JP2013079137A - スクリューコンベア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造で製作が容易で、ケース断面での底壁の最低位部分やその近傍に立ち上がる周壁部分においても粉体が滞留堆積することのないスクリューコンベア装置を提供する。
【解決手段】
スクリューコンベア装置1a,1b、1cは、断面が半円形状底部16を有する一方向に長いケーシング10であって、粉粒状物の投入口12と排出口14とを有するケーシング10と、ケーシングの長手軸と同軸で回転自在に設けられたスクリュ羽根34を含む粉粒状物搬送用のスクリューコンベア30と、ケーシング19の半円形状底部16において断面でケーシングの半円形軌跡35から逸脱しケーシング壁に連続して凹設された凹部であり、軸方向に沿って長溝状に凹設され搬送中又は搬送後の粉粒状物が流入する凹部50と、凹部内の粉粒状物を少なくとも排出口14側に向けて吹き飛ばすエアー吹き出し装置70と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、粉粒体を一方から他方に搬送するためのスクリューコンベア装置に関する。
飼料、肥料の搬送、水産物、食品加工、その他水分を多く含むもの等、各種粉粒体搬送用で軸に羽根を弦巻状に取り付けたスクリューコンベアが知られている。スクリューコンベアは、搬送物に定量性があり発塵が少なく圧縮充填ができる。完全密閉の搬送ができるのでフラッシングの起きる粉体も搬送が可能で傾斜面でも安定して確実に搬送ができる。定量性に優れているので計量精度が大変よく容器に対して重力方向に充填するので圧縮充填が可能である、等の利点を有する。一方、スクリューコンベアはケース内でスクリュ ーを回転しながらスラスト方向に生じる推力により内容物を移送するものであるから、ケース内壁とスクリュー羽根間にはわずかの隙間を設けた状態で粉粒体を移送する構造となっている。特に、粉粒体搬送の場合にはスクリュー羽根とケース内壁が接触する状態でスクリューを回転させると接触部が高温となり、粉体のフラッシング性と相まって粉塵爆発を誘発させるおそれがある。このため、スクリューコンベアを用いた搬送の場合には、ケース底部に粉粒体が残留し、このために、移送対象物の種類を変更した場合等に異種粉粒体の混入の問題が生じるおそれがある。
従来、スクリューコンベアの羽根とケース内壁との間に一定の隙間を設ける状態で粉粒体の移送精度を保持する目的で、スクリュー羽根の外周縁部に沿って縁部材を設けた特許文献1のスクリューコンベアや、スクリューコンベアのケース周面から空気を噴出させる噴出ノズルを取り付けた特許文献2のスクリューコンベアが提案されている。
実開平1−174320号公報 実開昭58−64615号公報
特許文献1のスクリューコンベアは、スクリュー羽根の外周縁部に沿ってスクリュー羽根との間に隙間を形成して縁部材を取り付けることにより、筒体やスクリュー羽根の加工精度や据付精度が低くてスクリュー羽根の回動によってその外周縁部の各点と筒体の内周面との間隔が変動したとしても、スクリュー羽根と縁部材との隙間がこれを吸収して搬送効率を向上させようとするものである。この特許文献1のスクリューコンベアでは、スクリュー羽根の外周縁部の各点と筒体の内周面との間隔の変動を吸収し得る隙間を羽根外縁と縁部材との間に設定する構成とすることは容易ではなく、早期に羽根外周縁から縁部材が離脱するおそれがあるとともに、スクリュー羽根全体について縁部材の取付を行うことは取付作業コスト、製造コスト高を招く欠点がある。また、特許文献2のスクリューコンベアは、常時あるいは随時にケース内に不活性ガスあるいは空気を吹き込み粉粒体の堆積を防ごうとするものである。しかしながら、この特許文献2のスクリューコンベアでは、堆積防止機能において確かに一定の効果を発揮するものの、この特許文献2のスクリューコンベアでは、図7に示すように、ケース断面で底壁の最低位部分からからその近傍に立ち上がる周壁部分において粉体Pが滞留し堆積しやすく、異種物品混入防止の万全を期す上では不十分である上に、噴出ノズルの先端を排出方向に向けて噴出ノズルを取り付けるためにはケースの周壁から一部を突出させて設ける必要があり、このため、粉粒体の移送途中に移送路からこの部分が突出して粉粒状物の残留原因を作ったり、流動抵抗となる欠点があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、簡単な構造で製作が容易であり、しかも、ケース断面での底壁の最低位部分は勿論のこと、その近傍に立ち上がる周壁部分においても粉体が滞留堆積することなく、食品や飼料原料、その他の異種物品混入防止の万全を期することのできるスクリューコンベア装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、断面が半円形状底部16を有する一方向に長いケーシングであって、粉粒状物の投入口12と排出口14とを有するケーシング10と、ケーシング10の長手軸と同軸で回転自在に設けられたシャフト32と、シャフト32の周囲に弦巻状に設けられたスクリュ羽根34と、を含む粉粒状物搬送用のスクリューコンベア30と、ケーシング10の半円形状底部16において断面でケーシングの半円形軌跡35から逸脱しケーシング壁に連続して凹設された凹部であり、軸方向に沿って長溝状に凹設され搬送中又は搬送後の粉粒状物が流入する凹部50と、凹部50内の粉粒状物を少なくとも排出口14側に向けて吹き飛ばすエアー吹き出し装置70と、を備えたスクリューコンベア装置1(1a、1b、1c)から構成される。
その際、エアー吹き出し装置70は、半円形状底部16の壁面に沿って上位から下方に向けて吹き出す吹き出し部90を有するとよい。
また、スクリューコンベア30の排出口側終端部には逆方向搬送羽根39がシャフト32に同軸に取り付けられ、排出口14がケース端部11bからやや中央寄り位置に配置されていてもよい。
本発明のスクリューコンベア装置によれば、断面が半円形状底部を有する一方向に長いケーシングであって、粉粒状物の投入口と排出口とを有するケーシングと、ケーシングの長手軸と同軸で回転自在に設けられたシャフトと、シャフトの周囲に弦巻状に設けられたスクリュ羽根と、を含む粉粒状物搬送用のスクリューコンベアと、ケーシングの半円形状底部において断面でケーシングの半円形軌跡から逸脱しケーシング壁に連続して凹設された凹部であり、軸方向に沿って長溝状に凹設され搬送中又は搬送後の粉粒状物が流入する凹部と、凹部内の粉粒状物を少なくとも排出口側に向けて吹き飛ばすエアー吹き出し装置と、を備えた構成であるから、粉粒状物の移送後凹部内に収集した粉粒状物を空気吹き出し力でケーシングの半円形状底部から凹設した凹部に流下するのを誘引しながら排出口に向けて吹き出し圧送し、さらに、凹部内の粉粒状物をほぼ完全に排出させることができる結果、簡単な構造で、ケース断面での底壁の最低位部分は勿論のこと、その近傍に立ち上がる周壁部分においても粉体が滞留堆積することなく、食品や飼料原料、その他の異種物品混入防止の万全を期することができる。
また、エアー吹き出し装置70は、半円形状底部16の壁面に沿って上位から下方に向けて吹き出す吹き出し部90を有することにより、半円形状底部16の周壁から底部にかけての隙間部分の粉粒状物が確実に低位の凹部内に収束させられて粉粒状物の排出口への移送をほぼ完全に行わせることが可能である。
また、スクリューコンベアの排出口側終端部には逆方向搬送羽根がシャフトに同軸に取り付けられ、排出口がケース端部からやや中央寄り位置に配置されていることにより、排出先のサイロ等との接続やスクリューコンベア装置の設置位置周辺機器との関係でスペースが取れないような場合に、排出シュート位置を任意の位置に設定して装置の設置自由度を保持し得る。
本発明の第1実施形態に係るスクリューコンベア装置の概略正面説明図である。 図1の装置の縦断面説明図である。 第1実施形態のケーシングの凹部の他の例を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係るスクリューコンベア装置の縦断面説明図である。 本発明の第3実施形態に係るスクリューコンベア装置の縦断面説明図である。 図5の概略正面説明図である。 従来のスクリューコンベア装置の縦断面説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明のスクリューコンベア装置の実施の形態について説明する。本実施形態のスクリューコンベア装置は、例えば飼料あるいは食品原料の穀物倉庫等で粉粒状物としての例えばとうもろこしや大豆等の搬送に用いられる場合を例として説明する。図1及び図2は、第1の実施形態に係るスクリューコンベア装置1を示しており、図1において、スクリューコンベア装置1は、ケーシング10と、スクリューコンベア30と、凹部50と、エアー吹き出し装置70と、を備えている。
図において、ケーシング10は、粉粒状物が投入されて該粉粒状物を一端側から他端側に向けて搬送する際の閉鎖型コンベアの搬送路手段であり、一方向に長い筒体で形成されている。本実施形態において、ケーシング10の一端側に搬送対象の粉粒状物の投入シュート12が設けられるとともに、他端側に排出シュート14が設けられている。投入シュート12には粉粒状物が投入される投入開口が設けられるとともに、排出シュート14には粉粒状物が排出される排出開口が設けられている。ケーシングの断面形状は、円形、U字形などのタイプがあるが、本実施形態においては、U字形のケーシングが用いられている。ケーシング10はU字形あるいは円形のいずれも断面が半円形状の底部16を有している。本実施形態において、ケーシング10は、長さが5.5メートル、ケーシングの内寸が幅16センチメートル、高さ17センチメートル、羽根直径が13センチメートル程度のサイズで形成されている。実施形態では中間位置で複数のケーシング部材どうし及びスクリューコンベア部材どうしを連結している。スクリューコンベア装置は、用途に応じて例えば2.5メートル程度のもの、それよりも長短のサイズのものなどがある。本実施形態のケーシング10は、断面で対向する平行な直線部18,18と、両直線部18,18に連続的に接続されて半円形を形成する半円形部20とからなっている。直線部18,18の上端間で形成される開口には蓋部材22が閉蓋されて対象物の移送使用時等には、閉鎖型で粉粒状物を搬送するようになっている。
スクリューコンベア30は、閉鎖形のコンベアケーシング内において搬送対象の粉粒状物を回転軸の長手方向に沿って推力で移送する搬送駆動体であり、実施形態において、ケーシングの長手軸と同軸で回転自在に設けられたシャフト32と、シャフトの周囲に弦巻状あるいは螺旋状に連続して設けられたスクリュ羽根34と、を含む。
図2において、スクリューコンベア30のシャフト32はケーシング10の両端で回転自在に軸支されている。このシャフト32は、半円形部20の中心を軸心とするように取り付けられている。また、シャフト32の周囲に取り付けられた弦巻状のスクリュ羽根34は、ケーシングの縦断面で一方向を見た場合に羽根外縁の回転軌跡34Uと半円形部20の半円形内壁との間にスクリュ羽根34と半円形内壁とが接触しないように隙間Lを形成してケーシング内に設けられている。
本実施形態において、移送先の端部11b側のスクリュ羽根34は弦巻方向がその手前のスクリュ羽根の弦巻方向と逆方向に巻いた逆羽根39(逆方向搬送羽根)構成となっている。このため、排出シュート14のケーシング10に対する取付位置を移送端からやや手前側に設置することができる。排出シュート14をケーシング10の移送端からやや手前側に設置することにより、排出先のサイロ等との接続や供給経路設計において、円滑に対応することができる。すなわち、本実施形態では、図1において、排出シュート14の排出口は、ケース端部11bからやや中央寄り位置に配置されている。
ケーシング10の一端側には、図示しないベルト等の伝達機構を介してシャフト32の一端に連結された駆動モータ36を含む駆動機構38が設けられている。
本実施形態において、特徴的なことは、ケーシング10の半円形状底部16からさらに下方に向けて凹状となるように凹設した凹部50を設けたことである。凹部50は、スクリュ羽根34の推力で粉粒状物が一端側から他端側に向けて移送された後に粉粒状物が最低位の凹部の底に流下するように誘導させてケーシング内の底壁からその周方向の近傍に粉体等が付着して滞留、堆積するのを防止する堆積防止手段であり、移送残留した粉粒状物は凹部50内に収集される。
図2において、凹部50は、ケーシング10の断面で見てケーシング壁の半円形状底部16から連続して凹設され半円形軌跡35から逸脱して形成された凹部である。そして、この凹部50は、軸方向に沿って長溝状に凹設されている。実施形態では、凹部50は、ケーシング壁の半円形状底部16から段部52を形成して曲面下降部54並びに最底部56を連続させて全体として略平坦な皿状に凹設されて形成されている。凹部50は、ケーシング10の断面で見てケーシング壁の半円形状底部16から連続して凹設され半円形軌跡35から逸脱して形成されておればよく、図3に示すように、段部52を形成することなく、直線部18に接続して下向きに突の放物線となるように連続曲線状に形成した凹部構成とすることもできる。凹部50の断面形状については、曲線のみ、あるいは直線と曲線のみで形成される断面線となる形状であればよく、それらに対応する曲面あるいは曲面と平面を形成する構成であればよい。例えば三角、四角形状、その他の多角形状のような角部分を形成しない形状であれば任意に設定することができる。
さらに、本実施形態において凹部50内の粉粒状物を少なくとも排出開口側に向けて吹き出すエアー吹き出し装置70が設けられている。図1、図2に示すように、半円形状底部16から下方に延設した凹部50の延設壁部に空気吹出口72が形成されている。この空気吹出口は、凹部50の両端延設壁部側から凹部内、すなわち溝内を長手方向に水平に吹き通すように設けられている。図1において、ケーシングの端壁11a側(図1上、左側)の空気吹出口72aは、溝内を右側に向けて水平に吹き通し、ケーシングの端壁11b側(図1上、右側)の空気吹出口72aは、溝内を左側に向けて水平に吹き通し、右端壁寄りに設けた排出シュート14側に向けていずれも吹き出すようになっている。また、図1において、ケーシング10の長手中間位置にも空気吹出口72が取り付けられてこれらのすべての空気吹出口72は圧縮タンク等の圧送駆動装置74及び空気供給ホース76に接続されて、排出口側に向けて空気を吹き出すように設定されている。図上、左端側の吹出口及び中間の吹出口と、右端側の吹出口からの空気吹き出しタイミングは、ずらして行われるように制御される。空気吹出口72は実施形態では真円形状となっているが、横長の楕円形状その他の孔形状とすることができる。吹き出し力に支障がなければ凹部の断面形状と同じ形状、あるいは、断面大きさを含む大きさの孔とするとよい。また、吹出口の孔サイズは、半円形部20から突出したぶんの面積より小さく設定してもよいし、さらに1個あるいは2個以上複数個設けても良い。
次に、実施形態のスクリューコンベア装置の作用について説明すると、スクリューコンベア30を回転しながら投入シュート12から粉粒状物を投入すると、スクリュ羽根34の推力により粉粒状物が羽根間に充填された状態でケーシング10内を移送され、排出シュート14の排出開口から粉粒状物を排出させる。粉粒状物のスクリュ羽根駆動による排出後、エアー吹き出し装置70を駆動してそれぞれの端壁及び中間位置の空気吹出口72からエアーを吹き出して凹部の溝内を吹き通して排出シュート12から排出させる。このとき、図2において、スクリュ羽根34の駆動により移送される粉粒状物の残留物は凹部50内に収束されて収集されており、この状態で空気吹出口72からエアーを吹き出すと、凹部50の残留粉粒状物を水平方向に吹き通し排出シュートから排出させる。空気吹出口72からのエアー吹き出しにより、凹部50内は瞬時に一掃され排出される。ここで、例えばケーシングの半円形状底部16では安息角θにより、粉粒状物の堆積があり、これが基礎となってケーシングの周壁上位にわたり粉体が付着していたが(図7参照)、本実施形態では、凹部50は半円形状底部16からさらに凹設されているので、凹部50の最低位までは半円形軌跡での安息角以上の底部形状となり、半円形状底部付近の粉粒状物は確実に凹部50内に誘導されて収容される。そして、凹部内にエアーが吹き出されると凹部内の粉粒状物の残留物が除去され、それによって、ケーシングの周壁上位側の粉体を下降誘導し、それらを凹部50内に向けて流下させる。空気吹出口72からのエアーの吹き出しは、連続吹き出し、停止時間を含めた間欠吹き出しなどとすることができる。また、停止時間の長短を調整して最適の残留物除去機能を行なえる吹き出し構成とすることができる。この実施形態の構成では、凹部内での粉粒状物堆積の安息角はあっても、羽根外縁とケーシング内壁との小さな隙間ではなく、それよりも低位でかつ大きな空間での粉粒状物を水平方向に一掃するから、従来のケーシングの周壁上位の粉粒状物の誘導集積とスクリュ羽根34に再付着しにくい構成となっているので、移送後の残留物がなくなり、異種原料等の混入のおそれをなくすることができる。
次に、図4は、本発明の第2実施形態のスクリューコンベア装置1bを示しており、第1実施形態と同一部材には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。第2実施形態のスクリューコンベア装置1bは、スクリュ羽根34の外縁にケーシング10の内壁に接摺する接摺部材80を取り付けた点が第1実施形態と異なり、その他の構成は同一である。
第2実施形態において、接摺部材80は、金属以外の素材である例えば耐摩耗性合成樹脂、布その他繊維素材等のケーシングの内壁に接摺しうる素材をスクリュ羽根34の縁部に挿入して挟み込む断面コ字状部材であり、シャフトの全長にわたるスクリュ羽根の縁部に取り付けられている。本実施形態では、フェルトあるいは表面がフェルト加工された布で形成されている。したがって、この実施形態ではスクリューコンベア30の回転によりケーシング10の直線部18から半円形部20について、ケーシングの内壁に粉粒状物が付着しないようにし、凹部構成と相まって移送後に駆動させるエアー吹き出し装置70による凹部内の水平吹き出し機能の実効を確保する。
次に、図5、図6は、本発明の第3実施形態のスクリューコンベア装置1cを示しており、第1実施形態と同一部材には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。第3実施形態のスクリューコンベア装置1cは、ケーシング10の内壁上部から内壁に沿って下方に吹き降ろす1個又は複数の吹き降ろし用空気吹出口90を設けた点が第1実施形態と異なり、その他の構成は第1実施形態と同一である。吹き降ろし用空気吹出口90は、圧縮エアータンク等の吹き出し駆動源に接続されて圧縮あるいは通常空気を高速でケーシング10内に供給する。
この第3実施形態においては、例えば、スクリューコンベア30の回転とともに、あるいは、粉粒状物の移送後凹部内吹き出し用のエアー吹き出し装置70とともに、あるいは単独で、吹き降ろし用空気吹出口90を駆動させることによりケーシング周壁の粉粒状物の付着を確実に防止し、凹部50の構成と相まって残留防止機能を確実なものとすることができる。吹き降ろし用空気吹出口90は、半円形状底部16の壁面に沿って上位から下方に向けて吹き出す吹き出し部90を形成する。
以上説明した本発明のスクリューコンベア装置1は粉粒状物の移送後凹部内に収集した粉粒状物を空気吹き出し力でケーシングの半円形状底部から凹設した凹部に流下するのを誘引しながら排出口に向けて吹き出し圧送し、さらに、凹部内の粉粒状物をほぼ完全に排出させることができ、異種原料等の混入を確実に行なわせることができる。
本発明のスクリューコンベア装置1は上記した実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲において、行われる変形を加えたものも本発明に含まれる。
本発明のスクリューコンベア装置は、飼料、肥料の搬送、水産物、食品加工、乾燥物、水分を多く含むもの、その他の粉粒状物の搬送用として適用することができる。
1a スクリューコンベア装置(第1実施形態)
1b スクリューコンベア装置(第2実施形態)
1c スクリューコンベア装置(第3実施形態)
10 ケーシング
11a、11b ケーシングの端壁
12 投入シュート
14 排出シュート
16 半円形状底部
18 直線部
20 半円形部
30 スクリューコンベア
32 シャフト
34 スクリュ羽根
34U 回転軌跡
35 半円形軌跡
50 凹部
70 エアー吹き出し装置
72 空気吹出口
80 接摺部材
L 隙間

Claims (3)

  1. 断面が半円形状底部を有する一方向に長いケーシングであって、粉粒状物の投入口と排出口とを有するケーシングと、
    ケーシングの長手軸と同軸で回転自在に設けられたシャフトと、シャフトの周囲に弦巻状に設けられたスクリュ羽根と、を含む粉粒状物搬送用のスクリューコンベアと、
    ケーシングの半円形状底部において断面でケーシングの半円形軌跡から逸脱しケーシング壁に連続して凹設された凹部であり、軸方向に沿って長溝状に凹設され搬送中又は搬送後の粉粒状物が流入する凹部と、
    凹部内の粉粒状物を少なくとも排出口側に向けて吹き飛ばすエアー吹き出し装置と、を備えたことを特徴とするスクリューコンベア装置。
  2. エアー吹き出し装置は、
    半円形状底部の壁面に沿って上位から下方に向けて吹き出す吹き出し部を有することを特徴とする請求項1記載のスクリューコンベア装置。
  3. スクリューコンベアの排出口側終端部には逆方向搬送羽根がシャフトに同軸に取り付けられ、
    排出口がケース端部からやや中央寄り位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のスクリューコンベア装置。
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