JP4869310B2 - 映像表示装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、映像表示装置及び方法に関し、特に三次元映像の表示を行ない得る映像表示装置及び方法に関する。本発明は特に、三次元映像コンテンツと二次元映像コンテンツが混在した映像情報、例えば放送番組の映像情報を表示する技術に関するものである。
近年、映像表示方法として、左右の目の視差を利用して作成した右目用の映像と左目用の映像を、それぞれ対応する目に個別に入射させるように構成して立体的な表示を行う三次元映像表示が実用化されている。BS放送では左目映像と右目映像とをそれぞれ水平方向に1/2サブサンプリングし、サンプリングした左目映像を画面左側に、サンプリングした右目映像を画面右側に位置させた三次元映像の記録フォーマットであるサイドバイサイド方式による三次元映像放送が開始された。当該サイドバイサイド方式で形成された三次元映像は、表示装置側で立体視が可能となるように、右目映像と左目映像が合成して表示される。
二次元映像と三次元映像が混在した放送番組を送信する際に、送信される映像ストリーム中に、当該映像ストリームが三次元映像であるか否かを示す映像特性情報とを多重化して記録する映像記録再生装置が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1によれば、番組受信中に映像ストリーム中に多重化された映像特性情報に基づいて、表示装置の表示方式を三次元映像対応に設定するか否かを自動的に切替えることができる。
また二次元映像と三次元映像が混在した放送番組を受信する際に、画面上の動きが速い映像であっても、信号内容が二次元映像と三次元映像かを判別することができる映像信号種類判別装置が開示されている(特許文献2参照)。
特開2006−352876号公報 特開平11−69384号公報
特許文献1には、映像信号自体から三次元映像であるか否か判別する方法については、開示されていない。
特許文献2に開示されている映像信号種類判別処理装置は、入力映像がフィールド毎に左目映像と右目映像を交互に送信された場合には正常に三次元映像か否かを判別することができるが、サイドバイサイド方式で記録された三次元映像について本方式で判別することができないといった問題がある。また通常、入力映像の受信状態が突然悪くなる場合には異常な映像フレームが記録されることがあるが、そういった場合において三次元映像であると誤検出する可能性が高い。また全黒画面や全白画面のような入力映像であった場合について、三次元映像であるか二次元映像であるかを判別できないといった問題があった。
本発明の映像表示装置は、
入力映像信号が三次元映像信号であるか二次元映像信号であるかを判定する三次元映像判定手段と、
前記入力映像信号が三次元映像であると判断された場合に、当該入力映像信号を左目用映像と右目用映像に分離し、分離した後の左目用映像と右目用映像を水平方向に画素を補間して、元の映像フレームの解像度に変換するデータ変換手段と、
前記左目用映像と右目用映像を合成する映像合成手段と、
前記映像合成手段から出力される合成映像を用いて立体映像の表示を行なう映像表示手段とを備え
前記三次元映像判定手段は、映像の左側半部と右側半部の、互いに同一の位置にある画素同士の類似度を、複数の画素について集計することにより得られる映像の左側半部と右側半部との相関性に基づいて、三次元映像であるか否かを判定し、かつ
入力映像に高周波数成分が所定量以上含まれていない場合に二次元映像であると判定する
ことを特徴とする。
本発明によれば、サイドバイサイド方式の三次元映像と二次元映像が混在した番組を受信して表示する際に、小さな回路規模で三次元映像か否かを判別することができ、三次元映像の表示に要する機器のコストを抑えることができる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1の映像表示装置は、サイドバイサイド方式の三次元映像と二次元映像とが混在する入力映像信号、例えば放送番組の入力映像信号を表示するものであり、三次元映像か否かを判定する回路の規模を小さく構成できるという効果を有する。
また三次元映像か否かを判定する際に、三次元映像が心身へ及ぼす影響度を検出しておき、該影響度が高い映像シーンを表示するに先立って、警告画面を表示したり、当該区間の立体度合いを緩和するなどの措置を講じることができる。
図1は本発明の実施の形態1の映像表示装置のシステム構成を示すブロック図である。図示の映像表示装置100は、システム制御部101と、デコーダブロック140と、表示部113とを備える。
デコーダブロック140は、チューナー部103と、デジタル復調部104と、誤り訂正部105と、番組抽出部106と、ストリーム制御部110と、パケット分離部141と、デコーダ部111と、映像合成部142と、デジタルインターフェース部112と、映像解析部153とを備える。
ストリーム制御部110は、ストリームバッファ121と、ストリーム変換部122とを備える。
システム制御部101は、映像表示装置100全体を統合制御するものであり、操作部130からの信号を受けることができるように構成されている。
システム制御部101はまた、三次元映像判定部151を備える。
操作部130を通じて、ユーザーなどから映像表示装置100に対してユーザー操作の要求を行う。操作部130は、例えば、映像表示装置100のフロントパネルに配置されている操作パネルやリモコンなどで構成されている。
システム制御部101は、操作部130によって要求された命令の内容を解釈し、デコーダブロック140を制御することで任意の放送番組からストリーム情報を抽出し、ストリーム情報の復号化および表示を行う。なおストリーム情報とは符号化映像が多重化された情報を示し、当該ストリーム情報を分離することにより、符号化映像ストリーム、音声ストリーム、システム管理情報に分離することができる。また符号化映像ストリームは、GOP(Group Of Pictures)と呼ばれる符号化圧縮単位で符号化されている。
デコーダブロック140は、システム制御部101からの指示のもと、ストリーム情報の再生、表示を行っている。
映像解析部153は、デコーダ部111から復号化された映像信号を受けて、映像を解析し、左側の半部と右側の半部の相関性についての情報を得る。
三次元映像判定部151は、ストリーム情報の再生時に映像解析部153で得られた解析結果に基づいて三次元映像か否か(三次元映像か二次元映像か)を判定し、当該判定結果に基づいて三次元映像の場合にサイドバイサイド方式の入力映像から立体映像を生成し、当該立体映像を表示することを特徴としている。
なお、その際に三次元映像判定部151で得られた立体度合いを示す視差量に応じて、立体映像の生成や表示方式を最適化しても良い。
なおまた、三次元映像判定部151は、システム制御部101内のファームウェアなどで構成される例を示しているが、システム制御部101の外部に設けても良いし、当該機能を有するハードウェアであっても良い。一方、映像解析部153はハードウェアで構成されている例を示しているが、システム制御部101内のファームウェアで構成しても良い。
まず本実施の形態1における表示処理の流れについて、図1及び図2を用いて説明する。
システム制御部101からの指示に基づいて、チューナー部103はパラボラアンテナ等で受信した電波から、選局された放送局の変調波を取り出す(S101)。
その後、デジタル変調部104で前記チューナー部103から出力された変調波をベースバンド信号に変換する(S102)。
デジタル放送の電波は非常に弱い上、外来ノイズも多いことから情報が欠落する可能性が高い通信方式である。そのため変換されたベースバンド信号には、本来の放送波情報と誤り訂正用情報が多重化(誤り訂正符号化)されて伝送されている。誤り訂正部105では、このように情報が欠落した際に誤り訂正用情報に基づいて、それを修正して正しい情報(放送波情報)に戻している(S103)。
当該放送波情報は、13個のセグメントと呼ばれる区間に分けて使用されている。当該放送波情報の内12セグメントは地上デジタルハイビジョン放送用の符号化圧縮映像が伝送され、残りの1セグメントは携帯端末用の1セグ放送の送信に利用される。なお12セグメントの地上デジタルハイビジョン用の符号化圧縮映像には、複数番組の映像音声が多重化されていてもよい。その場合、番組抽出部106で、指定チャンネルのMPEG−2 Transport Stream(以下、MPEG−2 TS)を抽出し、ストリーム制御部110へ入力する(S104)。このように抽出されたMPEG−2 TSを、ストリーム情報と言う。
ストリーム制御部110は、システム全体のストリーム情報の流れを統括制御しており、ストリーム情報を一時的に展開するための一時メモリ領域であるストリームバッファ121を備えている。ストリームバッファ121は少なくとも映像の1フレーム分のストリーム情報を格納しておける容量を持つ。
システム制御部101は、ストリームバッファ121に格納されているストリーム情報中のシステム管理情報を解析することで、ストリーム情報を構成する映像ストリーム、音声ストリームに関する後述するパケットIDを知ることができる。
パケット分離部141は、当該映像ストリームを示すパケットIDでフィルタリング(分離)した後で、符号化映像情報をデコーダ部111に供給する。その間、ストリームバッファ121には、当該ストリーム情報が保持される。
デコーダ部111は、映像フレームを復号化し、復号化により得られた情報を映像解析部153に供給する。
映像解析部153は、後で詳細に説明する方法で、映像を解析し、映像解析結果としてヒストグラム情報を出力する。
三次元映像判定部151は、映像解析部153から出力される解析結果に基づいて、解析対象の映像フレームがサイドバイサイド方式の三次元映像であるか否かを判定する(S105)。
なお、三次元映像であると判断された場合、三次元映像判定部151はヒストグラム情報で表される左目映像と右目映像の相関関係から、視差映像の分布状態を判断し、立体度合いを示す情報を更に取得するようにしても良い。この情報は、三次元映像の視聴が及ぼす心身への影響が大きいかどうかの判断のために利用される。
ステップS105における判別処理で、サイドバイサイド方式の三次元映像であると判断されている場合(S106でYES)には、次にステップS107に進み、サイドバイサイド方式の三次元映像映像でない場合(S106でNO)には、次にステップS110に進む。
その後、ストリーム変換部122は、ストリームバッファ121に保持されているストリーム情報を、左目映像と右目映像を示す2本の二次元映像に分離した後、各映像における水平方向のサンプリングを2倍にして、それぞれの画像をオリジナル画像サイズに変換し、各映像には別々の後述するパケットIDを付加した後で、パケット分離部141にデータを供給する(S107)。
以上のように、デコーダ部111の出力に基づいて画像解析部153で画像を解析して三次元映像判定部151で三次元映像かどうかの判定を行なうときは、ストリーム制御部1110は、番組抽出部106から出力される信号を、右側半部の映像と左側半部の映像に分離することなくパケット分離部141に供給するのに対し、三次元映像判定部151で三次元映像であると判定した後は、ストリーム制御部110は、番組抽出部106から出力される信号を、右側半部の映像と左側半部の映像に分離した上でパケット分離部141に供給する。
三次元映像であると判定された場合には、その後ストリーム制御部110から出力される信号は左目映像と右目映像を示すパケットID(それぞれ異なる値に設定されている)を参照して、パケット分離部110は、左目映像信号と右目映像信号をそれぞれ別個の情報としてデコーダ部111へ供給する。デコーダ部111ではそれぞれを個別に復号化した後、当該2本の映像情報を映像合成部142へ供給する。
一方、三次元映像判定部151で、入力映像が二次元映像であると判断された場合には、システム制御部101は、あらかじめストリーム情報を構成している映像ストリーム、音声ストリーム、システム管理情報のパケットIDを読み出しているので、当該映像ストリームをパケットIDで分離し、抽出した後、当該情報をデコーダ部111へ供給する。なお本実施の形態では、映像ストリームの復号化についてのみ図示しているが、音声ストリームやシステム管理情報は、図示しない他のデコーダ部により復号化される。
次に映像合成部142の処理について説明する。映像合成部142では、三次元映像である場合にはデコーダ部111から供給された左目映像と右目映像を合成し(S108)、1本の映像としてデジタルインターフェース部112に供給する。なお合成とは、例えば左目映像を奇数ラインに表示し、右目映像を偶数ラインに表示する等の処理を指す。ここでは、前記左目映像と右目映像の2本の映像ストリームから立体合成映像を構築する。
映像合成部142に入力された信号が二次元映像である場合、映像合成部142では特段の処理を行わず、そのままデジタルインターフェース部112へ転送する。
なお映像合成部142では、システム制御部101によって生成されるユーザーへの警告画面などを画面上に表示するためのOSD(On Screen Display)画面情報の合成を併せて行なっても良い。
デジタルインターフェース部112では、供給された映像信号、音声信号をHDMIインターフェースに適合した信号に変換する。表示部113は、当該HDMI信号に変換された出力映像信号の表示を行う。なお三次元映像を表示している区間の場合、システム制御部101からの命令が、デジタルインターフェース部112を経由して表示装置側に伝えられ、この命令に基づいて、表示装置では現在の三次元映像属性に最適な表示方式に切替えを行う(S109)。一方、二次元映像表示時には、同様に二次元映像に適した表示方式への切替えを行う(S110)。
上記再生処理は、表示終了まで行われる(S111)。表示終了していない場合は、次映像フレームの解析処理であるステップS105以降の処理を継続して行う。
なお本実施の形態1では、入力映像の1フレーム毎に三次元映像であるか否かの判定(S105)を行っているが、例えば符号化圧縮単位であるGOP毎に当該判定を行っても良い。その場合、フレーム内圧縮であるIピクチャを判定フレームとして利用すれば、演算量を最小にすることができる。
以下、デジタル放送で配信される三次元映像200が横方向M画素×縦方向N画素から成るものであり、三次元映像がサイドバイサイド方式のものであるとして三次元映像の解析について説明する。その場合、図3に示すように、三次元映像を構成する左目映像は、水平方向に1/2サブサンプリングした後に、画像左側の部分(左側半部)201に記録され、右目映像は、水平方向に1/2サブサンプリングした後に、画像右側の部分(右側半部)202に記録される。図3に示す例では、左目映像201と右目映像202の視差が大きいオブジェクトである「家」の映像部分が、立体映像として表示される。なお視差が大きい場合には、左目映像201と右目映像202の同じオブジェクトの映像部分が各半部内の同一位置に存在せず、例えば、左目映像201におけるオブジェクトの位置に比べて、右目映像202における当該オブジェクトの位置が、右側に移動した表示内容になる。
図4は、映像表示装置100が受信するストリーム情報312の内部データ構造を示すストリーム構成図である。
ストリーム情報312は、映像ストリームやデータ放送ストリームや同期情報が多重化された情報であり、デコーダ部111で復号化することにより映像ストリームが生成できる。映像ストリームは、例えば、MPEG−2 ES(エレメンタリストリーム)規格に規定されているGOP(Group of Pictures)などの圧縮単位で符号化されたストリーム情報である。
ストリーム情報312は、パケット400と呼ばれる固定長のデータ単位により構成されている。映像データ、音声データ、ストリーム管理データは、このパケット400単位に分割された後、多重化されてストリーム情報312を構成する。それぞれのパケット400の先頭にはヘッダ情報401があり、ヘッダ情報401に記述されたパケットID402(Identification)により、パケット400内のデータ識別を行う。パケット分離部141は、このパケットID402を識別して、映像ストリーム、音声ストリーム、ストリーム管理情報に分離する。
図5は、映像解析部153内での、左右映像の比較に関する説明図である。三次元映像か否かの判断のため、左側半部201と右側半部202の比較を行う。比較に際しては映像の左側半部と右側半部の、互いに同一の位置(従って、垂直方向位置が互いに同じで、各半部の左端からの水平方向距離が互いに等しい)にある画素同士を比較して、画素同士の類似度を求める。
具体的には、同図に示すように左上隅を画面の原点を示す座標(0,0)とすると、まず左側半部の開始点である(0,0)の画素と右側半部の開始点である(M/2,0)の画素を比較する。比較においては、例えば、画素の持つ輝度の差を求める。各画素における当該情報の階調は−255から+255の整数値で表される。通常、「0」の値は完全に一致している(類似度が最大である)ことを示し、数字が大きくなるほど画素の類似度が低いことを示す。
なお本実施の形態では、各画素の輝度情報の差を算出することで類似度を求めているが、輝度情報に加え色成分の情報をも考慮に入れて、画素同士の類似度を求めることとしても良い。
画素の比較が終了すると、左側半部と右側半部での対象点を1画素分右にずらして、再度画素の比較を行う。順次、画素比較を行うが、各映像において水平方向の画素中で右端の画素比較が終わると、次のライン(1行下のライン)の左端の画素に対象点を移動した後、同様の手順で比較を進めていく。このようにして、左右映像の全画素についての比較を行う。
なお本実施の形態では全画素について比較を行っているが、例えば画素を間引くことで、比較対象となるサンプル数を減らしても良い。画素を間引く方法として、例えば2画素おきに比較対象として選択したり、奇数番目の水平ライン上の画素のみ、あるいは偶数番目の水平ライン上の画素のみを選択しても良い。
また放送波では、画面の左右部分に黒画が挿入されることが多く、また映画等においては上下に黒帯が挿入されることもあることを考慮し、該左右上下の領域を比較領域から外し、入力画像の中央部のみに限定して画素比較を行っても良い。このように構成することで、より高速に左右画像の比較を行うことができる。
図6は、映像解析部153の一例を示す。
図示の映像解析部153は、遅延部801と、差分算出部802と、絶対値算出部803と、ローパスフィルタ804と、代表点抽出部805と、比較部806と、ヒストグラムテーブル807と、計数部808と、ヒストグラムメモリ809とを有する。
図7は映像解析部153における映像解析処理、及び三次元映像映像判定部151における、三次元映像か否かの判定を行なう処理を示すフローチャートである。図8(A)〜(D)は、図6の映像解析部153の各部における信号で表される映像の例を示す。図9(A)〜(D)は、図6の映像解析部153の各部で得られる差異値の例を示す。図10は、図6の映像解析部153のヒストグラムメモリ809でで生成されるヒストグラムの一例を示す。次に本実施の形態1における画像解析処理を、図6、図7、図8(A)〜(D)、図9(A)〜(D)及び図10を用いて詳細に説明する。
図5で説明したように、映像解析部153は、デコーダ部111からの映像信号を入力映像として、その左側半部(左映像)201と右側半部(右映像)202を画素単位で比較する(S301)。画素の走査(順次選択)は、例えば、左上隅から順に、複数のラインを上から下へ、各ラインの画素を左から右へ順に選択することで行われる。
画素比較に際しては、遅延部801で、水平方向に1/2画面分の遅延が行われるため、入力映像(図8(A))のうちの遅延部801からの出力される左側半部201(図8(B))と、入力映像のうちの右側半部202(図8(C))の同じ位置に配置された画素が同時に入力される。その後、差分算出部802で、上記したように画素の持つ輝度の差である差異値が、−255から+255の範囲で求められる(S302)。
なお図8(A)〜(C)のように左目映像と右目映像の視差がある円の内側と外側で輝度が異なる図形が入力された場合においての視差を示す概念図としては、図8(D)において、ハッチングで示す部分が差分量の大きい箇所を示している。画面上の上下方向の中ほど(縦方向座標値が(N/2)の位置の水平ライン819に沿う(画面の各半部の水平方向位置を横軸に取って)、差分量の大きさをグラフ化したものが、図9(A)に示す差分量グラフ820である。当該差分量グラフ820は、横軸に水平方向の画素位置、縦軸に差分量を示している。
差分算出部802で出力される差異値はマイナス値をとる可能性があるため、以後の比較計算を簡易化するため絶対値算出部803で、差異値を絶対値化する(S303)。この時点で差異値は、0から255の間の値をとり、数値が大きいほど差異量が大きく、類似度が低いことを意味する。この時点での画素比較の差分量は、図9(B)に示す差分量グラフ821のように示される。
その後、当該差分量をローパスフィルタ804で大きな差異値の部分を平坦化する(S304)。ローパスフィルタ804は、差分量の大きい成分を抑制するよう動作するために用いられる。ローパスフィルタ804による処理を受けた後の差分量は、図9(C)に差分量グラフ822で示すごとくとなる。
このような画素比較を順次行ってゆき、画面を構成する全画素の比較が終了したかを判定する(S305)。全ての画素比較が終了すれば、ステップS310に進む。全画素の比較が終了していない場合は、水平ライン部分が終了したか否かを判定する(S306)。なお画素比較については左目映像の画素を基準としており、左側半部201に関して水平ライン部分が終了したか否かは、図2に示す水平方向座標が(M/2)−1に到達したかを判定することによって行われる。水平ラインの終端(左半部の右端)に到達した場合は、次のラインで先頭(左端)の画素に対象点を移し(S307)、ステップS301の処理に戻る。一方、水平ラインの終端に到達していない場合、現在比較している画素の右隣の画素に対象点を移し(S308)、ステップS301の処理に戻る。
次にステップS310の処理として、当該ローパスフィルタ804からの出力結果から、水平方向の間引きによりヒストグラムの生成に用いる点(代表点)を抽出する(S310)。即ち、ローパスフィルタ804の出力として、1水平ラインにつき960画素分の差異値データ(サンプル)が得られているが、そのうちの所定数の画素ごと、例えば5画素ごとのデータのみをヒストグラム生成のための代表点のデータとして抽出する。抽出された代表点のデータを、図9(D)に示す。なお、図9(D)では、間引き率が極めて大きいものとして図示しているが、5画素毎であれば、間引きにより選択されたサンプルの、水平方向の間隔は、図9(D)に示すのより、はるかに小さい。
サンプルを間引くことによって最終的な演算量を抑えることができ、システム制御部101への負荷が抑え、高速で三次元映像であるか否かを判定することができる。
なお、間引きを行なわず、ローパスフィルタ804から出力されるサンプル値を全て、ヒストグラム生成に用いることとしても良い。
次に選択された代表点についての差異値の、それぞれの階級への分類(グループ分け)を行う(S311)。ヒストグラムテーブル807は、代表点抽出部805から出力された差異値を階級分けするための情報(各階級の上限及び下限を示す情報)を記憶したものである。比較部806は、代表点抽出部805から出力される差異値を、ヒストグラムテーブル807から供給される、各階級の上限値、下限値と比較することにより、階級分け(マッピング)を行う。
本例では、代表点抽出部805から出力される差異値は0から255までの数値を取るが、階級分けにより、0から100までの階級に分類される。このように処理することでヒストグラム生成に用いられる数値が限定され処理の高速化につながる。
なお、階級分けに当たり、0〜10を一つの階級として、245〜255を一つの階級とするなど、差異値の範囲の端部付近において比較的多数の差異値を含む階級を設定することとしても良い。このように構成することで例えば全く左右画像が一致しているにも関わらず受信映像のノイズ等の理由により若干の差異が発生した場合等にも、同じ画像ファイルであることを精度よく検出することができる。
計数部808は、比較部806によるグループ分けの結果を受け、各階級ごとの出現頻度を計数する。
ヒストグラムメモリ809は、計数部808の計数結果を記憶する。画面全体にわたるグ処理(差分算出部802から計数部808までの処理)が終わった時点で、ヒストグラムグラムメモリ809に記憶されている、それぞれの階級の出現頻度がヒストグラムを表す。その一例810が図10に示されている。同図で、横軸は階級及び階級に対応する差異値を表し、縦軸は出現頻度を表す。出現頻度の全階級にわたる合計は、画面の半分内の代表点の総数に等しい。
次に、三次元映像判別部151は、ヒストグラムメモリ809に記憶されているヒストグラム810から、所定の閾値以上の階級の出現頻度の合計が所定の値以上かどうか、或いは該合計の、代表点の総数に対する比が所定の値以上かどうかの判定を行なう(S312)。上記の比に対する所定の閾値は、例えば「50%」とされる。そして、もしも所定の値未満であれば、三次元映像と判定され(S313)、所定の値以上であれば、三次元映像ではない(二次元映像である)と判定される(S314)。
このようにして三次元映像かどうかの判定が可能であるのは、サイドバイサイド方式の三次元映像の場合には、左側半部と右側半部の相関が強く、差分算出部802で求められる差異値が小さくなることが多く、従って、生成されるヒストグラムにおいても、大きい差異値に対応する階級の出現頻度が小さくなる傾向があるためである。
上記「所定の値」は、三次元映像判定部151に予め設定されていれば良い。また、例えば、ユーザーが設定画面を通じて、当該設定値を変更し得るようにしても良い。
上記の例では、画面全体についてヒストグラムを生成しているが、1水平ラインについてヒストグラムを生成することとしても良い。その場合、画面の垂直方向の中央部の水平ラインについてヒストグラムを生成するのが望ましい。そのように構成することで、三次元映像か否かの判定に要する時間を短くすることができる。
図11(A)〜(C)は、映像解析部153で生成したヒストグラムの互いに異なる例を示す。横軸には、階級を表すとともに、階級に属する差異値の代表値を示す。図11(A)は、二次元映像の解析結果の一例を示す。図11(A)に示す例では、画面の左側部分と右側部分の相関が小さいため、大きい差異値に対応する階級にも多数のサンプルが出現する。図11(B)及び図11(C)は、一般的な三次元映像の解析結果の事例である。このうち、図11(B)は、図6のローパスフィルタ804を設けない場合を示し、図11(C)は、図6のローパスフィルタ804を設けた場合を示す。三次元映像の場合、左側半部201と右側半部202の相関性が高いことから、小さい差異値を含む階級の出現頻度がより高くなる。そのため例えば差異値が175である箇所に閾値を設け、全体のサンプル数に対する、閾値(175)よりも上の階級の出現頻度(サンプル数)の合計の比を所定の閾値(例えば50%)と比較することで、二次元映像か三次元映像かを把握することができる。
なお、図11(C)に示すようにローパスフィルタ804を用いると、大きい差異値の属する階級における出現頻度の頂点が低くなり、このため、三次元映像か否かを判定する際の判別の信頼性が向上する。
本実施の形態1によれば、小さな回路規模で三次元映像か否かを判別することができるため、三次元映像の表示に要する機器のコストを抑えることができる。
また別の効果として、表示部113がサイドバイサイド方式から立体映像を生成することができない場合においても、左目映像もしくは右目映像のどちらかを、通常の放送と同様の解像度およびアスペクトレシオで視聴することができる。
なお、映像表示装置100と表示部113の通信用伝送路として双方向の通信が可能なCEC(Consumer Electronics Control)を用いれば、映像表示装置100が出力した三次元映像に最適な表示設定を表示部113が知ることができる。
また、映像の再生中に、三次元映像判定部151において、三次元映像が視差が大きいものであり、その視聴が及ぼす心身への影響が大きいと判断した場合には、表示部113側でも視差を緩和するように表示方式を切替えることができる。
また非常に身体への影響度が強い場合には、視聴し続けないようOSDを用いて警告をしても良いし、表示自体を中止するようにしても良い。
このため本映像表示装置100は、ユーザーへの心身への影響に配慮しつつ、表示品質の向上が図ることができるといった効果を奏する。
また別の効果として、即座に三次元映像の信号か否かを判別するため、映像表示装置100は、二次元映像と三次元映像の切替えを自動的に即座に行うことができる。
上記の例では、画素同士の差異値乃至類似度に用いてヒストグラムを生成し、該ヒストグラムに基づいて三次元映像か否かの判定を行なっているが、本発明はヒストグラムを用いる場合に限定されず、画素同士の差異値又は類似度を、複数の画素について集計し、該集計結果に基づいて映像の左側半部と右側半部の相関性を求め、該相関性に基づいて三次元映像か否かの判定を行なうこととすれば良い。
実施の形態2.
実施の形態1では、サイドバイサイド方式の三次元映像と二次元映像が混在する放送波を受信して表示する際に、入力画像の左側半部201と、入力映像の右半分を示す右側半部202の同一の位置にある画素(各半部における相対位置が同じである画素同士の類似度に基づいて、ヒストグラムを生成し、該ヒストグラムから三次元映像かどうかの判定を行なっている。
本実施の形態2では、映像の左側半部と右側半部の、互いに同一の垂直方向位置にある画素から成る部分領域同士の類似度に基づいて、三次元映像であるか否かを判定する。例えば、映像の左側半部及び右側半部の一方(例えば左側半部)の各部分領域(着目部分領域)に対して、映像の左側半部及び右側半部の他方(例えば右側半部)にあり、上記着目領域と同一の垂直方向位置にある複数の部分領域のうち、上記着目部分領域に対する類似度が最も高いものの類似度(言い換えれば、上記着目部分領域に対して、映像の他方の半部(右側半部)にあり、上記着目領域と同一の垂直方向位置にある複数の部分領域のそれぞれの、上記着目部分領域に対する類似度のうちの、最も高いもの)を、複数の着目部分領域について集計することで求められる、映像の左側半部と右側半部の相関性に基づいて、三次元映像であるか否かを判定する。ここで、部分領域は、例えば映像を任意の大きさに分割した、例えば矩形の領域であり、ブロックとも呼ばれる。上記の「複数の着目部分領域について集計する」処理は、例えば、一方の半部(左側半部)の全域にある複数の着目部分領域ついて集計する処理であっても良く、代わりに、一方の半部(左側半部)の同一の垂直方向位置にある複数の着目部分領域について集計する処理であっても良い。
このような方法で、三次元映像かどうかの判定を行なうのは、三次元映像上の立体視されるオブジェクトは水平方向に移動した場所に配置されるので、左側半部と右側半部の、同じ垂直方向位置に、類似度の著しく高いブロックの対が存在することが多いことに着目したものである。なお、映像内のオブジェクトのみを抽出できれば、より正確に三次元映像かどうかの判定を行なえるが、オブジェクトの抽出は困難であるので、ブロック同士を比較することとしている。
ブロック対についての類似度は、例えば、上記の一対のブロック内における相対位置が同じ画素同士の差分の、ブロック全体にわたる合計を求め、該合計が該合計が小さいほど類似度が高いとして扱う。
このような方法により判定を行なう結果、視差があるオブジェクトが表示された三次元映像であっても、より正確に三次元映像であるか否かを判断することができる。
図12は、本発明の実施の形態2における左右映像比較に関する説明図である。図13は、実施の形態2で用いられる映像解析部153の一例を示す。図14は三次元映像か否かの判別動作フローである。次に本実施の形態2における画像解析処理の流れを、図12と図14を用いて詳細に説明する。なお実施の形態1において説明した構成と同様の構成については同一の符号を付記する。
実施の形態2では、図12で示すようにあらかじめ定められた大きさのブロックを単位として、左側半部の映像(左映像)201と右側半部の映像(右映像)202の比較を行う(S401)。図12には、左側半部のブロック(着目ブロック)1301に最も類似度する(最も差分が小さい)ブロックを探索する例を示す。なお当該ブロックの大きさは、例えば、MPEGで符号化圧縮される単位である8画素×8画素である。しかし、本実施の形態2で示すブロックの大きさは当該サイズに限定されず、異なる大きさであっても良い。
実施の形態2の映像解析部153は、図13に示されるように、映像信号メモリ901と、左側ブロック抽出部902と、右側ブロック抽出部903と、類似度算出部904と、類似度記憶部905と、最大類似度検出部096と、ローパスフィルタ804と、代表点抽出部805と、比較部806と、ヒストグラムテーブル807と、計数部808と、ヒストグラムメモリ809とを備える。
ローパスフィルタ804、代表点抽出部805、比較部806、ヒストグラムテーブル807、計数部808、及びヒストグラムメモリ809は、実施の形態1に関し図6を参照して説明したのと同様のものである。
映像信号メモリ901は、デコーダ部111から出力される映像信号を、例えば1フレーム分蓄える。
左側ブロック抽出部902は、映像の左側半部のブロックを着目ブロックとして順次抽出する。
右側ブロック抽出部903は、映像の右側半部内にあり、上記着目ブロックと同じ垂直方向位置にあるブロックを順次参照ブロックとして選択して抽出する。
最大類似度検出部904は、左側ブロック抽出部902で抽出されたブロック(着目ブロック)について、右側ブロック抽出部903で順次選択された複数のブロックの各々との類似度を求め、求めた類似度のうちの最大のものを当該着目ブロックについての最大類似度として出力する。
このような処理のため、左側ブロック抽出部902が一つの着目ブロックを出力している間に、右側ブロック抽出部903は、右側半部の、上記着目ブロックと同じ垂直方向位置にあるブロックを順次参照ブロックとして抽出して出力する。例えば、右側半部の左端のブロック(図12に符号1311で示す)から、右端のブロック(図14に符号1312で示す)順に1画素分ずらしながら、順にブロックを選択する。図14には、左端と右端の任意の位置にあるブロックが符号1313で示されている。
まず左側半部の映像201において、左側ブロック抽出部902で抽出された左側半部のブロック(着目ブロック)1301と同一の垂直方向位置に存在する(同一水平ライン上に存在する)右側半部の左端に位置するブロック(参照ブロック)1311とを比較することで類似度を求める。ブロック同士の類似度は、該ブロック内における相対位置が同じ画素同士の差分(輝度、色情報の差分)の絶対値の、ブロック全体にわたる(即ち、8×8画素にわたる)合計を求めることで得られ、差分の絶対値の合計が小さいほど類似度が大きいとして扱われる。
一つの右側半部の参照ブロック1311についての比較が終わると、右側ブロック抽出部903は、次に、右側半部の参照ブロックが右端に位置するか否かを判定し(S402)、右端に位置しないと判定すると、右側半部の参照ブロックを水平右方向に1画素ずらして、同様の比較処理を行う(S403)。このように同じ垂直方向位置に存在する(同一水平ライン上に存在する)右側半部の右端に位置するブロック1312まで、同様の比較処理を進める。
そして、そのようにして右側半部の参照ブロックのうちで、類似度が最大となるものを特定し、当該ブロックの類似度を最大類似度として出力する(S404)。なお、類似度が最大となる参照ブロックを特定せず、右側半部の参照ブロックのそれぞれについて求めた類似度のうちで最大のものを最大類似度として求めることとしても良い。このような最大類似度を求める処理は、最大類似度検出部904で行なわれる。上記のように、類似度の最も高いブロック(或いは部分領域)を探索する処理は、ブロックマッチングと呼ばれる。
最大類似度検出部904から出力される最大類似度は、ローパスフィルタ804に供給され、実施の形態1に関し図6を参照して説明したのと同様のローパスフィルタリングを受ける(S304)。
以後は、実施の形態1で示したのと同じ方式で、左右映像の比較を順次進める。具体的には、左側半部の参照ブロック1301の処理が終了すれば、参照ブロックを右方向に1画素分ずらして、同様の比較処理を継続する(S408)。
参照ブロックが、左側半部201の右端に到達したら(S306でYES)、参照ブロックを下方向に一画素分ずらし、且つ左側半部201の先頭(左端)に移動(S407)し、ステップS401に戻って同様の比較処理を継続する。このような手順で、左側半部201の全体について比較処理を終了すれば、当該三次元映像200の比較処理が全画面について終了したことになる(S305でYES)。
なお上記の例では、左側半部における着目ブロックの選択及び右側半部における参照ブロックの選択に際し、1画素単位で、即ち1画素ずつ(1列ずつ)ずらしながら、水平方向に走査していく(順次に選択する)例を示しているが、ずらす量は1画素に限らない。要するに、所定数の画素ずつずらしながら走査(順次選択)を行なえば良い。垂直方向についても、1ライン(1行)ずつに限らず、所定数のライン(行)ずつ、例えば、ブロックの高さに相当する8ラインずつ、ずらしながら走査(順次選択)を行なえば良い。
また、垂直方向にずらすことなく、垂直方向の一定の位置についてのみ(ブロックの垂直方向の位置をずらすことなく)、水平方向にのみずらすこととしても良い。この場合、画面の垂直方向の中央付近に位置するブロックについて比較を行うのが望ましい。
全画面について比較処理が終了したら(S305でYES)、次にステップS310において、間引きにより代表点を抽出し、ステップS311において、階級分けを行い、ステップS312、S313、S314でヒストグラムに基づく判定を行なう。これらの処理は、実施の形態1に関し説明したのと同様である。
図15は実施の形態2の映像解析部153で生成したヒストグラムの具体例を示す。図15のヒストグラムは、実施の形態2に示すブロックマッチング法を採用した場合の三次元映像の解析結果である。図15では、横軸の差異値の値が0〜16,320となっている。1画素についての差異値の最大値が255であり、ブロック内の画素の数が8×8であることを考慮したものである。なお、ブロック単位で特定の一点(例えば、左上隅位置、中央位置の画素のみを比較することとすれば差異値の範囲が0〜255)となる。同ヒストグラムに示すように、視差のある三次元映像を比較した場合においても、ヒストグラム上の出現頻度が、小さい差異値が属する階級(図で左側)においてより多くなるため、類否判定の信頼性が向上する。
本実施の形態2によれば、三次元映像か否かを判定する場合に垂直方向の位置が同じブロック同士を比較することで、視差のある映像についても、より確実に三次元映像であるか否かを判別することができる。また比較の対象を垂直方向の位置が同じブロックに限定しているため、処理演算量を削減することができ、CPUへの負荷を抑えつつ高い確度で三次元映像であることを把握することができる。
上記の例では、ブロック同士の類似度に用いてヒストグラムを生成し、該ヒストグラムに基づいて三次元映像か否かの判定を行なっているが、本発明はヒストグラムを用いる場合に限定されず、ブロック同士の類似度を、複数のブロックについて集計し、該集計結果に基づいて映像の左側半部と右側半部の相関性を求め、該相関性に基づいて三次元映像か否かの判定を行なうこととすれば良い。
また矩形の領域であるブロック同士を比較しているが、矩形以外の形状の領域を比較に用いても良い。
実施の形態3.
実施の形態3は、入力画像が二次元映像で且つ、全画面が白映像(以降、全白画面と呼ぶ)や、全画面が黒映像(以降、全黒画面と呼ぶ)の映像が入力された場合においても、三次元映像だと誤検出しないようにしたものである。実施の形態1および実施の形態2では、全白画面や全黒画面を入力画像とした場合、入力画像の左半分と右半分の映像の相関が高いため、三次元映像であると誤検出される可能性がある。実施の形態3では、画面全体の周波数成分を解析し空間周波数の高周波数成分の有無を判定することで、全白画像や全黒画像のような低周波成分(直流成分を含む)が主体の画像を三次元映像であると誤認識しないようにしている。
図16は、実施の形態3で用いられる三次元映像判定部151の一例を示す機能ブロックである。図示の三次元映像判定部151は、相関判定部151aと、高域成分検出部151bと、総合判定部151cとを有する。相関性判定部151aにおける処理は、例えば実施の形態1又は2に関し、三次元映像判定部151の処理として説明したのと同じである。
但し、実施の形態1又は2の三次元映像判定部151では、「左側半部と右側半部の相関性が高い」と判定すると、直ちに「三次元映像である」と判定しているが、実施の形態3における三次元映像判定部151では、相関性判定部151aにおける、「左側半部と右側半部の相関性が高いか否か」の判定結果を直ちに「三次元映像か否か」の判定結果とはせず、相関性判定部151aによる判定結果を総合判定部151cに供給している。
高域成分検出部151bは、デコーダ部111の出力に高周波数成分が所定量以上含まれるかどうかの判定を行う。例えば、デコーダ部111の出力を受けて所定の周波数よりも高い成分のみを通過させるハイパスフィルタと、ハイパスフィルタの出力が所定の値以上かどうかを判定するレベル検出部とを備え、レベル検出部により「所定の値以上」と判定された場合には、「高周波数成分が所定量以上含まれる」との判定結果を出力する。この判定結果は、「全白画面」や「全黒画面」を含め、「全体にわたり同一色の画面」ではないことを示すものであるとも言える。
総合判定部151cは、相関判定部151aの出力が「相関性が高い」ことを示すものでないとき、あるいは、高域成分検出部151bの出力が「高周波数成分が所定量以上含まれる」ことを示すものでないときは、二次元映像であるとの判定をし、相関判定部151aの出力が「相関性が高い」ことを示すものであり、かつ高域成分検出部151bの出力が「高周波数成分が所定量以上含まれる」ことを示すものであるときは、三次元映像であるとの判定をする。
図17は、実施の形態3の三次元映像判定部151における三次元映像か否かを判別する処理を示すフローチャートである。なお同図において、実施の形態1において図7を参照して説明した構成と同様の構成については同一の符号を付記する。ステップS312までの処理については、実施の形態1と同様のため、説明を省略する。
ステップS312での判定結果がNOである場合には、次にステップS501で画面全体に高周波数成分が含まれるか否かを判定する。高周波数成分が含まれない場合、映像の切替わり時に表示される全白画面や全黒画面と判断し、ステップS314で二次元映像であると判定する。高周波数成分が含まれる場合は、通常の動画の1場面であると判定されるので、ステップS313で三次元映像と判定することで処理を終了する。
本実施の形態3によれば、画面中の左側半部201と右側半部202の画像相関性が強くても、高周波を含まない画像に関しては二次元映像であると判定できる。そのため全白画面や全黒画面が入力された場合においても、三次元映像であると誤検出しない。従って、三次元映像か否かを判断する際により信頼性が高い判断を行うことができる。
実施の形態4.
実施の形態4は、「画像の左右相関性が高い二次元映像」のように、三次元映像と誤認識されやすい映像が入力された場合にも、精度良く三次元映像か否かの判断を行なうことができるようにするものである。特に動画像の記録時には、上記のように二次元映像であっても、三次元映像と誤認識されやすいフレームが含まれる場合がある。また放送の受信感度が悪いために、異常画像が入力されることもある。実施の形態4では、相関性が高いとの判断が所定時間以上(所定のフレーム数以上)続くかどうかに基づいて、三次元映像かどうかの判定を行なうことで上記のような場合にも誤判定を回避するようにしたものである。
図18は、実施の形態4で用いられる三次元映像判定部151の一例を示す機能ブロック図である。図示の三次元映像判定部151は、フレーム別判定部151dと連続性判定部151eとを有する。フレーム別判定部151dにおける処理は、例えば実施の形態1〜3に関し、三次元映像判定部151の処理として説明したのと同じである。
但し、実施の形態1〜3の三次元映像判定部151では、各フレームのデータに基づいて、「左側半部と右側半部の相関性」に基づいて(実施の形態1及び2)、或いは該相関性と高域成分の有無とに基づいて(実施の形態3)、「三次元映像である」か否かの判定しているが、実施の形態4におけるフレーム別判定部151dは、各フレームのデータに基づくフレーム別判定部151dによる判定結果を、直ちに「三次元映像か否か」の判定結果とはせず、
連続性判定部151eに供給している点で異なる。
図19(A)及び(B)は、本発明の実施の形態4における三次元映像判定部151の動作を示す。図19(A)はフレーム別判定部151dにおける判定結果を示し、図19(B)は、連続性判定部151eにおける判定結果を示す。
図示の例においては、期間T1、T3、T5においては、相関性が高いとの判断がなされ、一方期間T2、T4においては、相関性が低いとの判断がなされ、期間T2の長さは所定のフレーム数の期間以下であり(T2≦Tα)、期間T4の長さは所定のフレーム数の期間Tαよりも長い(T4>Tα)。そのため、期間T2においては、三次元映像であるとの判定はされず、期間T4においては、三次元映像であるとの判定がなされる。なお、閾値Tαは予め連続性判定部151eに設定されている。ユーザによる変更が可能としても良い。
なお、図示の例では、相関性が高いと判定された期間が所定の閾値Tα以上であることが検出されると、その期間が開始したとき以降の映像のすべて三次元映像として扱っているが、相関性が高いとの判定が所定の期間Tα以上続いたときに、それ以降の映像(その後、相関性が低いとの判断がされるまでの映像)三次元映像であるとして扱うこととしても良い。
以上、相関性が高いとの判断が所定のフレーム数以上続いた場合に、三次元映像であるとの判定をすることとしているが、逆に相関性が低いとの判断が所定のフレーム数以上続いた場合に、二次元映像であるとの判定をすることとしても良い。
また、一旦二次元映像であるとの判定がなされたら、映像信号の入力が続いている限り、その後相関性が高いとの判断が所定のフレーム数以上続いた場合に、三次元映像に切り替わったとの判断をし、このようにして、一旦三次元映像であるとの判定がなされたら、映像信号の入力が続いている限り、その後相関性が低いとの判断が所定のフレーム数以上続いた場合に、二次元映像に切り替わったとの判断をすることとし、その後も同様に判断の切替を行なうようにしても良い。
本実施の形態4によれば、三次元映像か否を判断する際に、三次元映像や二次元映像の時間的な連続性を考慮に入れて、三次元映像か二次元映像かの判断を行なうので、より正確に三次元映像の区間を検出することができる。
この発明の実施の形態1に示すシステム構成ブロック図である。 実施の形態1における表示動作のフロー図である。 サイドバイサイド方式による三次元映像の説明図である。 この発明に係るストリーム情報ファイルの内部データ構造を示すストリーム構成図である。 実施の形態1における映像解析部153の特徴比較に関する説明図である。 実施の形態1で用いられる映像解析部153の一例を示すブロック図である。 実施の形態1における三次元映像判定動作のフロー図である。 (A)〜(D)は、図6の映像解析部153の各部における信号で表される映像の例を示す図である。 (A)〜(D)は、図6の映像解析部153の各部で得られる差異値の例を示す図である。 図6の映像解析部153のヒストグラムメモリ809でで生成されるヒストグラムの一例を示す図である。 (A)〜(C)は、映像解析部153で生成したヒストグラムの互いに異なる例を示す図である。 この発明の実施の形態2における左右映像比較に関する説明図である。 実施の形態2で用いられる映像解析部153の一例を示すブロック図である。 実施の形態2における三次元映像判定動作のフロー図である。 実施の形態2の映像解析部153で生成したヒストグラムの具体例を示す。 この発明の実施の形態3で用いられる三次元映像判定部151の一例を示すブロック図である。 実施の形態3における三次元映像判定動作のフロー図である。 この発明の実施の形態4で用いられる三次元映像判定部151の一例を示すブロック図である。 (A)及び(B)は、実施の形態4における三次元映像判定における説明図を示す。
符号の説明
100 映像表示装置、 101 システム制御部、 103 チューナー部、 104 デジタル復調部、 105 誤り訂正部、 106 番組抽出部、 110 ストリーム制御部、 111 デコーダ部、 112 デジタルインターフェース部、 113 表示部、 121 ストリームバッファ、 122 ストリーム変換部、 130 操作部、 140 デコーダブロック、 141 パケット分離部、 142 映像合成部、 151 三次元映像判定部、 153 映像解析部、 200 三次元画像、 201 左目映像、 202 右目映像、 312 ストリーム情報、 400 パケット、 401 ヘッダ情報、 402 パケットID、 801 遅延部、 802 差分算出部、 803 絶対値算出部、 804 ローパスフィルタ、 805 代表点抽出部、 806 比較部、 807 ヒストグラムテーブル、 808 計数部、 809 ヒストグラムメモリ、 901 映像信号メモリ、 902 左側ブロック抽出部、 903 右側ブロック抽出部、 904 最大類似度検出部。

Claims (10)

  1. 入力映像信号が三次元映像信号であるか二次元映像信号であるかを判定する三次元映像判定手段と、
    前記入力映像信号が三次元映像であると判断された場合に、当該入力映像信号を左目用映像と右目用映像に分離し、分離した後の左目用映像と右目用映像を水平方向に画素を補間して、元の映像フレームの解像度に変換するデータ変換手段と、
    前記左目用映像と右目用映像を合成する映像合成手段と、
    前記映像合成手段から出力される合成映像を用いて立体映像の表示を行なう映像表示手段とを備え
    前記三次元映像判定手段は、映像の左側半部と右側半部の、互いに同一の位置にある画素同士の類似度を、複数の画素について集計することにより得られる映像の左側半部と右側半部との相関性に基づいて、三次元映像であるか否かを判定し、かつ
    入力映像に高周波数成分が所定量以上含まれていない場合に二次元映像であると判定する
    ことを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記三次元映像判定手段は、前記相関性が所定値以上でないときには、二次元映像であると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記三次元映像判定手段は、前記相関性が所定値以上であるとの判断が所定のフレーム数以上続いたときに、三次元映像であると判定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置。
  4. 前記三次元映像判定手段は、映像の左側半部及び右側半部の一方の、複数の部分領域を順に着目部分領域として選択し、前記左側半部及び右側半部の他方の、前記着目部分領域と同一の垂直方向位置にある複数の部分領域を順次参照部分領域として選択し、参照部分領域の前記着目部分領域に対する類似度のうちの最大のものを最大類似度として検出し、該最大類似度を、複数の着目部分領域について集計することにより得られる映像の左側半部と右側半部との相関性に基づいて、三次元映像であるか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置。
  5. 前記三次元映像判定手段は、前記相関性が所定値以上であるとの判断が所定のフレーム数以上続いたときに、三次元映像であると判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の映像表示装置。
  6. 入力映像信号が三次元映像信号であるか二次元映像信号であるかを判定する三次元映像判定ステップと、
    前記入力映像信号が三次元映像であると判断された場合に、当該入力映像信号を左目用映像と右目用映像に分離し、分離した後の左目用映像と右目用映像を水平方向に画素を補間して、元の映像フレームの解像度に変換するデータ変換ステップと、
    前記左目用映像と右目用映像を合成する映像合成ステップと、
    前記映像合成ステップから出力される合成映像を用いて立体映像の表示を行なう映像表示ステップとを備え
    前記三次元映像判定ステップは、映像の左側半部と右側半部の、互いに同一の位置にある画素同士の類似度を、複数の画素について集計することにより得られる映像の左側半部と右側半部との相関性に基づいて、三次元映像であるか否かを判定し、かつ
    入力映像に高周波数成分が所定量以上含まれていない場合に二次元映像であると判定することを特徴とする映像表示方法。
  7. 前記三次元映像判定ステップは、前記相関性が所定値以上でないときには、二次元映像であると判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の映像表示方法。
  8. 前記三次元映像判定ステップは、前記相関性が所定値以上であるとの判断が所定のフレーム数以上続いたときに、三次元映像であると判定する
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の映像表示方法。
  9. 前記三次元映像判定ステップは、映像の左側半部及び右側半部の一方の、複数の部分領域を順に着目部分領域として選択し、前記左側半部及び右側半部の他方の、前記着目部分領域と同一の垂直方向位置にある複数の部分領域を順次参照部分領域として選択し、参照部分領域の前記着目部分領域に対する類似度のうちの最大のものを最大類似度として検出し、該最大類似度を、複数の着目部分領域について集計することにより得られる映像の左側半部と右側半部との相関性に基づいて、三次元映像であるか否かを判定することを特徴とする請求項6又は7に記載の映像表示方法。
  10. 前記三次元映像判定ステップは、前記相関性が所定値以上であるとの判断が所定のフレーム数以上続いたときに、三次元映像であると判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の映像表示方法。
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