JP5570371B2 - 他拠点の地震発生検出装置、方法及びプログラム並びにサーバシステム - Google Patents

他拠点の地震発生検出装置、方法及びプログラム並びにサーバシステム Download PDF

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Description

本発明は、複数の拠点を有するユーザが、緊急地震速報の受信地点とは異なる他の拠点の地震の発生をリアルタイムに検出し、迅速な初動対応の実行を可能とする技術に関する。
気象庁等による緊急地震速報の配信開始に伴い、当該速報を利用したソリューション・サービスが多くの企業・組織等で導入されている。ここで、緊急地震速報とは、主要動(s波)の到達前に地震の発生を速報するものであり、一般向け速報と高度利用者向け速報に分類される。一般向けの速報は、複数地点の観測波から最大震度が所定の震度(5弱)以上と予測された場合に警報として発表されるのに対し、高度利用者向けの速報は、震源地において所定の震度(3)以上又は所定のマグニチュード(3.5)以上と予想された場合に予報として発表されることになっており、専用の受信端末などで、受信地点の予測震度や主要動到達予測時刻などを表示する等に利用されている。以下では、高度利用者向けの速報を利用するソリューション・サービスについて言及する。なお、高度利用者向けの速報の受信には、それぞれ専用の受信端末が必要とされる。
現在採用されている高度利用者向け緊急地震速報のソリューション・サービスは、基本的に、緊急地震速報を受信した各地点(ソリューション・サービスの提供を受ける場所)の受信端末において当該地点の予測震度と到達予測時刻を解析し、解析結果を端末装置の周辺のユーザや既存施設等の制御装置に通知するものである。すなわち、緊急地震速報の受信地点と通知範囲が一対一に対応している。
前述の通り、既存のソリューション・サービスの提供範囲は、高度利用者向け緊急地震速報(以下「緊急地震速報」という。)の受信地点に限定されている。このため、各地に複数の拠点を持つ企業・組織の担当者等が、各拠点に被害をもたらす可能性のある地震の発生を知ろうとすると、インターネット、テレビ放送、ラジオ放送のように広域を対象としたメディアに頼る必要があった。
しかし、メディアを通じて提供される情報は比較的広い範囲を対象とした情報であり、個々の拠点(緯度経度で特定される地点)に関する詳細な情報は提供しない。このため、メディアの情報に頼る方法は、各拠点における被害状況の把握の遅れを招き、本部による初動対応が迅速に行えない一因になっている。
このため、各地に拠点を持つ企業・組織では、地震発生時にリアルタイムで各拠点の被害状況を把握できるソリューション・サービスの実用化を強く望んでいる。事実、企業・組織の経営者等は、地震発生による被害発生を防げなかったとしても、できるだけ早く活動拠点を復旧し、被害を最小限に抑えたいと考えるものであり、被災した活動拠点の従業員も自分達が先ずどのように行動すれば良いかを、できるだけ早く知りたいと考えるものである。
このような要請がある中で、緊急地震速報の受信地点とは異なる他の活動拠点の震度を地震発生後にしか知ることができないことは、活動拠点を各地に持つ企業・組織等における地震発生時のリアルタイム連携において意味を成さないといえる。
そこで、発明者らは、かかる要請に鑑み、複数の活動拠点を持つ企業・組織等における地震発生時の活動拠点間のリアルタイム連携を可能とする仕組みの実現を検討した。
前述した課題を鋭意研究した結果、発明者らは、緊急地震速報を受信する受信装置内において、当該受信地点だけでなくユーザの他の拠点の予測地震情報(予測震度及び到達予測時刻等)をも算出し、その算出結果を受信地点に所在しているユーザにリアルタイムで通知し又はシステムの制御に活用する仕組みを想到するに至った。
すなわち、高度利用者向けの緊急地震速報を受信する受信部と、ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、少なくとも1つ以上の自拠点とは異なる他の拠点の位置情報を格納する第1の記憶領域と、緊急地震速報を解析し、第1の記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出する解析部と、算出された予測震度と到達予測時刻を各拠点に対応付けて格納する第2の記憶領域とを有する他拠点の地震発生検出装置を提案する。
また、当該他拠点の地震発生検出装置を実現する方法及びプログラムと、検出結果に基づいてサーバ間の役割を自律的に切り換えることができるサーバシステムを提案する。
本発明によれば、緊急受信速報を受信するユーザの任意の活動拠点において他の活動拠点の地震情報(予測震度、到達予測時刻等)をリアルタイムで把握することが可能となり、被害が予測される活動拠点への初動対応の迅速な実行を支援することが可能になる。
事前に登録された他拠点における地震の発生を予測的に通知するシステムの概略的な構成を示す図である。 コンピュータの内部構成の概略を示す図である。 地震発生検出プログラムの機能ブロック構成を示す図である。 拠点マッピング情報のデータ構造例を示す図である。 地震情報格納部のデータ構造例を示す図である。 緊急地震速報受信時の処理動作の流れを説明する図である(形態例1)。 事前に登録された他拠点における地震の発生を予測的に検出し、接続先のサーバを自動的に切り換えるシステムの概略的な構成を示す図である。 緊急地震速報受信時の処理動作の流れを説明する図である(形態例2)。 事前に登録された他拠点における地震の発生を予測的に検出し、メインサーバとサブサーバの設定を自動的に切り換えるシステムの概略的な構成を示す図である。 緊急地震速報受信時の処理動作の流れを説明する図である(形態例3−1)。 緊急地震速報受信時の処理動作の流れを説明する図である(形態例3−2)。
以下、図面に基づいて、発明の実施に好適な形態例を説明する。なお、後述する形態例はいずれも一例であり、本発明には、本明細書に記載する任意の機能を組み合わせたもの、本明細書に記載する一部の機能を周知技術で置換したもの、本明細書に記載する機能に周知技術を追加したものも含まれる。また、後述の説明においては、本発明に係る機能が、計算機(コンピュータ)上で実行されるプログラムを通じて実現されるものとして説明するが、当該プログラムの一部又は全部をハードウェア(例えば処理ボード)により実現しても良い。
(形態例1)
本形態例では、あるユーザの本社に設置されたコンピュータにおいて、本社以外の活動拠点における地震の大きさを緊急地震速報に基づいて予測し、担当者にリアルタイムで通知する使用形態を想定する。なお、この形態例におけるユーザとは、緊急地震速報の最終ユーザを想定し、緊急地震速報に基づいた予報業務を提供する事業者や当該事業者から受信した予報を配信する事業者については含まれないものとする。ただし、緊急地震速報に対するソリューション・サービスとして特定のユーザ向けに当該ユーザの活動拠点の地震情報をピンポイントで予測して伝達又は配信する業務を行う事業者については、当該最終ユーザに対するサービスの提供に関する限りにおいて最終ユーザと同様に考えるものとする。
(1)システム構成の概略
図1に、本形態例が想定する登録他拠点の地震発生検出システムの概念的な構成例を示す。当該システムは、気象庁101と、緊急地震速報S1を配信する配信サーバ102と、インターネット回線網などのネットワーク103と、あるユーザの本社に設置されたコンピュータ104と、コンピュータ104から地震情報の通知を受ける各種の通知メディア機器で構成される通知メディアグループ105とで構成されている。
コンピュータ104は、緊急地震速報S1のいわゆる受信端末として機能する。コンピュータ104は、ユーザの所有でも、事業者から貸与されたものでも良い。いずれにしても、コンピュータ104には、プログラムの一部として、発明者らが発明した他拠点の地震発生をも予測的にリアルタイムで検出できるプログラムが格納され、実行されているものとする。また、図1の場合、通知メディアグループ105を構成する通知メディア機器の一例として、表示ボード(いわゆるディスプレイ装置)105Aやスピーカー105Bを描いている。
当該システムにおける凡その信号の流れは以下のようになる。まず、気象庁101が、全国に設置されている地震計で地震を検知する。気象庁101は、地震計で地震が観測されるたび、予測の精度が安定するまで、第1報から順番に第2報、第3報…と緊急地震速報S1を発表する。この緊急地震速報には、地震が発生した時刻、地震の規模(マグニチュード)、地震を検知した地点の緯度、経度などが含まれる。なお、後発の緊急地震速報ほど予測に用いる観測点が増えるため精度は上がっていく。
配信サーバ102は、気象庁101から発表された緊急地震速報S1を受信すると、インターネット回線網等のネットワーク103を通じ、コンピュータ104へ配信する。すなわち、緊急地震速報を中継する。
コンピュータ104は、配信サーバ102から緊急地震速報S1として取得した震源地の緯度、経度、地震の規模、地震発生時刻に基づいて、ユーザの個々の活動拠点における予測震度、到達予測時刻を計算する。なお、後述するように、本社を含め活動拠点の位置情報や地盤に関する情報は事前に登録されている。コンピュータ104は、予測的に計算された各活動拠点の地震情報の中から通知対象の拠点名や通知方法を通知メディアグループ105へ通知する。なお、後述するように、地震情報の通知は、登録されている全ての活動拠点である必要はなく、予め定めた基準震度よりも大きい震度が予測される活動拠点のみを抽出して通知したり、活動拠点のうちユーザの活動上重要度が高いものとして登録された活動拠点を優先的に通知するなど様々な通知形態が考えられる。
通知メディアグループ105は、コンピュータ104から受信した通知対象拠点について地震が発生することを、表示ボード105Aやスピーカー105B等を用いて担当者等に通知する。例えば表示ボード105Aを用いる場合には文字や図により、スピーカー105Bを用いる場合には音声による通知が行われる。スピーカー105Bによる音声の出力は、例えば防災管理者の居室内だけでも良いし、館内一斉放送の形態でも良い。また、通知メディアグループ105には、コンピュータ104自体の表示画面を含んでも良い。
(2)コンピュータの内部構成
図2に、コンピュータ104の内部構成を概略的に示す。コンピュータ104は、CPU201と、メモリ202と、記憶装置203とで構成される。ここで、メモリ202はROMやRAM等の半導体記憶装置であり、記憶装置203はハードディスク装置などの大容量の記憶装置である。記憶装置203には、各種のアプリケーションソフトウェアやオペレーションシステムが格納されている。アプリケーションソフトウェアの一つとして、ユーザが事前に登録した複数の活動拠点に関する地震の発生を一括して検出し、緊急地震速報の受信時にリアルタイムに通知するプログラムも格納されている。図2においては、緊急地震速報に基づいて動作するプログラムを構成する基本機能として、緊急地震速報受信・解析部204と、アダプタ部205と、地震情報通知部206とを表している。
緊急地震速報受信・解析部204は、配信サーバ102から受信した緊急地震速報と、アダプタ部205から渡される拠点情報とを用い、各活動拠点の予測震度と到達予測時刻を計算し、アダプタ部205に計算した値を返す機能を提供する。
アダプタ部205は、緊急地震速報受信・解析部204から取得した各拠点の予測震度、到達予測時刻に基づいて通知対象拠点を抽出し、抽出結果を地震情報通知部206に渡す機能を提供する。この形態例の場合、予測された震度が判定基準値(しきい値)よりも大きい拠点だけを通知対象拠点とする。従って、この形態例においては、予測震度が判定基準値(しきい値)よりも小さい場合、基本的な地震情報通知部206に抽出結果は渡さない。
地震情報通知部206は、アダプタ部205から通知を受けた通知対象拠点の予測震度や到達予測時刻に基づいて、ケーブル等で接続された通知メディア機器に地震の発生を通知する。通知メディア機器への地震の発生の通知は、各機器に応じた信号フォーマットに従って実行される。
(3)地震発生検出プログラムの機能ブロック構成
図3に、他拠点の地震発生検出プログラムの機能ブロック構成の概略を示す。当該プログラムは、緊急地震速報受信・解析部204と、アダプタ部205と、地震情報通知部206と、拠点マッピング情報301と、地震情報格納部302とで構成されるシステムとして機能する。この形態例の場合、拠点マッピング情報301は、アダプタ部205の一部として構成される。もっとも、拠点マッピング情報301は、データファイルとして記憶装置203の記憶領域の一部に格納されていても良い。また、地震情報格納部302についても、アダプタ部205又は地震情報通知部206の一部として構成されていても良い。
緊急地震速報受信・解析部204は、配信サーバ102から緊急地震速報を受信すると、アダプタ部205に、緊急地震速報を受信したことを知らせる。
アダプタ部205は、緊急地震速報受信・解析部204が緊急地震速報を受信したことを検知すると、拠点マッピング情報301に登録されている活動拠点の情報(拠点情報)を1拠点ずつ読み出して緊急地震速報受信・解析部204に渡す。ここで、拠点情報は、各活動拠点の緯度、経度、地盤増幅率である。
緊急地震速報受信・解析部204は、拠点情報がアダプタ部205から与えられるたび、当該拠点についての予測震度と到達予測時刻を計算し、その計算結果をアダプタ部205に出力する。
アダプタ部205は、各活動拠点に関する予測震度及び到達予測時刻が緊急地震速報受信・解析部204から与えられると、活動拠点に予測震度と到達予測時刻を対応付けて地震情報格納部302に格納する。アダプタ部205は、地震情報格納部302に格納のあった拠点情報のうち事前に設定された震度以上の拠点に関する地震情報だけを抽出し、地震情報通知部206に通知する。
地震情報通知部206は、通知を受けた地震情報を通知メディアグループ105に出力する。
(4)拠点マッピング情報のデータ構造
図4に、拠点マッピング情報301のデータ構造例を示す。図4の場合、拠点マッピング情報301は、拠点毎に一意に割り振られた拠点ID401と、各拠点の拠点名402と、住所403と、緯度404と、経度405と、地盤増幅率406とを含んでいる。これらのうち、緯度404、経度405及び地盤増幅率406は、拠点情報として緊急地震速報受信・解析部204に与えられる。勿論、本社も活動拠点の一つとして扱われる。従って、本形態例における他拠点の地震発生検出プログラムにおいても、本社に到達する主要動の予測震度と到達予測時刻の計算が可能である。
(5)地震情報格納部302
図5に、地震情報格納部302のデータ構造例を示す。図5に示すように、地震情報格納部302は、拠点ID501と、拠点名502と、予測震度503と、到達予測時刻504とを含んでいる。拠点ID501、拠点名502は、図4の拠点ID401、拠点名402と同じである。本形態例においては、地震情報格納部302と拠点マッピング情報301とを別々のデータとして表しているが、両者を結合して1つのデータテーブルとしても良い。
(6)緊急地震速報受信時の処理動作の流れ
図6に、受信端末としてのコンピュータ104が緊急地震速報を受信してから通知メディアグループ105を通じて地震の発生を通知するまでの一連の処理動作を時間の経過に従って説明する。なお、高度利用者向けの緊急地震速報の場合、予測の精度が安定するまでは、観測点が地震波を観測するたびに更新された緊急地震速報が気象庁から送信される。このため、この形態例の場合、図6に示す処理動作は、新たな緊急地震速報が受信されるたびに実行されるものとする。
(ステップS101)
まず、緊急地震速報受信・解析部204が緊急地震速報を受信する。受信した緊急地震速報には、震源として予測された場所の緯度と経度、発生日時が含まれる。
(ステップS102)
緊急地震速報受信・解析部204は、アダプタ部205から拠点マッピング情報301を1つずつ読み込む。拠点マッピング情報301には、各拠点(本社を含む。)の緯度、経度、地盤増幅率などが含まれている。
(ステップS103)
緊急地震速報受信・解析部204は、緊急地震速報で通知を受けた震源の情報(震源の位置と地震の規模(マグニチュード))と、読み込まれた拠点マッピング情報301(拠点の緯度、経度、地盤増幅率)とに基づいて、各拠点の予測震度と到達予測時刻を気象庁で定められた方法により計算する。
(ステップS104)
アダプタ部205は、各活動拠点について計算された予測震度と到達予測時刻を、緊急地震速報受信・解析部204から取得する。
(ステップS105)
アダプタ部205は、拠点毎に取得された予測震度と到達予測時刻を、地震情報格納部302に格納する。
(ステップS106)
アダプタ部205は、地震情報格納部302に全ての拠点について地震情報が格納されると又は地震情報格納部302に対する各拠点の地震情報の格納と並行して、予め定めた判定基準値(しきい値)以上の予測震度を有する拠点を抽出する。抽出結果は、例えば通知対象情報として別途専用の記憶領域に格納しても良いし、地震情報格納部302に抽出用のチェック欄を設け、当該チェック欄に抽出されたことを示すマークを追加的に記録しても良い。または、判定基準時以上の予測震度を有する拠点が抽出されるたび、当該拠点の予測震度と到達予測時刻を地震情報通知部206に出力しても良い。
(ステップS107)
地震情報通知部206は、アダプタ部205から取得した大きな震度が予測される拠点と、その予測震度及び到達予測時刻を出力先の通知メディア機器に応じた信号形式で出力する。現在のソリューション・サービスでは本社の予測震度と到達予測時刻しか出力されないが、この形態例の場合には、本社以外の拠点も含めて大きな震度が予測される拠点個々の予測震度と到達予測時刻がリアルタイムで出力される。
(7)まとめ
以上説明したように、本形態例に係る地震発生検出プログラムを用いれば、緊急地震速報を受信した受信端末の設置場所(本社)だけでなく、当該ユーザについて予め登録されている他の活動拠点も含めて判定基準値以上の震度が予測される地点の予測震度と到達予測時刻をリアルタイムに検出することができる。この結果、本社の担当者は、大きな震度が予想される活動拠点と予想される被害の状況をリアルタイムに把握することができる。
これにより、地震発生直後の混乱状況においても、本社から被災拠点への行動指示を迅速に行うことができる。また、被災拠点に近隣する被害の少ない活動拠点に対し、被災拠点への支援指示を出すことも可能になる。すなわち、適切な初動対応の迅速な実施を支援することができる。この拠点間のリアルタイム連携の実現により、地震発生時における損害の軽減と、事業の早期復旧に役立てることができる。
なお、本形態例の場合には、本社に設置される緊急地震速報の受信端末として機能するコンピュータ104に、他の拠点の地震発生を検出するプログラムを実装する場合について説明したが、全ての拠点又は主要な拠点に設置される緊急地震速報の受信端末として機能するコンピュータ104に同様のプログラムを実装しても良い。このように、複数の拠点に形態例に係るプログラムを実装することにより、本社等が大きな被害を受けた場合にも他の拠点から初動対応を開始することが可能になる。
(形態例2)
本形態例では、形態例1で説明した地震発生検出プログラムの検出結果をシステム制御に応用する場合について説明する。具体的には、接続先のサーバの被害をクライアント端末側で予測し、自動的に接続先を切り換える機能について説明する。
(1)システム構成の概略
図7に、本形態例が想定する登録他拠点の地震発生検出システムの概念的な構成例を示す。なお、図7には図1との対応部分に同一符号を付して説明する。
当該システムは、気象庁101と、緊急地震速報S1を配信する配信サーバ102と、インターネット回線網などのネットワーク103と、コンピュータ701と、サーバA702と、サーバB703で構成されている。図7は、サーバが2台の場合を表しているが、サーバは3台以上存在しても良い。
図7におけるコンピュータ701も、緊急地震速報S1のいわゆる受信端末として機能する。また、形態例1の場合と同様、コンピュータ701は、ユーザの所有でも事業者から貸与されたものでも良い。コンピュータ701の基本構成は図2と同じであり、記憶装置203には、緊急地震速報に基づいて動作するプログラムとして、緊急地震速報受信・解析部204と、アダプタ部205と、地震情報通知部206を有している。この形態例の場合、アダプタ部205と地震情報通知部206の機能の一部が形態例1と異なっている。
(2)緊急地震速報受信時の処理動作の流れ
図8に、受信端末としてのコンピュータ701が緊急地震速報を受信してから接続するサーバが自動的に切り換えられるまでの一連の処理動作を時間の経過に従って説明する。なお、図8には図6と対応する部分に同一符号を付して表している。
(ステップS101−S106)
これらのステップについては、緊急地震速報受信・解析部204もアダプタ部205も形態例1と同じ動作を実行する。すなわち、拠点マッピング情報301に登録されているユーザの複数の拠点のうち、判定基準値(しきい値)以上の予測震度を有する拠点が抽出される。
(ステップS201)
この形態例の場合、アダプタ部205は、ステップS106で抽出された拠点のサーバにコンピュータ701が接続中か否かを判定する。すなわち、大きな震度が予測され、被害を受ける可能性が高い拠点のサーバに接続中か否かが判定される。アダプタ部205は、接続中のサーバの拠点がステップS106で抽出された拠点に含まれる場合にのみ次のステップS202を実行する。
(ステップS202)
ステップS202に進んだアダプタ部205は、コンピュータ701の接続先を現在のサーバから他のサーバに切り換える設定を実行する。例えば図7の場合、コンピュータ701の接続先をサーバA702からサーバB703に切り換える。サーバの切り換え先の決定に際しては、ステップS106で抽出された拠点との照合処理を事前に実行することが望ましい。切り替え先のサーバの位置する拠点においても大きな被害が予測される場合には、切り換え先として不適切であるためである。また、切り換え可能なサーバの位置する全ての拠点がステップS106で抽出された拠点に含まれる場合には、もっとも予測震度が小さい拠点のサーバを接続先と判断しても良い。
(ステップS203)
地震情報通知部206は、アダプタ部205から取得した接続サーバの切り換え設定に基づいてコンピュータ701のCPU201に接続先の切り替えを通知する。
(3)まとめ
以上説明したように、本形態例に係る地震発生検出プログラムを用いれば、コンピュータ701の接続先を自動的に切り換えられるため、コンピュータ701の操作者に接続先のサーバの切り替えを意識させることなく業務の継続性を確保できる。なお、図7の場合には、受信端末として機能するコンピュータとサーバに接続するコンピュータとが同じであるが、受信端末として機能するコンピュータとサーバに接続するコンピュータとは別でも良い。
なお、この形態例の場合には、接続先の切り替えに絞って説明しているが、形態例1の場合と同様に、大きな震度が予測される他拠点を通知することもできる。
(形態例3)
本形態例においても、形態例1で説明した地震発生検出プログラムの検出結果をシステム制御に応用する場合について説明する。具体的には、メインサーバの被害が予測される場合に、メインサーバとサブサーバのそれぞれが互いのシステム内における役割を自律的に切り換える機能について説明する。
(1)システム構成の概略
図9に、本形態例が想定する登録他拠点の地震発生検出システムの概念的な構成例を示す。なお、図9には図1との対応部分に同一符号を付して説明する。
当該システムは、気象庁101と、緊急地震速報S1を配信する配信サーバ102と、インターネット回線網などのネットワーク103と、コンピュータ901、902と、メインサーバとして機能しているサーバA903と、サブサーバとして機能しているサーバB904で構成されている。図9の場合、メインサーバとサブサーバが各1台の場合を表しているが、サブサーバとして機能するサーバB904は2台以上存在しても良い。
図9におけるコンピュータ901とコンピュータ902も、緊急地震速報S1のいわゆる受信端末として機能する。この形態例の場合、コンピュータ901はサーバA903と同じ拠点に位置し、コンピュータ902はサーバB904と同じ拠点に位置しているものとする。また、形態例1の場合と同様、コンピュータ901及び902は、ユーザの所有でも事業者から貸与されたものでも良い。また、コンピュータ901及び902の基本構成は図2と同じであり、記憶装置203には、緊急地震速報に基づいて動作するプログラムとして、緊急地震速報受信・解析部204と、アダプタ部205と、地震情報通知部206を有している。この形態例の場合、アダプタ部205と地震情報通知部206の機能の一部が形態例1と異なっている。
(2)緊急地震速報受信時の処理動作の流れ
図10及び図11に、緊急地震速報の受信端末としてのコンピュータ901及び902のそれぞれで実行されるプログラムの実行内容を示す。図10及び図11は、コンピュータ901及び902のそれぞれが、対応するサーバの機能をメインサーバからサブサーバに、サブサーバからメインサーバに自律的に切り換えるまでの一連の処理動作を表している。なお、図10には図6と対応する部分に同一符号を付して表している。
(ステップS101−S106)
これらのステップについては、緊急地震速報受信・解析部204もアダプタ部205も形態例1と同じ動作を実行する。すなわち、拠点マッピング情報301に登録されているユーザの複数の拠点のうち、判定基準値(しきい値)以上の予測震度を有する拠点が抽出される。
(ステップS301)
この形態例の場合、アダプタ部205は、ステップS106で抽出された拠点のサーバにメインサーバとサブサーバの両方又は一方の拠点が含まれるか否かを判定する。メインサーバの拠点もサブサーバの拠点も、大きな震度が予測される拠点に含まれない場合、アダプタ部205は処理を終了する。
(ステップS302)
ステップS301で、メインサーバ及びサブサーバの一方又は両方の拠点がステップS106で抽出された拠点に含まれると判定された場合、アダプタ部205は、自拠点にメインサーバが在るか否かを判定する。なお、記憶装置203には、各時点におけるメインサーバの拠点とサブサーバの拠点に関する情報が保存されているものとする。また、自拠点の情報も記憶装置203に保存されている。アダプタ部205は、これらの情報とステップS106で抽出された拠点とを照合することにより、自拠点にメインサーバが在るか否かを判定する。
(ステップS303)
自拠点にメインサーバが在る場合、アダプタ部205は、自身が動作しているコンピュータが管理しているサーバの設定をメイン設定からサブ設定に変更する。なお、この形態例の場合には、サーバが在る全ての拠点がステップS106で抽出された拠点に含まれる場合は起こり得ないものと仮定する。
(ステップS304)
ステップS302で自拠点にメインサーバが存在しないと判定された場合、アダプタ部205は、引き続き、自拠点にサブサーバが在るか否かを判定する。この判定も、ステップS302と同様の照合処理を通じて実行される。
(ステップS305)
このステップは、サブサーバが1台しか存在しない場合には無視することができる。ただし、一般には、複数台のサブサーバが存在し得るため、アダプタ部205は、S106で抽出されなかった拠点に位置するサブサーバのうちで自拠点の優先順位が最高位か否かを判定する。すなわち、自拠点がステップS106で抽出された拠点に含まれておらず、かつ、ステップS106で抽出されなった拠点にあるサーバの中で自拠点のサーバの優先順位が最高位である場合に限り、アダプタ部205はステップS306に進み、その他の場合には処理を終了する。
(ステップS306)
この場合、アダプタ部205は、自身が動作しているコンピュータが管理しているサーバの設定をサブ設定からメイン設定に変更する。
(ステップS307)
地震情報通知部206は、アダプタ部205から取得したメイン設定からサブ設定への切り換え又はサブ設定からメイン設定への切り換えに基づいてCPU201にメイン・サブ設定の切り替えを通知する。
(3)まとめ
以上説明したように、本形態例に係る地震発生検出プログラムを用いれば、メインサーバの被害が予測される場合に、被害のおそれがない拠点のサブサーバにメインサーバの役割を自律的に切り換えることができる。
なお、この形態例の場合には、接続先の切り替えに絞って説明しているが、形態例1の場合と同様に、大きな震度が予測される他拠点を通知することもできる。
204…緊急地震速報受信・解析部
205…アダプタ部
206…地震情報通知部
301…拠点マッピング情報
302…地震情報格納部
501…拠点ID
502…拠点名
503…予測震度
504…予測到達時刻

Claims (11)

  1. 高度利用者向けの緊急地震速報を受信する受信部と、
    ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点及び自拠点の位置情報を格納する第1の記憶領域と、
    前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、前記第1の記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出する解析部と、
    算出された予測震度と到達予測時刻を各拠点に対応付けて格納する第2の記憶領域と
    各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力する手段と、
    前記抽出された拠点のサーバが、クライアント端末たる自装置の接続先である場合、前記抽出された拠点を除く他の拠点に位置するサーバに自装置の接続先を自律的に切り換える手段と
    を有する他拠点の地震発生検出装置。
  2. 高度利用者向けの緊急地震速報を受信する受信部と、
    ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する第1の記憶領域と、
    前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、前記第1の記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出する解析部と、
    算出された予測震度と到達予測時刻を各拠点に対応付けて格納する第2の記憶領域と、
    各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力する手段と、
    自拠点に位置するサーバがメインサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれるとき、自拠点に位置するサーバの設定をメインサーバからサブサーバに自律的に切り換え、
    自拠点に位置するサーバがサブサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれていないとき、かつ、自拠点の優先順位がサブサーバのうちで最高位のとき、自拠点に位置するサーバの設定をサブサーバからメインサーバに自律的に切り換える手段
    を有する他拠点の地震発生検出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の他拠点の地震発生検出装置において、
    少なくとも1つ以上の他拠点の予測震度と到達予測時刻を通知メディア機器に通知する手段を有する
    ことを特徴とする他拠点の地震発生検出装置。
  4. 高度利用者向けの緊急地震速報を受信部で受信するステップと、
    前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出するステップと、
    各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力するステップと、
    前記抽出された拠点のサーバが、クライアント端末たる自装置の接続先である場合、前記抽出された拠点を除く他の拠点に位置するサーバに自装置の接続を自律的に切り換えるステップ
    を有する拠点の地震発生検出方法。
  5. 高度利用者向けの緊急地震速報を受信部で受信するステップと、
    前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出するステップと、
    各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力するステップと、
    自拠点に位置するサーバがメインサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれるとき、自拠点に位置するサーバの設定をメインサーバからサブサーバに自律的に切り換えるステップと、
    自拠点に位置するサーバがサブサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれていないとき、かつ、自拠点の優先順位がサブサーバのうちで最高位のとき、自拠点に位置するサーバの設定をサブサーバからメインサーバに自律的に切り換えるステップと
    を有する拠点の地震発生検出方法。
  6. 請求項又はに記載の他拠点の地震発生検出方法において、
    少なくとも1つ以上の他拠点の予測震度と到達予測時刻を通知メディア機器に通知するステップを有する
    ことを特徴とする他拠点の地震発生検出方法。
  7. 高度利用者向けの緊急地震速報の受信端末として機能するコンピュータに、
    高度利用者向けの緊急地震速報を受信部で受信するステップと、
    前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出するステップと、
    各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力するステップと、
    前記抽出された拠点のサーバが、クライアント端末たる前記コンピュータの接続先である場合、他の拠点に位置するサーバに前記コンピュータの接続を自律的に切り換えるステップ
    を実行させる他拠点の地震発生検出プログラム。
  8. 高度利用者向けの緊急地震速報の受信端末として機能するコンピュータに、
    高度利用者向けの緊急地震速報を受信部で受信するステップと、
    前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出するステップと、
    各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力するステップと、
    自拠点に位置するサーバがメインサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれるとき、自拠点に位置するサーバの設定をメインサーバからサブサーバに自律的に切り換えるステップと、
    自拠点に位置するサーバがサブサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれていないとき、かつ、自拠点の優先順位がサブサーバのうちで最高位のとき、自拠点に位置するサーバの設定をサブサーバからメインサーバに自律的に切り換えるステップと
    実行させる他拠点の地震発生検出プログラム。
  9. 請求項又はに記載の他拠点の地震発生検出プログラムにおいて、
    少なくとも1つ以上の他拠点の予測震度と到達予測時刻を通知メディア機器に通知するステップを有する
    ことを特徴とする他拠点の地震発生検出プログラム。
  10. メインサーバと1つ又は複数のサブサーバとで構成されるサーバシステムにおいて、
    前記サーバに対するクライアント端末は、
    高度利用者向けの緊急地震速報を受信する受信部と、
    ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、自拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する第1の記憶領域と、
    前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、前記第1の記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出する解析部と、
    算出された予測震度と到達予測時刻を前記少なくとも1つ以上の各拠点に対応付けて格納する第2の記憶領域と、
    各拠点の予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力する手段と、
    前記抽出された拠点のサーバが自装置の接続先である場合、前記抽出された拠点を除く他の拠点に位置するサーバに自装置の接続先を自律的に切り換える手段と
    を有するサーバシステム。
  11. メインサーバと1つ又は複数のサブサーバとで構成されるサーバシステムにおいて、
    各サーバの管理装置は、
    高度利用者向けの緊急地震速報を受信する受信部と、
    ユーザの複数の拠点の位置情報を格納する記憶領域であって、拠点とは異なる少なくとも1つ以上の他の拠点と自拠点の位置情報を格納する第1の記憶領域と、
    前記受信部で受信された自拠点に対する前記緊急地震速報を解析し、前記第1の記憶領域に記憶されているユーザの各拠点の予測震度及び到達予測時刻を算出する解析部と、
    算出された予測震度と到達予測時刻を各拠点に対応付けて格納する第2の記憶領域と、
    各拠点予測震度のうち判定基準値以上の震度が予想される拠点のみを抽出し、抽出された拠点の予測震度と到達予測時刻を出力する手段と、
    自拠点に位置するサーバがメインサーバに設定されており、かつ、自拠点が前記抽出された拠点に含まれるとき、自拠点に位置するサーバの設定をメインサーバからサブサーバに自律的に切り換え、自拠点に位置するサーバがサブサーバに設定されており、かつ、自
    拠点が前記抽出された拠点に含まれていないとき、かつ、自拠点の優先順位がサブサーバのうちで最高位のとき、自拠点に位置するサーバの設定をサブサーバからメインサーバに自律的に切り換える手段と
    を有するサーバシステム。
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