JP5574615B2 - 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、カラー画像信号において各画素で欠落しているカラー信号を補間するデモザイキングする技術に関する。
従来、カラー撮像センサにおいては、図19に示されるようなベイヤー配列のカラーフィルタが用いられている。この場合、カラーフィルタとしては、一般に、Red、Green、Blueの3原色、又はCyan、Magenta、Yellowの3つの補色のフィルタが用いられている。
しかし、ベイヤー配列では、各画素において1色のカラー信号しか得られないので、各画素において欠落している他の2色のカラー信号をデモザイキング(補間)する処理が行われる。このデモザイキング法としては、従来、多数の方法が知られており、基本的なデモザイキング法として、バイリニアやバイキュービック補間がある。
バイリニアやバイキュービック補間では、低周波成分を多く含む画像などにおいては良好な補間結果が得られるが、高周波成分を含む画像には偽色(色モアレ)と呼ばれる実際の被写体には存在しない色を発生させてしまう。この偽色は、被写体像が本来持っているエッジ方向とは異なる方向の画素を用いてデモザイキングすることにより発生するものである。
そこで、被写体像が本来有しているエッジ方向に沿った画素を用いてデモザイキングする方法が提案されている。このエッジ方向に沿った画素を用いるデモザイキング法は、2つの方法に大別でき、特許文献1ではエッジ方向を周囲の画素を使用して判別し、エッジを跨ぐような補間をせずエッジに沿うように補間する方法が提案されている。
また、特許文献1では、エッジ方向判別の精度を向上させるために補間対象画素と周囲の画素を用いて彩度を算出し、彩度の小さい方向を適応的に選択する方法を提案している。一方、特許文献2では、まず方向毎に補間を行い数種類の補間結果を生成し、その後どの方向で補間した結果が適切か判定し選択する補間方法が提案されている。
補間方向の適切性の判断においては、特許文献2では周辺類似度という補間対象画素を含めた周辺画素からその近辺の均質性を示す評価値を導入し、均質性の高い方向がエッジの方向として判定して選択する補間方法が提案されている。
特開2002−300590号公報 特開2008−035470号公報
しかしながら、特許文献1の方法では高周波成分を持つグレースケールの被写体における偽色は低減できるが、高周波成分をもつ下地がカラーの被写体では誤判定による補間ミスを起こすことが懸念される。
一方、特許文献2の方法では、均質性の高い低周波成分の偽色を誤って選択してしまう場合がある。
本発明は、このような技術的な背景の下になされたもので、その目的は、カラー画像信号に対するデモザイキング処理を高精度に行えるようにすることにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、被写体像を反映した光学像を光電変換して生成された各画素に係るカラーモザイク画像信号について、当該各画素において欠落しているカラーの信号を当該各画素の周辺の規定方向の画素に係る画像信号を用いて補間する補間処理を行う補間手段を有し、前記補間手段は、複数の規定方向でそれぞれ前記補間処理を行う方向別補間手段と、前記方向別補間手段により前記補間処理が施された各規定方向のカラー画像信号について、均質性に基づく第1の評価値と、信号強度に基づく第2の評価値を求め、前記第1の評価値と前記第2の評価値に重み係数をかけて第3の評価値を求める評価手段と、前記評価手段による前記第3の評価値に基づいて、補間処理結果として出力するカラー画像信号を生成する生成手段とを有することを特徴とする。
本発明では、カラーモザイク画像信号に対するデモザイキング処理において、方向別に補間した補間結果からより良い補間結果の方向を選択する評価基準情報として、均質性を用いている。
このため、本発明によれば、被写体のエッジを跨いだような補間結果(補間の方向)は選択されず、相関性の高い補間の方向、すなわち被写体のエッジに沿った補間結果(補間の方向)が選択されるようになる。
また、均質性に加えて信号強度を考慮して評価することで、均質性はあるが好ましくない方向、例えば低周波成分を含んだ偽色が存在する方向が選択されることを回避することができる。
本発明の第1、第2の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置のデモザイオキング部の構成を示すブロック図である。 図2のデモザイキング部のV方向補間部、及びH方向補間部(方向別補間部)の構成を示すブロック図である。 方向別補間処理を説明するためのベイヤー配列の画素配置構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるデモザイキング処理のための評価値算出処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるデモザイキング処理のための評価値算出処理の説明するための3×3画素領域を示す図である。 上記のデモザイキング処理のための評価値を算出する際に用いるLPFのフィルタ係数を示す図である。 上記のデモザイキング処理における方向選択・画像生成処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるデモザイキング部の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるデモザイキング処理のための評価値算出処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるデモザイキング処理のための評価値算出処理の説明するための3×3画素領域を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるデモザイキング処理のための評価値としての分散度の算出処理を説明するための概念図である。 本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態におけるデモザイキング処理の事前処理部の構成を示すブロック図である。 倍率色収差の発生原理を説明するための概念図である。 軸上色収差の発生原理を説明するための概念図である。 本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置のデモザイキング処理を説明するための図である。 ベイヤー配列の画素配置構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づいて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図であり、本画像処理装置は、カラー撮像素子102で撮像されたベイヤー画像データに対し、偽色を効果的に低減する機能を有している。
すなわち、被写体を反映した光学像(被写体像)は、撮影レンズ101を介してカラー撮像素子102上に結像されて光電変換される。
カラー撮像素子102は、一般的な3原色カラーフィルタを備える単板カラー撮像素子として構成されている。この3原色カラーフィルタは、それぞれ650nm、550nm、450nm近傍に透過主波長帯を持つR(Red),G(Green),B(Blue)の3原色カラーフィルタからなり、これら3原色の各バンドに対応するカラープレーンを生成する。
単板カラー撮像素子では、これらカラーフィルタを図19のように画素毎に空間的に配列し、各画素では各々単一のカラープレーンにおける光強度を得ることしかできない。このため、カラー撮像素子102からは、カラーモザイク画像信号、すなわち、各画素において3原色の内の2色が欠落した画像信号が出力される。A/D変換部103は、カラー撮像素子102からアナログ電圧として出力されるカラーモザイク画像信号をカラーのデジタル画像データに変換する。
ホワイトバランス部104は、ホワイトバランス処理を行う。具体的には、白くあるべき領域のR,G,Bが等色になるようにR,G,Bの各色にゲインをかける。このホワイトバランス処理をデモザイキング処理を行う前に行っておくことで、デモザイキング部105で彩度を算出する際に、色かぶり等により偽色の彩度よりも高い彩度になることを回避し、誤判定を防止することが可能となる。
デモザイキング部105は、各画素において欠落している3原色の内の2色のカラーモザイク画像データを補間することによって、全ての画素においてR,G,Bのカラー画像データが揃ったカラー画像を生成する。
各画素のカラー画像データは、マトリクス変換部106でマトリクス変換処理が施され、ガンマ変換部107でガンマ補正処理が施されて、基本的なカラー画像データが生成される。
そして、この基本的なカラー画像データに対して、色調整部108で画像の見栄えを改善するための処理が各種の処理が施される。例えば、色調整部108は、ノイズ低減、彩度強調、色相補正、エッジ強調といった各種の色調整処理を行う。圧縮部109は、色調整されたカラー画像データをJPEG等の方法で圧縮し、記録時のデータサイズを小さくする。
これらカラー撮像素子102から圧縮部109までの各デバイスの処理動作は、制御部111により、バス113を介して制御される。この制御を行う際、制御部111は、メモリ112を適宜利用する。圧縮部109により圧縮されたデジタル画像データは、制御部111の制御の下に記録部110によりフラッシュメモリ等の記録媒体に記録される。
次に、デモザイキング部105でのデモザイキング処理を図2に基づいて説明する。デモザイキング部105では、まず注目画素に対してその周辺の画素を用いて、それぞれの規定方向で補間を行い、その後、方向選択を行うことで、各画素について補間処理結果としてR,G,Bの3原色のカラー画像信号を生成する。
具体的には、入力された各画素のベイヤー画像データ201に対し、V方向補間部202、H方向補間部203により、それぞれ、V(垂直)方向、H(水平)方向で欠落色の画素データを補間することで、各画素のV方向及びH方向のR,G,B画像データが生成される。
次に、各画素の垂直方向、水平方向の補間処理後の各画素のR,G,B画像データについて、それぞれ、均質性算出部204、均質性算出部206により画素毎に均質性を算出し、強度算出部205、強度算出部207により画素毎に信号強度を算出する。
そして、評価値算出部208により、垂直方向、水平方向別に、画素毎に均質性と信号強度の双方を考慮した最終的な評価値を算出する。方向選択・画像形成部209は、垂直方向の最終的な評価値と、水平方向の最終的な評価値を比較し、評価値の高い垂直方向又は水平方向を選択する。そして、方向選択・画像形成部209は、選択した方向に係る補間処理後のR、G、B画像データに基づいて最終的な補間画像データを生成し、補間後RGB画像データ210、すなわち、デモザイキング・データとして出力する。
次に、V方向補間部202、H方向補間部203における方向別の補間処理を、図3に基づいて説明する。図3に示したように、V方向補間部202は、V方向G補間部202a、V方向RB補間部202bを有し、H方向補間部203は、H方向G補間部203a、H方向RB補間部203bを有している。
V方向補間部202では、V方向G補間部202aにより、まず、周波数帯域の高いG信号(データ)を補間し、次に、V方向RB補間部202bにより、R,Bデータを補間する。同様に、H方向補間部203では、H方向G補間部203aにより、まず、周波数帯域の高いGデータを補間し、次に、H方向RB補間部203bにより、R,Bデータを補間する。
次に、具体的な補間の方法を図4に基づいて説明する。G色を補間する場合、注目画素がG色のフィルタに係る画素であれば、当該画素のGデータをそのまま出力する(数式1)。R色のフィルタに係る画素、及びB色のフィルタに係る画素について、G色を補間する場合は、V方向においては数式2を、H方向においては数式3を用いて補間データを算出する。なお、数式1,2,3におけるG33、G43,G44は、図4に便宜的に示した画素符号に対応している。
R色を補間する場合は、注目画素がR色フィルタに係る画素であれば、当該画素のRデータをそのまま出力する(数式4)。G色のフィルタに係る画素について、R色を補間する場合は、数式5を用いて補間データを算出する。B色のフィルタに画素について、R色を補間する場合は、数式6を用いて補間データを算出する。R色を補間する場合は、V方向とH方向とで同じ数式を用いる。
B色の補間は、R色を補間する場合と同様の手法を用いる。具体的には、数式4〜数式6におけるRをBに置き換えた数式を用いる。
次に、評価値算出処理を図5のフローチャートに基づいて説明する。
図2の評価値算出部208は、各画素について欠落した色を補間した図3のV方向RGB画像データ202cを、均質性および信号強度を算出し易いように均等色空間の色信号(値)に変換する(S501)。本実施の形態では、均等色空間として、3次元直交座標を用いるL*a*b*色空間を使用する。
L*a*b*値に変換する場合、まず、下記の数式7〜数式9を用いて、RGB画像データ202cを物体の三刺激値であるXYZ表色系の値に変換する。そのためには、RGB色空間を何らか種類のRGB色空間に設定する必要があるが、本実施の形態では仮にsRGB色空間に設定し、白色点はD65とする。
次に、下記の数式10により、物体の三刺激値(XYZ表色系の値)をL*a*b*値に変換する。
ここで、Xn,Yn,Znは完全拡散反射面の三刺激値であり、Yn=100と規格化する。また、CIE LAB色空間のL*値(輝度値)、a*値(緑色〜赤色の色度値)、b*値(青色〜黄色の色度値)には、適用できるX,Y,Zの値に対して制限がある。しかし、現実には制限外の色が存在するため、その場合は、L*,a*,b*値を次の修正式(数11)により求める。
なお、数式11における関数fは、下記の数式12で示される。
関数f(Y/Yn)、f(Z/Zn)も、数式12の関数f(X/Xn)と同様の形態の数式となる。
次に、評価値算出部208は、均質性を算出する(S502)。均質性を表す尺度として、本実施の形態では分散度を用いる。この分散度は、図6のように注目画素(v22)を中心とした3×3の画素を用いて算出する。本実施の形態では、3×3の画素を用いるが、例えば5×5、7×7の画素等を用いても良い。また、分散パラメータには、下記の数式13によって算出される色差の分散パラメータを用いる。
本実施の形態では、色差の分散パラメータとしてΔEabを用いるが、ΔE94、ΔE2000等を用いても構わない。ΔE94、ΔE2000の具体的な算出方法に関しては公知であるため、ここではその説明を省略する。
数式13によって算出される色差の分散パラメータを用いた場合、分散度σv22 は、
下記の数式14で求められる。
なお、数式14におけるiは、図6に示した画素v11〜v33の画素値であり、n=9(3×3で9画素)となる。
次に、評価値算出部208は、信号強度を算出する(S503)。信号強度を表す尺度としては、本実施の形態では彩度を用いる。彩度も分散度の場合と同様に、注目画素を中心とした3×3画素を用いて算出する。この彩度の算出式は、下記の数式15で示される。
従って、画素v22における彩度による評価値は、注目画素と隣接する8画素の計9画素の平均とし、
で表わされる。
評価値算出部208は、V画像(図3のV方向のRGB画像データ202c)の全画素について、上記のS501〜S503の処理を全画素について行う。また、評価値算出部208は、H画像(図3のH方向のRGB画像データ203c)の全画素について、上記のS501〜S503の処理と同様の処理を全画素について行う(S504〜S506)。
評価値算出部208は、以上の処理が終了すると、最終的な評価値を算出する(S507)。評価値算出部208は、最終的な評価値の算出処理においては、まず、分散度による評価値を下記の数式17により算出する。
ここで、Cvar、Cvarは、分散度による評価値を表す。次に、評価値算出部208は、彩度による評価値を下記の数式18により算出する。
ここで、Cchroma、Cchromaは、彩度による評価値を表す。そして、評価値算出部208は、最終評価値C、Cを下記の数式19により算出する。
ここで、αは重み係数であり、分散度と彩度をどのようなバランスで考慮するかを決定するものである。本実施の形態では、α=0.5とする。
以上の処理により、各画素毎に評価値CもしくはCが算出され、結果として評価値の2次元プレーンが生成される(S507)。
ところで、最終的な補間値は評価値によって決定されるため、評価値が隣接する画素間で大きく異なると、トーンジャンプなど画質劣化の要因となる場合がある。
そこで、評価値算出部208は、生成した評価値プレーンに対してローパスフィルタ(以下、LPFと称す)をかける(S508)。このLPFのフィルタ係数に関しては、図7に示すようなフィルタ長が3画素の[1,2,1]を用いても、或いはフィルタ長が5画素の[1,4,6,4,1]を用いても構わないが、何れにしても、縦横の両方向でフィルタをかけることが望ましい。
評価値算出部208により評価値が算出されると、方向選択・画像形成部209は、評価値を基に垂直、水平の何れかの方向を選択し、選択した方向に係る補間データに対して上記のフィルタ処理を施す。これにより、方向選択・画像形成部209は、全画素においてそれぞれR,G,Bの色成分の画像データが存在する最終的なRGB補間画像データを生成して、補間後RGB画像データ210(デモザイキング・データ)として出力する。
次に、具体的な方向選択・補間画像生成の方法について、図8を用いて説明する。
方向選択・画像形成部209は、各画素について、H方向の補間に対する評価値CとV方向の補間に対する評価値Cを比較し、評価値C<評価値Cであるか否かを判別する(S801)。その結果、評価値C<評価値Cであれば、方向選択・画像形成部209は、H方向の補間に係るR,G、B補間データを選択し、そのR,G、B補間データに対して上記のフィルタ処理を施して、補間後RGB画像データ210として出力する(S802)。
一方、評価値C≧評価値Cであれば、方向選択・画像形成部209は、V方向の補間に係るR,G、B補間データを選択し、そのR,G、B補間データに対して上記のフィルタ処理を施して、補間後RGB画像データ210として出力する(S803)。
このように、第1の実施の形態では、方向別に補間した補間結果から実際に使用する方向(補間結果)を選択するための評価値を算出するためのパラメータとしての均質性として、色差の分散度を用いている。このため、被写体のエッジを跨いだような補間結果は選択されなくなり、相関性の高い方向、すなわち被写体のエッジに沿った補間結果が選択されるようになる。
また、評価値を算出するためのパラメータとして、均質性に加えて強度としての彩度を用いているので、たとえ均質性が良好であっても好ましくない方向、例えば、低周波成分を含んだ偽色が存在する方向が選択される可能性を低減することができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、垂直(V)、水平(H)の方向別に補間した補間結果から実際に使用する方向(補間結果)を適応的に選択していた。これに対し、第2の実施の形態では、一方向に方向を規定せずに複数の方向で補間を行い、得られた各評価値の割合(方向の割合)に応じて各方向に係る各補間画像を合成する構成としている。
以下、本発明の第2の実施の形態にいついて、詳細に説明する。
第2の実施の形態における撮像装置の信号ユニットの構成は、第1の実施形態において図1を参照して説明したものとほぼ同様であるため、ユニット毎の説明は省略するが、第2の実施形態では、デモザイキング部105の構成が第1の実施形態と異なっている。
図9は、第2の実施の形態に係るデモザイキング部105の詳細な構成を示すブロック図である。
第1の実施形態では、方向別の補間としてH方向、V方向の2パターンを用意していた。しかし、被写体の形状によっては、これら2方向以外の方向で補間を行う方が好ましい場合がある。
そこで、基本補間部211では、複数の方向で補間を行う。この場合の補間の方法としては幾つか考えられるが、本実施の形態では、以下の方法を用いる。
基本補間部211においても、V方向補間部202、H方向補間部203と同様に、Gの補間を行った後に、R/Bの補間を行う。
図4を用いて説明すると、Gの補間は、G色フィルタに係る画素値(G値)は数式1に示したように、そのままの値を出力し、R色フィルタ、及びG色フィルタに係る画素位置におけるG値は、以下の式で補間する。
基本補間部211におけるR,Bの補間は、数式4〜数式6を用いて算出する。
さらに、H方向、V方向での補間に加えて、複数方向、すなわち斜め方向での補間も行う。これにより、斜め方向のエッジに対して自然な補間結果を得ることが可能となる。斜め方向としては、傾きが正のDP方向(Diagonal Positive)と傾きが負のDN方向(Diagonal Negative)を用意し、それぞれ、DP方向補間部213、DN方向補間部212により、DP方向、DN方向での補間を行う。
DP方向補間部213、DN方向補間部212におけるG補間は、基本補間部211におけるG補間結果を流用する。R補間の方法に関しては、R画素位置におけるR補間値は数式4を、G画素位置におけるR補間値は数式5を用いて算出する。
B画素位置におけるR補間値は、以下の式を用いて算出する。
B画素位置におけるB補間に関しては、R補間と同様であり、数式4、5、21のRをBに置き換えたものとなる。
ここで、斜め方向の角度について、本実施の形態では水平方向は0°、DP方向は45°、DN方向は135°であることを前提として説明したが、これに限るものではなく、例えば、斜め方向をさらに細かく分割して22.5°の方向補間を追加するなど、任意の斜め方向の角度を用いることができる。
以上の処理を経て、V方向、H方向、方向無(基本)、DP方向、DN方向の各方向で補間された補間RGB画像が得られる。評価値算出部208は、これら各補間RGB画像に関して評価値を算出する。
図10は、第2の実施の形態における評価値算出処理を示すフローチャートである。なお、図10においては、V画像に係る評価値算出処理だけを示したが、図10と同様の評価値算出処理がH方向、方向無、DP方向、DN方向に係る画像についても行われる。
ここで、第1の実施形態では、均質性として色差の分散度を算出するために、L*a*b*均等色空間を用いた。しかしながら、L*a*b*値への変換処理は計算量が多い。このため、第2の実施の形態では、L*の代わりにG信号をそのまま用い、a*、b*の代わりにR−Gを用い、B−Gを色差信号としたG,R−G,B−G色空間で均質性、及び強度を算出している(S1001、S1002)。
また、S1001における均質性算出処理では、均質性を表す尺度としては第1の実施の形態と同様に分散度を用いるが、S1002における均質性算出処理では、第1の実施の形態と異なる方法で分散度を算出している。この場合、色差の分散パラメータとしては、第1の実施形態では色差の分散パラメータとしてΔEabを用いていた。これに対し、第2の実施の形態では、G,R−G,B−Gを色差の分散パラメータとして用い、これらの分散パラメータに対してそれぞれ分散度を算出し、それらの中で最も大きい分散度を選択するようにしている。
また、第1の実施の形態では、注目画素とその注目画素に隣接する8画素の計9画素を用いて分散度を算出していた。これに対し、第2の実施の形態では、図11(a)に示すように、H方向であれば、注目画素とその注目画素にH方向で隣接する2画素の計3画素を用いて、h12、h22、h32をそれぞれ注目画素として分散度σh1 ,σh2 ,σh3 を算出している。同様に、第2の実施の形態では、図11(b)に示すように、V方向であれば、注目画素とその注目画素にV方向で隣接する2画素の計3画素を用いて、v21、v22、v23をそれぞれ注目画素として分散度σv1 ,σv2 ,σv3 を算出している。
そして、評価値算出部208は、それら分散度σh1 ,σh2 ,σh3 又はσv1 ,σv2 ,σv3 の中で最大の分散度を評価値としての分散値とする(図12参照)。
DP方向であれば、注目画素とその注目画素の右上、左下に隣接する2画素の計3画素を用いて分散値を求め、DN方向であれば、注目画素とその注目画素の左上、右下に隣接する2画素の計3画素を用いて分散値を求める。方向無であれば、注目画素とその注目画素に隣接する8画素の計9画素を用いて分散値を求める。
次に、評価値算出部208は、強度を算出する(S1003)。強度を表す尺度としては第1の実施の形態と同様に彩度を用いるが、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なる方法で強度を算出する。
すなわち、評価値算出部208は、第1の実施の形態では、注目画素と隣接する8画素の計9画素の彩度の平均を強度の評価値としたが、第2の実施形態では、H方向およびV方向については、上記のそれぞれの注目画素の彩度の中で最大値を強度の評価値とする。
評価値算出部208は、S1001〜S1003の処理をV画像、H方向、方向無、DN方向、及びDP方向に係る画像の全画素について行う。
S1001〜S1003の処理が終了すると、評価値算出部208は、最終的な評価値を算出する(S1004)。この場合、評価値算出部208は、まず、分散度による評価値を下記の数式22により算出する。
ここで、Cvar、Cvarv、Cvarbase、CvardnCvardpは分散度による評価値を表す。次に、評価値算出部208は、彩度による評価値を下記の数式23により算出する。
ここで、Cchroma、Cchroma、Cchromabase、Cchromadn、Cchromadpは彩度による評価値を表す。そして、評価値算出部208は、最終的な評価値C、C、Cbase、Cdn、Cdpを下記の数式24により算出する。
ここでαは重み係数であり、分散度と彩度をどのようなバランスで考慮するかを決定するものである。本実施の形態では、α=0.5とする。
以上の処理により、画素毎に評価値C、C、Cbase、Cdn、Cdpが算出され、結果として評価値の2次元プレーンが生成されることになる。また、第1の実施の形態と同様に、評価値算出部208は、この評価値プレーンにLPFをかける(S1005)。
このようにして評価値算出部208により評価値が算出されると、画像生成部220は、各評価値の割合に応じて各補間後画像を合成する。合成割合は、下記の数式25により算出される。
よって、最終的な補間値は、下記の数式26により求まる。
以上の処理を全画素について行うことで、画像生成部220から補間後RGB画像データ210が出力される。
このように、第2の実施の形態では、第1の実施の形態のように方向別補間した結果から適応的に選択するのではなく、合成割合に応じて最終補間画像を生成している。このため、第2の実施の形態では、隣接する画素において選択される方向が異なっても、隣接する画素で値が大きく異なることがなくなり、目視上自然な画像を得ることができる。
なお、上記の合成においては、合成割合による補間画像生成は正しい方向の補間の割合が他の方向と比較して大きくないと他の方向との合成が却って悪影響を及ぼす場合もある。そこで、第2の実施の形態では、上記のように、分散度及び彩度算出処理において最大値を選択していく方法をとることで、正しい方向の割合を向上させている。
[第3の実施の形態]
図13に示すように、第3の実施の形態では、事前処理部114を設け、デモザイキング部105でデモザイキング処理を行う前に、ホワイトバランス処理を含む所定の事前処理を行う点で、第1、第2の実施の形態と相違する。この事前処理は、デモザイキング部105で分散度及び彩度を算出する際の信頼性を向上させるために行うものである。
事前処理部114は、図14に示すように、第1の実施の形態と同様のホワイトバランス処理104の他に、キズ補正部1401、倍率色収差補正部1402を有している。
キズ補正部1401でのキズ補正処理は、次のような意義を有する。すなわち、撮像素子102は、キズ欠陥画素を有している場合がある、このキズ欠陥画素は、製造過程で発生したり、内部アナログ回路の特性のばらつき等により発生するものである。
撮像素子102がキズ欠陥画素を有している場合には、このキズ欠陥画素には、実際の被写体像に対応する信号電荷とは異なる信号電荷が蓄積され、キズのような画像信号として出力される。
キズ欠陥画素が注目画素となると、デモザイキング部105で算出する分散度及び彩度の信頼性が低下してしまい、方向選択を誤ることが懸念される。
そこで、事前処理部114のキズ補正部1401は、デモザイキング処理に先んじて、キズ補正処理を行う。このキズ補正処理の方法としては、例えば、キズ欠陥画素の位置をメモリに予め記録しておき、キズ補正処理時に、キズ画素に関しては直近の同じ色の画素に係る画素値に置き換える等の各種の方法を用いることができる。
倍率色収差補正部1402は、次のような意義を有する。すなわち、カラー撮像系では、結像光学系の色収差により、画像上で明るい部分の周囲に本来存在しない色が、色にじみ(色収差)として生じる。この色収差は、横色収差(倍率色収差)と縦色収差(軸上色収差)に大別される。このうち、倍率色収差は、図15に示すように、波長によって結像位置が像面に沿う方向にずれる現象である。また、軸上色収差は、図16に示すように、波長によって結像位置が光軸に沿う方向にずれる現象である。
一般的に、軸上色収差と比べて倍率色収差のにじみ幅は著しく小さく、絞り値や焦点距離、被写体距離等の撮影条件にもよるが、極端に細い倍率色収差は、補間方向によって発生の仕方が異なって現れる場合がある。
このような場合、デモザイキング部105の彩度による評価値算出処理において、倍率色収差が悪影響を与えてしまうことが懸念される。そこで、倍率色収差補正部1402は、デモザイキング処理に先んじて、倍率色収差補正処理を行う。
この倍率色収差補正処理の方法としては、例えば、R、G、Bの各色プレーンに対して、異なる歪曲を加える幾何変換を行う方法等が考えられる。歪曲の度合いに関しては、例えば、予めレンズ種、絞り値、焦点距離、被写体距離等に応じた倍率色収差補正用のデータを、予めメモリに記録しておき、事前処理時に読み出して補正すればよい。その他、画像からGプレーンに対する、R,Bのズレを解析し補正する方法等の各種の方法を用いることができる。
このように、デモザイキング処理に先んじて、事前処理として、キズ補正処理、ホワイトバランス処理、倍率色収差補正処理を行っておくことで、デモザイキング部105で算出する評価値の信頼性を高め、補間精度を向上させることが可能となる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、図17に示すように、デモザイキング部105の次に段に後処理部115を追加した点で、図1の第1、第2の実施の形態と相違する。また、第4の実施の形態におけるデモザイキング部105の構成は、図18に示したように、各方向の補間部202,203,211〜213に対応して、それぞれ、ホワイトバランス部104a〜104eと、倍率色収差補正部1402a〜1402eを有している。
第4の実施の形態におけるデモザイキング部105は、評価値を算出する前に事前処理として、第3の実施の形態と同様のホワイトバランス処理及び倍率色収差補正処理を行っている。
ただし、第4の実施の形態におけるデモザイキング部105は、画像生成部220に入力される各方向毎の補間後RGB画像データ210に対しては、事前処理としてのホワイトバランス処理及び倍率色収差補正処理を行わないようにしている。すなわち、第4の実施の形態では、各方向毎の補間後RGB画像データ210に対するホワイトバランス処理及び倍率色収差補正処理は、後処理部115にて行う。
これにより、一般的に計算量の多いデモザイキング処理をその都度行わなくても済み、画像処理の迅速化を図ることが可能となる。なお、キズ補正処理に関しては、一度処理すれば良いため、デモザイキング処理の前に行っておくのが望ましい。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施数形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
102…カラー撮像素子
104…ホワイトバランス部
105…デモザイキング部
111…制御部
114…事前処理部
202…V方向補間部
203…H方向補間部
204,206,214,216,218…均質性算出部
205,207,215,217,219…強度算出部
208…評価値算出部
209…方向選択・画像生成部
211…基本補間部
212…DN方向補間部
213…DP方向補間部
220…画像生成部
1401…キズ補正部
1402…倍率色収差補正部

Claims (14)

  1. 被写体像を反映した光学像を光電変換して生成された各画素に係るカラーモザイク画像信号について、当該各画素において欠落しているカラーの信号を当該各画素の周辺の規定方向の画素に係る画像信号を用いて補間する補間処理を行う補間手段を有し、
    前記補間手段は、
    複数の規定方向でそれぞれ前記補間処理を行う方向別補間手段と、
    前記方向別補間手段により前記補間処理が施された各規定方向のカラー画像信号について、均質性に基づく第1の評価値と、信号強度に基づく第2の評価値を求め、前記第1の評価値と前記第2の評価値に重み係数をかけて第3の評価値を求める評価手段と、
    前記評価手段による前記第3の評価値に基づいて、補間処理結果として出力するカラー画像信号を生成する生成手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 被写体像を反映した光学像を光電変換して生成された各画素に係るカラーモザイク画像信号について、当該各画素において欠落しているカラーの信号を当該各画素の周辺の規定方向の画素に係る画像信号を用いて補間する補間処理を行う補間手段を有し、
    前記補間手段は、
    複数の規定方向でそれぞれ前記補間処理を行う方向別補間手段と、
    前記方向別補間手段により前記補間処理が施された各規定方向のカラー画像信号を評価する評価手段と、
    前記評価手段による評価の結果に基づいて、補間処理結果として出力するカラー画像信号を生成する生成手段とを有し、
    前記評価手段は、前記補間処理が施された各規定方向のカラー画像信号について、均質性、及び信号強度に関して評価し、
    前記生成手段は、前記評価手段により各規定方向で評価された各画素の評価値で構成された2次元プレーンを生成し、当該2次元プレーンにローパスフィルタをかけることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記評価手段は、前記均質性については、分散度を用いて評価することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記評価手段は、前記信号強度については、彩度を用いて評価することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記評価手段は、前記信号強度については、G信号、R−G信号、及びB−G信号を用いて評価することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記評価手段は、前記分散度については、L*a*b*均等色空間における色差を用いて評価することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記評価手段は、前記分散度については、G信号、R−G信号、及びB−G信号を用いて評価することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記生成手段は、前記評価手段により各規定方向で評価された各画素の第3の評価値に基づいて、前記補間処理が施された各規定方向のカラー画像信号の合成割合を算出し、当該合成割合で各規定方向のカラー画像信号を合成することにより、補間処理結果として出力するカラー画像信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記生成手段は、前記評価手段により各規定方向で評価された各画素の評価値に基づいて、前記補間処理が施された各規定方向のカラー画像信号の合成割合を算出し、当該合成割合で各規定方向のカラー画像信号を合成することにより、補間処理結果として出力するカラー画像信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  10. 前記補間手段による前記補間処理を行う前に、キズ画素に係るカラー画像信号の補正処理、ホワイトバランス処理、および倍率色収差補正処理の少なくともいずれかを行う補正手段を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 被写体像を反映した光学像を光電変換して生成された各画素に係るカラーモザイク画像信号について、当該各画素において欠落しているカラーの信号を当該各画素の周辺の規定方向の画素に係る画像信号を用いて補間する補間処理を行う補間工程を有し、
    前記補間工程は、
    複数の規定方向でそれぞれ前記補間処理を行う方向別補間工程と、
    前記方向別補間工程により前記補間処理が施された各規定方向のカラー画像信号について、均質性に基づく第1の評価値と、信号強度に基づく第2の評価値を求め、前記第1の評価値と前記第2の評価値に重み係数をかけて第3の評価値を求める評価工程と、
    前記評価工程による前記第3の評価値に基づいて、補間処理結果として出力するカラー画像信号を生成する生成工程とを有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  12. 被写体像を反映した光学像を光電変換して生成された各画素に係るカラーモザイク画像信号について、当該各画素において欠落しているカラーの信号を当該各画素の周辺の規定方向の画素に係る画像信号を用いて補間する補間処理を行う補間工程を有し、
    前記補間工程は、
    複数の規定方向でそれぞれ前記補間処理を行う方向別補間工程と、
    前記方向別補間工程により前記補間処理が施された各規定方向のカラー画像信号を評価する評価工程と、
    前記評価工程による評価の結果に基づいて、補間処理結果として出力するカラー画像信号を生成する生成工程とを有し、
    前記評価工程は、前記補間処理が施された各規定方向のカラー画像信号について、均質性、及び信号強度に関して評価し、
    前記生成工程は、前記評価工程において各規定方向で評価された各画素の評価値で構成された2次元プレーンを生成し、当該2次元プレーンにローパスフィルタをかけることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  13. 請求項11に記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータが実行するためのプログラム。
  14. 請求項12に記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータが実行するためのプログラム。
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