JPS61233363A - 液注入装置 - Google Patents

液注入装置

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Publication number
JPS61233363A
JPS61233363A JP18977284A JP18977284A JPS61233363A JP S61233363 A JPS61233363 A JP S61233363A JP 18977284 A JP18977284 A JP 18977284A JP 18977284 A JP18977284 A JP 18977284A JP S61233363 A JPS61233363 A JP S61233363A
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JP
Japan
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liquid
rotor
stator
sample
injection device
Prior art date
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Pending
Application number
JP18977284A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kirie
桐栄 純一
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Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Soda Manufacturing Co Ltd filed Critical Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
Priority to JP18977284A priority Critical patent/JPS61233363A/ja
Publication of JPS61233363A publication Critical patent/JPS61233363A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/16Injection
    • G01N30/20Injection using a sampling valve

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は例えば定量の試料液を流通する溶離液の中に合
流して注入する液体クロマトグラフィーにおいていわゆ
る複数の試料液を選択して注入する事を壽易にした液注
入装置に関する。
(発明の背景) 一般に試料液中の成分を分析する方法として知られる液
体クロマトグラフィーあるいは70一インジエクシ冒ン
分析法は試料液(以下単に試料という)を溶離液の流れ
の中に注入して、分離あるいは分析の処理を行なうもの
であシ、系内にかかる圧力が高いことから耐圧性の液注
入装置を使用して試料注入を行なうようにしているのが
普通である。
第1図は液体クロマトグラフィー忙おける代表的な液注
入の系を模式的に示したものであシ、液注入装置として
は周知の六方パルプ4が採用されている。
この液注入系の概要を説明すれば、溶離液槽1からポン
プ2により流路3に送液された溶離液は、通常は図示実
線で示す連通関係にある六方パルプ401つの通路を通
シ、流路5.樹脂充填カラム6次いで検出器74C通液
される。一方、六方パルプ4内の他の二つの通路には液
計1管(一般K パルプに外装されたチューブで構成さ
れ、単にループと称されるので以下このように略称する
)8が接続連通され、試料容器9内の試料をポンプ10
で吸引してループ8内にこれを満たす。モして六方パル
プ4内の通路を図示破線の如く切換えて、溶離液の流れ
の中に試料を”栓流”として注入させ、カラム6内の樹
脂が試料中各成分との間で示す親和性の差異により、所
定の成分の分離を行い、検出器7で分析するようになっ
ている。
なお、前記六方パルプ4は気密相接する対向面をもつ一
対のステータ(固定体)とロータ(回転体)が、ステー
タは60°回転位置毎に小開口を計6個有し、ローター
は隣接する小開口を連通させる3本の架橋溝を有し、ロ
ーターの60°回転により図示の如く連通関係を切換え
る構成のものとして周知であり、試料の溶離液への注入
モードがロータの回転操作で行なえる簡単なものである
ため現在広く汎用化されている。
また、液体クロマトグラフィーとともに注目されている
70一インジエクシ冒ン分析法では、試料中の特定成分
と反応する試薬を用い、反応生成物を比色計、イオン電
極などで計測するものであシ、前記第1図の注入系にお
いて溶離液を試薬液に代え、またカラム6を反応チュー
ブに代えることで一応実現される。
ところで液体クロマトグラフィー罠おいては分離技術の
向上、溶離液流速の高速化などで、また、70一インジ
エクシコン分析法においては、カラムを用いず反応によ
って試料を分析する事から、最近これらの分野では一試
料当りの分析時間が極めて短かくなって、効率よくこれ
ら分析法を用いて分析を行なうKは短時間に多くの数の
試料を正確罠しかも精度良く溶離液へ注入する必要があ
る。
しかるく、前記の六方パルプを基本とする液注入装置に
おいては、該試料注入装置に搬入できる試料数が1つで
あるため試料S1の溶離液■への注入モードは第2図k
lK示すよう(常に1つの試料しか該試料注入装置に搬
入できない。そのため異なる試料8Iを該装置によって
溶離液中に注入しようとすれば、一旦ある試料81を注
入した後に1ル一プ部の洗浄を行なったのち再び次の試
料snを該装置に搬入した後に該装置によって溶離液中
に注入しなければ第2図−に示される注入モードとはな
らず、試料注入間隔が極めて長く不経済で、しかも異な
る複数の試料を選択して注入する事ができないなど用途
の限定されたものとなっている。
(発明の目的) 本発明の目的は、前記のように試料を、溶離液のような
他の流れに注入する場合において、注入する同じ様態あ
るいは異なる様態の試料液を簡易な操作で精確に選択し
て注入を行なう事ができるようにした液注入装置を提供
する事にある。
(本発明の概要) 本発明は、前記目的に従って、2種の液を他の液の定常
的な流れの中に選択して注入させる操作を一つのロータ
の回転操作のみによって行えるようにした事を特徴とし
た液注入装置を内容とし、かかる液注入装置の要旨とす
るところは、気密相接する一対の対向面が一定角度摺動
回転して第一。
第二および第三の位置に切換可能とされたステータおよ
びロータが、その一方の対向面に第1.第2、第3の各
液系罠属する各複数の小開口を備えるとともに、これら
小開口に選択的に位置合わせされて各基の液通路を補完
的に形成する複数の架橋溝を前記一対の対向面に備えた
液注入装置であつて、前記ステーターとロータの位置切
換により、ul  第1液系は液流通の入口と出口の小
開口を有し、これら入口と出口は第一の位置では架橋溝
により連通され、かつ、第二、第三の位置では遮断され
る。
−第2液系および第3液系は、それぞれ各基の液の計量
管の両端に接続される2つの小開口を有し、これら各系
小開口は第一の位置では架橋溝により各系の液充填回路
に連通されている。
(ハ) また第二の位置では第2液系小開口のみが第1
液系の入口と出口に連通され、第5液系小開口は第1液
系の入口と出口忙連通されないところにある。
− また第三の位置では第3液系小開口のみが第1液系
の入口と出口に連通され、第2液系小開口は第1液系の
入口と出口に連通されないところにある。
かかる液注入装置忙よれば、第一の位置におhて、第1
液系は入口と出口が架橋溝忙より位置合わせされた液通
路を介して定常的な液の流れを形成し、他方第2液系お
よび第3液系は、液計量管であるループに液充填回路が
連通されて、該ループ内にその長さ等で定まる一定量の
液が充填される。
ステータとロータを相対摺動させて第二の位置に切換え
ると1第1液系の入口と出口の間の通路は架橋溝が移動
して非連通状態となり、他方第2液系はそのループの両
端と液充填回路の連通は遮断されると共に、このループ
の両端を第1液系の入口と出口忙連通される。また第3
液系はそのループの両端と液充填回路の連通は遮断され
るものの第1液系への入口と出口に連通されない。
したがって前記ステータとロータの一対の対向面の間で
形成される液通路は、 第1液系入ロ→第2液系ループ→第1液系出口という流
路とな〕、その結果第1液系の流れの中に第2液系の液
が注入可能となる。
また、ステータとロータを相対摺動させて第三の位置に
切換えると、第1液系の入口と出口の間の通路は架橋溝
が移動して非連通状態となシ、他方第2液系はそのルー
プの両端と、液充填回路の連通は遮断されるが、第1液
系への入口と出口に連通されない。また第5液系はその
ループの両端と液充填回路の連通は遮断されると共にこ
のループの両端を第1液系の入口と出口に連通される。
したがって前記ステータと一一夕の一対の対向面の間で
形成される液通路は、 第1液系人ロ→第5液系ループ→第1液系出口という流
路となり、その結果第1液系の流れの中に第5液系の液
が注入可能となる。
かかる液注入装置は第1液を溶離液I、第2液。
第3液を試料8工、試料8Iとしてそのま鷹フローイン
ジェクシ冒ン分析法に使用できることは明らかである。
更に本発明は、前記ローターとステータの3位置切換え
型のものを発展させた場合に、3液以上の多液注入にも
応用できる。したが、って3位置切換え型の液注入装置
は、ステータ(又はロータ)にn個(nは5以上の整数
)の各液系に属する各系複数の小開口をもつこと、n個
のうち一つ(第1液系)は、第一の位置では連通され、
第一の位置より正又は逆に回転した第二、第三の位置で
は遮断される入口、出口の小開口をもつこと、他の(n
−1)個の液系はそれぞれのループの両端を液充填系と
、前記入口、出口とに切換え連通させる小開口の組をも
つことで特徴付けられ、必要な小開口の数は、 4−1−4X(n−1)−4n (ただし、nは3以上の整数であって液系の数を表わす
)で与えられ、またこれら小開口の周状の位置は560
°を4+4(n−1)あるいは4+4(n−1)で除し
た値の角度で分割した放射線上忙位置して与えられる事
を基本として設計できる。
しかし、ロータあるいはステータの架橋溝の設計の仕方
を複雑にすればこれらの基本型忙限られるものではない
また全体の送液系は常圧、加圧、減圧のいずれでもよい
(発明の実施例とその効果) 以下本発明を図面に示す実施例に基すいて説明する。第
4図ないし第8図に示す実施例は溶離液■(第1液)の
流れに対し、試料st(第2液)を注入するモードと、
試料8g(第3液)を注入するモードとを、ロータの正
逆回転にょシ選択できるようにした、試料分析忙用いる
多機能型液注入装置について示している。
第3図は本例の液注入装置の構成概要を断面図で示した
ものであシ、図中21は円盤状のステータであシーその
周縁部には断面コ状をなすロータケース22の円環7ラ
ンジ先端が係合され、これらステータ21とロータケー
ス22はボルト25により強固忙結着される。
そして前記ステータ21とロータケース22により囲わ
れた中央部にはステータ21の内面に所定の抑圧状態で
気(液)密的忙相接するロータ24と、このロータ24
を回転させる駆動円板25を介して前記ロータ24のス
テータ2・1への押圧力を作用するスプリング26とが
収容され、前記駆動円板25の背面からはロータケース
22の外部に回転駆動軸27が延出されている。2Bは
この回転駆動軸27の延出端から径方向に突設された操
作把手である。
そして、前記ステータ21の中空内面くは、第4図に示
す如く複数の小開口aNjが形成されて、これら小開口
はステータ21を厚み方向く貫通する通孔を経て外部の
種々の管に接続連通されている。なお前記小開口a−j
はaとfをステータの一直径線上に位置させて、その両
側対称K b w eとg −jの各4個の小開口を、
図示の関係で配置させてなっている。また前記小開口a
Kは径方向および周方向に延びる溝IL # a’ 、
 a # a“を連設させ、また前記小開口fKは径方
向および局方向に若干延びる溝f−f 、 f III
 fを連設させている。
また第4図kl、MK示す如く、ロータ24のステータ
21との対向面忙は、前記小開口a−jが複数の架橋溝
B−1と、前記小開口aとfに連らなる溝a ’−’ 
a’とf−〆を架橋的に連通させる直径方向をなす架橋
溝ムとが形成されている。本例ではロータの表面に凹所
な設けることで形成されているが、これはロータ表面忙
は溝両端部分のみが開口されて途中は内部に穿設された
ものでもよい。
また図面は便宜上溝を強調して太く描いているが、これ
は実際には微細な線状のもので足りる。
以上の構成のステータ21とロータ24を、xテータ側
の小開口51 M−jおよび溝a ”” a’、 a−
a〃。
f〜l、t〜f“とロータ側の架橋溝ム〜1とが対向す
るように第5図に示した如く気密相接させて液注入装置
を組立て、ステータ21に対してロータ24を摺動回転
させる事により、第6図〜第8図の状態に位置可能とさ
せる。これらの図は、小開口と溝の位置合わせによ〕、
溶離液■、試料8!および試料S■のだめの液通路が形
成されている状態を模式的に示したものである。
なお本例において、前記した小開口a−jはそれぞれ、
外部の付属装置等との関係忙おいて、次のようKなって
いる。aは溶離液の出口であり、フローインジスクシ1
フ分析法および液体クロマトグラフィーの分析のための
糸路に選択的に連通できるように接続される。fは溶離
液の入口であシ、ポンプPを介して図示していない溶離
液槽に接続される。bおよびeは試料81のループ30
の両端に接続される。またこれと対称位置のjおよびg
は試料amのループ310両端に接続される。Cとdは
試料充填回路中の2点をなし、その一方のCは試料容器
32に、また他方のdは図示しない吸引ポンプに接続さ
れている。同様にこれと対称位置の1とhは、1は試料
容器33に、hは図示しない吸引ポンプに接続される。
第6図は液充填モードである一方の位置(中立位置)K
ステータとロータが位置合わせされている状態を示し、
これが本液注入装置の基準位置となる。この状態におい
て、小開口aおよびfは、ロータ側の架橋溝Aがステー
タ側の溝axa’、f〜lとが位置合わされて、f N
f’−) A −+ a’〜aの液通路が形成され、溶
離液はポンプPにより定常的な流れとなる。
また、試料st系の小開口す、c、eL、eは架橋溝B
、(!によ#)d→C→e→b→B→Cの液通路が形成
され、試料81容器32によりループ30に試料81が
充填される。
同様に試料st系の液通路1→IF −* j −+ 
g→E→hにより試料8Iがループ31に充填される。
第7図蛸は、第6図のロータ24をステータ21に対し
て、図の位置を、時計回り方向に摺動回転(以下図の反
時計回シを逆回転9時計回りを正回転という)させて、
第二の位置(正回転位置)に切換えさせた状態を示して
おり、この回転により液通路は次のように変更される。
すなわち、架橋溝Aはステータ側の溝axa’、f−ゼ
との位置合せが外れ、したがって溶離液の直接的な連通
は遮断される。
また、架橋溝B、O,Dはそれぞれの回転に従って試料
8■系の小開口b−eの間の連通関係を次のように変更
する。すなわち、Bはステータ側の小開口aとす、cは
小開口Cとdと、・Dは小開口eとステータ側の溝f 
# f’と連通される。したがって、この液通路は溶離
液の入口と出口の間において、fNf′→I)+6→ル
ープ50→1) −+ B→aとなり、溶離液■の流れ
の中に試料8■が注入されることになる。
また、もう一方の試料8M系の小開口g = jとロー
タ側の架橋溝1.1の位置合せを変更し、液通路は溶離
液の入口から出口の間においてf −+ 1→g→ルー
プ31→jのjにおいて閉塞され、液の流れを生じない
。これは第5図のU)において架橋溝ムと7の間には、
架橋溝を設けないことKよって生ずるものである。
これらにより、要するに第二の位置の注入モードにおい
ては、溶離液Iに対してループ50内の試料日■のみが
注入されることとなり、第8図(イ)に示す”検流”と
しての試料81の溶離液Iへの注入が実現される。
第7図(ロ)は第6図のロータ24をステータ21に対
し、図の反時計回シ方向に摺動回転(正回転)させて、
これらを第三の位置(逆回転位f)に切換えさせた状態
を示しており、この回転により液通路は前記第7図(1
)の場合と類似して変更される。
すなわち、溶離液の架橋溝Aを介した直接の連通は遮断
され、また試料8X系はループ30の一端側の小開口す
が他と架橋されない状態となって、この系の液通路は、
fNf→C→e→ループ30→bのbにおいて閉塞され
、液の流れを生じない。
これは第5図k〉において示したロータにおいて、架橋
溝Aと7の間には、架橋溝を設けていないことによって
生ずるものである。
また試料st系はf + D→g→ループ51→j→1
→a“〜aの液通路が形成されて溶離液系の入口fと出
口aを連通する。
これらにより、要するに第三の位置の注入モードにおい
ては、溶離液に対してループ31の内の試料allのみ
が注入されることとなシ、第8図(ロ)に示す″検流”
としての試料s1の溶離液中への注入が実現される。
なお、以上の説明において、架橋溝B−IPの長さ小開
口aNjの配置、ステーターの溝特にa〜a′、f〜f
′の長さ、更にはロータの第一の位置から第二および第
三の位置への切換回転角度は、それぞれ前記した操作に
対応すべく設定されるものであることは言うまでもない
以上に述べた本実施例によれば、液充填モードである第
一の位置から、ロータを正、・逆に選択して回転させる
事により(第二の位置又は第三の位置にステータとロー
タの組合せ関係を切換える操作のみにより)、溶離液■
に対して一方の試料81のみを注入し、あるいは他方の
試料8■のみを選択して注入することができ、その操作
は極めて簡単であるにも拘らず、2モードの注入を選択
できるという優れた機能を奏するものとなシ、・また装
置自体の構造も単一パルプ機構のみであり、その有用性
は極めて大なるものである。
(発明の変形例、応用例とその効果) 本発明は、前記実施例のものに限定されることなく様々
な態様のものを考えることができ、例えば既に述べてい
るように、第5図〜第8図に示した液注入装置について
第6図と第7図U)の間の位置切換のみが可能であって
第7図(ロ)への位置切換を適宜の阻止手段で不能とし
ておけば、当該装置は通常の液注入装置として使用でき
る。
また、前記したステータおよびロータにそれぞれ形成す
る溝は、実際には微細な線状のものであって、しかも通
常ポリイミド、テフロン等で作製されたロータは充分大
なる押圧力でステータに押圧相接されるために充分な気
゛(液)密性を保持するから、溝については液流通に支
障のない限り幾何学的に種々の溝を描かせることが可能
かつ容易であシ、シたがって、前記した2液をそれぞれ
選択して注入させる多機能型の液注入装置も種々の溝形
状、および小開口の配置を考えることができる。
次忙第4図U)および第5図(イ)におけるステータと
ロータを変形した実施態様について、第9図k)。
−および第10図141.同に示す。
第9図(イ)は、第4図U)に訃けるステータの溝a〜
a“とf−一が非対称のときの小開口を示し、第9図(
ロ)は、その対向面の第5図(イ)のロータの架橋の位
置関係を示すそれぞれの正面図である。また、第10図
(イ)は同様に溝a /%/ a“とt w f’が削
除されたときの小開口を示し、第10図(ロ)はその対
向面の架橋溝の位置関係を示すそれぞれの正面図である
これら第9図樽、(ロ)および第10図(イ)、(ロ)
における溶離液Iと試料at、snとの液通路は第6図
および第7図h+、xのそれぞれの中立位置、正回転位
置および逆回転位置と同様となシ、その注入モードは第
8図141 、(ロ)に示す栓流となる。
また、以上の第3図〜第10図に示した実施例は、ステ
ータ(又はロータ)に形成した小開口がn−3の場合と
してのものであるが、これはn −45ないしそれ以上
の場合にも可能であり、第11図U)〜−はn−w−4
の場合、第12図U)〜に)および第13図k)〜に)
はn−a5の場合を示す。
第11図k)はステータ、1111はロータを示し、こ
れらを組み合せて、中立位置とロータを時計回り方向に
回転させた正回転位置と、反対の逆回転位置とに切換え
ることに伴い、液通路は次のようになる。なお1が第1
液の入口でありaが出口である。
(中立位置) 第1液系(I);1〜1′→A−+a′〜a他の液系(
n、m、■);それぞれループに充填(正回転位置 ロ
ータを図の時計回シに22.5゜回転) 1〜1′〜1“→I−+p−+J→l (ストップ)←0←RIV←t ↓ e 4− D 4− t 4− R14−k 4− G
↓ RI[→b→B→a したがって液の注入の態様は缶液1.I、mVのループ
を同長(Ll−I、lll−’1.M)とした場合に第
11図(ハ)になる。
(逆回転位置) 1〜1′〜1“→Al→p→工→i a←H←o4− RR/ したがって液の注入の態様は第11図に)となる。
なお、この場合の正回転での液注入は液希釈、あるいは
二段階反応を行なわさせる必要のある試料の分析等に効
果がある。
第12図も同様の関係をn−5の液i、u、m。
■、■に対して下記のように示す。ただし第1液系の入
ロj、出口はaである。
(中立位置) 第1液系;jNj’→A→a’〜a 他の液系(n、i、tv、v)それぞれループに充填 (正回転位置;ロータを時計回りに18°回転)↓ 1→Rm→f→D−+e ↓ aNa“←B4−1)4−1’ii (逆回転位置;ロータを反時計回りに18°回転)↓ 1% 4−.7←r+−RV このような第12図141.Inの場合の液注入態様は
、正回転では第12図(ハ)、逆回転では第12図に)
となる。
第15図も同様のn−sの関係忙おいて、ロータ、ステ
ータの溝の切り方およびループの配列を変えたもので、
液1. I、 III、 IV、 Vに対しての関係を
下記のように示す。ただし第1腋系の入口は。
0、出口はaである。
(中立位置) 第1液系(1);n Nn’→A−+a’ 〜11他の
液系(n、m、 ■、v)それぞれループに充填 (正回転位置;ロータを時計回シに18°回転)n w
 n”→工→o −RV −r→(ストップ)↓ m′→m→ay→j−+1F−1→R1↓ B4−b+RI4−614−D+ f ↓ (逆回転位置;ロータを反時計回シに18°回転)n 
Nd’→H→0→RV→r→J→aこのような第13図
(イ)、(ロ)のような場合、液注入態様は正回転では
第15図(ハ)、逆回転では第13図に)となる。
また試料siをループRVK搬入後、ループRI[に搬
入できるよう第15図k)のpとhを連通させておき、
また、試薬溶液Rをルーグーffに搬入後ループRIV
に搬入できるよう第13図u1のQとtとを連通させて
おく。
このような場合液注入態様は正回転では第13図(へ)
、逆回転では第13図−となる。
本発明の液注入装置は、フローインジェクシミン分析法
、液体りロヤトグラフ分析法等の試料分析についてのみ
適用されるものではなく、分析操作以外〈おいても5.
液ないし、それ以上の液混合(又は併せて2液温合等の
機能を共有させてもよい。)のための装置としても好適
に用いられるものである。例えば送液された試薬によっ
て反応を行う反応システムにおいて必要とする試薬を適
宜供給するために使うことができる。具体的には通(発
明の効果) 本発明の液注入装置は、特に最近液体クロマトグラフィ
ーおよび70−インジェクション分析法において要求の
高い試料の前処理に応用効果の高いものである。従来試
料中の分析成分が微量であったシ、分析の妨害物質が多
量に含まれている試料を分析するには、必ず前処理をし
て分析成分の濃縮、妨害物質の除去をしなければならな
かった。
しかしこれらの操作には、時間がかかったシ操作が煩雑
であったり、装置が大がかシとな〕しかも処理前、処理
後の試料をうまく保存できないなど未だ多くの問題点を
かかえている。これら試料の前処理についても通液注入
装置は大きな力を発揮する。
一例として、本願発明の液注入装置を、前処理兼用液注
入装置として用いた例について説明する。
第6図において、ループ31中に試料中の特定成分を吸
着する機能をもった物質を吸着カラムとして挿入、かつ
小開口とCを接続すれば中立位置において試料s■は、
ループ31のカラムの中には試料中のカラム内物質に選
択的に吸着される物質のみが濃縮され、またループ50
には試料中のカラム物質に選択的に吸着される物質が除
去された液が満たされた事になる。
そこで、この状態において、選択的にロータをステータ
との摺動回転を行なう事により、簡便な操作によって、
二種類の前処理すなわち特定成分のみを選択的に濃縮し
た形態の試料あるいは特定成分のみを選択的に除去した
形態の試料を任意に選択して定常的な流れの中に注入す
る事ができる。
また、第6図(おいて、ループ31.32の長さをかえ
ておけば単一試料の注人容号を選択できる液注入装置と
して用いることもできる。すなわち、第6図の中立位置
において試料8菖はループ51とループ52に充填され
るが、分析操作等において、分析目的成分の濃度が高い
といった際には、たとえばループ31くループ32とす
れば第二の位置にロータとステータを摺動回転してルー
プ部31内の試料8Mを逆に分析成分の濃度が低いとい
った際には第三の位置にロータとステータを摺動回転し
てループ32内の試料を選択して定常的な液の流れの中
に注入する事ができる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は既知の六方バルブを用いた液注入装置の一
使用例を示す図、第2図kl、−はそれぞれ液注入態様
を示す図、第3図は本発明の一実施例における液注入装
置の概要の断面図、第4図U)はステータの正面図、同
−図はH)図1−1線の断面図、第5図に+はロータの
正面図、同(ロ)図は−)図■−■線の断面図、第6図
〜第8図は第5図に示した実施例におけるステータとロ
ータの位置切換に伴なう液通路形成の状態を示す図、第
9図111゜−および第10図k)、(ロ)は本発明の
他の例のステータとロータを示す正面図、第11図(イ
)、同、(ハ)。 に)は3・液を第1液の流れの内に注入する場合の説明
図、第12図IJ 1m、H,Hおよび第15図kl 
。 (ロ)、H9に)、@は4液を第1液の流れの内に注入
する場合の説明図。 +−―− ト・・溶離液槽   2. I Q−・・ポンプ4 s
 −・・流路    4・・・六方バルブ6・・・カラ
ム    7・・・検出器8・・・ループ    9・
・・試料容器21−、ステータ  22、、−ロータケ
ース25軸・ボルト     24 、、、ロータ25
・・・回転駆動円板 26−スプリング27 、、、回
転駆動軸  28−操作把手29・・・管      
 10.51−、・試料81.81のループ5zss・
・・試料81.8Hの容器 81.81・・・試料  工・・・溶離液R・・・試薬
液 ム、B、O,・・・J・・・架橋溝 a”’a’ @ a〜a“、 rNt’ 、 t〜?、
 1<’ 間“、 rr−a’ 、 n〜♂−・・・・
溝 a、b、c、…r・・・小開口 n、m、 ■、v・・・液系 Rn、Rm、RIV、RV・・・ループ特許出願人  
東洋曹達工業株式会社 第3図 Ll ■」 第8図 (イ) 第11図 (ハ) (ニ) 第12図 手続補正書く方式) 昭和61年5月8 日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1事件の表示 昭和59年特許願第189772号 2発明の名称 液注入装置 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 電話番号(505)4471 4補正命令の日付 て    ′ 5補正の対象 「明細書の図面の簡単な説明の欄」 6補正の内容 明細書の図面の簡単な説明の欄中、下記事項を補正いた
します。 記 (1)  明細書第28頁第6行目の「断面A」の後に
以下の文を挿入する。 [(ハ)、に)、(ホ)、(へ)は液注入態様の説明図
J伐) 同頁第13行目に 「、(ハ)、に)、(ホ)」とあるを削除する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気密相接する一対の対向面が一定角度摺動回転し
    て第一の位置とこれから正逆回転方向の第二および第三
    の位置に切換可能とされたステータとロータが、その一
    方の対向面にn個(nは3以上の整数)の各液系に属す
    る各複数の小開口を備えるとともに、これら小開口に選
    択的に位置合せされて各液の液通路を補完的に形成する
    複数の架橋溝を前記一対の対向面に備えた液注入装置で
    あって、前記ステータとロータの位置切換えにより、各
    液系の液連通関係を下記(イ)、(ロ)に変更させるも
    のであることを特徴とする液注入装置。 (イ)n個の液系の内の一つである第1液系は、液流通
    の入口と出口の小開口を有し、これ ら入口と出口は第一の位置では架橋溝によ り連通され、第二の位置および第三の位置 では遮断される。 (ロ)前記第1液系を除く(n−1)個の他の液系は、
    それぞれ各系の液計量管の両端に 接続させる2つの小開口を有し、これら各 系2つの小開口は第一の位置では架橋溝に より各液充填回路に連通され、第二の位置 では一方の液系のみが第1液系の入口と出 口に連通され、更に第三の位置では前記液 系以外の他方の液系のみが第1液系の入口 と出口に連通される。
  2. (2)nが3であることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項に記載した液注入装置。
  3. (3)第1液が溶離液、第2液、第3液が異なる試料液
    であることを特徴とする特許請求の範囲第(2)項に記
    載した液注入装置。
  4. (4)第1液が溶離液、第2液、第3液が同じ試料液で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(2)項に記載
    した液注入装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011001941A1 (ja) * 2009-06-29 2011-01-06 株式会社島津製作所 流路切換バルブ
JP5573838B2 (ja) * 2009-06-29 2014-08-20 株式会社島津製作所 液体クロマトグラフ装置

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US8236175B2 (en) 2009-06-29 2012-08-07 Shimadzu Corporation Liquid chromatograph system
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