JP5569272B2 - 中継システム、中継装置、及び中継方法 - Google Patents

中継システム、中継装置、及び中継方法 Download PDF

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Description

本発明は、中継システム、中継装置、及び中継方法に関する。
図1は、スイッチスタッキングを含むネットワーク構成例を示す図である。スイッチ(レイヤ2スイッチ)のスタッキングとは、複数のスイッチをスタック接続し、一つのスイッチとして見せることをいい、スイッチの仮想化ともいえる。図中(A)は物理的なネットワーク構成を示す。(A)において、四つのスイッチ(SW−A〜SW−D)は、スタックリンクL1〜L4のいずれかを介してスタック接続されている。図中(B)は、(A)の論理的なネットワーク構成を示す。(B)では、スタック接続された複数のスイッチが論理的に一つのスイッチVとして見える。この場合、ユーザーは4つのスイッチ(SW−A〜SW−D)を統合的に(一つのスイッチVとして)管理することができる。
他方において、複数の物理的なリンク(回線)をグループ化して論理的に一つのリンクとして扱うリンクアグリゲーションという技術がある。リンクアグリゲーションを利用することにより、通信帯域の向上と、冗長化による堅牢性とを確保することができる。論理的に一つのリンクとして扱われる物理的なリンクの集合をリンクアグリゲーショングループという。
複数のスイッチに対してスイッチスタッキングを適用した場合、当該複数のスイッチは論理的に一つのスイッチとして扱われる。したがって、同一のリンクアグリゲーショングループに属するリンクを複数のスイッチに跨って設定することが可能である。
図2は、スイッチスタッキングを適用したスイッチについてリンクアグリゲーションを利用した例を示す図である。
同図では、スイッチスタッキングが適用された、四つのスイッチ(SW−A〜SW−D)のうち、スイッチSW−BとスイッチSW−Cとが、それぞれ物理的には別個のリンクによってノードAと接続されている。ここで、二つのリンクについてリンクアグリゲーションを利用すると、ノードAとスイッチSW−A〜SW−Dを含む論理的な一つのスイッチ(スイッチスタック)とは、論理的に一つのリンク(リンクアグリゲーショングループG)によって接続されているものとして扱われる。
但し、同図より明らかなように、同一のリンクアグリゲーショングループGに複数のスイッチが接続されると、物理的にはネットワークのループが形成されてしまう。したがって、適切な対処がされないと、フレームのストームが発生しまう。
従来、ネットワークのループに対する対処方法として、STP(Spanning Tree Protocol)によって制御する方法や、フレームにTTL(Time to live)を含めて制御する方法等がある。
図3は、STPによって制御する方法を説明するための図である。STPでは冗長経路が適切に切断(ブロック)され、ネットワークループが形成されないように制御される。同図では、スイッチSW−AとスイッチSW−DとのそれぞれにおいてスタックリンクL4へのポートがブロックされている。
図4は、フレームにTTLを含めて制御する方法を説明するための図である。この方法では、フレームにTTLが含められ、スイッチを一つ通過するごとにTTLが減算される。TTLが0となるとフレームは廃棄される。その結果、フレームが無限にネットワーク上を流通するのが防止され、実質的にループが解消される。同図では、スイッチSW−DからSW−Aの方向にTTLが1であるフレームF1が送信された例が示されている。また、スイッチSW−DからスイッチSW−Cの方向にTTLが2であるフレームF2が送信された例が示されている。フレームF1はスイッチSW−Aより先のスタックリンクへは転送されず、フレームF2はスイッチSW−Bより先のスタックリンクへは転送されない。
特開2008−236212号公報
しかしながら、STPやTTLをリンクアグリゲーションに有効に適用するのは困難である。
すなわち、STPは、冗長経路をブロックするため、図2において同一のリンクアグリゲーショングループGに属するリンクのいずれか一方はブロックされてしまう。これでは、リンクアグリゲーションGを有効に活用することが困難である。
また、TTLを利用する場合、図5に示されるように、TTLが有効な範囲で複数の同一フレームが同一のノードに到達する可能性がある。
図5は、TTLを利用するスイッチスタックにリンクアグリゲーションが適用された場合の問題点を説明するための図である。同図では、スイッチSW−Bに対してフレームFが入力された例が示されている。スイッチSW−Bは、フレームFのフラッディングに際し、スイッチSW−Aに対してはTTLの値が1であるフレームFを出力し、スイッチSW−Cに対しては、TTLの値が2であるフレームを出力している。この場合、ノードAには、スイッチSW−BによってフラッディングされるフレームFと、スイッチSW−CによってフラッディングされるフレームFとが重複して到達してしまう。
そこで、1つの側面として、一つのノードから複数のスイッチに接続されるリンクアグリゲーションの実用性を向上させることのできる中継システム、中継装置、及び中継方法の提供を目的とする。
1つの案では、第1回線を経由してノードに接続可能な第1中継装置と、第2回線を経由して前記ノードに接続可能な第2中継装置と、を備える中継システムであって、前記第1回線と前記第2回線は、同一のリンクアグリゲーショングループに属し、前記第1中継装置は、出力ポートと宛先アドレスとの対応関係を記憶する第1記憶部と、送信元アドレスが前記第1記憶部に記録されていないフレームを前記第1回線に接続されたポートより受信した場合に、当該フレームを中継する前に、前記第2中継装置に前記送信元アドレスを通知する第1制御部と、を有し、前記第2中継装置は、出力ポートと宛先アドレスとの対応情報を記憶する第2記憶部と、前記第2回線に接続されている出力ポートと前記第1中継装置から通知された前記送信元アドレスとの対応関係を、前記第2記憶部に記憶する第2制御部と、を有する。
一つのノードから複数のスイッチに接続されるリンクアグリゲーションの実用性を向上させること。
スイッチスタッキングを含むネットワーク構成例を示す図である。 スイッチスタッキングが適用されたスイッチについてリンクアグリゲーションを利用した例を示す図である。 STPによって制御する方法を説明するための図である。 フレームにTTLを含めて制御する方法を説明するための図である。 TTLを利用するスイッチスタックにリンクアグリゲーションが適用された場合の問題点を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるネットワーク構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチの構成例を示す図である。 フィルタリング部による制御内容を説明するための第一の図である。 フィルタリング部による制御内容を説明するための第二の図である。 学習制御部による制御内容を説明するための第一の図である。 学習制御部による制御内容を説明するための第二の図である。 フレームの受信に応じて実行されるスイッチの処理手順を説明するためのフローチャートである。 学習指示フレームを受信したスイッチが実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。 中継処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 送出対象のフレームが入力されたポートが実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図6は、本発明の実施の形態におけるネットワーク構成例を示す図である。
同図において、スイッチスタック1は、スイッチSW1、SW2、及びSW3(以下、各スイッチを区別しない場合「スイッチSW」という。)を含み、論理的には一台のスイッチとして扱われる。スイッチスタック1は、中継システムの一例である。
各スイッチSWは、いわゆるレイヤ2スイッチ(又は「スイッチングハブ」とも呼ばれる。)であり、フレームを中継する中継装置の一例である。各スイッチSWは、図中において隣り合うスイッチとスタック接続されている。スイッチ間を接続する回線を以下「スタックリンク」という。同図では、スタックリンクL1〜L3が示されている。スタックリンクL3は、ネットワークの障害耐久性を向上させるための冗長経路である。その結果、スイッチSW1〜SW3においてループが形成されている。
外部ノードAは、スイッチSW1及びSW2に接続されているネットワーク機器(例えば、ルーター)である。外部ノードBは、スイッチSW2及びSW3に接続されているネットワーク機器である。すなわち、外部ノードA及びBは、それぞれ2本の回線を介してスイッチスタック1と接続されている。但し、各2本の回線は、リンクアグリゲーションの利用により論理的に1本の回線として扱われる。具体的には、リンクアグリゲーショングループGaに属する2本の回線は、論理的には1本の回線として扱われる。同様に、リンクアグリゲーショングループGbに属する2本の回線は、論路的には1本の回線として扱われる。したがって、外部ノードA及びBとスイッチスタック1とは、論理的にはそれぞれ1本の回線を介して接続されているものとして扱われる。
また、各スイッチSWには、PC(Personal Computer)等の端末Tが接続されている。例えば、スイッチSW1には、端末T1及びT2が接続されている。端末T2は、スイッチSW2にも接続されている。端末T2とスイッチSW1とを接続する回線と、端末T2とスイッチSW2とを接続する回線とは、一つのリンクアグリゲーショングループGtを構成し、論理的に1本の回線とされている。
上記において、各リンクアグリゲーショングループは、論理的に1本の回線として扱われると述べた。しかし、本実施の形態において、各リングアグリゲーショングループに属する回線の一端は、物理的にはそれぞれ異なる(別個の)スイッチSWに接続されている。具体的には、リンクアグリゲーションGaに属する一方の回線であるリンクLa1は、外部ノードAとスイッチSW1とを接続する。リンクアグリゲーションGaに属する他方の回線であるLa2は、外部ノードAとスイッチSW2とを接続する。その結果、外部ノードA、スイッチSW1、及びスイッチSW3との間で、物理的にループが形成されている。リンクアグリゲーショングループGb及びリンクアグリゲーショングループGtについても同様にループが形成されている。
図7は、本発明の実施の形態におけるスイッチの構成例を示す図である。本実施の形態において各スイッチSWは、学習制御部11、中継部12、中継DB13、及びポートP等を有する。
学習制御部11は、受信フレームに基づいて、ポートPとノードの対応関係とを学習する回路である。具体的には、学習制御部11は、受信フレームの送信元MACアドレスと受信ポート(又は出力ポート)との対応情報を中継DB13に記録する。中継DB13は、スイッチSWのメモリを用いて、ポートPとノード(MACアドレス)との対応情報を記憶する対応情報記憶手段の一例である。
学習制御部11は、更に、リンクアグリゲーショングループに属する回線を介して受信されたフレームが、当該フレームの送信元のノードに戻らないように(還流しないように)するための制御を行う。例えば、外部ノードAよりリンクLa1を介してスイッチSW1によって受信されたフレームが、リンクLa2を介してスイッチSW2より外部ノードAに対して転送されないようにするための制御が学習制御部11によって行われる。
中継部12は、スイッチSWの基本的な機能であるフレームの中継等を行う回路である。具体的には、中継部12は、受信フレームの宛先MACアドレスとポートとの対応情報が中継DB13に登録されている場合には、当該ポートより受信フレームを送出させる。中継部12は、受信フレームの宛先MACアドレスとポートとの対応情報が中継DB13に登録されていない場合には、フラッディングを行う。フラッディングとは、受信フレームの宛先が中継DB13に未登録の場合に、宛先ノードがどのポートに接続されているか分からないため、受信ポート以外の全てのポートより受信フレームを送出させることをいう。
なお、学習制御部11及び中継部12は、プログラムがスイッチSWのCPUに実行させる処理によって実現されてもよい。
ポートPは、回線が接続されるインタフェースである。各ポートPは、フラッディング抑制部14及びフィルタリング部15等を有する。
フラッディング抑制部14は、対応するポートPがフラッディング抑制状態であるか否か示す情報を管理(保持)する。例えば、フラッディング抑制部14は、例えば、ポートP内のメモリの1ビット分の記憶領域を用いて実現される。フラッディング抑制部14(当該ビット)の値がON(1)であれば、当該ポートPはフラッディング抑制状態であることを示し、フラッディング抑制部14の値がOFF(0)であれば、当該ポートPはフラッディング抑制状態ではないことを示す。フラッディング抑制状態のポートP(以下、「フラッディング抑制ポート」という。)については、送出対象のフレームは、当該ポートPに対応付けられているMACアドレスを宛先とするフレームに限定される。すなわち、フラッディング時において、フラッディング抑制ポートからはフレームは送出されない。冗長経路に接続されるポートPがフラッディング抑制状態に設定されることにより、スイッチスタック1が冗長経路を有することによるフレームのストームの発生が回避される。本実施の形態において、冗長経路は、スタックリンクL3である。したがって、スタックリンク3に接続される、スイッチSW1のポートP11とスイッチSW3のポートP32とがフラッディング抑制状態とされる。
フィルタリング部15は、スイッチスタック1とリンクアグリゲーショングループを介して接続される外部ノードに対して、同一のフレームが重複して到達しないようにするための制御を行う回路である。例えば、スイッチSW1に受信された外部ノードA宛のフレームが、リンクLa1及びリンクLa2の二つの回線を介して外部ノードAに到達しないようにするための制御がフィルタリング部15によって行われる。
フィルタリング部15について更に詳細に説明する。フィルタリング部15は、リンクアグリゲーショングループに属する回線に接続されたポートPに属するものが有効となり、それ以外のものは無効となる。無効となるとは、フィルタリング部15が存在しない状態と同じ状態となることをいう。なお、以下において、リンクアグリゲーショングループに属する回線に接続されたポートPを、「リンクアグリゲーショングループを構成するポートP」という。
同一のリンクアグリゲーショングループを構成する各ポートPのフィルタリング部15には、ブロードキャストが行われる場合にフレームの送出が許可される条件(以下、「通過条件」という。)が設定される。ブロードキャストとは、受信ポート以外のポートPよりフレームを送出することをいい、本実施の形態において、フラッディングも含まれる。通過条件は、同一のリンクアグリゲーショングループを構成する複数のポートPの中から、一つのポートPが択一的に選択されるように設定される。すなわち、通過条件は、二以上のポートPは選択されず、かつ、必ず一つのポートPが選択されるように設定される。
図8は、フィルタリング部による制御内容を説明するための第一の図である。同図において、リンクアグリゲーショングループに属する回線に接続されたポートPには、黒丸(●)又は白丸(○)が付されている。
黒丸は、受信フレームの送信元MACアドレス(SA)の最終ビットの値(SA[0])が「0」であることを通過条件とするフィルタリング部15を有するポートPであることを示す。当該通過条件をf1とすると、通過条件f1は、次のように示される。
f1:SA[0]=0
同図では、ポートP13、ポートP16、及びポートP34に対して通過条件f1が設定されている。
白丸は、受信フレームの送信元MACアドレス(SA)の最終ビットの値(SA[0])が「1」であることを通過条件とするフィルタリング部15を有するポートPであることを示す。当該通過条件をf2とすると、通過条件f2は、次のように示される。
f2:SA[0]=1
同図では、ポートP23、ポートP24、及びポートP25に対して通過条件f2が設定されている。
通過条件の設定内容をリンクアグリゲーションごとに観察する。リンクアグリゲーションGaを構成するポートPに関しては、一方のポートP13には通過条件f1が設定されている。他方のポートP23には通過条件f2が設定されている。リンクアグリゲーションGbを構成するポートPに関しては、一方のポートP24には通過条件f2が設定されている。他方のポートP34には通過条件f1が設定されている。リンクアグリゲーションGtを構成するポートPに関しては、一方のポートP16には通過条件f1が設定されている。他方のポートP25には通過条件f2が設定されている。このように、同一のリンクアグリゲーションに属する回線に接続される各ポートPに対する通過条件は、排他的又は択一的なものとなっている。
図8には、端末T1より送出され、スイッチSW1のポートP15において受信されたフレームFt1の中継経路が示されている。フレームFt1のSA[0]の値は、「0」であるとする。また、各スイッチSWは、フレームFt1の宛先MACアドレスを未学習であるとする。
フレームFt1を受信したスイッチSW1は、フレームFt1の宛先MACアドレスを未学習であるため、フレームFt1をフラッディングさせようとする。但し、ポートP11は、フラッディング抑制状態であるため、フレームFt1の送出対象から除外される。その結果、フレームFt1は、ポートP13、P12、及びP16より送出される。なお、ポートP13には、通過条件f1が設定されている。フレームFt1のSA[0]の値は「0」であるため、通過条件f1は満たされる。したがって、ポートP13は、フィルタリング部15によって送出対象から除外されない。
スイッチSW2は、ポートP12より送出されたフレームFt1を、ポートP21によって受信する。スイッチSW2は、フレームFt1の宛先MACアドレスを未学習であるため、フレームFt1をフラッディングさせようとする。但し、ポートP23、P24、及びP25には、それぞれ通過条件f2が設定されている。フレームFt1のSA[0]の値は「0」であるため、通過条件f2は満たされない。したがって、ポートP23、P24、及びP25のそれぞれのフィルタリング部15は、フレームFt1の送出を抑止する。その結果、フレームFt1は、ポートP22及びP26より送出される。
スイッチSW3は、ポートP22より送出されたフレームFt1を、ポートP31によって受信する。スイッチSW3は、フレームFt1の宛先MACアドレスを未学習であるため、フレームFt1をフラッディングさせようとする。但し、ポートP32は、フラッディング抑制状態であるため、フレームFt1の送出対象から除外される。その結果、フレームFt1は、ポートP34、P35、及びP36より送出される。なお、ポートP34には、通過条件f1が設定されている。フレームFt1のSA[0]の値は「0」であるため、通過条件f1は満たされる。したがって、ポートP34は、フィルタリング部15によって送出対象から除外されない。
また、図9は、フィルタリング部による制御内容を説明するための第二の図である。同図には、端末T2より送出され、スイッチSW1のポートP16において受信されたフレームFt2の中継経路が示されている。フレームFt2のSA[0]の値は、「1」であるとする。また、各スイッチSWは、フレームFt2の宛先MACアドレスを未学習であるとする。
フレームFt2を受信したスイッチSW1は、フレームFt2の宛先MACアドレスを未学習であるため、フレームFt2をフラッディングさせようとする。但し、ポートP11は、フラッディング抑制状態であるため、フレームFt2の送出対象から除外される。また、ポートP13には通過条件f1が設定されている。フレームFt2のSA[0]の値は「1」であるため、通過条件ft1は満たされない。したがって、ポートP13のフィルタリング部15は、フレームFt2の送出を抑止する。その結果、フレームFt2は、ポートP12及びポートP15より送出される。
スイッチSW2は、ポートP12より送出されたフレームFt2を、ポートP21によって受信する。スイッチSW2は、フレームFt2の宛先MACアドレスを未学習であるため、フレームFt2をフラッディングさせようとする。但し、ポートP23、P24、及びP25には、それぞれ通過条件f2が設定されている。フレームFt2のSA[0]の値は「1」であるため、通過条件f2は満たされる。したがって、ポートP23、P24、及びP25のフィルタリング部15は、フレームFt2の送出を許可する。その結果、フレームFt2は、ポートP22、P23、P24、及びP26より送出される。なお、ポートP25については、通過条件f2は満たされるが、後述される学習制御部11の作用により、フレームFt2の送出対象から除外される。フレームFt2の送信元ノードである端末T2に対して、フレームFt2が還流するのを回避するためである。
スイッチSW3は、ポートP22より送出されたフレームFt2を、ポートP31によって受信する。スイッチSW3は、フレームFt2の宛先MACアドレスを未学習であるため、フレームFt2をフラッディングさせようとする。但し、ポートP32は、フラッディング抑制状態であるため、フレームFt2の送出対象から除外される。また、ポートP34には通過条件f1が設定されている。フレームFt2のSA[0]の値は「1」であるため、通過条件ft1は満たされない。したがって、ポートP34のフィルタリング部15は、フレームFt2の送出を抑止する。その結果、フレームFt2は、ポートP35及びポートP36より送出される。
図8及び図9に示されるように、フィルタリング部15による制御によって、同一のフレームが、リンクアグリゲーショングループに属する回線を介して、同一のノード(外部ノードA、外部ノードB、又は端末T2)に重複して転送されるのを防止することができる。また、送信元MACアドレスのように、フレームに応じて変化しうる値を通過条件として用いることにより、リンクアグリゲーショングループに属する各回線の利用頻度が極端に偏るのを回避することができる。例えば、図8においてフレームFt1の転送に利用されている回線と、図9においてフレームFt2の転送に利用されている回線とは異なっている。
なお、通過条件の内容は、判定結果が択一的なものであれば所定のものに限定されない。例えば、送信元MACアドレスの他のビット又は複数ビットを用いて通過条件が設定されてもよい。また、宛先MACアドレス等、中継対象のフレームに含まれる情報のうち、送信元MACアドレス以外の情報が用いられてもよい。また、中継対象のフレーム以外の情報(例えば、時刻等)を用いて通過条件が設定されてもよい。フレーム以外の情報が用いられる場合、当該情報は、動的に変化する情報であることが望ましい。当該情報が固定的であると、通過条件の判定結果が固定的となってしまい、同一のリンクアグリゲーションに属する回線の中で利用される回線が固定的になってしまうからである。通過条件の判定結果のランダム性(無作為性)に鑑みれば、本実施の形態のように、中継対象のフレームの中で、フレームに応じて異なりうる情報について通過条件が設定されるのが好適である。
また、フィルタリング部15の有効性は、リンクアグリゲーションに属する回線が2本の場合に限定されない。同一のリンクアグリゲーションに属する回線がN本の場合(Nは2以上。)、N通りの判定結果が排他的に得られる通過条件が同一のリンクアグリゲーションを構成するポートPに設定されればよい。例えば、同一のリンクアグリゲーションに属する回線が3本であって、本実施の形態のように送信元MACアドレスを利用する場合、少なくとも所定の2ビットの値について通過条件を設定することができる。この場合、当該2ビットの値について、「0」を1本目に割り当て、「1」を2本目に割り当て、「2」及び「3」を3本目に割り当ててもよい。また、3本の回線の負荷の均等性を高めるため、「3」については、他の情報(例えば、時刻)に応じて割り当てられる回線が異なるようにしてもよい。また、各回線に1〜Nの値(以下、「回線番号」という。)を割り当て、共通の値(例えば、送信元MACアドレスの全て又は一部のビット)に関する回線番号の剰余について通過条件が設定されてもよい。
また、CRC(Cyclic Redundancy Check)を所定の情報(例えば、送信元MACアドレス)に適用し、その結果に対するポート番号の剰余について通過条件が設定されてもよい。
続いて、学習制御部11について詳細に説明する。図10は、学習制御部による制御内容を説明するための第一の図である。
同図では、スイッチSW1が、リンクアグリゲーショングループGaに属する回線を介して、フレームFa1を外部ノードAより受信した場合の学習制御部11の動作が示されている。なお、各スイッチSWは、フレームFa1の送信元MACアドレスを未学習であるとする。
スイッチSW1においてフレームFa1が受信されると、スイッチSW1の学習制御部11は、フレームFa1の送信元MACアドレスを中継DB13より検索する。当該送信元MACアドレスが中継DB13に登録されていない場合(すなわち、当該送信元MACアドレスを未学習の場合)、学習制御部11は、リンクアグリゲーショングループGaより未学習アドレスに係るフレームFa1を受信したことを、リンクアグリゲーショングループGaを構成するスイッチSW2に通知する。具体的には、学習制御部11は、未学習アドレスとリンクアグリゲーショングループGaの識別子(以下、「LAG識別子」という。)とを含む制御フレーム(以下、「学習指示フレームFc」という。)をスイッチSW2に送信する。
なお、スイッチSW1において、未学習アドレスに関する学習は、通常通り行われる。すなわち、ポートP13と未学習アドレスとの対応情報は、スイッチSW1の中継DB13に登録される。
また、各ポートPがいずれのリンクアグリゲーショングループを構成するかについては、例えば、各スイッチSWにおいて記憶されているトポロジ情報に含まれている。または、リンクアグリゲーショングループを構成するポートPごとに、接続されているリンクアグリゲーショングループのLAG識別子が設定されていてもよい。いずれにしても、各スイッチSWは、フレームの受信ポートPに基づいて、いずれのリンクアグリゲーションからのフレームであるかを判別することができる。
学習指示フレームFcの転送後、スイッチSW1は、フレームFaの中継処理を実行する。
スイッチSW2において学習指示フレームFcが受信されると、スイッチSW2の学習制御部11は、学習指示フレームFcに含まれている未学習アドレスを、ポートP23に対して学習する。具体的には、スイッチSW2において、リンクアグリゲーショングループGaを構成するポートP23と、未学習アドレスとの対応情報が中継DB13に登録される。図中において、星印(★)は、未学習アドレスが学習されたことを示す。
なお、リンクアグリゲーショングループGaを構成するスイッチSWが3つ以上存在する場合、当該各スイッチSWに学習指示フレームFcは転送される。
すなわち、送信元MACアドレスが未学習であるフレームがリンクアグリゲーショングループより受信された場合、当該リンクアグリゲーショングループを構成する各スイッチSWは、未学習アドレスを当該リンクアグリゲーショングループを構成するポートP対して学習する。
続いて、図11は、学習制御部による制御内容を説明するための第二の図である。
同図では、スイッチSW1が、リンクアグリゲーショングループGaに属する回線を介して、フレームFa2を外部ノードAより受信した場合の学習制御部11の動作が示されている。図11は、図10が実行されていることを前提とし、フレームFa2の送信元MACアドレスは、図10のフレームFa1の送信元MACアドレスと同じであるとする。
スイッチSW1においてフレームFa2が受信されると、スイッチSW1の学習制御部11は、フレームFa2の送信元MACアドレスを中継DB13より検索する。当該送信元MACアドレスが中継DB13に登録されている場合、学習制御部は、宛先MACアドレスを中継DB13より検索する。宛先MACアドレスが中継DB13に登録されていない場合、スイッチSW1は、フレームFa2をフラッディングさせる。その結果、フレームFa2は、スイッチSW2へ転送される。
スイッチSW2においてフレームFa2が受信されると、スイッチSW2の学習制御部11は、フレームFa2の送信元MACアドレスを中継DB13より検索する。当該送信元MACアドレスは、図10の実行時において、ポートP23に対して学習されている。したがって、通常であれば、当該送信元MACアドレスについて、再学習が行われる。すなわち、フレームFa2を受信したポートP21に対して当該送信元MACアドレスが学習される。しかし、本実施の形態において、学習制御部11は、既に学習されているアドレスについては、再学習は行わない。但し、再学習が行われないのは、フレームが、スタックリンクを介して受信された場合である。なお、各ポートPがスタックリンクに接続されているか否かは、各スイッチSWに記憶されているトポロジ情報に基づいて判定可能である。または、ポートPごとに、スタックリンクに接続されているか否かが設定されていてもよい。
図11において、スイッチSW2は、フレームFaをスタックリンクを介して受信している。したがって、スイッチSW2の学習制御部11は、フレームFa2の送信元MACアドレスについて再学習は行わない。
スタックリンクからのフレームの受信に応じて当該フレームの送信元MACアドレスの学習内容(中継DB13)を更新しないのは、当該送信元MACアドレスについて、学習指示フレームFcに基づいて、既に最短経路が登録済みであるからである。すなわち、スタックリンクに係るポートPに対して当該送信元MACアドレスに関する学習内容が更新されると、当該送信元MACアドレスに対する中継経路が長くなってしまうからである。
続いて、スイッチSW2は、フレームFa2の中継処理を実行する。中継処理において、フレームFaの送信元MACアドレスに対応付けられているポートPからのフレームFa2の送出は、学習制御部11によって抑止される。その結果、フレームFa2の外部ノードAへの還流が回避される。なお、図中では、破線の矢印によって、ポートP23からのフレームFa2の送出が抑止されることが示されている。
以下、図8〜図11において説明した動作が実現されるために、各スイッチSWにおいて実行される処理手順を、フローチャートを用いて説明する。
図12は、フレームの受信に応じて実行されるスイッチの処理手順を説明するためのフローチャートである。同図は、フレームを受信した一つのスイッチSW内で実行される処理手順を説明したものである。したがって、同図の説明における各部(学習制御部11等)は、同一のスイッチSW内に含まれるものである。
フレームの受信に応じ、学習制御部11は、受信フレームの送信元MACアドレスを、中継DB13より検索する(S101)。当該送信元MACアドレスが中継DB13に登録されていない場合(S102でNo)、学習制御部11は、当該送信元MACアドレスアドレスと受信ポートPとの対応情報を中継DB13に登録する(S103)。続いて、学習制御部11は、受信ポートPは、スタックリンクに接続されているポートPか否かを判定する(S104)。受信ポートPがスタックリンクに接続されたポートPでない場合(S104でNo)、学習制御部11は、受信ポートPは、リンクアグリゲーショングループ(LAG)を構成するポートPであるか否かを判定する(S105)。
受信ポートPが、リンクアグリゲーショングループを構成するポートPである場合(S105でYes)、学習制御部11は、当該リンクアグリゲーショングループを構成する他のポートPを有する他のスイッチSWに、学習指示フレームを送信する(S106)。当該学習指示フレームは、図11の学習指示フレームFcに相当するフレームである。したがって、当該学習指示フレームは、当該リンクアグリゲーショングループのLAG識別子及び受信フレームの送信元MACアドレスを含む。なお、ステップS103〜S106は、図11に対応する処理手順である。
続いて、学習制御部11は、当該学習指示フレームの送信先からの応答として制御フレームが受信されるのを待機する(S107)。応答が受信されると、学習制御部は、中継除外ポートは「無し」として(S111)、中継部13に中継処理を実行させる(S112)。中継除外ポートとは、受信フレームの送出対象から除外されるポートPをいう。なお、スイッチSWの基本的な制御として、受信ポートPからは受信フレームは送出されない。中継除外ポートは、受信フレームの還流を防止するために、受信ポートP以外の中で、受信フレームの送出対象から除外されるポートPである。
なお、受信ポートPが、スタックリンクに接続されたポートPである場合(S104でYes)、又は受信ポートPが、リンクアグリゲーショングループを構成しない場合(S105でNo)、学習指示フレームの送信等(S106、S107)は実行されずに、ステップS111及びS112が実行される。
一方、受信フレームの送信元MACアドレスが中継DB13に登録されている場合(S102でYes)、学習制御部11は、受信ポートPは、スタックリンクに接続されているポートPか否かを判定する(S108)。受信ポートPが、スタックリンクに接続されている場合(S108でYes)、学習制御部11は、送信元MACアドレスに対応付けられているポートPを中継除外ポートとする(S109)。
受信ポートPが、スタックリンクに接続されていない場合(S108でNo)、学習制御部11は、送信元MACアドレスに関して再学習を行う(S110)。具体的には、送信元MACアドレスが受信ポートPに対応づけられるように、中継DB13が更新される。続いて、学習制御部11は、中継除外ポートは「無し」とする(S111)。
ステップS109又はS111に続いて、中継部12は、中継処理を実行する(S112)。
なお、ステップS108〜S110は、図12に対応する手順である。
続いて、ステップS106において送信された学習指示フレームを受信したスイッチSWが実行する処理手順について説明する。
図13は、学習指示フレームを受信したスイッチが実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。
学習指示フレームが受信されたスイッチSWの学習制御部11は、当該学習指示フレームに基づいて、中継DB13を更新する(S201)。具体的には、学習指示フレームに含まれている、LAG識別子に係るリンクアグリゲーショングループを構成するポートPと、学習指示フレームに含まれている送信元MACアドレスとの対応情報が中継DB13に登録される。続いて、学習制御部11は、学習指示フレームに対する応答としてのフレームを返信する(S202)。
続いて、図12のステップS112の詳細について説明する。図14は、中継処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS301において、中継部12は、受信フレームの宛先MACアドレスを中継DB13より検索する。宛先MACアドレスが中継DB13に登録されている場合(S302でYes)、中継部12は、宛先MACアドレスに対応付けられているポートPを、受信フレームを送出するポートP(以下、「宛先ポート」という。)とする(S303)。宛先MACアドレスが中継DB13に登録されていない場合(S302でNo)、中継部12は、受信ポートPを除く全てのポートPを宛先ポートとする(S304)。
ステップS303又はS304に続いて、中継部12は、宛先ポートから中継除外ポートを除外する(S305)。続いて、中継部12は、中継除外ポートを除外後の宛先ポートに対して受信フレームを送出対象として入力する(S306)。
続いて、送出対象のフレームが入力されたポートPにおいて実行される処理手順について説明する。
図15は、送出対象のフレームが入力されたポートが実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。
該当ポートPのフラッディング抑制部14は、当該ポートPがフラッディング抑制状態であるか否かを判定する(S401)。フラッディング抑制状態である場合(S401でYes)、フラッディング抑制部14は、フレームを破棄する(S405)。したがって、この場合、当該ポートPよりフレームは送出されない。
当該ポートPがフラッディング抑制状態でない場合、フィルタリング部15は、通過条件が設定されているか否かを判定する(S402)。すなわち、フィルタリング部15が有効であるか無効であるかが判定される。当該判定は、当該ポートPがリンクアグリゲーションを構成するか否かの判定によって代替されてもよい。通過条件が設定されている場合(S402でYes)、フィルタリング部15は、通過条件は満たされるか否かを判定する(S403)。通過条件が満たされる場合(S403でYes)、又は通過条件が設定されていない場合(S402でNo)、当該ポートPは、フレームを送出させる(S404)。
一方、通過条件が満たされない場合(S403でNo)、フィルタリング部15は、フレームを破棄する(S405)。
上述したように、本実施の形態によれば、リンクアグリゲーションに属する複数の回線が、異なるスイッチSWに接続される場合であっても、フレームの中継を適切に実行することができる。すなわち、同一ノードに対して同一フレームが重複して転送されたり、送信元ノードに対してフレームが還流したりすることが回避される。また、フレームの還流の回避により、物理的な回線のループによるフレームのストームも回避される。したがって、一つのノードから複数のスイッチに接続されるリンクアグリゲーションの実用性を向上させることができる。
なお、フィルタリング部15は、必ずしも、各ポートPに設けられていなくてもよく、一つのスイッチSWに一つ設けられていてもよい。この場合、フィルタリング部15は、スイッチSWのメモリに記憶された、ポートPごとの通過条件に基づいて、フレームを送出させるポートP又はフレームを送出させないポートPを判定すればよい。一例として、図14の最初において、フィルタリング部15による通過条件の判定が実行され、フレームの送出対象とされなかったポートが中継除外ポートに追加されるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、フィルタリング部15に対して設定される条件を「通過条件」としたが、「非通過条件」が設定されるようにしてもよい。すなわち、フレームを送出させない条件が設定されるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、スイッチスタック1の冗長経路に対する対策として、フラッディング抑制部14を適用した例について説明した。しかし、冗長経路による不都合を回避するための手段として、公知の方法(例えば、STL(Standard Template Library)やTTL(Time to live)を利用した方法)が採用されてもよい。この場合、スイッチSWは、フラッディング抑制部14を有しなくてもよい。また、スイッチスタック1が、そもそも冗長経路を有さない場合、冗長経路の不都合を回避するための手段は必要とされない。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
第1回線を経由してノードに接続可能な第1中継装置と、
第2回線を経由して前記ノードに接続可能な第2中継装置と、
を備える中継システムであって、
前記第1回線と前記第2回線は、同一のリンクアグリゲーショングループに属し、
前記第1中継装置は、
出力ポートと宛先アドレスとの対応関係を記憶する第1記憶部と、
送信元アドレスが前記第1記憶部に記録されていないフレームを前記第1回線に接続されたポートより受信した場合に、当該フレームを中継する前に、前記第2中継装置に前記送信元アドレスを通知する第1制御部と、
を有し、
前記第2中継装置は、
出力ポートと宛先アドレスとの対応情報を記憶する第2記憶部と、
前記第2回線に接続されている出力ポートと前記第1中継装置から通知された前記送信元アドレスとの対応関係を、前記第2記憶部に記憶する第2制御部と、を有する、
中継システム。
(付記2)
前記第1中継装置は、前記第1記憶部に宛先アドレスが記録されていないフレームを受信した場合に、出力ポート毎にフレームの送出を抑止するフィルタ条件に従って、前記第1回線に接続された出力ポートから前記フレームの送出を抑止するフィルタリング部、を有する付記1記載の中継システム。
(付記3)
前記第2制御部は、前記第1中継装置より通知されたフレームの送信元アドレスに係る前記対応関係が記第2記憶部に記録されている場合に、当該対応関係を更新しない付記1又は2記載の中継システム。
(付記4)
前記第2中継装置は、前記第1中継装置より通知されたフレームの送信元アドレスに係る前記対応関係が記第2記憶部に記録されている場合に、当該フレームを前記対応関係に係るポートより送出させない付記3記載の中継システム。
(付記5)
前記フィルタリング部は、受信されたフレームに関して前記フィルタ条件を判定して、前記第1回線に接続された出力ポートから前記フレームの送出を抑止する付記2記載の中継システム。
(付記6)
付記1乃至5いずれか一項記載の中継システムに含まれる中継装置。
(付記7)
第1回線を経由してノードに接続可能な第1中継装置と、第2回線を経由して前記ノードに接続可能な第2中継装置とを備え、前記第1回線と前記第2回線は同一のリンクアグリゲーショングループに属しる中継システムにおける中継方法であって、
前記第1中継装置が、
出力ポートと宛先アドレスとの対応関係を記憶する第1記憶部に送信元アドレスが記録されていないフレームを前記第1回線に接続されたポートより受信した場合に、当該フレームを中継する前に、前記第2中継装置に前記送信元アドレスを通知する第1制御手順と、
前記第2中継装置が、
前記第2回線に接続されている出力ポートと前記第1中継装置から通知された前記送信元アドレスとの対応関係を、力ポートと宛先アドレスとの対応情報を記憶する第2記憶部に記憶する第2制御手順と、を有する、
中継方法。
(付記8)
前記第1中継装置が、前記第1記憶部に宛先アドレスが記録されていないフレームを受信した場合に、出力ポート毎にフレームの送出を抑止するフィルタ条件に従って、前記第1回線に接続された出力ポートから前記フレームの送出を抑止するフィルタリング手順、を有する付記7記載の中継方法。
(付記9)
前記第2制御手順は、前記第1中継装置より通知されたフレームの送信元アドレスに係る前記対応関係が記第2記憶部に記録されている場合に、当該対応関係を更新しない付記7又は8記載の中継方法。
(付記10)
前記第2中継装置は、前記第1中継装置より通知されたフレームの送信元アドレスに係る前記対応関係が記第2記憶部に記録されている場合に、当該フレームを前記対応関係に係るポートより送出させない付記9記載の中継方法。
(付記11)
前記フィルタリング手順は、受信されたフレームに関して前記フィルタ条件を判定して、前記第1回線に接続された出力ポートから前記フレームの送出を抑止する付記8記載の中継方法。
1 スイッチスタック
11 学習制御部
12 中継部
13 中継DB
14 フラッディング抑制部
15 フィルタリング部
P ポート
SW1、SW2、SW3 スイッチ

Claims (7)

  1. 第1回線を経由してノードに接続可能な第1中継装置と、
    第2回線を経由して前記ノードに接続可能な第2中継装置と、
    を備える中継システムであって、
    前記第1回線と前記第2回線は、同一のリンクアグリゲーショングループに属し、
    前記第1中継装置は、
    出力ポートと宛先アドレスとの対応関係を記憶する第1記憶部と、
    送信元アドレスが前記第1記憶部に記録されていないフレームを前記第1回線に接続されたポートより受信した場合に、当該フレームを中継する前に、前記第2中継装置に前記送信元アドレスを通知する第1制御部と、
    を有し、
    前記第2中継装置は、
    出力ポートと宛先アドレスとの対応情報を記憶する第2記憶部と、
    前記第2回線に接続されている出力ポートと前記第1中継装置から通知された前記送信元アドレスとの対応関係を、前記第2記憶部に記憶する第2制御部と、を有する、
    中継システム。
  2. 前記第1中継装置は、前記第1記憶部に宛先アドレスが記録されていないフレームを受信した場合に、出力ポート毎にフレームの送出を抑止するフィルタ条件に従って、前記第1回線に接続された出力ポートから前記フレームの送出を抑止するフィルタリング部、を有する請求項1記載の中継システム。
  3. 前記第2制御部は、前記第1中継装置より通知されたフレームの送信元アドレスに係る前記対応関係が記第2記憶部に記録されている場合に、当該対応関係を更新しない請求項1又は2記載の中継システム。
  4. 前記第2中継装置は、前記第1中継装置より通知されたフレームの送信元アドレスに係る前記対応関係が記第2記憶部に記録されている場合に、当該フレームを前記対応関係に係るポートより送出させない請求項3記載の中継システム。
  5. 前記フィルタリング部は、受信されたフレームに関して前記フィルタ条件を判定して、前記第1回線に接続された出力ポートから前記フレームの送出を抑止する請求項2記載の中継システム。
  6. 請求項1乃至5いずれか一項記載の中継システムに含まれる中継装置。
  7. 第1回線を経由してノードに接続可能な第1中継装置と、第2回線を経由して前記ノードに接続可能な第2中継装置とを備え、前記第1回線と前記第2回線は同一のリンクアグリゲーショングループに属しる中継システムにおける中継方法であって、
    前記第1中継装置が、
    出力ポートと宛先アドレスとの対応関係を記憶する第1記憶部に送信元アドレスが記録されていないフレームを前記第1回線に接続されたポートより受信した場合に、当該フレームを中継する前に、前記第2中継装置に前記送信元アドレスを通知する第1制御手順と、
    前記第2中継装置が、
    前記第2回線に接続されている出力ポートと前記第1中継装置から通知された前記送信元アドレスとの対応関係を、力ポートと宛先アドレスとの対応情報を記憶する第2記憶部に記憶する第2制御手順と、を有する、
    中継方法。
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