JP2002068124A - 供給装置 - Google Patents
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- JP2002068124A JP2002068124A JP2000260879A JP2000260879A JP2002068124A JP 2002068124 A JP2002068124 A JP 2002068124A JP 2000260879 A JP2000260879 A JP 2000260879A JP 2000260879 A JP2000260879 A JP 2000260879A JP 2002068124 A JP2002068124 A JP 2002068124A
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- culture medium
- film
- screw
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- Mushroom Cultivation (AREA)
- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
- Supply Of Fluid Materials To The Packaging Location (AREA)
- Screw Conveyors (AREA)
- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】摩耗耐久性に優れ、かつ低コストのスクリュを
備えた供給装置を提供する。 【解決手段】培養基Bが送り込まれる導入孔31Aと培
養基Bを排出する排出孔31Bとをそれぞれ両端側に有
する筒状部31と、筒状部31内に挿通し回動によって
培養基Bを導入孔31A側から排出孔31B側へ移送す
るための羽根33A,33Bを有するスクリュ33とを
備え、羽根33A,33Bは導入孔31A側よりも排出
孔側31Bの方を厚く形成されてなる。
備えた供給装置を提供する。 【解決手段】培養基Bが送り込まれる導入孔31Aと培
養基Bを排出する排出孔31Bとをそれぞれ両端側に有
する筒状部31と、筒状部31内に挿通し回動によって
培養基Bを導入孔31A側から排出孔31B側へ移送す
るための羽根33A,33Bを有するスクリュ33とを
備え、羽根33A,33Bは導入孔31A側よりも排出
孔側31Bの方を厚く形成されてなる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、スクリュによって
粉粒体を供給する供給装置に関するものである。
粉粒体を供給する供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の粉粒体の供給装置としては、例え
ば、大鋸屑や米ぬかなどを主成分に栄養源を配合した培
養基(粉粒体)を用いてきのこ類を人工栽培する方法と
しては、培養基を栽培ビンに充填して殺菌処理し、その
栽培ビンの中の培養基にエノキダケ,マイタケなどのき
のこ類の種菌を接種した後に、栽培ビンの口部にキャッ
プを被せて閉塞し、予め決められた温度,湿度条件下で
菌を培養して工業的に栽培する方法、あるいは培養基を
プラスチック製の袋内に充填し、その充填した培養基充
填包装袋の袋口を袋の側方に折り返して袋の形態を整形
保持し、この状態にて袋ごと培養基を殺菌処理し、この
殺菌処理した培養基充填包装袋の中に種菌を接種して予
め決められた温度,湿度条件下で菌を培養して工業的に
栽培する方法などが行われている。
ば、大鋸屑や米ぬかなどを主成分に栄養源を配合した培
養基(粉粒体)を用いてきのこ類を人工栽培する方法と
しては、培養基を栽培ビンに充填して殺菌処理し、その
栽培ビンの中の培養基にエノキダケ,マイタケなどのき
のこ類の種菌を接種した後に、栽培ビンの口部にキャッ
プを被せて閉塞し、予め決められた温度,湿度条件下で
菌を培養して工業的に栽培する方法、あるいは培養基を
プラスチック製の袋内に充填し、その充填した培養基充
填包装袋の袋口を袋の側方に折り返して袋の形態を整形
保持し、この状態にて袋ごと培養基を殺菌処理し、この
殺菌処理した培養基充填包装袋の中に種菌を接種して予
め決められた温度,湿度条件下で菌を培養して工業的に
栽培する方法などが行われている。
【0003】ところで、包装袋への培養基の充填作業と
して、手作業にて行う場合、先ず包装袋の袋口を押し広
げてその中に培養基を所定量充填し、その上面を手や治
具を用いて押し固め円柱状に成形した後、その上面中央
に突き棒などを介して植菌孔を形成するようにして培養
基を充填および加圧成形しながら袋詰めを行うようにし
ている。
して、手作業にて行う場合、先ず包装袋の袋口を押し広
げてその中に培養基を所定量充填し、その上面を手や治
具を用いて押し固め円柱状に成形した後、その上面中央
に突き棒などを介して植菌孔を形成するようにして培養
基を充填および加圧成形しながら袋詰めを行うようにし
ている。
【0004】しかしながら、培養基を手作業にて充填す
るため、包装袋への培養基の充填作業やその培養基の圧
縮作業あるいは種菌を接種するための植菌孔の孔開け作
業など労力を要し、しかも人手による培養基の加圧によ
る圧縮作業であるため培養基の加圧成形の硬さにバラツ
キが生じることがあり、前記植菌孔の孔開け作業時にお
いて培養基が柔らかすぎると型くずれを起こしてしまう
ことがある。
るため、包装袋への培養基の充填作業やその培養基の圧
縮作業あるいは種菌を接種するための植菌孔の孔開け作
業など労力を要し、しかも人手による培養基の加圧によ
る圧縮作業であるため培養基の加圧成形の硬さにバラツ
キが生じることがあり、前記植菌孔の孔開け作業時にお
いて培養基が柔らかすぎると型くずれを起こしてしまう
ことがある。
【0005】そこで、近年ではこの種のきのこ類の人工
栽培の技術が進み、培養基の取り扱いや接種工程を機械
化しきのこ類を画一的に大量生産する方法が提案されて
おり、例えば、特公平6−2484号公報や特公平8−
25521号公報に記載されているように、ロール状に
巻かれた原反フィルムからフィルムを引き出しながら、
そのフィルムを筒状部の外周に沿って筒状に製袋しつ
つ、筒状部の内部に設けられ軸及び螺旋状の羽根が一体
にして形成されてなるスクリュの回転駆動によって培養
基を包装袋内に供給するものが提案されている。
栽培の技術が進み、培養基の取り扱いや接種工程を機械
化しきのこ類を画一的に大量生産する方法が提案されて
おり、例えば、特公平6−2484号公報や特公平8−
25521号公報に記載されているように、ロール状に
巻かれた原反フィルムからフィルムを引き出しながら、
そのフィルムを筒状部の外周に沿って筒状に製袋しつ
つ、筒状部の内部に設けられ軸及び螺旋状の羽根が一体
にして形成されてなるスクリュの回転駆動によって培養
基を包装袋内に供給するものが提案されている。
【0006】上述の装置にあっては、フィルムを縦シー
ル機構によって円筒状に形成し、また横シール機構によ
って前記フィルムに底部を形成して包装袋を得て、前記
横シール機構の上部に位置し筒状部の内部に配設される
スクリュの回転駆動によって前記フィルムの開口部から
培養基を前記包装袋内に加圧充填するものである。
ル機構によって円筒状に形成し、また横シール機構によ
って前記フィルムに底部を形成して包装袋を得て、前記
横シール機構の上部に位置し筒状部の内部に配設される
スクリュの回転駆動によって前記フィルムの開口部から
培養基を前記包装袋内に加圧充填するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の装置
にあっては、スクリュの回転駆動によって培養基を包装
袋内に詰め込むようにして供給する必要があるため、筒
状部内の培養基は、上端側から下端側に移送されるにつ
れて前記スクリュによって加圧しながら移送する必要が
あるため、この加圧状態の培養基を押し出すスクリュの
羽根の回転螺旋面は、前記培養基の成分等により摩耗し
やすいものとなっていた。
にあっては、スクリュの回転駆動によって培養基を包装
袋内に詰め込むようにして供給する必要があるため、筒
状部内の培養基は、上端側から下端側に移送されるにつ
れて前記スクリュによって加圧しながら移送する必要が
あるため、この加圧状態の培養基を押し出すスクリュの
羽根の回転螺旋面は、前記培養基の成分等により摩耗し
やすいものとなっていた。
【0008】また、ある程度摩耗した羽根は、充分な推
進力を培養基に与えることができず必要な搬送能力が得
られないため、摩耗状態に応じて羽根の交換が必要であ
った。しかしながら、軸及び羽根が一体にして形成され
たスクリュは、摩耗した羽根部分のみを交換することが
困難であって、複雑な形状を有する高価なスクリュ全体
を交換する必要があり、この交換はコストの増加を招く
ものであった。
進力を培養基に与えることができず必要な搬送能力が得
られないため、摩耗状態に応じて羽根の交換が必要であ
った。しかしながら、軸及び羽根が一体にして形成され
たスクリュは、摩耗した羽根部分のみを交換することが
困難であって、複雑な形状を有する高価なスクリュ全体
を交換する必要があり、この交換はコストの増加を招く
ものであった。
【0009】そこで本発明は、上述したような問題点に
鑑みて成されたもので、摩耗耐久性に優れ、かつ低コス
トのスクリュを備えた供給装置を提供することを目的と
するものである。
鑑みて成されたもので、摩耗耐久性に優れ、かつ低コス
トのスクリュを備えた供給装置を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の供給装置は、請
求項1に記載したように、粉粒体が送り込まれる導入孔
と前記粉粒体を排出する排出孔とをそれぞれ両端側に有
する筒状部と、前記筒状部内に挿通し回動によって前記
粉粒体を前記導入孔側から前記排出孔側へ移送するため
の羽根を有するスクリュとを備え、前記羽根は前記導入
孔側よりも前記排出孔側の方を厚く形成されてなること
を特徴とするものである。
求項1に記載したように、粉粒体が送り込まれる導入孔
と前記粉粒体を排出する排出孔とをそれぞれ両端側に有
する筒状部と、前記筒状部内に挿通し回動によって前記
粉粒体を前記導入孔側から前記排出孔側へ移送するため
の羽根を有するスクリュとを備え、前記羽根は前記導入
孔側よりも前記排出孔側の方を厚く形成されてなること
を特徴とするものである。
【0011】また、請求項2に記載したように、ロール
状に捲回されたフィルムを引き出し、このフィルムを折
り返して筒状としながら中空状の筒状部の外周面に沿っ
てフィルムを送出するフィルム送出機構と、その筒状の
フィルムを縦シール及び横シールして底部を有する包装
袋を形成するシール機構と、螺旋形状の羽根を有し回動
可能に設けられるスクリュを挿通する筒状部内の粉粒体
を前記包装袋内に供給する粉粒体供給機構とを備える供
給装置であって、前記羽根は、肉厚の厚い厚肉部と肉厚
の薄い薄肉部とが設けられ、前記スクリュにおいて前記
粉粒体の移送側に前記厚肉部を形成することを特徴とす
るものである。
状に捲回されたフィルムを引き出し、このフィルムを折
り返して筒状としながら中空状の筒状部の外周面に沿っ
てフィルムを送出するフィルム送出機構と、その筒状の
フィルムを縦シール及び横シールして底部を有する包装
袋を形成するシール機構と、螺旋形状の羽根を有し回動
可能に設けられるスクリュを挿通する筒状部内の粉粒体
を前記包装袋内に供給する粉粒体供給機構とを備える供
給装置であって、前記羽根は、肉厚の厚い厚肉部と肉厚
の薄い薄肉部とが設けられ、前記スクリュにおいて前記
粉粒体の移送側に前記厚肉部を形成することを特徴とす
るものである。
【0012】また、請求項3に記載したように、請求項
2に記載の供給装置において、前記厚肉部は、螺旋形状
の羽根を複数枚重ね合わせて形成されてなることを特徴
とするものである。
2に記載の供給装置において、前記厚肉部は、螺旋形状
の羽根を複数枚重ね合わせて形成されてなることを特徴
とするものである。
【0014】また、請求項4に記載したように、請求項
2に記載の供給装置において、前記厚肉部は、成形によ
り形成されてなることを特徴とするものである。
2に記載の供給装置において、前記厚肉部は、成形によ
り形成されてなることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を培養基
(粉粒体)の袋詰め装置に適用したものを例に挙げ、添
付図面を用いて説明する。図1は、装置の全体構成を示
す図であり、フィルム送出機構1、製袋機構(シール機
構)2、培養基供給機構3、押圧機構4とから構成され
る。
(粉粒体)の袋詰め装置に適用したものを例に挙げ、添
付図面を用いて説明する。図1は、装置の全体構成を示
す図であり、フィルム送出機構1、製袋機構(シール機
構)2、培養基供給機構3、押圧機構4とから構成され
る。
【0016】フィルム送出機構1は、フィルム装填部1
1と、フォーマ12と、送りローラ13とからなる。フ
ィルム装填部11は、樹脂シールからなるフィルムFを
ロール状に捲回したフィルム原反Rを着脱交換可能に設
けらる。フォーマ12は、セーラ板からなり、フィルム
装填部11に設けられたフィルム原反Rから帯状に引き
出されたフィルムFを筒状に折り返し、後述する筒状部
の外周側に沿ってフィルムFを引き回すものである。送
りローラ13は、図示しない駆動部による回動駆動によ
って、フォーマ12により折り返されたフィルムFを所
定量断続的に送るとともにフィルム装填部11に設けら
れたフィルム原反RからフィルムFを引き出すものであ
る。
1と、フォーマ12と、送りローラ13とからなる。フ
ィルム装填部11は、樹脂シールからなるフィルムFを
ロール状に捲回したフィルム原反Rを着脱交換可能に設
けらる。フォーマ12は、セーラ板からなり、フィルム
装填部11に設けられたフィルム原反Rから帯状に引き
出されたフィルムFを筒状に折り返し、後述する筒状部
の外周側に沿ってフィルムFを引き回すものである。送
りローラ13は、図示しない駆動部による回動駆動によ
って、フォーマ12により折り返されたフィルムFを所
定量断続的に送るとともにフィルム装填部11に設けら
れたフィルム原反RからフィルムFを引き出すものであ
る。
【0017】製袋機構2は、縦シール部21と、横シー
ル部22と、カッター部23とからなる。縦シール部2
1は、フォーマ12により折り返され、前記筒状部の外
周側に沿って巻き付けられて案内されたフィルムFの両
端縁の重ね合わせ部分をヒートシールしてフィルムFを
筒状にするものである。横シール部22は、前記筒状部
の下方側に設けられ、縦シール部21によって筒状とな
り送りローラ13によって下方に移送されたフィルムF
の幅方向に沿ってヒートシールするものである。カッタ
ー部23は、横シール部22の下方に隣接して設けられ
る刃体からなり、フィルムFの幅方向に沿って横シール
箇所より下方を挟み込むようにして切断するものであ
る。これらの構造によって、フィルムFの横シール箇所
を底部P1とし、上方側を開孔する包装袋Pが連続的に
形成可能になる。
ル部22と、カッター部23とからなる。縦シール部2
1は、フォーマ12により折り返され、前記筒状部の外
周側に沿って巻き付けられて案内されたフィルムFの両
端縁の重ね合わせ部分をヒートシールしてフィルムFを
筒状にするものである。横シール部22は、前記筒状部
の下方側に設けられ、縦シール部21によって筒状とな
り送りローラ13によって下方に移送されたフィルムF
の幅方向に沿ってヒートシールするものである。カッタ
ー部23は、横シール部22の下方に隣接して設けられ
る刃体からなり、フィルムFの幅方向に沿って横シール
箇所より下方を挟み込むようにして切断するものであ
る。これらの構造によって、フィルムFの横シール箇所
を底部P1とし、上方側を開孔する包装袋Pが連続的に
形成可能になる。
【0018】培養基供給機構3は、筒状部31と、ホッ
パ32、スクリュ33、モータ34とからなる。筒状部
31は、外周側に沿ってフィルムFを引き回すことがで
きるとともに、内側で培養基Bが移送できるように中空
状にして上方側に培養基Bを導入するための導入孔31
A,下方側に培養基Bを排出する排出孔31Bを有する
ものである。ホッパ32は、培養基Bを蓄えつつ筒状部
31の導入孔31Aへ培養基Bを供給できるように筒状
部31の上方側に設けられるものである。スクリュ33
は、鉄等の金属材料からなり、筒状部31及びホッパ3
2の中空部に挿通し回動可能に設けられ、回動に応じて
筒状部31及びホッパ32内の培養基Bを筒状部31の
排出孔31Bへ押し出すように移送する螺旋形状の羽根
33A,33Bが軸部33Cの周りに施されるものであ
る。モータ34は、このスクリュ33の回動駆動源とし
て、スクリュ33の軸部33Cを回動させるものであ
る。また、これらの構造による培養基供給機構3によっ
て、製袋機構2により筒状部31の下方側に形成される
包装袋P内に培養基Bを詰め込むことができる。
パ32、スクリュ33、モータ34とからなる。筒状部
31は、外周側に沿ってフィルムFを引き回すことがで
きるとともに、内側で培養基Bが移送できるように中空
状にして上方側に培養基Bを導入するための導入孔31
A,下方側に培養基Bを排出する排出孔31Bを有する
ものである。ホッパ32は、培養基Bを蓄えつつ筒状部
31の導入孔31Aへ培養基Bを供給できるように筒状
部31の上方側に設けられるものである。スクリュ33
は、鉄等の金属材料からなり、筒状部31及びホッパ3
2の中空部に挿通し回動可能に設けられ、回動に応じて
筒状部31及びホッパ32内の培養基Bを筒状部31の
排出孔31Bへ押し出すように移送する螺旋形状の羽根
33A,33Bが軸部33Cの周りに施されるものであ
る。モータ34は、このスクリュ33の回動駆動源とし
て、スクリュ33の軸部33Cを回動させるものであ
る。また、これらの構造による培養基供給機構3によっ
て、製袋機構2により筒状部31の下方側に形成される
包装袋P内に培養基Bを詰め込むことができる。
【0019】押圧機構4は、載置台41と、押圧片42
とからなる。載置台41は、シリンダにて駆動され、製
袋機構2によって形成されたフィルムFの横シール箇
所、即ち包装袋Pの底部P1を支えるもので、培養基供
給機構3によって包装袋P内に詰め込まれる培養基Bを
上下方向から加圧成形可能にするものである。押圧片4
2は、シリンダによる押圧力によって、載置台41によ
って支えられた包装袋Pの側方向から培養基Bを加圧成
形するものである。なお、載置台41には、図示しない
圧力計が設けられており、包装袋P内の培養基Bの上下
方向に所定圧力が加わるまで培養基供給機構3による培
養基Bの供給を行うようにしている。また、スクリュ3
3の下端部分には、そのスクリュ33とは個別に培養基
Bの上側表面部に植菌孔B1を形成するための突き出し
部43が設けられている。
とからなる。載置台41は、シリンダにて駆動され、製
袋機構2によって形成されたフィルムFの横シール箇
所、即ち包装袋Pの底部P1を支えるもので、培養基供
給機構3によって包装袋P内に詰め込まれる培養基Bを
上下方向から加圧成形可能にするものである。押圧片4
2は、シリンダによる押圧力によって、載置台41によ
って支えられた包装袋Pの側方向から培養基Bを加圧成
形するものである。なお、載置台41には、図示しない
圧力計が設けられており、包装袋P内の培養基Bの上下
方向に所定圧力が加わるまで培養基供給機構3による培
養基Bの供給を行うようにしている。また、スクリュ3
3の下端部分には、そのスクリュ33とは個別に培養基
Bの上側表面部に植菌孔B1を形成するための突き出し
部43が設けられている。
【0020】上述した実施形態では、ロール状のフィル
ム原反Rから引き出し案内されたフィルムFはフォーマ
12によって折り返されながら、フォーマ12の上下方
向に沿って延設された筒状部31の外周面に沿って筒状
に引き出し案内され、筒状部31の外周側に沿って筒状
に巻き付けられて案内されたフィルムFの両端縁の重ね
合わせ部分は、縦シール部21によってヒートシールさ
れて筒状に製袋され、送りローラ13により筒状部31
に沿って下方に移送された筒状のフィルムFは、筒状部
31の下方側に設けられた横シール部22によって筒状
のフィルムFの幅方向に沿ってヒートシールされて包装
袋Pの底部P1が形成される。なお、縦シール部21や
横シール部22は、それぞれシリンダの先端に設けられ
たヒートシーラによってフィルムFを押圧し加熱溶着す
るものである。
ム原反Rから引き出し案内されたフィルムFはフォーマ
12によって折り返されながら、フォーマ12の上下方
向に沿って延設された筒状部31の外周面に沿って筒状
に引き出し案内され、筒状部31の外周側に沿って筒状
に巻き付けられて案内されたフィルムFの両端縁の重ね
合わせ部分は、縦シール部21によってヒートシールさ
れて筒状に製袋され、送りローラ13により筒状部31
に沿って下方に移送された筒状のフィルムFは、筒状部
31の下方側に設けられた横シール部22によって筒状
のフィルムFの幅方向に沿ってヒートシールされて包装
袋Pの底部P1が形成される。なお、縦シール部21や
横シール部22は、それぞれシリンダの先端に設けられ
たヒートシーラによってフィルムFを押圧し加熱溶着す
るものである。
【0021】この筒状に製袋しつつヒートシールされた
包装袋P内に、ホッパ32に収納されている培養基B
が、筒状部31に挿通配置されているスクリュ33の回
転に応じて培養基Bが押し出されて供給されながら載置
台41によって包装袋Pの底部P1を支えられることに
より包装袋P内で培養基Bが加圧成形された後に、その
包装袋Pの底部P1を受けている位置から載置台41が
シリンダの駆動により下方へ下がりつつ側方へ移動し、
この横方向への移動時に、培養基Bが充填されている筒
状の包装袋Pが送りローラ13によって横シール間隔で
ある1ピッチ分が繰り出されて下方へと移送され、図2
に示すように、培養基Bが充填された筒状の包装袋Pの
上側を横シール部22により横シールがなされて次の包
装袋Pの底部P1が形成され、その横シールされた包装
袋Pの下側がカッター部23によって切断されることに
より培養基Bが袋詰めされた包装袋Pが搬送コンベア5
上に搬出される。
包装袋P内に、ホッパ32に収納されている培養基B
が、筒状部31に挿通配置されているスクリュ33の回
転に応じて培養基Bが押し出されて供給されながら載置
台41によって包装袋Pの底部P1を支えられることに
より包装袋P内で培養基Bが加圧成形された後に、その
包装袋Pの底部P1を受けている位置から載置台41が
シリンダの駆動により下方へ下がりつつ側方へ移動し、
この横方向への移動時に、培養基Bが充填されている筒
状の包装袋Pが送りローラ13によって横シール間隔で
ある1ピッチ分が繰り出されて下方へと移送され、図2
に示すように、培養基Bが充填された筒状の包装袋Pの
上側を横シール部22により横シールがなされて次の包
装袋Pの底部P1が形成され、その横シールされた包装
袋Pの下側がカッター部23によって切断されることに
より培養基Bが袋詰めされた包装袋Pが搬送コンベア5
上に搬出される。
【0022】また、培養基供給機構3は、上述したよう
に回転するスクリュ33によって、筒状部31内の培養
基Bを移送し、筒状部31の排出孔31Bから包装袋P
内に詰め込むように充填することができ、このスクリュ
33は、図3に示すように、螺旋形状の羽根33A,3
3Bと軸部33Cとが一体的に形成されてなるものであ
る。
に回転するスクリュ33によって、筒状部31内の培養
基Bを移送し、筒状部31の排出孔31Bから包装袋P
内に詰め込むように充填することができ、このスクリュ
33は、図3に示すように、螺旋形状の羽根33A,3
3Bと軸部33Cとが一体的に形成されてなるものであ
る。
【0023】なお、羽根33A,33Bは、金属材料か
らなり、軸33Cの上端側付近に有する羽根(薄肉部)
33Aの肉厚よりも、軸33Cの下端側付近、即ち培養
基Bの移送側に有する羽根(厚肉部)33Bの肉厚の方
が厚くなるようにして形成されており、羽根33Aは、
円盤状の板材の所定箇所をレーザー切断した後、螺旋形
状になるように引き延ばしたものを軸部33Cに溶接す
ることによって形成され、羽根33Bは、ロストワック
ス法などの方法によって上端側付近に設けられる羽根3
3Aよりも厚い螺旋形状に成形され、これを軸部33C
の下端側付近に溶接することで形成されるものである。
らなり、軸33Cの上端側付近に有する羽根(薄肉部)
33Aの肉厚よりも、軸33Cの下端側付近、即ち培養
基Bの移送側に有する羽根(厚肉部)33Bの肉厚の方
が厚くなるようにして形成されており、羽根33Aは、
円盤状の板材の所定箇所をレーザー切断した後、螺旋形
状になるように引き延ばしたものを軸部33Cに溶接す
ることによって形成され、羽根33Bは、ロストワック
ス法などの方法によって上端側付近に設けられる羽根3
3Aよりも厚い螺旋形状に成形され、これを軸部33C
の下端側付近に溶接することで形成されるものである。
【0024】斯かる培養基供給機構3によれば、培養基
Bの移送側付近に設けられ、培養基Bが加圧状態にて移
送されることによって摩耗しやすい羽根33Bを、成形
によって形成しており、板材を引き延ばして形成した羽
根と比べて限度なく肉厚が厚くなるように形成できるた
め、摩耗による交換頻度の少ないスクリュ33となる。
また、羽根33A,33Bの内、摩耗しやすい箇所とな
る羽根33B部分のみを成形にて形成するため、複雑な
成形を必要としない低コストのスクリュ33となる。
Bの移送側付近に設けられ、培養基Bが加圧状態にて移
送されることによって摩耗しやすい羽根33Bを、成形
によって形成しており、板材を引き延ばして形成した羽
根と比べて限度なく肉厚が厚くなるように形成できるた
め、摩耗による交換頻度の少ないスクリュ33となる。
また、羽根33A,33Bの内、摩耗しやすい箇所とな
る羽根33B部分のみを成形にて形成するため、複雑な
成形を必要としない低コストのスクリュ33となる。
【0025】なお、上述した実施形態のスクリュ33
は、軸部33Cの上端側付近と下端側付近に溶接される
羽根33A,33Bとがそれぞれ異なる形成方法によっ
て形成されたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、円盤状の板材の所定箇所を切断した後、螺
旋形状に引き延ばしたものを軸部の上端側付近に溶接
し、同様にしてなるものを複数枚重ねて摩耗しやすい箇
所となる下端側付近に溶接することによって、肉厚を考
慮した羽根を有するスクリュを低コストにて形成するこ
とができる。
は、軸部33Cの上端側付近と下端側付近に溶接される
羽根33A,33Bとがそれぞれ異なる形成方法によっ
て形成されたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、円盤状の板材の所定箇所を切断した後、螺
旋形状に引き延ばしたものを軸部の上端側付近に溶接
し、同様にしてなるものを複数枚重ねて摩耗しやすい箇
所となる下端側付近に溶接することによって、肉厚を考
慮した羽根を有するスクリュを低コストにて形成するこ
とができる。
【0026】また、上述の実施形態のスクリュ33の少
なくとも羽根33B部分に、硬質クロムや無電解ニッケ
ル等のコーティングを施すことによって、摩耗耐久性を
更に高めることができる。
なくとも羽根33B部分に、硬質クロムや無電解ニッケ
ル等のコーティングを施すことによって、摩耗耐久性を
更に高めることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、粉粒体が送り込まれる導入孔
と前記粉粒体を排出する排出孔とをそれぞれ両端側に有
する筒状部と、前記筒状部内に挿通し回動によって前記
粉粒体を前記導入孔側から前記排出孔側へ移送するため
の羽根を有するスクリュとを備え、前記羽根は前記導入
孔側よりも前記排出孔側の方を厚く形成されてなること
によって、摩耗耐久性に優れ、かつ低コストのスクリュ
を備えた供給装置を提供することができる。
と前記粉粒体を排出する排出孔とをそれぞれ両端側に有
する筒状部と、前記筒状部内に挿通し回動によって前記
粉粒体を前記導入孔側から前記排出孔側へ移送するため
の羽根を有するスクリュとを備え、前記羽根は前記導入
孔側よりも前記排出孔側の方を厚く形成されてなること
によって、摩耗耐久性に優れ、かつ低コストのスクリュ
を備えた供給装置を提供することができる。
【0028】また、ロール状に捲回されたフィルムを引
き出し、このフィルムを折り返して筒状としながら中空
状の筒状部の外周面に沿ってフィルムを送出するフィル
ム送出機構と、その筒状のフィルムを縦シール及び横シ
ールして底部を有する包装袋を形成するシール機構と、
螺旋形状の羽根を有し回動可能に設けられるスクリュを
挿通する筒状部内の粉粒体を前記包装袋内に供給する粉
粒体供給機構とを備える供給装置であって、前記羽根
は、肉厚の厚い厚肉部と肉厚の薄い薄肉部とが設けら
れ、前記スクリュにおいて前記粉粒体の移送側に前記厚
肉部を形成することによって、摩耗耐久性に優れ、かつ
低コストのスクリュを備えた供給装置を提供することが
できる。
き出し、このフィルムを折り返して筒状としながら中空
状の筒状部の外周面に沿ってフィルムを送出するフィル
ム送出機構と、その筒状のフィルムを縦シール及び横シ
ールして底部を有する包装袋を形成するシール機構と、
螺旋形状の羽根を有し回動可能に設けられるスクリュを
挿通する筒状部内の粉粒体を前記包装袋内に供給する粉
粒体供給機構とを備える供給装置であって、前記羽根
は、肉厚の厚い厚肉部と肉厚の薄い薄肉部とが設けら
れ、前記スクリュにおいて前記粉粒体の移送側に前記厚
肉部を形成することによって、摩耗耐久性に優れ、かつ
低コストのスクリュを備えた供給装置を提供することが
できる。
【図1】本発明の実施形態にて適用する培養基の袋詰め
装置の全体構成を一部断面で示す正面図である。
装置の全体構成を一部断面で示す正面図である。
【図2】図1の装置における横シール機構の動作状態を
示した正面図である。
示した正面図である。
【図3】本発明の実施形態の培養基供給機構の要部を示
すものである。
すものである。
1 フィルム送出機構 2 製袋機構(シール機構) 3 培養基供給機構 31 筒状部 31A 導入孔 31B 排出孔 33 スクリュ 33A 羽根(薄肉部) 33B 羽根(厚肉部) 41 載置台 B 培養基(粉粒体) F フィルム P 包装袋
Claims (4)
- 【請求項1】粉粒体が送り込まれる導入孔と前記粉粒体
を排出する排出孔とをそれぞれ両端側に有する筒状部
と、前記筒状部内に挿通し回動によって前記粉粒体を前
記導入孔側から前記排出孔側へ移送するための羽根を有
するスクリュとを備え、前記羽根は前記導入孔側よりも
前記排出孔側の方を厚く形成されてなることを特徴とす
る供給装置。 - 【請求項2】ロール状に捲回されたフィルムを引き出
し、このフィルムを折り返して筒状としながら中空状の
筒状部の外周面に沿ってフィルムを送出するフィルム送
出機構と、その筒状のフィルムを縦シール及び横シール
して底部を有する包装袋を形成するシール機構と、螺旋
形状の羽根を有し回動可能に設けられるスクリュを挿通
する筒状部内の粉粒体を前記包装袋内に供給する粉粒体
供給機構とを備える供給装置であって、前記羽根は、肉
厚の厚い厚肉部と肉厚の薄い薄肉部とが設けられ、前記
スクリュにおいて前記粉粒体の移送側に前記厚肉部を形
成することを特徴とする供給装置。 - 【請求項3】前記厚肉部は、螺旋形状の羽根を複数枚重
ね合わせて形成されてなることを特徴とする請求項2に
記載の供給装置。 - 【請求項4】前記厚肉部は、成形により形成されてなる
ことを特徴とする請求項2記載の供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000260879A JP2002068124A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | 供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000260879A JP2002068124A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | 供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002068124A true JP2002068124A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18748820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000260879A Pending JP2002068124A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | 供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002068124A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010265108A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Tatsuyuki Yamada | 搬送装置 |
CN108454923A (zh) * | 2018-02-10 | 2018-08-28 | 广东龙辉科技有限公司 | 一种自动螺钉包装机 |
-
2000
- 2000-08-25 JP JP2000260879A patent/JP2002068124A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010265108A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Tatsuyuki Yamada | 搬送装置 |
CN108454923A (zh) * | 2018-02-10 | 2018-08-28 | 广东龙辉科技有限公司 | 一种自动螺钉包装机 |
CN108454923B (zh) * | 2018-02-10 | 2023-07-21 | 广东同享金属科技有限公司 | 一种自动螺钉包装机 |
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