JP5568448B2 - 紙幣入出金装置 - Google Patents
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適用例1は、紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金装置であって、
入金される紙幣が投入される入金部と、紙幣が正常である正常紙幣か正常紙幣でないリジェクトされるリジェクト紙幣であるかを識別する紙幣識別部と、出金する紙幣を集積する出金部とを有する紙幣処理機構と、
入金された紙幣および出金する紙幣を収納する第1紙幣収納庫を有する第1紙幣収納機構と、
紙幣を収納する第2紙幣収納庫を有する第2紙幣収納機構と、
上記紙幣処理機構、上記第1および第2紙幣収納機構の各々内部を接続するとともに、上記紙幣処理機構と第1および第2紙幣収納機構との間で紙幣を搬送する搬送路を有する搬送機構と、
上記紙幣処理機構、上記第1および第2紙幣収納機構を制御するとともに、上記紙幣識別部により識別された結果に基づいて上記搬送機構を制御する制御部と、
を備え、
上記第1紙幣収納機構は、上記第1紙幣収納庫を収納する収納筐体と、該収納筐体に開閉可能であって上記第1紙幣収納庫の紙幣を取り出し可能に設けられている開閉部と、該開閉部をロックするためのロック機構とを備え、
上記ロック機構は、該ロック機構を解除して開閉部を開くための機構が上記第2紙幣収納機構内の第2紙幣収納庫にアクセスするより厳しく構成されていることを特徴とする。
適用例2は、上記紙幣処理機構、上記第1紙幣収納機構および第2紙幣収納機構は、該各機構の間における上記搬送機構の搬送路で分離可能にユニット化されている構成である。この構成により、各機構の配置の自由度が高まり、搬送路や連結部の配置を適宜とることで、構成の簡略化のほかに、スペースの有効利用を図ることができる。
適用例3において、上記紙幣処理機構は、上記入金部に紙幣を投入しかつ上記出金部から紙幣を取り出す側を操作側としたときに、上記紙幣識別部を上記操作側と反対側に配置し、上記第1紙幣収納機構は、上記紙幣処理機構の下方に配置し、上記第2紙幣収納機構は、上記紙幣処理機構の下方であって上記第1紙幣収納機構に対して上記操作側に配置した構成である。このような配置をとることにより、紙幣処理機構の入金部および出金部に対して紙幣を取り扱う操作側を係員と対面側に配置して入金や出金の操作を容易にするとともに、第1紙幣収納機構の第1紙幣収納庫を、第2紙幣収納機構の第2紙幣収納庫より紙幣を大量に扱う構成とした場合において、操作側に、第2紙幣収納機構が配置され、第1紙幣処理機構へアクセスを面倒にするようにブロックしているから、セキュリティを高めることができる。
適用例4は、上記紙幣処理機構と第1紙幣収納機構との間の搬送路の連結部は、上記紙幣処理機構の下面に配置し、上記紙幣処理機構と第2紙幣収納機構との間の搬送路の連結部は、上記第1紙幣搬送機構の下面であって上記操作側に配置した構成である。この構成により、搬送路を短くする配置とすることができる。
A.第1実施例
(1) 紙幣入出金装置1の概略構成
図1は本発明の一実施例にかかる紙幣入出金装置1の外観を示す斜視図、図2は紙幣入出金装置1の内部の構成を説明する説明図である。紙幣入出金装置1は、銀行などの金融機関によって管理され、顧客に対応する係員(銀行員など)の操作に応じて各種取引を行なうための装置である。
以下、紙幣入出金装置1の構成を詳細に説明する。
(2)−1 上部紙幣処理機構1Uの構成
図3は本実施例における上部紙幣処理機構1Uの構成を説明する説明図である。上部紙幣処理機構1Uは、係員との紙幣の授受に必要な機構を備えており、入金部10と、紙幣識別部20と、出金部30と、搬送機構60の一部と、ゲート機構の一部とを備えている。
図6は本実施例にかかる下部紙幣収納機構1Lの構成を示す説明図である。下部紙幣収納機構1Lは、金庫筐体1Sに内蔵され、連結搬送機構1Tuを介して上部紙幣処理機構1Uに接続されており、上部紙幣処理機構1Uとの間で紙幣を双方向に搬送するとともに紙幣を収納している。下部紙幣収納機構1Lは、リサイクル庫40と、リサイクル庫40(第1紙幣収納庫)の上部に配置された下部搬送機構ユニット1LTとを備えている。金庫筐体1Sは、リサイクル庫40を囲む収納筐体1Saと、収納筐体1Saの前部に開閉可能に設けられ、開くことでリサイクル庫40にアクセス可能である開閉部1Sbと、開閉部1Sbを開閉可能にロックするロック機構1Scとを備えている。ロック機構1Scは、例えば、ダイヤル式や特定の開閉情報を記憶したカードを用いることにより開閉可能であり、特定人だけが開閉可能となるようにセキュリティを高めている。
図7は本実施例における前部紙幣収納機構1Fの構成を示す図である。前部紙幣収納機構1Fは、搬送路60Mと、装填回収庫50と、これらを収納する収納筐体1Faとを備えている。装填回収庫50は、上述したリサイクル庫40Aと同様な構成であり、昇降板50aと、集積分離機構50Fとを備えている。集積分離機構50Fは、フィードローラ50b、ゲートローラ50c、ガイド板50dを備えており、搬送路60Mを介して上部紙幣処理機構1Uへ紙幣を搬送する。収納筐体1Faは、装填回収庫50を囲み、収納筐体1Faの前部に開閉可能に設けられた開閉部1Fbと、開閉部1Fbを開閉可能にロックするロック機構1Fcとを備えている。ロック機構1Fcは、係員などによって迅速にアクセス可能な構成である。連結搬送機構1Tfは、上述した連結搬送機構1Tuと同様な構成であり、上部紙幣処理機構1Uの下面の前方に設けられ、ローラなどから構成された搬送路60Kを備え、上部紙幣処理機構1Uと前部紙幣収納機構1Fとの間で紙幣を双方向に搬送する機構である。
図8は紙幣入出金装置1を制御する制御部を説明するブロック図である。制御部は紙幣入出金装置1の入金部10などの各機構を制御する端末制御部1Cと、端末制御部1Cに通信網110を介して接続されデータやデータを送受することで紙幣入出金装置1を制御する上位制御部100とを備えている。端末制御部1Cは、入金部10、紙幣識別部20、出金部30、リサイクル庫40、装填回収庫50、搬送機構60、ゲート機構71〜75の各機構を制御するとともに、これらを制御するためにセンサからの信号を受ける。センサとして、上述した通過検知センサ22の他に、連結搬送機構1Tu,1Tfの付近に紙幣通過検知センサ25U,25L,26U,26Fが配置されており、上部紙幣処理機構1Uと下部紙幣処理機構1L、および上部紙幣処理機構1Uと前部紙幣収納機構1Fとの連結部で紙幣のジャムなどの異常を検出することで搬送状態を監視している。
紙幣入出金装置1により実行される各処理について説明する。なお、以下に説明する処理は、操作の責任を負う係員が、該係員の認識コードを情報入力部1Iから入力することで、処理との関連づけを行ない、後述するようにこれらの情報が情報表示部1Dに表示される。
(3)−1 紙幣の装填処理
図9は紙幣の装填処理を説明するフローチャート、図10は紙幣入出金装置1による紙幣の装填処理の動作を説明する説明図である。本処理は、係員が前部紙幣収納機構1Fの装填回収庫50に紙幣を収納し、情報入力部1Iから装填動作開始の入力を行うことにより実行される。図9のステップにて、装填回収庫50に収納された紙幣は、上部紙幣処理機構1Uを通じてリサイクル庫40に搬送される。すなわち、図10に示す装填回収庫50に装填した紙幣は、フィードローラ50b、ゲートローラ50cにより搬送路60M、連結搬送機構1Tfの搬送路60Kに繰り出され、さらに上部紙幣処理機構1Uへ搬送される。そして、ゲート機構74,73,71の切り換えにより、紙幣は、搬送路60Kから搬送路60G,60F,60I,60Bを経て、紙幣識別部20に送られる。ステップS106にて、紙幣識別部20は、搬送路21を通過する紙幣を識別する。すなわち、紙幣識別部20は、通過検知センサ22により紙幣の枚数を判別し、カメラ24により紙幣の画像を取り込み、金種判別センサ23により紙幣の真偽や金種などの情報を取得する。これらの情報は、図8に示す端末制御部1Cおよび上位制御部100へ送信されて処理される。続くステップS108にて、紙幣識別部20からの情報に基づいて、紙幣が正常紙幣であるかリジェクト紙幣であるかが判定される。すなわち、紙幣が複数枚重なっている場合や、汚れなどで正常の紙幣とされない場合にリジェクト紙幣と判定される。ステップS108にて、正常紙幣であると判定されるとステップS110に進み、紙幣は、図10に示すように、下部紙幣収納機構1Lのリサイクル庫40A〜40Dの金種に対応して搬送される。すなわち、紙幣は、搬送路21から搬送路60Cを通り、第2分岐合流部62へ送られる。第2分岐合流部62のゲート機構72は、連結搬送機構1Tu側へ切り換えられているから、搬送路60D、連結搬送機構1Tuの搬送路60Jを介して下部紙幣収納機構1Lへ搬送される。そして、ゲート機構75の切り換えにより、紙幣は、リサイクル庫40A〜40Dのいずれかに搬送される。一方、ステップS108にて、紙幣がリジェクト紙幣であると判定されると、ステップS112に進み、図10の破線で示すように、ゲート機構75の切り換えにより、リサイクル庫40Eに搬送される。つまり、リサイクル庫40に装填される紙幣が、還流しない紙幣であったり、複数枚繰り出されていたり、斜行したりして紙幣判別部にて正常に紙幣の情報が読み取れなかった場合には、リサイクル庫40Eへ搬送される。
(a) 入金搬送処理
図11は入金処理を説明するフローチャート、図12および図13は紙幣入出金装置1の入金処理における動作を説明する説明図である。図11のステップS122にて、係員が情報入力部1Iから入金操作の選択を行い、入金部10に紙幣が投入されると、ステップS124に進む。ステップS124では、投入された紙幣が入金部10から紙幣識別部20に搬送される。すなわち、図12に示すように、入金部10の紙幣は、紙幣繰り出し機構11を構成するピックアップローラ11P、フィードローラ11F、ゲートローラ11Gによって、一枚ずつ搬送路60Aへ繰り出され、さらに、第1分岐合流部61におけるゲート機構71および搬送路60Bによって、紙幣識別部20内部の搬送路21に搬送される。続くステップS126にて、紙幣識別部20が上述したように紙幣を識別するための情報を取得し、これらの情報は、図2に示す端末制御部1Cや上位制御部100などへ送信されて処理される。続くステップS128にて、紙幣識別部20からの各センサ信号に基づいた上位制御部100の処理結果により、紙幣が正常紙幣であるかリジェクト紙幣であるかが判定される。ステップS128にて、正常紙幣であると判定されるとステップS130に進み、紙幣が下部紙幣収納機構1Lのリサイクル庫40に搬送される。このステップS130では、紙幣は、金種判別センサ23からの検出信号に基づいて、金種に対応したリサイクル庫40A〜40Dに分別して搬送される。すなわち、図12に示すように、紙幣識別部20から送られる紙幣は、搬送路60Cを通り、第2分岐合流部62へ送られる。このとき、第2分岐合流部62のゲート機構72は、連結搬送機構1Tu側へ切り換えられているから、紙幣は、搬送路60D、連結搬送機構1Tuの搬送路60Jを介して下部紙幣収納機構1Lへ搬送される。そして、ゲート機構75の切り換えにより、紙幣は、リサイクル庫40A〜40Dのいずれかに搬送される。また、環流されない紙幣として、例えば、2千円札が入金部10に投入されている場合には、図12の破線で示すように、紙幣識別部20で取得された情報に基づいて判別された金種結果により、リサイクル庫40Eに搬送される。
図14は取消返却処理を説明するフローチャート、図15は紙幣入出金装置1による取消返却処理の動作を説明する説明図である。例えば、窓口利用者からの依頼によって、係員が入金操作を取りやめる場合に情報入力部1Iから取消返却操作を行なうと、取消返却処理(図11のステップS142)が実行される。まず、図14のステップS152にて、リサイクル庫40(40A〜40E)から紙幣が、一枚ずつ入金された金額分だけ繰り出される。図15において、繰り出された紙幣は、ゲート機構75,72,71,73,74の切り換えにより、搬送路60L,60J,60D,60Cを介して紙幣識別部20へ搬送される。さらに、紙幣識別部20から紙幣は、搬送路21,60B,60I,60F,60Hを通り、出金部30に向けて搬送される。
入金された紙幣と取消返却された紙幣とが一致していることを確認するために、その取引の際に入金された紙幣と取消返却時に出金部30へ搬送された紙幣に関する情報を情報表示部1Dに表示してもよい。図16(A)は、情報表示部1Dに表示される紙幣に関する情報の一実施例を示したものである。ここで表示される情報は、処理された順によって自動的に割り付けられるデータナンバー401、該当する紙幣の処理作業ID402、該当する処理作業の間に上位制御部100に内蔵された図示されないクロック手段によって計測された時刻情報403、該当する紙幣の画像情報404、該当する紙幣の処理作業の間に外部カメラ120によって撮影された画像情報405である。そして、これらの5種類の情報で一つの組となっている。これらの情報は、図示されない通信線を介して上位制御部100内に設けられた図示されない情報収納部に自動的に保存されており、例えば情報入力部1Iからの係員からの入力により情報表示装置1Dへ表示する指令信号を受け付けた場合に係員から指定された該当する処理作業に関する情報を情報表示部1Dに表示される。ここで、データナンバー401は処理される日付などによってシステムから自動的に付与されるナンバーであり、紙幣の処理作業ID402は、各処理作業において紙幣識別部20を通過した紙幣の順に自動的に付与されるIDである。本実施例においては、入金された紙幣の順番と取消返却される紙幣の順番は逆となるため、図16(A)の実施例に示すように、対応する紙幣の時刻情報は逆の情報となる。係員は、情報表示部1Dに示される紙幣の画像情報から読み取ることのできる紙幣の金種や記番号、さらには紙幣が処理された時刻情報や外部カメラの画像情報などの情報から入金された紙幣と取消返却された紙幣が同一のものであると確認することができる。また顧客からの要求がある場合にはこれらの情報を開示することができ、顧客の納得を得ることもできる。
次に出金処理について説明する。図17は出金処理を説明するフローチャート、図18および図19は紙幣入出金装置1の出金処理における動作を説明する説明図である。図17のステップS202にて、係員が情報入力部1Iから出金操作の選択を行い、さらに、出金金額を情報入力部1Iから入力すると、ステップS204にて、入力金額に対応して、紙幣がリサイクル庫40(40A〜40D)から指定の枚数だけ順次繰り出され、紙幣識別部20へ搬送される。すなわち、図18に示すように、リサイクル庫40(40A〜40D)から繰り出された紙幣は、搬送路60L,60J,60D,60Cを介して紙幣識別部20へ搬送される。このとき、ゲート機構72は、紙幣を搬送路60Cへ搬送する方向へ切り換えている。続くステップS206では、入金処理と同様に、紙幣識別部20により入金処理と同様に紙幣が識別され、端末制御部1Cおよび上位制御部100へ信号が送られる。
図20は紙幣入出金装置1による紙幣の回収処理を説明する説明図である。回収処理は、基本的には紙幣の装填動作の逆である。すなわち、紙幣の回収プログラムにより、該当するリサイクル庫40から紙幣が一枚ずつ繰り出され、下部紙幣収納機構の搬送路60L、連結搬送機構1Tuの搬送路60J、さらに上部紙幣処理機構1Uの搬送路60D,60Cを経て紙幣識別部20へ搬送され、さらに搬送路21,60B,60I,60F,60Gを経て前部紙幣収納機構1Fへ搬送され、装填回収庫50へ回収される。このとき、回収動作の場合には、還流しない紙幣を収納したリサイクル庫40Eからも繰り出されて紙幣が回収される。なお、紙幣識別部20により、紙幣がリジェクト紙幣であると判定された場合には、出金部30へ搬送する。係員は、このように回収処理時に出金部30へ搬送された紙幣を、一旦、手作業で別の保管庫などへ移し、この紙幣の金額や金種などの情報を入力すれば、係員が責任を持つ最終の金額情報は、紙幣入出金装置1で管理できる。
上記実施例の構成により、上述した効果のほか、以下の効果を奏する。
(5)−1 図21は他の実施例にかかる取消返却処理を説明するフローチャートである。本取消返却処理は、前部紙幣収納機構1F内の装填回収庫50を用いて、リサイクル庫40から出金部30へ搬送する途中に異常があった場合に装填回収庫50に一時的に保管して、再度、紙幣の識別をしてからリサイクル庫40に戻す構成に特徴を有する。すなわち、取消返却操作の入力の後に、リサイクル庫40から紙幣が一枚ずつ紙幣識別部20へ繰り出され(ステップS242)、搬送異常がないとき(ステップS244)、紙幣識別部20により紙幣の情報が取り込まれ(ステップS246)、さらに紙幣の記番号などが比較される(ステップS248)。続くステップS250の判定により、入金処理の場合と取消返却の場合の対応すべき紙幣において、例えば紙幣の記番号といった紙幣の情報が一致しているか否かが判定される。一致していれば、出金部30へ搬送されて異常信号なしを発生し、一方、一致してない場合には、装填回収庫50に搬送され、異常信号を発生する。入金紙幣がすべて搬送された場合には(ステップS260)、装填回収庫50に紙幣があるかについて判定され(ステップS262)、肯定判定の場合には、図16(B)に示すような紙幣の情報が表示され(ステップS264)、取消異常処理が実行される(ステップS266)。
(1) 紙幣入出金装置1Bの構成
本実施例は、前部紙幣収納機構1Fの装填回収庫50に2つの機能、つまり、紙幣の装填処理の他に、入金処理の際における紙幣を一時的に保管する一時保管庫として利用する構成に特徴を有する。図23は紙幣入出金装置1Bの内部の構成を説明する説明図である。紙幣入出金装置1Bは、第1実施例とほぼ同様な構成であるが、ゲート機構74Bが、装填回収庫50から出金部30へも紙幣を直接搬送可能に、3方向切換機構を用いている構成が異なっている。
紙幣入出金装置1Bによる入金処理について説明する。本処理は、入金処理時に、装填回収庫50を一時保管庫として利用する設定が行なわれる。図26は一時保管庫の設定処理を説明するフローチャートである。図26において、ステップS302にて、係員が情報入力部1Iにより、前部紙幣収納機構1Fの装填回収庫50を一時的な紙幣の保管庫とするための設定画面が表示される。続くステップS304にて、係員が情報入力部1Iから入金操作の選択を行なうと、ステップS306にて、入力データに基づいて一時保管庫とするか否かの判定が実行され、肯定判定の場合には、ステップS308にて、装填回収庫50を一時的な紙幣保管庫として運用するプログラムが実行され、一方、否定判定の場合には、ステップS310にて、第1実施例のような通常処理を行なうためのプログラムが実行される。
上記実施例の構成により、第1実施例の作用・効果のほかに、以下の効果を奏する。
(3)−1 本実施例では、紙幣入出金装置1Bによると、前部紙幣収納機構1Fの装填回収庫50として、本来的な使用のほかに、搬送機構60の切換制御により、入金処理の際の一時保管庫としても利用しているので、従来の一時保管庫が上部紙幣処理機構1Uにある場合の入金処理のやり方を維持しつつも構成を簡単で小型化を実現することができる。
この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
1B…紙幣入出金装置
1C…端末制御部
1D…情報表示部
1F…前部紙幣収納機構
1F−A…前部紙幣収納機構
1F−B…前部紙幣収納機構
1F−C…前部紙幣収納機構
1F−D…前部紙幣収納機構
1Fa…収納筐体
1Fb…開閉部
1Fc…ロック機構
1I…情報入力部
1L…下部紙幣収納機構
1LT…下部搬送機構ユニット
1S…金庫筐体
1Sa…収納筐体
1Sb…開閉部
1Sc…ロック機構
1Tu,1Tf…連結搬送機構
1U…上部紙幣処理機構
10…入金部
11…紙幣繰り出し機構
11F…フィードローラ
11G…ゲートローラ
11L…押圧機構
11P…ピックアップローラ
20…紙幣識別部
21…搬送路
22…通過検知センサ
23…金種判別センサ
24…カメラ
25U,25L,26U,26F…紙幣通過検知センサ
30…出金部
40,40A〜40E…リサイクル庫
40a…昇降板
40b…フィードローラ
40c…ゲートローラ
40d…ガイド板
50…装填回収庫
50F…集積分離機構
50a…昇降板
50b…フィードローラ
50c…ゲートローラ
50d…ガイド板
60…搬送機構
60A〜60M…搬送路
61〜64…第1ないし第4分岐合流部
71〜75…ゲート機構
81…ゲート手段
82…第1回転軸手段
83…ブラケット
84…第1ピン
85…第1リンク手段
86,92…第1および第2駆動手段
87,93…ばね手段
88…停止部材
89…第2回転軸手段
90…第2ピン
91…第2リンク手段
94…固定ゲート手段
100…上位制御部
110…通信網
111,112…通信網
120…外部カメラ
150…装填回収庫
150−B…装填回収庫
150−C…装填回収庫
150−D…装填回収庫
150−Da…紙幣繰り出し機構
150F…集積分離機構
150F−B…搬送機構
150F−C…集積分離機構
152…リジェクト庫
152−D…リジェクト庫
154…開閉扉
154−C…開閉扉
154−D…リジェクト庫
Claims (7)
- 紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金装置であって、
入金される紙幣が投入される入金部と、紙幣が正常である正常紙幣か正常紙幣でないリジェクトされるリジェクト紙幣であるかを識別する紙幣識別部と、出金する紙幣を集積する出金部とを有する紙幣処理機構と、
入金された紙幣および出金する紙幣を収納する第1紙幣収納庫を有する第1紙幣収納機構と、
紙幣を収納する第2紙幣収納庫を有する第2紙幣収納機構と、
上記紙幣処理機構、上記第1および第2紙幣収納機構の各々内部を接続するとともに、上記紙幣処理機構と第1および第2紙幣収納機構との間で紙幣を搬送する搬送路を有する搬送機構と、
上記紙幣処理機構、上記第1および第2紙幣収納機構を制御するとともに、上記紙幣識別部により識別された結果に基づいて上記搬送機構を制御する制御部と、
を備え、
上記第1紙幣収納機構は、上記第1紙幣収納庫を収納する収納筐体と、該収納筐体に開閉可能であって上記第1紙幣収納庫の紙幣を取り出し可能に設けられている開閉部と、該開閉部をロックするためのロック機構とを備え、
上記第2紙幣収納機構は、上記紙幣処理機構と上記第1紙幣収納機構との間における上記搬送機構の搬送路で分離可能にユニット化されており、
上記制御部は、上記紙幣識別部によって識別された上記リジェクト紙幣を、上記第2紙幣収納庫に搬送することを特徴とする紙幣入出金装置。 - 請求項1に記載の紙幣入出金装置において、
上記第2紙幣収納機構は、上記リジェクト紙幣を収納するリジェクト庫を備えている、紙幣入出金装置。 - 請求項1または請求項2に記載の紙幣入出金装置において、
上記リジェクト紙幣は、上記第1紙幣収納庫から繰り出された紙幣である、紙幣入出金装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の紙幣入出金装置において、
上記ロック機構は、該ロック機構を解除して開閉部を開くための機構が上記第2紙幣収納機構内の上記第2紙幣収納庫にアクセスするより厳しく構成されている、紙幣入出金装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の紙幣入出金装置において、
上記第1紙幣収納機構および第2紙幣収納機構は、該各機構と、上記紙幣処理機構との間における上記搬送機構の搬送路で分離可能にユニット化されている紙幣入出金装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の紙幣入出金装置において、
上記紙幣処理機構は、上記入金部に紙幣を投入しかつ上記出金部から紙幣を取り出す側を操作側としたときに、上記紙幣識別部を上記操作側と反対側に配置し、
上記第1紙幣収納機構は、上記紙幣処理機構の下方に配置し、
上記第2紙幣収納機構は、上記紙幣処理機構の下方であって上記第1紙幣収納機構に対して上記操作側に配置した、紙幣入出金装置。 - 請求項6に記載の紙幣入出金装置において、
上記紙幣処理機構と上記第1紙幣収納機構との間の搬送路の連結部は、上記紙幣処理機構の下面に配置し、
上記紙幣処理機構と上記第2紙幣収納機構との間の搬送路の連結部は、上記紙幣処理機構の下面であって上記操作側に配置した紙幣入出金装置。
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