JP5569381B2 - 半導体装置、回路基板装置及び情報処理装置 - Google Patents

半導体装置、回路基板装置及び情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置、回路基板装置及び情報処理装置に関する。
高速メモリインタフェイス規格として、たとえば、DDR3(Double-Data-Rate3)インタフェイスのJEDEC(Joint Electron Device Engineering Council)規格(JESD79−3E)がある。このようなインタフェイスでは、出力ドライバ(以下送信部という)の送信インピーダンスや受信部の終端インピーダンスが、一定の抵抗値を基準に、その抵抗値の何倍(または何分の1)になるように規格されている。
インタフェイスを半導体で実現する場合、インタフェイスの送信インピーダンスや終端インピーダンスは、製造(プロセス)バラツキや、使用時の電源電圧、温度変化によって、大きく変動する。そのため、半導体外部に基準抵抗を接続し、その抵抗値を基準にインタフェイス回路のインピーダンス調整を行うことが知られている。
特開2008−60629号公報 特開2006−66833号公報
ところで、たとえば、伝送波形改善などのために、送信部の送信インピーダンスと受信部の終端インピーダンスを、それぞれ別々の値に設定したい場合、インピーダンス調整回路、外部基準抵抗をそれぞれ別に持つことで異なる値が設定できる。
しかしながら、その場合、回路規模が増大するという問題があった。
発明の一観点によれば、情報を送信する送信部と、情報を受信する受信部と、入力される基準電圧に応じて、前記送信部または前記受信部のインピーダンスを別々に調整するインピーダンス調整部と、前記基準電圧を生成し、前記インピーダンス調整部に供給する基準電圧生成部と、前記送信部のインピーダンス調整時か、前記受信部のインピーダンス調整時かに応じて異なる基準電圧を選択し、選択した基準電圧を前記基準電圧生成部に生成させる選択部と、を備えた半導体装置が提供される。
開示の半導体装置、回路基板装置及び情報処理装置によれば、小規模な回路で送受信に応じた最適なインピーダンス調整が行える。
第1の実施の形態の半導体装置の一例を示す図である。 回路基板装置の一実施の形態を示す図である。 送信部の回路例を示す図である。 pMOSスイッチ素子の一例を示す図である。 nMOSスイッチ素子の一例を示す図である。 保持信号生成部の一例を示す図である。 基準電圧生成部の一例を示す図である。 インピーダンス調整時の各部の信号の一例の様子を示すタイミングチャートである。 保持信号生成部の変形例を示す図である。 送信部と受信部のインピーダンスの調整機能を有した半導体装置の搭載例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の半導体装置の一例を示す図である。
半導体装置10は、たとえば、記憶装置20をコントロールするメモリコントローラ内のLSI(Large Scale Integrated circuit)チップであり、送信部11、受信部12、インピーダンス調整部13、基準電圧生成部14、選択部15を有している。
送信部11は、記憶装置20に対して、たとえば、図示しないプロセッサ装置からの情報を送信し、受信部12は、記憶装置20からの情報を受信する。
インピーダンス調整部13は、基準電圧生成部14から入力される基準電圧と、外部の基準抵抗(一端がたとえば、VSS電源と接続されている)に応じて、送信部11または受信部12のインピーダンスを別々に調整する。
基準電圧生成部14は、基準電圧を生成し、インピーダンス調整部13に供給する。
選択部15は、送信部11のインピーダンス調整時か、受信部12のインピーダンス調整時かに応じて異なる基準電圧を選択し、選択した基準電圧を基準電圧生成部14に生成させる。たとえば、選択部15は、複数の基準電圧生成用の制御信号を入力し、それらの制御信号を、送信部11のインピーダンス調整時か、受信部12のインピーダンス調整時かに応じて選択し、基準電圧生成部14に供給する。
なお、送信部11のインピーダンス調整時か、受信部12のインピーダンス調整時かは、図示しない制御部からの選択信号によって指定される(詳細は後述する)。
以下、半導体装置10の動作を説明する。
送信部11のインピーダンス調整時、選択部15において、送信部11のインピーダンス調整用の基準電圧が選択され、基準電圧生成部14は、選択された基準電圧を生成する。インピーダンス調整部13は、基準電圧生成部14で生成された基準電圧と、外部の基準抵抗21に応じて、送信部11のインピーダンスを調整する。
受信部12のインピーダンス調整時、選択部15において、受信部12のインピーダンス調整用の基準電圧が選択され、基準電圧生成部14は、選択された基準電圧を生成する。インピーダンス調整部13は、基準電圧生成部14で生成された基準電圧と、外部の基準抵抗21に応じて、受信部12のインピーダンスを調整する。インピーダンス調整部13と、その動作の詳細については後述する。
上記のように、選択部15により選択される基準電圧の値に応じて、送信部11と受信部12のインピーダンス調整を別々に行うことで、送信部11及び受信部12に異なるインピーダンスを設定でき、送受信に応じた最適なインピーダンス調整が行える。また、送信部11と受信部12のインピーダンス設定用にインピーダンス調整回路、基準抵抗をそれぞれ別に持たなくて済むので、回路規模の縮小化及びそれに伴う省電力化が期待できる。
<第2の実施の形態>
図2は、回路基板装置の一実施の形態を示す図である。
回路基板装置30は、たとえば、DDR SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などの記憶装置40を制御するメモリコントローラまたは、記憶装置40を制御する機能を有したマザーボードなどである。回路基板装置30は、図2に示すように、半導体装置31と、一端をVSS電源に接続した基準抵抗32を有している。
半導体装置31は、図1に示した半導体装置10の各機能を有し、送信部50、受信部51、制御部52、保持部53,54,55,56、セレクタ57,58,59、基準電圧生成部60、保持信号生成部61を有している。図2に示した例では、制御部52、保持部53〜56、セレクタ57,58及び保持信号生成部61が、インピーダンス調整部31aとして機能する。
送信部50は、たとえば、メモリコントローラの出力ドライバであり、CPU(Central Processing Unit)41から送られてくる送信データを、記憶装置40に送信する。送信部50は、複数のpチャネル型MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)(以下pMOSと略す)を有したスイッチ素子と、複数のnチャネル型MOSFET(以下nMOSと略す)を有したスイッチ素子を有する。
受信部51は、記憶装置40からデータを受信し、たとえば、CPU41に受信データとして通知する。受信部51は、終端抵抗として、送信部50と同様に、たとえば、複数のpMOSを有したスイッチ素子と、複数のnMOSを有したスイッチ素子を有している。
制御部52は、送信部50のインピーダンス調整時か受信部51のインピーダンス調整時かを示す選択信号をセレクタ57〜59に出力する。制御部52は、たとえば、クロック信号に応じて、一定期間ごとに、送信部50のインピーダンス調整と、受信部51のインピーダンス調整を繰り返すように、インピーダンス調整部31aの制御を行う。また、制御部52は、保持部53〜56及び保持信号生成部61に、送信部50及び受信部51のインピーダンスを調整するための、送信部50と受信部51で共通の制御信号を出力する。
本実施の形態において、制御信号は2種類ある。1つは、送信部50及び受信部51におけるスイッチ素子のpMOSの使用数を制御することで、インピーダンスを調整する制御信号(以下pMOS制御信号という)である。もう1つは、送信部50及び受信部51におけるスイッチ素子のnMOSの使用数を制御することで、インピーダンスを調整する制御信号(以下nMOS制御信号という)である。pMOS制御信号とnMOS制御信号によって、送信部50及び受信部51のスイッチ素子において用いられるpMOSまたはnMOSの数が決まり、インピーダンスが調整される。
保持部53は、保持信号生成部61から出力される一方の保持信号(以下pMOS側の保持信号という)がセレクタ57を介して入力されると、制御部52から出力される送信部50へのpMOS制御信号を保持する。pMOS用の保持信号は、送信部50のインピーダンス調整時にセレクタ57により選択されて保持部53に入力される。これにより、保持部53に入力されるpMOS側の保持信号は、保持信号生成部61から、送信部50のインピーダンス調整用の基準電圧に応じたタイミングで出力されたものとなる。
保持部54は、保持信号生成部61から出力されるpMOS側の保持信号がセレクタ57を介して入力されると、制御部52から出力される受信部51へのpMOS制御信号を保持する。pMOS用の保持信号は、受信部51のインピーダンス調整時にセレクタ57により選択されて保持部54に入力される。これにより、保持部54に入力されるpMOS側の保持信号は、保持信号生成部61から、受信部51のインピーダンス調整用の基準電圧に応じたタイミングで出力されたものとなる。
保持部55は、保持信号生成部61から出力される他方の保持信号(以下nMOS側の保持信号という)がセレクタ58を介して入力されると、制御部52から出力される受信部51へのnMOS制御信号を保持する。nMOS用の保持信号は、受信部51のインピーダンス調整時にセレクタ58により選択されて保持部55に入力される。これにより、保持部55に入力されるnMOS側の保持信号は、保持信号生成部61から、受信部51のインピーダンス調整用の基準電圧に応じたタイミングで出力されたものとなる。
保持部56は、保持信号生成部61から出力されるnMOS側の保持信号がセレクタ58を介して入力されると、制御部52から出力される送信部50へのnMOS制御信号を保持する。nMOS用の保持信号は、送信部50のインピーダンス調整時にセレクタ58により選択されて保持部56に入力される。これにより、保持部56に入力されるnMOS側の保持信号は、保持信号生成部61から、送信部50のインピーダンス調整用の基準電圧に応じたタイミングで出力されたものとなる。
保持部53〜56は、たとえば、フリップフロップなどで実現される。
セレクタ57は、送信部50のインピーダンス調整時か、受信部51のインピーダンス調整時かに応じて、保持信号生成部61から出力されるpMOS側の保持信号を、保持部53または保持部54の何れかに出力する。
セレクタ58は、送信部50のインピーダンス調整時か、受信部51のインピーダンス調整時かに応じて、保持信号生成部61から出力されるnMOS側の保持信号を、保持部55または保持部56の何れかに出力する。
セレクタ59は、送信部50のインピーダンス調整時か、受信部51のインピーダンス調整時かに応じて、たとえば、CPU41から供給される、2種類の基準電圧生成用の制御信号の何れかを選択し、基準電圧生成部60に供給する。
セレクタ57〜59では、たとえば、制御部52からの選択信号により、送信部50のインピーダンス調整時か、受信部51のインピーダンス調整時かが指定される。
基準電圧生成部60は、セレクタ59で選択された制御信号に応じた基準電圧を生成する。
保持信号生成部61は、制御部52からpMOS制御信号及びnMOS制御信号を入力する。そして、保持信号生成部61は、pMOS制御信号、nMOS制御信号、基準電圧生成部60で生成された基準電圧及び基準抵抗32を基に、pMOS側の保持信号及びnMOS側の保持信号を生成する。
以下、各部の回路例を説明する。
(送信部50の一例)
図3は、送信部の回路例を示す図である。また、図4は、pMOSスイッチ素子の一例、図5は、nMOSスイッチ素子の一例を示す図である。
図3に示されるように、送信部50は、たとえば、pMOSスイッチ素子50aと、nMOSスイッチ素子50bを有している。pMOSスイッチ素子50aは、図4に示されるように、たとえば、OR回路71とpMOS72を具備した複数のスイッチ素子70−1,70−2,…,70−nを有している。
OR回路71は保持部53から供給されるpMOS制御信号と、CPU41側からの送信データを入力する。OR回路71の出力端子は、pMOS72のゲートに接続されている。pMOS72の一方の入出力端子はVDD電源と接続されており、他方の入出力端子(スイッチ素子70−1〜70−nの出力端子)は、記憶装置40とnMOSスイッチ素子50bに接続されている。
各スイッチ素子70−1〜70−nへは、別々にpMOS制御信号が供給され、スイッチ素子70−1〜70−nは、個々に制御される。CPU41側からの送信データは、各スイッチ素子70−1〜70−nに共通のものが入力される。また、各スイッチ素子70−1〜70−nの出力端子は共通に接続されている。
たとえば、“1”のpMOS制御信号がスイッチ素子70−1のOR回路71に入力されている場合、OR回路71は送信データの値に係わらず、“1”を出力する。これにより、pMOS72は送信データの値に係わらず、オフ状態となる。つまり、“1”のpMOS制御信号が入力されるスイッチ素子は無効状態となり、用いられない。
一方、“0”のpMOS制御信号がスイッチ素子70−1のOR回路71に入力されている場合、OR回路71は送信データが“0”の場合は、“0”を出力する。この場合、pMOS72はオン状態となる。送信データが“1”の場合、OR回路71は“1”を出力し、pMOS72はオフ状態となる。
nMOSスイッチ素子50bは、図5に示されるように、AND回路81とnMOS82を具備した複数のスイッチ素子80−1,80−2,…,80−nを有している。
AND回路81は保持部56から供給されるnMOS制御信号と、CPU41側からの送信データを入力する。AND回路81の出力端子は、nMOS82のゲートに接続されている。nMOS82の一方の入出力端子はVSS電源と接続されており、他方の入出力端子(スイッチ素子80−1〜80−nの出力端子)は、記憶装置40とpMOSスイッチ素子50aに接続されている。
各スイッチ素子80−1〜80−nへは、別々にnMOS制御信号が供給され、スイッチ素子80−1〜80−nは、個々に制御される。CPU41側からの送信データは、各スイッチ素子80−1〜80−nに共通のものが入力される。
たとえば、“0”のnMOS制御信号がスイッチ素子80−1のAND回路81に入力されている場合、AND回路81は送信データの値に係わらず、“0”を出力する。これにより、nMOS82は送信データの値に係わらず、オフ状態となる。つまり、“0”のnMOS制御信号が入力されるスイッチ素子は無効状態となり、用いられない。
一方、“1”のnMOS制御信号がスイッチ素子80−1のAND回路81に入力されている場合、AND回路81は送信データが“0”の場合は、“0”を出力する。この場合、nMOS82はオフ状態となる。送信データが“1”の場合、AND回路81は“1”を出力し、nMOS82はオン状態となる。
pMOS制御信号、nMOS制御信号により、スイッチ素子70−1〜70−n、80−1〜80−nの使用数を調整することによって、インピーダンスが調整される。
以下では、pMOSスイッチ素子50aにおいては、“0”のpMOS制御信号が入力されるスイッチ素子のpMOSが全てオンのときのインピーダンスを、pMOSスイッチ素子50aに設定する基準のインピーダンスとする。また、nMOSスイッチ素子50bにおいては、“1”のnMOS制御信号が入力されるスイッチ素子のnMOSが全てオンのときのインピーダンスを、nMOSスイッチ素子50bに設定する基準のインピーダンスとする。
受信部51についても、送信部50と同様の回路を有する。
(保持信号生成部61の一例)
図6は、保持信号生成部の一例を示す図である。
保持信号生成部61は、pMOSスイッチ素子90,91、nMOSスイッチ素子92、コンパレータ93,94、抵抗95a,95bを有している。
pMOSスイッチ素子90,91は、たとえば、図4に示したpMOSスイッチ素子50aと同様の回路により実現される。ただし、pMOSスイッチ素子90,91は、CPU41側から送信データを入力する代わりに、VSS電源によるロウレベルの信号(送信データの“0”に対応)を入力している。pMOSスイッチ素子90,91のインピーダンスは、制御部52からのpMOS制御信号に応じてオン状態となるpMOSの数が調整されることによって変化する。このインピーダンスは、同じpMOS制御信号の状態における送信部50または受信部51のpMOSスイッチ素子50aの基準のインピーダンスと等しい。
nMOSスイッチ素子92は、たとえば、図5に示したnMOSスイッチ素子50bと同様の回路により実現される。ただし、CPU41側から送信データを入力する代わりに、VDD電源によるハイレベルの信号(送信データの“1”に対応)を入力している。nMOSスイッチ素子92のインピーダンスは、制御部52からのnMOS制御信号に応じてオン状態となるnMOSの数が調整されることによって変化する。このインピーダンスは、同じnMOS制御信号の状態における送信部50または受信部51のnMOSスイッチ素子50bの基準のインピーダンスと等しい。
コンパレータ93は、pMOSスイッチ素子90と基準抵抗32の間の中点電位と、基準電圧生成部60で生成される基準電圧とを比較し、比較結果に応じたタイミングでpMOS側の保持信号を出力する。中点電位は、pMOSスイッチ素子90と、基準抵抗32との分圧比で決まる。コンパレータ93は、たとえば、中点電位が基準電圧に一致したタイミングで、そのときのpMOS制御信号を保持部53または保持部54に保持させるためのpMOS側の保持信号をセレクタ57に出力する。
これによって、基準電圧に応じて、pMOS制御信号が複数のタイミングで保持されるので、共通のpMOS制御信号で送信部50と受信部51に異なるインピーダンスを設定することができる。
基準電圧は、送信部50または受信部51のpMOSスイッチ素子50aとnMOSスイッチ素子50bに設定するインピーダンスと同じ値が、pMOSスイッチ素子90に得られたとき、コンパレータ93から保持信号が出力されるように調整されている。詳細は後述する。
コンパレータ93からの保持信号により、送信部50または受信部51のpMOSスイッチ素子50aに設定するインピーダンスが得られるpMOS制御信号が、保持部53または保持部54に保持されることになる。
コンパレータ94は、pMOSスイッチ素子91とnMOSスイッチ素子92との間の中点電位と、抵抗95a,95bの中点電位とを比較する。抵抗95a,95bは、同じ抵抗値を有する。
pMOSスイッチ素子91とnMOSスイッチ素子92との間の中点電位は、pMOSスイッチ素子91とnMOSスイッチ素子92との分圧比で決まる。抵抗95a,95bは、VDD電源とVSS電源との間に直列に接続されており、中点電位はVDD/2となる。コンパレータ94は、pMOSスイッチ素子91とnMOSスイッチ素子92との間の中点電位がVDD/2に一致したタイミングで、そのときのnMOS制御信号を保持部55または保持部56に保持させるための保持信号をセレクタ58に出力する。つまり、pMOSスイッチ素子91のインピーダンスと、nMOSスイッチ素子92のインピーダンスが一致したタイミングで、nMOS側の保持信号が出力される。
これにより、送信部50または受信部51のnMOSスイッチ素子50bに設定するインピーダンスが得られるnMOS制御信号が、保持部55または保持部56に保持されることになる。
上記のように、本実施の形態では、pMOSスイッチ素子91とnMOSスイッチ素子92のインピーダンスを一致させる。その理由としては、送信部50において、pMOSスイッチ素子50aとnMOSスイッチ素子50bのインピーダンスを等しくして、送信データとして“0”と“1”が入力された場合のインピーダンスを等しくするためである。受信部51に関しても同様である。
(基準電圧生成部60の一例)
図7は、基準電圧生成部の一例を示す図である。
基準電圧生成部60は、VDD電源とVSS電源との間に直列に接続された同じ抵抗値をもつ抵抗100,101のペアを複数有する。図7の例では、6ペア設けられているがこの数に限定されるわけではない。各ペアの中点は互いに接続されており、この中点の電位が基準電圧として保持信号生成部61に供給される。
また、抵抗100は、セレクタ59で選択された制御信号によって、抵抗100をオンするかオフするかを決定するスイッチ機能を有している。抵抗100をオンするとは、抵抗100が所望の抵抗値になることを示し、抵抗100をオフするとは、抵抗100の接続が切れる、言い換えると抵抗値が無限大になることを示すものとする。
スイッチ機能は、たとえば、nMOSやpMOSを用いることにより実現される。
抵抗101と、オンする抵抗100の分圧比によって、保持信号生成部61に供給される基準電圧が決まる。
なお、抵抗100,101は必ずしも同じ抵抗値である必要はなく、生成したい基準電圧に応じて適宜変更可能である。
(インピーダンス調整の一例)
以下、図2に示した半導体装置31による送信部50と受信部51のインピーダンス調整の一例を説明する。ここでは、例として、基準抵抗32の抵抗値が200Ωとし、送信部50にてインピーダンスの基準値として240Ω、受信部51にてインピーダンスの基準値として300Ωが得られるように調整を行う場合について説明する。なお、これらの値は一例であって、特に限定されるものではない。
送信部50にインピーダンスとして240Ωを設定する場合、図6に示した保持信号生成部61のコンパレータ93に、pMOSスイッチ素子90のインピーダンスが240Ωのときに保持信号を出力するような基準電圧が入力される。
送信部50のインピーダンス調整時の基準電圧をVref1とすると、上記の条件で240Ωを得るためのVref1は、Vref1=(200/(240+200))×VDD=(5/11)×VDDとなる。
図7に示した基準電圧生成部60では、制御信号で5つの抵抗100がオン、1つの抵抗100がオフの場合、生成される基準電圧は、(1/6/(1/5+1/6))×VDD=(5/11)×VDDとなり、上記のVref1が得られる。
そのため、たとえば、CPU41は、セレクタ59に対して、送信部50のインピーダンス調整用の制御信号として、5つの抵抗100をオン、1つの抵抗100をオフさせる6ビットの制御信号を入力する。制御部52は送信部50のインピーダンス調整時に、選択信号によってセレクタ59に上記のような制御信号を選択させることで、基準電圧生成部60は、(5/11)×VDDの基準電圧を生成するようになる。
受信部51にインピーダンスとして300Ωを設定する場合、図6に示した保持信号生成部61のコンパレータ93に、pMOSスイッチ素子90のインピーダンスが300Ωのときに保持信号を出力するような基準電圧が入力される。
受信部51のインピーダンス調整時の基準電圧をVref2とすると、上記の条件で300Ωを得るためのVref2は、Vref2=(200/(300+200))×VDD=(4/10)×VDDとなる。
図7に示した基準電圧生成部60では、制御信号で4つの抵抗100がオン、2つの抵抗100がオフの場合、生成される基準電圧は、((1/6)/(1/4+1/6))×VDD=(4/10)×VDDとなり、上記のVref2が得られる。
そのため、たとえば、CPU41は、セレクタ59に対して、受信部51のインピーダンス調整用の制御信号として、4つの抵抗100をオン、2つの抵抗100をオフさせる6ビットの制御信号を入力する。制御部52は受信部51のインピーダンス調整時に、選択信号によってセレクタ59に上記のような制御信号を選択させることで、基準電圧生成部60は、(4/10)×VDDの基準電圧を生成するようになる。
図8は、インピーダンス調整時の各部の信号の一例の様子を示すタイミングチャートである。
図8中で上から、pMOS制御信号、pMOS側の保持信号、nMOS制御信号、nMOS側の保持信号、基準電圧Vrefを示している。pMOS側の保持信号は、保持信号生成部61から出力される保持信号のうち、セレクタ57に入力されるものであり、nMOS側の制御信号は、セレクタ58に入力されるものである。
なお、pMOS制御信号は、たとえば、図4に示したスイッチ素子70−1〜70−nの各々に対して入力される複数ビットの信号であるが、図8中では、“1”であるビットの数を模式的に示している。すなわち、“1”であるビット数が少なければ、多くのスイッチ素子70−1〜70−nが用いられることになる。
同様に、nMOS制御信号は、たとえば、図5に示したスイッチ素子80−1〜80−nの各々に対して入力される複数ビットの信号であるが、図8中では、“1”であるビットの数を模式的に示している。すなわち、“1”であるビット数が多ければ、多くのスイッチ素子80−1〜80−nが用いられることになる。
また、以下の例では、保持信号生成部61のコンパレータ93は、pMOSスイッチ素子90と基準抵抗32の中点の電位が基準電圧Vrefに達した場合、ロウレベルのpMOS側の保持信号を出力するとして説明する。また、保持信号生成部61のコンパレータ94は、pMOSスイッチ素子91とnMOSスイッチ素子92のインピーダンスが一致した場合、ロウレベルのnMOS側の保持信号を出力するとして説明する。そして、保持部53〜56は、pMOS側またはnMOS側の保持信号がロウレベルに変化したときに、そのときのpMOS制御信号またはnMOS制御信号を保持するものとする。
まず、タイミングt1〜t5で行われる送信部50のインピーダンス調整を説明する。
タイミングt1〜t3では、送信部50のpMOSスイッチ素子50aのインピーダンス調整が行われる。まず、制御部52は、pMOS制御信号で“1”であるビット数を減少させていく。これにより、pMOSスイッチ素子90,91でオンするpMOSの数が増加し、pMOSスイッチ素子90,91のインピーダンスが減少していき、pMOSスイッチ素子90と基準抵抗32の中点の電位が大きくなる。中点の電位が送信部50のインピーダンス調整用に設定された基準電圧Vref1に達した場合、コンパレータ93からロウレベルのpMOS側の保持信号が出力される(タイミングt2)。
送信部50のインピーダンス調整の場合、セレクタ57は、保持部53に対して、保持信号の変化を伝える。保持部53では、このときのpMOS制御信号の状態を保持する。そして、送信部50のpMOSスイッチ素子50aでは、保持部53に保持されたpMOS制御信号によりインピーダンスの調整が行われ、たとえば、前述の例の場合、インピーダンスの基準値として240Ωが設定される。
続いて、タイミングt3〜t5では、送信部50のnMOSスイッチ素子50bのインピーダンス調整が行われる。制御部52は、保持部53に保持されたpMOS制御信号を維持したまま、nMOS制御信号で“1”であるビット数を増加させていく。これにより、nMOSスイッチ素子92でオンするnMOSの数が増加し、nMOSスイッチ素子92のインピーダンスが減少していき、pMOSスイッチ素子91とnMOSスイッチ素子92の中点の電位が小さくなる。中点の電位がVDD/2に達した場合、すなわち、pMOSスイッチ素子91とnMOSスイッチ素子92のインピーダンスの値が一致した場合、コンパレータ94からロウレベルのnMOS側の保持信号が出力される(タイミングt4)。
送信部50のインピーダンス調整の場合、セレクタ58は、保持部56に対して、保持信号の変化を伝える。保持部56では、このときのnMOS制御信号の状態を保持する。そして、送信部50のnMOSスイッチ素子50bでは、保持部56に保持されたnMOS制御信号によりインピーダンスの調整が行われ、たとえば、前述の例の場合、インピーダンスの基準値として、pMOSスイッチ素子50aと同様に240Ωが設定される。
次に、タイミングt5〜t9で行われる受信部51のインピーダンス調整を説明する。
タイミングt5〜t7では、受信部51のpMOSスイッチ素子のインピーダンス調整が行われる。制御部52は、pMOS制御信号を、たとえば、pMOSスイッチ素子90,91のpMOSを全てオフする状態に戻し、nMOS制御信号を、たとえば、nMOSスイッチ素子92のnMOSを全てオフする状態に戻す。これにより、pMOS側及びnMOS側の保持信号は、両方ハイレベルに戻る(タイミングt5)。
また、制御部52は、受信部51のインピーダンスを調整する際、セレクタ59に対して、受信部51のインピーダンス調整用の基準電圧Vref2を生成させる制御信号を選択させる旨の選択信号を供給する。これにより、基準電圧生成部60からは基準電圧Vref2が出力される。
その後、制御部52は、pMOS制御信号で“1”であるビット数を減少させていく。これにより、pMOSスイッチ素子90,91のインピーダンスが減少していき、pMOSスイッチ素子90と基準抵抗32の中点の電位が大きくなる。中点の電位が基準電圧Vref2に達した場合、コンパレータ93からロウレベルのpMOS側の保持信号が出力される(タイミングt6)。
受信部51のインピーダンス調整の場合、セレクタ57は、保持部54に対して、保持信号の変化を伝える。これにより、保持部54では、このときのpMOS制御信号の状態を保持する。そして、受信部51のpMOSスイッチ素子では、保持部54に保持されたpMOS制御信号によりインピーダンスの調整が行われ、たとえば、前述の例の場合、インピーダンスの基準値として300Ωが設定される。
続いて、タイミングt7〜t9では、受信部51のnMOSスイッチ素子のインピーダンス調整が行われる。制御部52は、保持部54に保持されたpMOS制御信号を維持したまま、nMOS制御信号で“1”であるビット数を増加させていく。nMOSスイッチ素子92のインピーダンスが減少していき、pMOSスイッチ素子91とnMOSスイッチ素子92の中点の電位が小さくなる。中点の電位がVDD/2に達した場合、すなわち、pMOSスイッチ素子91とnMOSスイッチ素子92のインピーダンスの値が一致した場合、コンパレータ94からロウレベルのnMOS側の保持信号が出力される(タイミングt8)。
受信部51のインピーダンス調整の場合、セレクタ58は、保持部55に対して、保持信号の変化を伝える。保持部55では、このときのnMOS制御信号の状態を保持する。そして、受信部51のnMOSスイッチ素子では、保持部55に保持されたnMOS制御信号によりインピーダンスの調整が行われ、たとえば、前述の例の場合、インピーダンスの基準値として、受信部51のpMOSスイッチ素子と同様に300Ωが設定される。
タイミングt9以降は、再び、送信部50側のインピーダンス調整が行われる。セレクタ59は、たとえば、制御部52の制御のもと、一定期間ごとに、基準電圧生成部60に、送信部50のインピーダンス調整用の基準電圧を生成させるか、受信部51のインピーダンス調整用の基準電圧を生成させるかを切り替える。そして、インピーダンス調整部31aは、基準電圧に応じたインピーダンス調整を一定期間ごとに繰り返し行うことで、環境の変化(たとえば、電源電圧の変化、温度変化など)に対してインピーダンスが変化したときもインピーダンスが補正される。これにより、送信部50と受信部51のインピーダンスを最適な値に維持することが可能となる。
なお、保持部53〜56に、保持したpMOS制御信号またはnMOS制御信号の平均化を行う機能を付加するようにしてもよい。これにより、複数回のインピーダンス調整結果を利用して更に安定したインピーダンスの基準値を得ることが可能となる。
以上のように、半導体装置31及び回路基板装置30は、送信部50、受信部51のどちらのインピーダンス調整時かに応じて、保持信号を送信部50用の保持部53,56か、受信部51用の保持部54,55に供給している。そして、送信部50用の保持部53,56と、受信部51用の保持部54,55とでは、共通のpMOS制御信号またはnMOS信号が保持され、インピーダンス調整が行われる。これにより、共通のpMOS制御信号及びnMOS制御信号で送信部50と受信部51のインピーダンス調整を別々に行うことができ、小さな回路規模でのインピーダンス調整が可能となっている。
また、セレクタ59により選択される基準電圧の値に応じて、送信部50と受信部51のインピーダンス調整を別々に行うことで、送信部50及び受信部51に異なるインピーダンスを設定でき、送受信に応じた最適なインピーダンス調整が行える。また、送信部50と受信部51のインピーダンス設定用にインピーダンス調整回路、基準抵抗をそれぞれ別に持たなくて済むので、回路規模の縮小化及びそれに伴う省電力化が期待できる。
なお、上記の説明では、CPU41が送信部50にデータを送出し、セレクタ59に基準電圧に応じた制御信号を送出するとしたが、これに限定されず、たとえば、メモリコントローラである回路基板装置30の図示しない制御部が上記の機能を実行してもよい。
(変形例)
図6では、基準抵抗32の一端がVSS電源に接続されている場合に対応した保持信号生成部61の一例を説明したが、基準抵抗32の一端がVDD電源に接続されている場合には、以下のような回路とすれば、同様の機能を実現できる。
図9は、保持信号生成部の変形例を示す図である。
保持信号生成部61aは、nMOSスイッチ素子110,111、pMOSスイッチ素子112、コンパレータ113,114、抵抗115a,115bを有している。
nMOSスイッチ素子110,111は、たとえば、図5に示したnMOSスイッチ素子50bと同様の回路により実現される。ただし、CPU41側から送信データを入力する代わりに、VDD電源によるハイレベルの信号を入力している。nMOSスイッチ素子110,111のインピーダンスは、制御部52からのnMOS制御信号によってオン状態となるnMOSの数が調整されることによって決まる。このインピーダンスは、同じnMOS制御信号の状態における送信部50または受信部51のnMOSスイッチ素子50bのインピーダンスと等しい。
pMOSスイッチ素子112は、たとえば、図5に示したpMOSスイッチ素子50aと同様の回路により実現される。ただし、CPU41側から送信データを入力する代わりに、VSS電源によるロウレベルの信号を入力している。pMOSスイッチ素子112のインピーダンスは、制御部52からのpMOS制御信号によってオン状態となるpMOSの数が調整されることによって決まる。このインピーダンスは、同じpMOS制御信号の状態における送信部50または受信部51のpMOSスイッチ素子50aのインピーダンスと等しい。
コンパレータ113は、nMOSスイッチ素子110と基準抵抗32の間の中点電位と、基準電圧生成部60で生成される基準電圧とを比較する。中点電位は、nMOSスイッチ素子110と、基準抵抗32との分圧比で決まる。コンパレータ113は、中点電位が基準電圧に一致したタイミングで、nMOS側の保持信号をセレクタ58に出力する。
コンパレータ114は、nMOSスイッチ素子111とpMOSスイッチ素子112との間の中点電位と、同じ抵抗値を有する抵抗115a,115bの中点電位とを比較する。nMOSスイッチ素子111とpMOSスイッチ素子112との間の中点電位は、nMOSスイッチ素子111とpMOSスイッチ素子112との分圧比で決まる。抵抗115a,115bは、VDD電源とVSS電源との間に直列に接続されており、中点電位はVDD/2となる。コンパレータ114は、nMOSスイッチ素子111とpMOSスイッチ素子112との間の中点電位がVDD/2に一致したタイミングで、pMOS側の保持信号を、セレクタ57に出力する。つまり、nMOSスイッチ素子111のインピーダンスと、pMOSスイッチ素子112のインピーダンスが一致したタイミングで、pMOS制御信号の値を保持させる保持信号が出力される。
基準抵抗32の一端がVDD電源に接続されている場合でも、上記のような保持信号生成部61aとすることで、図6に示した保持信号生成部61と同様の機能を実現することができる。
(半導体装置31の搭載例)
図10は、送信部と受信部のインピーダンスの調整機能を有した半導体装置の搭載例を示す図である。
図2に示した半導体装置31は、たとえば、図10に示されるような情報処理装置200に搭載される。情報処理装置200は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ装置201によって装置全体が制御されている。プロセッサ装置201には、バス207を介してRAM(Random Access Memory)202を制御するメモリコントローラ203や複数の周辺機器が接続されている。
RAM202は、たとえば、DDR3 SDRAM、DDR2 SDRAMなどであり、情報処理装置200の主記憶装置として使用される。RAM202には、プロセッサ装置201に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM202には、プロセッサ装置201による処理に用いる各種データが格納される。
メモリコントローラ203は、プロセッサ装置201の制御のもと、RAM202へのデータの送信、RAM202からのデータの受信を制御する。図2に示した半導体装置31は、たとえば、メモリコントローラ203に搭載されており、RAM202へデータを送信する送信部50と、RAM202からのデータを受信する受信部51のインピーダンスを調整する。
バス207に接続されている周辺機器としては、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)204、グラフィック処理装置205、入力インタフェイス206などがある。
HDD204は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込み及び読み出しを行う。HDD204は、情報処理装置200の二次記憶装置として使用される。HDD204には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、及び各種データが格納される。なお、二次記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置205には、モニタ205aが接続されている。グラフィック処理装置205は、プロセッサ装置201からの命令に従って、画像をモニタ205aの画面に表示させる。モニタ205aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェイス206には、キーボード206aとマウス206bとが接続されている。入力インタフェイス206は、キーボード206aやマウス206bから送られてくる信号をプロセッサ装置201に送信する。なお、マウス206bは、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
なお、半導体装置31を搭載したメモリコントローラ203は、プロセッサ装置201に内蔵させるようにしてもよい。
以上、実施の形態に基づき、本発明の半導体装置、回路基板装置及び情報処理装置の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
たとえば、上記の説明では、送信部50及び受信部51のインピーダンス調整用の基準電圧として2種類の基準電圧Vref1,Vref2を生成するとしたが、3種類以上としてもよい。その場合、制御部52は、送信部50及び受信部51に設定するインピーダンスに応じて、適宜、セレクタ59に対して何れの基準電圧を選択するかを指定する選択信号を送出すればよい。
10 半導体装置
11 送信部
12 受信部
13 インピーダンス調整部
14 基準電圧生成部
15 選択部
20 記憶装置
21 基準抵抗

Claims (6)

  1. 情報を送信する送信部と、
    情報を受信する受信部と、
    入力される基準電圧に応じて、前記送信部または前記受信部のインピーダンスを別々に調整するインピーダンス調整部と、
    前記基準電圧を生成し、前記インピーダンス調整部に供給する基準電圧生成部と、
    前記送信部のインピーダンス調整時か、前記受信部のインピーダンス調整時かに応じて異なる基準電圧を選択し、選択した基準電圧を前記基準電圧生成部に生成させる選択部と、を有し、
    前記インピーダンス調整部は、
    前記送信部または前記受信部のインピーダンスを調整するための、前記送信部と前記受信部で共通の制御信号を出力する制御部と、
    前記基準電圧生成部で生成される第1の基準電圧に応じたタイミングで、前記送信部のインピーダンスを調整する前記制御信号を保持する第1の保持部と、
    前記基準電圧生成部で生成される第2の基準電圧に応じたタイミングで、前記受信部のインピーダンスを調整する前記制御信号を保持する第2の保持部と、
    前記送信部のインピーダンス調整時か、前記受信部のインピーダンス調整時かに応じて、前記制御部からの前記制御信号を前記第1の保持部または前記第2の保持部の何れに保持させるか選択する選択部と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 外部の基準抵抗と接続され、前記制御部からの前記制御信号によりインピーダンスが変化されるスイッチ素子と、
    前記基準抵抗と前記スイッチ素子との中点の電位と、前記基準電圧との比較結果に応じたタイミングで、前記第1の保持部または前記第2の保持部に前記制御信号を保持させる保持信号を出力する比較部と、
    を有することを特徴とする請求項記載の半導体装置。
  3. 前記基準電圧生成部は、VDD電源とVSS電源間に直列に接続された抵抗のペアを複数有し、
    各ペアの中点は互いに接続され、
    前記各ペアの一方の抵抗が、前記選択部で選択された基準電圧に応じた制御信号により、オンまたはオフされることにより、前記中点の電位が前記基準電圧として前記インピーダンス調整部に供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記選択部は、一定期間ごとに、前記基準電圧生成部に、前記送信部のインピーダンス調整用の基準電圧を生成させるか、前記受信部のインピーダンス調整用の基準電圧を生成させるかを切り替えることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の半導体装置。
  5. 基準抵抗と、
    情報を送信する送信部と、情報を受信する受信部と、入力される基準電圧と前記基準抵抗に応じて、前記送信部または前記受信部のインピーダンスを別々に調整するインピーダンス調整部と、前記基準電圧を生成し、前記インピーダンス調整部に供給する基準電圧生成部と、前記送信部のインピーダンス調整時か、前記受信部のインピーダンス調整時かに応じて異なる基準電圧を選択し、選択した基準電圧を前記基準電圧生成部に生成させる選択部と、を具備した半導体装置と、を有し、
    前記インピーダンス調整部は、
    前記送信部または前記受信部のインピーダンスを調整するための、前記送信部と前記受信部で共通の制御信号を出力する制御部と、
    前記基準電圧生成部で生成される第1の基準電圧に応じたタイミングで、前記送信部のインピーダンスを調整する前記制御信号を保持する第1の保持部と、
    前記基準電圧生成部で生成される第2の基準電圧に応じたタイミングで、前記受信部のインピーダンスを調整する前記制御信号を保持する第2の保持部と、
    前記送信部のインピーダンス調整時か、前記受信部のインピーダンス調整時かに応じて、前記制御部からの前記制御信号を前記第1の保持部または前記第2の保持部の何れに保持させるか選択する選択部と
    を有することを特徴とする回路基板装置。
  6. 記憶装置と、
    プロセッサ装置と、
    前記プロセッサ装置からの情報を前記記憶装置へ送信する送信部と、前記記憶装置からの情報を受信する受信部と、入力される基準電圧に応じて、前記送信部または前記受信部のインピーダンスを別々に調整するインピーダンス調整部と、前記基準電圧を生成し、前記インピーダンス調整部に供給する基準電圧生成部と、前記送信部のインピーダンス調整時か、前記受信部のインピーダンス調整時かに応じて異なる基準電圧を選択し、選択した基準電圧を前記基準電圧生成部に生成させる選択部と、を具備した半導体装置と、を有し、
    前記インピーダンス調整部は、
    前記送信部または前記受信部のインピーダンスを調整するための、前記送信部と前記受信部で共通の制御信号を出力する制御部と、
    前記基準電圧生成部で生成される第1の基準電圧に応じたタイミングで、前記送信部のインピーダンスを調整する前記制御信号を保持する第1の保持部と、
    前記基準電圧生成部で生成される第2の基準電圧に応じたタイミングで、前記受信部のインピーダンスを調整する前記制御信号を保持する第2の保持部と、
    前記送信部のインピーダンス調整時か、前記受信部のインピーダンス調整時かに応じて、前記制御部からの前記制御信号を前記第1の保持部または前記第2の保持部の何れに保持させるか選択する選択部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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