JP5575891B2 - 自動三次元ビデオフォーマット変換方法及びその装置 - Google Patents

自動三次元ビデオフォーマット変換方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は、左視点ビデオ及び右視点ビデオが混合された三次元(3D)ビデオ再生に必要なビデオフォーマット変換に関する。
三次元ディスプレイのために、異なる視点の二次元(2D)ビデオが利用されており、三次元ビデオを記録するために、異なる視点の二次元ビデオを記録するフォーマットが多様に存在する。現存する三次元ディスプレイ機器は、三次元ビデオをディスプレイするために、異なる視点の二次元ビデオを交互にディスプレイする方式を採択している。従って、現存する三次元ディスプレイ機器が三次元ビデオを正確にディスプレイするためには、三次元ビデオから異なる視点の二次元ビデオを正確に抽出せねばならない。三次元ビデオから互いに異なる視点の三次元ビデオを抽出するためには、三次元ビデオフォーマットに係わる正確な情報が必要である。
本発明の一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換方法は、左視点ビデオ及び右視点ビデオが収録された三次元ビデオを含む映像シーケンスを入力する段階と、入力映像のうち、前記三次元ビデオの前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとのディスパリティ情報及び周辺画素値間相関度情報のうち少なくともいずれか一つを推定し、前記推定結果に基づいて、前記三次元ビデオにおいて、前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオが配列された方式を示す三次元ビデオフォーマットを判別する段階と、前記三次元ビデオフォーマットに基づいて、前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオをディスプレイ装置で三次元に再生可能なフォーマットに変換する段階と、前記フォーマット変換された前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオを、前記ディスプレイ装置を利用して三次元に再生する段階と、を含むものである。
本発明は、三次元ビデオを分析し、左視点ビデオ及び右視点ビデオの配列方式に係わる三次元ビデオフォーマットを判別して三次元に再生する方法に関するものである。
本発明の一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換方法は、左視点ビデオ及び右視点ビデオが収録された三次元ビデオを含む映像シーケンスを入力する段階と、入力映像のうち、前記三次元ビデオの前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとのディスパリティ情報及び周辺画素値間相関度情報のうち少なくともいずれか一つを推定し、前記推定結果に基づいて、前記三次元ビデオにおいて、前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオが配列された方式を示す三次元ビデオフォーマットを判別する段階と、前記三次元ビデオフォーマットに基づいて、前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオをディスプレイ装置で三次元に再生可能なフォーマットに変換する段階と、前記フォーマット変換された前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオを、前記ディスプレイ装置を利用して三次元に再生する段階と、を含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとのディスパリティ情報を利用し、前記三次元ビデオフォーマットが、サイドバイサイド・フォーマット(side by side format)、トップアンドボトム・フォーマット(top and bottom format)、水平ラインインターリーブド・フォーマット(horizontal line interleaved format)及び垂直ラインインターリーブド・フォーマット(vertical line interleaved format)のうちいずれか一つであるかを判別する段階を含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとの周辺画素値間相関度情報を利用し、前記三次元ビデオフォーマットが、水平ラインインターリーブド・フォーマット、垂直ラインインターリーブド・フォーマット及びチェッカボード・フォーマット(checker board format)のうちいずれか一つであるかを判別する段階を含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとの周辺画素値間相関度情報を利用し、前記三次元ビデオフォーマットが、水平ラインインターリーブド・フォーマット、垂直ラインインターリーブド・フォーマット及びチェッカボード・フォーマットのうちいずれか一つであるかを判別する段階と、前記ディスパリティ情報を利用し、前記三次元ビデオフォーマットが、フィールドシーケンシャル・フォーマット(field sequential format)またはフレームシーケンシャル・フォーマット(frame sequential format)であるかを判別する段階をさらに含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとの境界線を検出し、前記三次元ビデオフォーマットが、前記サイドバイサイド・フォーマットまたは前記トップアンドボトム・フォーマットのうちいずれか一つであるかを判別する段階をさらに含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、テクスチャ成分が含まれた領域において、前記三次元ビデオフォーマットを判別する領域を決定するために、前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオの相互対応する領域の平滑度を計算し、テクスチャ成分が含まれた領域を検索する段階をさらに含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記三次元ビデオの上側領域と下側領域との差の絶対値を示す上下差映像を利用し、第1ディスパリティ情報を推定する段階(トップアンドボトム・フォーマットを考慮したディスパリティ)と、前記三次元ビデオの左側領域と右側領域との差の絶対値を示す左右差映像を利用し、第2ディスパリティ情報を推定する段階(サイドバイサイド・フォーマットを考慮したディスパリティ)と、を含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記第1ディスパリティ情報及び前記第2ディスパリティ情報に基づいて、前記三次元ビデオが、前記トップアンドボトム・フォーマットまたは前記サイドバイサイド・フォーマットであるかを判別する段階を含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記三次元ビデオの垂直ラインを、奇数番目及び偶数番号目の垂直ラインに分け、奇数番目の垂直ラインと偶数番号目の垂直ラインとの差の絶対値を示す垂直ライン差映像を利用し、第3ディスパリティ情報を推定する段階と、前記三次元ビデオの水平ラインを、奇数番目及び偶数番号目の水平ラインに分け、奇数番目の水平ラインと偶数番号目の水平ラインとの差の絶対値を示す水平ライン差映像を利用し、第4ディスパリティ情報を推定する段階と、を含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記第3ディスパリティ情報及び前記第4ディスパリティ情報に基づいて、前記三次元ビデオが、前記垂直ラインインターリーブド・フォーマットまたは前記水平ラインインターリーブド・フォーマットであるかを判別する段階をさらに含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記上下差映像の連続的の画素値が第1臨界値より大きい第1区間の間隔が、第1最長ディスパリティより大きい場合、前記第1区間を、第1ディスパリティ情報のうち候補区間として選択する段階と、前記左右差映像の連続的な画素値が第2臨界値より大きい第2区間の間隔が、第2最長ディスパリティより大きい場合、前記第2区間を、第2ディスパリティ情報のうち候補区間として選択する段階をさらに含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記第1ディスパリティ情報の候補区間の総数と、前記第2ディスパリティ情報の候補区間の総数と、を比較し、前記第1ディスパリティ情報の候補区間の総数がさらに少なければ、前記三次元ビデオフォーマットを、前記トップアンドボトム・フォーマットと判別し、前記第2ディスパリティ情報の候補区間の総数がさらに少なければ、前記三次元ビデオフォーマットを、前記サイドバイサイド・フォーマットと判別することができる。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記垂直ライン差映像の連続的な画素値が第3臨界値より大きい第3区間の間隔が、第3最長ディスパリティより長い場合、前記第3区間を、第3ディスパリティ情報のうち候補区間として選択し、前記水平ライン差映像の連続的な画素値が第4臨界値より大きい第4区間の間隔が、第4最長ディスパリティより長い場合、前記第4区間を、第4ディスパリティ情報のうち候補区間として選択することができる。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記第3ディスパリティ情報の候補区間の総数と、前記第4ディスパリティ情報の候補区間の総数と、を比較し、前記第3ディスパリティ情報の候補区間の総数がより多ければ、前記三次元ビデオフォーマットを、前記垂直ラインインターリーブド・フォーマットと判別し、前記第4ディスパリティ情報の候補区間の総数がさらに多ければ、前記三次元ビデオフォーマットを、前記水平ラインインターリーブド・フォーマットと判別することができる。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記三次元ビデオのうち垂直方向に連続的な3つの画素間の垂直方向画素値間の相関度情報を推定する段階と、前記三次元ビデオのうち水平方向に連続的な3つの画素間の水平方向画素値間の相関度情報を推定する段階と、を含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、画素値間相関度臨界値より大きい水平方向画素値間相関度情報の個数が所定臨界値より多く、前記画素値間相関度臨界値より大きい前記垂直方向画素値間相関度情報の個数が、前記所定臨界値より少なければ、前記三次元ビデオを垂直ラインインターリーブド・フォーマットと判別し、前記画素値間相関度臨界値より大きい垂直方向画素値間相関度情報の個数が、前記所定臨界値より多く、前記画素値間相関度臨界値より大きい水平方向画素値間相関度情報の個数が、前記所定臨界値より少なければ、前記三次元ビデオを、水平ラインインターリーブド・フォーマットと判別し、前記画素値間相関度臨界値より大きい垂直方向画素値間の相関度情報及び水平方向画素値間相関度情報の個数が、前記所定臨界値より多いならば、前記三次元ビデオを、チェッカボード・フォーマットと判別する段階を含む。
一実施形態によって、前記垂直方向に連続する3つの画素のうち、上側画素と下側画素との差の絶対値である第1差値、前記上側画素と中央画素との差の絶対値である第2差値、及び前記中央画素と前記下側画素との差の絶対値である第3差値を利用し、前記垂直方向画素値間の相関度情報は、前記第1差値に対する前記第2差値及び前記第3差値の和の割合で示し、前記水平方向に連続する3つの画素のうち、左側画素と右側画素との差の絶対値である第4差値、前記左側画素と前記中央画素との差の絶対値である第5差値、及び前記中央画素と前記右側画素との差の絶対値である第6差値を利用し、前記水平方向画素値間の相関度情報は、前記第4差値に対する前記第5差値及び前記第6差値の和の割合で示すことができる。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記三次元ビデオのうち時間軸に連続的な3つのフレーム間の時間的ディスパリティの変化度を推定する段階を含んでもよい。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記時間軸に連続する3つのフレームのうち、最初のフレームと3番目のフレームとの差の絶対値を示す第1差フレーム、前記最初のフレームと2番目のフレームとの差の絶対値を示す第2差フレーム、及び前記2番目のフレームと前記3番目のフレームとの差の絶対値を示す第3差フレームを利用し、前記3つのフレーム間の時間的ディスパリティの変化度は、前記第1差フレームデータに対する前記第2差フレームデータ及び前記第3差フレームデータの和の割合で示してもよい。
一実施形態による前記境界線検出段階は、前記三次元ビデオ高を半分に分け、上側領域と下側領域との水平境界線の上側に垂直方向に配列された隣接した2つの画素間の差の絶対値である水平境界線上側差値、前記水平境界線の下側に垂直方向に配列された隣接した2つの画素間の差の絶対値である水平境界線下側差値、及び前記水平境界線の上側画素と下側画素との差の絶対値である水平境界線差値を利用し、前記水平境界線上側差値と前記水平境界線下側差値との和に対する前記水平境界線差値の比率を計算する段階と、前記水平境界線差値の比率の総計が水平境界線臨界値より大きい場合、前記三次元ビデオを、前記トップアンドボトム・フォーマットとして決定する段階と、を含む。
一実施形態による前記境界線検出段階は、前記三次元ビデオ幅を半分に分け、左側領域と右側領域との垂直境界線の左側に水平方向に配列された隣接した2つの画素間の差の絶対値である垂直境界線左側差値、前記垂直境界線の右側に水平方向に配列された隣接した2つの画素間の差の絶対値である垂直境界線右側差値、及び前記垂直境界線の左側画素と右側画素との差の絶対値である垂直境界線差値を利用し、前記垂直境界線左側差値と前記垂直境界線右側差値との和に対する前記垂直境界線差値の比率を計算する段階と、前記垂直境界線差値の比率の総計が垂直境界線臨界値より大きい場合、前記三次元ビデオを、前記サイドバイサイド・フォーマットとして決定する段階と、を含む。
一実施形態による前記境界線検出段階は、前記境界線を基準に、所定本数以上のラインを含む境界領域が存在する場合、黒色ラインを除外した領域で、前記三次元ビデオフォーマットを判別することができる。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、前記三次元ビデオの複数フレームに係わる三次元ビデオフォーマットの判別結果として、第1フォーマットが連続して判別されていて、所定個数のフレームに係わる第2フォーマットが判別され、前記第2フォーマットのフレーム後のフレームについて、再び第1フォーマットが連続して判別される場合、前記第2フォーマットが判別された所定フレームの個数に基づいて、前記第2フォーマットの判別結果を、前記第1フォーマットに修正する段階を含んでもよい。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット判別結果の修正段階は、前記第2フォーマットが判別された後、所定個数のフレームの間、前記第2フォーマットが続けて判別されるか否かを観察する段階と、前記所定個数のフレームについて、前記第2フォーマットの判別結果が維持されるならば、前記所定個数のフレームまでは、前記第1フォーマッに前記判別結果を修正し、前記所定個数のフレーム後のフレームから、前記判別結果を前記第2フォーマットに確定する段階と、を含む。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット変換方法は、ウェブを介して前記三次元ビデオフォーマットをキーワードに、前記三次元ビデオ・コンテンツを検索する段階をさらに含み、前記映像入力段階は、前記ウェブを介して検索された三次元ビデオ・コンテンツを入力する段階を含んでもよい。
一実施形態によって、前記ウェブを介した三次元ビデオ・コンテンツの検索段階は、二次元ビデオ及び前記三次元ビデオが混在した映像コンテンツを検索し、前記映像入力段階は、前記ウェブを介して検索された映像コンテンツを入力し、前記フォーマット変換段階は、前記検索キーワードの三次元ビデオフォーマットに基づいて、前記三次元ビデオ部分の左視点ビデオ及び右視点ビデオを三次元に再生可能なフォーマットに変換し、前記三次元ビデオフォーマット変換方法は、前記入力されたコンテンツのうち、前記二次元ビデオ部分は二次元に再生し、前記変換されたフォーマットを利用し、前記三次元ビデオ部分を三次元に再生する段階をさらに含んでもよい。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換方法は、前記三次元ビデオ・コンテンツの提供者からウェブブラウザに、前記映像コンテンツのうち、前記三次元ビデオ部分の位置についての情報を伝送され、前記ウェブブラウザで、前記三次元ビデオ部分のディスパリティ情報及び周辺画素値間相関度情報のうち少なくとも1つの推定、前記三次元ビデオフォーマット判別及び前記三次元再生可能フォーマットへの変換が行われ、前記ウェブブラウザで、前記三次元ビデオ部分が三次元に再生されてもよい。
一実施形態による前記三次元ビデオフォーマット変換方法は、三次元ディスプレイ装置で、前記入力された映像コンテンツのうち、前記三次元ビデオ部分の位置を検出する段階をさらに含み、前記三次元ディスプレイ装置が、前記三次元ビデオ部分の位置で、前記フォーマット変換された三次元ビデオを三次元に再生することができる。
本発明の一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置は、左視点ビデオ及び右視点ビデオが収録された三次元ビデオを含む映像シーケンスを入力する映像入力部と、入力映像のうち、前記三次元ビデオにおいて、前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとのディスパリティ情報及び周辺画素値間相関度情報のうち少なくともいずれか一つを推定し、前記推定結果に基づいて、前記三次元ビデオにおいて、前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオが配列された方式を示す三次元ビデオフォーマットを判別するフォーマット判別部と、前記三次元ビデオフォーマットに基づいて、前記三次元ビデオの前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオを三次元に再生可能なフォーマットに変換するフォーマット変換部と、前記フォーマット変換された左視点ビデオ及び前記右視点ビデオを三次元に再生するディスプレイ部と、を含む。
本発明は、一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換方法を具現するためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含む。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置のブロック図である。 三次元ビデオの符号化/復号化システムを図示するブロック図である。 三次元ビデオの生成システム及び符号化/復号化システムを図示するブロック図である。 三次元ビデオの三次元ビデオフォーマットの種類を図示する図である。 一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置のうち、フォーマット判別部の詳細なブロック図である。 一実施形態による三次元ビデオの左右領域に係わるディスパリティ情報推定方式と、一実施形態による三次元ビデオの上下領域に係わるディスパリティ情報推定方式とを示す絵図である。 一実施形態による三次元ビデオの水平ラインに係わるディスパリティ情報推定方式と、一実施形態による三次元ビデオの垂直ラインに係わるディスパリティ情報推定方式とを示す図である。 一実施形態によるディスパリティ区間の推定方式のフローチャートと、一実施形態によるディスパリティ情報推定方法のフローチャートとである。 一実施形態による各々水平画素値間相関度情報推定方法及び垂直画素値間相関度情報推定方法を図示する図である。 一実施形態によるトップアンドボトム・フォーマットの三次元ビデオと、一実施形態による三次元ビデオの上側領域と下側領域との境界線の拡大された一部分とを図示する図である。 一実施形態によるサイドバイサイド・フォーマットの三次元ビデオと、一実施形態による三次元ビデオの左側領域及び右側領域間の境界線の拡大された一部分とを図示する図である。 一実施形態による境界領域が含まれたサイドバイサイド・フォーマットの三次元ビデオと、その拡大された一部境界線とを図示する図である。 一実施形態による、二次元ビデオに対して時間軸に連続するフレーム間の画素値の差の平均値のグラフと、一実施形態による、フレームシーケンシャル・フォーマットの三次元ビデオに対して時間軸に連続するフレーム間の画素値の差の平均値のグラフとである。 一実施形態による時間軸に連続する3つのフレームを利用したフレームシーケンシャル・フォーマットの判別方法を図示する図である。 一実施形態による三次元ビデオフォーマット判別結果のうちエラーが発生する現象を図示する図である。 一実施形態による三次元ビデオフォーマット判別結果のエラー修正方式を図示する図である。 一実施形態によるフォーマット変換及び三次元再生のための後処理過程を図示する図である。 実施形態による三次元ビデオフォーマット変換方法のフローチャートである。 一実施形態による、ウェブを介して三次元ビデオフォーマットの三次元ビデオ・コンテンツを検索する方式を図示する図である。 一実施形態による、ウェブを介して三次元ビデオフォーマットの三次元ビデオを再生する方式を図示する図である。
本発明は、2009年6月23日に出願された米国仮特許出願番号第61/219,438号及び2009年8月25日に出願された韓国特許出願第10−2009−0078841号に基づいて優先権の利益を享有する。
各実施形態は、以下の図面を参照して詳細に説明する。
以下の説明において、他の図面であるとしても、同一の構成については、同一の図面参照番号を使用している。明細書で定義された細部構造及び構成のような要素は、実施形態を理解するのに一助となるように記述されている。しかしながら、実施形態は、それら限定的に定義された要素なしにも具現可能である。
以下、図1ないし図20を参照しつつ、本発明のさまざまな実施形態による三次元(3D)ビデオフォーマット変換装置及び三次元ビデオフォーマット変換方法について説明する。
図1は、一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置のブロック図を図示している。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置100は、映像入力部110、フォーマット判別部120、フォーマット変換部130及びディスプレイ部140を含む。
映像入力部110を介して入力される映像シーケンスは、左視点ビデオ及び右視点ビデオが収録された三次元ビデオを含む。入力映像は、二次元(2D)ビデオまたは三次元ビデオであるか、または二次元ビデオ及び三次元ビデオが部分的に混合していてもよい。混合映像は、時間順序によって、二次元ビデオ区間(section)及び三次元ビデオ区間が混合している場合と、空間的に二次元ビデオ区間領域及び三次元ビデオ区間領域が混合している場合と、を含む。
三次元ビデオが、左視点ビデオ及び右視点ビデオについての情報をいずれも収録するために、三次元ビデオの1つのフレームに、左視点ビデオ及び右視点ビデオが配列されている方式がある。また、三次元ビデオのシーケンス生成により、左視点ビデオのフレーム及び右視点ビデオのフレームが交互に反復する方式、または左視点ビデオフィールド及び右視点ビデオフィールドが交互に反復する方式がある。以下、三次元ビデオにおいて、左視点ビデオ及び右視点ビデオが配列されている方式を三次元ビデオフォーマットと称する。
フォーマット判別部120は、入力映像のうち三次元ビデオを分析し、入力映像の三次元ビデオフォーマットを判別する。フォーマット判別部120は、三次元ビデオを分析し、三次元ビデオのディスパリティ(disparity)情報または周辺画素値間相関度情報のうち、少なくともいずれか一つを推定する。フォーマット判別部120は、推定されたディスパリティ情報及び周辺画素値間相関度情報のうち少なくともいずれか一つを利用し、三次元ビデオの三次元ビデオフォーマットを判別する。入力映像が二次元ビデオである場合、三次元ビデオフォーマットが判別されない。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット装置100のフォーマット判別部120は、左視点ビデオと右視点ビデオとのディスパリティ情報または周辺画素値間相関度情報を利用し、三次元ビデオの三次元ビデオフォーマットが、サイドバイサイド・フォーマット(side by side format)、トップアンドボトム・フォーマット(top and bottom format)、水平ラインインターリーブド・フォーマット(horizontal line interleaved format)、垂直ラインインターリーブド・フォーマット(vertical line interleaved format)及びチェッカボード・フォーマット(checker board format)のうちいずれか一つであるかを判別することができる。また、フォーマット判別部120は、三次元ビデオのフィールド別またはフレーム別のディスパリティ情報を利用し、フィールドシーケンシャル・フォーマット(field sequential format)またはフレームシーケンシャル・フォーマット(frame sequential format)であるかを判別する。
例えば、フォーマット判別部120は、左視点ビデオと右視点ビデオとのディスパリティ情報を利用し、三次元ビデオフォーマットが、サイドバイサイド・フォーマット、トップアンドボトム・フォーマット、水平ラインインターリーブド・フォーマット及び垂直ラインインターリーブド・フォーマットのうちいずれか一つであるかを判別する。
また、フォーマット判別部120は、左視点ビデオと右視点ビデオとの周辺画素値間相関度情報を利用し、三次元ビデオフォーマットが、水平ラインインターリーブド・フォーマット、垂直ラインインターリーブド・フォーマット及びチェッカボード・フォーマットのうちいずれか一つであるかを判別する。
フォーマット判別部120は、サイドバイサイド・フォーマット及びトップアンドボトム・フォーマットの判別性能を向上させるために、左視点ビデオと右視点ビデオとの境界線を検出して利用する。
フォーマット判別部120は、ディスパリティ情報及び周辺画素値間相関度情報のうち一つだけを推定して三次元ビデオフォーマットを判別したり、並列的にディスパリティ情報及び周辺画素値間相関度情報を推定し、三次元ビデオフォーマットを判別する。
テクスチャのない平滑な領域では、ディスパリティ情報または周辺画素値間相関度情報が正確に推定されないことがある。従って、フォーマット判別部120は、テクスチャ成分が含まれた領域において、三次元ビデオフォーマットを判別する領域を決定するために、左視点ビデオ及び右視点ビデオの相互対応する領域の平滑度を算出し、テクスチャ成分が含まれた領域を検出する。
フォーマット判別部120のディスパリティ情報の推定方式は、三次元ビデオの上側映像と下側映像との差値を利用して上下領域についてのディスパリティ関連情報を推定し、左側映像と右側映像との差の絶対値を利用して左右領域についてのディスパリティ関連情報を推定する方式を含む。
フォーマット判別部120は、推定された上下領域または左右領域についてのディスパリティ関連情報を利用し、三次元ビデオフォーマットが、サイドバイサイド・フォーマットであるか、またはトップアンドボトム・フォーマットであるかを判別する。
フォーマット判別部120のディスパリティ情報の他の推定方式は、三次元ビデオの奇数番目の垂直ラインと偶数番号目の垂直ラインとの差の絶対値を示す垂直ライン差映像を利用し、垂直ラインについてのディスパリティ関連情報を推定し、三次元ビデオの奇数番目の水平ラインと偶数番号目の水平ラインとの差の絶対値を示す水平ライン差映像を利用し、水平ラインについてのディスパリティ関連情報を推定する方式を含む。
フォーマット判別部120は、推定された垂直ラインまたは水平ラインについてのディスパリティ関連情報を利用し、三次元ビデオフォーマットが垂直ラインインターリーブド・フォーマットであるか、または水平ラインインターリーブド・フォーマットであるかを判別する。
上下領域または左右領域についてのディスパリティ関連情報、垂直ラインまたは水平ラインについてのディスパリティ関連情報は、推定ディスパリティ、ディスパリティ区間の最長臨界値、及び候補ディスパリティ区間の個数についての情報を含んでもよい。
フォーマット判別部120の周辺画素値間相関度情報の推定方式によれば、三次元ビデオにおいて、垂直方向に連続的な第1画素、第2画素及び第3画素間の垂直方向画素値間の相関度情報が推定され、三次元ビデオにおいて、水平方向に連続的な3つの画素(第1画素、第2画素及び第3画素)間の水平方向画素値間の相関度情報が推定される。フォーマット判別部120は、水平方向画素値間の相関度情報及び垂直方向画素値間の相関度情報をそれぞれ水平方向画素値間の相関度臨界値及び垂直方向画素値間の相関度臨界値と比較し、三次元ビデオの三次元ビデオフォーマットが、水平ラインインターリーブド・フォーマット、垂直ラインインターリーブド・フォーマット及びチェッカボード・フォーマットのうちいずれか一つであるかを判別する。
第1画素と第3画素との差の絶対値が第1差値であり、第1画素と第2画素との差の絶対値が第2差値であり、第2画素と第3画素との差の絶対値が第3差値であるとき、垂直画素値間相関度情報または水平画素値間相関度は、第1差値に対する第2差値と第3差値との和の比率についての情報でもって推定される。フォーマット判別部120の時間的ディスパリティの変化度推定方式によれば、時間軸に連続する3つのフレームのうち、最初のフレームと3番目のフレームとの差の絶対値を示す第1差フレーム、最初のフレームと2番目のフレームとの差の絶対値を示す第2差フレーム、及び2番目のフレームと3番目のフレームとの差の絶対値を示す第3差フレームを利用し、第1ないし第3フレーム間のディスパリティ情報は、第1差フレームデータに対する第2差フレームデータと第3差フレームデータとの和の比率でありうる。
フォーマット判別部120は、推定された時間的ディスパリティの変化度によって、三次元ビデオフォーマットが、フレームシーケンシャル・フォーマットであるか否かを判別することができる。類似した方式で、三次元ビデオフォーマットが、フィールドシーケンシャル・フォーマットであるか否かを判別する。
フォーマット判別部120の境界線検出方式によれば、三次元ビデオの上側領域と下側領域との水平境界線に対して垂直方向に配列された隣接した画素間の差値の比率を利用し、三次元ビデオの三次元ビデオフォーマットが、トップアンドボトム・フォーマットであるか否かを判別することができる。
また、フォーマット判別部120の境界線検出方式によれば、三次元ビデオの左側映像及び右側映像間の垂直境界線に対して水平方向に配列された隣接した画素間の差値の比率を利用し、三次元ビデオの三次元ビデオフォーマットが、サイドバイサイド・フォーマットであるか否かを判別することができる。このとき、垂直境界線領域は除き、映像領域として推定される領域において、境界線に直交する方向に相互隣接する画素間の画素値の相関度が利用されることが望ましい。
フォーマット判別部120は、複数個の連続的なフレームに係わるフォーマット判別部120の結果を観察し、第1グループの連続的なフレームが第1フォーマットを有すると判別されていて、第2グループの所定個数またはそれ以下のフレームが第2フォーマットを有すると判別され、第2グループ後の第3グループの残りフレームが再び第1フォーマットを有すると連続して判別される場合、あらゆるフレームについて、第1フォーマットであると結果フォーマットを修正して確定することができる。これは、三次元ビデオフォーマットの急な変動によるエラーまたは視聴感の低下を防止するためである。
例えば、フォーマット判別部120が、第1グループの連続的なフレームが第1フォーマットであり、前記所定個数より多い第2グループのフレームが第2フォーマットを有し、第3グループのフレームが第2フォーマットを有すると判断するならば、最終的にフォーマット判別部120は、第1グループ及び第2グループのフレームは、第1フォーマットを有し、第3グループのフレームは、第2フォーマットを有すると決定することもできる。また、連続的なフレームに係わるフォーマット判別部120の結果が、第1フォーマットから第2フォーマットにフォーマットが変更された後、所定個数以上のフレームについても、第2フォーマットに維持されるならば、フォーマット判別部120の結果を、そのまま結果フォーマットとして確定することができる。
フォーマット変換部130は、三次元ビデオから、左視点ビデオ及び右視点ビデオを分離し、それぞれの二次元ビデオを、ディスプレイ部140で三次元に再生することができるフォーマットに変換する。
例えば、フレームシーケンシャル・フォーマットまたはフィールドシーケンシャル・フォーマットの三次元ビデオが入力されるならば、フォーマット変換部130は、解像度復元過程なしに、左視点ビデオ及び右視点ビデオが相互同期化されるように、ディスプレイ部140に出力する。
一方、三次元ビデオがサイドバイサイド・フォーマット、トップアンドボトム・フォーマット、垂直ラインインターリーブド・フォーマット、水平ラインインターリーブド・フォーマット、チェッカボード・フォーマットなどの三次元ビデオであるならば、1つのフレームに、左視点ビデオ及び右視点ビデオがフル解像度の半分の解像度で記録されている。従って、左視点ビデオ及び右視点ビデオが、三次元ビデオにフル解像度で記録されていない場合には、フォーマット変換部130は、左視点ビデオ及び右視点ビデオを分離した後、フル解像度で復元するために、補間作業(interpolation)を行うことができる。
入力映像が二次元ビデオである場合、フォーマット変換部130は、二次元ビデオについては、解像度復元過程を行う必要はない。
ディスプレイ部140は、フォーマット変換された左視点ビデオ及び右視点ビデオを三次元に再生する。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置100は、ウェブを介した三次元ビデオ・コンテンツを確保することができる。ウェブブラウザを利用して三次元ビデオフォーマットを検索すれば、ウェブを介して共有されている当該三次元ビデオフォーマットの三次元ビデオ・コンテンツが検索される。一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置100は、ウェブと接続されており、ウェブを介して検索された三次元ビデオ・コンテンツを受信されて三次元でディスプレイするために、フォーマット変換部130を経て、三次元ビデオ・コンテンツのフォーマットを変換することができる。入力された三次元ビデオ・コンテンツの三次元ビデオフォーマットを知らない場合、フォーマット判別部120を経て、三次元ビデオフォーマットが判別される。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置100は、ウェブを介して獲得した三次元ビデオ・コンテンツを、ウェブブラウザ上でディスプレイすることができる。ウェブブラウザ上のウェブページ・ウィンドウは、二次元ビデオ・コンテンツ及び三次元ビデオ・コンテンツが混在していることがあるので、一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置100は、二次元ビデオ・コンテンツを二次元にディスプレイし、三次元ビデオ・コンテンツを三次元にディスプレイすることができる。
三次元ビデオフォーマット変換装置100は、ウェブページ上で三次元ビデオ・コンテンツの位置を直接検出したり、またはウェブページ提供者(provider)から三次元ビデオ・コンテンツの位置についての情報を伝送される。
また、三次元ビデオフォーマット変換装置100は、三次元ビデオ・コンテンツについて判別された三次元ビデオフォーマットに係わる情報をウェブブラウザに提供し、三次元ビデオ・コンテンツがウェブブラウザウィンドウで、三次元にディスプレイされる。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置100は、別途の三次元ビデオフォーマットに係わる情報なしにも、三次元ビデオを分析して三次元ビデオフォーマットを推定することができる。従って、三次元ビデオフォーマットに係わる情報を伝送するための別途の保存空間、別途の伝送チャンネルが必要なく、さらに正確な三次元ビデオディスプレイが保証される。
図2は、三次元ビデオの符号化/復号化システムのブロック図を図示している。
三次元ビデオの符号化/復号化システム200は、MPEG(moving picture experts group)符号化部230及び伝送/記録部240を含む送信端228、並びに受信/復元部250及びMPEG復号化部260を含む受信端248から構成される。
三次元ビデオフォーマットのうち、垂直ラインインターリーブド・フォーマット201の奇数番目の垂直ライン202及び偶数番号目の垂直ライン203の画素は、それぞれ左視点ビデオ及び右視点ビデオのデータである。水平ラインインターリーブド・フォーマット211は、奇数番目の水平ライン212及び偶数番号目の水平ライン213に、それぞれ左視点ビデオデータ及び右視点ビデオデータが交互に反復するように羅列される。またはフィールドシーケンシャル・フォーマット221は、奇数番目フィールド222及び偶数番号目フィールド223が、それぞれ左視点ビデオフィールド及び右視点ビデオフィールドとして保存される。
かようなさまざま三次元ビデオフォーマット201,211,221の三次元ビデオは、MPEG符号化部230に入力され、MPEG符号化/復号化方式によって、圧縮されて符号化され、伝送/記録部240を介して、ネットワークを介して、送信端228から受信端に伝送されたり、記録媒体に記録される。受信端248の受信/復元部250は、符号化された三次元ビデオを受信し、MPEG復号化部260は、MPEG符号化/復号化方式によって復号化し、三次元ビデオ270を生成する。
復号化された三次元ビデオ270の三次元ビデオフォーマットは、送信端228から伝送された三次元ビデオの三次元ビデオフォーマット201,211,221に相応する。
図3は、三次元ビデオの生成システム及び符号化/復号化システムのブロック図を図示している。
三次元ビデオ符号化/復号化システム300は、ステレオスコピック映像前処理部320、MPEG符号化部230、伝送/記録部240を含む送信端;受信/復元部250、MPEG復号化部260及びステレオスコピック映像後処理部370を含む受信端;から構成される。ステレオスコピック映像前処理部320は、第1画素構造変換部322及びフレーム−フィールド変換部324を含み、ステレオスコピック映像後処理部370は、フィールド−フレーム変換部374及び第2画素構造変換部372を含む。
三次元ビデオは、左視点ビデオ及び右視点ビデオが混合して構成されている。従って、左視点ビデオ信号311及び右視点ビデオ信号312が個別的に入力されれば、ステレオスコピック映像前処理部320は、第1画素構造変換部322及びフレーム−フィールド変換部324を介して、左視点ビデオ及び右視点ビデオが、1フレーム内に画素単位で混合されたり、フレーム単位またはフィールド単位で混合されるように三次元ビデオフォーマットが生成される。
ステレオスコピック映像前処理部320を介して生成された三次元ビデオフォーマットの三次元ビデオは、MPEG符号化部230を介して圧縮及び符号化され、伝送/記録部240を介して、送信端から受信端に伝送されたり記録媒体に記録される。
受信端の受信/復元部250は、符号化された三次元ビデオを受信し、MPEG復号化部260は、MPEG符号化/復号化方式によって、三次元ビデオを復号化して復元する。ステレオスコピック映像後処理部370は、フィールド−フレーム変換部374及び第2画素構造変換部372を経て、三次元ビデオフォーマットによって、左視点ビデオ及び右視点ビデオに分離する。分離された左視点ビデオ及び右視点ビデオは、ディスプレイ装置で三次元にディスプレイされるように変換され、三次元ディスプレイ可能な左視点ビデオ信号381及び右視点ビデオ信号382が出力される。
図4は、三次元ビデオの三次元ビデオフォーマットの種類を図示している。
前述の三次元ビデオ符号化/復号化システム200,300が三次元ビデオから、左視点ビデオ及び右視点ビデオを正しく分離してこそ、三次元ビデオを三次元でディスプレイすることができる。三次元ビデオの三次元ビデオフォーマットは、三次元ビデオで、左視点ビデオ及び右視点ビデオがいかなる方式で配列されているかを示す。
三次元ビデオフォーマットの例としては、サイドバイサイド・フォーマット、トップアンドボトム・フォーマット、水平ラインインターリーブド・フォーマット、垂直ラインインターリーブド・フォーマット、フレーム/フィールド・シーケンシャル・フォーマット及びチェッカボード・フォーマットなどがある。
サイドバイサイド・フォーマットは、三次元ビデオフレーム410の左側領域412及び右側領域414に互いに対応する左視点ビデオ及び右視点ビデオが並べて配列される。左視点ビデオ及び右視点ビデオが配列される順序は、初期設定によって、左側領域/右側領域または右側領域/左側領域の順序に変更されてもよい。従って、左側領域と右側領域との相関度が大きく、左側領域と右側領域との垂直境界線で、高周波の不連続線が存在する。
サイドバイサイド・フォーマットは、駆動のために最小限必要なメモリが最も少なく、現存する記録媒体を再使用することができ、最も広く利用されている三次元ビデオフォーマットである。
トップアンドボトム・フォーマットは、三次元ビデオフレーム420の上側領域422及び下側領域424に、互いに対応する左視点ビデオ及び右視点ビデオが並べて配列される。左視点ビデオ及び右視点ビデオが配列される順序は、初期設定によって、上側領域/下側領域または下側領域/上側領域の順序に変更されてもよい。従って、上側領域と下側領域との相関度が大きく、上側領域と下側領域との水平境界線で、高周波の不連続線が存在する。
トップアンドボトム・フォーマットは、現存する記録媒体を再使用することができる。
水平ラインインターリーブド・フォーマットは、三次元ビデオフレーム430の奇数番目の水平ライン432及び偶数番号目の水平ライン434に、互いに対応する左視点ビデオ及び右視点ビデオが並べて配列される。左視点ビデオ及び右視点ビデオが配列される順序は、初期設定によって、奇数番目/偶数番目の水平ラインまたは偶数番目/奇数番目の水平ラインの順序に変更されてもよい。従って、左視点ビデオと右視点ビデオとのディスパリティが大きい領域で、隣接する水平ライン間には、高周波成分が発生する。
水平ラインインターリーブド・フォーマットは、インターレーシング走査方式のステレオ・ディスプレイ(interlaced stereo display type)に最適化された三次元ビデオフォーマットである。垂直ラインインターリーブド・フォーマットは、三次元ビデオフレーム440の奇数番目の垂直ライン442及び偶数番号目の垂直ライン444に互いに対応する左視点ビデオ及び右視点ビデオが並べて配列される。左視点ビデオ及び右視点ビデオが配列される順序は、初期設定によって、奇数番目/偶数番目の垂直ラインまたは偶数番目/奇数番目の垂直ラインの順序に変更されてもよい。従って、左視点ビデオと右視点ビデオとのディスパリティが大きい領域で、隣接する垂直ライン間には、高周波成分が発生する。
垂直ラインインターリーブド・フォーマットは、パララックス・バリア方式(parallax barrier type)のステレオ・ディスプレイに最適化された三次元ビデオフォーマットである。フレーム/フィールド・シーケンシャル・フォーマットは、三次元ビデオ・フレーム/フィールド・シーケンス450の奇数番目のフレームまたはフィールド452、及び偶数番号目のフレームまたはフィールド454に互いに対応する左視点ビデオ及び右視点ビデオが並べて配列される。左視点ビデオ及び右視点ビデオが配列される順序は、初期設定によって、奇数番目/偶数番目のフレームまたはフィールド、または偶数番目/奇数番目のフレームまたはフィールドの順序に変更されてもよい。従って、フレーム/フィールド・シーケンシャル・フォーマットでは、フレームごとに周期的に、画素値と動きベクトルとが変動する。
フレームシーケンシャル・フォーマットの場合、二次元ビデオシーケンスと同じ画質を維持することができる。
チェッカボード・フォーマットは、三次元ビデオフレーム460の画素単位として、水平方向の画素462,464及び垂直方向の画素462,466に互いに対応する左視点ビデオ及び右視点ビデオが交互に配列される。左視点ビデオ及び右視点ビデオが配列される順序は、初期設定によって、水平方向/垂直方向の最初/2番目の画素、または2番目/最初の画素の順序に変更されてもよい。従って、チェッカボード・フォーマットでは、全方向(omni-direction)に高周波成分が発生する。
チェッカボード・フォーマットについて補間作業を行う場合、他の三次元ビデオフォーマットに比べてすぐれている。
図5は、一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置において、フォーマット判別部の詳細動作を図示している。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置100のフォーマット判別部120は、入力映像510の三次元ビデオフォーマットを判別するにあたって、さまざまな段階の判別過程を経ることになる。フォーマット判別部120の詳細ブロック図500は、ディスパリティ情報及び周辺画素値間相関度情報をいずれも利用し、三次元ビデオフォーマットを、サイドバイサイド・フォーマット、トップアンドボトム・フォーマット、垂直ラインインターリーブド・フォーマット、水平ラインインターリーブド・フォーマット、チェッカボード・フォーマット及びフレームシーケンシャル・フォーマットのうち一つに決定されるケースに該当する。
フォーマット判別部120の詳細ブロック図500において、ディスパリティ情報推定を介したフォーマット判別モジュール530は、上下領域または左右領域についてのディスパリティ関連情報を推定し、推定されたディスパリティ情報を利用したサイドバイサイド・フォーマットのチェックモジュール532、及びトップアンドボトム・フォーマットのチェックモジュール534を含む。また、垂直ラインまたは水平ラインに係わるディスパリティ情報推定を介したフォーマット判別モジュール530は、推定されたディスパリティ情報を利用した垂直ラインインターリーブド・フォーマットのチェックモジュール536、及び水平ラインインターリーブド・フォーマットのチェックモジュール538を含む。
周辺画素値間相関度情報推定を介したフォーマット判別モジュール540は、水平方向画素値間の相関度情報及び垂直方向画素値間の相関度情報などの周辺画素値間相関度情報を推定し、推定された周辺画素値間相関度情報を利用した水平方向画素値間相関度チェックモジュール542及び垂直方向画素値間相関度チェックモジュール544を含む。
境界線検出を介したフォーマット判別モジュール550は、水平境界線検出モジュール552及び垂直境界線検出モジュール554を含む。
フレームシーケンス・チェックモジュール570はフレーム間時間的ディスパリティの変化度を推定し、推定された時間的ディスパリティの変化度を利用したフレームシーケンシャル・フォーマット・チェックモジュール572を含む。フレームシーケンス・チェックモジュール570の演算のためには、三つ以上の連続的なフレームが必要であるので、二つ以上の遅延器556,558及びメモリ560,565を経て、フレームが入力される。
ディスパリティ情報及び周辺画素値間相関度情報は、左視点ビデオ及び右視点ビデオの画素値間に差がある場合に有効であるので、平滑な地域では、ディスパリティ情報または周辺画素値間相関度情報を利用した三次元ビデオフォーマット判別性能が大きく低下する。従って、有効ライン決定モジュール520は、左視点ビデオと右視点ビデオとの平滑度を利用し、ディスパリティ情報または周辺画素値間相関度情報を計算する対象になる有効ラインを決定する。所定領域の平滑度は、領域内の画素値の分散値またはゾーベル演算子(Sobel operator)などの多様なフィルタを利用して算出される。
有効ライン決定モジュール520は、有効ライン情報を、ディスパリティ情報推定を介したフォーマット判別モジュール530、周辺画素値間相関度情報推定を介したフォーマット判別モジュール540、境界線検出を介したフォーマット判別モジュール550及びフレームシーケンス・チェックモジュール570に出力し、有効ラインに対して、三次元ビデオフォーマット判別演算を行わせることができる。
三次元ビデオフォーマットチェック結果が、比較器を経て相互比較され、判別可能性が相対的に高い結果が、最終フォーマット決定モジュール580に入力される。すなわち、ディスパリティ情報推定を介したフォーマット判別モジュール530のサイドバイサイド・フォーマットのチェックモジュール532、及びトップアンドボトム・フォーマットのチェックモジュール534の結果が、比較器535を介して相互比較され、判別可能性が相対的に高い結果が、最終フォーマット決定モジュール580に入力され、ディスパリティ情報推定を介したフォーマット判別モジュール530の垂直ラインインターリーブド・フォーマットのチェックモジュール536、及び水平ラインインターリーブド・フォーマットのチェックモジュール538の結果が、比較器539を介して相互比較され、判別可能性が相対的に高い結果が、最終フォーマット決定モジュール580に入力される。
また、周辺画素値間相関度情報推定を介したフォーマット判別モジュール540の水平方向画素値間相関度チェックモジュール542、及び垂直方向画素値間相関度チェックモジュール544の結果は、比較器545を経て相互比較され、判別可能性が相対的に高い結果が、最終フォーマット決定モジュール580に入力され、境界線検出を介したフォーマット判別モジュール550の水平方向境界線検出モジュール552、及び垂直方向境界線検出モジュール554の結果が、比較器555を経て相互比較され、判別可能性が相対的に高い結果が、最終フォーマット決定モジュール580に入力される。
また、フレームシーケンス・チェックモジュール570のフレームシーケンシャル・フォーマット・チェックモジュール570の判別結果が、最終フォーマット決定モジュール580に入力される。
最終フォーマット決定モジュール580は、ディスパリティ情報を利用したサイドバイサイド・フォーマットまたはトップアンドボトム・フォーマットのチェック結果、ディスパリティ情報を利用した垂直ラインインターリーブド・フォーマット及び水平ラインインターリーブド・フォーマットのチェック結果、水平方向画素値間相関度及び垂直方向画素値間相関度のチェック結果、水平境界線及び垂直境界線の検出結果、及びフレームシーケンシャル・フォーマットのチェック結果を集合して比較し、最終三次元ビデオフォーマットを確定する。確定された三次元ビデオフォーマット情報は、三次元ビデオフォーマット変換モジュール590に出力され、ディスプレイ装置で、三次元にディスプレイ可能なフォーマットに変換する。
また、遅延器592を経てメモリ585に保存された以前フレームについて判別された三次元ビデオフォーマット情報を観察し、判別結果のエラーが観察されるならば修正し、さらに正確な三次元ビデオフォーマット情報が確定される。
フォーマット判別部120の詳細ブロック図500は、ディスパリティ情報、周辺画素値間相関度情報、境界線、フレームシーケンスチェック過程をいずれも考慮して三次元ビデオフォーマットを決定したが、一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置100は、システム環境またはユーザ設定に、ディスパリティ情報、周辺画素値間相関度情報、境界線、フレームシーケンスチェック過程のうち一つ以上の情報を利用し、三次元ビデオフォーマットを判別することもできる。
以下、図6ないし図14を参照しつつ、ディスパリティ情報または周辺画素値間相関度情報を利用した三次元ビデオフォーマット判別方法について説明する。具体的には、図6、図7及び図8を参照して、ディスパリティ情報推定方法、並びに推定されたディスパリティ情報を利用したサイドバイサイド・フォーマットチェック/トップアンドボトム・フォーマットチェック方法、及び垂直ラインインターリーブド・フォーマットチェック/水平ラインインターリーブド・フォーマットチェック方法について説明し、図8及び図9を参照して、周辺画素値間相関度情報推定方法、及び水平方向画素値間相関度チェック/垂直方向画素値間相関度チェックの結果比較、並びに垂直ラインインターリーブド・フォーマット/水平ラインインターリーブド・フォーマット/チェッカボード・フォーマットの判別方法について説明する。
また、図10、図11、図12を参照して、境界線検出方式、並びにこれを利用したサイドバイサイド・フォーマット及びトップアンドボトム・フォーマットの判別方法について説明する。図13及び図14を参照して、フレームシーケンシャル・フォーマット判別方法について説明する。
図6は、一実施形態による三次元ビデオの左右領域に係わるディスパリティ情報推定方式と、一実施形態による三次元ビデオの上下領域に係わるディスパリティ情報推定方式との絵図を示している。
フォーマット判別部120は、入力映像の三次元ビデオフォーマットが、サイドバイサイド・フォーマットであるか否かを判別するために、三次元ビデオを、左側領域と右側領域とに分け、両領域間の画素値の差を算出し、サイドバイサイド・フォーマットの三次元ビデオで発生するディスパリティ形態であるか否かを確認する。
図6(A)で、サイドバイサイド・フォーマットの三次元ビデオ600を例に挙げて説明すれば、左側領域602及び右側領域604は、それぞれ左視点ビデオまたは右視点ビデオに該当する。左視点ビデオ及び右視点ビデオは、同じ被写体に係わる映像情報を収録しているが、同じ目線でも、左視点ビデオ及び右視点ビデオが、視線方向の差によって、若干の差が生じる。従って、左視点ビデオ及び右視点ビデオの互いに対応する画素間には、所定サイズ以上のディスパリティが生じうる。
三次元ビデオフレーム600上では、所定水平ライン610で、互いに対応する左視点ビデオ画素及び右視点ビデオ画素の組み合わせ611,612,613,614,615が図示されている。互いに対応する左視点ビデオ画素及び右視点ビデオ画素の組み合わせ611,612,613,614,615は、それぞれ所定サイズ以上のディスパリティが生じうる。
三次元ビデオの左側領域及び右側領域の差値は、下記式(1)による。
diff(i,j)=|I(i,j)−I(i,j+w/2)| (1)
式(1)で(i,j)は、画素位置のインデックス、I(i,j)は、三次元ビデオの画素値、wは、三次元ビデオフレーム600の全体幅、Idiff(i,j)は、三次元ビデオの左右領域間の絶対差映像(absolute differential image)の画素値を示す。三次元ビデオの左側領域及び右側領域の絶対差映像の画素値から、互いに対応する左視点ビデオ画素及び右視点ビデオ画素のディスパリティが推定される。
フォーマット判別部120は、入力映像の共通する水平ライン上の左側領域及び右側領域の相互対応する画素対の画素値の差の絶対値を算出し、差の絶対値が所定サイズ以上の画素対が、所定個数以上連続すると判別されるならば、この連続する画素対の区間が、サイドバイサイド・フォーマットのディスパリティ区間であると推定することができる。
サイドバイサイド・フォーマットではない三次元ビデオが、前記過程を介してディスパリティ区間を求める場合、左側領域と右側領域は、実質的に異なる情報を有しているので、非常に大きい値を発生させる。ディスパリティ区間の情報が臨界値より小さい場合、サイドバイサイドとして判定し、大きい場合、サイドバイサイド・フォーマットではないと判定することができる。
フォーマット判別部120は、三次元ビデオの三次元ビデオフォーマットが、トップアンドボトム・フォーマットであるか否かを判別するために、三次元ビデオを、上側領域と下側領域とに分け、上側領域及び下側領域の画素値の差を算出し、トップアンドボトム・フォーマットの三次元ビデオで発生するディスパリティ形態であるか否かを確認する。
トップアンドボトム・フォーマットの三次元ビデオで、上側領域及び下側領域は、それぞれ左視点ビデオまたは右視点ビデオに該当する。同じ視線方向上でも、1つの左視点ビデオ画素と、それに対応する右視点ビデオ画素との間には、ディスパリティが存在する。
図6(B)で、トップアンドボトム・フォーマットの三次元ビデオ620を例に挙げて説明すれば、上側領域622及び下側領域624は、それぞれ左視点ビデオ及び右視点ビデオに該当する。三次元ビデオフレーム620上では、所定垂直ライン630で互いに対応する左視点ビデオ画素及び右視点ビデオ画素の組み合わせ631,633,635,637,639が図示されている。互いに対応する左視点ビデオ画素及び右視点ビデオ画素の組み合わせ631,633,635,637,639は、それぞれ所定サイズ以上のディスパリティが生じうる。
三次元ビデオの上側領域及び下側領域の差値は、下記式(2)による。
diff(i,j)=|I(i,j)−I(i+h/2,j)| (2)
式(2)でhは、三次元ビデオフレーム620の全体高、Idiff(i,j)は、三次元ビデオの上下領域間の絶対差映像の画素値を示す。三次元ビデオの上側領域及び下側領域の絶対差映像の画素値から、互いに対応する左視点ビデオ画素及び右視点ビデオ画素のディスパリティが推定される。
すなわち、フォーマット判別部120は、入力映像の共通する垂直ライン上の上側領域及び下側領域の相互対応する画素対の画素値の差の絶対値を算出し、差の絶対値が、所定サイズ以上である画素対が、所定個数以上連続すると判別されるならば、この連続する画素対の区間が、トップアンドボトム・フォーマットのディスパリティ区間であると推定することができる。
トップアンドボトム・フォーマットではない三次元ビデオが、前記過程を介してディスパリティ区間を求める場合、上側領域と下側領域は、全く異なる情報を有しているので、非常に大きい値を発生させる。ディスパリティ区間の情報が臨界値より小さい場合、トップアンドボトムと判定し、大きい場合、トップアンドボトム・フォーマットではないと判定することができる。
図7は、一実施形態による三次元ビデオの水平ラインに係わるディスパリティ情報推定方式と、一実施形態による三次元ビデオの垂直ラインに係わるディスパリティ情報推定方式との状況を図示している。
フォーマット判別部120は、三次元ビデオの三次元ビデオフォーマットが、水平ラインインターリーブド・フォーマットであるか否かを判別するために、入力された三次元ビデオを、水平ライン単位に分けてディスパリティを推定し、水平ラインインターリーブド・フォーマットの三次元ビデオで発生するディスパリティ形態であるか否かを確認する。
水平ラインインターリーブド・フォーマットの三次元ビデオにおいて、奇数番目の水平ライン及び偶数番号目の水平ラインは、それぞれ左視点ビデオデータまたは右視点ビデオデータに該当する。
図7(A)で、水平ラインインターリーブド・フォーマットの三次元ビデオフレーム640を例に挙げて説明するために、一部連続する2本の水平ラインを拡大した領域650について述べれば、奇数番目の水平ライン652及び偶数番号目の水平ライン654は、それぞれ左視点ビデオデータ及び右視点ビデオデータに該当する。三次元ビデオフレーム640上では、互いに対応する奇数番目の水平ライン652と、偶数番号目の水平ライン654との間には、所定サイズ以上のディスパリティが生じうる。
三次元ビデオの奇数番目の水平ラインと、偶数番号目の水平ラインとの差値は、下記式(3)による。
diff(i,j)=|I(i×2,j)−I(i×2+1,j)| (3)
式(3)でIdiff(i,j)は、三次元ビデオの水平ライン間の絶対差映像の画素値を示す。三次元ビデオの奇数番目の水平ラインと、偶数番号目の水平ラインとの絶対差映像の画素値から、互いに対応する左視点ビデオ水平ライン及び右視点ビデオ水平ラインのディスパリティを推定することができる。
フォーマット判別部120は、連続する水平ラインを含む区間で、入力映像の奇数番目の水平ラインと、偶数番号目の水平ラインとの差の絶対値が、所定サイズ以上であると判別されるならば、この区間が、水平ラインインターリーブド・フォーマットのディスパリティ区間であると推定することができる。
水平ラインインターリーブド・フォーマットではない三次元ビデオが、前記過程を介してディスパリティ区間を求める場合、奇数番目の水平ラインと偶数番目の水平ラインは、非常に類似した情報を有しているので、非常に小さい値を発生させる。ディスパリティ区間の情報が臨界値より大きい場合、水平ラインインターリーブド・フォーマットと判定し、小さい場合、水平ラインインターリーブド・フォーマットではないと判定することができる。
フォーマット判別部120は、入力映像の三次元ビデオフォーマットが、垂直ラインインターリーブド・フォーマットであるか否かを判別するために、入力された三次元ビデオを垂直ライン単位に分けてディスパリティを推定し、垂直ラインインターリーブド・フォーマットの三次元ビデオで発生するディスパリティ形態であるか否かを確認する。
垂直ラインインターリーブド・フォーマットの三次元ビデオにおいて、奇数番目の垂直ライン及び偶数番号目の垂直ラインは、それぞれ左視点ビデオデータまたは右視点ビデオデータに該当する。
図7(B)で、垂直ラインインターリーブド・フォーマットの三次元ビデオフレーム660を例に挙げて説明するために、一部連続する2本の垂直ラインを拡大した領域670について述べれば、奇数番目の垂直ライン672及び偶数番号目の垂直ライン674は、それぞれ左視点ビデオデータ及び右視点ビデオデータに該当する。三次元ビデオフレーム660上では、互いに対応する奇数番目の垂直ライン672と、偶数番号目の垂直ライン674との間には、所定サイズ以上のディスパリティが生じうる。
三次元ビデオの奇数番目の垂直ラインと、偶数番号目の垂直ラインとの差値は、下記式(4)による。
diff(i,j)=|I(i,j×2)−I(i,j×2+1)| (4)
式(4)でIdiff(i,j)は、三次元ビデオフレーム660の垂直ライン672,674間の絶対差映像の値を示す。三次元ビデオの奇数番目の垂直ラインと、偶数番号目の垂直ラインとの絶対差映像の画素値から、互いに対応する左視点ビデオ垂直ライン及び右視点ビデオ垂直ラインのディスパリティを推定することができる。
フォーマット判別部120は、複数本の垂直ラインを含む区間で、任意の三次元ビデオの奇数番目の垂直ラインと、偶数番号目の垂直ラインとの差の絶対値が、所定サイズ以上であると判別されるならば、この区間が、垂直ラインインターリーブド・フォーマットのディスパリティ区間であると推定することができる。
垂直ラインインターリーブド・フォーマットではない三次元ビデオが、前記過程を介してディスパリティ区間を求める場合、奇数番目の垂直ラインと偶数番目の垂直ラインは、非常に類似した情報を有しているので、非常に小さい値を発生させる。ディスパリティ区間の情報が臨界値より大きい場合、垂直ラインインターリーブド・フォーマットと判定し、小さい場合、垂直ラインインターリーブド・フォーマットではないと判定することができる。
図8は一実施形態によるディスパリティ区間の推定方式の差値を示すグラフ及び一実施形態によるディスパリティ情報推定方法のフローチャートとを図示している。
ディスパリティ区間とは、左視点ビデオ及び右視点ビデオであると推定される2つの領域の絶対差映像で、所定サイズ以上の差値が発生する連続的な画素の区間を意味する。ディスパリティ区間のサイズは、左視点ビデオと右視点ビデオとの相関関係と関連する。
グラフ700は、左視点ビデオ及び右視点ビデオの対応する画素間またはライン間の差値を図示している。グラフ700の横軸は、左視点ビデオ及び右視点ビデオの対応する画素上またはライン上のインデックスに該当て、縦軸は、0点を基準に、上下方向に正数、負数の差値のサイズを示している。
左/右視点ビデオ間の画素間またはライン間の差値は、連続してディスパリティが発生する区間710,712,714,716を含んでもよい。正数ディスパリティが連続して発生する区間712,716において、上限臨界値Hlimit,720を超える区間が、最長サイズ730以内で発生してこそ、ディスパリティ区間として選択される。例えば、正数ディスパリティが連続して発生する区間712において、上限臨界値720を超える区間722は、最長サイズ730以内で発生するので、ディスパリティ区間として選択される。同様に、負数ディスパリティが連続して発生する区間710,714において、下限臨界値Llimit,725を下回る区間が、最長サイズ730以内で発生してこそ、ディスパリティ区間として選択される。
これは、左視点ビデオと右視点ビデオとのディスパリティを、直接ディスパリティ測定(disparity estimation)過程を介して算出するのではなく、左視点ビデオと右視点ビデオとの差値の絶対値が大きく、連続的な画素またはラインについての情報を利用し、間接的にディスパリティを推定するものである。
また、左視点ビデオと右視点ビデオとの視線方向、高さの不一致などの問題によって、相応する領域でも誤差が生じうる。従って、左視点ビデオと右視点ビデオとの差値が、上限臨界値Hlimitを超えたり、下限臨界値Llimitを下回る場合にのみディスパリティとして認定され、連続的なディスパリティが所定サイズ以上で発生してこそ、候補ディスパリティ区間として選択される。三次元ビデオ内で検出された候補ディスパリティ区間の総数が集計される。
三次元ビデオの左右領域間のディスパリティ区間の候補区間の総数と、上下領域間のディスパリティ区間の候補区間の総数とが比較され、比較結果によって、三次元ビデオフォーマットがサイドバイサイド・フォーマット及びトップアンドボトム・フォーマットのうち一つに決定される。
また、三次元ビデオの奇数番目/偶数番目の水平ライン間のディスパリティ区間の候補区間の総数と、奇数番目/偶数番目の垂直ライン間のディスパリティ区間の候補区間の総数とが比較され、比較結果によって、三次元ビデオフォーマットが、水平ラインインターリーブド・フォーマット及び垂直ラインインターリーブド・フォーマットのうち一つに決定される。
図8(B)で、フォーマット判別部120は、三次元ビデオのうち候補ディスパリティ区間の個数を集計し、候補区間の総数によって、三次元ビデオフォーマットを判別することができる。
段階750で、左視点ビデオと右視点ビデオとの差映像の画素値Idiff(i,j)に係わる反復的なディスパリティ区間個数集計が行われる。
段階755で、左視点ビデオと右視点ビデオとの差映像の画素値の絶対値のサイズを、限界値THvalid_diffと比較する(|Idiff(i,j)|>THvalid_diff)。段階755で、限界値THvalid_diffは、前述の上限臨界値Hlimit
720または下限臨界値Llimit 725の絶対値に相応する値である。差映像の画素値の絶対値が、限界値THvalid_diffより小さいか、あるいは同じであるならば、段階775で、連続的なディスパリティのサイズを初期化し、段階750で、差映像の次の画素について、ディスパリティ区間個数集計が行われる。
段階755で、差映像の画素値の絶対値が限界値THvalid_diffより大きいならば、段階760で、連続的なディスパリティのサイズを増加させる。
段階765で、ディスパリティの個数、すなわち、連続的なディスパリティのサイズを最長サイズ(SR:search range)と比較する。段階765で、連続的なディスパリティのサイズが最長サイズより長くないならば、ディスパリティ区間の候補として選択されず、段階750で、差映像の次の画素について、ディスパリティ区間個数集計が行われる。
段階765で、連続的なディスパリティのサイズが最長サイズより長いならば、段階770で、候補区間の個数DRcountが増加される。再び段階750に戻り、差映像の次の画素について、ディスパリティ区間個数集計が行われる。
三次元ビデオの左右領域または上下領域に係わる三次元ビデオフォーマット判別について、フォーマット判別部120は、三次元ビデオの左右領域に係わるディスパリティ区間の候補区間の個数DRcountがディスパリティ区間個数に係わる臨界値THSBS_DRcountより小さいならば、三次元ビデオフォーマットを、サイドバイサイド・フォーマットとして決定することができる。ここで、臨界値THSBS_DRcountは、サイドバイサイド・フォーマット判別のためのディスパリティ区間個数に係わる臨界値を示す。
また、フォーマット判別部120は、三次元ビデオの上下領域に係わるディスパリティ区間の候補区間の個数DRcountが、臨界値THTNB_DRcountより小さいならば、三次元ビデオフォーマットを、トップアンドボトム・フォーマットとして決定することができる。臨界値THTNB_DRcountは、トップアンドボトム・フォーマット判別のためのディスパリティ区間個数に係わる臨界値を示す。
連続的なライン間のディスパリティに係わる三次元ビデオフォーマット判別について、フォーマット判別部120は、三次元ビデオに係わる水平ラインに係わるディスパリティ区間の候補区間の個数DRcountが、ディスパリティ区間個数に係わる臨界値THHOR_DRcountより大きいならば、三次元ビデオフォーマットを、水平ラインインターリーブド・フォーマットとして決定することができる。臨界値THHOR_DRcountは、水平ラインインターリーブド・フォーマット判別のためのディスパリティ区間個数に係わる臨界値を示す。
また、フォーマット判別部120は、三次元ビデオに係わる垂直ラインのディスパリティ区間の候補区間の個数DRcountが、臨界値THVER_DRcountより大きいならば、三次元ビデオフォーマットを、垂直ラインインターリーブド・フォーマットとして決定することができる。臨界値THVER_DRcountは、垂直ラインインターリーブド・フォーマット判別のためのディスパリティ区間個数に係わる臨界値を示す。
三次元ビデオの左右領域または上下領域に係わる三次元ビデオフォーマット判別の場合には、大きいディスパリティ区間は、相関関係が低い映像間のディスパリティとして推定されてもよいので、ディスパリティ区間の候補区間の個数が、ディスパリティ区間個数に係わる臨界値THDRcountより小さい場合、サイドバイサイド・フォーマットまたはトップアンドボトム領域である可能性が高い。
しかし、連続的な水平ラインまたは垂直ラインは、人為的に左右視点ビデオが混合しているので、両ライン間の差が大きい。従って、三次元ビデオの水平ラインまたは垂直ラインに係わる三次元ビデオフォーマット判別の場合には、ディスパリティ区間の候補区間の個数が、ディスパリティ区間個数に係わる臨界値THDRcountより大きい場合、水平ラインインターリーブド・フォーマットまたは垂直ラインインターリーブド・フォーマットである可能性が高い。
図9は、一実施形態による、それぞれ水平画素値間相関度情報推定方法、及び垂直画素値間相関度情報推定方法を図示している。
フォーマット判別部120は、画素単位で、左視点ビデオ及び右視点ビデオが混合された三次元ビデオの場合、画素間の水平方向画素値間の相関度及び垂直方向画素値間の相関度を利用し、三次元ビデオフォーマットを判別することができる。
一実施形態によるフォーマット判別部120は、周辺画素値間相関度情報の一例であり、周辺画素値間の差比率を利用することができる。従って、垂直方向画素値間相関度情報の一例は、垂直方向に並んだ連続的な画素値間の差比率を利用し、水平方向画素値間相関度情報の一例は、水平方向に並んだ連続的な画素値間の差比率を利用することができる。以下、「垂直方向に並んだ連続的な画素値間の差比率」を「垂直方向画素値差比率」と指し、「水平方向に並んだ連続的な画素値間の差比率」を「水平方向画素値差比率」と指す。
図9(A)で、三次元ビデオにおいて、3x3画素801,802,803,804,805,806,807,808,809の場合、画素間の水平方向画素値差比率は、水平方向に並んだ第1画素、第2画素及び3画素間の差値の割合から算出されてもよい。水平方向画素値差比率を示す数式は、下記式(5)による。
Valhor(i,j)=(|I(i,j−1)−I(i,j)|+|I(i,j)−I(i,j+1)|)/(|I(i,j−1)−I(i,j+1)|+c) (5)
Valhor(i,j)は、水平方向画素値差比率であり、cは、定数であって分母が0になることを防止するためのものである。水平方向に並んだ第1画素804、第2画素805及び3画素806のうちから選択された左側第1画素804と右側第3画素806との差の絶対値810が、式(5)における分母において、最初の項に該当し、左側第1画素804と中央第2画素805との差の絶対値820が、式(5)における分子の最初の項、中央第2画素805と右側第3画素806との差の絶対値830が、式(5)における分子の2番目の項に該当する。
すなわち、水平方向画素値差比率は、「左側第1画素804と右側第3画素806との差の絶対値810」に対する、「左側第1画素804と中央第2画素805との差の絶対値820、及び中央第2画素805と右側第3画素806との差の絶対値830の和」の比に該当する値である。
同様に、図9(B)で、垂直方向画素値差比率は、垂直方向に並んだ3つの画素間の差値の割合から算出されてもよい。垂直方向画素値差比率を示す数式は、下記式(6)による。
Valver(i,j)=(|I(i−1,j)−I(i,j)|+|I(i,j)−I(i+1,j)|)/(|I(i−1,j)−I(i+1,j)|+c) (6)
Valver(i,j)は、垂直方向画素値差比率であり、cは定数であって分母が0になることを防止するためのものである。垂直方向に並んだ第4画素802、第5画素805及び第6画素808において、上側第4画素802と下側第6画素808と差の絶対値840が、式(6)における分母において、最初の項に該当し、上側第4画素802と中央第5画素805との差の絶対値850が、式(6)における分子の最初の項、中央第5画素805と下側第6画素808との差の絶対値860が、式(6)における分子の2番目の項に該当する。
すなわち、垂直方向画素値差比率Valver(i,j)は、「上側第4画素802と下側第6画素808との差の絶対値840」に対する、「上側第4画素802と中央第5画素805との差の絶対値850、及び中央第5画素805と下側第6画素808との差の絶対値860の和」の比に該当する値である。
式(5)及び式(6)を利用する場合、二次元ビデオについて、フォーマット判別部120が、水平/垂直方向画素値差比率を算出することによって、三次元ビデオフォーマットを判別する場合、二次元ビデオの境界線部分で、三次元ビデオとして誤って判別するエラーを防止することができる。映像境界線に対して、式(5)及び式(6)を適用する場合、分子で大きい結果値が発生するが、同様に、分母でも大きい出力値が発生するので、水平方向画素値差比率Valhor及び垂直方向画素値差比率Valverの値が、他の二次元ビデオ部分に比べて、はるかに大きい値として算出されるものではない。
三次元ビデオは、1画素ずつ左右視点ビデオの画素を含んでいるので、式(5)及び式(6)の分母項は、同一視点映像の画素値間の絶対差値に該当して小さい結果値を有し、分子項は、互いに異なる視点映像の画素値間の絶対差値に該当し、分母項に比べて、相対的に大きい結果値を有する。従って、式(5)の水平方向画素値差比率及び式(6)の垂直方向画素値差比率は、それぞれ画素単位で、左視点ビデオデータ及び右視点ビデオデータが交互に反復する三次元ビデオフォーマットで、大きい結果値を有する。
表1は、一実施形態による周辺画素値間相関度情報による三次元ビデオフォーマット判別結果を図示している。
Figure 0005575891
フォーマット判別部120は、周辺画素値間相関度情報でもって、入力映像の全域または一部分について、水平方向画素値差比率及び垂直方向画素値差比率を算出し、画素値差比率に対する臨界値より大きい水平方向画素値差比率の個数、及び垂直方向画素値差比率の個数を集計する。フォーマット判別部120は、この個数を比較し、入力映像の三次元ビデオフォーマットを、水平ラインインターリーブド・フォーマット、垂直ラインインターリーブド・フォーマット及びチェッカボード・フォーマットのうち一つとして判別することができる。
具体的には、画素値差比率臨界値より大きい水平方向画素値差比率の個数Numhor(i,j)、画素値差比率臨界値より大きい垂直方向画素値差比率の個数Numver(i,j)、所定臨界値THpel_countとするとき、個数の比較結果、以下のCase1、Case2、Case3の場合が発生する。
Case1.画素値差比率臨界値より大きい水平方向画素値差比率の個数が、所定臨界値より多く(Numhor(i,j)>THpel_count)、画素値差比率臨界値より大きい垂直方向画素値差比率の個数が、所定臨界値より少ない場合(Numver(i,j)<THpel_count
Case2.画素値差比率臨界値より大きい水平方向画素値差比率の個数が所定臨界値より少なく(Numhor(i,j)<THpel_count)、画素値差比率臨界値より大きい垂直方向画素値差比率の個数が所定臨界値より多い場合(Numver(i,j)>THpel_count
Case3.画素値差比率臨界値より大きい水平方向画素値差比率の個数及び垂直方向画素値差比率の個数が、所定臨界値より多い場合(Numhor(i,j)>THpel_count、Numver(i,j)>THpel_count
画素値差比率臨界値より大きい水平方向画素値差比率の個数が、所定臨界値より少なければ、水平ライン上の画素間の相関関係が大きいと判断される。また、画素値差比率臨界値に比べて、大きい垂直方向画素値差比率の個数が所定臨界値より少ない場合、垂直ライン上の画素間の相関関係が大きいと分析される。水平ラインまたは垂直ラインは、相関関係によって、それぞれ三次元ビデオの左視点ビデオ及び右視点ビデオの相応するラインであるかが推定される。
従って、フォーマット判別部120は、入力映像に対する水平方向画素値差比率及び垂直方向画素値差比率を算出し、画素値差比率のサイズ及び個数に基づいて、入力映像を三次元ビデオであると判別し、三次元ビデオフォーマットも判別することができる。
フォーマット判別部120は、入力映像の垂直方向画素値差比率及び水平画素値差比率を算出した結果、「画素値差比率臨界値より大きい水平方向画素値差比率」の個数だけ所定臨界値より多い場合(Case1)、水平ライン上の画素間の相関関係が小さく、垂直ライン上の画素間の相関関係は大きいと判断することができる。垂直ラインは、大きい相関関係によって、それぞれ三次元ビデオにおいて、左視点ビデオ及び右視点ビデオの相応するラインであるか否かが推定される。従って、フォーマット判別部120は、入力映像の三次元ビデオフォーマットを垂直ラインインターリーブド・フォーマットと判別する。
また、フォーマット判別部120は、「画素値差比率臨界値より大きい垂直方向画素値差比率」の個数だけ所定臨界値より多い場合(Case2)、水平ライン上の画素間の相関関係が大きく、垂直ライン上の画素間の相関関係は小さいと判断することができる。水平ラインは、大きい相関関係によって、それぞれ三次元ビデオにおいて、左視点ビデオ及び右視点ビデオの相応するラインであるか否かが推定される。従って、フォーマット判別部120は、入力映像の三次元ビデオフォーマットを、水平ラインインターリーブド・フォーマットであると判別する。
また、フォーマット判別部120は、画素値差比率臨界値より大きい水平方向画素値差比率の個数、及び垂直方向画素値差比率の個数がいずれも所定臨界値より多い場合(Case3)、水平ライン上の画素間の画素値差比率、及び垂直ライン上の画素間の相関関係がいずれも小さいと判断することができる。従って、フォーマット判別部120は、入力映像の三次元ビデオフォーマットを、チェッカボード・フォーマットと判別する。
以上、一実施形態によるフォーマット判別部120は、説明の便宜上、周辺画素値間相関度情報の一例として、周辺画素値間の差比率を利用したが、入力映像の所定画素の周辺画素間の相関度を測定する方法が、「画素値間差の比率」に制限されるものではない。周辺画素間の相関度を測定するために、画素値の比率、変化量、分散量、標準偏差などの技術分野で広く利用される方法が利用できる。
図10は、一実施形態によるトップアンドボトム・フォーマットの三次元ビデオ1000と、一実施形態による、三次元ビデオ1000の上側領域1010及び下側領域1020間の境界線1030周辺の領域1040とを詳細に図示している。
図10(A)で、トップアンドボトム・フォーマットの三次元ビデオフレーム1000の場合、上側領域1010及び下側領域1020に、それぞれ左視点ビデオ及び右視点ビデオが配される。この場合、上側領域1010と下側領域1020との境界線1030では、不連続線が発生する。
図10(B)で、境界線1030周辺の領域1040に、上側領域1010の2本の水平ライン1012,1014、及び下側領域1020の2本の水平ライン1022,1024が図示されている。トップアンドボトム・フォーマットの三次元ビデオでは、2本の水平ライン1012,1014は、同一視点の映像データを含み、2本の水平ライン1022,1024も、同一視点の映像データを含む。ただし、水平境界線1030に隣接した2本の水平ライン1012,1022は、互いに異なる視点映像データを含む。
従って、2本の水平ライン1012,1022上の画素1052,1072間の差値diffbound1060は、相対的に大きい値を有するのに対し、水平ライン1012,1014上の画素1052,1054間の差値diffupper1050、及び水平ライン1022,1024上の画素1072,1074間の差値difflower1070は、相対的に小さい値を有する。
従って、入力映像の上側領域と下側領域との境界線部分を中心に、上下ライン間の差値を算出し、その結果値に基づいて、入力映像が三次元ビデオであることを判別し、その三次元ビデオフォーマットも判別することができる。
Boundhor=Σ|diffbound|/(|diffupper|+|difflower|+c) (7)
すなわち、上側領域と下側領域との境界線周囲の水平ライン間の不連続性の程度Boundhorは、境界線全部または一部について算出され、画素別結果が合算される。すなわち、不連続性特性値Boundhorは、「境界線1030の上側領域1010の2つの周辺画素1052,1054間の差値diffupperの絶対値と、下側領域1020の2つの周辺画素1072,1074間の差値difflowerとの和|diffupper|+|difflower|)」に対する「境界線1030に直交するように上下領域に位置した2つの周辺画素1052,1072間の差値絶対値|diffbound|」の比の画素別総計でもって算出される。
フォーマット決定部120は、入力映像の上下領域間の境界線に係わって、不連続性特性値Boundhorを算出し、不連続性の臨界値THhorBoundと比較する。不連続性特性値Boundhorが不連続性の臨界値THhorBoundより大きいならば、フォーマット決定部120は、入力映像の三次元ビデオフォーマットを、トップアンドボトム・フォーマットと判別することができる。
図11は、一実施形態によるサイドバイサイド・フォーマットの三次元ビデオフレーム1100と、一実施形態によるサイドバイサイド・フォーマットの三次元ビデオフレーム1100の左側領域1110と右側領域1120との境界線周辺の領域1140と、を図示している。
図11(A)で、サイドバイサイド・フォーマットの三次元ビデオ1100の場合、左側領域1110及び右側領域1120に、それぞれ左視点ビデオ及び右視点ビデオが配される。この場合、左側領域1110と右側領域1120との垂直境界線1130で、不連続線が発生する。
図11(B)で、境界線1130周辺の領域1140に、左側領域1110の垂直ライン1112,1114、及び右側領域1120の垂直ライン1122,1124が図示されている。2つの隣接画素1152,1154は、垂直境界線1130の左側エッジに直交するように位置し、2つの隣接画素1172,1174は、垂直境界線1130の右側エッジに直交するように位置する。
垂直ライン1112,1122上の画素1152,1172間の差値diffbound1160は、相対的に大きい値を有するのに対し、垂直ライン1112,1114上の画素1152,1154間の差値diffleft1150、及び垂直ライン1122,1124上の画素1172,1174間の差値diffright1170は、相対的に小さい値を有する。
従って、入力映像の左側領域と右側領域との境界線部分を中心に、左右ライン間の差値を算出し、その結果値に基づいて、入力映像が三次元ビデオであることを判別し、その三次元ビデオフォーマットも判別することができる。
Boundver=Σ|diffbound|/(|diffleft|+|diffright|+c) (8)
すなわち、左側領域と右側領域との境界線周囲の垂直ライン間の不連続性の程度を示すBoundverは、境界線全部または一部について算出されて画素別結果が合算される。すなわち、不連続性特性値Boundverは、画素別の「境界線1130に垂直に左側に位置した左側領域1110の2つの隣接画素1152,1154間の差値diffleftの絶対値、及び右側領域1120の2つの垂直ライン画素1122,1124間の差値diffrightの和|diffleft|+|diffright|」に対する「境界線1130に垂直に左右側に位置した2つの隣接画素1152,1172間の差値絶対値|diffbound|」の比の画素別総計でもって算出される。
フォーマット決定部120は、入力映像の左右領域間の境界線に対する不連続性特性値Boundverを算出し、不連続性の臨界値THverBoundと比較する。Boundver、が不連続性の臨界値THverBoundより大きければ、フォーマット決定部120は、入力映像の三次元ビデオフォーマットを、サイドバイサイド・フォーマットと判別することができる。
図12は、一実施形態による境界領域が含まれたサイドバイサイド・フォーマットの三次元ビデオ、及びその拡大された一部境界面を図示している。
三次元ビデオの左右領域間または上下領域間の境界線にわたって、無意味なデータの不連続線が存在しうる。例えば、サイドバイサイド・フォーマットの三次元ビデオ1200で、左側領域1210と右側領域1220との境界線が、所定幅の境界領域1230、すなわち、ブラックラインでもある。
境界領域1230周辺の一部拡大領域1240に、左側領域1210の垂直ライン、及び右側領域1220の垂直ラインが図示されている。境界領域1230の部分は、無意味なデータであるから、除外して、不連続性特性値Boundverが算出されねばならない。従って、境界領域1230を無視し、左側領域1200の2本の垂直ライン1212,1224上の画素1231,1232間の差値diffleft1250、右側領域1220の垂直ライン1222,1224上の画素1272,1274間の差値diffright1270、及び境界領域1230周辺に位置した2本の垂直ライン1212,1222上の画素間の差値diffbound1260を利用し、不連続性特性値Boundverが算出されねばならない。
図10及び図12を参照しつつ、前述の境界線の不連続性特性値Boundhor及びBoundverは、境界線に隣接した2本のライン上の画素間の差値diffboundだけを利用するものではなく、それぞれ上下領域のライン上の画素間の差値diffupper及びdifflower、左右領域のライン上の画素間の差値diffleft及びdiffrightも利用される。従って、一般的な二次元ビデオの境界面で、三次元ビデオフォーマットであると誤って判別されるエラーが発生しないように改善することができる。
図13は、一実施形態による、二次元ビデオに係わって、時間軸に連続するフレーム間の画素値の差の平均値のグラフと、一実施形態による、フレームシーケンシャル・フォーマットの三次元ビデオに係わって、時間軸に連続するフレーム間の画素値の差の平均値のグラフとを図示している。
図13(A)及び図13(B)のグラフは、いずれも横軸はフレーム順序、縦軸はフレーム当たり画素値の平均値を示している。
図13(A)を観察すれば、一般的な二次元ビデオシーケンスは、フレームごとに同一視点の映像であるから、フレーム順序によって、フレーム別画素値が比較的連続して変動している。しかし、図13(B)を観察すれば、フレームシーケンシャル・フォーマットの三次元ビデオは、フレームごとに左視点ビデオ及び右視点ビデオが交互に配列されるので、フレーム別画素値が不連続的に変動している。これは、左視点ビデオと右視点ビデオとの画素分布が異なるためである。
従って、フォーマット判別部120は、入力映像シーケンスのフレーム間画素値の変化推移を見れば、入力映像の三次元ビデオフォーマットが、フレームシーケンシャル・フォーマットであるか否かを判別することができる。
図14は、一実施形態による時間軸に連続する3つのフレームを利用したフレームシーケンシャル・フォーマットの判別方法を図示している。
フォーマット判別部120は、連続する時間t−1の第1フレーム1410、時間tの第2フレーム1420、時間t+1の第3フレーム1430が、左視点ビデオフレーム及び右視点ビデオフレームが含まれたグループであるか否かを判別するために、第1フレーム1410,第2フレーム1420及び3フレーム1430間のディスパリティを比較する。第1フレーム1410,第2フレーム1420及び3フレーム1430間のディスパリティ比較は、下記式(9),(10)によって行う。
FSQ=[diff(t−1,t)+diff(t,t+1)]/[diff(t−1,t+1)+c] (9)
FSQは、第1フレーム1410,第2フレーム1420及び3フレーム1430の変化量を示し、diff(t,t+1)は、時間tの第2フレーム1420の画素値と、時間t+1の第3フレーム1430との画素値の差の絶対値を示す。
diff(t−1,t)=|It−1(i,j)−It(i,j)|
diff(t,t+1)=|It(i,j)−It+1(i,j)|
diff(t−1,t+1)=|It−1(i,j)−It+1(i,j)| (10)
It(i,j)は、時間tのフレームの画素値である。
すなわち、第1フレーム1410,第2フレーム1420及び3フレーム1430の変化量DFSQは、「時間t−1の画素1415と、時間t+1の画素1435との差値の絶対値diff(t−1,t+1)」に対する、「時間t−1の画素1415と、時間tの画素1425との差値の絶対値diff(t−1,t)、及び時間tの画素1425と、時間t+1の画素1435との差値の絶対値diff(t,t+1)の和」の比を示す。
入力映像シーケンスが二次元ビデオシーケンスである場合、時間t−1,t,t+1のフレームのうち、それぞれの隣接する2つのフレームの画素間の差値は、時間t−1の第1フレーム1410から時間tの第2フレーム1420までの間、並びに時間tの第2フレーム1420から時間t+1の第3フレーム1430までの間で大きく変動しない、従って、第1フレーム1410,第2フレーム1420及び3フレーム1430の変化量DFSQは、大きくない値として算出される。
しかし、入力映像シーケンスが、フレームシーケンシャル・フォーマットの三次元ビデオシーケンスである場合、時間t−1の第1フレーム1410、及び時間t+1の第3フレーム1430は、同じ視点映像のフレームである一方、時間tの第2フレーム1420は、異なる視点映像のフレームである。従って、時間t−1の第1フレーム1410と、時間t+1の第3フレーム1430との画素間の差値の絶対値は、比較的小さい一方、時間t−1の第1フレーム1410と、時間tの第2フレーム1420との画素間の差値の絶対値、及び時間tの第2フレーム1420と、時間t+1の第3フレーム1430との画素間の差値の絶対値は、相対的に大きい値を有する。従って、第1フレーム1410,第2フレーム1420及び3フレーム1430の変化量DFSQが大きい値として算出される。
従って、フォーマット判別部120は、入力映像シーケンスについてフレーム変化量DFSQを算出し、入力映像シーケンスの三次元ビデオフォーマットを判別することができる。
図13及び図14を参照して、フレームシーケンシャル・フォーマットについてのみ説明したが、フィールドシーケンシャル・フォーマットの三次元ビデオも、フレームシーケンシャル・フォーマットと類似した特性を有するので、フォーマット判別部120は、フィールドについて式(9)を適用することによって、入力映像がフィールドシーケンシャル・フォーマットであるか否かを判別することができる。
フォーマット判別部120は、入力映像に係わる三次元ビデオフォーマット判別結果の正確性を向上させるために、入力映像シーケンスのフレーム別判別結果にエラーが発生しているか否かを観察した後、エラー発生部分を修正し、最終三次元ビデオフォーマットを決定することができる。判別結果のエラー発生の2種の観察方式について、以下、図15及び図16を参照して説明する。
図15は、一実施形態による三次元ビデオフォーマット判別結果のうち、エラーが発生する現象を図示している。
入力映像シーケンスが、第1フレームから第15フレームを含む場合、フォーマット判別部120は、第1フレームから第15フレームそれぞれに係わるディスパリティ情報、または周辺画素値間相関度情報を利用し、フレーム別に三次元ビデオフォーマットを判別する。全体判別結果グラフ1500において、第1判別区間1510では、第1フレームから第7フレームまでがサイドバイサイド・フォーマットであると判別され、第2判別区間1520では、第8フレームがトップアンドボトム・フォーマットであると判別され、第3判別区間1530では、第9フレームないし第15フレームまでがサイドバイサイド・フォーマットであると判別された。
かような判別結果によって、入力映像シーケンスを三次元にディスプレイ可能なフォーマットに変換するならば、第1フレームないし第15フレームの三次元ディスプレイの途中で、トップアンドボトム・フォーマットとして決定された第2判別区間1520の第8フレーム部分で、観察者が違和感を感じることがある。従って、三次元ビデオフォーマットが最終的に決定されれば、第8フレームが、トップアンドボトム・フォーマットからサイドバイサイド・フォーマットに変更されてもよい。
図16は、一実施形態による三次元ビデオフォーマット判別結果のエラー修正方式を図示している。
フォーマット判別部120が、第1フレームから第15フレームについて、それぞれのディスパリティ情報、または周辺画素値間相関度情報を利用し、フレーム別に三次元ビデオフォーマットを判別した結果1600によれば、第4判別区間1620で、第1フレームから第7フレームまでがサイドバイサイド・フォーマットであると判別され、第5判別区間1628では、第8フレームから第15フレームまで、トップアンドボトム・フォーマットであると判別された。
この場合、フォーマット判別部120は、第4判別区間1620で、第7フレームまでサイドバイサイド・フォーマットであると判別していて、第8フレームで、トップアンドボトム・フォーマットであると判別結果が突然変更されれば、判別結果を直ちに確定せずに、所定個数のフレームを含む観察区間をおいて、次のフレームの判別結果をさらに観察する。
すなわち、第8フレームから第11フレームまで4個のフレームを含む観察区間1630で、三次元ビデオフォーマット判別結果を続けて観察し、第8フレームの判別結果が続けて維持されるならば、第12フレームの判別結果からは、判別結果を、最終三次元ビデオフォーマットとして確定することができる。ただし、観察区間1630での最終三次元ビデオフォーマットは、既存判別結果であるサイドバイサイド・フォーマットとして確定する。
従って、最終三次元ビデオフォーマット判別結果1610では、フォーマット判別部120の三次元ビデオフォーマット判別結果1600とは異なり、第1フレームないし第11フレームまでサイドバイサイド・フォーマットとして最終確定され、第12フレームから第15フレームまで、トップアンドボトム・フォーマットとして最終確定される。
第4判別区間1620及び観察区間1630の判別結果が変更されれば、観察区間1630は、その結果を第4判別区間1620の判別結果になるように維持し、三次元ビデオフォーマットの突然な変更を防止し、ステレオスコピック効果の劣化を防止することができる。観察区間1630の長さは、入力ビデオシーケンスの長さより短い。判別結果観察によるエラー修正方式は、観察区間の間の所定個数のフレームは、フォーマット変換が遅延されるが、さらに安定したフォーマット変換及びディスプレイ結果を提供することができる。
図17は、一実施形態によるフォーマット変換及び三次元再生のための後処理過程を図示している。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置100が、三次元TV(television)システム1700に適用されれば、三次元TVシステム1700は、入力映像の三次元ビデオフォーマットを自動的に認識して変換し、三次元に再生することができる。
三次元TVシステム1700で、DVD(digital versatile disc)/BD(blu-lay disc)プレイヤ1702、またはパソコン(PC)またはセットトップ(ST)ボックス1704のようなソース機器から三次元ビデオが入力され、入力された三次元ビデオは、三次元集積回路(3DIC:3−dimensional integral circuit)のフォーマット判別部1710、フォーマット変換部1720を経て、三次元ビデオが三次元ディスプレイ可能なフォーマットに変換される。
フォーマット判別部1710は、入力映像を分析して三次元ビデオフォーマットを判別し、三次元ビデオフォーマット情報を、フォーマット変換部1720に出力し、フォーマット変換部1720が正確にフォーマット変換を行う。
フォーマット変換部1720で変換された左視点ビデオ及び右視点ビデオは、三次元ビデオエンハンサ1730に出力され、画質向上のための後処理、または三次元ディスプレイ視聴時に生じうる疲労度を低減させるための後処理動作が行われ、最終の左視点ビデオ及び右視点ビデオがディスプレイ機器に出力される。この場合、ステレオシンク発生器1740は、フォーマット変換部1720の変換結果、及びソース機器からのシンク信号を利用し、左視点ビデオ及び右視点ビデオが正確に同期化されてディスプレイされるように、ステレオシンク信号を生成して出力する。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置100は、前述のように、三次元ディスプレイシステムの内部に搭載されるハードウェアで具現されるだけではなく、三次元ビデオフォーマット変換装置100で具現された三次元ビデオフォーマット判別方法及び変換方法は、ソフトウェアとして、パソコンのグラフィックデバイス・ドライバとしても具現されもする。
図18は、一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換方法のフローチャートを図示している。
段階1810で、左視点ビデオ及び右視点ビデオが収録された三次元ビデオを含む映像シーケンスが入力される。
段階1820で、入力シーケンスにおいて、三次元ビデオの左視点ビデオと右視点ビデオとのディスパリティ情報、及び周辺画素値間相関度情報のうち少なくともいずれか一つを推定し、推定結果に基づいて、入力映像の三次元ビデオフォーマットが判別される。
段階1830で、三次元ビデオフォーマットに基づいて、左視点ビデオ及び右視点ビデオは、ディスプレイ装置で、三次元に再生可能なフォーマットに変換される。
段階1840で、フォーマット変換された左視点ビデオ及び右視点ビデオが、ディスプレイ装置を利用して三次元に再生される。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換方法は、図1ないし図17を参照して説明されたように、一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換装置100によってハードウェアでもって具現されてもよい。
図19は、一実施形態による、ウェブを介して三次元ビデオフォーマットの三次元ビデオ・コンテンツを検索する方式を図示している。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換方法は、入力映像としての三次元ビデオを検索するために、ウェブを介して三次元ビデオ検索サービスを提供することができる。三次元ビデオの検索を支援するウェブブラウザ・ウィンドウ1900は、検索機能設定欄1910及び検索語入力欄1920を具備している。
例えば、サイドバイサイド・フォーマットの三次元ビデオを検索しようとする場合、検索機能設定欄1910で、「3Dサーチ」を選択し、検索語入力欄1920に、三次元ビデオフォーマットとして、「サイドバイサイド」を入力して三次元ビデオを検索する。検索結果ウィンドウ1930には、検索されたサイドバイサイド・フォーマットの三次元ビデオのリストが表示され、そのうち一つを選択すれば、ウェブブラウザ・ウィンドウ1900のメインウィンドウに選択映像1940が表示される。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換方法は、ウェブを介した三次元ビデオ検索サービスを介して、三次元ビデオ資料の供給が困難である場合、必要な三次元ビデオフォーマットの三次元ビデオをウェブで検索してユーザに提供することができる。
図20は、一実施形態による、ウェブを介して三次元ビデオフォーマットの三次元ビデオを再生する方式を図示している。
一実施形態による三次元ビデオフォーマット変換方法を介して、ウェブブラウザ・ウィンドウ1950を介して二次元ビデオ及び三次元ビデオが混在した画面を表示する場合、二次元ビデオ部分は、二次元にディスプレイし、三次元ビデオ部分は、三次元にディスプレイするサービスが提供されてもよい。
三次元ビデオの三次元ビデオフォーマットは、三次元ビデオフォーマット判別アルゴリズムを介して認知される。ウェブブラウザ・ウィンドウ1950で、検索された三次元ビデオのリスト1930及び選択映像1940は、三次元ビデオである一方、残りの部分は、二次元ビデオである。三次元ビデオ部分のみを三次元にディスプレイするためには、2種の方式が具現されてもよい。
第一の方式としては、三次元ビデオフォーマット変換モジュール側で、三次元ビデオ部分の座標などの位置についての情報を、ウェブブラウザのディスプレイ処理モジュールに提供し、ウェブブラウザ自体で、ウェブブラウザ・ウィンドウ1950上で三次元ビデオ部分1960,1970を三次元にディスプレイする。
第二の方式としては、三次元ビデオフォーマット変換モジュールが、ウェブブラウザ・ウィンドウを分析し、三次元ビデオ部分1960,1970の位置を認知し、三次元ビデオ部分1960,1970のみ三次元にディスプレイする方式である。
前述のウェブブラウザ・ウィンドウの三次元ビデオディスプレイ方式を介して、ウェブブラウザ・ウィンドウが二次元ビデオ及び三次元ビデオが混在する画面を表示する場合でも、ユーザが三次元ビデオ部分を三次元で観覧することができる。
一方、前述の本発明の実施形態は、コンピュータで実行可能なプログラムで作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用し、前記プログラムを動作させる汎用デジタル・コンピュータで具現されてもよい。前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、マグネチック記録媒体(例えば、ROM(read-only memory)、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD−ROM、DVD(digital versatile disc)など)及びキャリアウェーブ(例えば、インターネットを介した伝送)のような記録媒体を含む。
以上、本発明について、その望ましい実施形態を中心に説明した。本発明が属する技術分野で当業者であるならば、本発明が本発明の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態で具現されるということを理解することができるであろう。従って、開示された実施形態は、限定的な観点ではなくして、説明的な観点から考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述の説明ではなくして、特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にあるあらゆる差異点は、本発明に含まれたものであると解釈されねばならない。

Claims (15)

  1. 左視点ビデオ及び右視点ビデオが収録された三次元ビデオを含むビデオシーケンスを入力する段階と、
    前記三次元ビデオの前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとのディスパリティ情報、及び前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオの周辺画素値間相関度情報のうち少なくともいずれか一つを推定する段階と、
    前記推定結果に基づいて、前記三次元ビデオの三次元ビデオフォーマットを判別する段階と、
    前記三次元ビデオフォーマットに基づいて、前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオを所定フォーマットに変換する段階と、
    前記フォーマット変換された前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオを、前記ディスプレイ装置を利用して三次元に再生する段階と、を含み、
    前記三次元ビデオフォーマットを判別する段階は、
    前記三次元ビデオの複数のフレームから、所定個数の連続的なフレームを含む第1フレーム区間が第1フォーマットであり、前記第1フレーム区間に引き続く所定個数の連続的なフレームを含む第2フレーム区間が第2フォーマットであることを決定する段階と、
    前記第2フレーム区間に引き続く所定個数の連続的なフレームを含む第3フレーム区間が第1フォーマットであることを決定する段階と、
    前記第2フレーム区間のフォーマットの判別結果を前記第1フォーマットに修正する段階と、
    を含む、ことを特徴とする三次元ビデオフォーマット変換方法。
  2. 前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、
    前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとのディスパリティ情報を利用し、前記三次元ビデオフォーマットが、サイドバイサイド・フォーマット、トップアンドボトム・フォーマット、水平ラインインターリーブド・フォーマット及び垂直ラインインターリーブド・フォーマットのうちいずれか一つであるかを判別する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の三次元ビデオフォーマット変換方法。
  3. 前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、
    前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとの周辺画素値間相関度情報を利用し、前記三次元ビデオフォーマットが、水平ラインインターリーブド・フォーマット、垂直ラインインターリーブド・フォーマット及びチェッカボード・フォーマットのうちいずれか一つであるかを判別する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の三次元ビデオフォーマット変換方法。
  4. 前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、
    前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとの周辺画素値間相関度情報を利用し、前記三次元ビデオフォーマットが、水平ラインインターリーブド・フォーマット、垂直ラインインターリーブド・フォーマット及びチェッカボード・フォーマットのうちいずれか一つであるかを判別する段階と、
    前記ディスパリティ情報を利用し、前記三次元ビデオフォーマットが、フィールドシーケンシャル・フォーマット及びフレームシーケンシャル・フォーマットのうちいずれか一つであるかを判別する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の三次元ビデオフォーマット変換方法。
  5. 前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、
    前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとの境界線を検出し、前記三次元ビデオフォーマットが、前記サイドバイサイド・フォーマット及び前記トップアンドボトム・フォーマットのうちいずれか1つであるかを判別する段階をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の三次元ビデオフォーマット変換方法。
  6. 前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、
    前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオの相互対応する領域の平滑度を計算し、テクスチャ成分が含まれた領域を検索することによって、前記テクスチャ成分が含まれた領域において、前記三次元ビデオフォーマットを判別する領域を決定する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の三次元ビデオフォーマット変換方法。
  7. 前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、
    前記三次元ビデオ高を半分に分け、上側領域と下側領域との差の絶対値を示す上下差映像を利用し、第1ディスパリティ情報を推定する段階と、
    前記三次元ビデオ幅を半分に分け、左側領域と右側領域との差の絶対値を示す左右差映像を利用し、第2ディスパリティ情報を推定する段階と、
    前記第1ディスパリティ情報及び前記第2ディスパリティ情報に基づいて、前記三次元ビデオが、前記トップアンドボトム・フォーマットまたは前記サイドバイサイド・フォーマットであるかを判別する段階と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の三次元ビデオフォーマット変換方法。
  8. 前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、
    前記三次元ビデオのフレームの垂直ラインを、奇数番目及び偶数番号目の垂直ラインに分ける段階と、
    奇数番目の垂直ラインと偶数番号目の垂直ラインとの差の絶対値を示す垂直ライン差映像を利用し、前記第3ディスパリティ情報を推定する段階と、
    前記三次元ビデオの水平ラインを、奇数番目及び偶数番号目の水平ラインに分ける段階と、
    奇数番目の水平ラインと偶数番号目の水平ラインとの差の絶対値を示す水平ライン差映像を利用し、前記第4ディスパリティ情報を推定する段階と、
    前記第1ディスパリティ情報及び前記第2ディスパリティ情報に基づいて、前記三次元ビデオが、前記トップアンドボトム・フォーマットまたは前記サイドバイサイド・フォーマットであるかを判別する段階と、
    前記第3ディスパリティ情報及び前記第4ディスパリティ情報に基づいて、前記三次元ビデオが、前記垂直ラインインターリーブド・フォーマットまたは前記水平ラインインターリーブド・フォーマットであるかを判別する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の三次元ビデオフォーマット変換方法。
  9. 前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、
    前記三次元ビデオにおいて、垂直方向に連続的な3つの画素間の垂直方向画素値間の相関度情報を推定する段階と、
    前記三次元ビデオにおいて、水平方向に連続的な3つの画素間の水平方向画素値間の相関度情報を推定する段階と、
    画素値間相関度臨界値より大きい水平方向画素値間相関度情報の個数が所定臨界値より多く、前記画素値間相関度臨界値より大きい前記垂直方向画素値間相関度情報の個数が、前記所定臨界値より少なければ、前記三次元ビデオを、垂直ラインインターリーブド・フォーマットと判別する段階と、
    前記画素値間相関度臨界値より大きい垂直方向画素値間相関度情報の個数が、前記所定臨界値より多く、前記画素値間相関度臨界値より大きい水平方向画素値間相関度情報の個数が、前記所定臨界値より少なければ、前記三次元ビデオを、水平ラインインターリーブド・フォーマットと判別する段階と、
    前記画素値間相関度臨界値より大きい垂直方向画素値間の相関度情報及び水平方向画素値間相関度情報の個数が、前記所定臨界値より多いならば、前記三次元ビデオを、チェッカボード・フォーマットと判別する段階と、を含むことを特徴とする請求項3に記載の三次元ビデオフォーマット変換方法。
  10. 前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、
    前記三次元ビデオにおいて、時間軸に連続的な第1フレーム、第2フレーム及び第3フレーム間の時間的ディスパリティの変化度を推定する段階を含むことを特徴とする請求項4に記載の三次元ビデオフォーマット変換方法。
  11. 前記境界線検出段階は、
    前記境界線を基準に、所定本数以上のラインを含む境界領域が存在する場合、前記黒色ラインを除外した領域で、前記三次元ビデオフォーマットを判別することを特徴とする請求項5に記載の三次元ビデオフォーマット変換方法。
  12. 前記三次元ビデオフォーマット判別段階は、
    前記第2フォーマットが判別された後、所定個数のフレーム間、前記第2フォーマットが続けて判別されるか否かを観察する段階と
    前記所定個数のフレーム後についても、前記第2フォーマットの判別結果が維持されるならば、前記所定個数の第2フレーム区間までは、前記第1フォーマッに前記判別結果を修正し、前記所定個数のフレーム後のフレームから、前記判別結果を、前記第2フォーマットに確定する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の三次元ビデオフォーマット変換方法。
  13. 前記三次元ビデオフォーマット変換方法は、
    ウェブを介して前記三次元ビデオフォーマットをキーワードに、前記三次元ビデオ・コンテンツを検索する段階をさらに含み、
    前記ビデオ入力段階は、前記ウェブを介して検索された三次元ビデオ・コンテンツを入力し、前記ウェブを介した三次元映像コンテンツの検索段階は、二次元映像及び前記三次元映像が混在した映像コンテンツを検索し、
    前記映像入力段階は、前記ウェブを介して検索された映像コンテンツを入力し、
    前記フォーマット変換段階は、前記検索キーワードの三次元ビデオフォーマットに基づいて、前記三次元ビデオ部分の左視点ビデオ及び右視点ビデオを三次元に再生可能なフォーマットに変換し、
    前記三次元ビデオフォーマット変換方法は、前記入力されたコンテンツのうち、前記二次元ビデオ部分は二次元に再生し、前記変換されたフォーマットを利用し、前記三次元ビデオ部分を三次元に再生することを特徴とする請求項1に記載の三次元ビデオフォーマット変換方法。
  14. 左視点ビデオ及び右視点ビデオが収録された三次元ビデオを含むビデオシーケンスを入力するビデオ入力部と、
    前記三次元ビデオにおいて、前記左視点ビデオと前記右視点ビデオとのディスパリティ情報及び周辺画素値間相関度情報のうち少なくともいずれか一つを推定し、前記推定結果に基づいて、前記三次元ビデオにおいて、前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオが配列された方式を示す三次元ビデオフォーマットを判別するフォーマット判別部と、
    前記三次元ビデオフォーマットに基づいて、前記三次元ビデオの前記左視点ビデオ及び前記右視点ビデオを三次元に再生可能なフォーマットに変換するフォーマット変換部と、
    前記フォーマット変換された左視点ビデオ及び前記右視点ビデオを三次元に再生するディスプレイ部と、を含み、
    前記フォーマット判別部は、
    前記三次元ビデオの複数のフレームから、所定個数の連続的なフレームを含む第1フレーム区間が第1フォーマットであり、前記第1フレーム区間に引き続く第2フレーム区間が第2フォーマットであることを決定し、前記第2フレーム区間に引き続く所定個数の連続的なフレームを含む第3フレーム区間が第1フォーマットであることを決定し、前記第2フレーム区間のフォーマットの判別結果を前記第1フォーマットに修正することを特徴とする三次元ビデオフォーマット変換装置。
  15. 請求項1ないし請求項13のうち、いずれか一項に記載の方法を具現するためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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