JP5573614B2 - 有水式ガスホルダの傾斜測定方法及び装置 - Google Patents

有水式ガスホルダの傾斜測定方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、有水式ガスホルダの傾斜測定方法及び装置に関する。
製鉄所では、コークス炉、高炉、転炉等を用いて操業する場合、コークス炉ガス、高炉ガス、転炉ガス等の副生ガスが生成される。これらのガスは、その成分組成からそのまま放出することはできず、燃料ガスとして再利用も可能である。このため、生成されたガスは、貯蔵タンク(以下、ガスホルダという。)内に一旦貯蔵される。そして、必要に応じて取り出され、そのガス単体又は他のガスと混合されて適宜用途の燃料ガスとして利用されるか、場合によっては、無害化処理を施してから燃焼・放散される。
このようなガスを貯蔵するガスホルダとして有水式ガスホルダがある。有水式ガスホルダは、ガス密閉用の水を貯蔵した水槽と、円筒型に水槽内部に形成され昇降自在な多段のガス槽と、各ガス槽の上端部の円周上に所定間隔をあけて配設された上部ローラと、各ガス槽の下端部の円周上に所定間隔をあけて配設され、水槽、或いは下段側のガス槽の内壁を転動する下部ローラと、水槽の周囲に立設して各ガス槽の上部ローラを支持案内する複数の基柱とを備え、各ガス槽の間は、水圧によるシール機構によって密封されている。
上記構造の有水式ガスホルダは、ガス槽内部のガスが可燃性又は有害な性質を有する場合、貯蔵するガスの漏洩を防止することが重要である。しかし、ガス槽が大きく傾斜した場合、シール機構によりガス槽内部のガス収容空間を外部と完全に隔離することができず、貯蔵ガスが噴出する等の危険がある。よって、ガス槽の傾斜を管理し、特に、多段のガス槽が垂直に昇降するように、各ガス槽の上部ローラ及び下部ローラの更新時期を判断することが重要となる。
有水式ガスホルダの傾斜測定装置として、例えば特許文献1の技術が知られている。
この特許文献1の装置は、多段を構成する各ガス槽に同一の相対高さで第1〜第3被検知体を配置し、水槽の周囲に立設した第1〜第3基柱のうちの第1基柱の第1高さに配置された第1被検知体の通過を検知する通過を検知する第1センサと、第1〜第3基柱の第2高さ(第1高さより異なる高さ)に配置されて第1〜第3被検知体の通過を検知する通過を検知する第2〜第4センサと、所定のガス槽が上昇又は下降するときの第1及び第2センサの検知タイミングの時間差及び第2〜第4センサによる検知タイミングに基づいて、所定のガス槽の傾斜を算出する傾斜算出手段と、を備えた装置である。
この特許文献1によると、所定のガス槽が傾斜している場合、ガス槽に設けた第1〜第3被検知体には相対的な高低差が生じるので、同一高さ(第2高さ)に配置された第2〜第4センサは第1〜第3被検知体の異なる検知タイミングの通過を検知し、傾斜算出手段は、第2〜第4センサの検知情報と、所定のガス槽が上昇又は下降に要した時間(第1及び第2センサの検知タイミングの時間差)とに基づいて、所定のガス槽の傾斜を算出する。
特開2008−175591号公報
しかし、特許文献1の有水式ガスホルダの傾斜測定装置は、第1〜第3基柱に配置した第1〜第4センサが、各ガス槽に配置した第1〜第3被検知体の通過を検知しなければ、傾斜算出手段がガス槽の傾斜を算出することができず、有水式ガスホルダの傾斜管理が不定期に行なわれるので、各ガス槽の上部ローラ及び下部ローラの更新時期を的確に判断することが難しい。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、多段のガス槽の傾斜状態をリアルタイムで計測することができ、各ガス槽の支持部材の更新時期を的確に判断することができる有水式ガスホルダの傾斜測定方法及び装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の有水式ガスホルダの傾斜測定方法は、底部に設けられた水槽内にガスの流出入に応じて昇降自在な多段式のガス槽が設けられた有水式ガスホルダにおいて、前記多段式のガス槽を構成する各ガス槽にそれぞれ反射板を配置し、前記多段式のガス槽の上方に互いに周方向に離間し、前記各ガス槽の前記反射板との距離を測定可能な少なくとも3台の第1〜第3光波距離計を配置し、前記水槽内の水面から上昇しているガス槽を特定する第1工程と、前記特定したガス槽に配置されている反射板に光軸が一致するように前記第1〜第3光波距離計を移動させる第2工程と、前記第1〜第3光波距離計が前記反射板との距離を測定し続ける第3工程と、前記第1〜第3光波距離計が測定した前記反射板との前記距離に基づいて、前記特定したガス槽の傾斜情報を算出する第4工程と、前記傾斜情報を表示する第5工程と、を備えたことを特徴とする有水式ガスホルダの傾斜測定方法である。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の有水式ガスホルダの傾斜測定方法において、前記第4工程は、傾斜している特定のガス槽の最大傾斜量及び傾斜方向を算出する。
また、請求項3記載の発明は、請求項記載の有水式ガスホルダの傾斜測定方法において、前記最大傾斜量が、前記特定のガス槽の上昇・下降に影響を与える程度の大きな傾斜量である所定の閾値を超えている場合には、警報を発する警報工程を備えている。
また、請求項4記載の有水式ガスホルダの傾斜測定装置は、底部に設けられた水槽内にガスの流出入に応じて昇降自在な多段式のガス槽が設けられた有水式ガスホルダの傾斜測定を行なう装置であって、前記多段式のガス槽を構成する各ガス槽にそれぞれ配置された反射板と、前記多段式のガス槽の上方に互いに周方向に離間して配置され、前記各ガス槽の前記反射板との距離を測定可能な少なくとも3台の第1〜第3光波距離計と、前記水槽内の水面から上昇しているガス槽を特定するガス槽特定手段と、前記特定したガス槽に配置されている反射板に光軸が一致するように前記第1〜第3光波距離計を移動させる駆動部と、前記第1〜第3光波距離計が測定した前記反射板との前記距離に基づいて、前記特定したガス槽の傾斜情報を算出する算出手段と、前記傾斜情報を表示する表示手段と、を備えた装置である。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の有水式ガスホルダの傾斜測定装置において、前記算出手段は、傾斜している特定のガス槽の最大傾斜量及び傾斜方向を算出する。
さらに、請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載の有水式ガスホルダの傾斜測定装置において、前記特定のガス槽が、上昇・下降に影響を与える程度に大きく傾斜している場合には警報を発する警報手段を備えている。
本発明に係る請求項1記載の有水式ガスホルダの傾斜測定方法によれば、水槽内の水面から上昇しているガス槽を特定し、その特定したガス槽に配置されている反射板に光軸が一致するように第1〜第3光波距離計を移動させ、第1〜第3光波距離計が反射板との距離を測定し続けていることで、多段のガス槽の何れかの傾斜状態をリアルタイムで計測することができる。
また、請求項2記載の有水式ガスホルダの傾斜測定方法によれば、傾斜しているガス槽の最大傾斜量、傾斜方向を算出して表示しているので、ガス槽の傾斜危険度を容易に把握することができる。そして、ガス槽を支持しているローラの摩耗量が推定できるので、ローラの更新時期を的確に判断することができる。
また、請求項3記載の有水式ガスホルダの傾斜測定方法によれば、ガス槽が大きく傾斜している場合の貯蔵ガスの噴出を未然に防止することができる。
また、請求項4〜6記載の有水式ガスホルダの傾斜測定装置によると、多段のガス槽の何れかの傾斜状態をリアルタイムで計測することが可能な装置を提供することができる。
本発明に係る有水式ガスホルダの構成を示す図である。 図1のA−A矢視断面図である。 図1のB−B矢視断面図である。 本発明に係る有水式ガスホルダの傾斜測定方法及び装置のブロック図である。 本発明に係る第1〜第3光波距離計を移動させる駆動部を説明する図である。 本発明に係る有水式ガスホルダの傾斜測定方法の測定対象更新制御プログラムを示すフローチャートである。 本発明に係る有水式ガスホルダの傾斜測定方法の測定制御プログラムを示すフローチャートである。 測定制御プログラムの傾斜したガス槽の傾斜方向の意味を説明する図である。 本発明に係る有水式ガスホルダの傾斜測定方法を具体的に示した状態図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る有水式ガスホルダ1は、図1及び図2に示すように、水槽2と、第1基柱3A〜第8基柱3Hと、上下方向に伸縮可能な多段式ガス槽(第1ガス槽4,第2ガス槽5,第3ガス槽6)とを備えている。また、この有水式ガスホルダ1には、第1ガス槽4,第2ガス槽5,第3ガス槽6の何れかが傾斜している場合に、傾斜しているガス槽の最大傾斜量と傾斜方向を測定する傾斜測定装置15が並設されている(図4参照)。
先ず、図1及び図2を参照して有水式ガスホルダ1の構造について説明する。
水槽2は、略円形の底を有する略円筒状の水槽であって、内部に水によるシール(水封)用の水7を貯蔵している。水槽2には、ガスGが供給されるガス入管8と、ガスGを排出するガス出管9とが水槽2の底を貫通して突出して配置されており、これらガス入管8とガス出管9の水槽2内の開口部は水7の上面よりも高く配置されている。
第1基柱3A〜第8基柱3Hは、ガス槽4,5,6の昇降をガイドする柱であり、水槽2の外側周囲に結合されて垂直に配置されている。第1基柱3A〜第8基柱3Hのそれぞれの一面には、鉛直方向に延長形成されたガイドレール10が配置されている。
上下方向に伸縮可能な多段式ガス槽を構成する第1ガス槽4,第2ガス槽5,第3ガス槽6は、第1基柱3A〜第8基柱3Hに沿って個別に昇降自在に設けられる。
第1ガス槽4は最上段に位置した内槽であり、第2ガス槽5は中段に位置した中槽であり、第3ガス槽6は最下段に位置した外槽である。
第1ガス槽4は、上蓋を有する略円筒状に形成され、第2及びガス槽5,6は、上蓋及び下底を有さない略円筒状に形成される。また、第3ガス槽6は、水槽2の内径よりも小さい外径を有し、第2ガス槽5は、第3ガス槽6の内径よりも小さい外径を有し、第1ガス槽4は、第2ガス槽5の内径よりも小さい外径を有する。
第1ガス槽4の下部外周には、第2ガス槽5の上部内周に形成された上部シールカップ5aと係合する下部シールカップ4bが形成されている。同様に、第2ガス槽5の下部外周には、第3ガス槽6の上部内周に形成された上部シールカップ6aと係合する下部シールカップ5bが形成されている。これら上部シールカップ5a,6b及び下部シールカップ4b,5bが各槽間(第1ガス槽4及び第2ガス槽5の間、第2ガス槽5及び第3ガス槽6の間)を密封する水圧シール機構を形成している。
そして、水槽2と、第1ガス槽4〜第3ガス槽6は、中心軸が略同一直線上に位置するように配置され、第1ガス槽4〜第3ガス槽6は、昇降した場合に重なり合うことができ、槽毎に上下移動でき、全ての槽は、水槽2の内部に入ることができる。
第1ガス槽4〜第3ガス槽6の上部には、端部に上部ローラ11を備えたアーム12が配置されている。第1ガス槽4〜第3ガス槽6のアーム12は、第1基柱3A〜第8基柱3Hとの距離によって長さが異なっており、第1基柱3A〜第8基柱3Hと同数のアーム12が第1ガス槽4〜第3ガス槽6に夫々配置されている。各アーム12の上部ローラ11は、対応する第1基柱3A〜第8基柱3Hのガイドレール10に当接し、上下方向に案内されながら転動する。
また、第1ガス槽4〜第3ガス槽6の下部には、下部ローラ13が配置されている。第1ガス槽4の下部に配置した下部ローラ13は水槽2の内壁を転動する。第2ガス槽5の下部に配置した下部ローラ13は第3ガス槽6の内壁を転動する。第1ガス槽5の下部に配置した下部ローラ13は第2ガス槽5の内壁を転動する。
次に、傾斜しているガス槽の最大傾斜量と傾斜方向を測定する傾斜測定装置15の1実施形態について、図1から図4を参照して説明する。
本実施形態の傾斜測定装置15は、第1ガス槽4の円筒部外壁の最上部近くに周方向に所定間隔をあけて配置された3箇所の第1〜第3反射板21a〜21cと、第1〜第3反射板21a〜21cに対して径方向外方に位置するように、第2ガス槽5及び第3ガス槽6の円筒部外壁の最上部近くに周方向に所定間隔をあけて配置された第1〜第3反射板22a〜22c、第1〜第3反射板23a〜23cと、第1基柱3A〜第8基柱3Hの最上部に架設した梁部24に配置されている3台の第1〜第3光波距離計25a〜25cと、第1〜第3光波距離計25a〜25cを梁部24に沿って移動可能とする第1〜第3駆動部26a〜26cと、ガス出管9の圧力を測定する圧力計27と、傾斜算出装置28と、傾斜しているガス槽の最大傾斜量及び傾斜方向を表示する表示手段29と、最大傾斜量が所定の閾値を超えている場合には警報を発する警報手段30と、を備えている。
第1〜第3反射板21a〜21c、第1〜第3反射板22a〜22c及び第1〜第3反射板23a〜23cは、図2に示すように、周方向に120°の間隔をあけて配置されている。
3台の光波距離計25a〜25cは、測定光を所定の反射板に照射し、反射板との直線距離を測定する装置であり、図3に示すように、第1光波距離計25aが、第1反射板21a,22a,23aの上方に位置し、第2光波距離計25bが、第2反射板21b,22b,23bの上方に位置し、第3光波距離計25cが、第1反射板21c,22c,23cの上方に位置するように梁部24に配置されている。
そして、第1光波距離計25aは、図5に示すように、梁部24の構成部材であるH型鋼のフランジに配置した第1駆動部26aに一体化されている。第1駆動部26aは、フランジの上面に設けたラック24aに噛合する複数のピニオン26a1と、これらピニオン26a1を正回転、あるいは逆回転させる駆動部(不図示)とを備え、ピニオン26a1の正回転により第1駆動部26aが移動すると、第1光波距離計25aが図3の矢印方向に移動し、ピニオン26a1が逆回転して第1駆動部26aが移動すると、第1光波距離計25aが図3の矢印方向に対して逆方向に移動する。また、第2及び第3光波距離計25b,25cも、同様の構成で、梁部24のフランジに配置した第2及び第3駆動部26b,26cに一体化されている。
また、ガス出管9の水槽2内の開口部が水7の上面よりも高い位置で開口しているので、ガス出管9に接続している圧力計27は、有水式ガスホルダ1に貯蔵されているガスGの圧力情報を得ている。
傾斜算出装置28は、図4に示すように、入力ポート31、主制御部32及び出力ポート33を備えている。
入力ポート31には、圧力計27から有水式ガスホルダ1に貯蔵されているガスGの圧力情報が入力し、第1〜第3光波距離計25a〜25cから測定光を所定の反射板に照射して反射板との直線距離を測定した情報が入力する。
主制御部32はCPU(処理装置)であり、ROM(読み出し専用メモリ)34及びRAM(ランダムアクセスメモリ)35を備えている。この主制御部32は、ROM34及びRAM35を内蔵しているもの、ROM34及びRAM35を外付けでバス接続したものであってもよい。
ROM34は、後述する測定対象変更制御プログラムと、測定制御プログラムとを並列して実行する。
RAM35は、測定対象変更制御プログラム及び測定制御プログラムの演算で使用する演算値が記憶されているとともに、中間データを蓄積する領域が設けられている。
出力ポート32は、主制御部31のROM34で演算した結果を、第1〜第3駆動部26a〜26cに駆動信号として出力し、表示手段29に傾斜しているガス槽の最大傾斜量と傾斜方向の表示データとして出力し、最大傾斜量が所定の傾斜量の閾値を超えているときには、警報を発する信号を警報手段30に出力する。
次に、図6を参照して、傾斜算出装置28が実行する測定対象変更制御プログラムについて説明する。
先ず、ステップST1において、圧力計27の圧力情報(有水式ガスホルダ1に貯蔵されているガスGの圧力情報)を読み込む。
次に、ステップST2に移行し、ステップST1で読み込んだ圧力計27の圧力情報から水槽2内の水面から上昇しているガス槽のうち最下段のガス槽を判断し、その最下段のガス槽を測定対象のガス槽とする。
次に、ステップST3に移行し、測定対象のガス槽(例えば第1ガス槽4)の反射板(例えば第1〜第3反射板21a〜21c)に対して第1〜第3光波距離計25a〜25cの光軸が一致するように、第1〜第3駆動部26a〜26cの移動量を算出する。
次に、ステップST4に移行し、ステップST3で算出した第1〜第3駆動部26a〜26cの移動量を出力する。
次に、ステップST5に移行し、第1〜第3光波距離計25a〜25cが、測定光を所定の反射板に照射して反射板(例えば第1〜第3反射板21a〜21c)との直線距離(測定距離)L1,L2,L3を測定する。
次に、図7及び図8を参照して、傾斜算出装置28が実行する測定制御プログラムについて説明する。
先ず、ステップST10において、第1〜第3光波距離計25a〜25cで測定した対応する反射板との測定距離L1,L2,L3を読み込む。
次いで、ステップST11に移行し、ステップST10で読み込んだ測定距離L1,L2,L3に基づいて、傾斜しているガス槽の最大傾斜量Iを算出する。ここで、最大傾斜量Iの算出は下記の式で求められる。なお、記号Lは測定距離の平均値、記号I1、I2、I3は、第1〜第3光波距離計25a〜25cの測定距離の平均値との差である。
L=(L1+L2+L3)/3 …(1)
1=L−L1 ……(2)
2=L−L2 ……(3)
3=L−L3 ……(4)
I=√(8/3(I1 2+I2 2+I3 2)…(4)
次いで、ステップST12に移行し、傾斜しているガス槽の傾斜方向θを算出する。ここで、傾斜方向θは、図8に示すように、傾斜しているガス槽の周囲に等間隔に配置されている3箇所の反射板のうち第1反射板を基準とし、この第1反射板から反時計回りに移動した角度であり、下記の式で求められる。
θ=cos-1(2×I1/I) ……(5)
次いで、ステップST13に移行し、算出した「傾斜しているガス槽の最大傾斜量Iと傾斜方向θ」の表示データを出力する。
次いで、ステップST14に移行し、算出した最大傾斜量Iと、予め設定した閾値Is(上部ローラ11及び下部ローラ13の転動動作に悪影響を与える程度の大きな傾斜量)とを比較する。そして、最大傾斜量Iが閾値Isに等しい、或いは大きな値の場合には、ステップST15に移行し、最大傾斜量Iが閾値Isより下回る場合には、測定制御プログラムを終了する。
ステップST15では、「ガス槽の傾斜量が大きい」という警報データを出力して測定制御プログラムを終了する。
なお、本発明のガス槽特定手段が圧力計27に対応し、本発明の第1工程が、図6のステップST1,2に対応し、本発明の第2工程が、図6のステップST3,4に対応し、本発明の第3工程が図6のステップST5に対応し、本発明の第4工程が図7のステップST10〜12に対応し、本発明の第5工程が図7のステップST13に対応し、本発明の警報工程が図7のステップST14、15に対応している。
次に、傾斜算出装置28が実行する測定対象変更制御プログラム及び測定制御プログラムの作用について、図9を参照して説明する。なお、図9では、梁部24に配置されている3台の第1〜第3光波距離計25a〜25c、第1〜第3駆動部26a〜26cのうち第1光波距離計25a、第1駆動部26aのみを示しているが、他の第2及び第3光波距離計25b,25c、第2及び第3駆動部26b,26cも同様の動作をするものとする。
図9(a)に示すように、ガス入管8からガスGが供給されて水槽2内の水面から第1ガス槽5が上昇している場合には、傾斜算出装置28は、第1ガス槽4を測定対象のガス槽とする(測定対象変更制御プログラムのステップST1,2)。そして、第1ガス槽4の第1〜第3反射板21a〜21cに対して第1〜第3光波距離計25a〜25cの光軸が一致するように、第1〜第3駆動部26a〜26cの移動量を算出し(ステップST3)、この移動量に基づいて第1〜第3駆動部26a〜26cが、第1〜第3反射板21a〜21cの鉛直上方まで移動する(ステップST4)。そして、第1〜第3光波距離計25a〜25cが、第1〜第3反射板21a〜21cとの測定距離L1,L2,L3を測定する(ステップST5)。
次に、傾斜算出装置28は、第1〜第3光波距離計25a〜25cで測定した反射板との測定距離L1,L2,L3を読み込む(測定制御プログラムのステップST10)。そして、測定距離L1,L2,L3に基づいて第1ガス槽4の最大傾斜量Iを算出し(ステップST11)、第1ガス槽4の傾斜方向θを算出する。
そして、第1ガス槽4の最大傾斜量Iと傾斜方向θの表示データを出力することで(ステップST13)、ディスプレイ、或いはプリンターなどの表示手段29に、第1ガス槽4の最大傾斜量Iと傾斜方向θの表示データを出力する。
ここで、第1ガス槽4の最大傾斜量Iが閾値Isに等しい、或いは大きな値の場合には、警報手段30が「第1ガス槽4の傾斜量が大きい」という警報を発する。
次に、図9(b)に示すように、有水式ガスホルダ1にさらにガスGが供給されて水槽2内の水面から第2ガス槽5が上昇する場合には、傾斜算出装置28は、第2ガス槽5を測定対象のガス槽とする(測定対象変更制御プログラムのステップST1,2)。そして、第2ガス槽5の第1〜第3反射板22a〜22cに対して第1〜第3光波距離計25a〜25cの光軸が一致するように、第1〜第3駆動部26a〜26cの移動量を算出し(ステップST3)、この移動量に基づいて第1〜第3駆動部26a〜26cが、第1〜第3反射板22a〜22cの鉛直上方まで移動する(ステップST4)。そして、第1〜第3光波距離計25a〜25cが、第1〜第3反射板22a〜22cとの測定距離L1,L2,L3を測定する(ステップST5)。
次に、傾斜算出装置28は、第1〜第3光波距離計25a〜25cで測定した反射板との測定距離L1,L2,L3を読み込む(測定制御プログラムのステップST10)。そして、測定距離L1,L2,L3に基づいて第2ガス槽5の最大傾斜量Iを算出し(ステップST11)、第2ガス槽5の傾斜方向θを算出する。
そして、第2ガス槽5の最大傾斜量Iと傾斜方向θの表示データを出力することで(ステップST13)、ディスプレイ、或いはプリンターなどの表示手段29に、第2ガス槽5の最大傾斜量Iと傾斜方向θの表示データを出力する。
ここで、第2ガス槽5の最大傾斜量Iが閾値Isに等しい、或いは大きな値の場合には、警報手段30が「第2ガス槽5の傾斜量が大きい」という警報を発する。
さらに、図9(c)に示すように、ガスGが供給されて水槽2内の水面から第3ガス槽6も上昇した場合には、傾斜算出装置28は、第3ガス槽6を測定対象のガス槽とする(測定対象変更制御プログラムのステップST1,2)。そして、第3ガス槽6の第1〜第3反射板23a〜23cに対して第1〜第3光波距離計25a〜25cの光軸が一致するように、第1〜第3駆動部26a〜26cの移動量を算出し(ステップST3)、この移動量に基づいて第1〜第3駆動部26a〜26cが、第1〜第3反射板23a〜23cの鉛直上方まで移動する(ステップST4)。そして、第1〜第3光波距離計25a〜25cが、第1〜第3反射板23a〜23cとの測定距離L1,L2,L3を測定する(ステップST5)。
次に、傾斜算出装置28は、第1〜第3光波距離計25a〜25cで測定した反射板との測定距離L1,L2,L3を読み込む(測定制御プログラムのステップST10)。そして、測定距離L1,L2,L3に基づいて第3ガス槽6の最大傾斜量Iを算出し(ステップST11)、第3ガス槽6の傾斜方向θを算出する。
そして、第3ガス槽6の最大傾斜量Iと傾斜方向θの表示データを出力することで(ステップST13)、ディスプレイ、或いはプリンターなどの表示手段29に、第3ガス槽6の最大傾斜量Iと傾斜方向θの表示データを出力する。
ここで、第3ガス槽6の最大傾斜量Iが閾値Isに等しい、或いは大きな値の場合には、警報手段30が「第3ガス槽6の傾斜量が大きい」という警報を発する。
次に、上述した傾斜測定装置15が行なう傾斜測定方法の効果について以下に説明する。
本実施形態の傾斜測定装置15は、水槽2内の水面から上昇しているガス槽を特定し、その特定したガス槽に配置されている反射板に光軸が一致するように第1〜第3光波距離計25a〜25cを移動させ、第1〜第3光波距離計25a〜25cが反射板との距離を測定し続けていることで、多段のガス槽の何れかの傾斜状態をリアルタイムで計測することができる。
また、本実施形態の傾斜測定装置15は、傾斜しているガス槽の最大傾斜量I、傾斜方向θを算出して表示しているので、ガス槽の傾斜度合い(危険度)を容易に把握することができる。そして、ガス槽の最大傾斜量I、傾斜方向θが認識できることから、第1基柱3A〜第8基柱3Hにガイドされて各ガス槽を支持している上部ローラ11と、水槽2及び各ガス槽の内壁にガイドされてガス槽を支持している下部ローラ13の摩耗量が推定できるので、各ガス槽の上部ローラ11及び下部ローラ13の更新時期を的確に判断することができる。
また、本実施形態の傾斜測定装置15は、最大傾斜量Iが所定の閾値Isを超えている場合に警報を発する警報手段30を備えているので、ガス槽が大きく傾斜している場合の貯蔵ガスの噴出を未然に防止することができる。
そして、傾斜測定装置15は、第1基柱3A〜第8基柱3Hの梁部24に配置した3台の第1〜第3光波距離計25a〜25cが、第1ガス槽4の円筒部外壁の最上部近くに周方向に所定間隔をあけて配置された3箇所の第1〜第3反射板21a〜21cと、第1〜第3反射板21a〜21cに対して径方向外方に位置するように、第2ガス槽5及び第3ガス槽6の円筒部外壁の最上部近くに周方向に所定間隔をあけて配置された第1〜第3反射板22a〜22c、第1〜第3反射板23a〜23cとの何れかを反射板との距離を測定し続けているようにしているので、有水式ガスホルダ1を構成する多段のガス槽4,5,6の何れかの傾斜状態をリアルタイムで容易に計測することができる。
なお、本実施形態では3段式の有水式ガスホルダ1について説明したが、ガス槽の槽数及び基柱とアームの本数は、上記実施形態に限定されず、貯蔵したいガスGの体積等によって適宜変更可能である。
また、3台の光波距離計25a〜25c、第1〜第3反射板21a〜21c、第1〜第3反射板22a〜22c及び第1〜第3反射板23a〜23cの数は本実施に限るものではなく、数を増大させると、ガス槽の最大傾斜量I、傾斜方向θの算出精度を高めることができる。
さらに、測定対象のガス槽(最下段のガス槽)を決定するために、本実施形態ではガス出管9に圧力計27を接続し、有水式ガスホルダ1に貯蔵されているガスGの圧力情報を得ているが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、機械的に最下段のガス槽を判断する方法等、他の方法を用いてもよい。
1…有水式ガスホルダ、2…水槽、3A〜3H…基柱、4…第1ガス槽、4b…下部シールカップ、5…第2ガス槽、5a…上部シールカップ、5b…下部シールカップ、6…第3ガス槽、6a…上部シールカップ、7…水、8…ガス入管、9…ガス出管、10…ガイドレール、11…上部ローラ、12…アーム、13…下部ローラ、15…傾斜測定装置、24…梁部、24a…ラック、26a,26b,26c…駆動部、26a1…ピニオン、21a〜21c…第1〜第3反射板、22a〜22c…第1〜第3反射板、23a〜23c…第1〜第3反射板、25a〜25c…第1〜第3光波距離計、26a〜26c…第1〜第3駆動部(駆動部)、27…圧力計、28…傾斜算出装置、29…表示手段、30…警報手段、31…入力ポート、32…主制御部、33…出力ポート、34…ROM、35…RAM

Claims (6)

  1. 底部に設けられた水槽内にガスの流出入に応じて昇降自在な多段式のガス槽が設けられた有水式ガスホルダにおいて、
    前記多段式のガス槽を構成する各ガス槽にそれぞれ反射板を配置し、前記多段式のガス槽の上方に互いに周方向に離間し、前記各ガス槽の前記反射板との距離を測定可能な少なくとも3台の第1〜第3光波距離計を配置し、
    前記水槽内の水面から上昇しているガス槽を特定する第1工程と、
    前記特定したガス槽に配置されている反射板に光軸が一致するように前記第1〜第3光波距離計を移動させる第2工程と、
    前記第1〜第3光波距離計が前記反射板との距離を測定し続ける第3工程と、
    前記第1〜第3光波距離計が測定した前記反射板との前記距離に基づいて、前記特定したガス槽の傾斜情報を算出する第4工程と、
    前記傾斜情報を表示する第5工程と、を備えたことを特徴とする有水式ガスホルダの傾斜測定方法。
  2. 前記第4工程は、傾斜している特定のガス槽の最大傾斜量及び傾斜方向を算出することを特徴とする請求項1記載の有水式ガスホルダの傾斜測定方法。
  3. 前記最大傾斜量が、前記特定のガス槽の上昇・下降に影響を与える程度の大きな傾斜量である所定の閾値を超えている場合には、警報を発する警報工程を備えていることを特徴とする請求項記載の有水式ガスホルダの傾斜測定方法。
  4. 底部に設けられた水槽内にガスの流出入に応じて昇降自在な多段式のガス槽が設けられた有水式ガスホルダの傾斜測定を行なう装置であって、
    前記多段式のガス槽を構成する各ガス槽にそれぞれ配置された反射板と、
    前記多段式のガス槽の上方に互いに周方向に離間して配置され、前記各ガス槽の前記反射板との距離を測定可能な少なくとも3台の第1〜第3光波距離計と、
    前記水槽内の水面から上昇しているガス槽を特定するガス槽特定手段と、
    前記特定したガス槽に配置されている反射板に光軸が一致するように前記第1〜第3光波距離計を移動させる駆動部と、
    前記第1〜第3光波距離計が測定した前記反射板との前記距離に基づいて、前記特定したガス槽の傾斜情報を算出する算出手段と、
    前記傾斜情報を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする有水式ガスホルダの傾斜測定装置。
  5. 前記算出手段は、傾斜している特定のガス槽の最大傾斜量及び傾斜方向を算出することを特徴とする請求項4記載の有水式ガスホルダの傾斜測定装置。
  6. 前記特定のガス槽が、上昇・下降に影響を与える程度に大きく傾斜している場合には警報を発する警報手段を備えていることを特徴とする請求項4又は5記載の有水式ガスホルダの傾斜測定装置。
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