JP5572333B2 - 搬送装置 - Google Patents

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本発明は、汚泥脱水ケーキ等の粘稠度の高い物質を搬送物として圧力を加えることによって搬送する搬送装置に関し、特に、搬送物の搬送にスクリューを用いた搬送装置に関する。
汚泥脱水ケーキ等の粘稠度の高い物質を搬送物として搬送する搬送装置の一例として、一端に供給口を有し他端に排出口を有するケーシングと、ケーシング内に設けられるとともに、互いに逆方向に回転可能な一対のスクリュー羽根を有するスクリュー搬送体とを備えた搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このような構成の搬送装置によれば、供給口からケーシング内に搬送物を供給し、スクリュー搬送体の一対のスクリュー羽根を互いに逆方向に回転させることにより、ケーシング内に供給した搬送物を供給口から排出口に向けて搬送し、排出口からケーシング外に排出させることができる。
ところで、上記のような構成の搬送装置にあっては、対象とする搬送物の粘稠度が低くなる程、ケーシング内に圧力が発生しにくくなり、推力が低下するため、圧送距離(揚程)が低下する。また、対象とする搬送物の粘稠度が高くなる程、圧力が増し、強い推力が得られるため、圧送距離(揚程)を長くすることができるが、スクリューに対する搬送物からの反力が大きくなるため、特に外側スクリューの負荷が過大になり、外側スクリューの剛性が不足する場合には、外側スクリューが損傷等するおそれがある。このため、搬送可能な搬送物の粘稠度が狭い範囲に制限されてしまう。
一方、上記のような問題を解決するために、本願発明者は、一対のスクリュー羽根からなるスクリュー搬送体のピッチをケーシングの供給口から排出口にかけて順次小さくすることにより、搬送容積がケーシングの供給口から排出口にかけて順次小さくなるように構成した搬送装置を提案している(例えば、特許文献2参照。)。
このような構成の搬送装置にあっては、ケーシング内における搬送物の流速を排出口側に行く程、速くすることができるので、対象とする搬送物の粘稠度の高低に関わらずに、ケーシング内に搬送物を搬送するのに十分な圧力を発生させることができ、搬送可能な搬送物の粘稠度の範囲を広げることができ、かつ圧送距離(揚程)を長くとることができる。また、ケーシングの供給口から排出口にかけてスクリュー搬送体のピッチが順次小さくなるようにして、搬送容積がケーシングの供給口から排出口にかけて小さくなるように構成しているので、スクリュー搬送体のピッチを均一にし、搬送容積をケーシングの全長に亘って均一に構成したものに比べて、外側スクリューの質量を増大させることができ、外側スクリューの剛性を高めることができ、外側スクリューに強い動力をかけることができる。
特開2001−220010号公報 特開2006−240778号公報
しかし、特許文献2に記載の搬送装置にあっては、外側スクリューは、搬送物の搬送方向の後方側の部分(ケーシングの供給口よりも後方に位置する部分)がケーシング側に支持され、搬送物の圧力が最も高くなる搬送方向の先方側の部分(ケーシングの排出口側の部分)がフリーの状態になっており、搬送方向の後方側の部分が駆動ギアを介して駆動源に連結されているため、搬送物からの反力によって外側スクリューに捩じれや縮み等の変形が生じ、外側スクリューが内側スクリューと干渉して搬送物の搬送能力が低下したり、搬送不能になる等の問題があった。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、搬送可能な搬送物の粘稠度の範囲を広げることができるとともに、対象とする搬送物の粘稠度の高低に関わらずに、搬送物の搬送距離(揚程)を長くとることができ、さらに、外側スクリューの剛性を大幅に高めることができる、搬送装置を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明は、一端に供給口を有し他端に排出口を有するケーシングと、該ケーシング内に回転可能に設けられるとともに、前記供給口から前記ケーシング内に供給される粘稠性を有する搬送物を、前記ケーシング内に圧力を加えることにより搬送して前記排出口に導くスクリュー搬送体とを備えた搬送装置であって、前記スクリュー搬送体は、前記ケーシング内に回転可能に設けられる螺旋状の内側スクリュー羽根と、前記ケーシング内の前記内側スクリュー羽根の外側に設けられるとともに、該内側スクリュー羽根とは逆向きの螺旋状をなし、かつ前記内側スクリュー羽根と逆向きに回転可能な外側スクリュー羽根とを備え、前記ケーシング内における前記スクリュー搬送体の1回転当たりの搬送容積が前記供給口から排出口にかけて順次小さくなるように構成するとともに、前記外側スクリュー羽根の前記搬送物の搬送方向の先端側の部分を支持手段によって前記ケーシングに回転可能に支持し、かつ該外側スクリュー羽根の前記搬送物の搬送方向の先端側の部分を駆動源に連結したことを特徴とする。
本発明の搬送装置によれば、ケーシング内にスクリュー搬送体により圧力を加えることによって搬送される粘稠性を有する搬送物は、ケーシング内を供給口から排出口の方向に移動するに従って徐々に密度が高くなり、流速が速くなり、圧力が高くなり、全断面を充満した状態で、ケーシングの排出口から排出され、排出口に連続する配管等に圧入される。
また、内側スクリュー羽根と外側スクリュー羽根とを、互いに逆向きに回転可能に構成したので、両スクリュー羽根と搬送物とが共回りして排出口からの搬送物の排出が困難になるようなことはなく、さらに、ケーシング内の全体の密度が高くなって搬送物の受け入れが困難になるようなことはなく、さらに、両スクリュー羽根に搬送物が付着して固着するようなことはない。
さらに、外側スクリュー羽根の搬送物の搬送方向の先端側を支持手段を介してケーシングに支持しているので、搬送物の圧力が最も高くなる搬送方向の先端側の部分が搬送物からの反力を受けても、外側スクリュー羽根に捻じれ、縮み等の変形が生じるようなことはなく、外側スクリュー羽根が内側スクリュー羽根と干渉して回転不能になるようなことはない。
従って、搬送可能な搬送物の粘稠度の範囲を広げることができるとともに、搬送物の粘稠度の高低に関わらずに、搬送物の搬送距離(揚程)を長くとることができ、かつ、搬送効率を大幅に高めることができる。
また、本発明において、前記外側スクリュー羽根は、そのピッチが全長に渡って同一になるように、かつ、断面の横幅が前記供給口から前記排出口にかけて順次大きくなるように構成されていることとしてもよい。
本発明の搬送装置によれば、外側スクリュー羽根は、断面の横幅がケーシングの供給口から排出口にかけて順次大きくなるように構成されているので、ケーシング内におけるスクリュー搬送体の1回転当たりの搬送容積を供給口から排出口にかけて順次小さくなるように構成することができる。また、外側スクリュー羽根の搬送物の搬送方向の先端側の部分の剛性を高めることができるので、先端側の部分が搬送物からの反力によって変形するのを防止できる。
さらに、本発明において、前記外側スクリュー羽根は、そのピッチが前記供給口から前記排出口にかけて順次小さくなるように構成されていることとしてもよい。
本発明の搬送装置によれば、外側スクリュー羽根は、そのピッチがケーシングの供給口から排出口にかけて順次小さくなるように構成されているので、ケーシング内におけるスクリュー搬送体の1回転当たりの搬送容積を供給口から排出口にかけて順次小さくなるように構成することができる。また、外側スクリュー羽根の搬送物の搬送方向の先端側の部分の剛性を高めることができるので、先端側の部分が搬送物からの反力によって変形するのを防止できる。
さらに、本発明において、前記内側スクリュー羽根は、そのピッチが全長に亘って同一なるように構成されるとともに、前記ケーシング内に回転可能に設けられる回転軸の周面に一体に連結され、かつ、該回転軸は、その直径が前記供給口から前記排出口にかけて順次大きくなるように構成されていることとしてもよい。
本発明の搬送装置によれば、内側スクリュー羽根の回転軸は、その直径がケーシングの供給口から排出口にかけて順次大きくなるように構成されているので、ケーシング内におけるスクリュー搬送体の1回転当たりの搬送容積を供給口から排出口にかけて順次小さくなるように構成することができる。
さらに、本発明において、前記内側スクリュー羽根は、そのピッチが前記供給口から前記排出口にかけて順次小さくなるように構成されるとともに、前記ケーシング内に回転可能に設けられる回転軸の周面に一体に連結されていることとしてもよい。
本発明の搬送装置によれば、内側スクリュー羽根は、そのピッチがケーシングの供給口から排出口にかけて順次小さくなるように構成されているので、ケーシング内におけるスクリュー搬送体の1回転当たりの搬送容積を供給口から排出口にかけて順次小さくなるように構成することができる。
さらに、本発明において、前記支持手段は、前記ケーシング又は前記ケーシングが支持される基盤の上部に設けられる軸受と、該軸受によって回転自在に支持されるスリーブとを備え、前記スリーブが前記外側スクリュー羽根の前記搬送物の搬送方向の先端側の部分に一体に連結され、前記スリーブを介して前記外側スクリュー羽根が前記軸受に回転自在に支持されていることとしてもよい。
本発明の搬送装置によれば、外側スクリュー羽根の搬送物の搬送方向の先端側の部分が、ケーシング又はケーシングが支持される基盤の上部に設けられる支持手段の軸受にスリーブを介して回転自在に支持されているので、外側スクリュー羽根の搬送物の搬送方向の先端側の部分が搬送物からの反力によって変形するのを防止でき、搬送物の搬送距離が長い場合にも十分に対応することができる。
以上、説明したように、本発明による搬送装置によれば、ケーシング内におけるスクリュー搬送体の1回転あたりの搬送容積をケーシングの供給口から排出口にかけて順次小さくなるように構成しているので、スクリュー搬送体により圧力を加えることによりケーシング内を供給口から排出口に向かって搬送される粘稠性を有する搬送物は、ケーシング内を排出口の方向に移動するに従って流速が速くなり、圧力が高くなり、全断面を充満した状態でケーシングの排出口から排出され、排出口に連続する配管等に圧入される。従って、搬送可能な搬送物の粘稠度の範囲を広げることができ、搬送物の粘稠度の高低に関わらずに、搬送物を安定して搬送することができる。
また、スクリュー搬送体の内側スクリュー羽根と外側スクリュー羽根とを、互いに逆向きに回転可能に構成しているので、両スクリュー羽根と搬送物とが共回りして排出口からの搬送物の排出が困難になるようなことはなく、さらに、ケーシング内の全体の密度が高くなって搬送物の受け入れが困難になるようなことはなく、さらに、両スクリュー羽根に搬送物が付着して固着するようなことはなく、一定量の搬送物を排出口から排出させることができる。
さらに、外側スクリュー羽根は、搬送物の搬送方向の先端側の部分が支持手段によって回転自在に支持されているので、搬送物からの負荷が外側スクリュー羽根の先端方向に徐々に大きくなっても、その負荷によって外側スクリュー羽根が変形(捻じれ、縮み等)するようなことはない。従って、搬送物の搬送距離が長い場合にも搬送物を安定して搬送することができる。
本発明による搬送装置の一実施の形態の全体を示した概略図である。 図1の外側スクリュー羽根のケーシングの排出側の拡大図である。 図1の内側スクリュー羽根のケーシングの供給口側の拡大図である。 図1のA矢視図である。 図1のB矢視図である。 外側スクリュー羽根の部分拡大図である。 内側スクリュー羽根の変形例を示した部分拡大図である。 外側スクリュー羽根及び内側スクリュー羽根の変形例を示した部分拡大図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図6には、本発明による搬送装置の一実施の形態が示されている。この搬送装置1は、特に、汚泥脱水ケーキ等の粘稠度の高い物質を搬送物として圧力を加えることによって搬送するのに有効なものであって、図1に示すように、基盤35の上部に支持脚36を介して水平に設置されるケーシング2と、ケーシング2内に回転可能に設けられるスクリュー搬送体15と、スクリュー搬送体15を回転駆動させる駆動源26及び駆動源31とを備えている。
ケーシング2は、2つの円筒状のケーシング(第1ケーシング3及び第2ケーシング4)を直列に連結し、両ケーシング3、4間に所定の長さの円環状の隙間6を形成したものであって、これらの2のケーシング4、5の内部に一連の円柱状の空間である搬送路7が設けられ、この搬送路7内を搬送物が搬送されるようになっている。
第1ケーシング3は、図1及び図3に示すように、長手方向の一端側(図1の右端側)が閉塞されるとともに、この閉塞された一端側の上部にホッパ10が設けられ、このホッパ10の底部が搬送路7内に連通する供給口8に形成され、この供給口8を介して搬送路7内に搬送物が供給される。
第2ケーシング4は、長手方向の他端側(図1の左端側)が開口されるとともに、この開口された他端が搬送路7内を搬送された搬送物をケーシング2外に排出させる排出口9に形成され、この排出口9に配管(図示せず)が接続され、排出口9から配管内に搬送物が圧入される。
ホッパ10の内部には、一対の回転部材11、11が回転可能に設けられ、両回転部材11、11は、基盤35の上部に設けられている駆動源である駆動モータ12に連結されている。駆動モータ12の駆動により両回転部材11、11を回転させることにより、ホッパ10内に供給された搬送物が供給口8から第1ケーシング3の搬送路7内に供給される。
スクリュー搬送体15は、図1〜図3に示すように、ケーシング2の搬送路7内に回転可能に設けられる螺旋状の外側スクリュー羽根16と、搬送路7内の外側スクリュー羽根16の内側に設けられるとともに、外側スクリュー羽根16とは逆向きの螺旋状をなし、かつ、外側スクリュー羽根16と逆方向に回転可能な内側スクリュー羽根17とを備えている。
外側スクリュー羽根16は、長尺の帯板状のものを螺旋状に巻いて構成したものであって、ケーシング2の第1ケーシング3の全長よりもやや長く形成され、長手方向の一端が第1ケーシング3の閉塞されている一端近傍に位置し、長手方向の他端が第1ケーシング3の長手方向の他端を貫通して、第1ケーシング3と第2ケーシング4との間の隙間6内に位置している。
また、外側スクリュー羽根16は、図1、図3、及び図6に示すように、全長に亘ってピッチが同一となるように螺旋の間隔が設定されるとともに、ケーシング2の内周面との間に僅かな隙間(本実施の形態では1〜2mm程度の隙間)が形成されるように外径寸法が設定されている。
さらに、外側スクリュー羽根16は、図6に示すように、ケーシング2の供給口8から排出口9にかけて帯板状の部分の横幅bが順次大きくなるように構成されている。これにより、ケーシング2内におけるスクリュー搬送体15(外側スクリュー羽根16及び内側スクリュー羽根17)の1回転あたりの搬送容積を、ケーシング2の供給口8から排出口9にかけて順次小さくすることができる。
外側スクリュー羽根16は、図1及び図2に示すように、長手方向の他端が支持手段21によって回転自在に支持されるとともに、長手方向の他端が支持手段21のスリーブ22を介して駆動源26に連結されている。
支持手段21は、第1ケーシング3の長手方向の他端部の外周面と第2ケーシング4の長手方向の一端部の外周面との間に、それらの外周面との間に所定の間隔をおいて設けられる筒状のスリーブ22と、スリーブ22を回転自在に支持する一対の軸受24、24とを備えている。
一対の軸受24、24は、第1ケーシング3の外周面及び第2ケーシング4外周面に設けられている軸受ボックス23内に装着されている。軸受ボックス23は、ケーシング2を基盤35の上部に支持している支持脚36にケーシング2と一緒に支持されている。軸受ボックス23には、ケーシング2との間をシールするシール部材25が装着され、このシール部材25によって搬送路7から搬送物が外部に漏出するのを防止している。
スリーブ22の内周面には、環状の連結部材22aがボルト22bによって固定され、この連結部材22aの内周側に外側スクリュー羽根16の長手方向の他端の帯状の部分の外周面が溶接等の手段によって一体に連結されている。
駆動源26は、駆動モータ26であって、図4に示すように、基盤35の上部に設置されている。駆動モータ26の駆動軸には駆動スプロケット27が取り付けられ、この駆動スプロケット27とスリーブ22の外周面の中央部に一体に取り付けられる従動スプロケット28との間に駆動チェーン29が掛け渡されている。駆動モータ26を駆動させることにより、駆動スプロケット27、駆動チェーン29、及び従動スプロケット28を介して外側スクリュー羽根16が回転駆動することになる。なお、図1においては、駆動モータ26の記載を省略している。
内側スクリュー羽根17は、図1〜図3に示すように、ケーシング2の搬送路7の中心部に回転可能に設けられる回転軸18の周面に溶接等によって一体に連結され、回転軸18と一体に回転可能に構成されている。内側スクリュー羽根17は、ケーシング2の第1ケーシング3の全長よりもやや長く形成され、長手方向の一端が第1ケーシング3の閉塞されている一端近傍に位置し、長手方向の他端が第1ケーリング3の長手方向の他端を貫通して第1ケーシング3と第2ケーシング4との間の隙間6内に位置している。
また、内側スクリュー羽根17は、全長に亘ってピッチが同一となるように螺旋の間隔が設定されるとともに、外側スクリュー羽根16の内周面との間に僅かな隙間(本実施の形態では1〜2mm程度の隙間)が形成されるように外径寸法が設定されている。
回転軸18は、図3に示すように、長手方向の一端が第1ケーシング3の閉塞されている長手方向の一端を貫通して外方に突出し、その突出している部分が基盤35の上部に設置されている軸受ボックス19に設けられている軸受20によって回転自在に支持され、さらに突出している部分の先端部が駆動源31に連結されている。
駆動源31は駆動モータ31であって、図5に示すように、基盤35の上部に設置されている。駆動モータ31の駆動軸には駆動スプロケット32が取り付けられ、この駆動スプロケット32と回転軸18の先端部に取り付けられる従動スプロケット33との間に駆動チェーン34が掛け渡されている。駆動モータ31を駆動させることにより、駆動スプロケット32、駆動チェーン34、及び従動スプロケット33を介して回転軸18と一体に内側スクリュー羽根17が回転駆動することになる。なお、図1においては、駆動モータ31の記載を省略している。
そして、上記のように構成した本実施の形態による搬送装置1を用い、例えば、汚泥脱水ケーキ等の粘稠度の高い物質を搬送物として搬送するには、図1に示すように、搬送物をホッパ10内に投入し、駆動モータ12によって両回転部材11、11を回転駆動させ、ホッパ10の底部の供給口8を介して搬送路7内に搬送物を供給する。
そして、駆動モータ26を駆動させて、外側スクリュー羽根16を回転駆動させるとともに、駆動モータ31を駆動させて、回転軸18と一体に内側スクリュー羽根17を外側スクリュー羽根16と逆方向に回転駆動させ、搬送路7内に供給した搬送物に圧力を加え、搬送物を搬送路7内を排出口9に向けて搬送する。
この場合、外側スクリュー羽根16は、帯状の部分の横幅bがケーシング2の供給口8から排出口9にかけて順次大きくなるように構成され、スクリュー搬送体15の外側スクリュー羽根16及び内側スクリュー羽根17の1回転あたりの搬送容積がケーシング2の供給口8から排出口9にかけて順次小さくなるように構成されているので、供給口8からケーシング2の搬送路7内に供給された搬送物は、搬送路7内を排出口9に向かって移動するにつれて徐々に密度が高なり、流速が速くなり、圧力が高くなり、全断面積を充満した状態で、ケーシング2の排出口9から排出され、排出口9に連続する配管(図示せず)に圧入される。
また、内側スクリュー羽根17と外側スクリュー羽根16とを、互いに逆向きに回転させているので、両スクリュー羽根17、16と搬送物とが共回りして排出口9からの搬送物の排出が困難になるようなことはなく、さらに、ケーシング2内の全体の密度が高くなって搬送物の受け入れが困難になるようなことはなく、さらに、両スクリュー羽根17、16に搬送物が付着して固着するようなことはない。
さらに、外側スクリュー羽根16の搬送物の搬送方向の先端側の部分を支持手段21を介してケーシング2に支持しているので、搬送物からの圧力が最も高くなる搬送方向の先端側の部分が搬送物からの反力を受けても、外側スクリュー羽根16に捻れ、縮み等の変形が生じるようなことはなく、外側スクリュー羽根16が内側スクリュー羽根17と干渉して回転不能になるようなことはない。
従って、搬送可能な搬送物の粘稠度の範囲を広げることができるとともに、搬送物の粘稠度の高低に関わらずに、搬送物の搬送距離(揚程)を長くとることができ、かつ、搬送効率を大幅に高めることができる。
さらに、外側スクリュー羽根16を、断面の横幅がケーシング2の供給口8から排出口9にかけて順次大きくなるように構成したので、外側スクリュー羽根の断面の横幅を全長に亘って均一に構成したものに比べて質量を増やすことができ、外側スクリュー羽根16の搬送物の搬送方向の先端側の部分の剛性を高めることができ、先端側の部分が搬送物からの反力によって変形するのを防止できる。
なお、前記の説明においては、外側スクリュー羽根16の帯状の部分の横幅bがケーシング2の供給口8から排出口9にかけて順次大きくなるように構成したが、図7に示すように、内側スクリュー羽根17の回転軸18をケーシング2の供給口8から排出口9にかけて順次太くなるように構成し、この内側スクリュー羽根17を上記の外側スクリュー羽根16に組み合わせてもよい。
また、図8に示すように、外側スクリュー羽根16の帯状の部分の横幅bを同一に構成するととともに、外側スクリュー羽根16のピッチがケーシング2の供給口8から排出口9にかけて順次狭くなるように構成し、さらに、内側スクリュー羽根17のピッチを外側スクリュー羽根16のピッチに対応させて、ケーシング2の供給口8から排出口9にかけて徐々に狭くなるように構成してもよい。
さらに、図示はしないが、図8の外側スクリュー羽根16の帯状の部分の横幅bを、ケーシング2の供給口8から排出口9にかけて順次大きくなるように構成してもよい。また、図8の内側スクリュー羽根17の回転軸18を、ケーシング2の供給口8から排出口9にかけて順次太くなうように構成してもよい。
なお、前記各実施の形態においては、汚泥脱水ケーキ等の粘稠度の高い搬送物を搬送対象としたが、粘稠度の低い搬送物を搬送対象としてもよいものであり、その場合にも同様の作用効果を奏する。
1 搬送装置
2 ケーシング
3 第1ケーシング
4 第2ケーシング
6 隙間
7 搬送路
8 供給口
9 排出口
10 ホッパ
11 回転部材
12 駆動源(駆動モータ)
15 スクリュー搬送体
16 外側スクリュー羽根
17 内側スクリュー羽根
18 回転軸
19 軸受ボックス
20 軸受
21 支持手段
22 スリーブ
22a 連結部材
22b ボルト
23 軸受ボックス
24 軸受
25 シール部材
26 駆動源(駆動モータ)
27 駆動スプロケット
28 従動スプロケット
29 駆動チェーン
31 駆動源(駆動モータ)
32 駆動スプロケット
33 従動スプロケット
34 駆動チェーン
35 基盤
36 支持脚
b 横幅

Claims (6)

  1. 一端に供給口を有し他端に排出口を有するケーシングと、該ケーシング内に回転可能に設けられるとともに、前記供給口から前記ケーシング内に供給される粘稠性を有する搬送物を、前記ケーシング内に圧力を加えて搬送して前記排出口に導くスクリュー搬送体とを備えた搬送装置であって、
    前記スクリュー搬送体は、前記ケーシング内に回転可能に設けられる螺旋状の内側スクリュー羽根と、前記ケーシング内の前記内側スクリュー羽根の外側に設けられるとともに、該内側スクリュー羽根とは逆向きの螺旋状をなし、かつ前記内側スクリュー羽根と逆向きに回転可能な外側スクリュー羽根とを備え、
    前記ケーシング内における前記スクリュー搬送体の1回転当たりの搬送容積が前記供給口から排出口にかけて順次小さくなるように構成するとともに、
    前記外側スクリュー羽根の前記搬送物の搬送方向の先端側の部分を支持手段によって前記ケーシングに回転可能に支持し、かつ該外側スクリュー羽根の前記搬送物の搬送方向の先端側の部分を駆動源に連結したことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記外側スクリュー羽根は、そのピッチが全長に渡って同一になるように、かつ、断面の横幅が前記供給口から前記排出口にかけて順次大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記外側スクリュー羽根は、そのピッチが前記供給口から前記排出口にかけて順次小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  4. 前記内側スクリュー羽根は、そのピッチが全長に亘って同一なるように構成されるとともに、前記ケーシング内に回転可能に設けられる回転軸の周面に一体に連結され、かつ、該回転軸は、その直径が前記供給口から前記排出口にかけて順次大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の搬送装置。
  5. 前記内側スクリュー羽根は、そのピッチが前記供給口から前記排出口にかけて順次小さくなるように構成されるとともに、前記ケーシング内に回転可能に設けられる回転軸の周面に一体に連結されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の搬送装置。
  6. 前記支持手段は、前記ケーシング又は前記ケーシングが支持される基盤の上部に設けられる軸受と、該軸受によって回転自在に支持されるスリーブとを備え、
    前記スリーブが前記外側スクリュー羽根の前記搬送物の搬送方向の先端側の部分に一体に連結され、前記スリーブを介して前記外側スクリュー羽根が前記軸受に回転自在に支持されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の搬送装置。
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