JP5573018B2 - 有機el装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、有機EL装置及び電子機器に関するものである。
薄型で軽量な自発光ディスプレイとして、OLED(Organic Light Emitting Diode)、つまり有機EL(Electro Luminescent)素子が注目を集めている。有機EL素子は、有機材料で形成された少なくとも一層の有機薄膜を画素電極と対向電極とで挟んだ構造を有する。
このような有機EL素子から構成される有機EL装置には、より一層の薄型化が要求されている。しかしながら、有機EL素子は薄さゆえ、発熱がおおきな問題である。そこで、有機EL装置などの発光表示装置においては、発光素子からの発熱を抑えるために、非発光エリアに放熱板を設ける構造や、冷却機構を備えた構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、有機EL装置に機械的可撓性を付与するために、プラスチック基板のような可撓性基板が利用されてきた。しかしながら、有機ELパネルの可撓性はプラスチック基板の可撓性のみに依存しているので、可撓性の程度には限界があった。加えて、撓ませ又は折曲することにより生じる機械的応力が、特には表示ピクセル等の全表示領域にわたり伝搬される。したがって、ピクセルの表示性能特性が悪影響を受け、その結果、特に過度に撓ませ又は過酷に折曲された場合に、有機EL装置として適切に動作し得なくなるおそれがあった。そこで、可撓性、フレキシブル性を有する有機EL装置においては、プラスチック基板表面上に溝を設け、可撓性及び折曲或いは曲げられたときの機械的応力を緩和する構造が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、封止基板上に多数の溝を設けた保護板を設けることで、折曲あるいは曲げられたときの機械的応力を緩和するための構造が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2006−251600号公報 特表2004−531753号公報 特開2006−12771号公報
しかしながら、特許文献1のこれらの構造体は表示装置の厚みが増す結果となり、可撓性、フレキシブル性が損なわれるおそれがある。
従って、上述したような従来の課題を解決し、表示性能を損なうこと無しに可撓性、フレキシブル性を最大にすることができるとともに機械的応力の伝搬を最小化すること、及び有機ELパネルの温度を低く抑えることができ、有機ELパネルの寿命を長くすることができる有機EL装置及び電子機器を提供する。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]有機ELパネルを構成する可撓性を有する一対の基板と、前記有機ELパネルの前記一対の基板のうちの一方の基板の外面側に設けられた可撓性を有する放熱構造体と、を備え、前記放熱構造体は、前記一対の基板が曲げられ又は巻かれた場合に生じる機械的応力の伝播を最小化するような該一対の基板の曲げられる又は巻かれる範囲を規制する規制手段を有することを特徴とする有機EL装置。
可撓性を有する第1の基板と、可撓性を有する第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられた発光素子と、前記第1の基板の発光素子が設けられた面と対向する面に設けられた放熱構造体と、を備え、前記放熱構造体は、可撓性を有する放熱板と、前記放熱板上に設けられた複数の支柱と、を有し、前記複数の支柱は、前記放熱板の中央部から端部にむかって密度分布をもって形成されていることを特徴とする有機EL装置。
可撓性を有する第1の基板と、可撓性を有する第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられた発光素子と、前記第1の基板の発光素子が設けられた面と対向する面に設けられた放熱構造体と、を備え、前記放熱構造体は、可撓性を有する第1の放熱板と、可撓性を有する第2の放熱板と、前記第1の放熱板上に設けられた第1の支柱と、前記第2の放熱板上に設けられた第2の支柱と、を有し、前記第1の支柱と前記第2の支柱は、互いに離間して設けられていることを特徴とする有機EL装置。
これによれば、一方の基板の外側に設けた放熱構造体が有機ELパネルに伝わる熱を奪って放熱するので、有機ELパネルの発熱を制御することができ、有機ELパネルの寿命を長くすることができる。また、放熱構造体に設けた規制手段が一対の基板が曲げられ又は巻かれた場合に生じる機械的応力の伝播を最小化するので、表示性能を損なうこと無しに可撓性、フレキシブル性を最大にすることができる有機EL装置を提供する。
[適用例2]上記有機EL装置であって、前記放熱構造体の前記規制手段は、複数のストライプ状の構造を有することを特徴とする有機EL装置。
上記有機EL装置であって、前記複数の支柱は、中央部が密で、端部にむかって疎の勾配を有するように形成されていることを特徴とする有機EL装置。
これによれば、所定の素子の放熱用として用いられる放熱構造体に多数のストライプ状の構造を形成することで、外部荷重の印加時に、前記多数のストライプ状の構造を通じて荷重を分散させてより大きい曲げ強度を持たせて、内部に形成された所定の素子が損なわれることを防止することができる。
[適用例3]上記有機EL装置であって、前記放熱構造体の前記規制手段は、一対の金属膜の間に複数の支柱を挟んだ構造を有することを特徴とする有機EL装置。
これによれば、所定の素子の放熱用として用いられる放熱構造体に多数の支柱を形成することで、外部荷重の印加時に、前記多数の支柱を通じて荷重を分散させてより大きい曲げ強度を持たせて、内部に形成された所定の素子が損なわれることを防止することができる。
[適用例4]上記有機EL装置であって、前記一方の基板上には発光素子が設けられており、前記放熱構造体は、前記一方の基板の前記発光素子とは反対側の面に設けられていることを特徴とする有機EL装置。
これによれば、可撓性を有する放熱構造体を発光素子が設けられた可撓性を有する基板に設けているので、可撓性を有する他方の基板に設ける場合に比べて、発光素子からの熱を放出し易い。
[適用例5]上記1〜4のいずれか一項に記載の有機EL装置を備えたことを特徴とする電子機器。
これによれば、薄型化、軽量化を達成でき、さらには曲面表示が可能な表示部を備えた電子機器を提供できる。かかる電子機器としては、有機ELディスプレイやプラズマディスプレイ等の自発光型ディスプレイ、液晶ディスプレイ等の非発光型ディスプレイ等があり、いずれの場合も、表示品質が高く、歩留まりの高いディスプレイが提供できる。また、バックライト等の照明装置や、電子写真プリンターのプリンターヘッド(ラインヘッド)等としても使用でき、表示装置以外の種々の電子機器への適用が可能である。
本実施形態に係る有機EL装置の分解斜視図。 本実施形態に係る有機EL装置の有機ELパネルの1つの表示ドットの構成を示す構成図。 本実施形態に係る有機EL装置の有機ELパネルにおける表示領域の断面構造を拡大した図。 (A)第2の実施形態に係る放熱構造体の平面図、(B)(A)のA−A断線に沿う断面図。 変形例の放熱構造体の断面図。 本実施形態に係る有機EL装置を電気ポットの表示部に適用した例についての構成図。
以下、図面を参照して、本実施形態について説明する。以下の図面においては、各構成を分かり易くするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
また、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。この際、水平面内における所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。
(第1の実施形態)
(有機EL装置の全体構成)
図1は、本実施形態に係る有機EL装置の分解斜視図である。有機EL装置2は、電気光学パネルである有機ELパネル4と、有機ELパネル4と電気的に接続された配線基板6と、有機ELパネル4の表示面側とは反対側に設けられた放熱構造体8とを備えている。有機EL装置2には、配線基板6等の他にも、フレームその他の付帯機器が必要に応じて付設されるが、図1ではそれらの図示を省略している。
有機ELパネル4は、一対の基板としての第1基板10と、第1基板10と対向する第2基板12とを備えている。第1基板10又は第2基板12のうち一方の基板上には、印刷等によりシール材14が矩形枠状に形成されている。そして、このシール材14により、第1基板10と第2基板12とが貼り合わされている。シール材14の内部には、図示略のギャップ材が混入されており、このギャップ材によって、第1基板10と第2基板12との間が一定の間隔に保持されている。
シール材14の内側には、表示領域16が設けられている。シール材14と表示領域16との間には、データ線駆動回路18が第1基板10の1辺(図示−Y側の辺)に沿って形成されており、この1辺に隣接する2辺に沿ってそれぞれ走査線駆動回路20,20が形成されている。第1基板10の残る1辺(図示+Y側の辺)には、走査線駆動回路20,20間を接続する図示略の複数の配線が形成されている。
表示領域16には、X軸方向に延びる複数の走査線22が互いに均等な間隔でY軸方向に配列されている。また、走査線22と交差してY軸方向に延びる複数のデータ線24が互いに均等な間隔でX軸方向に配列されている。走査線22とデータ線24とが交差する部分は、表示の最小単位、すなわち表示ドットを構成している。そして、この表示ドットが複数個マトリクス状に配列することによって、全体の表示領域16が構成されている。各々の表示ドットには、必要に応じてTFT(Thin Film Transistor)等のスイッチング素子が設けられ、該スイッチング素子により、複数の表示ドットがマトリクス駆動されるようになっている。
なお、図1では、走査線22及びデータ線24の配列状態を分かり易く示すために、各配線の間隔を実際よりも広く描いてあるが、実際には、走査線22及びデータ線24は、より狭い間隔で多数本が基材上に形成されている。また、第1基板10上には共通給電線等の他の配線も形成されているが、それらの図示は省略している。
第1基板10には、第2基板12の外側へ張り出す張出し部26が設けられている。張出し部26には、走査線駆動回路20,20及びデータ線駆動回路18と電気的に接続された複数の外部接続端子28が設けられている。張出し部26には、配線基板6が実装されており、張出し部26の外部接続端子28と配線基板6の端子30とが、異方性導電膜(Anisotropic Conductive Film;ACF)等の導電部材32を介して電気的に接続されている。
配線基板6は、可撓性を有するプラスチック製の基材34を備えている。基材34上には、有機ELパネル4側の辺端部に複数の端子30が形成されており、有機ELパネル4とは反対側の辺端部に図示略の制御基板と接続するための複数の端子が形成されている。また、基材34上の広い範囲に配線36が形成されており、配線36は、一方で制御基板側の端子に接続され、他方で有機ELパネル4側の端子30に接続されている。また、配線36にはICパッケージ等の電子部品38が接続されており、有機ELパネル4には、制御基板から直接に又は電子部品38を介して間接的に、表示画像等に関わる各種の信号が供給されるようになっている。
図1において、第1基板10の外面(第2基板12とは反対側の面、図示−Z側の面)には放熱面40が形成されている。放熱面40は第1基板10の外面全体に形成されており、表示領域16、走査線駆動回路20,20、及びデータ線駆動回路18で生じた熱を外部に放熱できるようなっている。また、放熱面40には、放熱部材である放熱構造体8が取り付けられており、放熱面40から放出された熱を効率的に外部に放出できるようになっている。
第2基板12の外面(第1基板10とは反対側の面、図示+Z側の面)には、放熱面42が形成されている。放熱面42は、第2基板12の外面全体に形成されており、表示領域16、走査線駆動回路20,20、及びデータ線駆動回路18で生じた熱を外部に放熱できるようになっている。
放熱構造体8は、熱伝導率の高く、曲げ強度が良い金属を用いることが好ましい。例えば、アルミニウム、軟鋼、黄銅等の金属が放熱構造体8の材料として用いられる。放熱構造体8は、第1基板10の外側面全体に設けられている。このような形状の放熱構造体8は、耐熱性の高い接着剤等によって有機ELパネル4の第1基板10の外側面に貼り付けられている。放熱構造体8は、中空構造で形成されており、表面積を大きくすることで、表示領域16、走査線駆動回路20,20、及びデータ線駆動回路18で生じた熱を効率的に放熱できるようなっている。
放熱構造体8は、中空構造で形成される複数の三角柱(規制手段)44によって構成されている。三角柱44は、Y軸方向に延びる複数のストライプ状に配列されている。ストライプ方向は、有機ELパネル4を曲げたい方向或いは曲げてもいい方向と垂直になるように構成されている。三角柱44は、一平面が有機ELパネル4側に向くように設けられている。放熱構造体8の有機ELパネル4と反対側の面は、のこぎり状の平面になっている。放熱構造体8は、Z軸方向に曲げられる又は巻かれることで有機ELパネル4側に突出した湾曲面9を備えており、有機ELパネル4は、この湾曲面9上に湾曲した状態で取り付けられている。
したがって、有機ELパネル4が図1に示すZ軸方向に湾曲するように曲げられ又は巻かれた場合、放熱構造体8は、図1に示す二点鎖線のように湾曲して隣接する三角柱44の側面同士が接触することで、有機ELパネル4に生じる機械的応力の伝播を最小化するように有機ELパネル4の曲げられる又は巻かれる範囲を規制している。
なお、放熱構造体8を構成している複数の中空構造の三角柱44は、これに限定されるものではなく、その断面が台形、長方形等であってもよい。長方形の場合は隣接するストライプの側面同士の角度が0度になるのでストライプの間隔をあけて構成することになる。
三角柱44は、プレス加工を利用して形成することができる。プレス加工とは、上下往復運動をするプレスマシン間に所定の形状を有する金型を装着した後、塑性変形させて所定のパネルを作製する作業方法である。即ち、加工しようとする素材をプレス機械と金型とを利用して、複合的な過程を通じて成形、製品を生産することを言う。
三角柱44は、エッチング工程によって形成することができる。エッチングとは、従来の金属腐食加工技術が進歩された技術であって、加工しようとする被加工物の構成された形状を精密写真技術を利用して材料表面に積層されたドライフィルム(Dry Film)を露光器を通じて感光させ、露光されていない露出部を化工薬品で強制噴射させて溶解、除去することにより、超微細の精密形状製品を加工生産する技術を言う。
(有機ELパネルの構成)
次に、図2を用いて、有機ELパネル4の詳細構造を説明する。図2は、本実施形態に係る有機EL装置2の有機ELパネル4の1つの表示ドットの構成を示す構成図である。この有機ELパネル4は、薄膜トランジスター(Thin Film Transistor;TFT)を用いたアクティブマトリクス型の駆動方式を採用している。
有機ELパネル4は、対向する一対の第1及び第2基板10,12と、該一対の第1及び第2基板10,12の間に設けられた接着層としての封止材46とを備えている。第1基板10は、基体10a上に、回路素子としての薄膜トランジスターを含む回路素子部48、陽極である画素電極50、発光層を含む発光部52、陰極である対向電極54、及び保護膜56を備えている。
基体10aとしては、プラスチック基板のような可撓性基板が用いられる。基体10aとしては、プラスチック基板の他に、ガラス基板、シリコン基板、石英基板、セラミックス基板、金属基板等、電気光学装置や回路基板に用いられる種々の可撓性基板を適用することもできる。基体10aの外面は放熱面40とされており、該放熱面40には、図1に示した放熱構造体8が取り付けられている。発光部52の発光に伴う熱は、基体10aを通して放熱面40に伝えられ、放熱構造体8を介して外部に排出されるようになっている。
基体10a上には、発光領域としての複数のドット領域Aがマトリクス状に配列されている。それぞれのドット領域Aには画素電極50が配置されており、その近傍にはデータ線24、共通給電線58、走査線22、及び図示しない他の画素電極用の走査線等が配置されている。ドット領域Aの平面形状は、図に示す矩形の他に、円形、長円形など任意の形状が適用可能である。
ドット領域Aには、走査線22を介して走査信号がゲート電極に供給される第1の薄膜トランジスター60と、該第1の薄膜トランジスター60を介してデータ線24から供給される画像信号を保持する保持容量Capと、該保持容量Capによって保持された画像信号がゲート電極に供給される第2の薄膜トランジスター62と、該第2の薄膜トランジスター62を介して共通給電線58に電気的に接続したときに共通給電線58から駆動電流が流れ込む画素電極50と、画素電極50と対向電極54との間に挟み込まれる発光部52と、が設けられている。発光部52は、発光層としての有機EL層を含む層(機能層)を含み、発光素子である有機EL素子は、画素電極50、対向電極54、及び発光部52等を含んで構成される。
ドット領域Aでは、走査線22が駆動されて第1の薄膜トランジスター60がオンになると、そのときのデータ線24の電位が保持容量Capに保持され、この保持容量Capの状態に応じて、第2の薄膜トランジスター62の導通状態が決まる。また、第2の薄膜トランジスター62のチャネルを介して共通給電線58から画素電極50に電流が流れ、さらに発光部52を通じて対向電極54に電流が流れる。そして、このときの電流量に応じて、発光部52が発光する。
第1基板10上には、封止材46が配置されており、該封止材46上に第2基板12が配置されている。第2基板12は、基体12a上に、カラーフィルター64を備えている。カラーフィルター64は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色を所定のパターン、例えば、ストライプ配列、デルタ配列、モザイク配列で配列することにより形成されている。カラーフィルター64の1つの色要素は、画像を形成するための最小単位である表示ドットの1つに対応して配置されている。そして、R、G、Bに対応する3つの色要素が1つのユニットとなって1つの画素が形成されている。カラーフィルター64上には、平坦化膜65として例えばシリコン窒化膜ないしシリコン酸化膜が形成されている。
基体12aとしては、プラスチック基板が用いられる。基体12aとしては、プラスチック基板の他に、ガラス基板、石英基板等の他の透光性の可撓性基板を適用することもできる。基体12aの外面は放熱面42とされており、発光部52の発光に伴う熱は、封止材46及び基体12aを通して放熱面42に伝えられ、外部に排出されるようになっている。また、基体12aとしては、透湿性の低い材料が用いられている。これにより、第2基板12が、第1基板10の発光素子が形成された面を封止する封止部材を兼ねる構成となっている。
第1基板10及び第2基板12の間には、封止材46が配置されている。封止材46としては、熱硬化樹脂あるいは紫外線硬化樹脂等が用いられ、特に、熱硬化樹脂の1種であるエポキシ樹脂が好ましく用いられる。封止材46は、図1のシール材14によって貼り合わされた第1基板10と第2基板12との間、すなわちシール材14の内部に混入されたギャップ材によって維持される空間(セルギャップ)に封入されており、第2基板12は、シール材14及び封止材46を介して第1基板10に接着されている。第1基板10の発光素子が形成された面は、封止材46及び第2基板12によって封止されており、水や酸素の侵入を防いで対向電極54あるいは発光部52の酸化を防止するようになっている。
有機ELパネル4においては、発光部52から対向電極54側に発した光がカラーフィルター64を透過して基体12aの上側(観察者側)に射出されるとともに、発光部52から基体10a側に発した光が、画素電極50の下側に設けられた図示略の反射層(図3の符号66を参照)によって反射され、その光がカラーフィルター64及び基体12aを透過して基体12aの上側(観察者側)に射出される(トップエミッション型)。なお、カラーフィルター64及び画素電極50の下側に設けた反射層を省略して、基体10a側から発光する光を射出させることもできる(ボトムエミッション型)。
図3は、本実施形態に係る有機EL装置2の有機ELパネル4における表示領域の断面構造を拡大した図である。図3には、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色に対応する3つのドット領域が示されている。同図に示すように、第1基板10は、基体10a上に、TFTなどの回路等が形成された回路素子部48、画素電極(陽極)50、機能層68が形成された発光部52、及び陰極54を順次備えて構成されている。
基体10a上には、シリコン酸化膜からなる下地保護膜11が形成されている。下地保護膜11上には、多結晶シリコンからなる島状の半導体膜70が形成されている。なお、半導体膜70には、ソース領域70a及びドレイン領域70bが高濃度Pイオン打ち込みにより形成されている。なお、高濃度Pイオンが導入されなかった部分がチャネル領域70cとなっている。さらに、基体10a上には、下地保護膜11及び半導体膜70を覆う透明なゲート絶縁膜72が形成されている。ゲート絶縁膜72上にはAl、Mo、Ta、Ti、W等からなるゲート電極(走査線)74が形成されている。ゲート電極74は、半導体膜70のチャネル領域70cに対応する位置に設けられている。
ゲート電極74及びゲート絶縁膜72上には、透明な第1層間絶縁膜76aと第2層間絶縁膜76bとが形成されている。第1及び第2層間絶縁膜76a,76bとしては、例えば、SiO2又はSiNからなる透光性絶縁膜を適当な膜厚(例えば200nm程度)としたものを採用することができる。第2層間絶縁膜76bと半導体膜70との間には、第1層間絶縁膜76a及びゲート絶縁膜72を貫通して、半導体膜70のソース及びドレイン領域70b,70cにそれぞれ接続されるコンタクトホール78,80が形成されている。なお、下地保護膜11から第2層間絶縁膜76bまでの層によって回路素子部48が形成されている。
第2層間絶縁膜76b上には、Al等の光反射性材料からなる反射層66が島状又はストライプ状等の所定のパターンで形成されている。また、第2層間絶縁膜76b上には、反射層66を覆って第3層間絶縁膜76cが形成されている。さらに、第3層間絶縁膜76c上には、ITO等からなる透明な画素電極50が島状に形成されている。第3層間絶縁膜76cとしては、例えば、SiO2或いはSiNからなる透光性絶縁膜を適当な膜厚としたものを採用することができる。
なお、図3の断面図には現われていないが、画素電極50の下には、第2層間絶縁膜76b及び第3層間絶縁膜76cを貫通するコンタクトホールが形成されている。画素電極50は、このコンタクトホールを介して第1層間絶縁膜76aと接続されており、第1層間絶縁膜76a上に形成された図示略の導電部材を介してコンタクトホール78と接続されている。そして、これらのコンタクトホールを介して、画素電極50と第1の薄膜トランジスター60とが接続されている。なお、他方のコンタクトホール80は共通給電線58に接続されている。このようにして、回路素子部48には、画素電極50に接続された半導体膜70を含む駆動用の第1の薄膜トランジスター60が形成されている。なお、回路素子部48には、前述した保持容量Cap及びスイッチング用の第2の薄膜トランジスター62も形成されているが、図3ではこれらの図示を省略している。
画素電極50上には、発光部52が形成されている。発光部52は、画素電極50上に積層された機能層68と、機能層68同士の間に配されて各機能層68を区画する隔壁82とを主体として構成されている。
機能層68は、少なくとも発光層を含む一又は二以上の層を含む。発光層を形成する発光材料としては、蛍光あるいは燐光を発光することが可能な公知の発光材料が用いられる。具体的には、(ポリ)フルオレン誘導体(PF)、(ポリ)パラフェニレンビニレン誘導体(PPV)、ポリフェニレン誘導体(PP)、ポリパラフェニレン誘導体(PPP)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、ポリチオフェン誘導体、ポリメチルフェニルシラン(PMPS)などのポリシラン系などが好適に用いられる。また、これらの高分子材料に、ペリレン系色素、クマリン系色素、ローダミン系色素などの高分子系材料や、ルブレン、ペリレン、9,10−ジフェニルアントラセン、テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン6、キナクリドン等の低分子材料をドープして用いることもできる。またカルバゾール(CBP)などの低分子材料にこれらの低分子色素をドープして発光層とすることもできる。またトリス−8−キノリノラトアルミニウム錯体(Alq3)を電子輸送層として発光層の一部として加えることもできる。
機能層68は、赤色を発光可能な赤色発光材料、緑色を発光可能な緑色発光材料、及び青色を発光可能な青色発光材料の3種類の発光材料を含み、白色を発光するように構成されている。機能層68は表示領域全体を覆うように形成されており、各ドット領域Aに共通の層となっている。機能層68から放射された白色光は、カラーフィルター64を透過することによって着色され、カラー表示が行われるようになっている。
なお、機能層68には、発光層以外の層をさらに形成してもよい。例えば、画素電極50と発光層との間に配置されて、画素電極50から供給された正孔を発光層に注入/輸送する正孔注入層を形成してもよい。また、対向電極54と発光層との間に配置されて、対向電極54から供給された電子を発光層に注入/輸送する電子注入層を形成してもよい。
隔壁82としては、酸化シリコン等の無機絶縁材料やアクリル樹脂等の有機絶縁材料が用いられる。また、このような無機物或いは有機物以外にも、有機・無機ハイブリッド材料からなる絶縁材料を用いることもできる。隔壁82は、画素電極50の周縁部に乗り上げるように形成されている。そして、隔壁82の開口部の内側に機能層68が形成されて、発光部52が構成されている。隔壁82は、ドット領域間を絶縁し、有機EL素子の形成領域を規定している。
機能層68上には、基体10aの略全面を覆う対向電極54が形成されている。対向電極54としては、仕事関数の小さいマグネシウム(Mg)、リチウム(Li)、カルシウム(Ca)等を含む材料が用いられる。好ましくは、Mg及びAg(MgとAgをMg:Ag=10:1で混合した材料)からなる薄膜の透光性電極が好適に採用されるが、この他にも、Mg、Ag及びAlからなる電極、Li及びAlからなる電極、LiF及びAl電極等を用いることもできる。また、これらの金属薄膜とITO等の透明導電材料を積層した膜を対向電極54とすることもできる。さらに、対向電極54上には、酸化シリコン、窒化シリコン等からなる酸化防止用の保護膜56が形成されている。なお、発光素子である有機EL素子は、画素電極50、対向電極54、及び機能層68等を含んで構成される。
トップエミッション型の有機ELパネルでは、光取り出し効率を向上させるため対向電極54が薄膜状に形成されるので、対向電極54の導電性が低くなっている。そこで、対向電極54の表面に、補助電極54bを形成し、対向電極54を補助電極54bと電極本体部54aとからなる積層構造とすることができる。この補助電極54bは、上述した電極本体部54aの導電性を補助するものであり、導電性に優れたAl、Au、Ag等の金属材料で構成されている。また補助電極54bは、開口率の低下を防止するため、ドット領域Aの周囲(ドット間領域)に配置されている。なお、補助電極54bは、一方向にストライプ状に整列配置されていてもよく、二方向に格子状に整列配置されていてもよい。また、補助電極54bを遮光膜として機能させることも可能である。
対向電極54は、発光部52で発光した光の一部を透過し残りの光を反射層66側に反射する、半透過反射層として機能する。一般に、ITO等の透光性導電膜は、機能層68との界面で10〜50%程度の反射率を有しており、特段の工夫を施さなければ、このような透光性導電膜を用いた対向電極54は、上記のような半透過反射層としての機能を有する。
反射層66と対向電極54との間の光学的距離は、ドット領域Aで表示する色の発光波長と同じか、或いはその整数倍となるように設計されており、その結果、反射層66と対向電極54とが、当該ドット領域Aから取り出したい光に対して光共振器を構成するようになっている。有機ELパネル4では、発光部52で発光した光は、反射層66と対向電極54との間で往復し、その光学的距離に対応した共振波長の光だけが増幅されて取り出される。このため、発光輝度が高く、スペクトルもシャープな光を取り出すことができる。
赤(R)、緑(G)、青(B)の各ドット領域Aから射出される光は、当該ドット領域Aに形成された光共振器構造の共振波長、すなわち反射層66と対向電極54との間の光学的距離に対応した波長の光である。この光学的距離は、反射層66と対向電極54との間に配置される各層の光学的距離の総和として得られる。各層の光学的距離は、その膜厚と屈折率との積によって求められる。各ドット領域Aでは、それぞれ射出される光の色が異なるため、これらのドット領域Aに設けられる光共振器構造の共振波長もそれぞれ異なったものとなっている。これらの共振波長は、本実施形態の場合、基体10a側の電極である画素電極50の膜厚によって調節されている。各ドット領域Aにおける画素電極50の膜厚は、共振波長が最も大きくなる赤色ドット領域で最大となり、その次に緑色ドット領域、青色ドット領域の順で膜厚が小さくなっている。
これらのドット領域Aでは、出力される光の色は画素電極50の膜厚によって調節されているので、発光部52の材料は、必ずしも各色のドット領域Aで異なっている必要はない。このため、各色のドット領域Aの発光材料を白色発光材料によって共通化することができる。この場合、各色のドット領域Aの各々について寿命を等しくすることができるので、長期間使用しても表示の色味が変わることはない。ただし、特定の波長の光以外は表示に寄与しないので、光利用効率を高めたい場合には、ドット領域毎に適切な発光材料を配置することもできる。すなわち、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色のドット領域Aに対して、それぞれ赤色発光材料、緑色発光材料、青色発光材料を配置し、これらの発光材料のピーク波長に合わせて光共振器構造の光学的距離を調節すれば、光利用効率が高く、高輝度な表示が可能となる。ドット領域毎に適切な発光材料を配置する場合、カラーフィルター64を配置しない場合もある。また、発光材料の配置の方法は、マスクを介して真空加熱蒸着法で配置してもよいし、インクジェット法などの塗布法で塗り分けて配置してもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る有機EL装置について、図4(A)及び(B)を参照して説明する。
図4(A)は、本実施形態に係る放熱構造体8aの平面図である。図4(B)は、図4(A)のA−A断線に沿う断面図である。
本実施形態に係る有機EL装置では、図4(A)及び(B)に示すように、放熱構造体8aは、金属膜94上に中空構造で形成された複数の支柱(規制手段)96によって構成されている。支柱96の配置は、一定間隔でもよいし、内側が密、あるいは疎の勾配がある配置でもよい。支柱96の配置は、密にすることで、湾曲し難くなり、疎にすることで湾曲しやすくなる。
したがって、有機ELパネル4が図1に示すZ軸方向に湾曲するように曲げられ又は巻かれた場合、放熱構造体8aは、図4(B)に示す破線のように湾曲して隣接する支柱96の側面同士が接触することで、有機ELパネル4に生じる機械的応力の伝播を最小化するように有機ELパネル4の曲げられる又は巻かれる範囲を規制することができる。第2の実施形態に係る有機EL装置における放熱構造体8a以外の構成は、上記第1の実施形態と同様である。
上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように実施してもよい。
(変形例)
図5は、変形例の放熱構造体8bの断面図である。
本実施形態では、放熱構造体8aは、金属膜94上に中空構造で形成された複数の支柱96によって構成されていたが、これに限定されることなく、図5に示すように、放熱構造体8bは、金属膜94,94aの間に挟まれる中空構造で形成される複数の支柱96によって構成することができる。
これにより、有機ELパネル4が図1に示すZ軸あるいは−Z軸方向に湾曲するように曲げられ又は巻かれた場合、放熱構造体8bは、有機ELパネル4側に突出(図5に示す破線)あるいは有機ELパネル4と反対側に突出(図5に示す一点鎖線)するように湾曲した状態に可動することで、有機ELパネル4に生じる機械的応力の伝播を最小化するように有機ELパネル4の曲げられる又は巻かれる範囲を規制することができる。
(電子機器)
次に、図6を用いて、上記実施形態の有機EL装置を備えた電子機器の実施形態について説明する。
図6は、本実施形態に係る有機EL装置を電気ポット100の表示部に適用した例についての構成図である。同図において、符号102はポット本体、104は蓋、106は蓋開閉つまみ、108は注ぎ口、110は把手、112は水量計、114は給湯ボタン、116は表示部である。ポット本体102は、概略円筒状の外形を有しており、その側面部に表示部116が設けられている。表示部116には、図1で示した有機EL装置2が設けられており、該有機EL装置2がポット本体102の側面に湾曲した状態で取り付けられている。
この電気ポット100は、本発明に係る有機EL装置2を備えているので、発光寿命が長く、小型で、消費電力の少ない電気ポットとなる。また、有機EL装置2をポット本体102の側面にコンパクトに配置することができるため、有機EL装置2の大型化が可能になり、大面積で表示させることが可能な電気ポットが提供できる。
なお、本実施形態の有機EL装置は、前述した電気ポットに限らず、種々の電子機器に搭載することができる。この電子機器としては例えば、電子ブック、パーソナルコンピューター、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型あるいはモニター直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、計測機器、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等があり、前記有機EL装置はこれらの表示手段として好適に用いることができる。
また、上記各実施形態の有機EL装置をラインヘッドとして用いることができ、該ラインヘッドを光源として備えた画像形成装置(電子写真プリンター)として好適に用いることができる。
さらに、表示装置に限定するものではなく、例えば、照明装置に適用してもよい。この場合、発光領域(表示領域)を単色発光のパッシブ型の一つの発光画素として構成することが好ましい。フレキシブル性があると、照明装置を円筒形状、円錐形状、又は球状にすることができるため、デザイン性に富んだ照明装置を提供することができる。
また、例えば、人工光合成栽培用光源装置に適用してもよい。この場合、赤、青の光だけあればよい。フレキシブル性があるので、植物の種類、成長に合わせて適した面光源として利用することができる。
なお、上記実施形態では、放熱部材として放熱構造体を設けたが、放熱部材は必ずしもこのようなものに限定されない。例えば、有機ELパネル4の外面に筒状体を設置し、該筒状体の内部に冷却媒体を流通させて有機ELパネル4を冷却するようにしてもよい。
2…有機EL装置 4…有機ELパネル 6…配線基板 8,8a,8b…放熱構造体 9…湾曲面 10…第1基板 10a…基体 11…下地保護膜 12…第2基板 12a…基体 14…シール材 16…表示領域 18…データ線駆動回路 20…走査線駆動回路 22…走査線 24…データ線 26…張出し部 28…外部接続端子 30…端子 32…導電部材 34…基材 36…配線 38…電子部品 40,42…放熱面 44…三角柱(規制手段) 46…封止材 48…回路素子部 50…画素電極 52…発光部 54…対向電極(陰極) 54a…電極本体部 54b…補助電極 56…保護膜 58…共通給電線 60…第1の薄膜トランジスター 62…第2の薄膜トランジスター 64…カラーフィルター 65…平坦化膜 66…反射層 68…機能層 70…半導体膜 70a…ソース領域 70b…ドレイン領域 70c…チャネル領域 72…ゲート絶縁膜 74…ゲート電極(走査線) 76a…第1層間絶縁膜 76b…第2層間絶縁膜 76c…第3層間絶縁膜 78,80…コンタクトホール 82…隔壁 94,94a…金属膜 96…支柱(規制手段) 100…電気ポット(電子機器) 102…ポット本体 104…蓋 106…蓋開閉つまみ 108…注ぎ口 110…把手 112…水量計 114…給湯ボタン 116…表示部 A…ドット領域 Cap…保持容量。

Claims (2)

  1. 可撓性を有する第1の基板と、
    可撓性を有する第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられた発光素子と、
    前記第1の基板の前記発光素子が設けられた面と対向する面に設けられた放熱構造体と、を備え、
    前記放熱構造体は、可撓性を有する第1の放熱板と、前記第1の放熱板に対向するように設けられた、可撓性を有する第2の放熱板と、前記第1の放熱板の前記第2の放熱板に対向する面に設けられた第1の支柱と、前記第2の放熱板の前記第1の放熱板に対向する面に設けられた第2の支柱と、を有し、
    前記第1の放熱板および前記第2の放熱板は、金属材料により形成されており、
    前記第1の支柱と前記第2の支柱は、前記第1の基板の前記発光素子が設けられた面に垂直な第1の方向において、互いに重なる部分を有しておらず、前記第1の方向と交差する第2の方向において、重なる部分を有することを特徴とする有機EL装置。
  2. 請求項1に記載の有機EL装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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