JP5572975B2 - 受信方法及び受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のアンテナを有し、ダイバーシチ方法によりアンテナの選択を行う携帯用電子機器(例えば、携帯電話機)において、フェージングの影響の少ないアンテナを選択する受信方法及び受信装置に関するものである。
高帯域の電波は強い直進性を持つ。この高帯域の電波を利用して無線通信を行う携帯用電子機器は、強い直進性の影響を受ける。
例えば、人体に密着、又は近接して携帯用電子機器を配置した場合は、人体がその電波の伝搬路を遮蔽することになる。この人体による伝搬路の遮蔽は、電波伝搬損失を増加させ、通信品質を劣化させるという問題が生じる。
この問題に対して、人体遮蔽による電波伝搬損失を抑制するアンテナを用いた受信方法が、例えば、下記の特許文献1において提案されている。特許文献1には、携帯用電子機器を首に掛ける紐(以下「ネックストラップ」という。)に内蔵したアンテナ(以下「ネックストラップアンテナ」という。)の技術が記載されている。このネックストラップアンテナを首にかけ携帯用電子機器に接続した場合、人体遮蔽による電波伝搬損失を抑制して、受信感度を向上させている。更に、この携帯用電子機器は、ホイップアンテナ及び内蔵アンテナを備えている。しかしながら、選択ダイバーシチにおけるアンテナの選択方法については、記載されていなかった。
人体遮蔽による影響のあるアンテナ配置での電波伝搬と、人体遮蔽による影響のないアンテナ配置での電波伝搬とでは、違いがある。
人体遮蔽の影響のないアンテナは、フェージングの影響が弱く、受信された電力変動は緩やかである。これに対し、人体遮蔽の影響のあるアンテナは、フェージングの影響が強いため、受信された電力変動は激しい。このような電波伝搬環境での対策技術として、例えば、下記の特許文献2に記載された選択ダイバーシチを用いた受信方法がある。
特許文献2の選択ダイバーシチは, 2本のアンテナで受信した信号から受信電力の変動を抽出し、その中からクロック周波数成分のみを検出する。この検出されたクロック周波数成分強度を比較し、クロック周波数成分強度の大きい方のアンテナを選択して受信を行なう。これにより、フラットフェージングによる熱雑音誤りと周波数選択性フェージングによる符号間干渉誤りを低減している。
特開2006−319731号公報
特開平06−311146号公報
特許文献2に記載された従来の受信方法では、次の(a)、(b)のような課題があった。
(a) クロック周波数成分強度の大きい方のアンテナを選択する方法では、受信電力の変動を抽出する毎に、クロック周波数成分強度の大きい方のアンテナを選択するため、頻繁にスイッチを切り替える。このため、アンテナの切替えに起因する雑音によって復調時のビットエラーを生じる可能性が大きい。
(b) 2つのアンテナで受信した信号は、フェージングや伝搬路差、雑音により位相変動に対して独立である。そのため、スイッチにより切り替えた前後の受信信号の位相関係が無くなり、位相変調(Phase Shift Keying、以下「PSK」という。)信号を復調する場合などはビットエラーを生じる。
本発明の受信方法は、第1のアンテナにより、強い直進性を持つ電波を受信して第1の受信波信号を出力すると共に、前記第1のアンテナと異なる位置に配置された第2のアンテナにより、前記電波を受信して第2の受信波信号を出力する受信処理と、第1の切替信号によりオン状態となり、前記第1の受信波信号を入力し、第1のプリアンブル部を有する第1のパケット信号を出力すると共に、第2の切替信号によりオン状態となり、前記第2の受信波信号を入力し、第2のプリアンブル部を有する第2のパケット信号を出力する受信信号切替処理と、を有する受信方法である。
そして、前記第1のパケット信号を入力し、前記第1のプリアンブル部における第1のタイミングの区間で、前記第1のパケット信号の強度を検出して第1の受信強度値を出力すると共に、前記第2のパケット信号を入力し、前記第2のプリアンブル部における第2のタイミングの区間で、前記第2のパケット信号の強度を検出して第2の受信強度値を出力する受信強度検出処理と、前記第1の受信強度値を入力し、現在の前記第1の受信強度値と過去の前記第1の受信強度値との差分を算出して第1の時間差分値を出力すると共に、前記第2の受信強度値を入力し、現在の前記第2の受信強度値と過去の前記第2の受信強度値との差分を算出して第2の時間差分値を出力する時間差分算出処理と、前記第1の受信強度値と前記第1の時間差分値とを入力し、前記第1の切替信号を前記受信信号切替処理に出力し、前記第2の受信強度値と前記第2の時間差分値とを入力し、前記第2の切替信号を前記受信信号切替処理に出力する切替信号生成処理と、を有している。
本発明の受信装置は、電波を受信して第1の受信波信号を出力する第1のアンテナと、前記電波を受信して第2の受信波信号を出力する着脱可能な第2のアンテナと第1の切替信号によりオン状態となり、前記第1の受信波信号を入力し、第1のプリアンブル部を有する第1のパケット信号を出力する第1の受信信号切替手段と、第2の切替信号によりオン状態となり、前記第2の受信波信号を入力し、第2のプリアンブル部を有する第2のパケット信号を出力する第2の受信信号切替手段と、前記第1のパケット信号を入力し、前記第1のプリアンブル部における第1のタイミングの区間で、前記第1のパケット信号の強度を検出して第1の受信強度値を出力すると共に、前記第2のパケット信号を入力し、前記第2のプリアンブル部における第2のタイミングの区間で、前記第2のパケット信号の強度を検出して第2の受信強度値を出力する受信強度検出手段とを有している。
更に、前記第1の受信強度値を入力し、現在の前記第1の受信強度値と過去の前記第1の受信強度値との差分を算出して第1の時間差分値を出力すると共に、前記第2の受信強度値を入力し、現在の前記第2の受信強度値と過去の前記第2の受信強度値との差分を算出して第2の時間差分値を出力する時間差分算出手段と、前記第1の受信強度値と前記第1の時間差分値とを入力し、前記第1の切替信号を前記第1の受信信号切替手段に出力し、前記第2の受信強度値と前記第2の時間差分値とを入力し、前記第2の切替信号を前記第2の受信信号切替手段に出力する切替信号生成手段と、を有している。
本発明の受信方法及び受信装置によれば、第1と第2の受信強度値を検出する受信強度検出処理又は受信強度検出手段と、第1と第2の時間差分値を検出する時間差分手段又は時間差分算出処理と、第1と第2の受信強度値と第1と第2の時間差分値とに基づき第1と第2のアンテナを選択する切替信号を出力する切替処理又は切替手段を有している。そのため、クロック周波数成分の検出回路が不要になる。更に、例えば、データの受信を開始する直前に第1と第2の受信強度値と第1と第2の時間差分値とを検出してアンテナを切り替えることが可能になる。これにより、頻繁なスイッチの切替又はデータ受信中の切替を避けることができるため、復調時のビットエラーを減少できる。その上、受信波の受信強度値とフェージングによる影響を示す時間差分値とに基づき、アンテナを選択しているので、より人体遮蔽の影響を少なくすることができる。
図1は本発明の実施例1における受信装置10の概略の構成図である。 図2は本発明の実施例1における受信装置10を有する携帯用電子機器1を示す概略の構成図である。 図3は図1中の切替部50を示す構成図である。 図4はアンテナ配置と電波伝搬路による人体の影響を説明する図である。 図5はRSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)を検出するタイミングを説明する図である。 図6はフェージングの影響が少ないアンテナの判定を説明する図である。 図7はPER目標値に基づく閾値の設定を説明するための図である。 図8は図1中の切替制御部40における切替制御処理を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(構成)
本発明の実施例1における(1)携帯用電子機器1の構成と、(2)受信装置10の構成とを以下説明する。
(1) 携帯用電子機器1の構成
図2(a)、(b)は、本発明の実施例1における受信装置10を有する携帯用電子機器1を示す概略の構成図であり、同図(a)は外観を示す図、及び同図(b)は内部回路を示す図である。
携帯用電子機器1は、携帯電話機であり、携帯用電子機器1の本体を首から吊るす、本体と着脱可能なネックストラップを備えている。本体には、第1のアンテナ11が内蔵され、第1の受信波信号S11を取り込むことが出来る。ネックストラップには、第2のアンテナ12が埋め込まれている。更に、本体は、アンテナ端子13を有し、第2のアンテナ12をアンテナ端子13に接続することで、第2のアンテナ12で受信した第2の受信波信号S12を取り込むことが出来る。ここでは、第1のアンテナ11が人体遮蔽の影響を受け、第2のアンテナ12が人体遮蔽の影響を受けないよう配置されているとして説明する。
携帯用電子機器1の内部には、受信装置10、ディスプレイ21、マイクロホン22、スピーカ23、制御部24、変調部25、及び送信部高周波部(以下「送信RF部」という。)26が収容されている。制御部24は、マイクロホン22等の入力に基づいてパケット信号(以下「パケット」という。)を生成し、この出力側に、変調部25が接続されている。変調部25は、制御部24で生成したパケットを変調して出力し、この出力側に送信RF部26が接続されている。送信RF部26は、変調部25により変調された信号を搬送波に乗せた送信信号を作成し、この出力側に、受信装置10の第1の受信信号切替手段及び第2の受信信号切替手段としての受信信号選択部30が接続されている。受信信号選択部30は、分配器32を含み、アンテナ11及び12を接続するものである。この受信信号選択部30は、送信において、送信信号をアンテナ11又は12に分配する機能と、受信において、アンテナ11及び12により受信された受信波信号S11,S12を選択する機能とを有している。
受信における受信信号選択部30は、第1及び第2のアンテナ11,12からの受信波信号S11,S12をそれぞれ入力し、第1のアンテナ11及び第2のアンテナ12で受信した電波を共に選択するか、或いは、第1のアンテナ11又は第2のアンテナ12で受信した電波を選択するものであり、この出力側に、切替制御部40と復調部60とが接続されている。切替制御部40は、第1及び第2のアンテナ11,12の切り替えを制御する機能を有し、この出力側に、受信信号選択部30が接続されている。復調部60は、受信信号S30を復調してパケットを生成し、この出力側に、受信したパケットに基づき生成した音声等を、スピーカ23等に出力する制御部24が接続されている。
(2) 受信装置10の構成
図1は、本発明の実施例1における受信装置10の概略の構成図である。
受信装置10は、内蔵されたアンテナ11とアンテナ端子13を介して接続されたアンテナ12とを有している。第1及び第2のアンテナ11,12は、それぞれ電波を受信して受信波信号S11,S12を出力し、出力側に、受信信号選択部30が接続されている。受信信号選択部30は、スイッチ部31を有し、このスイッチ部31に、分配器32、及び周波数変換器33が縦列に接続されている。スイッチ部31は、スイッチ31a及びスイッチ31bから構成され、それぞれ受信波信号S11及び受信波信号S12を入力し、第1の切替信号としての切替信号S50a及び第2の切替信号としての切替信号S50bに基づきオンオフ制御されるものであり、この出力側に、分配器32が接続されている。分配器32は、受信波信号S11及び受信波信号S12を合成して受信波信号S32を出力し、その出力側に周波数変換器33が接続されている。
更に、分配器32は、送信における送信RF部26からの送信信号をアンテナに出力する機能を含むものである。この周波数変換器33は、受信波信号S32を中間周波数に変換して増幅し、第1のパケット信号及び第2のパケット信号が合成された受信信号S30を出力し、この出力側に、切替制御部40及び復調部60が接続されている。
切替制御部40は、中央処理装置と記憶装置に格納されたプログラムにより動作して各機能を実現させる手段である。この切替制御部40は、受信強度検出手段である、例えば、受信信号強度指示値(以下「RSSI値」という。)検出部41等を有し、受信信号S30に基づいて切替信号S50a及び切替信号S50bを出力するものであり、この出力側に、スイッチ部31が接続されている。
RSSI値検出部41は、第1及び第2のアンテナ11,12のRSSI値をそれぞれ検出して出力する機能を有している。RSSI値は、タイミング(例えば、時刻)t1で検出され、第1及び第2のアンテナ11,12にそれぞれ対応した、第1の受信強度値(例えば、RSSI値R1(t1))及び第2の受信強度値(例えば、RSSI値R2(t1))である。このRSSI値検出部41の出力側に、時間差分算出手段(例えば、RSSI値の差分値算出部)42及び切替信号生成手段(例えば、切替部)50が接続されている。RSSI値の差分値算出部42は、入力したRSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)を格納すると共に、過去の時刻t2で検出した強度値R1(t2)を読み出して、第1の時間差分値(例えば、差分値ΔR1)及び第2の時間差分値(例えば、差分値ΔR2)を算出して出力するものである。差分値ΔR1及び差分値ΔR2は、次の(1)式及び(2)式により算出される。
差分値ΔR1=RSSI値R1(t1)―RSSI値R1(t2)…(1)
差分値ΔR2=RSSI値R2(t1)―RSSI値R2(t2)…(2)
このRSSI値の差分値算出部42の出力側には、切替部50が接続されている。切替部50は、RSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)と差分値ΔR1及び差分値ΔR2とに基づき、切替信号50a及び切替信号50bを出力するものであり、この出力側に、スイッチ部31が接続されている。
図3は、図1中の切替部50を示す構成図である。
切替部50は、閾値判定部51を有している。この閾値判定部51は、RSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)を入力して、閾値XとRSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)の差分の絶対値とを比較して、“1”及び“0”で示す信号S51を出力するものであり、この出力側には、スイッチ制御部54が接続されている。
RSSI値判定部52は、RSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)を比較して、この結果である“1”及び“0”で示す信号S52を出力するものであり、この出力側に、スイッチ制御部54が接続されている。RSSI値差分の絶対値判定部53は、差分値ΔR1と差分値ΔR2とを比較して、この結果である“1”及び“0”で示す信号S53を出力するものであり、この出力側に、スイッチ制御部54が接続されている。スイッチ制御部54は、信号S51、信号S52、及び信号S53を入力して論理回路により論理演算し、スイッチ31aのオンオフを指示する切替信号S50aと、スイッチ31bのオンオフを指示する切替信号S50bとを出力するものであり、この出力側に、スイッチ部31が接続されている。
(動作)
本実施例1の受信装置1の動作を、次の(1)携帯用電子機器1の動作と、(2)アンテナを選択する原理と、(3)受信装置10の概略動作と、(4)受信装置10の詳細な動作とに分けて説明する。
(1) 携帯用電子機器1の動作
図2における携帯用電子機器1を利用する利用者は、ネックストラップを首に掛けて、携帯用電子機器1利用して通話を行う。
携帯用電子機器1は、本体に内蔵された第1のアンテナ11と、ネックストラップに埋め込んだ第2のアンテナ12とを有している。第2のアンテナ12は、アンテナ端子13を介して本体と接続されている。
携帯用電子機器1の制御部24は、マイクロホン22等の入力に基づいてパケットを生成する。変調部25は、この生成したパケットを変調して出力する。送信RF部26は、変調した信号を搬送波に乗せた送信信号を作成する。この送信信号は、受信信号選択部30により選択されたアンテナより送信される。
受信装置10において、受信信号選択30は、第1のアンテナ11及び/又は第2のアンテナ12で受信した電波を選択して、受信した電波に基づく受信信号S30を切替制御部40と復調部60とに出力する。復調部60は、受信信号S30を復調してパケットを生成する。制御部24は、このパケットを基に音声等に変換し、スピーカ23等に出力する。
(2) アンテナを選択する原理
図4は、アンテナ配置と電波伝搬路による人体の影響を説明する図である。
車両Vに搭載されてたアンテナ70から発信された直進性の高い電波が、第1及び第2のアンテナ11,12により受信される様子を示す図である。図中、終端が矢印である実線の折れ線は、反射波及び回折波を示す。又、図中、終端が矢印である破線の直線及び折れ線は、直接波及び路面反射波を示す。車両Vに搭載されたアンテナ70からは、電波が送信されている。この電波は、人Pが持つ携帯用電子機器1の第1のアンテナ11及び第2のアンテナ12により受信される。第1のアンテナ11は、携帯用電子機器1に内蔵されたアンテナであり、第2のアンテナ12は、ネックストラップに埋め込んだアンテナである。人Pは送信側のアンテナ70を背に立っていて、手に携帯用電子機器1を持ち、首にネックストラップを掛けている。したがって、第1のアンテナ11は、人Pの前面に位置し、第2のアンテナ12は、人Pの背面に位置する。
アンテナ70から電波W1及びW2が送信されると、電波W1は、建物71−1及び建物71−2で反射される実線で示す経路を伝搬して第1のアンテナ11により受信される。一方、電波W2は、直接又は路面で反射される破線で示す経路を伝搬し、第2のアンテナ12に受信される。
図1において、第1及び第2のアンテナ11,12で、それぞれ受信された受信波信号S11,S12から、受信信号選択部30は受信信号S30を選択する。RSSI値検出部41は、この受信信号S30に基づき、RSSI値を検出する。このRSSI値を検出するタイミングは、受信信号S30に含まれるパケットの所定の区間に基づく時刻である。
図5は、RSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)を検出する時刻t1を示す図である。
受信信号S30は、パケットを含む。パケットは、先頭にプリアンブルPK1呼ばれるデータを含まない区間があり、その後に、ユニークワードPK2,MACヘッダーPK3,ペイロードPK4とデータを含む区間が続く。RSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)を検出する時刻t1は、第1のプリアンブル部及び第2のプリアンブル部が合成されたプリアンブルPK1内の第1のタイミングとしての区間TM1及び第2のタイミングとしての区間TM2である。区間TM1及び区間TM2は、非常に短い時間であり、送信アンテナ及び受信アンテナの移動による電波伝搬経路の変化に比べると無視できる時間であるため、同一の時刻t1として扱っている。
図6は、フェージングの影響が少ないアンテナの判定を説明する図である。
時刻t1は、RSSI値を検出する現在の時刻t1であり、時刻t2は、過去にRSSI値を検出した時刻t2である。第1のアンテナ11で受信した受信波信号S11及び第2のアンテナ12で受信した受信波信号S12に対するそれぞれのRSSI値[=R1(t1)及びR2(t1)]は、さほど差がない。しかしながら、過去の時刻t2でのRSSI値[=R1(t2)及びR2(t2)]は、大きな差がある。そこで、過去の時刻t2で測定したRSSI値と現在の時刻t1で測定したRSSI値の差分値(=ΔR1,ΔR2)を比較して、第1又は第2のアンテナ11,12を選択するようにした。
更に、第1及び第2のアンテナ12に対する人体遮断の影響を調べるため、携帯用電子機器を利用する環境の電波伝搬実験または電波伝搬シミュレーション等から算出される遅延プロファイルの最良値と最悪値を基に通信品質評価シミュレーションを行った。この結果から、搬送波と雑音の強度比(以下「CNR」という。)対パケット誤り率(以下「PER」という。)を算出した。尚、第2のアンテナ12は、人体遮断の影響を受けていないため、遅延プロファイルの最良値寄りの値を示している。一方、第1のアンテナ11は、人体遮断の影響を受けているため、遅延プロファイルの最悪値寄りの値を示している。
図7は、PER目標値に基づく閾値の設定を説明する図である。
縦軸にPER、横軸にCNRをとり、遅延プロファイルの最良値及び最悪値におけるCNR対PERをグラフにした。実線は遅延プロファイルの最良値を示す。又、破線は、遅延プロファイルの最悪値を示す。PER目標値は、受信装置1が目標とするパケット誤り率である。このPER目標値における遅延プロファイルの最良値と最悪値とのCNRの差を強度差Xとする。第1のアンテナ11と第2のアンテナ12とのRSSI値の差が、強度差Xより小さい場合には、第1のアンテナ11のRSSI値が大きくとも、パケット誤り率が大きくなる可能性が高い。このため、差分値ΔR1と差分値ΔR2によるフェージングの影響を考慮する必要がある。即ち、そのままRSSI値の大きいアンテナを選ぶのではなく、差分値ΔRの小さい方のアンテナを選ぶ方が好ましい。
そこで、本発明の実施例1は、この強度差Xを閾値Xとして、第1のアンテナ11及び第2のアンテナ12のRSSI値の差が閾値Xよりも小さい場合は、RSSI値の差分値の小さい方のアンテナを選択し、第1のアンテナ11と第2のアンテナ12との受信電力値の差が閾値Xよりも大きい場合は、RSSI値の大きい方のアンテナを選択するようにした。
(3) 受信装置10の概略動作
図1中の受信装置10において、人体遮蔽の影響を受ける位置に配置された第1のアンテナ11と、人体遮蔽の影響を受けない位置に配置された第2のアンテナ12とで受信した、それぞれの受信波信号S11及びS12は、受信信号選択部30に出力される。この受信信号選択部30は、切替信号S50aに基づき受信波信号S11を選択し、更に、切替信号S50bに基づき受信波信号S12を選択して受信波信号S32を出力する。
RSSI値検出部41では、現在の時刻t1における第1のアンテナ11に対するRSSI値R1(t1)と第2のアンテナ12に対するRSSI値R2(t1)とが検出される。更に、RSSI値の差分値算出部42において、前記(1)式及び前記(2)式に基づき、このRSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)と、過去の時刻t2で検出したRSSI値R1(t2)及びRSSI値R2(t2)とから、差分値ΔR1及び差分値ΔR2が算出される。
切替部50において、検出したRSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)と、算出した差分値ΔR1及び差分値ΔR2とから、スイッチ31aのオンオフを指示する切替信号S50a、及び/又は、スイッチ31bのオンオフを指示する切替信号S50bを出力して、最適なアンテナを選択する。
(4) 受信装置10の詳細な動作
RSSI値検出部41は、所定の時刻t1で受信信号S30に基づき、それぞれ第1のアンテナ11及び第2のアンテナ12に対応したRSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)を検出する。
パケットの受信を開始していない状態では、受信信号選択部30は、スイッチ31a及びスイッチ31bを同時に“オン“にして、第1のアンテナ11及び第2のアンテナ12の双方を選択して、受信波信号S11と受信波信号S12とが合成された受信波信号を受信する受信処理を行う。この状態でプリアンブルPK1が検出されると、直ちに最初のRSSI検出区間である区間TM1が始まり、切替制御処理が開始される。
図8は、図1中の切替制御部40における切替制御処理を示すフローチャートである。本実施例の受信装置10では、図8に従って、以下の処理が行われる。
ステップSP1及びSP4は、RSSI値検出部41で実行される受信信号切替処理である。ステップSP2及びSP5は、RSSI値検出部41で実行される受信強度検出処理である。ステップSP3及びSP6は、RSSI値の差分値計算部42で実行される時間差分算出処理である。
ステップSP1において、スイッチ部31により第1のアンテナ11に切り替えて、ステップSP2に進む。ステップSP2において、RSSI値検出部41は、受信信号S30に基づいてRSSI値R1(t1)を検出してステップSP3に進む。ステップSP3において、RSSI値の差分値計算部42は、入力したRSSI値R1(t1)を格納すると共に、この入力したRSSI値R1(t1)と過去の時刻t2で格納してあるRSSI値R1(t2)とから、前記(1)式により時間差分差値としての差分値ΔR1を算出して、ステップSP4に進む。
2番目のRSSI検出区間である区間TM2が始まると、ステップSP4の処理が始まる。ステップSP4において、スイッチ部31により第2のアンテナ12に切り替えて、ステップSP5に進む。ステップSP5において、RSSI値検出部41は、受信信号S30に基づいてRSSI値R2(t1)を検出してステップSP6に進む。ステップSP6において、RSSI値の差分値計算部42は、入力したRSSI値R2(t1)を格納すると共に、この入力したRSSI値R2(t1)と過去の時刻t2で格納したRSSI値R2(t2)とから、前記(2)式により差分値ΔR2を算出して、ステップSP7に進む。尚、区間TM2はステップSP6で終了する。
ステップSP7〜SP14は、切替部50で実行される切替信号生成処理である。
ステップSP7において、閾値判定部51は、強度差値としてのRSSI値R1(t1)とRSSI値R2(t1)の差分の絶対値|R1(t1)−R2(t1)|を求め、閾値Xと絶対値|R1(t1)−R2(t1)|とを、次の(3)式により比較する。
閾値X<絶対値|R1(t1)−R2(t1)| …(3)
(3)式を満足していれば信号S51を“1”にセットし、(3)式を満足していなければ信号S51を“0”にセットして、ステップSP8に進む。ステップSP8において、RSSI値判定部52は、RSSI値R1(t1)とRSSI値R2(t1)とを比較する。次に、R1(t1)>R2(t1)である時は信号S52に“1”をセットし、R1(t1)>R2(t1)でない時は信号S52に“0”をセットしてステップSP9に進む。ステップSP9において、RSSI値差分の絶対値判定部53は、差分値ΔR1の絶対値と差分値ΔR2の絶対値とを比較して、|ΔR1|>|ΔR2|である時は信号S53に“1”をセットし、ΔR1>ΔR2でない時は信号S53に“0”をセットして、ステップSP10に進む。
ステップSP10〜SP14は、スイッチ制御部54が行う処理である。
ステップSP10において、信号S51が“1”の場合はステップSP11に進み、信号S51が“0”の場合はステップSP12に進む。ステップSP11において、信号S52が“1”の場合はステップSP13に進み、信号S51が“0”の場合はステップSP14に進む。ステップSP12において、信号S53が“1”の場合はステップSP14に進み、信号S53が“0”の場合はステップSP13に進む。ステップSP13において、スイッチ制御部54はスイッチ31aを“オン”にする切替信号S50aと、スイッチ31bを“オフ”にする切替信号S50bを出力して、ステップSP15に進む。ステップSP14において、スイッチ制御部54は、スイッチ31aを“オフ”にする切替信号S50aと、スイッチ31bを“オン”にする切替信号S50bを出力して、ステップSP15に進む。
ステップSP15において、選択したアンテナにより受信した受信信号S30からパケットを受信し、このパケットの受信が終わるとステップSP16に進む。ステップSP16において、スイッチ31aを“オン”にする切替信号S50aと、スイッチ31bを“オン”にする切替信号S50bを出力する。更に、第1のアンテナ11及び第2のアンテナ12の双方を選択して受信波信号S11と受信波信号S12とを合成した受信波信号を受信している状態に戻し、切替制御処理を終了する。
(実施例1の効果)
本実施例1の受信装置10によれば、次の(a)(c)のような効果がある。
(a) 受信信号30のRSSI値を検出するRSSI値検出部41と、検出したRSSI値の差分値を計算するRSSI値の差分値計算部42と、第1のアンテナ11を選択する切替信号を出力する切替部50を備えたため、受信波のRSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)だけでアンテナを選択するだけでなく、人体遮蔽によるフェージングの影響を差分値ΔR1及び差分値ΔR2により評価して、アンテナの選択ができる。このため、人体遮蔽の影響により反射波を多く受信するアンテナを避けて、フェージングの影響が少ないアンテナを選択できるため、パケット誤り率を軽減できる。
(b) 受信信号30のRSSI値を検出するRSSI値検出部41は、パケットの先頭部分でデータが含まれる前の信号であるプリアンブルPK1を受信している時に、第1のアンテナ11と第2のアンテナ12の選択を行っている。このため、パケットのデータが送られている区間でアンテナを切り替えないため、復調時のビットエラーが少なくなる。更に、プリアンブルPK1は、パケットのデータが送られてくる直前であるため、RSSI値とパケット受信中のRSSI値の誤差は少ない。
(c) 受信装置10を使用する環境に基づき、電波伝搬シミュレーション等により遅延プロファイルを求め、PER目標値における遅延プロファイルの最良値と最悪値でのCNRの差を閾値Xとしている。更に、閾値Xと第1及び第2のアンテナそれぞれの受信波のRSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)とを比較して、RSSI値による判定と差分値による判定とを選択している。従って、PER目標値を得るための最も適切なアンテナを選択できる。更に、人体遮蔽による影響を少なくすることができる。
更に、本実施例1の携帯用電子機器1によれば、次の(d)(f)のような効果がある。
(d) 携帯用電子機器1は、受信信号30のRSSI値を検出するRSSI値検出部41と、検出したRSSI値の差分値を計算するRSSI値の差分値計算部42と、第1のアンテナ11を選択する切替信号を出力する切替部50を備えた受信装置10を用いているため、人体遮蔽によるフェージングの影響を差分値ΔR1及び差分値ΔR2により評価してアンテナの選択ができ、人体遮蔽の影響を避けて、フェージングの影響が少ないアンテナを選択できる。これにより、パケット誤り率を軽減して、通話品質が向上する。
(e) 携帯用電子機器1は、受信信号30のRSSI値を検出するRSSI値検出部41は、パケットの先頭部分でデータが含まれる前の信号であるプリアンブルPK1を受信している時に、第1のアンテナ11と第2のアンテナ12の選択を行う受信装置10を備えている。このため、パケットのデータが送られている区間でアンテナを切り替えていないため、復調時のビットエラーが少なくなる。このビットエラーの低下により、パケット誤り率を軽減して、通話品質が向上する。
(f) 携帯用電子機器1を使用する環境に基づき、電波伝搬シミュレーション等により遅延プロファイルを求め、PER目標値における遅延プロファイルの最良値と最悪値でのCNRの差を閾値Xとしている。更に、閾値Xと第1及び第2のアンテナ11,12それぞれの受信波のRSSI値R1(t1)及びRSSI値R2(t1)とを比較して、RSSI値による判定と差分値による判定とを選択している。従って、受信装置10を用いる携帯用電子機器1は、PER目標値を得るための最も適切なアンテナを選択できるため、更に、人体遮蔽による影響を少なくすることができる。従って、パケット誤り率を軽減して、通話品質が向上する。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(A)〜(F)のようなものがある。
(A) 図1の受信装置10は、図示以外の構成ブロックや機能ブロック変更してもよい。更に、図8のフローチャートは、図示以外の処理手順に変更してもよい。
(B) RSSI値を検出する時刻は、パケットのプリアンブルPK1としたが、パケットのデータ区間(例えば、ユニークワード等)でなければよい。
更に、差分値ΔR1及びΔR2を算出するための過去のRSSI値を検出した時刻t2は、時刻t1の直前のパケットにおける時刻でなくてもよい。例えば、電波伝搬の環境を考慮して所定時間毎(例えば、10ms)の時刻でも構わない。
(C) 閾値Xは、PER目標値における遅延プロファイルの最良値と最悪値でのCNRの差を用いている。このPER目標値の範囲を前後10パーセント程度許容してもパケットの誤り率が大きく変化することはなかった。したがって、この程度の閾値Xは許容差の範囲であった。
(D) 実施例1において、第1のアンテナ11を人体遮蔽の影響を受ける位置に、第2のアンテナ12を人体遮蔽の影響を受けない位置にそれぞれ配置されているとしたが、第2のアンテナ12を人体遮蔽の影響を受ける位置に、第1のアンテナ11を人体遮蔽の影響を受けない位置にそれぞれ配置してもよい。図2の第2のアンテナ12は、ネックストラップに埋め込んだアンテナであるが、イヤホンに埋め込んだアンテナ等、人体遮蔽により異なる遅延プロファイルを形成する位置に移動できるものであればよい。又、図2の第1のアンテナ11は、携帯用電子機器1に内蔵したアンテナであるが、外部接続したアンテナでもよい。
(E) 実施例1における携帯用電子機器1は、送信及び受信でアンテナを共用しているが、受信アンテナとは別に送信アンテナを設けてもよい。
(F) 実施例1における受信装置10において、分配器32による電力損出及び第1及び第2のアンテナ11,12から分配器32までのケーブル損失を考慮する必要がある場合は、第1及び第2のアンテナ11,12とスイッチ部31との間に高周波増幅器を置くことが好ましい。又、周波数変換器33は、中間周波増幅器を必要としない場合は省略できる。
1 携帯用電子機器
10 受信装置
11 第1のアンテナ
12 第2のアンテナ
13 アンテナ端子
30 受信信号選択部
31 スイッチ部
41 RSSI検出部
42 RSSI値の差分値算出部
50 切替部
51 閾値判定部
52 RSSI値判定部
53 RSSI値差分の絶対値判定部
54 スイッチ制御部

Claims (4)

  1. 第1のアンテナにより、強い直進性を持つ電波を受信して第1の受信波信号を出力すると共に、前記第1のアンテナと異なる位置に配置された第2のアンテナにより、前記電波を受信して第2の受信波信号を出力する受信処理と、
    第1の切替信号によりオン状態となり、前記第1の受信波信号を入力し、第1のプリアンブル部を有する第1のパケット信号を出力すると共に、第2の切替信号によりオン状態となり、前記第2の受信波信号を入力し、第2のプリアンブル部を有する第2のパケット信号を出力する受信信号切替処理と、
    前記第1のパケット信号を入力し、前記第1のプリアンブル部における第1のタイミングの区間で、前記第1のパケット信号の強度を検出して第1の受信強度値を出力すると共に、前記第2のパケット信号を入力し、前記第2のプリアンブル部における第2のタイミングの区間で、前記第2のパケット信号の強度を検出して第2の受信強度値を出力する受信強度検出処理と、
    前記第1の受信強度値を入力し、現在の前記第1の受信強度値と過去の前記第1の受信強度値との差分を算出して第1の時間差分値を出力すると共に、前記第2の受信強度値を入力し、現在の前記第2の受信強度値と過去の前記第2の受信強度値との差分を算出して第2の時間差分値を出力する時間差分算出処理と、
    前記第1の受信強度値と前記第1の時間差分値とを入力し、前記第1の切替信号を前記受信信号切替処理に出力し、前記第2の受信強度値と前記第2の時間差分値とを入力し、前記第2の切替信号を前記受信信号切替処理に出力する切替信号生成処理と、
    を有することを特徴とする受信方法。
  2. 電波を受信して第1の受信波信号を出力する第1のアンテナと、
    前記電波を受信して第2の受信波信号を出力する着脱可能な第2のアンテナと
    第1の切替信号によりオン状態となり、前記第1の受信波信号を入力し、第1のプリアンブル部を有する第1のパケット信号を出力する第1の受信信号切替手段と、
    第2の切替信号によりオン状態となり、前記第2の受信波信号を入力し、第2のプリアンブル部を有する第2のパケット信号を出力する第2の受信信号切替手段と、
    前記第1のパケット信号を入力し、前記第1のプリアンブル部における第1のタイミングの区間で、前記第1のパケット信号の強度を検出して第1の受信強度値を出力すると共に、前記第2のパケット信号を入力し、前記第2のプリアンブル部における第2のタイミングの区間で、前記第2のパケット信号の強度を検出して第2の受信強度値を出力する受信強度検出手段と、
    前記第1の受信強度値を入力し、現在の前記第1の受信強度値と過去の前記第1の受信強度値との差分を算出して第1の時間差分値を出力すると共に、前記第2の受信強度値を入力し、現在の前記第2の受信強度値と過去の前記第2の受信強度値との差分を算出して第2の時間差分値を出力する時間差分算出手段と、
    前記第1の受信強度値と前記第1の時間差分値とを入力し、前記第1の切替信号を前第1の受信信号切替手段に出力し、前記第2の受信強度値と前記第2の時間差分値とを入力し、前記第2の切替信号を前記第2の受信信号切替手段に出力する切替信号生成手段と、
    を有することを特徴とする受信装置。
  3. 前記切替信号生成手段は、
    前記第1の受信強度値から前記第2の受信強度値を引き算して強度差値を求め、前記第1の時間差分値の絶対値から前記第2の時間差分値の絶対値を引き算して時間差分差値を求め、
    前記強度差値の絶対値が閾値を越えた場合で、且つ、前記強度差値が正の場合は、前記第1の切替信号を出力し、
    前記強度差値の絶対値が閾値を越えた場合で、且つ、前記強度差値が負の場合は、前記第2の切替信号を出力し、
    前記強度差値の絶対値が前記閾値より小さい場合で、且つ、前記時間差分差値が負の場合は、前記第1の切替信号を出力し、
    前記強度差値の絶対値が前記閾値より小さい場合で、且つ、前記時間差分差値が正の場合は、前記第2の切替信号を出力することを特徴とする請求項2記載の受信装置。
  4. 前記閾値は、
    遅延プロファイルの最悪値における目標パケット誤り率に対する搬送波と雑音の強度比と、前記遅延プロファイルの最良値における前記目標パケット誤り率に対する前記搬送波と雑音の強度比と、の差分で示される受信信号強度指示値であることを特徴とする請求項3記載の受信装置。
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