JP5573052B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

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Description

本発明はインクジェットヘッドに関し、詳しくは、圧力室への気泡侵入による吐出性能への悪影響の抑制を図り得るようにしたインクジェットヘッドに関する。
インクジェットプリンタの1つの形態として、記録媒体の全幅に対応するように多数のノズルが配列されたインクジェットヘッドを、記録媒体の幅方向と直交する方向(副走査方向)に相対的に1回だけ走査させることで、記録媒体の全体に印刷することが可能ないわゆるシングルパス方式のものが知られている。シングルパス方式は、インクジェットヘッドを記録媒体の幅方向(主走査方向)に亘って往復移動させるいわゆるシリアル方式に比べて高速に印刷することが可能であるが、インクジェットヘッドと記録媒体との相対的な移動が1回だけであるため、記録品質を向上させるためには、インクジェットヘッドに配列されるノズルを高密度に配置する必要がある。
シングルパス方式のプリンタに好適に用いられるインクジェットヘッドとして、ノズルとこのノズルに連通した圧力室との組を2次元状に配列させたものが知られている。ノズルと圧力室との組を2次元状に配列することにより、ヘッドを小型化でき、結果としてノズルを高密度化することができる。このようなインクジェットヘッドでは、ノズルや圧力室、その他のインク供給経路を複数枚の基板(層)に分けて形成し、それら複数枚の基板を順次積層することによって、積層体内にノズルに通じる圧力室やその他のインク供給経路を形成している。
このように複数枚の基板を積層することによって構成されるインクジェットヘッドとしては、ヘッドを小型化できるというメリットを有効に生かすため、複数の圧力室に共通にインクを供給するための共通流路を、圧力室とは異なる層に設けることにより、圧力室を高密度に配置できるようにするものが知られている(特許文献1〜4)。
特許文献1のインクジェットヘッドの概略構成を図12に示す。インクジェットヘッド100には、液滴を吐出する縦方向に延びるように形成されたノズル101と、このノズル101の上部に配置され、平面形状が略正方形状となる圧力室102とが形成されている。圧力室102におけるノズル101と反対側の壁面は振動板103が設けられていると共に、この振動板103の外側にピエゾ素子等の圧電素子からなる圧力発生手段104が設けられている。これらノズル101と圧力発生手段104を有する圧力室102との組は、インクジェットヘッド100に平面視で2次元状に配列される。
共通流路105は、平面視で圧力室102と一部重なるように、該圧力室102の下方に配置されている。この共通流路105は、複数の圧力室102に対して共通にインクを供給するように、複数の圧力室102毎に形成され、各圧力室102との間が縦方向に延びるインク供給路106によって連通している。
なお、上下とは、ノズル面を下向きとした状態のインクジェットヘッドにおける位置関係をいう。また、縦横とは、同じくノズル面を下向きとした状態のインクジェットヘッドにおける垂直方向を縦といい、水平方向を横という。
一方、近年の吐出性能の高精度化、高速化、安定化等を図る観点から、インク供給路に断面積を減少させたり絞り部分を設けたりする場合がある。例えば、特許文献2には、図13に示すように、圧力室202と共通流路203との間のインク供給路204を横方向に延在させ、このインク供給路204に内部の流路を絞るアパーチャ205を形成し、このアパーチャ205によってインクの流れを制限することで、適当な流路抵抗を付与し、インク吐出の安定化を図ることが記載されている。図中、201はノズルである。
また、特許文献3には、図14に示すように、圧力室302と共通流路303との間のインク供給路304を縦方向の流路とし、このインク供給路304内の共通流路303側の流路を絞るように形成することが記載されている。図中、301はノズルである。
更に、特許文献4には、図15に示すように、共通流路403の上部に、補助用誘導孔404を形成し、この補助用誘導孔404の上端の側部から横方向に延びる通路405によって圧力室402と連通させることにより、補助用誘導孔404と通路405によってインク供給路を構成することが記載されている。通路405は、補助用誘導孔404よりも流路が絞られている。図中、401はノズルである。
これらインクジェットヘッドは、いずれも共通流路内のインクがインク供給路を通って共通流路よりも上方に配置される圧力室に流入する構造となっている。
特開2001−334661号公報 特開2003−311957号公報 特開平6−234218号公報 特表平10−508808号公報
インクジェットヘッドが抱える問題の一つに、圧力室内への気泡流入の問題がある。インク中に混入する気泡(空気)がインクと共に共通流路から圧力室に供給され、圧力室内に臨む振動板に付着すると、気泡の圧縮作用のために、振動板の振動によってインクに加えられるべき圧力が緩衝され、液滴を正常に吐出するために必要な圧力発生が阻害されてしまい、液滴の吐出が正常に行われず、吐出のばらつきを発生させたり、場合によっては不吐出となってしまうおそれがある。このため、インクは十分に脱気され、インクジェットヘッドへの供給過程での気泡の混入も慎重に避けられる態勢が採られているが、インクジェットヘッドへ供給されるインク中の気泡の混入を完全に防止することは困難である。
従って、インク中に混入する気泡による吐出不安定化を回避するため、インクジェットヘッド自体にも、気泡をインク中から分離させ、圧力室内に侵入させないようにするための手段を講じることが望まれる。
しかしながら、特許文献1〜4のいずれのインクジェットヘッドも、共通流路の上部内壁面は全面が同一高さと平坦面に形成され、この上部内壁面にインク供給路の一端が開口しているため、共通流路内のインク中の気泡は、上部内壁面からインクと共にそのままインク供給路に流出してしまうおそれが高い。一般に共通流路は、多数配列される圧力室に対して共通にインクを供給するため、比較的容積が大きく形成されている。このため、インクが共通流路内を流れる間に、インク中に混入する気泡の一部が分離し、浮力によって上昇して上部内壁面に付着する。共通流路内の気泡がインク供給路にそのまま流出してしまうと、インク供給路を通って圧力室内に侵入してしまう。圧力室内に侵入した気泡は、浮力によって上昇して振動板に付着し、吐出不安定化の原因となってしまう。
そこで、本発明は、共通流路内でインク中から分離した気泡がインク供給路へ流出することを抑制し、圧力室への気泡侵入による吐出性能への悪影響の抑制を図り得るインクジェットヘッドを提供することを課題とする。
本発明の更に他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、 一面に振動板を介して圧力発生手段が設けられた複数の圧力室と、前記圧力室に対応して設けられ、該圧力室内のインクを吐出させるノズル流路と、複数の前記圧力室に共通にインクを供給するための共通流路と、前記共通流路と前記圧力室とを連通させるインク供給路とを備え、前記圧力室が前記共通流路よりも上位に配置されてなるインクジェットヘッドにおいて、
前記共通流路は、上部内壁面の一部に、下方に突出する突出部を有し、前記インク供給路の一端の開口端が、前記突出部の下端面のみに開口するように設けられることにより、該開口端の高さ位置が、前記上部内壁面のうちで最も下位に配置されていることを特徴とするインクジェットヘッドである。
請求項2記載の発明は、前記突出部は、複数配列される前記インク供給路の前記開口端の配列方向に沿うように直線状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドである。
請求項3記載の発明は、前記突出部は、近接する複数の前記インク供給路の前記開口端を一まとめにした複数の島状の突出部からなることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドである。
請求項4記載の発明は、前記インク供給路は、前記インク供給路の開口端からインクを上向きに供給する縦流路と、該縦流路の上端からインクを横向きに供給する横流路とを有することを特徴とする請求項1、2又は3記載のインクジェットヘッドである。
請求項5記載の発明は、前記共通流路の上部内壁面は、粗面処理されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェットヘッドである。
本発明によれば、共通流路内でインク中から分離した気泡がインク供給路へ流出することを抑制し、圧力室への気泡侵入による吐出性能への悪影響の抑制を図り得るインクジェットヘッドを提供することができる。
本発明に係るインクジェットヘッドの一例を示す縦断面図 図1の(ii)-(ii)線に沿う断面図 本発明に係るインクジェットヘッドの分解斜視図 本発明に係るインクジェットヘッドにおける個別流路の配列態様を示す平面図 本発明に係るインクジェットヘッドにおける個別流路の他の配列態様を示す部分平面図 本発明に係るインクジェットヘッドにおける個別流路の他の配列態様を示す部分平面図 本発明に係るインクジェットヘッドにおける突出部の他の態様を示す部分平面図 インク供給路の部分のみを示す斜視図 第2の流路部と第3の流路の接続部位の他の態様を示す部分断面図 (a)(b)は第2の流路部と第3の流路の接続部位の他の態様を示す部分断面図 本発明に係るインクジェットヘッドの他の一例を示す縦断面図 従来のインクジェットヘッドの概略構造を示す断面図 従来のインクジェットヘッドの概略構造を示す断面図 従来のインクジェットヘッドの概略構造を示す断面図 従来のインクジェットヘッドの概略構造を示す断面図
本発明に係るインクジェットヘッドは、一面に振動板を介して圧力発生手段が設けられた複数の圧力室と、この圧力室に対応して設けられ、該圧力室内のインクを吐出させるノズル流路と、複数の圧力室に共通にインクを供給するための共通流路と、この共通流路と各圧力室とを連通させるインク供給路とを備え、圧力室が共通流路よりも上位に配置される。
振動板は圧力室の上壁面を構成し、この振動板の外面側に、ピエゾ素子等の圧電素子からなる圧力発生手段が取り付けられる。この圧力発生手段に所定の電圧を印加することにより、圧電素子の電気機械変換作用によって振動板を振動させ、圧力室内のインクに吐出に必要な圧力を付与し、ノズル流路の先端からインクを微小な液滴として吐出させる。
本発明において、共通流路には、その上部内壁面にインク供給路の一端が開口している。このインク供給路の開口端の高さ位置は、共通流路の上部内壁面のうちで最も下位となるように配置されている。すなわち、共通流路の上部内壁面は、インク供給路の開口端の部分が最も低い位置にある。
このため、共通流路内でインク中から分離して浮力により上昇し、上部内壁面に付着した気泡が、インク供給路の開口端が配置されている方向に向かって流れても、インク供給路の開口端の位置は気泡の高さ位置よりも下位となることにより、インク供給路へは流出しにくくなる。これにより、共通流路内の気泡のインク供給路への流出を抑制し、圧力室への気泡侵入による吐出性能への悪影響の抑制を図ることができる。
ここで、上下、縦横の配置関係について定義しておくことにする。本発明におけるインクジェットヘッド構成の配置関係は、ノズル面を下向きとした状態でのインクジェットヘッドの姿勢を基準とする。従って、本発明における上下とは、ノズル面を下向きとした状態のインクジェットヘッドにおける位置関係をいうものとする。また、縦横とは、同じくノズル面を下向きとした状態のインクジェットヘッドにおいて、垂直方向を縦といい、水平方向を横というものとする。
共通流路内のインク供給路の開口端の高さ位置を最も下位となるよう形成する態様としては、インク供給路の開口端を含むその周囲の高さ位置が最も下位となるように、共通流路の上部内壁面を上方に向けて凹設することによって、高さが最も高くなる高天井部を形成するものとすることができる。その結果、インク供給路の開口端を含むその周囲は、共通流路の上部内壁面から相対的に下方に向けて突出する形態となる。
また、他の態様としては、共通流路の上部内壁面の一部を、他の部位よりも下方に向けて突出させて突出部を形成し、この突出部の下端にインク供給路の開口端を設けるものとすることもできる。
いずれの態様も、共通流路の上部内壁面において、インク供給路の開口端の周囲には、上部内壁面との間に、上部内壁面の高さ位置を上位とする段部が形成されるため、浮力により上部内壁面に付着した気泡が、インク供給路の開口端へ流出することを阻止できる。
共通流路の上部内壁面からインク供給路の開口端の位置までの相対的な突出量(段部の高さ)は、インク供給路への気泡の流出を効果的に抑止するため、50〜120μmとすることが好ましい。
共通流路は複数の圧力室に対して共通にインクを供給するために、一般に、一つの共通流路には複数の圧力室に対応する複数のインク供給路が接続される。従って、一つの共通流路には複数のインク供給路の開口端が配列される。上述した高天井部又は突出部は、共通流路の上部内壁面に複数配列されるインク供給路の開口端に沿うように直線状に形成すると、高天井部又は突出部を直線的に形成するだけでよく、構造が簡単で製造も容易となる。
この他、近接する複数個(2〜4個程度)のインク供給路の開口端を一まとめにし、その一まとめにした開口端含有領域の外側の上部内壁面全体の高さを高く形成することによって高天井部を形成したり、又は、その一まとめにした開口端含有領域のみを下方に突出させることによって突出部を形成したりしてもよい。この場合は、いずれも、近接する複数個の開口端を含むその周囲の開口端含有領域の部位だけが、共通流路の上部内壁面から島状に相対的に下方に突出する形態となる。
インク供給路は、インクを上向きに供給する縦流路と、該縦流路の上端からインクを横向きに供給する横流路とを有する屈曲した流路を少なくとも含むものであることが好ましい。インク供給路は途中で流路が横向きに屈曲するため、万が一、インク供給路に気泡が流出しても、浮力によってそのまま圧力室に侵入してしまうことはなく、インク供給路における横流路の上部内壁面にとどめることができ、圧力室への気泡の流出防止効果をより高めることができる。
このような縦流路及び横流路は、インク供給路中に介在されていればよいが、縦流路の下端が共通流路に開口するインク供給路の開口端と連通し、横流路が圧力室の側壁から内部に連通する構成とすれば、インクジェットヘッドを最も簡素な構成とすることができる。
インク供給路への気泡の流出抑止効果をより高める上で、共通流路の上部内壁面(最も高さが高い上部内壁面)には、粗面処理を施すことが好ましい。上部内壁面に粗面処理を施すことで、気泡を付着させてとどめておく機能を果たすことができ、インク供給路への流出抑止の確実性を図ることができる。粗面処理は、共通流路の上部内壁面に相当する面に、従来公知の適宜の方法、例えば露光もしくは電子線直接描画によって、周期100〜400nm、高さ100〜1000nmの微細な凹凸形状をパターニングし、露光・現像することによって行うことができる。
このような粗面処理は、インク供給路が縦流路と横流路を有する場合、横流路の上部内壁面にも施すことも好ましい。万が一、インク供給路に気泡が流出しても、横流路の上部内壁面にとどめておくことができ、圧力室への侵入抑止をより確実にすることができる。
圧力室と共通流路とは、平面視で一部が互いに重なり合うように配置されていることが好ましい。圧力室と共通流路とのインクジェットヘッドの水平方向の広がりが抑制され、圧力室を高密度に配列することができ、結果として、ノズルの高密度化が可能となる。また、共通流路の容積を大きく確保でき、それだけインク供給量を増加させることができる。しかも、共通流路の容積が大きくなることで、近接する圧力室間のクロストークを抑制したり、ノズル同時吐出時のリフィル時間(吐出後の圧力室へインクを再供給する時間)の増加を抑制するための共通流路の最適な音響特性を十分に確保することができる。
特に、共通流路の上部内壁面を上方に向けて凹設することにより高天井部を形成する場合、インクジェットヘッド全体の高さ(上下方向の厚み)を増大させることなく、共通流路の容積を大きくでき、コンパクトでありながら、共通流路の最適な音響特性の確保が可能となる。
本発明において、圧力室、ノズル、共通流路及びインク供給路は、複数枚の基板にそれぞれ貫通孔又は凹部(凹溝)の形態で加工され、これら複数枚の基板を積層することにより、圧力室、ノズル流路、共通流路及びインク供給路をそれぞれ形成することが好ましい。各基板に貫通孔や凹部(凹溝)を形成するだけで積層基板内に、圧力室、ノズル流路、共通流路及びインク供給路となる空間や流路を容易に形成することができる。
基板にはシリコン基板やガラス基板が好ましく用いられる。シリコン基板に対する加工は、例えばドライエッチング加工等によって行うことができ、半導体集積回路の精密製造技術を利用することができる。また、ガラス基板に対する加工は、従来のサンドブラスト法等によって行うことができる。これらはいずれも極めて高精度な加工が可能であり、しかも、シリコン基板とガラス基板との接合は、陽極接合によって一体に接合させることができるため、接着剤を用いる必要がない。
このようなインクジェットヘッドでは、圧力室と共通流路とは、積層された複数枚の基板のうち、圧力室の方が共通流路よりも上位となるように異なる基板(層)に分かれて配置される。
次に、本発明に係るインクジェットヘッドの具体的な実施の形態を図面を用いて説明する。なお、以下に記載する寸法は一例であり、本発明は以下の寸法に限定されるものではない。
図1は、本発明に係るインクジェットヘッドの一例を示す縦断面図、図2は、図1の(ii)-(ii)線に沿う断面図、図3は、本発明に係るインクジェットヘッドの要部の分解斜視図である。
インクジェットヘッド1は、下から順に、第1の基板であるノズルプレート2、第2の基板である中間プレート3、第3の基板である圧力室プレート4の3枚の基板が積層された積層体からなっている。
ノズルプレート2は、厚みが300μmのシリコン基板であり、ドライエッチング加工によって、ノズル流路用の第1の貫通孔21が貫通形成されていると共に、共通流路用の凹部22が図中の上面から溝状に凹設されている。
ノズル流路用の第1の貫通孔21は、本実施形態では、図中の上から下に向かうインクの吐出方向に沿って、3段階に径が小さくなる円筒形状に形成されており、直径100μmで高さ(インク吐出方向に沿う長さ。以下同じ。)が200μmの大径部21aと、直径60μmで高さ80μmの中径部21bと、直径20μmで高さ20μmの小径部21cとからなっている。また、共通流路用の凹部22は、高さ280μm、幅Wが650μmとなっている。
中間プレート3は、厚みが200μmのガラス基板であり、サンドブラスト法によって、ノズルプレート2に形成されたノズル流路用の第1の貫通孔21に連通するノズル流路用の第2の貫通孔31が貫通形成されていると共に、同じくノズルプレート2に形成された共通流路用の凹部22の上方に対応する位置に、インク供給路の一部を構成する第1の流路部用の貫通孔32が貫通形成されている。
ここでは、ノズル流路用の第2の貫通孔31及び第1の流路部用の貫通孔32は、いずれも直径100μmの円筒形状となっている。
中間プレート3には、ノズルプレート2に凹設された共通流路用の凹部22に対応する位置に、該中間プレート3の下面を上方に向けて100μm程凹設した凹設部33を有している。凹設部33は、中間プレート3の第1の流路部用の貫通孔32の周囲(貫通孔32の開口端32aを含む。)を共通流路用の凹部22の長さ方向に沿って直線状に残すように形成されている。これにより、第1の流路部用の貫通孔32を含むその周囲は、凹設されずに残されることにより、相対的に下方に突出する突出部34が、共通流路用の凹部22の長さ方向に沿って直線状に形成されている。第1の流路部用の貫通孔32の下端の開口端32aは、この突出部34の下端に開口している。
圧力室プレート4は、厚みが300μmのシリコン基板であり、ドライエッチング加工によって、圧力室用の凹部41が図中の下面から凹設されていると共に、この圧力室用の凹部41と連通するように、インク供給路の残りの一部を構成する第2の流路部用の凹部42と第3の流路部用の凹部43とが同じく図中の下面から凹設されている。ここでは1つの圧力室用の凹部41のみを示しているが、1枚の圧力室プレート4に対して圧力室用の凹部41は2次元状に複数設けられる。
圧力室用の凹部41は、図2に示すように、平面視で角部に曲率半径150μmのR(まるみ)がつけられた1辺が450μmとなる略正方形状をなしている。その高さは280μmとされ、残りの20μmが上壁部となり、この上壁部によって振動板41aが構成される。そして、この振動板41aの外側面(図1、図3の上面側)に、400μm×400μm×厚み50μmの圧電素子5が固着されている。
中間プレート3に形成されたノズル流路用の第2の貫通孔31は、圧力室用の凹部41の一つの隅角部の両側壁から70μm内側に位置し、この圧力室用の凹部41内と連通するように配置されている。
第2の流路部用の凹部42は、直径120μm、高さ280μmの円筒形状をなして凹設されており、中間プレート3に形成された第1の流路部用の貫通孔32に対応してその真上に配置され、下端において該第1の流路部用の貫通孔32の上端と連通している。
第3の流路部用の凹部43は、この第2の流路部用の凹部42と圧力室用の凹部41との間を連通させる溝状に形成され、高さ280μm、長さ(凹部42から凹部41へ至る長さ)300μm、長さ方向と直交する幅30μmの細長形状に凹設されている。このため、この第3の流路部用の凹部43の一端と第2の流路部用の凹部42との連通部位は、細幅状のスリット状となっている。
この第3の流路部用の凹部43の他端と圧力室用の凹部41との連通部位は、図2に示すように、平面視で略正方形状の圧力室用の凹部41において、ノズル流路用の第2の貫通孔31との連通部位と対角位置にある隅角部41bである。第3の流路部用の凹部43は、この隅角部41bから圧力室用の凹部41に対して対角線に沿う方向に延び、第2の流路部用の凹部42と連通している。
以上の3枚の基板2、3、4は、互いに相対位置が位置合わせされた後、ノズルプレート2の共通流路用の凹部22の形成面側が中間プレート3の凹設部33の形成面側と対面し、且つ、圧力室プレート4の各凹部41、42、43の形成面側が中間プレート3の凹設部33の形成面と反対面側と対面するようにして積層され、その後、陽極接合される。陽極接合は、各接合面におけるシリコンとガラスとを200〜500℃で加熱してガラス側を軟化させ、同時にシリコン側を陽極、ガラス側を陰極として高電圧を印加することによって電気的二重層を発生させ、接合界面を静電引力によって密着接合する。陽極接合によれば、接着剤を用いないため、インクとの接触面となる接合面において、インク中の溶剤による接合部の溶解のおそれのない信頼性の高い接合を行うことができる。
各基板2、3、4が接合されることによって、ノズルプレート2に形成されたノズル流路用の第1の貫通孔21と中間プレート3に形成されたノズル流路用の第2の貫通孔31とが連通してノズル流路となり、圧力室プレート4に形成された圧力室用の凹部41の下面側が中間プレート3によって閉塞されて圧力室となる。ノズル流路と圧力室とは、ノズル流路用の第2の貫通孔31と圧力室用の凹部41とが連通することによって連通する。
また、ノズルプレート2に形成された共通流路用の凹部22の上面側は中間プレート3の凹設部33によって閉塞され、これら凹部22と凹設部33とで構成される空間が共通流路6となる。また、第1の流路用の貫通孔32、第2の流路用の凹部42及び第3の流路用の凹部43は、共通流路6と圧力室41とを連通するインク供給路を構成し、それぞれインク供給路の第1の流路部、第2の流路部及び第3の流路部となる。更に、貫通孔32の下端の開口端32aは、共通流路6内に臨むインク供給路の開口端となる。
かかるインクジェットヘッド1では、共通流路6においてインク中に混入する気泡の一部がインクから分離し、浮力によって上昇して共通流路6の上部内壁面6aに付着するが、この上部内壁面6aは、中間プレート3に凹設部33が形成されることによって高天井部となっており、インク供給路の開口端32aは、この上部内壁面6aから下方に向けて突出する形態となる突出部34の下端に開口し、上部内壁面6aの高さ位置よりも下位に配置されているので、共通流路6内でインク中から分離した気泡がインク供給路の開口端32aへ流出することは困難となり、インク供給路への気泡流出が抑止される。
なお、図1において、11は中間プレート3と圧力室プレート4とに亘って貫通する貫通孔であり、中間プレート3の凹設部33に開口することで、共通流路6内と外部とを連通させている。この貫通孔11には、不図示の開閉弁を介して配管を接続することにより、インクの初期充填や気泡除去を行う際に利用される。
ところで、本実施形態では、圧力室41と共通流路22とが、平面視で一部が互いに重なり合うように配置されているため、インク供給路(第1の流路部32、第2の流路部42及び第3の流路部43)と圧力室41とノズル流路(ノズル流路用の第1、第2の貫通孔21、31)との組(以下、これを個別流路10という。)が、平面視で共通流路6側に近づけられるので、個別流路10と共通流路6と全体の幅が抑えられ、それだけ個別流路10を高密度に配列させることができる。
図4は、このインクジェットヘッド1における個別流路10の配列態様を示す平面図である。
ここでは共通流路(共通流路支流)6は4本が並列配置され、各共通流路6の両端部が、それぞれ1本ずつの共通流路本流7に接続されている。この共通流路本流7もノズルプレート2の共通流路6と同様にして、ノズルプレート2と中間プレート3とに亘って凹設されている。各共通流路本流7の両端には、このインクジェットヘッド1内と不図示のインクタンクやインクカートリッジとを連通させる接続口7aが臨んでいる。
各個別流路10の共通流路6内に臨むインク供給路の開口端32aは、各共通流路6の長さ方向に沿って直線状に形成されている突出部34の下端にそれぞれ配置されている。各個別流路10は、共通流路6に対して圧力室41の一部がオーバーラップするように、共通流路6の長さ方向に沿って所定の間隔Pで配列されて1列のノズル列を構成している。ここでは4本の共通流路6によって4列のノズル列が示されているが、間隔Pを677μm(37.5dpi相当)とすると、ノズル列を16列設けた場合、37.5dpi×16=600dpiの記録解像度を持つヘッドとなる。
個別流路10は、図5に示すように、1本の共通流路6に対して2列に配列することもでき、より高密度化を図ることができる。この場合、2列の各個別流路10のインク供給路の開口端32aは、共通の突出部34の下端に配置されることになる。
また、個別流路10の圧力室41と共通流路6とは、共通流路6の容積が若干小さくなるが、図6に示すように、共通流路6と圧力室41とがオーバーラップしないように配置してもよいことはもちろんである。
図7は、共通流路6内において下方に向けて突出する突出部34を、近接する複数のインク供給路の開口端32aを一まとめにした島状の突出部とした態様を示している。各突出部34は、複数の個別流路10のインク供給路の開口端32aのうち、近接する2つの開口端32a(端部に位置する個別流路10における開口端32aを除く。)を含むその周囲の部位(開口端含有領域)のみが相対的に下方に突出するように設けられる。この態様によれば、必要な部位のみに突出部34を形成すればよく、その他の部位の上部内壁面6aを高く形成できるため、図5、6のように直線状の突出部34とするものに比べ、共通流路6の容積をより大きく確保することができる。
島状の突出部34は、2つの開口端32aを一まとめにするものに限らず、3つ以上の開口端32aを一まとめにしてもよい。
次に、インク供給路の構成について図8を用いて更に説明する。図8は、インク供給路の部分のみを示す斜視図である。
インク供給路は、第1の流路部32が共通流路6からインクが上向きに流れる縦流路となり、この第1の流路部32の上端において第2の流路部42と接続され、該第2の流路部42内にインクが上向きに流入する。第2の流路部42内に流入したインクは、次いで、流れ方向が横向きに屈曲され、第2の流路部42の側面にスリット状に開口する第3の流路部43に流出する。第3の流路部43は第2の流路部42からインクが横向きに流れる横流路となり、インクは、この第3の流路部43を通って圧力室41内に流入する。従って、共通流路6に接続している第1の流路部32と圧力室41とは、平面視で重なり合うことはなく、万が一、共通流路6内の気泡が開口端32aからインク供給路に流出してそのまま上昇したとしても、直接圧力室41内に侵入してしまうことはない。
第1の流路部32は直径100μmの流路であり、第2の流路部42は直径120μmの円筒形状であるため、第1の流路部32の横断面積A1よりも第2の流路部42の横断面積A2aの方が大きい。このため、第1の流路部32内を流れるインクの流速に比べ、第2の流路部42内に流入したインクの流速は一気に低下するので、インク供給路を流れるインク中に気泡が混入していたとしても、この第2の流路部42において一旦インクが滞留することで、この間に気泡の分離が促進される。そして、ここで分離した気泡は浮力によって上昇して第2の流路部42の上部内壁面42aに付着する。
次に、第3の流路部43は高さ280μm、幅30μmであるため、その縦断面積(8400μm)は、第2の流路部42の縦断面積の最大値(直径120μm×高さ280μm=33600μm)よりも小さい。これにより、第3の流路部43内のインクの流速は再び増大する。このとき、第2の流路部42から第3の流路部43へは、流路が横向きに屈曲していることと相俟ってインクのみが流出し、上部内壁面42aに付着した気泡は、流速の速い第3の流路部43との接続部位の開口部42bには流入しにくくなり、気泡が圧力室41に侵入することを阻止できる。従って、圧力室41への気泡侵入を確実に阻止できる。
また、第2の流路部42から第3の流路部43側への気泡の流出を阻止する効果をより高めるため、図9に示すように、第2の流路部42の上部内壁面42aと第3の流路部43の上部内壁面43aとの間に、第2の流路部42の上部内壁面42aの位置が第3の流路部43の上部内壁面43aの位置よりも上位となる段差42cを形成することも好ましい。この段差42cにより、第2の流路部42の上部に気泡だまりとなる部屋を形成することができ、この上部内壁面42aに付着した気泡を第3の流路部43側へより流出しにくくすることができる。
段差42cの高さは、5〜15μmとすることが好ましい。このような段差42cは、第2の流路部42の凹設深さを第3の流路部43の凹設深さよりも、上記高さ分だけ深く形成することによって、又は、第3の流路部43の凹設深さを第2の流路部42の凹設深さよりも、上記高さ分だけ浅くすることによって形成することができる。
段差42cは、第3の流路部43の第2の流路部42との連通部位の近傍のみに部分的に形成されていてもよい。
更に、同様の目的で、図10に示すように、第3の流路部43の上部内壁面43aを、第2の流路部42側からインクの供給方向に沿って次第に高さが低くなるように形成することも好ましい。図10(a)は、上部内壁面43aを、連続して高さが低くなる傾斜面としている。傾斜面は、第3の流路部43の全長に亘って形成してもよいし、第2の流路部42側の一部のみに形成してもよい。また、図10(b)は、上部内壁面43aを、段階的に高さが低くなる階段状に形成している。この階段状部分も、第3の流路部43の全長に亘って形成してもよいし、第2の流路部42側の一部のみに形成してもよい。
図11は、本発明に係るインクジェットヘッドの別の態様を示している。図1と同一符号の部位は同一構成であるため、詳細な説明は省略する。
このインクジェットヘッド1Aは、インク供給路が中間プレート3に形成された貫通孔32のみによって形成された縦流路となっており、共通流路6と圧力室41とを直接連通する構成となっている。本発明によれば、共通流路6内で発生した気泡は、インク供給路の開口端32aが最も下位に位置しているので、この開口端32aへは流出しにくい構成であるため、インク供給路をこのような縦流路のみで構成しても、従来に比べ、圧力室41への気泡侵入を抑制することができる。
なお、以上説明した共通流路6は、中間プレート3に凹設部33を形成して上部内壁面6aに高天井部を形成することによって、相対的に下方に突出する突出部34を段設するようにした。これによると、インクジェットヘッド1、1Aは、3枚の基板2、3、4で構成できるため、基板数が最少数で済み、ノズル流路も短くでき、構造も簡素化できる。しかし、共通流路6は、中間プレート3に凹設部33を凹設する代わりに、突出部を上部内壁面6aから下方に突出させることによって形成してもよい。この場合、ノズルプレート2と中間プレート3との間に、突出部の突出高さに相当する厚みとなる1枚又は複数枚の突出部形成用の基板を介在させ、この基板におけるインク供給路の開口端32aを含むその周囲を残して、ノズルプレート2の共通流路用の凹部22に対応する部位を凹設又はくり抜いて貫通させ、共通流路6内にインク供給路の開口端32aの位置が最も下位となる突出部を形成するようにしてもよい。
1、8:インクジェットヘッド
2:ノズルプレート
21:ノズル流路用貫通孔
22:凹部
3:中間プレート
31:ノズル流路用貫通孔
32:貫通孔(第1の流路部)
32a:開口端(インク供給路の開口端)
33:凹設部
34:突出部
4:圧力室プレート
41:凹部(圧力室)
41a:振動板
41b:隅角部
42:凹部(第2の流路部)
42a:上部内壁面
42b:開口部
42c:段差
43:凹部(第3の流路部)
43a:上部内壁面
5:圧電素子
6:共通流路
6a:上部内壁面
7:共通流路本流
7a:接続口
10:個別流路
11:貫通孔

Claims (5)

  1. 一面に振動板を介して圧力発生手段が設けられた複数の圧力室と、前記圧力室に対応して設けられ、該圧力室内のインクを吐出させるノズル流路と、複数の前記圧力室に共通にインクを供給するための共通流路と、前記共通流路と前記圧力室とを連通させるインク供給路とを備え、前記圧力室が前記共通流路よりも上位に配置されてなるインクジェットヘッドにおいて、
    前記共通流路は、上部内壁面の一部に、下方に突出する突出部を有し、前記インク供給路の一端の開口端が、前記突出部の下端面のみに開口するように設けられることにより、該開口端の高さ位置が、前記上部内壁面のうちで最も下位に配置されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記突出部は、複数配列される前記インク供給路の前記開口端の配列方向に沿うように直線状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記突出部は、近接する複数の前記インク供給路の前記開口端を一まとめにした複数の島状の突出部からなることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記インク供給路は、前記インク供給路の開口端からインクを上向きに供給する縦流路と、該縦流路の上端からインクを横向きに供給する横流路とを有することを特徴とする請求項1、2又は3記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記共通流路の上部内壁面は、粗面処理されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェットヘッド。
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