JP5571459B2 - 収納家具 - Google Patents

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Description

本発明は、収納家具に関する。
従来より、前面が開口した収納家具本体を備えた収納家具において、その前面が木質材等からなる前板で塞がれたものが知られている。
この前板は抽斗の前板や回動開閉自在とされた扉を構成し、例えば下記特許文献1には、厨房家具用の抽斗の前板の構造が開示されている。この前板の構造は、鋼板で形成された前板本体の側端部に、樹脂材料で形成されたサイドキャップを設けた構造とされている。
特開2001−218642号公報
ところで、このような収納家具の前板は、抽斗の構成部材或いはヒンジ等の回動開閉部材と連結されるものであるが、上記特許文献1に記載されたものでは、抽斗の前板と側板との連結については考慮がなされておらず、更なる改善が望まれていた。特に、前板は、収納家具の構成、デザイン等に応じて多種の寸法が必要となり、また外観性も求められるため、連結のための加工の簡素化が求められていた。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、前板の加工の簡素化を図り得るとともに、寸法種類の多種化に対応し得る収納家具を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る収納家具は、収納家具の収納家具本体における前面の収納開口を開閉自在に覆う前板は、前板本体と、前記前板本体の側方端部に固着された側端部材とから構成され、前記前板本体は、前記側端部材の少なくとも一端側を嵌合状態で保持するように形成された主保持部と、前記側端部材の前記一端側よりも中央に寄った部位と嵌合するように裏面に形成された副保持部と、を備え、前記前板は、前記主保持部を介して前記前板本体と前記側端部材とを連結して一体的に構成されており、前記収納家具本体に格納自在とされた抽斗の構成部材、もしくは前記収納開口を回動開閉して覆う前記前板を前記収納家具本体に固定する回動開閉部材が、前記側端部材と連結固定されている。
また、本発明においては、前記側端部材は、前記主保持部による保持方向とは直交する方向に、前記側端部材と前記前板本体とをさらに締結する固定具と前記副保持部とを係合させる係合部を備えたものとしてもよい。
また、本発明においては、少なくとも前面表面が化粧面をなし且つ前記一方向の端部が非化粧面からなり、前記側端部材は、前記非化粧面を覆うカバー部を備えたものとしてもよい。
本発明に係る収納家具は、上述のような構成としたことで、前板の加工の簡素化を図ることができるとともに、寸法種類の多種化に対応することができる。
(a)は本発明の一実施形態に係る収納家具における収納家具本体の前面収納開口を覆う前板の一例を模式的に示す一部破断概略斜視図、(b)は同前板の側端部材の一例を模式的に示す概略斜視図、(c)は(b)におけるY1−Y1線矢視に対応させた一部破断概略斜視図である。 (a)は同収納家具が備える抽斗の一例を模式的に示す一部破断概略斜視図、(b)は同前板を模式的に示す一部破断概略斜視図、(c)は(b)におけるZ部に対応させた概略拡大縦断面図である。 (a)は同抽斗の前板と側板との連結を説明するための一部破断概略斜視図、(b)は図1(a)におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 同収納家具を模式的に示す概略斜視図である。 同収納家具の他の収納部の一例を模式的に示す一部破断概略斜視図である。 (a)は同収納部の前板の一例を模式的に示す一部破断概略斜視図、(b)は図5におけるY2−Y2線矢視に対応させた一部破断概略拡大縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の実施形態において指す収納家具1の前後方向は、収納家具1の正面に対面した使用者側を収納家具1の前方、その逆側を後方とし、その前後方向に直交する方向を左右方向として説明する。
図1〜図6は、本実施形態に係る収納家具1を示している。
本実施形態では、収納家具1として、流し台部2と、作業台部4と、コンロ付調理台部3とを備えた厨房装置を例示している。
本実施形態に係る収納家具1は、図4に示すように、収納空間を有した収納家具本体1A,1B,1Cと、これら複数の収納家具本体1A,1B,1Cの上面を覆う調理台天板としてのカウンター30とを備えている。カウンター30には、シンク(水槽)2a及び加熱機器としてのコンロ3aが組み込まれている。
収納家具1は、左右に配された側板5,5と、底板(不図示)と、背板(不図示)とを備え、その上部は、上述のカウンター30が載置されて閉塞され、前面7が開口した収納開口70を備えた略箱型形状とされている。
収納家具本体1A,1B,1Cは、上段部と、中段部と、下段部とに収納空間が区画されている。そして、収納家具本体1A,1B,1Cには、その前面7から収納空間内に前後方向にスライド自在に構成された収納部としての複数の抽斗8が設けられている。また、収納家具本体1Cの中段部と下段部とには、前面の収納開口70(図5参照)を回動開閉自在に覆う扉9Aを備えた収納部としての開き収納8Aが設けられている。
なお、ここでは収納家具本体1A,1B,1Cに抽斗8乃至は開き収納8Aを上段、中段、下段に複数設けた例を示しているが、これに限定されるものではなく、一段のみのもの、または二段以上に区画したものとしてもよい。
次に収納家具本体1A,1B,1Cに複数設けられた抽斗8のうち、一例として収納家具本体1Bの最下段に配された抽斗8(図4において前方に引き出された抽斗8)の構成について図1〜図3を参照して説明する。なお、以下の抽斗8の構成は、他の抽斗8にも適用してもよい。
抽斗8は、図2(a)及び図4に示すように、収納家具本体1Bにおける前面7の収納開口70を覆う前板9と、一対の側板92,92と、背板93と、底板94とを備え、上方が開口された略箱型形状からなる。
側板92、背板93、底板94の構成は、特に限定されるものではないが、ここに示す例では、側板92と背板93とがアルミニウム等の押し出し成型体からなり、底板94が木質系材料からなる板体で構成された例を示している。
側板92の上方には、前板9と背板93との間に掛け渡されたガードパイプ95が設けられている。
抽斗8及び収納家具本体1B内には、ガイドレールやガイド溝(いずれも不図示)が設けられ、これにより収納家具本体1Bの収納空間内に抽斗8を前後方向にスライド自在とすることができ、抽斗8内に収納した収納物を出し入れすることができる。
なお、ガードパイプ95は必ずしも必要ではないが、図例のように設けたものとすれば、背の高いボトルなどを収納した際の倒れを防止するためのガードとすることができる。
収納家具本体1Bにおける前面7の収納開口70(図4参照)を開閉自在に覆う前板9は、前板本体90と、前板本体90の左右の側方端部90aのそれぞれに固着された左右一対の側端部材91,91とを備えている。また、収納家具本体1Bに格納自在とされた抽斗8の構成部材が、側端部材91と連結固定されている。
ここでは、側端部材91と連結される抽斗8の構成部材の一例として抽斗8の側板92を例にして説明するが、これに限定されず、抽斗8の構成によっては底板94等と側端部材91とが連結される場合にも適用することができる。例えば側端部材91が連結される抽斗8の構成部材を底板94とする場合には、底板94の左右方向の各端部と左右一対の側端部材91,91とをそれぞれ連結固定するようにしてもよい。
このように抽斗8の構成部材(ここでは側板92)を、前板本体90とは別体に構成された側端部材91と連結させる構成とすることで、前板本体90に側板92と連結させるための加工を不要とできる、または加工を簡素化できる。従って、前板本体90の加工を簡素化することができ、寸法(図例では特に幅寸法)の異なる多種の前板に対応することが容易となる。
前板本体90は、アルミニウム、樹脂材料、木質系材料などからなり、ここでは一例としてアルミニウムの押し出し成型により作製された前板本体90を示している。
このように前板本体90が押し出し成型によって形成されるものとした場合は、木質材料を用いた場合に比べて、同一断面形状で、同等品質のものを大量生産でき、コスト面で有利となる
側端部材91は、樹脂材料などからなり、前板本体90の側方端部90aの形状に合わせて形成されている。ここで、側端部材91を例えば剛性のある樹脂成型体からなるものとすれば、側板92との締結強度を安定させることができる。
前板本体90は、所定形状に一方向に連続的に延出して形成された押し出し成型体を所定寸法に切断して形成される。
前板本体90の少なくとも前面表面14が化粧面をなし且つ上述の一方向の側方端部90a(切断端面)は非化粧面からなり、側端部材91は、非化粧面を覆うカバー部17を備えている。
このように前板本体90の側方端部90aが側端部材91のカバー部17によって覆われるので、切断端面が露出せず、見栄えのよい前板9となる。加えて、このカバー部17は、前板本体90の上方端部に形成された把持部90Aの側面カバーをも兼ねているので、より好適なものとなる。
また側端部材91を、カバー部17を備えたものとすることで、抽斗8との連結保持(強度)部品と化粧部品とを側端部材91によって兼用させることができる。すなわち、別途側方端部90aを覆う化粧部品を取り付ける必要がなくなるので、部品点数を削減でき、組立を簡素化できる。
前板本体90は、側端部材91の一端部91caと他端部91cb(図1(b)及び(c)参照)とを嵌合状態で保持するように相対して形成された一対の主保持部10,10を備えている。
前板9は、この主保持部10,10を介して前板本体90と側端部材91とを連結して一体的に構成されている。
また前板本体90は、その裏面15に、側端部材91の一端部91ca及び他端部91cb以外の部位で、これらよりも中央に寄った部位と嵌合する副保持部11を備えている。
側端部材91の一端部91ca及び他端部91cbよりも中央に寄った部位には、副保持部11が嵌合する嵌合凹所91ceが形成されている。また、側端部材91は、主保持部10,10による保持方向とは直交する方向に、側端部材91と前板本体90とをさらに締結するネジ等の固定具13と副保持部11とを係合させる係合部16を備えている。
なお、ここでは、副保持部11が前板本体90の中央部90Cの裏面15に形成された例を示しているが、要は副保持部11が上述のように側端部材91の一端部91ca及び他端部91cbよりも中央に寄った部位と嵌合するように形成されていればよい。
さらに詳しく前板本体90及び側端部材91の構成を説明する。
なお、前板本体90及び側端部材91の形状等はこれに限定されるものではなく、図例のものは一例にすぎない。また図中、14は前板本体90の前面表面、15は前板本体90の裏面を示している。さらに図2(b)及び図3(a)では側端部材91の内部構造を示すため、断面図で示しているが、図1(a)及び図2(a)に示すように側端部材91の内部構造が露出しないよう覆われた端面としてもよい。
前板本体90は、その断面が図2等に示すように複数の断面略ロの字状部位や略コの字状部位を有している。
前板本体90の上方端部は、抽斗8を前後方向にスライド移動させる際の把持部90Aが形成されており、指先を引掛けやすいように鉤状(略逆J字状)に形成されている。
把持部90Aの下方には、断面略ロの字状の中空体とされた第1嵌合部90Bを有し、この第1嵌合部90Bの裏面15には、ガードパイプ95を側端部材91に対して連結固定するための固定具が挿通される挿通孔90bが形成されている。
第1嵌合部90Bの裏面15下方側には、側端部材91の一端部91caを嵌合状態で保持するように形成された主保持部10が形成されている。
主保持部10は、側端部材91の一端部91caと嵌合され、この一端部91caを上方側から包持して保持できるように下向きに開口した断面略コの字形状とされている。
第1嵌合部90Bの下方には、薄板状の中央部90Cを備え、中央部90Cの裏面15には側端部材91,91間を連結するように副保持部11が設けられている。
副保持部11は、図2に示すように、薄板状とされた中央部90Cの裏面15から後方に向けて突出するように形成され、断面略鉤状とされている。この副保持部11は、図2(c)に示すように、固定具13が捩じ込まれる孔部11aを有した断面略円形状の部位とこれに連成され、上方または下方(図例では下方)に向けて突出した突片部11bとを備え、側端部材91の連結固定部91Cに形成された嵌合凹所91ceと嵌合する。
また副保持部11は、薄板状とされた中央部90Cの裏面15に、一方向(図例では幅方向、上記押出方向と同方向)に沿って形成されているので、側端部材91との連結によって、前板本体90の強度を向上させることができる。
中央部90Cの下方には、底板94の前板9側の端部(前端部)を係止する第2嵌合部90Dを備えており、この第2嵌合部90Dは、断面略ロの字状の中空体とされている。第2嵌合部90Dの裏面15には、後方に向けて突出した突起部90daが幅方向に沿って形成されており、この突起部90daに、底板94の前端部が係止する。
また第2嵌合部90Dの裏面15上方側には、第1嵌合部90Bに形成された主保持部10と一対をなす主保持部10が、第1嵌合部90Bの主保持部10と相対するようにして形成されている。
第2嵌合部90Dに形成された主保持部10は、側端部材91の他端部91cbを嵌合状態で保持するように形成されている。
この第2嵌合部90Dの主保持部10は、側端部材91の他端部91cbと嵌合され、この他端部91cbを下方側から包持して保持できるように上向きに開口した断面逆略コの字形状とされている。
このように主保持部10,10が向かい合うように形成され、側端部材91の一端部91caと他端部91cbとを上下から挟み込むように嵌合するので、別体に構成される前板本体90と側端部材91との連結強度を向上させることができる。
またこの例では、第2嵌合部90Dに嵌合する側端部材91の部分に固定される固定具19が挿通される挿通孔90db(図2(b)参照)が形成されている。
これら前板本体90の第1嵌合部90B、中央部90C及び第2嵌合部90Dは前面表面14からみたときには面一の平滑面とされている。
また、この第2嵌合部90Dの下方には、上記平滑面よりも後方側に後退するように形成された下端部90Eが設けられており、この下端部90Eの前方空間が収納家具1の蹴込み空間の一部となる。また、この下端部90Eは、後方に開口した断面略コの字形状とされている。
側端部材91は、前板本体90の側方端部90aを覆うカバー部17と側方端部90aに取り付けられ固定される取付部18とを備えている。
ここで図1(b)は側端部材91をカバー部17側からみた概略斜視図、図1(c)は側端部材91を取付部18側からみた一部破断概略斜視図を示している。
側端部材91のカバー部17は、前板本体90の側方端部90aの外形に合わせて形成されており、カバー部17の略中央には、副保持部11の形成位置に合わせて形成された挿通孔とされた係合部16が形成されている(図1(b)参照)。
側端部材91の取付部18の上方端部には、前板本体90の把持部90Aの鉤状(略逆J字状)形状に合わせて形成された係合部91aaを有した上端嵌入部91Aが設けられている。この係合部91aaは、前板本体90の把持部90Aの鉤状の内方空間に嵌入される。またこの係合部91aaの下方には、前板本体90の把持部90Aの裏面15に沿うように突出した浮き上がり防止片91abが設けられている。これら係合部91aaと浮き上がり防止片91abとは、これらによって前板本体90の把持部90Aを挟み込むように設けられている。
上端嵌入部91Aの下方には、前板本体90の断面略ロの字状とされた第1嵌合部90Bの内側面に嵌合される第1嵌入部91Bが設けられている。
この第1嵌入部91Bには、第1嵌合部90Bの裏面15の挿通孔90bと連通するように設けられた支持孔部91bが形成されている。図例では、この支持孔部91bは、図1(c)に示すように、中空状に形成された第1嵌入部91Bの裏面側から前方に向けてボス状に突出するように形成された円筒体とされている。
第1嵌入部91Bの下方には、前板本体90の一対の主保持部10,10に嵌合する一端部91ca及び他端部91cbを備えた連結固定部91Cが設けられている。
この連結固定部91Cは、前板本体90の側方側部90aに取り付けられた状態において、前板本体90の裏面15に露出する露出面91cdを備えている。
図1(a)に示すようにこの露出面91cdは、前板本体90の第1嵌合部90B及び第2嵌合部90Dの裏面15と略面一となるように形成されている。また、前板本体90に取り付けられた状態では、略矩形状の面が前板本体90の第1嵌合部90Bと第2嵌合部90Dとの間に露出し、第1嵌合部90Bと第2嵌合部90Dとの間に挟まれた状態となる。
連結固定部91Cの露出面91cdの略中央には、上記同様の円筒体形状とされた支持孔部91ccが形成されている。
また、連結固定部91Cの上端部及び下端部は、露出面91cdから段落ち状に形成され、これらが前板本体90の一対の主保持部10,10にそれぞれ嵌合する一端部91ca及び他端部91cbとなる。つまり、連結固定部91Cの露出面91cdの部位よりも上端部及び下端部を薄く形成するようにして、上端部及び下端部に突部をそれぞれに設け、この突部が一対の主保持部10,10にそれぞれ嵌合する一端部91ca及び他端部91cbとなる。
また連結固定部91Cの露出面91cdに対してその裏側、すなわち前板本体90の中央部90Cの裏面15と当接する側には、中央部90Cの裏面に形成された副保持部11と嵌合する嵌合凹所91ceが形成されている。この嵌合凹所91caは、図2(c)に示すように、前板本体90の裏面15に向けて開口し、断面略鉤形状とされた副保持部11を包持するように嵌合する形状とされている。この嵌合凹所91caは、副保持部11の断面略円形状の部位に嵌合する断面略半円形状の凹所と、副保持部11の突片部11bを受け入れる凹溝部11chとを有している。このように、前板本体90の一対の主保持部10,10の間に副保持部11を設け、側端部材91に、嵌合凹所91caを設けることで、側端部材91の中央部位等における浮き等を防止することができる。つまり、副保持部11の突片部11bが嵌合凹所91caの凹溝部11chに嵌合して係止し、バタツキや浮き等を防止することができる。
側端部材91の係合部16は、図1(b)及び図2(c)に示すように、この嵌合凹所91caに対応させた位置に設けられており、嵌合凹所91caと嵌合状態とされた副保持部11の孔部11aと連通するようにカバー部17に設けられた挿通孔とされている。
これにより副保持部11に対して、ネジなどの固定具13を、係合部16を介して螺入させることができるので、別体で構成された側端部材91と前板本体90との締結強度をより一層向上させることができる。
連結固定部91Cの下方には、前板本体90の断面略ロの字状とされた第2嵌合部90Dの内側面に嵌合されるよう形成された第2嵌入部91Dが設けられている。
この第2嵌入部91Dには、第2嵌合部90Dの裏面15の挿通孔90dbと連通するように設けられた支持孔部91dが形成されている。この支持孔部91dは、上記同様の円筒体形状とされている。
この第2嵌入部91Dの下方には、前板本体90の断面略コの字状とされた下端部90Eに嵌め入れられる下端嵌入部91Eが設けられている。
上記構成とされた前板本体90と側端部材91とは、以下のように組み付けるようにしてもよい。
側端部材91の各嵌入部91A、91B、91D及び91Eを前板本体90の対応する部位に嵌入させる。また、側端部材91の一端部91ca及び他端部91cbと前板本体90の主保持部10,10とを嵌合させ、側端部材91の嵌合凹所91ceと前板本体90の副保持部11とを嵌合させる。さらに、側端部材91の係合部16を介して固定具13を、前板本体90の副保持部11に対して螺入させることで、前板本体90と側端部材91とを組み付けて、前板9を形成するようにしてもよい。
次に、前板9の側端部材91と抽斗8の構成部材としての側板92との連結構造について説明する。この連結構造としては特に限定されるものではないが、ここでは、連結具12を介してこれらを連結固定した例を説明する。
図例の連結具12は、図1(a)及び図3に示すように、側端部材91の連結固定部91Cに固定具19によって取り付けられるプレート状の支持部12dを備えている。
この支持部12dの上端部には、側端部材91の連結固定部91Cに設けられた支持孔部91ccに対応させた貫通孔が設けられおり、この貫通孔には、図3(b)に示すように、固定具19が捩じ込まれるアンカー部材12eが取り付けられている。このアンカー部材12eは、例えば樹脂製とされ、略円柱形状とされた樹脂アンカープラグダボとされており、その外周には、抜止の複数の爪状段部が形成されている。また、このアンカー部材12eには、固定具19の捩じ込みにより半径方向に拡開するように切り込みが形成されている。
このようなアンカー部材12eを備えた連結具12の支持部12dは、アンカー部材12eを側端部材91の支持孔部91ccに嵌め込み、固定具19をアンカー部材12eに対して捩じ込むことで、側端部材91に対して強固に固定することができる。つまり、固定具19の捩じ込みに伴い、アンカー部材12eが半径方向に拡開し、円筒形状とされた支持孔部91ccの内周面に圧接し、連結具12の支持部12dが側端部材91に対して強固に固定される。
また、連結具12の支持部12dには、取付状態において、収納空間側(背板93側)に突出した突出片12aが連成されている。この突出片12aには、ネジ等の締結具12cと螺合する雌ネジ孔が設けられており、この雌ネジ孔に螺合する締結具12cを介し、この突出片12aと対向するように可動片12bが設けられている。この可動片12bには、締結具12cが挿通される挿通孔が設けられており、これら突出片12aと可動片12bとによって側板92の前端部92aを挟み込むようにして保持し、側板92が連結具12を介して側端部材91に連結固定される。
なお、上記では、連結具12の支持部12dの上端部と側端部材91の連結固定部91Cとの連結部位について説明したが、連結具12の支持部12dの下端部と側端部材91の第2嵌入部91Dとの連結部位についても概ね同様である。つまり、上記同様のアンカー部材12eが、前板本体90の第2嵌合部90Dの裏面15に設けられた挿通孔90dbを介して、側端部材91の第2嵌入部91Dの支持孔部91dに嵌め込まれる。
また、上記では、側板92と側端部材91との連結構造について説明したが、上述したガードパイプ95と側端部材91との連結構造についても概ね同様の連結構造とされている。つまり、ガードパイプ95の前端部95aに上記と概ね同様のアンカー部材が設けられており、このアンカー部材が、前板本体90の第1嵌合部90Bの裏面15に設けられた挿通孔90bを介して、側端部材91の第1嵌入部91Bの支持孔部91bに嵌め込まれる。
なお、ここに用いられる連結具12の構成は、図例のものに限定されるものではなく、ネジ等の固定具を支持孔部に対して直接螺合させて締結するようにしてもよく、また、汎用の他の連結具を用いるようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る収納家具1の収納家具本体1Cに設けられた開き収納8Aについて、図5及び図6に基づいて説明する。
なお、上述の抽斗8との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
開き収納8Aは、収納家具本体1C(図4参照)の収納開口70を回動開閉して覆う前板9Aを備え、この前板9Aを収納家具本体1C(ここでは側板92)に固定する回動開閉部材20が、側端部材910と連結固定されている。
すなわち、上述の抽斗8では側端部材91が抽斗8を構成する側板92と連結されている例を説明したが、ここでは、側端部材910が回動開閉部材20と連結され、前板9Aが回動して開閉する扉として構成されている点が異なる。
回動開閉部材20は、特に限定されるものではなく、図例では回動開閉部材20をヒンジ体(スライド蝶番)とした場合を説明するが、扉の開閉構造にあわせて跳ね上げ扉のアームや羽根蝶番等の他の回動開閉部材を採用するようにしてもよい。
前板9Aは、前板本体900と、前板本体900の側方端部90aに固着された側端部材910とから構成されている。また、この前板9Aは、前板本体900とは別体に構成された側端部材910に連結固定された複数個(図例では二個)の回動開閉部材20を介して収納家具本体1Cの側板92に回動開閉自在に固定されている。
なお、図5では、左右の側板92、背板93、底板94及び天板96によって略箱型形状とされた収納空間を縦に切断した断面斜視図を示しており、一方の側板92のみを示している。
また、前板本体900の反回動開閉部材20側の側方端部90aの図示を省略しているが、ここにも回動開閉部材20側と同様の側端部材91を取り付けるようにしてもよい。または反回動開閉部材20側の側方端部90aにはこれを覆うカバー部材を取り付けるようにしてもよい。
前板本体900は、本例では、上端の把持部90Aの下方に、下向きに開口した断面略逆コの字状に形成された第1嵌合部90Bを有し、この第1嵌合部90Bには、側端部材91の一端部91caを嵌合状態で保持する主保持部10が形成されている。
第1嵌合部90Bの下方には、薄板状の中央部90Cを備え、中央部90Cの裏面15には側端部材91,91間を連結するように形成された複数本(図例では、二本)の上記同様の副保持部11が間隔を空けて平行に形成されている。これら副保持部11,11は、図例では、側端部材91に連結固定される回動開閉部材20の近傍部位に形成されている。
中央部90Cの下方には、上向きに開口した断面略逆コの字状に形成された主保持部10を有した第2嵌合部90Dが設けられている。
側端部材910は、前板本体900の第1嵌合部90Bの主保持部10に嵌合する第1嵌入部91Bを上部側に有し、本例では、この第1嵌入部91Bが主保持部10に嵌合する一端部91caとなる。第1嵌入部91Bの下方には、回動開閉部材20が取り付けられる連結固定部91Cが設けられており、この連結固定部91Cの下端部が前板本体900の第2嵌合部90Dの主保持部10に嵌合する他端部91cbとなる。この連結固定部91Cの下方には、前板本体900の第2嵌合部90Dに嵌合する上記同様の第2嵌入部91Dが設けられている。
連結固定部91Cには、前板本体900の中央部90の裏面に形成された二本の副保持部11,11とそれぞれに嵌合する上記同様の嵌合凹所91ce,91ceが形成されている。
連結固定部91Cの露出面91cdの上下端部には、図6(a)に示すように、回動開閉部材20が固定される固定孔部91cf,91cgが回動開閉部材20の構造に応じて形成されている。連結固定部91Cは、断面略ロの字状乃至は略コの字状の中空形状とされているが、固定孔部91cf,91cgの形成部位は、上記した例の支持孔部と同様の円筒形状とされている。
固定孔部91cf,91cgは、図例では、スライド蝶番とされた回動開閉部材20のカップ部20aが嵌め込まれるようにして取り付けられるカップ孔部91cfと、固定具20dが捩じ込まれる固定具孔部91cgとを備えている。なお、この固定具20dを上記した例のようにアンカー部材を設けたものとし、固定具孔部91cgにアンカー部材が嵌め込まれるものとしてもよい。
回動開閉部材20は、図5に示すように、側端部材910の連結固定部91Cに連結固定されるカップ部20aと、このカップ部20aに対して回動自在とされたリンク部材等からなる蝶番本体部20bと、この蝶番本体部20bに連結されるとともに、側板92に固定される蝶番台座20cとを備えている。
この回動開閉部材20の側端部材910への連結固定は、図6(b)に示すように、カップ部90aを側端部材910のカップ孔部91cfに埋め込むようにして固定する。またカップ部20aに連成されたプレート状の取付片に設けられた固定具20dの挿通孔を介して、固定具20dを、側端部材910の固定具孔部91cgに捩じ込むことで、強固に連結固定することができる。
上記のように側端部材910に回動開閉部材20が連結固定された前板9Aは、回動開閉部材20の蝶番本体部20bを、側板92に固定された蝶番台座20cに連結することで、側板92に対して回動開閉自在に取り付けられる。
なお、上記した例では、前板本体に、側端部材の一端部及び他端部を嵌合状態に保持する一対の主保持部を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。側端部材の少なくとも一端側を嵌合状態で保持するように形成された主保持部を前板本体に設けるようにすればよい。この場合、側端部材の他端側は、固定具によって前板本体に対して固定するようにしてもよい。
また、上記した例では、前板本体の左右の側方端部に一対の側端部材を固着した例を示しているが、抽斗のスライド態様や、開閉扉の形状等によっては、側端部材を前板本体の上方端部及び下方端部のそれぞれに設けるようにしてもよい。
また、側端部材は、前板本体を挟んで両側方端部(左右または上下の側方端部)に設ける必要はなく、前板を開閉扉とする場合は、少なくとも回動開閉部材が設けられる側に側端部材を固着させるようにしてもよい。
さらに、上述の実施形態では、収納家具として、複数の収納家具本体の上部に一枚のカウンターを載置して、流し台部、作業台部、及びコンロ付調理台部を備えた厨房装置を例示しているが、これに限定されるものではない。また収納家具としては、厨房装置として用いられるものだけでなく、リビングや玄関などに設置される収納家具にも適用できる。
また前板本体の構成も図例に限定されるものではなく、例えば木質系材料とした場合は、化粧シート層などを備えた層構造のものを採用することもできる。前板本体に形成される主保持部、副保持部の形状、構成も図例に限定されるものではない。例えば副保持部の形成本数も前板の形状や大きさによって適宜形成される。
1 収納家具
1A,1B,1C 収納家具本体
10 主保持部
11 副保持部
16 係合部
17 カバー部
20 回動開閉部材
7 前面
70 収納開口
8 抽斗
9,9A 前板
90,900 前板本体
90a 側方端部
91,910 側端部材
92 側板(抽斗の構成部材)

Claims (3)

  1. 収納家具の収納家具本体における前面の収納開口を開閉自在に覆う前板は、
    前板本体と、前記前板本体の側方端部に固着された側端部材とから構成され、
    前記前板本体は、前記側端部材の少なくとも一端側を嵌合状態で保持するように形成された主保持部と、前記側端部材の前記一端側よりも中央に寄った部位と嵌合するように裏面に形成された副保持部と、を備え、
    前記前板は、前記主保持部を介して前記前板本体と前記側端部材とを連結して一体的に構成されており、
    前記収納家具本体に格納自在とされた抽斗の構成部材、もしくは前記収納開口を回動開閉して覆う前記前板を前記収納家具本体に固定する回動開閉部材が、前記側端部材と連結固定されている収納家具。
  2. 前記側端部材は、前記主保持部による保持方向とは直交する方向に、前記側端部材と前記前板本体とをさらに締結する固定具と前記副保持部とを係合させる係合部を備えている請求項に記載の収納家具。
  3. 前記前板本体は、一方向に連続的に延出して形成されてなり、
    少なくとも前面表面が化粧面をなし且つ前記一方向の端部が非化粧面からなり、
    前記側端部材は、前記非化粧面を覆うカバー部を備えている請求項1または2に記載の収納家具。
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