32の後に配置することもできる。補聴器がユーザによりその使用位置に着用されたとき、導電性材料34の中に設けられているスロット35がユーザの耳と耳をつなぐ軸に実質的に直交する平面に伸びることが分かる。スロット35は、励起により電磁場の放射をもたらすように構成することができる。アンテナにより発信された電磁場は、ユーザの頭部の表面に沿って伝搬し、その電磁場が実質的にユーザの頭部の表面に実質的に直交することが好ましい。
図4は、耳かけ型補聴器40、即ち、BTE補聴器40を模式的に示す。図4は、また、BTE補聴器40上のスロットアンテナの位置を模式的に示す。補聴器40は、ユーザの耳にかけられるハウジング41の中に設けられている。音響管42は、補聴器40の音響を外耳道(図4に示されていない)に導く。アンテナ44、45は、補聴器40の一つの側面46に設けられている。アンテナ44、45は、補聴器40がユーザの耳の後の使用位置に配置されたときにユーザの頭部から最も遠い位置に置かれるように構成されている補聴器40の側面46に配置することが好ましい。アンテナ44、45は、導電性材料44の中に設けられたスロット45を有する導電性材料44を備えており、導電性材料44及びスロット45は、スロットアンテナ44、45を形成している。このスロットアンテナは、フィードライン47により給電される。
補聴器、特にITE補聴器における寸法制約はかなり厳しいので、本発明によるアンテナを頭部の平面に平行な平面を形成する補聴器の一部分に配置し得る平面アンテナとすることができると有利である。
典型的には、導電性材料34、44は、アンテナ34、35、44、45のための接地面を構成する。導電性材料がアンテナのための接地面を構成するために、導電性材料がスロットのすべての側に充分に伸び得ることを考慮している。しかし、やはり一例であるが、フェースプレート32の裏側または側面46の内側の導電層もアンテナ34、35、44、45のための接地面を構成することができる。
さらに、反射面51を設けてアンテナ34、35、44、45の効率を高めることもできる。図5a及び5bは、ITE補聴器における反射面51及びその位置を示す。フェースプレート32の背後の平面、即ち、アンテナ34、35に対して鼓膜に近い方の面に、好ましくはフェースプレート32に平行または実質的に平行な面に反射面を設ける。図5bは、外耳道52中のITE補聴器30の位置を示す。
図6a−dは、導電性材料61中に設けられた例示的なスロット形状62、63、64を有するアンテナ60を示す。このスロットは、図6aに示すループ形成スロット62、または図6bに示す細長いスロット63の形状など実質的にいずれの形状とすることもできる。あるいは、一定長、即ち、例えば1/4波長または半波長を有するスロットに適合するために、形状は、図6cに示すような(この場合、ループスロットは1次シエルピンスキ曲線64の形を有する)直線、蛇行線、コイル線、フラクタル形状アンテナ、折り返しアンテナ等とすることもできる。図6dでは、例えば補聴器のバッテリを受け入れる開口66は、ループ形状スロット62の中に十分に収まっている。
アンテナの給電または励起は、任意の既知の方法で行い得る。図7a−dは、アンテナ60の給電点及びフィードライン71の例を示す。図7aは、アンテナ及び対応する給電の立面側面図により、マイクロストリップ給電を示す。アンテナ60は、導電性材料61及び導電性材料61中に設けられたスロット62を含んでいる。アンテナ60は、ユーザの頭部または身体の表面に実質的に平行なyz平面に伸びる平面71に設けられる平面アンテナなどのアンテナである。図1a及び1bを参照されたい。
T字形状フィードライン73は、スロットの平面71に平行または実質的に平行に設けられている平面72に、スロット62の下に設けられている。電流がT字形状フィードライン73に加えられている場合、フィードライン73からの電磁場をスロット62に結合することにより電磁場がスロット中に誘起され得る。したがってスロット平面71と給電平面72間の距離74は、フィードラインとスロット間の効率的な結合を可能とするように構成されている。フィードラインは、マイクロストリップフィードラインとすることができる。アンテナ61、62の上面図を示す図7bにおいて、アンテナ61、62の下のフィードライン73は点線で示される。フィードラインはループに亘って伸び、したがって多数の場所75、76、77でスロット62をまたいで伸びることが分かる。
図7cにおいて、スロット61をまたいで接地接続78から給電接続79へ電流が流される点給電が示される。
図7dは、スロット62の平面71の下の平面72に設けられた1本のマイクロストリップフィードライン80を示す。これは、ユーザの頭部または身体に近い方のアンテナの側面に設けられている。この1本のマイクロストリップフィードライン80は、アンテナ61、62の下に設けられる部分については、点線で示される。
典型的には、フィードラインは、反射面が設けられる場合、アンテナ61、62と反射面の間に配置される。
図8a−cは、本発明の具体的な実施形態を示す。ここでは、スロットアンテナの幾何学的形状が示される。このアンテナの設計は、双方向放射特性を有するスロットループアンテナに基づいている。本実施形態では、このアンテナは、3層プリントにより製造される。図8aには、最上層82が示される。スロット83は最上層に設けられ、最上層のプリントの外側、即ち、表面金属部81は、接地面として使用される。したがって、導電性材料82である外側金属部分は導電性である。最上層には給電接続のためのはんだアイランド84が設けられている。図8bは、T字形状ストリップライン86を有する中間層85を示す。図8cは、反射面87ならびに給電86及び最上部接地面82との接続のためのはんだアイランド88を有する最下層を示す。最下層は、銅の平面とすることができる。銅の平面により放射を調整して、放射パターンの頭部に対する見掛け上の平行度が反射板なしの場合より高くなるようにする。最上層は、頭部に対して実質的に平行なzy平面に伸びる。スロットループ83は、補聴器がその使用位置に置かれたときに、頭部に平行な平面、即ち、ユーザの耳と耳をつなぐ軸に垂直な平面に置かれることが分かる。
限られたエリアにおいて長さを増大するために、スロットの形状は、シエルピンスキ空間充填曲線の第一反復に基づいている。しかし、限られたエリアにおいて総合長を維持するために、いくつかの方法によりアンテナを折り返してもよいとすることも考えられる。
アンテナは、RogersTMM(登録商標)6基板82(層厚さ0.381mm、比誘電率r=6の熱硬化セラミック含有プラスチック)上で導電性材料81として厚さ0.017mmの銅板を使用して作成する。アンテナ81、83は、直径20mmの補聴器のフェースプレート等の円板上に制限される。設けられたスロットは、64mmの全長、LSeg=4.0mmのセグメント長及びWSeg=0.5mmのスロット幅89を有する。図7bに給電86が示される。フィードライン86は、WFeed=0.344mmの幅90及びLFeed=7.682mmの幅91を有する。T字状クロスストリップは、給電と同じ幅及びLCross=9.406mmの長さ92を有する。しかし、これらの寸法は単なる例示寸法であり、当業者にはスロットを在来の方法により折り返して、限定された利用可能な空間において最適電力を与える方法が分かると考えられる。
このアンテナは、補聴器のフェースプレート中で使用するように設計され、穴93が最上層82及び最下層87に、スロットループ83内に設けられている。穴93の寸法は、現在の実施形態では、標準補聴器のバッテリ(IEC:PR70)に適合するバッテリ及び関連スプリングに適合する7.8mm×4.6mmである。しかし、他の補聴器で異なるバッテリ寸法を使用することもあるので、他の寸法も想定され得る。すべてのシミュレーションにおいて、バッテリは、アルミニウムの箱としてシミュレーションされた。
このアンテナのシミュレーションでは、給電は、50オームに直接整合される。耳から耳への接続を最適化するために、前述のように、2.45GHzにおける放射パターンが頭部の表面沿いに最大放射を有する必要がある。図8a−cに関連して説明したアンテナの2.45GHzにおける自由空間の指向性パターンを図9a−cに示す。ここでθ及びΦの線は、それぞれ、θ偏波放射及びΦ偏波放射を示す。図9aはxz平面における放射パターンを示し、図9bはxy平面における放射を示し、図9cはyz平面における放射を示す。このアンテナは主としてzy平面方向において放射し、x方向において最低となることが望ましい。ここでx軸は、耳と耳をつなぐ軸に対応する。
この放射パターンは非全方向性であり、したがって頭部の寸法の影響は低減できることが分かる。さらに、給電入力点の反対側の間隙に亘ってキャパシタを配置する。これは中心周波数を低減することができ、本実施形態ではアンテナを耳内に配置したとき8.2pFのキャパシタの値が2.5GHzの中心周波数を与えることが分かった。疑似頭部3によるシミュレーション後にキャパシタの大きさを変えることにより、頭部による離調にも関わらず、約2.5GHzの中心周波数が得られた。頭部による離調は、中心周波数を約0.05GHz(2%)下げることが判明した。
本実施形態では、例えば、ユーザの一方の耳の中の補聴器からユーザの他方の耳の中のもう1つの補聴器への通信が望ましい。耳から耳への結果を評価するために、図1に示した疑似SAMヘッド3を使用した。このアンテナは耳あな型補聴器のフェースプレート上で使用するために設計されているので、図1に示す頭部に平行なyz平面において、このアンテナを外耳道の右上に置く。外耳道は、半径6mm、深さ20mmの円筒としてシミュレートした。自由空間におけるこのアンテナの放射パターンは図9a−cに示されるように非一様であるため、耳の影響が最も小さくなる方向を指す最善の指向性を有するようにアンテナを置いた。
図10a−cは、図8a−cのアンテナのSAMシミュレーション放射パターンを示し、図11は、図8a−cのアンテナのシミュレーション経路利得を示す。
耳の中に置かれたアンテナのシミュレーション放射結果は図10a−cに示されるが、これらは、それぞれ、xz、xy、及びyz平面においてプロットされたものである。この放射は、対数目盛でプロットされた2.45GHzにおける電界の強さである。このシミュレーションは、1つの放射補聴器アンテナ61、62のみについて行う。プロットは、頭部の周りの電界の強度を示す。プロットの電界強度は、グレーレベルの階調により示される。電界が強いほど、グレーレベルは濃い。しかし、電界が存在しないかまたは非常に弱いエリアも濃い灰色または黒で示される。例えば、頭部3の右耳に置かれている放射アンテナのすぐそばのプロットは黒色である。したがって、このアンテナの周りの電界は強い。グレーレベルは、アンテナからの距離が増すほど薄くなる。頭の反対側の受信アンテナにおける電界強度は非常に低く、受信アンテナの周りのプロットは再びほとんど真っ黒になる。
図10aは、正面から見た頭部及びz平面における放射を示す。反対側の耳の電界強度が非常に低いことが分かる。図10bは、真上から見た頭部及びxy平面における放射を示す。この平面では、より明るい場所、即ち、より高い電界強度の場所が頭部3の第2の耳に伸びていることが分かる。図10cは、横から見た頭部を示しており、電界強度は耳に近い場所で最も高いことが分かる。このプロットは、電力が頭部に沿って放射されることを示す。
このアンテナの全体性能は、[S21]パラメータの大きさとして実現される耳から耳への経路の利得により判断することができる。この経路利得を図11に示す。図7に示したアンテナについて、このアンテナ・パラメータを表1に示す。典型的には、送受信機が第1の耳から第2の耳へ発信された信号を検出できるための送受信機の限度は、約−85dBである。
表1:
中心周波数、f 2.50GHz
帯域幅、BW3dB 5.3%
帯域幅、BW6dB 3.1%
放射効率、5.3%
経路利得、[S21]ピーク −73.3 dB
経路利得、[S21]@2.45GHz −80.4 dB
2.45GHzにおける最高実現可能経路利得(MRPG)は、図11から分かるように−75.0dBであることが見出されるであろう。絶対帯域幅BW6dBは、76.4MHz(3.1%)と推定され、2.50GHzで得られるであろう。2.45GHzにおいて、最大BW6dBは、54.2MHz(2.2%)であることが理解されよう。
本発明は、下記する項目によってさらに特徴づけることができる。
1.補聴器であって、
音声を受け取るとともに、受け取った音声を対応する第1音声信号に変換するマイクロフォンと、
第1音声信号を処理して補聴器のユーザの聴力低下を補償する第2音声信号を作成する信号処理機と、
信号処理機の出力に接続され、第2音声信号を出力音響信号に変換するレシーバと、
電磁場を発信及び受信するアンテナに接続された無線データ通信のための送受信機とを備え、
前記アンテナは、
導電性材料と、
前記導電性材料に設けられ、前記補聴器がユーザによってその使用位置に装着されたときに、ユーザの耳と耳をつなぐ軸に対して実質的に垂直な面内で伸びるスロットであって、励起時に電磁場の発信をもたらすスロットとを備える、
補聴器。
2.前記アンテナによって発信される電磁場は、その電場がユーザの頭部の表面に対して実質的に直交するように、ユーザの頭部の表面に沿って伝搬する、項目1の補聴器。
3.フェースプレートの周長に対する前記スロットの全長は所定の閾値よりも小さい、項目1又は2の補聴器。
4.前記閾値は1である、項目3の補聴器。
5.前記アンテナはスロットアンテナである、上記したいずれかの項目の補聴器。
6.前記スロットのなかへ電磁場を励起させるためのフィードをさらに備える、上記したいずれかの項目の補聴器。
7.前記スロットは導電性材料の空隙である、上記したいずれかの項目の補聴器。
8.前記スロットのためのフィードラインをさらに備える、上記したいずれかの項目の補聴器。
9.前記スロットのためのフィードラインはスロットを幅方向にまたいで伸びる、項目8の補聴器。
10.前記スロットは共振構造を形成する、上記したいずれかの項目の補聴器。
11.前記スロットは、1/2波長、1/4波長、又はそれらの整数倍の長さを有する、上記したいずれかの項目の補聴器。
12.前記スロットはロッド又はモノポールアンテナの形状を有する、上記したいずれかの項目の補聴器。
13.前記スロットはループの形状を有する、項目1から11のいずれかの補聴器。
14.前記導電性材料は、耳あな型補聴器のフェースプレート上又はそれと平行に設けられる、上記したいずれかの項目の補聴器。
15.前記導電性材料は、耳かけ型補聴器のサイドプレート上又はそれと平行に設けられる、項目1から13のいずれかの補聴器。
16.前記スロットの表面積は導電性材料の表面積よりも小さい、上記したいずれかの項目の補聴器。
17.前記スロットの幅は、アンテナインピーダンスに応じて定められている、上記したいずれかの項目の補聴器。
18.前記アンテナのための反射面をさらに備える、上記したいずれかの項目の補聴器。
19.前記導電性材料には開口が設けられており、その開口は補聴器のバッテリを受け入れる、上記したいずれかの項目の補聴器。
20.前記導電性材料は第1層に設けられており、フィードラインは第2層に設けられており、第2層は第1層と平行である、上記したいずれかの項目の補聴器。
21.前記アンテナのための反射面を形成する第3層をさらに備える、項目20の補聴器。
22.前記第1層及び/又は第3層に、補聴器のバッテリを受け入れるための開口が設けられている、項目20又は21の補聴器。
23.前記スロットは、導電性材料に設けられたループ状のスロットであって、前記開口は当該ループ状のスロット内に設けられている、項目22の補聴器。
24.導電性表面を有するドアをさらに備え、前記ドアは、前記バッテリ開口を閉じるように構成されており、前記ドアと導電性材料との間の隙間が、前記ループ状のスロットを形成する、項目23の補聴器。
25.前記スロットと交差するように配置され、前記アンテナの中心周波数を調整するキャパシタをさらに備える、上記したいずれかの項目の補聴器。

Claims (7)

  1. 補聴器であって、
    音声を受け取るとともに、受け取った音声を対応する第1音声信号に変換するマイクロフォンと、
    第1音声信号を処理して補聴器のユーザの聴力低下を補償する第2音声信号を作成する信号処理機と、
    信号処理機の出力に接続され、第2音声信号を出力音響信号に変換するレシーバと、
    電磁場を発信及び受信するアンテナに接続された無線データ通信のための送受信機とを備え、
    前記アンテナは、
    導電性材料と、
    前記導電性材料に設けられ、前記補聴器がユーザによってその使用位置に装着されたときに、ユーザの耳と耳をつなぐ軸に対して実質的に垂直な面内で伸びるスロットであって、励起時に電磁場の発信をもたらすスロットとを備え
    前記導電性材料には開口が設けられており、その開口は補聴器のバッテリを受け入れる、補聴器。
  2. 前記アンテナによって発信される電磁場は、その電場がユーザの頭部の表面に対して実質的に直交するように、ユーザの頭部の表面に沿って伝搬する、請求項1に記載の補聴器。
  3. 前記スロットのなかへ電磁場を励起させるためのフィードをさらに備える、請求項1又は2に記載の補聴器。
  4. 前記スロットは共振構造を形成する、請求項1から3のいずれか一項に記載の補聴器。
  5. 前記導電性材料は、耳かけ型補聴器のサイドプレート上又はそれと平行に設けられる、請求項1から4のいずれか一項に記載の補聴器。
  6. 前記スロットは、導電性材料に設けられたループ状のスロットであって、前記開口は当該ループ状のスロット内に設けられている、請求項1から5のいずれか一項に記載の補聴器。
  7. 導電性表面を有するドアをさらに備え、前記ドアは、前記バッテリ開口を閉じるように構成されており、前記ドアと導電性材料との間の隙間が、前記ループ状のスロットを形成する、請求項に記載の補聴器。
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