JP5573838B2 - 液体クロマトグラフ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、分析機器に液体試料を導入する試料導入装置における流路切換バルブを備えた液体クロマトグラフ装置に関し、特に高圧で導入される液体試料の流路切り換えバルブを備えた液体クロマトグラフ装置に関する。
多数の液体試料を分析装置において所定の順序で分析する場合、分析装置に試料を導入する装置(試料導入装置)内で流路の切り換えを行う必要がある。図1は液体試料の分析を行う際の液体試料の一般的流路の概略を示した図である。試料導入装置30内には、液体試料の入った試料容器31や洗浄液の入った洗浄液容器32、サンプリングニードル33、注入ポート34などが存在し、注入ポート34や洗浄液容器32は流路切換バルブ1を介して送液装置20からの流路に接続されている。送液装置20は移動相を移動相容器10から試料導入装置30に送液する。試料導入装置30内で流路切換バルブ1により多数の液体試料が所定の順序で流路に送られ、分析装置40に送液される。
試料導入装置30には送液装置20から高圧の液体が送られることから、流路切換バルブ1には、図2に示すような流路溝の設けられた円盤状のロ−タ2をポ−トの形成された円盤状ステ−タ3に対して回転、摺動させるバルブが用いられる。切換バルブ1は、各流路に接続可能な複数個のポ−トa〜f(図2(a)ではa、dのみを図示)を有するステ−タ3と、ステ−タ3に対して摺動可能なロ−タ2を備える。ロ−タ2はバネなどの弾性部材(図示なし)によって支持されたシャフト5によりステ−タ3に押しつけられており、流路の液密性が保たれている。図2(b)はロ−タ2のステ−タ3との接触面4の平面図であり、ステ−タ3のポ−トa〜fの開口部も示している。接触面4には各ポ−トa〜fの開口部間を結ぶ円弧状の流路溝X、Y、Zが設けられ、これらの流路溝X、Y、Zが各ポ−トa〜fに接続されることによって流路が形成される。ロ−タ2を回転中心6周りに回転させることによって流路溝X、Y、Zが連結するポ−トが変更され、流路の切り換えが行われる。ステ−タ3は通常金属やセラミックであり、ロ−タ2は樹脂製である。
国際公開WO2009/041442号公報 特開2008-215494号公報
近年、高速液体クロマトグラフなどの分析装置では、従来より高い圧力で送液が行われる場合がある。送液装置による送液圧力が高い(例えば50MPa以上)場合、送液装置20に接続されるポ−トから高圧の液体がロ−タ2の流路溝に流入する。
図3は高圧送液時におけるポ−トa−dを横断する流路切換バルブ1の断面図である。この図では図2(b)と同様、ポ−トa、dのいずれの開口部もそれぞれ流路溝X、Yに接続された状態が示されている。ポ−トaには高圧の送液装置20からの流路が接続されており、ポ−トaが接続する流路溝Xには高圧の液体が流入する。一方、流路溝Xが接続しないポ−トは略大気圧の流路に接続されているため、ポ−トc〜fの開口部には略大気圧しか掛からない。ロ−タ2は流路の液密を保つためにバネにより支持されたシャフト5によってステ−タ3に押しつけられているため、ロ−タ2の一部分に高圧が掛かるとロ−タ2は僅かに傾く。即ち、一つのポ−トaに高圧液体が流入すると、接触面4は高圧ポ−トaの開口部の回転中心6に対する反対側、即ちポ−トdの開口部周辺において、他の部分におけるよりも強くステ−タ3に押しつけられる。このように傾斜したままロ−タ2を回転させると、ステ−タ3より柔らかい素材で製作されたロ−タ2の接触面4が損傷、摩耗するという問題が生じる。
流路切り換え時に生じるロ−タ接触面4の損傷、摩耗につき図4〜6を用いて説明する。
図4はロ−タ2のステ−タ3との接触面の平面図であり、ポ−トa−bの連通状態からポ−トa−fの連通状態への切り換え動作を示すものである。ポ−トa−bの連通状態を示す図4(a)では、高圧ポ−トaの対極にあるポ−トdが流路溝Yによってポ−トcと連通し、ポ−トa−fの連通状態を示す図4(d)では、ポ−トdが流路溝Zによってポ−トeと連通している。図4(b)は(a)の状態から切り換え始めた直後の状態、(c)は(b)から更にロ−タ2を回転させ、ポ−トdが流路溝YとZの中間に位置する状態を示している。図5(a)、(b)はそれぞれ、図4(a)、(b)の状態におけるポ−トa−dを横断する断面図である。また、図6(a)〜(d)はそれぞれ、図4(a)〜(d)に対応する状態にあるステ−タ3とロ−タ2の接触面4付近における流路溝に沿った断面図である。
図4(a)〜(d)に示すように、ポ−トa−bの連通状態からポ−トa−fの連通状態への切り換え時、高圧ポ−トaは流路溝Xに連結しているため、ロ−タ2は流路溝Xの付近で高圧により下方に押される。この力によってロ−タ2が僅かに傾き(図5参照)、流路溝Xの対極側の部分でロ−タ2の接触面4がステ−タ3に強く押しつけられて負荷が掛かる。図4(a)に示す状態では、接触面4に負荷が掛かる部分(以下、負荷部分という)は、ポ−トdとeとの間の部分に位置する(図6(a)参照)。このときのポートa−dを横断する断面図を図5(a)に示す。なお、ロ−タ2の傾斜は実際には僅かであるが、説明の便宜上、図5及び図6では傾斜の程度を誇張して表している。
ところが、図4(a)の状態からロ−タ2を反時計回りに僅かに回転させる(図4(b))と、ロ−タ2の負荷部分の一部がポ−トdの下部に移動する(図5(b)、図6(b))。特に、図4(a)の状態からロ−タ2を回転させた直後は、ポ−トd開口部のエッジ7によって負荷部分の一部が削り取られ、ポ−トdの内側に入り込む。
このため、図4(b)の状態から図4(c)を経て図4(d)の状態まで更にロ−タ2を回転させると、エッジ7によって負荷部分が連続的に削り取られる。
エッジ7によって負荷部分が削り取られる現象は流路の切り換え動作毎に起こるため、流路切換を繰り返すうちにロ−タ2の接触面4が部分的に摩耗、損傷する。損傷の場所によっては流路溝が延長され、本来とは異なるタイミングで流路切換が生じることもある。さらには、隣の流路溝同士が連結するという問題も生じる。
本発明は上記のような問題に鑑みて成されたものであり、ロ−タ回転時にポ−ト開口部のエッジによって接触面が削り取られることを防止することを課題とする。
上記課題を解決するために成された本発明に係る液体クロマトグラフ装置は、
液体クロマトグラフと、
移動相溶液を吸入して流路に吐出し、該流路を通して前記液体クロマトグラフに前記移動相溶液を送給する送液ポンプと、
前記移動相溶液が試料とともに前記液体クロマトグラフに流れる流路を形成するインジェクション状態と前記移動相溶液が試料を伴わずに液体クロマトグラフに流れる流路を形成するロード状態のいずれかの状態に切り換える流路切換バルブと
を備えた液体クロマトグラフ装置において、
前記流路切換バルブが、
ステータと、
このステータの一面と接触する面を有し、該接触面で摺動しつつ回転するロータとを備え、
前記ステータは前記接触面に開口する複数の液体流通ポートを有し、
前記ロータは前記液体流通ポートを連結する複数の流路溝を有し、
ロード状態及びインジェクション状態において前記移動相溶液が流入する1個の流路溝は、前記ロ−タの回転中心を挟んで両側に位置するように該ロータの回転中心を取り囲んでいることを特徴とする。
本発明に係る流路切換バルブでは、高圧の液体流通ポ−トを連結する流路溝が、ロ−タの回転中心を挟んで両側に位置するように構成されている。このような構成によって、高圧液体がロ−タの回転中心を挟んで両側に流入するため、ロ−タに掛かる局所的な負荷が減じられ、ロ−タの傾斜を小さくすることができる。従って、ロ−タ回転時にポ−ト開口部のエッジによって接触面が削り取られることを防止でき、局所的な磨耗によってロータの寿命が短くなることを防止することができる。
液体試料分析時の液体試料の流路の概略図。 (a)流路切換バルブの断面図、(b)ロ−タのステ−タとの接触面の平面図。 高圧送液時における流路切換バルブの断面図。 ロ−タのステ−タとの接触面の平面図であって、ポ−トa−bの連通状態からポ−トa−fの連通状態への切り換え動作を示す説明図。 (a)ポ−トa−bの連通状態におけるロ−タとステ−タの接触面付近の断面図、(b)同状態から切り換え途中の状態におけるロ−タとステ−タの接触面付近の断面図。 ロ−タとステ−タの接触面付近における流路溝に沿った断面図であって、ポ−トa−bの連通状態からポ−トa−fの連通状態への切り換え動作を示す説明図。 (a)本発明の実施例1に係るロ−タのステ−タとの接触面の平面図、(b)流路切換中のロ−タのステ−タとの接触面の平面図、(c)流路切換後のロ−タのステ−タとの接触面の平面図。 本発明の実施例1の変形例1に係るロ−タのステ−タとの接触面の平面図。 本発明の実施例1の変形例2に係るロ−タのステ−タとの接触面の平面図。 本発明の実施例1の変形例3に係るロ−タのステ−タとの接触面の平面図。 本発明の実施例1の変形例4に係るロ−タのステ−タとの接触面の平面図。 本発明の実施例2に係る流路切換バルブを用いた流路構成図。 実発明の実施例2に係る流路切換バルブを用いた流路切換説明図。
以下、本発明の実施例について説明する。尚、下記実施例に係る切換バルブのステ−タはいずれも従来例に係るバルブと略同一構成であるため、図示を省略する。また、図1〜4に示す従来のバルブと同一部分には同一符号を付して説明する。
図7は本発明の実施例1に係る6ポ−トを有する流路切換バルブ1のロ−タ2のステ−タ3との接触面4を示している。接触面4には3つの流路溝X1、Y、Zが設けられている。ステ−タ3に設けられたポ−トa〜fの開口部も示されている。
ポ−トaには高圧の送液装置20からの流路が接続されている。高圧ポ−トaに接続する流路溝X1は、直線状の溝X11と円弧状の溝X12から成る。溝X11は連結する各ポ−トa、fの開口部から回転中心6に向かって延びる直線状の溝であり、溝X12は回転中心に向かって延長された2つの溝X11同士を優弧で連結する溝である(図7(a))。
ポ−トを切り換える際は、図7(a)に示す状態から時計回りに約60度ロ−タ2を回転させる。図7(b)は切り換え途中の状態を、図7(c)は切り換え完了状態を示す。流路を切り換える直前までは、高圧ポ−トaから高圧の液体が流路溝X1に流入しており、流路溝X1に高圧の負荷が掛かっている。しかし、本実施例1では、流路溝X1を回転中心を挟んで両側に位置する構造としたため、ロ−タ2の接触面4上において高圧の負荷が掛かる部分が回転中心を挟んで両側に分散し、ロ−タ2の接触面4の傾斜が従来の切換バルブよりも小さくなる。従って、ロ−タ2を回転させるときにポ−ト開口部のエッジによって接触面4が削り取られることを防止できる。
本実施例1の変形例を図8〜図11に示す。
変形例1(図8)の流路溝X2は、円弧状の溝X21と円形状の溝X23と両者を結ぶ直線状の溝X22から成る。溝X21は従来の流路切換バルブにおけるものと同様、ポ−ト開口部を円弧状に最短距離で結んだ溝である。溝X23は回転中心6を中心とする円形状の溝であり、溝X22は溝X21の中心部と溝X23とを結ぶ形状をとる。この変形例1でも、流路溝X2は回転中心6を挟んで両側に位置するため、高圧送液時にもロ−タ2の傾斜を緩やかにすることが出来る。
この変形例1は実施例1や後述する他の変形例と比べ、流路溝の加工が容易である。
変形例2(図9)に係る流路溝X3は、連結するポ−ト開口部同士を回転中心6の反対側を経由して連結するU字型の溝である。流路溝X3も直線状の溝X31と円弧状の溝X32から成るため、実施例1の流路溝X1の形状と類似する。しかし、実施例1では直線状の溝X11が回転中心に向かって伸びているため、円弧状の溝X12が回転の方向に延在する分を長く加工する必要がある。従って、変形例2の流路溝X3は実施例1に比べ、流路溝の加工が幾分容易になる。本変形例2でも高圧送液時にもロ−タ2の傾斜を緩やかにすることが出来る。
変形例3(図10)に係る流路溝X4も、2つの直線状の溝X41と円弧状の溝X42から成る。溝X41はポ−トの開口部から接触面の外周に向かって延びている。溝X42は、2つの溝X41の外周端を結ぶ優弧から成り、流路溝Y、Zよりも外周側に位置する。
本変形例3の流路溝X4は、本発明の実施例1、変形例の中で一番広範囲に接触面4に設けられるため、圧力の分散化の面で非常に有効である。このため、実施例1や他の変形例に比べると、ロ−タ2の接触面4の傾斜をもっとも緩やかにできる。ただし、他の流路溝Y、Zの外周に円弧状の溝を形成するため、接触面4のうち他の流路溝X、Yの外周に十分なスペースがない場合には加工が難しく、また、接触面4に広範囲にわたる流路溝X4を形成することにより接触面4の強度が低下する可能性があるが、流路溝X4は、本発明の実施例1、変形例の中で最も広範囲に接触面4に設けられるため、圧力の分散化の面で非常に有効である。このため、実施例1や他の変形例に比べると、ロ−タ2の接触面4の傾斜をもっとも緩やかにできる。
図11に、接触面4上に流路溝が一つだけ設けられた流路切換バルブにおける変形例4を示す。流路溝X5は、図7に示す実施例1の流路溝X1に類似する形状をとる。実線は高圧ポ−トaが流路溝X5を介してポ−トcと連結された状態を、点線はロ−タ2を回転させて高圧ポ−トaがポ−トbと連結された状態を示している。この変形例に係る流路切換バルブでも高圧送液時にロ−タに掛かる局所的な負荷が減じられる。
これらの変形例では、高圧ポ−トの連結する流路溝は、いずれも回転中心6を挟んで両側に位置するため、高圧送液時のロ−タ2の傾斜を緩やかにすることができる。従って、ロ−タ2の回転時にポ−ト開口部のエッジ7によって接触面4が削り取られることを防止できる。
図12は、本発明の実施例2に係る流路切換バルブ101を用いた流路構成図である。流路切換バルブ101には、図13に示す流路溝P、Q1、Q2を有する円盤状のロータを、6つのポートg〜lを有する円盤状ステータに対して回転、摺動させるバルブが用いられる。実施例2に係る流路切換バルブ101では対向するポートhとポートkに送液装置20、分析装置40を接続し、送液装置20を接続したポートhに隣接するポートgにサンプリングニードル33を、ポートgに対向するポートjに注入ポート34を接続する。この実施例においては、ロータ、ステータの接触面104は、図13のようになるが、ロータ、ステータの組立は図3と同様になるので説明を省略する。
ロータ上の流路溝Pは、対向する2つのポートをロータの回転中心6を通る直線で連結する。他の流路溝Q1、Q2はそれぞれ、隣接するポート同士を円弧状に連結するものであり、これらは流路溝Pを対称軸として線対称に配置されている。
図13は本実施例に係る流路切換バルブ101を用いた流路切換説明図である。図13(a)は試料容器31内の試料をロード中の流路構成を、(c)は試料インジェクション中の流路構成を、(b)、(d)は切り換え途中の接触面104を示している。高圧の負荷が掛かった流路は太線で記載されている。
図13(a)のロード状態では、送液装置20の接続された高圧ポートhは直線状の流路溝Pに開口しており、高圧の移動相が流路溝Pを介して分析装置40に流入している。サンプリングニードル33と注入ポート34の接続されたポートg、jは円弧状の流路溝Q1、Q2に開口しており、サンプリングニードル33から吸引され、注入ポート34を介して、試料容器31中の試料がサンプルループ(図示なし)中にロードされる。
ロード状態(a)からインジェクション状態(c)に切り換えるには、(a)に示す状態から時計回りに約60度ロータを回転させる。図13(b)は切り換え途中の流路切換バルブ101の状態を示している。流路を切り換える直前まで流路溝Pには高圧の負荷が掛かっているが、流路溝Pは回転中心6を通る直線状であるため、ロータの接触面104上において高圧の負荷が掛かる部分が回転中心6を中心として均等に分散する。従って、ロータを回転させるとき、ポート開口部のエッジによって接触面104が削り取られることを防止できる。
インジェクション状態(c)では、ロード状態(a)でサンプルループ中にロードされた試料が送液装置20から送液される移動相に乗って分析装置40にインジェクトされる。送液装置20の接続された高圧ポートhは円弧状の流路溝Q1に開口しており、高圧の移動相が流路溝Q1から注入ポート34を経て流路溝Q2に流入している。つまり、インジェクション状態(c)では、流路溝Q1、Q2に高圧の負荷が掛かっている。しかし、インジェクション状態(c)からロード状態(a)に切り換える途中(d)でも、高圧の負荷が掛かる流路溝Q1、Q2は回転軸を中心に両側に均等に分散されているため、ロータ回転時に接触面104が削り取られることを防止することができる。
なお、本発明は上記の実施例、及び変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適切な構成が許容される。例えば、上記実施例の流路切換バルブは6ポートであるが、ポートの数を増やすことも当然可能である。
1、101…流路切換バルブ
2…ロ−タ
3…ステ−タ
4、104…ロ−タとステ−タの接触面
5…シャフト
6…ロ−タ回転中心
7…高圧ポ−ト開口部のエッジ
10…移動相容器
20…送液装置
30…試料導入装置
31…試料容器
32…洗浄容器
33…サンプリングニードル
34…注入ポート
40…分析装置
a〜f、g〜l…ポ−ト
X〜Z、P、Q1、Q2…流路溝

Claims (1)

  1. 液体クロマトグラフと、
    移動相溶液を吸入して流路に吐出し、該流路を通して前記液体クロマトグラフに前記移動相溶液を送給する送液ポンプと、
    前記移動相溶液が試料とともに前記液体クロマトグラフに流れる流路を形成するインジェクション状態と前記移動相溶液が試料を伴わずに液体クロマトグラフに流れる流路を形成するロード状態のいずれかの状態に切り換える流路切換バルブと
    を備えた液体クロマトグラフ装置において、
    前記流路切換バルブが、
    ステータと、
    このステータの一面と接触する面を有し、該接触面で摺動しつつ回転するロータとを備え、
    前記ステータは前記接触面に開口する複数の液体流通ポートを有し、
    前記ロータは前記液体流通ポートを連結する複数の流路溝を有し、
    ロード状態及びインジェクション状態において前記移動相溶液が流入する1個の流路溝は、前記ロ−タの回転中心を挟んで両側に位置するように該ロータの回転中心を取り囲んでいることを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
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