JP5568321B2 - 電力システム構成自動検出システム - Google Patents

電力システム構成自動検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP5568321B2
JP5568321B2 JP2010003954A JP2010003954A JP5568321B2 JP 5568321 B2 JP5568321 B2 JP 5568321B2 JP 2010003954 A JP2010003954 A JP 2010003954A JP 2010003954 A JP2010003954 A JP 2010003954A JP 5568321 B2 JP5568321 B2 JP 5568321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meter
distribution
phase
feeder
customer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010003954A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010161923A (ja
Inventor
デ ブダ エリック,ジョージ
セシル,クルストラ ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinects Solutions Inc
Original Assignee
Kinects Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinects Solutions Inc filed Critical Kinects Solutions Inc
Publication of JP2010161923A publication Critical patent/JP2010161923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5568321B2 publication Critical patent/JP5568321B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/54Systems for transmission via power distribution lines
    • H04B3/546Combination of signalling, telemetering, protection
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/18Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using inductive devices, e.g. transformers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R22/00Arrangements for measuring time integral of electric power or current, e.g. electricity meters
    • G01R22/06Arrangements for measuring time integral of electric power or current, e.g. electricity meters by electronic methods
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2203/00Indexing scheme relating to line transmission systems
    • H04B2203/54Aspects of powerline communications not already covered by H04B3/54 and its subgroups
    • H04B2203/5429Applications for powerline communications
    • H04B2203/5433Remote metering

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Description

発明の詳細な説明
(技術分野)
本発明は一般に電気ネットワークの構成を自動的に検出する方法に関する。
(背景技術)
エネルギー価格の高騰、環境に関する懸念、ならびに、日増しに高まるエネルギー節約の重要性にともなって、電気窃盗の検出と防止に対する関心が高まってきている。高電圧配電線からの直接の窃盗は、電力会社の所有物ではない配電変圧器を配電線に無断で設置することによって行われる。電力会社はこのような変圧器の存在について必ずしも分かっているわけではなく、したがって、この種の電気窃盗は、電力会社が所有する配電変圧器が供給するエネルギーとエンドユーザが消費するエネルギーとを比較しても検出されない。この種の窃盗を検出するためには、配電線のレベルで消費量を測定することが必要である。現在の技術では、配電線メータは配電線が供給したエネルギーを測定する。このためには、電圧と電流を掛けあわせて電力を求め、この電力をある期間について積分してエネルギーを求める必要がある。配電線が供給したエネルギーをその配電線の配電変圧器が供給したエネルギーと比較することによって窃盗が検出できる。この手法の主な欠点は、配電線メータが高電圧でも動作するように設計・製造されていなければならないということである。高電圧デバイスは高価であり、設計によっては設置するのが危険である。さらに、電流の存在と線抵抗に起因して配電線一本ごとに電圧降下が発生し、この電圧降下が比較の際に測定エラーのもとになる。測定エラーが増加するということは、測定エラーと窃盗とを区別できるようにするために、ある任意の台数の配電変圧器に対して余分な配電線メータが必要になるということを意味する。
構成に関する情報は、窃盗検出式に対する入力値として重要なものである。どのエンドユーザがどの配電変圧器に接続されているのかを知り、どの配電変圧器がどの配電線メータとどのように関連付けられているのかを知ることが必要である。構成情報を継続的に保有する従来の方法は、配電システムを構成する機器とその機器がお互いにどう接続されているのかを示す一連の地図を作成することである。この方法は費用と手間がかかるうえに、地図が古くなってしまうことが往々にしてある。
(発明の概要)
本発明の1つの態様によれば、複数の配電線メータを備えた配電線と、そこに連結された複数の配電変圧器メータとを有するネットワークの構成を検出する方法を提供する。上記方法は、上記配電線メータそれぞれから、位相を有する一意に特定可能な信号を上記配電線を介して送信させるステップを備えている。次に各配電変圧器メータが、一意に特定可能な信号それぞれの位相を特定し、その一意に特定可能な信号の位相を配電変圧器メータ固有識別子とともにデータ収集装置に送信する。次に各配電変圧器メータによって記録された位相を比較して、上記配電線メータに対して配電線上のどこに上記配電変圧器が接続されているのかを決定する。
本発明の別の態様によれば、複数の配電変圧器メータを連結した配電線と上記各配電変圧器メータに連結された少なくとも1台の顧客メータとを有するネットワークの構成を検出する方法を提供する。上記方法は、上記配電変圧器メータそれぞれから、その配電変圧器メータに連結された顧客メータ全てに配電変圧器メータ固有識別子を送信させるステップと、次に、顧客メータそれぞれから、上記配電変圧器メータ固有識別子と固有顧客メータ識別子とを別の場所にあるデータ収集装置に送信させるステップとを備えている。そして、上記配電変圧器メータ固有識別子とそれに対応する顧客メータ識別子はデータベースに記憶される。このようにして、各顧客メータがどの配電変圧器に接続されているのかを決定することができる。
本発明の別の態様によれば、複数の配電線メータに連結された配電線と顧客に配置された顧客構成モジュールとを有するネットワークの構成を検出する方法を提供する。上記方法は、まず配電線メータそれぞれから、位相を有する一意に特定可能な信号を上記配電線を介して送信させるステップと、次に上記顧客構成モジュールそれぞれに、一意に特定可能な信号それぞれの位相を特定させるステップとを備えている。次に、上記顧客構成モジュールそれぞれが、上記一意に特定可能な信号それぞれの上記位相を顧客構成モジュール識別子とともにデータ収集装置に送信し、上記各構成モジュールによって記録された位相を比較して、上記顧客構成モジュールそれぞれが配電線メータに対して供給線上のどこに(配電変圧器を介して間接的に)接続されているのかを決定する。
本発明の別の態様によれば、配電変圧器メータが多相配電線のどの位相に連結されているのかを決定する方法を提供する。上記方法は、上記配電線メータが接続されている位相の電力周波数によって変調される配電線メータ信号を、上記配電線に連結された上記配電線メータから送信させるステップを備えている。次に、上記配電変圧器メータが上記変調された配電線メータ信号を受信し、その信号を復調して上記配電線メータ信号を再生する。上記配電変圧器メータはそれ自体がどの位相に接続されているのかを、復調された配電線メータ信号の位相角度と上記配電変圧器メータが接続された電圧の位相角度との差を算出することによって決定する。
本発明の別の態様によれば、顧客メータが多相配電線のどの位相に連結されているのかを決定する方法を提供する。上記方法は、配電線メータの位相で電力システム周波数によって変調された配電線メータ信号を、配電線メータから送信させるステップを備えている。次に上記顧客メータは上記変調された配電線メータ信号を受信し、これを復調して、上記配電線メータ信号を再生する。次に、上記顧客メータはそれ自体がどの位相に接続されているのかを、復調された配電線メータ信号の位相角度と上記顧客メータが接続されている電圧の位相角度との差を算出することによって決定する。
本発明の別の態様によれば、顧客メータが多相配電線のどの位相に連結されているのかを決定する方法を提供する。上記方法は、配電線の各位相に連結されたデータ収集装置に、各位相について第1の電圧プロファイルをある期間記録させるステップと、顧客メータに第2の電圧プロファイルを同一期間記録させるステップと、次に上記第2の電圧プロファイルを上記顧客メータからデータ収集装置に送信させるステップと、次に各顧客メータの第1の電圧プロファイルを第2の電圧プロファイルと比較することによって、各顧客メータがどの位相に接続されているのかを決定するステップとを備えている。
以上の効果、および、明細書の記載が進むにつれて本発明が関連する技術分野の当業者にとって明らかになる他の効果を踏まえて、以下の記述では、明細書の一部をなす添付の図面を参照しながら本発明を記載する。この記載には本発明の原理の好ましい典型的な実施形態についての記載を含む。
(図面の簡単な説明)
図1は、本発明の方法を実行する電気ネットワークの概略図である。
図2は、本発明の方法を実行する電気ネットワークの概略図であり、エンドユーザ(end user; EU)と配電変圧器(distribution transformer; DT)との関係を示している。
図面中で、類似の参照文字は異なる図の対応部分を示している。
(発明を実施するための最良の形態)
電気窃盗検出方法としてのエネルギー収支勘定は、配電変圧器レベルにおいて、対象となる顧客の数が少ないので非常に効果的である。線路損に起因するエラーはおそらく0.5%〜3%程度であり、顧客数は10を越えないと考えてよい。この場合、エネルギーの線路損の総量は、顧客一軒が消費する量に比べてもわずかな量にしかならず、想定できるどんな窃盗量と比べてもわずかである。
配電線のレベルでは多数の顧客が対象となるので状況が異なる。ここでは、線路で失われるエネルギーは、顧客一軒が消費する量の何倍もの大きさになると考えられる。したがって窃盗の検出はより困難であり、上記方法の感度と信頼性はエネルギー収支勘定プロセスの精度に大きく左右される。
エネルギー収支勘定プロセスの精度は、線路損を推定してその線路損について補正することによって向上するが、この解決法の利点を制約する深刻な着想における問題がある。問題は、線路損が電流レベルの二乗に比例するので負荷によってばらつきがあることにある。しかも、この問題は、温度とともに変化する線抵抗に起因する一定ではない損失を考慮していない時点ですでに発生している。このような問題によって、充分な精度で損失を知ることは非常に困難なことなのである。
例えば、住宅顧客からなる安定した不変負荷に100Aを供給している配電線があるとすると、線路損1%になる。ただし、1回の測定期間の間に、負荷はその期間の半分の時間では200Aになり、残りの時間ではゼロになるような変化をする。その結果、測定期間中の線路損は2倍になる。線路損は1%ではなく2%になる。この変化は測定と測定の間に発生するから、メータのデータからは検出不可能である。
1000軒の顧客につないだ配電線の場合、線路損が1%から2%に変化すると、顧客へのエネルギーの流れが平均的顧客の負荷の10軒分減少する。
この問題には複数の解決法がある。まず、測定間隔を短くすることによってエラーは削減できる。しかし、この方法では送信して処理しなければいけないデータ量が増加してしまい、問題をすべて解決することにならない。次に、統計的に平均することもできるが、この方法は必ずうまくいくとは限らない。したがって、感度と誤報防止との釣り合いをとるという方法が残る。つまり、閾値を低く設定しすぎると誤報が多くなり、閾値を高く設定しすぎると実際の窃盗が検出されない。この2つのレベルの間に、多数の誤報を引き起こす閾値と実際の窃盗を検出しそこねる閾値の範囲がある。
このように、窃盗検出方法としてのエネルギー収支勘定には、使用した測定機器の精度とは独立した、内在的なエラー原因がある。配電線メータ、配電変圧器メータ、および顧客メータにエラーが全く起きないと仮定しても、この方法には、感度を限定し、したがってその電気窃盗検出能力を制約する大きなエラー原因が依然存在する。
このエラー原因を持たない別の方法は、積算同相電流(Accumulated In−Phase Current; AIPC)を使用する方法である。AIPCとは単純にエネルギーの非電圧成分のことであり、これを用いることによって式から電圧項が消去できる。線路損は電流損失よりもむしろ電圧損失によって特徴付けられるから、この方法は線路損の効果にほぼ影響されない。このことは、精度の水準が全体として上げられることを意味している。精度の水準が上がれば感度は向上し、したがって窃盗検出能力が高くなり、窃盗検出能力は主にメータ測定の精度に制約されることになる。このようにAIPCは、エネルギー消費量(kWh)を利用する方法より優れた窃盗検出手段と方法を提供する。
“フィーダメータ”という用語は配電線のレベルで電気を測定するメータを広く指し示す用語である。フィーダ電流メータはフィーダメータの1タイプであり、供給部電流を測定する特異的用途に合わせて設計されたものである。よって、供給部電流メータはAIPC測定には理想的に好適であり、他のフィーダメータとちがって電圧を測定する必要がない。
フィーダ電流メータ(feeder current meter; FCM)、配電変圧器メータ(distribution transformer meter; DTM)、および顧客メータ(customer meter; CM)を含んだシステムにおいて、AIPCはばらつきのある線路損とは独立しているから、最良の窃盗検出手段を提供する。この着想の1つの難点は、CMが一般にはAIPCデータを提供しないこと、ならびに、当然ではあるがAIPCがkWhとは比較できないことである。ただし、DTMを使用すれば、AIPCとkWhの両方を提供するようにDTMをプログラムすることができる。そしてkWhを使用してDTMとCM(対象となる顧客数が少ない)との間で調整をし、その一方で、AIPCを使用してFCMとDTM(対象となる顧客数が多い)の間で調整をする。
地方などの、各変圧器に対して顧客がわずか1軒しかない状況下ではDTMを設置することは望ましくないと思われることがある。この場合、エネルギー消費量読み取り値と積算同相電流読み取り値の両方を送信できる能力を、顧客メータが備えることも可能である。エネルギー消費量読み取り値は課金のために使用し、その一方でAIPC読み取り値はフィーダ電流メータ読み取り値とともに使用して、エネルギー消費量データを使う場合より高い感度と信頼性で窃盗検出を行う。
最も正確で、かつ、窃盗に対して最も感度が高く誤報を招く可能性が最も低い手法は、CMに真のAIPC能力を付加することである。この手法の問題点は、この能力を実現するためにはメータ製造業者に多大な開発が求められることである。しかしながら、メータの既存の能力を使うことによって、上記能力に近い機能が実現できる。CMが各1時間の積算kWh数を送信するとともに、最大電圧と最小電圧を送信するのである。このデータから、AIPCが取りえる最大値と最小値が以下のように求められる。
最大AIPC値=kWh/最小電圧値
最小AIPC値=kWh/最大電圧値
供給部のレベルのAIPCを変圧器二次側のレベルのAIPCと比較するためには、変圧器の変圧比(一次側電圧を二次側電圧で割った値)を考慮に入れる必要がある。これは、AIPC値に公称電圧値を掛けることによってAIPCを正規化アクティブエネルギー(normalized active energy;NAE)に変換すれば簡単にできる。つまり次のようになる。
NAE=正規化アクティブエネルギー=AIPC×公称電圧
フィーダ電流メータのNAE値からエラーマージンを引いた残りが各CMにおけるNAE読み取り値の合計より大きければ、窃盗警報装置が始動する。この手法の1時間ごとの感度は、検出に必要な最小窃盗負荷を使って以下のように表わされる。
検出可能最小窃盗負荷=電圧×(最大AIPC値−最小AIPC値)+エラーマージン
この手法は、電圧が一定の期間に感度が最も高くなるが、電圧が変化する期間であっても誤報は最少に抑えられる。ターゲットとする窃盗負荷が事実上ベース負荷であるから、窃盗負荷は高感度期間中に容易に検出可能なはずである。さらに、任意の1時間測定期間においてその1時間をさらに5分間の測定期間に単純に分割することによって、感度を大幅に上げることができる。感度はその5分間に発生する電圧変化の大きさによって限定されるが、この電圧変化は通常小さいと考えられるから、この手法では常に高感度を維持することが一般に可能である。
任意の窃盗検出システムの感度は顧客数が増加すると減少するので、配電線1本に対してFCMを複数使用すると、各FCM(フィーダ電流メータ)がその配電線の顧客の異なるサブセットをカバーできて有利である。この構成は上記配電線の先が異なるセクションに枝分かれしている場合に限って機能する。この場合、各枝線に別のフィーダメータを設置できる。この構成が可能な場合であっても、依然問題はあり、サブステーションから第1の枝線(または顧客)に至る電線は保護する必要があり、この電線上であっても顧客数をさらに分割することはできない。電線のこのセクションは、RMS(root−mean−squared;二乗平均平方根)電流を測定する2台のFCM(サブステーションに1台、第1の顧客の直前に1台)によって保護することができる。RMS電流は、測定プロセス中にわずか1つの入力しかないので、kWhより、さらにAIPCよりも正確に測定可能である。精度は、2台の同じFCMをともに較正することによって、さらに向上可能であり、こうすることによって窃盗に対する可能な限り最高の保護を電線のこのセクションに施すことができる。
標準的なフィーダ電流メータには高電圧が印加される接続端子がないが、電圧情報はkWhを算出するために必要である。標準的な方法としてはシールド抵抗分圧器またはポテンシャル変圧器を使用してもよいが、どちらの方法も固有の長所と短所がある。各方法ともに優れた精度が提供できるが、精度が要求されると費用がかかりかつ不便である。代わりの方法としては、既存の配電変圧器の二次側の電圧を測定して巻数比を掛ける方法がある。
この方法は、フィーダ電流メータ(FCM)の設置場所の近くで配電変圧器に取り付けられるデバイスで実行できる。このデバイスは電圧と電流を測定して組み合わて一次側用の電圧データを生成する。このデータは短距離無線を使ってリアルタイムで連続的にFCMに送信され、FCMはこれを使ってkWhデータを提供する。
この手法には主なエラー原因が2つある。1つ目は巻数比の精度であり、2つ目は変圧器に負荷がかかったときに生じる電圧出力降下である。
変圧器がCSA規格に適合していれば、巻数比(銘板に記載の定格高電圧/定格低電圧)は±0.5%以内である。また、銘板に記載された変圧器のインピーダンス(通常1%〜3%)は±5%内の精度である。したがって、負荷電流を測定し、このデータを使用して変圧器の電圧降下が補正できる。電圧測定と電流測定の両方について0.15%の測定機器エラーを仮定すれば、インピーダンスが3%の変圧器の場合の、全般的に最悪の場合の高電圧測定エラーは、
Figure 0005568321
となる。
このレベルの精度が適しているのは対象となる顧客数が小さいときだけであり、これはkWhに基づいているいかなる窃盗検出システムの場合にもあてはまる。このkWh窃盗検出システムの場合、皮肉なことに、kWh能力を備えたフィーダ電流メータを提供することに伴う余分な費用やその他の短所が原因となって、AIPC(積算同相電流)に基づいた窃盗検出システムより数学的に優れた窃盗検出システムが実現できなくなる。代わりにAIPCを使用すると窃盗検出能力と誤報削減能力が改善されて、しかも、フィーダ電流メータは高価な電圧測定機器が不要になる。
長所はこれ以外にもある。フィーダ電流メータが電圧を測定する必要がないので、該メータは大幅に小型化・軽量化でき、また、安全性が高くなる。上記フィーダ電流メータは高電圧が印加される接続をする必要がないので、高電圧ヒューズが不要であり、したがってフィーダ電流メータのサイズと重量が削減できる。重さが軽いということは配電線に直接、他の重量支持手段を使わずに取り付け可能であることを意味している。こうすることによって上記メータは素早く設置することができ、また、設置場所が柔軟に選択できる。最後に、上記メータはその構造上安全である。つまり、高電圧が印加される接続をするデバイスとは違い、本メータからは、機器内部でヒューズ封入部の周囲においてアーク放電が発生するリスクが完全に取り除かれており、したがって、設置中に爆発する危険性が取り除かれている。
AIPC(積算同相電流)
AIPCは単純にエネルギーの非電圧成分のことである。
Figure 0005568321
ここで、I=有効電流=非リアクティブ電流=同相電流であり、エネルギーはkWh(キロワット時)を単位として測定し、AIPCはAh(アンペア時)を単位として測定する。
安定した不変負荷に100Aを供給している7.2kVの配電線(相−接地間)があり、サブステーションから顧客までの供給線が0.72Ωを有するとすると、この配電線全体で発生する電圧降下は72Vである。サブステーションでの電圧が7200Vであれば、顧客での電圧は7200−72=7128Vである。サブステーションで1時間に記録されるエネルギー量は7.2×100=720kWhである。負荷では、測定されたエネルギー量は7.128×100=712.8kWhである。この場合、エネルギーの((720−712.8)/720)×100%=1%が線路損によって失われる。
次の1時間の間隔の間、サブステーションは最初の30分間は200Aを供給し、残りの時間は電流を供給しない。最初の30分間は200×7.2×30/60=720kWhがサブステーションで記録され、したがって上記1時間全体でも720kWhがサブステーションで記録される。ただし負荷では、電圧降下が電流に比例し、また、顧客電圧が最初の30分間は7200−(200×0.72)=7056V、続く30分間は7200Vなので、電圧降下が2倍になる。このとき顧客で測定したエネルギー量は最初の30分間が7056×200×30/60=705.6kWh、したがって上記1時間全体でも同様である。この場合、エネルギーの((720−705.6)/720)×100%=2%が線路損によって失われる。
どちらの場合もサブステーションでは同じ量のエネルギー(720kWh)が記録されているから、この測定値は電線で失われたエネルギー量の予測には使用できない。顧客でのボルト時も同様の理由で使えない。顧客側ではどちらの場合でも上記1時間に7128ボルト時が記録されるが、二つ目の場合にはkWhが7.2少ない。このように、1時間に対するワット時を同じ1時間に対するボルト時で割ることによってAIPCを推定しようとしても、負荷が誘導する線路損のバラツキが引き起こすのと同じ数学的エラーが発生してしまう。
真のAIPCを使用すれば、どちらの場合にも(窃盗がない限り)サブステーションと顧客側の両方で100Ahが記録される。AIPCが使えなければ、最大電圧と最小電圧を使って最小AIPC値と最大AIPC値を算出するのが次の最良策である。
本発明のシステムを構成10として図1に模式的に示す。上記システム10は、AIPCの測定と記録ができる配電変圧器メータ22とそれぞれ連結された複数の配電変圧器20からなる。同時係属中の米国出願番号60/949,606に開示されている配電変圧器メータは本発明での使用に適している。配電変圧器20はそれぞれ負荷18(例えば、複数の住宅電力消費者)と高電圧配電線12に連結されている。高電圧配電線12はサブステーション14内のサブステーション変圧器17に連結されている。配電変圧器34も配電線12に連結され、データ収集装置16は配電変圧器34に連結されている。各配電変圧器メータ22が、対応する負荷18がある任意の期間に消費するAIPCを記録して、この情報をデータ収集装置16に送る。サブステーション変圧器17はフィーダ電流メータ24に連結されている。フィーダ電流メータ24は、配電変圧器メータ22と同様、ある任意の期間のAIPCを算出・記録するように構成されている。フィーダ電流メータ24は、さらに、AIPC測定値をデータ収集装置16へ好ましくは電力線通信信号を使って送信するように構成されている。配電変圧器メータ22も、AIPC測定値をデータ収集装置16へ好ましくは電力線通信によって送信するように構成されている。次に、データ収集装置16はこれらのAIPC測定値をセントラルコンピュータ32に送る。セントラルコンピュータ32はデータ収集装置16の近くに位置している必要はなく、また、他のデータ収集装置に接続されていてもよい。各配電変圧器メータ22はAIPC測定値とともに固有識別子コードを送る。こうして、セントラルコンピュータ32は各配電変圧器メータ22が受信した上記AIPC測定値を比較することができ、また、これらのAIPC測定値をフィーダ電流メータ24からえられる同一期間のAIPC測定値と比較することができる。
この比較はまずAIPCを正規化アクティブエネルギー(つまりNAE)に変換することによって行う。NAEは単純にAIPCに公称電圧を掛けたものである。配電変圧器メータ22の場合、公称電圧は通常240Vである。フィーダ電流メータの場合、例えば変圧器の変圧比が30であれば公称電圧は7200Vである。複数の配電変圧器メータ22からえられるNAEの合計値は、適当な測定エラーマージン内で、同一期間にフィーダ電流メータ24が記録した測定値からえられるNAEと等しいはずである。この二つのNAEの合計値の間で大きな違いがあれば、これは、配電線に取り付けられた未知の負荷があることを意味していると考えられる。この場合、セントラルコンピュータ32を運転している電力会社はその余分な負荷を調べればよい。
この電流収支勘定システムは線路損の影響を受けず、したがって、エネルギーをメータ測定するより正確である。また、フィーダ電流メータ24でAIPCだけを測定するデバイスは高電圧動作が不要である。この理由によって、配電線12のAIPCメータ測定はエネルギーのメータ測定よりずっと安全で費用がかからない。
接続状況情報
本発明のシステムは異なる2種類の電気窃盗の検出に使用可能である。第1の種類の窃盗は電力会社が所有する配電変圧器から電気を盗むものである。第2の種類の窃盗は配電線から直接電気を盗むもので、配電変圧器を高電圧配電線に許可をえずに直接連結することによって発生する。上記配電変圧器メータは、エンドユーザに設置された電気メータと協働して第1の種類の窃盗を検出する。配電変圧器での電気の消費量はエンドユーザの電気消費量の合計とほぼ等しいはずである。ただし、この比較をするためには、電力会社はどのエンドユーザがどの配電変圧器に接続されているのか分かっていなければならない。接続状況情報は第2の種類の窃盗を検出するためには必要である。この情報は地図を作成することによって収集することができる。この地図の作成では、上記配電線、配電変圧器、エンドユーザ、およびその間の相互接続を記号で示した二次元画像または図を生成する(紙に印刷しても、電子形成でコンピュータモニタに表示してもよい)。これらの地図を作成するには、最初の作成時だけでなく、電力システムに変更が加えられる度に最新の状態に維持していくためにも相当多くの作業が必要である。これらの地図を一端作成・維持しても、未許可の電気使用が起きていないかどうかをチェックするために使用する等式を生成するためには、さらに地図を解釈する作業が必要である。
本発明のシステムでは地図を作成し解釈する必要がない。代わりに、接続状況行列を自動的に生成して、どの顧客メータ(CM)がどの配電変圧器メータ(DTM)に接続され、各配電変圧器がフィーダメータ(FM)に対して相対的に配電線のどこに位置しているのかを示す。基本的な手法は次のようである。すなわち、電力線搬送波信号をいろいろな地点でグリッドに送り、この信号を別の地点にある機器が受信する。この受信信号は処理されて行列の形成で必要な接続状況情報を提供する。次にソフトウェアがこの行列を使って、未許可の電気使用が起きていないかどうかをチェックするために使用する等式を自動的に生成する。
接続状況情報の要件は、1.DTMから顧客メータまで、2.FCMからDTMまで、および、3.FCMからCCM(Customer Configuration Module;顧客構成モジュール)まで、の3つのカテゴリに分けられる。以下において、本発明の方法を使用して接続状況行列の3つの部分全てをどう定義するのかを説明する
1.DTMから顧客メータまで
どの顧客メータがどの配電変圧器に接続されているのかを知る必要がある。1つの手法は、データ収集装置が全てのDTMに配電線の位相で命令信号を送ることによって、電力線通信(power line communication; PLC)で配電変圧器メータ固有識別子(例えばDTMの番号)を顧客メータに同時に送信する。DTMはこれに応答して、PLCでシリアル番号を同時に送る。顧客メータはこのシリアル番号を対応するDTM(つまり、該顧客メータに電力を供給する配電変圧器につながれたDTM)から受信して、受信したシリアル番号を顧客メータの固有識別子とともに、別の位置にある対応するデータ収集装置へ送信する。この接続状況情報は好ましくは別の場所にあるデータ収集装置と連結したデータベースに記憶されている。
ある変圧器の二次側で送信されたPLC信号は他の変圧器の二次側で低レベルで受信されるが、実際上、これらの信号の信号強度は十分に低く、所望の信号(つまり、同じ二次側で送受信される信号)に埋もれてしまう程度であって、正しいシリアル番号だけが受信されるはずである。受信信号の信号強度測定は、DTM送信器が送信に失敗したかどうかを知るために依然必要である。
2.FCMからDTMまで
配電線のどのセクションに配電変圧器が接続されているのかを知る必要がある。配電線のセクションの境界面はFCMが設置されている配電線上の地点に対応している。これは1時間を一連の時間ウインドウに分割することによって実現できる。各FCMは、それ自体の指定された時間ウインドウで一意に特定可能な信号を送信する。実際に、一本の配電線上の2台のFCMが同じ時間ウインドウ内で同じ周波数で送信することはないから、特定の時間ウインドウがFCMからの信号の一意に特定可能な部分の一部をなしている。FCMは、同じ時間ウインドウ内で同じ周波数で送信するのではなく、ある順番で送信する。各FCMから上流へ向かって進む信号は正の信号(位相が+ve)であり、FCMから下流へ進む信号は負の信号(位相が−ve)である。DTMのPLC受信器は信号の存在が検出できるだけではなく、どのFCMが信号を送信したのか、および、信号の位相(つまり信号が正の位相を有するのか負の位相を有するのか)を時間ウインドウから決定することもできる。このデータは各DTMによって別の場所にあるデータ収集装置へ、各DTMの固有DTM識別子(例えばDTMのシリアル番号)とともに送信される。このデータから、配電線のどのセクションに各DTMが接続されているのかを決定することが可能である。例えば、DTMが以下のFCMデータを受信したと仮定する。
FM1−
FM2−
FM3+
FM4+
この場合、そのDTMがFM2とFM3の間の配電線のセクションに接続されていたことが分かる。
この決定法では各DTMが複数のフィーダメータと関連しており、この様子を図1に示す。プロセスは、データ収集装置16が搬送波複製命令を電力線搬送波通信によって配電線上の全てのフィーダメータに送ることによって始まる。この命令に続いて、純粋な搬送波がデータ収集装置によって一定期間送信される。そして、フィーダメータは周波数と位相について実質同一の複製搬送波を、配電線への誘導結合を用いて順に送信する。フィーダメータ電力線搬送波送信器が使用する誘導結合の結果、上記信号は、下流へ進む信号とは位相が180度ずれた状態でフィーダメータから上流へ進む。こうすることによって、これらの信号は正の信号または負の信号に分類することができる。配電線上の全てのDTMが、正の信号を受信したのか負の信号を受信したのかを各フィーダメータごとに記録する。この情報はリクエストに応じてデータ収集装置に中継される。したがって、上記データ収集装置はAIPC(またはエネルギー、あるいはその両方)の測定値を全てのフィーダメータとDTMから受け取るだけでなく、上記比較を行って窃盗を検出するために必要な情報全てを受け取る。こうすることによって、いかなる地図作成も不必要になる。
次に、図2に図示するように、フィーダメータFM2とフィーダメータFM3の間の配電線の部分に接続された全てのDTMが、フィーダメータFM2からは負の信号をとフィーダメータFM3からは正の信号を受信する。フィーダメータFM3のもう一つの側ではどのDTMも上記フィーダメータの両方から負の信号を受信する。また、フィーダメータFM2のもう一つの側ではどのDTMも上記フィーダメータの両方から正の信号を受信する。したがって、フィーダメータFM2から負の信号を受信しフィーダメータFM3から正の信号を受信する全てのDTMのNAE(またはエネルギー)測定値の合計は、フィーダメータFM2のNAE(またはエネルギー)の測定値からフィーダメータFM3のNAE(またはエネルギー)の測定値を引いたものに実質的に等しいはずである。
上記信号を1つの配電線位相から他の2つの配電線位相に転送する三相コンデンサバンクが存在する場合、潜在的な問題が起こりえる。この場合、各FCMがどの位相に設定されているのかだけではなく、各DTMがどの位相に設定されているのかも決定できることが必要がある。しかし、コンデンサバンクがなければ、これは容易に決定できる。なぜならば1つの配電線位相で送信された信号は他の2つの配電線位相では受信されることがないからである。
コンデンサバンクなどの、1つの配電線位相からの信号を他の2つの位相と結合させるいかなる部材もこの課題を困難なものにする。この課題の1つの解決法は、配電線位相上で60Hzの電力信号で変調した信号をFCMから送信させることである。この場合、DTMの受信器はこの信号を復調してもとの60Hzの信号を再生し、この信号とそれ自体が接続されている電圧との間の位相角度を測定する。位相角度の差が0°または180°に近ければ、この信号が同一配電線位相上のFCMから来たものであることが分かる。位相角度の差が120°または60°に近ければ、上記信号は他の2つの配電線位相のうちの一つに由来するものであることが分かる。さらに、120°または60°の位相差が進んでいるのか遅れているのかを決定することによって、上記他の2つの配電線位相のうちのどちらに上記FCMが配置されているのかを決定する。
3.FCMから顧客構成モジュールまで
人口がまばらな地方部では、各配電変圧器にわずか1軒の顧客しかいないことが普通である。費用を考慮して、これらの変圧器にDTMを設置することは避けるべきである。したがって、別のデバイス、つまり顧客構成モジュール(CCM)が、上記セクション2に記載したの機能を果たす必要がある。このユニットは、電流を感知または測定しない点を除けば、配電変圧器に設置するDTMと同様である。あるいは、顧客の家屋のどこかのコンセントに差し込むことのできるモジュールであってもかまわない。
信号処理要件
1.正確な時間ベース(低ドリフト)
CCMがFCMからの信号を検出して処理でき、また、メータがDTMからの信号を検出して処理できるためには、正確な時間ベースをもった復調アルゴリズムが必要である。適当な時間ベースアルゴリズムの一例が米国特許第6,549,120号に記載されている。
2.信号と位相検出
DTMまたはCCMが配電線のどの位相に連結されているのかを決定する必要がある。これは、フィーダメータ信号を搬送波に載せて配電線からDTMまたはCCMに送ることによって行われる。この参照信号はある期間送信されるが、この期間は、上記搬送波の位相角度を見つける機会をDTMまたはCCMに与えるためには、最大10分間の長さが必要かもしれない。フィーダメータ信号は、上記信号が送信される位相上で電力システム周波数によって変調する必要がある。DTMまたはCCMはこの変調したフィーダメータ信号を受信して復調する。復調はDTMまたはCCMによって行うことができ、正常搬送波周波数からの周波数オフセットが小さい復調周波数が生成される。このとき復調出力は遅い正弦波となり、ゼロ交差は決定可能である。1つの方法は、このようなゼロ交差を待ち、次に周波数オフセットを除去することである。そして90°の位相オフセットを復調信号に加えて、復調信号を受信信号に揃えることもできる。復調信号のフィルタリングの際に発生する遅延を補正するためには、付加的な位相オフセットを加える必要があるかもしれない。この位相合わせが一旦済めば、時間ベースの精度が高いので構成検出プロセスの期間全体を通じて、復調信号にドリフトが発生しない。
参照周波数送信が完了すると、受信信号は構成を決定するために復調される。単相配電線位相接続状況の検出のためには、DTMまたはCCMが正の信号と負の信号(位相角度0°または180°)を区別できることが必要であり、他の配電線からの信号を拒絶するためには他の位相角度の信号を区別できることも必要である。
3.時間ウインドウ検出
DTMまたはCCMが、信号を受信する時間ウインドウを決定できることが必要である。これを実現するためには、エラーが時間ウインドウ長の半分未満のクロックをDTMまたはCCMが有することが要求される。エラーに対するこの要求は最低条件であり、良好な性能を実現するために理想的には時間ウインドウ長の16分の1未満であることが必要である。長い時間ウインドウが必要になりその結果構成検出プロセスが非常に遅くなることを避けるために、場合によってはクロックの再同期が必要なこともある。
4.データの復号化
DTMからメータへの通信をするためには、シリアル番号の形式のデータを顧客メータが復号化できることが必要である。
5.信号レベル
顧客メータとしての同一配電変圧器上のDTMが送信に失敗したときに他の配電変圧器中のDTMからの信号を拒絶できるためには、顧客メータが信号強度を決定できることが必要である。
6.三相クロストークの拒絶
信号が結合されている三相回路では、他の2つの位相のいずれかに由来する信号を拒絶する方法が必要である。このためには、データ収集装置または他のデバイスが、FCMの送信信号に対する上記の60Hz周波数変調を復号化して、復調した信号の位相が顧客メータ(または配電変圧器メータ)に接続した60Hzの電力信号の位相と一致するかどうか決定できることが要求される。バックグラウンドノイズから信号をピックアップするためには、復調フィルタリングをゆっくりと進める必要があるので、上記60Hzの波形をピースごとに復調する必要があるかもしれない。この復調を実行する際に可能な解像度はサンプリング周波数によって限定される。
上記クロストークの拒絶は必ずしも他の構成プロセスと同時に行わなくてもよく、独立した機能としてもよい。しかしながら、上記システムは、顧客メータがどの位相に接続されているのか、または、どの顧客メータがどのFCMと組み合わせられているのかのいずれかを知っていなければならない。他の位相のFCMを含めた全てのFCMがそれぞれ異なる時間ウインドウを有しているから、異なる位相のFCM間の干渉はないはずである。
メータが三相のうちのどの相と接続されているのかを決定するもう一つの方法は、電圧プロファイリングを使用することである。配電線にかかる負荷が日中に増減すると、電圧は影響をうける。この電圧は顧客メータでプロファイリングすることができる。配電線の三相は全く同一の負荷を見るわけではないので各位相は固有の電圧署名を有していて、この署名は顧客メータまたはCCMで記録してセントラルコンピュータへ送信することができる。次にセントラルコンピュータは顧客メータまたはCCMで記録された署名を三相の電圧署名と比較して、どれが最もよく一致するかを決定する。セントラルコンピュータはさらにどの程度良好に一致するかも決定する。メータがどの配電線位相に接続されているのかについて充分な確信を持てるほど良好に一致しなければ、セントラルコンピュータは要求されている確実性のレベルが実現するまで、上記プロセスをさらに別のデータを使って継続する。
複数のフィーダメータ(FM1、FM2、FM3、FM4)、配電変圧器(DT)、およびエンドユーザ(EU)を図2に図示する。どのエンドユーザがどの配電変圧器に接続されているかを知ることが必要であるのとちょうど同じように、どの配電変圧器がどのフィーダメータとどう関連付けられているのかを知る必要がある。接続状況検出の場合、状況は配電線のレベルにおいてより複雑である。最も単純なフィーダメータのトポロジーは、フィーダメータ一台が配電線を全て監視して、そのNAE(またはエネルギー)値を、配電変圧器全てのNAE(またはエネルギー)値と比較するトポロジーである。ただし、精度が制約される結果、測定エラーの合計が窃盗量より大きくなることがあり、その場合には窃盗が検出されない。したがって配電線とその枝線にそってフィーダメータを2台以上設ける必要がある。この場合、上記配電変圧器はどのフィーダメータとも関連付けないで、代わりに2台のフィーダメータに挟まれた配電線の一部に関連付ける。2台のフィーダメータのNAE(またはエネルギー)測定値の差は、その2台のフィーダメータ間の配電線の一部に位置している、電力会社が所有する全ての配電変圧器のDTM NAE(またはエネルギー)測定値の合計にほぼ等しい。
本発明の具体的な実施形態を開示したが、この開示した実施形態の変形例もこの発明の権利範囲内にあるものとする。本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。
図1は、本発明の方法を実行する電気ネットワークの概略図である。 図2は、本発明の方法を実行する電気ネットワークの概略図であり、エンドユーザ(end user; EU)と配電変圧器(distribution transformer; DT)との関係を示している。

Claims (10)

  1. 複数のフィーダメータを備えた配電線と、上記配電線に連結された複数の配電変圧器メータとを有するネットワークの構成を検出する方法であり、
    (a)上記フィーダメータそれぞれが、位相を有する一意に特定可能な信号を上記配電線を介して送信するステップと、
    (b)上記配電変圧器メータそれぞれが、上記一意に特定可能な信号それぞれの上記位相を特定するステップと、
    (c)上記配電変圧器メータそれぞれが、上記一意に特定可能な信号それぞれの上記位相を、配電変圧器メータ固有識別子とともにデータ収集装置に送信するステップと、
    (d)上記各配電変圧器メータによって記録された位相を比較して、上記フィーダメータに対して配電線上のどこに1個以上の配電変圧器が接続されているのかを決定するステップとを備えた方法。
  2. 上記フィーダメータが上記一意に特定可能な信号を固有の時間間隔で送信する、請求項1に記載の方法。
  3. 複数のフィーダメータを備えた配電線と、上記配電線に連結された複数の配電変圧器メータと、上記複数の配電変圧器メータそれぞれに連結された少なくとも1台の顧客メータとを有するネットワークの構成を検出する方法であり、
    (a)上記配電変圧器メータそれぞれが、その配電変圧器メータに連結された顧客メータ全てに配電変圧器メータ固有識別子を送信するステップと、
    (b)上記顧客メータそれぞれが、上記配電変圧器メータ固有識別子と各顧客メータを識別する固有顧客メータ識別子とを遠隔にあるデータ収集装置に送信するステップと、
    (c)上記配電変圧器メータ固有識別子とそれに対応する顧客メータ識別子とをデータベースに記憶するステップとを備えた方法。
  4. 複数のフィーダメータを備えた配電線と、上記配電線に連結された複数の顧客構成モジュールとを有するネットワークの構成を検出する方法であり、
    (a)上記フィーダメータそれぞれが、位相を有する一意に特定可能な信号を上記配電線を介して送信するステップと、
    (b)上記顧客構成モジュールそれぞれが、上記一意に特定可能な信号それぞれの上記位相を特定するステップと、
    (c)上記顧客構成モジュールそれぞれが、上記一意に特定可能な信号それぞれの上記位相を、顧客構成モジュール識別子とともにデータ収集装置に送信するステップと、
    (d)上記各顧客構成モジュールによって記録された位相を比較して、上記フィーダメータに対して配電線上のどこに上記顧客構成モジュールが接続されているのかを決定するステップとを備えた方法。
  5. 特定の位相を有する信号を送信する複数の配電線を備えたネットワークにおいて、上記配電線はフィーダメータと前記配電線に連結された複数の配電変圧器メータとを有しており、上記配電変圧器メータは配電変圧器に連結されていて、上記配電変圧器がそれぞれどの位相に接続されているのかを決定する方法であり、
    (a)上記フィーダメータが、その位相上で電力システム周波数によって変調されたフィーダメータ信号を送信するステップと、
    (b)上記配電変圧器メータが、上記変調されたフィーダメータ信号を受信して復調し、フィーダメータ信号を再生するステップと、
    (c)復調されたフィーダメータ信号の位相角度と上記配電変圧器メータが接続されている電圧の位相角度との差を算出することによって、上記配電変圧器メータれ自体がどの位相に接続されているのかを決定するステップとを備えた方法。
  6. 特定の位相を示す信号を送信する複数の配電線を備えたネットワークにおいて、上記配電線はフィーダメータと、複数の顧客メータとに連結されていて、上記顧客メータがそれぞれどの位相に接続されているのかを決定する方法であり、
    (a)上記フィーダメータが、その位相上で電力システム周波数によって変調されたフィーダメータ信号を送信するステップと、
    (b)上記顧客メータが、上記変調されたフィーダメータ信号を受信して復調し、フィーダメータ信号を再生するステップと、
    (c)復調されたフィーダメータ信号の位相角度と顧客メータが接続されている電圧の位相角度との差を算出することによって、上記顧客メータそれ自体がどの位相に接続されているのかを決定するステップとを備えた方法。
  7. 特定の位相を示す信号を送信する複数の配電線を備えたネットワークにおいて、上記配電線少なくとも1つの配電変圧器メータに連結されており、上記配電変圧器メータは少なくとも1つの配電変圧器に連結されていて、上記配電変圧器がそれぞれどの位相に接続されているのかを決定する方法であり、
    (a)上記配電線の各位相に連結されたデータ収集装置が、各位相について第1の積算同相電流録するステップと、
    (b)上記配電変圧器メータが第2の積算同相電流録するステップと、
    (c)上記配電変圧器メータが上記第2の積算同相電流を上記データ収集装置に送信するステップと、
    (d)第1の積算同相電流と第2の積算同相電流とを比較することによって、上記配電変圧器がどの位相で接続されているのかを、上記データ収集装置が決定するステップとを備えた方法。
  8. 特定の位相で信号を送信する複数の配電線を備えたネットワークにおいて、上記配電線数の顧客メータに連結されており、上記顧客メータがそれぞれどの位相に接続されているのかを決定する方法であり、
    (a)上記配電線の各位相に連結されたデータ収集装置が、各位相について第1の電圧プロファイルをある期間記録するステップと、
    (b)上記顧客メータが第2の電圧プロファイルを上記期間記録するステップと、
    (c)上記顧客メータが第2の電圧プロファイルを上記データ収集装置に送信するステップと、
    (d)第1の電圧プロファイルと第2の電圧プロファイルとを比較することによって、上記顧客メータがどの位相で接続されているのかを、上記データ収集装置が決定するステップとを備えた方法。
  9. 複数のフィーダメータに結合された配電線と、複数の配電変圧器それぞれ連結された複数の配電変圧器メータとを有するネットワークの構成を検出する方法であり、
    (a)上記フィーダメータそれぞれが、位相を有する一意に特定可能な信号を上記配電線を介して送信するステップと、
    (b)上記配電変圧器メータそれぞれが、上記一意に特定可能な信号それぞれの上記位相を特定するステップと、
    (c)上記配電変圧器メータそれぞれが、上記一意に特定可能な信号それぞれの上記位相を、配電変圧器メータ固有識別子とともにデータ収集装置に送信するステップと、
    (d)上記各配電変圧器メータによって記録された位相を比較して、上記フィーダメータに対して配電線上のどこに上記配電変圧器が接続されているのかを決定するステップとを備えた方法。
  10. 上記フィーダメータが上記一意に特定可能な信号を固有の時間間隔で送信する、請求項9に記載の方法。
JP2010003954A 2009-01-12 2010-01-12 電力システム構成自動検出システム Expired - Fee Related JP5568321B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/352,001 2009-01-12
US12/352,001 US8159210B2 (en) 2008-07-11 2009-01-12 System for automatically detecting power system configuration

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010161923A JP2010161923A (ja) 2010-07-22
JP5568321B2 true JP5568321B2 (ja) 2014-08-06

Family

ID=41504527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010003954A Expired - Fee Related JP5568321B2 (ja) 2009-01-12 2010-01-12 電力システム構成自動検出システム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8159210B2 (ja)
JP (1) JP5568321B2 (ja)
KR (1) KR20100083098A (ja)
CN (1) CN102095926B (ja)
AU (1) AU2010200088B2 (ja)
CA (1) CA2689777C (ja)

Families Citing this family (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009003173A1 (de) * 2009-05-15 2010-11-18 Gip Ag Verfahren und Vorrichtung zum gerichteten Übertragen elektrischer Energie in einem elektrischen Versorgungsnetz
JP5487994B2 (ja) * 2010-01-25 2014-05-14 ソニー株式会社 電力管理装置、及び表示方法
WO2012008104A1 (ja) * 2010-07-13 2012-01-19 パナソニック株式会社 電気機器の管理装置および管理方法
EP2439496A1 (en) * 2010-10-06 2012-04-11 Alcatel Lucent Detection of loss in electrical distribution networks
CN102075213A (zh) * 2010-10-28 2011-05-25 青岛鼎信通讯有限公司 基于电力线特点的全新台区识别技术
FR2968145B1 (fr) 2010-11-25 2012-11-23 Schneider Electric Ind Sas Procede et dispositif de determination de la structure d'un reseau de distribution d'electricite
US8825416B2 (en) * 2011-02-28 2014-09-02 International Business Machines Corporation Systems and methods for phase identification
JP5665619B2 (ja) * 2011-03-18 2015-02-04 三菱電機株式会社 相判別装置
US8587290B2 (en) * 2011-03-29 2013-11-19 General Electric Company Method, system and device of phase identification using a smart meter
EP2697887A2 (de) * 2011-04-15 2014-02-19 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und strommesseinrichtung zur erkennung von stromentnahmen oder stromeinspeisungen in einem elektrischen niederspannungsverteilnetz
CA2870452C (en) 2011-04-15 2020-03-10 Dominion Energy Technologies, Inc. System and method for single and multi zonal optimization of utility services delivery and utilization
WO2013009420A1 (en) 2011-06-09 2013-01-17 Power Tagging Technologies, Inc. System and method for grid based cyber security
WO2013020053A1 (en) 2011-08-03 2013-02-07 Power Tagging Technologies, Inc. System and methods for synchronizing edge devices on channels without carrier sense
BRPI1105842B1 (pt) * 2011-11-03 2016-04-26 Inácio Loiola Pereira Campos sistema e processo de controle, medição e monitoramento da rede secundária de distribuição com detecção de fraudes e furtos de energia elétrica
US20160252922A1 (en) * 2011-11-14 2016-09-01 Gip Ag Method and device for the directional transmission of electrical energy in an electricity grid
FR2987949B1 (fr) 2012-03-12 2014-05-02 Schneider Electric Ind Sas Procede de localisation de points consommateurs de courant dans un systeme de distribution de courant electrique, dispositif de traitement et systeme de distribution de courant electrique associes.
WO2013186404A1 (es) 2012-06-15 2013-12-19 Ariadna Instruments, S.L. Método y dispositivo de identificación de conectividad en redes eléctricas
US9285242B2 (en) 2012-07-31 2016-03-15 International Business Machines Corporation Determining a connectivity model in smart grids
KR101333845B1 (ko) * 2012-09-14 2013-11-27 엘에스산전 주식회사 집중장치와 전력량계간의 병렬검침방법
JP5868828B2 (ja) * 2012-11-07 2016-02-24 株式会社東芝 盗電検出支援装置、盗電検出支援方法およびプログラム
US10663503B2 (en) 2012-12-21 2020-05-26 Sagemcom Energy & Telecom Sas Methods and devices for determining a phase to which a receiver device is connected in a polyphase electric power supply system
CN103187804B (zh) * 2012-12-31 2015-04-15 萧山供电局 一种基于不良电量数据辨识的台区用电监测方法
CN103078666A (zh) * 2013-01-10 2013-05-01 青岛鼎信通讯股份有限公司 基于电力线特点的全新台区识别技术
US10097240B2 (en) 2013-02-19 2018-10-09 Astrolink International, Llc System and method for inferring schematic and topological properties of an electrical distribution grid
US9438312B2 (en) * 2013-06-06 2016-09-06 Astrolink International Llc System and method for inferring schematic relationships between load points and service transformers
EP3008829B1 (en) 2013-06-13 2019-08-07 Astrolink International LLC Inferring feeder and phase powering a transmitter
CA2915066A1 (en) 2013-06-13 2014-12-18 Astrolink International Llc Non-technical losses in a power distribution grid
JP6098024B2 (ja) * 2013-07-30 2017-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 給電制御装置
JP6331465B2 (ja) * 2014-02-26 2018-05-30 富士通株式会社 トランス接続相判定装置、トランス接続相判定方法、およびトランス接続相判定プログラム
US9342457B2 (en) * 2014-03-11 2016-05-17 Amazon Technologies, Inc. Dynamically modifying durability properties for individual data volumes
CN104183111B (zh) * 2014-09-09 2017-06-16 华东交通大学 一种配电网络的设备通信系统和方法
JP6369279B2 (ja) * 2014-10-15 2018-08-08 ソニー株式会社 電力経路情報生成装置、電力経路検出方法及びコンピュータプログラム
BR112017009037A2 (pt) 2014-10-30 2018-07-03 Astrolink International Llc sistema, método e aparelho para localização de rede
AU2015338943B2 (en) 2014-10-30 2019-09-12 Dominion Energy Technologies, Inc. System and methods for assigning slots and resolving slot conflicts in an electrical distribution grid
US20160161539A1 (en) * 2014-12-09 2016-06-09 Powerhive, Inc. Electricity theft detection system
FR3035496B1 (fr) 2015-04-23 2017-05-26 Schneider Electric Ind Sas Procede et systeme de determination de la structure d'un reseau de distribution d'electricite et programme d'ordinateur associe
CN104880596A (zh) * 2015-04-24 2015-09-02 国网四川省电力公司电力科学研究院 一种用于变电站站系统调试的伏安向量无线测试方法
CN106771445B (zh) * 2016-11-10 2018-12-07 国网山东省电力公司昌邑市供电公司 防窃电装置
KR102223331B1 (ko) * 2017-03-30 2021-03-05 엘에스일렉트릭(주) 전기에너지 관리시스템
CN107517071B (zh) * 2017-08-05 2021-08-20 青岛鼎信通讯股份有限公司 低压交流市电台区智能识别方法
CN111164845B (zh) 2017-09-12 2023-09-01 克拉肯富莱克斯有限公司 使用计量数据估计电力网络的拓扑的方法
CN107942162A (zh) * 2017-11-13 2018-04-20 广西电网有限责任公司电力科学研究院 一种基于支线监测的用电异常预警系统
CN108256559B (zh) * 2017-12-27 2021-05-14 国网河南省电力公司电力科学研究院 一种基于局部离群点因子的低压窃电用户定位方法
CN109375046A (zh) * 2018-12-14 2019-02-22 国网湖北省电力有限公司计量中心 一种基于plc通信技术的多频率非入户式电能表串户排查装置及方法
CN110083986A (zh) * 2019-05-21 2019-08-02 国网湖南省电力有限公司 再电气化能源消费装置反窃电模拟监测方法、系统、设备及介质
TWI697678B (zh) 2019-07-26 2020-07-01 群光電能科技股份有限公司 可擴充的組合電表
CN110988422B (zh) * 2019-12-19 2022-04-26 北京中电普华信息技术有限公司 一种窃电识别方法、装置及电子设备
EP3842813A1 (en) * 2019-12-23 2021-06-30 Eneida Wireless & Sensors, S.A. Method, device and system for the autonomous mapping of an energy meter
US11583226B2 (en) * 2020-01-05 2023-02-21 Kelly Huang Method and system of monitoring and alerting patient with sleep disorder
CN111445108B (zh) * 2020-03-03 2021-08-13 国网江苏省电力有限公司电力科学研究院 数据驱动的配电网线变关系诊断方法、装置及系统
CN112712104A (zh) * 2020-12-01 2021-04-27 国网河南省电力公司电力科学研究院 一种基于离群点检测的用户与变压器拓扑连接关系校验方法
CN112731260B (zh) * 2021-03-30 2021-07-09 华中科技大学 基于概念漂移识别的电压互感器误差状态在线评估方法
CN116307642B (zh) * 2023-05-19 2023-08-18 青岛奥利普奇智智能工业技术有限公司 一种能源调度分配的控制方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4783748A (en) * 1983-12-09 1988-11-08 Quadlogic Controls Corporation Method and apparatus for remote measurement
US5212441A (en) * 1992-02-25 1993-05-18 Basic Measuring Instruments, Inc. Harmonic-adjusted power factor meter
US5467011A (en) * 1992-05-06 1995-11-14 National Rural Electric Cooperative Assn. System for detection of the phase of an electrical signal on an alternating circuit power line
JP2000349918A (ja) * 1999-04-02 2000-12-15 Kyuki Corp Phsを用いた変圧器計測端末装置及びそれを用いた低圧線負荷監視システム
US6947854B2 (en) * 2000-02-29 2005-09-20 Quadlogic Controls Corporation System and method for on-line monitoring and billing of power consumption
AU2001241887A1 (en) 2000-02-29 2001-09-12 Quadlogic Controls Corporation System and method for on-line monitoring and billing of power consumption
JP2003032914A (ja) * 2001-07-17 2003-01-31 Hitachi Ltd 配電自動化システムとその監視方法
JP2005185028A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Tm T & D Kk 低圧配電系統監視システム
JP4143105B2 (ja) * 2004-01-19 2008-09-03 株式会社東芝 受電システム及び受電方法
JP4408839B2 (ja) * 2005-06-27 2010-02-03 中国電力株式会社 停電情報発信装置および停電情報発信システム
US20070222636A1 (en) * 2006-03-09 2007-09-27 Sony Corporation System and method for a networked utility meter
US7795877B2 (en) * 2006-11-02 2010-09-14 Current Technologies, Llc Power line communication and power distribution parameter measurement system and method
JP2009118541A (ja) * 2007-11-01 2009-05-28 Chugoku Electric Power Co Inc:The 給電状態収集システム
CN101251951B (zh) * 2008-04-03 2010-06-30 中国电力科学研究院 一种配电网工频通讯方法及系统
WO2010065591A1 (en) * 2008-12-03 2010-06-10 Sensus Usa Inc. System and method for determining a load ' s phase in a three-phase system

Also Published As

Publication number Publication date
CN102095926B (zh) 2014-11-19
CA2689777C (en) 2014-03-25
CN102095926A (zh) 2011-06-15
AU2010200088B2 (en) 2016-03-10
AU2010200088A1 (en) 2010-07-29
JP2010161923A (ja) 2010-07-22
CA2689777A1 (en) 2010-07-12
US20100007219A1 (en) 2010-01-14
KR20100083098A (ko) 2010-07-21
US8159210B2 (en) 2012-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5568321B2 (ja) 電力システム構成自動検出システム
US8461823B2 (en) System for metering electricity by integrating in-phase current
US10564196B2 (en) System and method for detecting and localizing non-technical losses in an electrical power distribution grid
US6657424B1 (en) DC load detection in an electric utility meter
EP3081947B1 (en) A system for monitoring a medium voltage network
US7089089B2 (en) Methods and apparatus for retrieving energy readings from an energy monitoring device
EP2241898B1 (en) Electric power measuring system and device control system
JP5675091B2 (ja) メータの位相識別
US20060241880A1 (en) Methods and apparatus for monitoring power flow in a conductor
US20130335062A1 (en) Power Monitoring System and Method
US20150276890A1 (en) Power Monitoring Systems and Methods
AU2014277951A1 (en) Inferring feeder and phase powering a transmitter
US20170292999A1 (en) Transformer monitoring and data analysis systems and methods
JP2011200024A (ja) 低圧配電系統の漏電検出装置
AU2013263083A1 (en) Power monitoring system and method
CA2689776C (en) System for accurately detecting electricity theft
BR102012030126B1 (pt) método de detecção de uma derivação entre as entrada e saída de energia elétrica, método para localizar fraude, dispositivo para detecção de uma derivação entre as entrada e saída de energia elétrica e medidor de consumo de eletricidade
WO2006125336A1 (en) An electricity meter
US10401400B2 (en) Load-side sense with floating ground reference
KR101323356B1 (ko) 직류 디지털 전력량계 및 이를 이용한 원격검침 시스템
KR101904662B1 (ko) 배전선로의 상 판별이 가능한 지능형전력량계시스템, 이를 이용한 배전선로의 상 판별 및 도전 관리 방법
AU2012247307B2 (en) Electrical measurement apparatus having a detector providing an identification signal and corresponding method
RU2234707C1 (ru) Устройство для измерения электрической энергии с защитой от хищений
JP2005227074A (ja) 電子式交流電力量計
KR20190022474A (ko) 전기 그리드에서 노이즈를 검출하기 위한 방법 및 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140228

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140422

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140519

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5568321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees