JP5570371B2 - 他拠点の地震発生検出装置、方法及びプログラム並びにサーバシステム - Google Patents
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Description
本形態例では、あるユーザの本社に設置されたコンピュータにおいて、本社以外の活動拠点における地震の大きさを緊急地震速報に基づいて予測し、担当者にリアルタイムで通知する使用形態を想定する。なお、この形態例におけるユーザとは、緊急地震速報の最終ユーザを想定し、緊急地震速報に基づいた予報業務を提供する事業者や当該事業者から受信した予報を配信する事業者については含まれないものとする。ただし、緊急地震速報に対するソリューション・サービスとして特定のユーザ向けに当該ユーザの活動拠点の地震情報をピンポイントで予測して伝達又は配信する業務を行う事業者については、当該最終ユーザに対するサービスの提供に関する限りにおいて最終ユーザと同様に考えるものとする。
図1に、本形態例が想定する登録他拠点の地震発生検出システムの概念的な構成例を示す。当該システムは、気象庁101と、緊急地震速報S1を配信する配信サーバ102と、インターネット回線網などのネットワーク103と、あるユーザの本社に設置されたコンピュータ104と、コンピュータ104から地震情報の通知を受ける各種の通知メディア機器で構成される通知メディアグループ105とで構成されている。
図2に、コンピュータ104の内部構成を概略的に示す。コンピュータ104は、CPU201と、メモリ202と、記憶装置203とで構成される。ここで、メモリ202はROMやRAM等の半導体記憶装置であり、記憶装置203はハードディスク装置などの大容量の記憶装置である。記憶装置203には、各種のアプリケーションソフトウェアやオペレーションシステムが格納されている。アプリケーションソフトウェアの一つとして、ユーザが事前に登録した複数の活動拠点に関する地震の発生を一括して検出し、緊急地震速報の受信時にリアルタイムに通知するプログラムも格納されている。図2においては、緊急地震速報に基づいて動作するプログラムを構成する基本機能として、緊急地震速報受信・解析部204と、アダプタ部205と、地震情報通知部206とを表している。
図3に、他拠点の地震発生検出プログラムの機能ブロック構成の概略を示す。当該プログラムは、緊急地震速報受信・解析部204と、アダプタ部205と、地震情報通知部206と、拠点マッピング情報301と、地震情報格納部302とで構成されるシステムとして機能する。この形態例の場合、拠点マッピング情報301は、アダプタ部205の一部として構成される。もっとも、拠点マッピング情報301は、データファイルとして記憶装置203の記憶領域の一部に格納されていても良い。また、地震情報格納部302についても、アダプタ部205又は地震情報通知部206の一部として構成されていても良い。
地震情報通知部206は、通知を受けた地震情報を通知メディアグループ105に出力する。
図4に、拠点マッピング情報301のデータ構造例を示す。図4の場合、拠点マッピング情報301は、拠点毎に一意に割り振られた拠点ID401と、各拠点の拠点名402と、住所403と、緯度404と、経度405と、地盤増幅率406とを含んでいる。これらのうち、緯度404、経度405及び地盤増幅率406は、拠点情報として緊急地震速報受信・解析部204に与えられる。勿論、本社も活動拠点の一つとして扱われる。従って、本形態例における他拠点の地震発生検出プログラムにおいても、本社に到達する主要動の予測震度と到達予測時刻の計算が可能である。
図5に、地震情報格納部302のデータ構造例を示す。図5に示すように、地震情報格納部302は、拠点ID501と、拠点名502と、予測震度503と、到達予測時刻504とを含んでいる。拠点ID501、拠点名502は、図4の拠点ID401、拠点名402と同じである。本形態例においては、地震情報格納部302と拠点マッピング情報301とを別々のデータとして表しているが、両者を結合して1つのデータテーブルとしても良い。
図6に、受信端末としてのコンピュータ104が緊急地震速報を受信してから通知メディアグループ105を通じて地震の発生を通知するまでの一連の処理動作を時間の経過に従って説明する。なお、高度利用者向けの緊急地震速報の場合、予測の精度が安定するまでは、観測点が地震波を観測するたびに更新された緊急地震速報が気象庁から送信される。このため、この形態例の場合、図6に示す処理動作は、新たな緊急地震速報が受信されるたびに実行されるものとする。
まず、緊急地震速報受信・解析部204が緊急地震速報を受信する。受信した緊急地震速報には、震源として予測された場所の緯度と経度、発生日時が含まれる。
緊急地震速報受信・解析部204は、アダプタ部205から拠点マッピング情報301を1つずつ読み込む。拠点マッピング情報301には、各拠点(本社を含む。)の緯度、経度、地盤増幅率などが含まれている。
緊急地震速報受信・解析部204は、緊急地震速報で通知を受けた震源の情報(震源の位置と地震の規模(マグニチュード))と、読み込まれた拠点マッピング情報301(拠点の緯度、経度、地盤増幅率)とに基づいて、各拠点の予測震度と到達予測時刻を気象庁で定められた方法により計算する。
アダプタ部205は、各活動拠点について計算された予測震度と到達予測時刻を、緊急地震速報受信・解析部204から取得する。
アダプタ部205は、拠点毎に取得された予測震度と到達予測時刻を、地震情報格納部302に格納する。
アダプタ部205は、地震情報格納部302に全ての拠点について地震情報が格納されると又は地震情報格納部302に対する各拠点の地震情報の格納と並行して、予め定めた判定基準値(しきい値)以上の予測震度を有する拠点を抽出する。抽出結果は、例えば通知対象情報として別途専用の記憶領域に格納しても良いし、地震情報格納部302に抽出用のチェック欄を設け、当該チェック欄に抽出されたことを示すマークを追加的に記録しても良い。または、判定基準時以上の予測震度を有する拠点が抽出されるたび、当該拠点の予測震度と到達予測時刻を地震情報通知部206に出力しても良い。
地震情報通知部206は、アダプタ部205から取得した大きな震度が予測される拠点と、その予測震度及び到達予測時刻を出力先の通知メディア機器に応じた信号形式で出力する。現在のソリューション・サービスでは本社の予測震度と到達予測時刻しか出力されないが、この形態例の場合には、本社以外の拠点も含めて大きな震度が予測される拠点個々の予測震度と到達予測時刻がリアルタイムで出力される。
以上説明したように、本形態例に係る地震発生検出プログラムを用いれば、緊急地震速報を受信した受信端末の設置場所(本社)だけでなく、当該ユーザについて予め登録されている他の活動拠点も含めて判定基準値以上の震度が予測される地点の予測震度と到達予測時刻をリアルタイムに検出することができる。この結果、本社の担当者は、大きな震度が予想される活動拠点と予想される被害の状況をリアルタイムに把握することができる。
本形態例では、形態例1で説明した地震発生検出プログラムの検出結果をシステム制御に応用する場合について説明する。具体的には、接続先のサーバの被害をクライアント端末側で予測し、自動的に接続先を切り換える機能について説明する。
図7に、本形態例が想定する登録他拠点の地震発生検出システムの概念的な構成例を示す。なお、図7には図1との対応部分に同一符号を付して説明する。
図8に、受信端末としてのコンピュータ701が緊急地震速報を受信してから接続するサーバが自動的に切り換えられるまでの一連の処理動作を時間の経過に従って説明する。なお、図8には図6と対応する部分に同一符号を付して表している。
これらのステップについては、緊急地震速報受信・解析部204もアダプタ部205も形態例1と同じ動作を実行する。すなわち、拠点マッピング情報301に登録されているユーザの複数の拠点のうち、判定基準値(しきい値)以上の予測震度を有する拠点が抽出される。
この形態例の場合、アダプタ部205は、ステップS106で抽出された拠点のサーバにコンピュータ701が接続中か否かを判定する。すなわち、大きな震度が予測され、被害を受ける可能性が高い拠点のサーバに接続中か否かが判定される。アダプタ部205は、接続中のサーバの拠点がステップS106で抽出された拠点に含まれる場合にのみ次のステップS202を実行する。
ステップS202に進んだアダプタ部205は、コンピュータ701の接続先を現在のサーバから他のサーバに切り換える設定を実行する。例えば図7の場合、コンピュータ701の接続先をサーバA702からサーバB703に切り換える。サーバの切り換え先の決定に際しては、ステップS106で抽出された拠点との照合処理を事前に実行することが望ましい。切り替え先のサーバの位置する拠点においても大きな被害が予測される場合には、切り換え先として不適切であるためである。また、切り換え可能なサーバの位置する全ての拠点がステップS106で抽出された拠点に含まれる場合には、もっとも予測震度が小さい拠点のサーバを接続先と判断しても良い。
地震情報通知部206は、アダプタ部205から取得した接続サーバの切り換え設定に基づいてコンピュータ701のCPU201に接続先の切り替えを通知する。
以上説明したように、本形態例に係る地震発生検出プログラムを用いれば、コンピュータ701の接続先を自動的に切り換えられるため、コンピュータ701の操作者に接続先のサーバの切り替えを意識させることなく業務の継続性を確保できる。なお、図7の場合には、受信端末として機能するコンピュータとサーバに接続するコンピュータとが同じであるが、受信端末として機能するコンピュータとサーバに接続するコンピュータとは別でも良い。
本形態例においても、形態例1で説明した地震発生検出プログラムの検出結果をシステム制御に応用する場合について説明する。具体的には、メインサーバの被害が予測される場合に、メインサーバとサブサーバのそれぞれが互いのシステム内における役割を自律的に切り換える機能について説明する。
図9に、本形態例が想定する登録他拠点の地震発生検出システムの概念的な構成例を示す。なお、図9には図1との対応部分に同一符号を付して説明する。
図10及び図11に、緊急地震速報の受信端末としてのコンピュータ901及び902のそれぞれで実行されるプログラムの実行内容を示す。図10及び図11は、コンピュータ901及び902のそれぞれが、対応するサーバの機能をメインサーバからサブサーバに、サブサーバからメインサーバに自律的に切り換えるまでの一連の処理動作を表している。なお、図10には図6と対応する部分に同一符号を付して表している。
これらのステップについては、緊急地震速報受信・解析部204もアダプタ部205も形態例1と同じ動作を実行する。すなわち、拠点マッピング情報301に登録されているユーザの複数の拠点のうち、判定基準値(しきい値)以上の予測震度を有する拠点が抽出される。
この形態例の場合、アダプタ部205は、ステップS106で抽出された拠点のサーバにメインサーバとサブサーバの両方又は一方の拠点が含まれるか否かを判定する。メインサーバの拠点もサブサーバの拠点も、大きな震度が予測される拠点に含まれない場合、アダプタ部205は処理を終了する。
ステップS301で、メインサーバ及びサブサーバの一方又は両方の拠点がステップS106で抽出された拠点に含まれると判定された場合、アダプタ部205は、自拠点にメインサーバが在るか否かを判定する。なお、記憶装置203には、各時点におけるメインサーバの拠点とサブサーバの拠点に関する情報が保存されているものとする。また、自拠点の情報も記憶装置203に保存されている。アダプタ部205は、これらの情報とステップS106で抽出された拠点とを照合することにより、自拠点にメインサーバが在るか否かを判定する。
自拠点にメインサーバが在る場合、アダプタ部205は、自身が動作しているコンピュータが管理しているサーバの設定をメイン設定からサブ設定に変更する。なお、この形態例の場合には、サーバが在る全ての拠点がステップS106で抽出された拠点に含まれる場合は起こり得ないものと仮定する。
ステップS302で自拠点にメインサーバが存在しないと判定された場合、アダプタ部205は、引き続き、自拠点にサブサーバが在るか否かを判定する。この判定も、ステップS302と同様の照合処理を通じて実行される。
このステップは、サブサーバが1台しか存在しない場合には無視することができる。ただし、一般には、複数台のサブサーバが存在し得るため、アダプタ部205は、S106で抽出されなかった拠点に位置するサブサーバのうちで自拠点の優先順位が最高位か否かを判定する。すなわち、自拠点がステップS106で抽出された拠点に含まれておらず、かつ、ステップS106で抽出されなった拠点にあるサーバの中で自拠点のサーバの優先順位が最高位である場合に限り、アダプタ部205はステップS306に進み、その他の場合には処理を終了する。
この場合、アダプタ部205は、自身が動作しているコンピュータが管理しているサーバの設定をサブ設定からメイン設定に変更する。
地震情報通知部206は、アダプタ部205から取得したメイン設定からサブ設定への切り換え又はサブ設定からメイン設定への切り換えに基づいてCPU201にメイン・サブ設定の切り替えを通知する。
以上説明したように、本形態例に係る地震発生検出プログラムを用いれば、メインサーバの被害が予測される場合に、被害のおそれがない拠点のサブサーバにメインサーバの役割を自律的に切り換えることができる。
205…アダプタ部
206…地震情報通知部
301…拠点マッピング情報
302…地震情報格納部
501…拠点ID
502…拠点名
503…予測震度
504…予測到達時刻
Claims (11)
- 高度利用者向けの緊急地震速報を受信する受信部と、
ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点及び自拠点の位置情報を格納する第1の記憶領域と、
前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、前記第1の記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出する解析部と、
算出された予測震度と到達予測時刻を各拠点に対応付けて格納する第2の記憶領域と、
各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力する手段と、
前記抽出された拠点のサーバが、クライアント端末たる自装置の接続先である場合、前記抽出された拠点を除く他の拠点に位置するサーバに自装置の接続先を自律的に切り換える手段と
を有する他拠点の地震発生検出装置。 - 高度利用者向けの緊急地震速報を受信する受信部と、
ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する第1の記憶領域と、
前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、前記第1の記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出する解析部と、
算出された予測震度と到達予測時刻を各拠点に対応付けて格納する第2の記憶領域と、
各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力する手段と、
自拠点に位置するサーバがメインサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれるとき、自拠点に位置するサーバの設定をメインサーバからサブサーバに自律的に切り換え、
自拠点に位置するサーバがサブサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれていないとき、かつ、自拠点の優先順位がサブサーバのうちで最高位のとき、自拠点に位置するサーバの設定をサブサーバからメインサーバに自律的に切り換える手段と
を有する他拠点の地震発生検出装置。 - 請求項1又は2に記載の他拠点の地震発生検出装置において、
少なくとも1つ以上の他の拠点の予測震度と到達予測時刻を通知メディア機器に通知する手段を有する
ことを特徴とする他拠点の地震発生検出装置。 - 高度利用者向けの緊急地震速報を受信部で受信するステップと、
前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出するステップと、
各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力するステップと、
前記抽出された拠点のサーバが、クライアント端末たる自装置の接続先である場合、前記抽出された拠点を除く他の拠点に位置するサーバに自装置の接続を自律的に切り換えるステップと
を有する他拠点の地震発生検出方法。 - 高度利用者向けの緊急地震速報を受信部で受信するステップと、
前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出するステップと、
各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力するステップと、
自拠点に位置するサーバがメインサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれるとき、自拠点に位置するサーバの設定をメインサーバからサブサーバに自律的に切り換えるステップと、
自拠点に位置するサーバがサブサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれていないとき、かつ、自拠点の優先順位がサブサーバのうちで最高位のとき、自拠点に位置するサーバの設定をサブサーバからメインサーバに自律的に切り換えるステップと
を有する他拠点の地震発生検出方法。 - 請求項4又は5に記載の他拠点の地震発生検出方法において、
少なくとも1つ以上の他の拠点の予測震度と到達予測時刻を通知メディア機器に通知するステップを有する
ことを特徴とする他拠点の地震発生検出方法。 - 高度利用者向けの緊急地震速報の受信端末として機能するコンピュータに、
高度利用者向けの緊急地震速報を受信部で受信するステップと、
前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出するステップと、
各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力するステップと、
前記抽出された拠点のサーバが、クライアント端末たる前記コンピュータの接続先である場合、他の拠点に位置するサーバに前記コンピュータの接続を自律的に切り換えるステップと
を実行させる他拠点の地震発生検出プログラム。 - 高度利用者向けの緊急地震速報の受信端末として機能するコンピュータに、
高度利用者向けの緊急地震速報を受信部で受信するステップと、
前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出するステップと、
各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力するステップと、
自拠点に位置するサーバがメインサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれるとき、自拠点に位置するサーバの設定をメインサーバからサブサーバに自律的に切り換えるステップと、
自拠点に位置するサーバがサブサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれていないとき、かつ、自拠点の優先順位がサブサーバのうちで最高位のとき、自拠点に位置するサーバの設定をサブサーバからメインサーバに自律的に切り換えるステップと
を実行させる他拠点の地震発生検出プログラム。 - 請求項7又は8に記載の他拠点の地震発生検出プログラムにおいて、
少なくとも1つ以上の他の拠点の予測震度と到達予測時刻を通知メディア機器に通知するステップを有する
ことを特徴とする他拠点の地震発生検出プログラム。 - メインサーバと1つ又は複数のサブサーバとで構成されるサーバシステムにおいて、
前記サーバに対するクライアント端末は、
高度利用者向けの緊急地震速報を受信する受信部と、
ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する第1の記憶領域と、
前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、前記第1の記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出する解析部と、
算出された予測震度と到達予測時刻を前記少なくとも1つ以上の各拠点に対応付けて格納する第2の記憶領域と、
各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力する手段と、
前記抽出された拠点のサーバが自装置の接続先である場合、前記抽出された拠点を除く他の拠点に位置するサーバに自装置の接続先を自律的に切り換える手段と
を有するサーバシステム。 - メインサーバと1つ又は複数のサブサーバとで構成されるサーバシステムにおいて、
各サーバの管理装置は、
高度利用者向けの緊急地震速報を受信する受信部と、
ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する第1の記憶領域と、
前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、前記第1の記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出する解析部と、
算出された予測震度と到達予測時刻を各拠点に対応付けて格納する第2の記憶領域と、
各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力する手段と、
自拠点に位置するサーバがメインサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれるとき、自拠点に位置するサーバの設定をメインサーバからサブサーバに自律的に切り換え、自拠点に位置するサーバがサブサーバに設定されており、かつ、自
拠点が前記抽出された拠点に含まれていないとき、かつ、自拠点の優先順位がサブサーバのうちで最高位のとき、自拠点に位置するサーバの設定をサブサーバからメインサーバに自律的に切り換える手段と
を有するサーバシステム。
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