JP5568697B1 - 口座管理サーバ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】顧客は、証券サーバ10等を経由して銀行サーバ20にアクセスし、普通預金口座及び補助取引口座の開設を行うとともに、スイープ機能サービスの利用に同意する旨の入力等を行う。補助取引口座の開設に伴い、顧客は、補助取引口座に対して上述した「枠金額」を設定する。枠金額は、顧客によって適宜設定・変更可能であり、枠金額設定テーブルTA4に登録・更新される。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る取引システム100の概略構成を示すブロック図である。本実施形態では、サービス提供会社として証券会社、金融機関として銀行を想定し、証券会社と銀行が業務提携することによってスイープ機能サービスを提供する場合を想定する。図1に示すように、取引システム100は、証券会社が運営する証券会社サーバ10と、銀行が運営する銀行サーバ20がインターネット等の通信ネットワーク30を介して相互に接続されている。各顧客は、顧客端末40を操作することで通信ネットワーク30を介して証券サーバ10や銀行サーバ20へアクセスし、各種サービスを利用する。
証券会社を通じて金融取引することを所望する顧客は、まず、証券会社サーバ10にアクセスし、登録手続きを行う。顧客は、顧客端末40を操作することで、通信ネットワーク30を介して証券サーバ10から送信される依頼フォームに適切な情報(例えば、顧客の名前や住所、電話番号などのほか、顧客固有のIDやパスワードなど)を入力し、登録手続きを完了させることができる。もちろん、直接、証券会社に出向いて登録手続きを行っても良く、申込み用紙に必要事項を記入して証券会社に郵送する等して登録手続きを行っても良い。登録が完了すると、顧客に取引口座が開設され、証券会社での金融商品の取引が可能となる。証券会社側では、登録手続きの際に入力された各種の情報(以下、顧客情報)を、データベース14の取引口座管理テーブルTA1に登録し、処理を完了する。
b−1.商品の売却
顧客は、証券サーバ10を通じて金融商品(ここでは、株式)を売却する場合、まず、顧客端末40を操作して証券サーバ10にアクセスし、ID、パスワード等を入力してログインする。顧客は、証券サーバ10にログインすると、売却すべき株式に関する詳細(銘柄、取引内容等;以下、「売却商品情報」という)を入力する。証券サーバ10の制御部11は、売却商品情報を受け取ると、この情報に従って商品の売却処理を実行し、売却代金を発生させる。そして、制御部11は、この売却代金を、銀行側の顧客の口座に入金(すなわち、売却代金を自動入金)させるべく、銀行サーバ20に売却代金の入金を指示する。
銀行サーバ(口座管理サーバ)20の制御部(受信手段)21は、売却代金の入金指示を受け取ると(ステップS1)、まず、枠金額テーブルTA4を参照し、顧客の補助取引口座の枠金額に、売却代金が収まるか否かを判断する(ステップS2)。制御部(入金制御手段)21は、売却代金が、補助取引口座の枠金額に収まると判断すると(ステップS2;YES)、補助取引口座に売却代金の全額を入金するとともに(ステップS5)、この入金額に応じて補助取引口座テーブルTA3及び枠金額設定テーブルTA4の更新を行い、処理を終了する。
図3は、顧客が金融商品(ここでは、株式)の買付を行う場合に証券サーバ10において実行される買付処理を示すフローチャートである。
まず、制御部11は、取引口座管理テーブルTA1を参照し、顧客の取引口座内の資金で株式の買付が可能か否かを判断する(ステップSa1)。制御部11は、顧客の取引口座内の資金で株式の買付が可能であると判断すると(ステップSa1;YES)、買付注文を成立させる(ステップSa2)。そして、制御部11は、株式の買付に相当する額を顧客の取引口座の残高から減じ、この結果に基づき取引口座管理テーブルTA1を更新して処理を終了する。
まず、制御部(受信手段)21は、証券サーバ10から買付余力(銀行側)の問い合わせを受信すると(ステップSb1)、普通預金口座管理テーブルTA2及び補助取引口座管理テーブルTA3を参照し、普通預金口座及び補助取引口座のそれぞれの残高を合算した残高情報を取得する(ステップSb2)。ここで、すでに、普通預金口座または補助取引口座のいずれかに拘束金額が生じている場合には、残高から拘束金額を減じた額が、正味の残高となる点に留意されたい。制御部(送信手段)21は、生成した残高情報を銀行側での買付余力をあらわらす買付余力情報(銀行側)として、証券サーバ10に送信し(ステップSb3)、処理を終了する。
c−1.銀行口座への入金
顧客が顧客端末40やATMなどを介して銀行口座へ入金する場合、まずは、普通預金口座に所望の金額(例えば「100万円」)を振り込む。普通預金口座に振り込まれたお金は、上述したように、顧客がマニュアルで自由に補助取引口座へ振替することができる。すなわち、顧客の手動振替については、補助取引口座に設定されている枠金額とは無関係に、自由に(すなわち、枠金額を超えるような金額であっても)、普通預金口座から補助取引口座へ振替することが可能となる。
図5は、銀行口座からの出金指示を受けた銀行サーバ20において実行される出金処理を示すフローチャートである。
銀行サーバ20の制御部(受信手段)21は、外部から、オフィスビルのテナント料の支払いといった金融取引を目的としていない出金指示(金融取引外の出金指示)を受け取ると(ステップSc1)、出金指示に含まれる出金予定金額を把握した上で、まず、普通預金口座管理テーブルTA2を参照し、普通預金口座の残高範囲内で出金が可能か否かを判断する(ステップSc2)。なお、上述したように、普通預金口座や補助取引口座について、すでに拘束金額が生じている場合には、この拘束金額を減じた正味の残高が判断基準とされる。制御部21は、出金予定金額が、普通預金口座の残高範囲内である場合には(ステップSc2;YES)、普通預金口座から出金予定金額の出金(資金移動)を行う(ステップSc3)。かかる資金移動を行うと、制御部21は、普通預金口座管理テーブルTA2を更新し、処理を終了する。
Claims (7)
- 金融取引を行うサービス提供会社に開設されている顧客の取引口座を通じて資金移動が可能な補助取引口座と、前記補助取引口座とは異なる預金口座とが開設されている金融機関における前記顧客の口座を管理する口座管理サーバあって、
前記補助取引口座に枠金額を設定する設定手段と、
前記サービス提供会社から、前記顧客による金融商品の売却により発生した売却代金の入金指示を受信する受信手段と、
前記売却代金と前記枠金額とを比較し、比較結果に基づいて前記補助取引口座及び前記預金口座への前記売却代金の入金を制御する入金制御手段と
を具備する、口座管理サーバ。 - 前記入金制御手段は、前記売却代金が前記枠金額内に収まる場合には、前記補助取引口座に前記売却代金の全部を入金する一方、前記売却代金が前記枠金額内に収まれない場合には、枠金額内で前記補助取引口座に前記売却代金を入金するとともに、残りの前記売却代金を前記預金口座に入金する、請求項1に記載の口座管理サーバ。
- 前記設定手段は、前記顧客の入力指示に従って前記枠金額を設定する、請求項1または2に記載の口座管理サーバ。
- 前記サービス提供会社から、前記金融取引に際して前記金融機関における買付余力の問い合わせを受信する受信手段と、
前記問い合わせに応じて前記補助取引口座及び前記預金口座の残高を取得し、買付余力情報として前記サービス提供会社へ送信する送信手段と
をさらに具備する、請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載の口座管理サーバ。 - 金融取引を行うサービス提供会社に開設されている顧客の取引口座を通じて資金移動が可能な補助取引口座と、前記補助取引口座とは異なる預金口座とが開設されている金融機関における前記顧客の口座を管理する口座管理サーバあって、
前記補助取引口座に枠金額を設定する設定手段と、
外部から金融取引外の出金指示を受信する受信手段と、
前記預金口座の残高と、前記補助取引口座の残高と、前記枠金額との関係を考慮して、前記補助取引口座の残高から前記枠金額を差し引いた金額の範囲内での出金を許可するか否かを判断する判断手段と
を具備する、口座管理サーバ。 - 前記判断手段は、前記預金口座から前記出金指示に示される予定額の出金が可能でない場合に、前記補助取引口座の残高が前記枠金額以上であるか否かを判断し、前記補助取引口座の残高が前記枠金額以上である場合には、前記枠金額以上の前記補助取引口座の残高分で、前記予定額の不足分を補充できるか否かを判断する、請求項5に記載の口座管理サーバ。
- 前記判断手段が前記予定額の不足分を補充できると判断した場合に、前記預金口座の残高と前記枠金額以上の前記補助取引口座の残高分とを利用して、前記予定額の出金を行う出金制御手段をさらに具備する、請求項6に記載の口座管理サーバ。
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