JP5568245B2 - 空調システム及び微生物汚染評価方法 - Google Patents

空調システム及び微生物汚染評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5568245B2
JP5568245B2 JP2009098987A JP2009098987A JP5568245B2 JP 5568245 B2 JP5568245 B2 JP 5568245B2 JP 2009098987 A JP2009098987 A JP 2009098987A JP 2009098987 A JP2009098987 A JP 2009098987A JP 5568245 B2 JP5568245 B2 JP 5568245B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
water
pipe part
water holding
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009098987A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010249398A (ja
Inventor
秀人 高橋
宏樹 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Thermal Engineering Co Ltd filed Critical Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority to JP2009098987A priority Critical patent/JP5568245B2/ja
Publication of JP2010249398A publication Critical patent/JP2010249398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5568245B2 publication Critical patent/JP5568245B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

本発明は、空調機及び微生物汚染評価方法に関する。
建築物衛生法(昭和45年に制定、平成15年に改正)では、事務所や店舗など、この法律で定義している特定建築物において、建物内を衛生的・快適に使用できるように空気環境および給排水衛生について、建築物環境衛生基準に従って維持管理を行うように規定している。医療施設は現在、特定建築物には含まれないが、平成20年2月に、厚生労働省より各自治体宛てに、各自治体の管下の医療機関に対し、建築物衛生法およびそれに基づく「建築物における維持管理マニュアル」を維持管理業務の参考とするよう周知させる旨の事務連絡があった。医療施設は、基本的に身体的弱者が利用するため、施設の環境が利用者の健康に及ぼす影響についても一層の配慮が必要である。医療施設においても建築物衛生法に準じた維持管理が今後重要となる。
ここで、例えば、空調機に設けられた熱交換器は、夏場の除湿期においては、高湿度環境となるため、微生物の良繁殖環境となる。非特許文献1によれば、清掃等により適切に維持管理されないと、空調機は室内浮遊微生物の汚染源になる可能性がある。病院の場合、室内浮遊微生物濃度の上昇は、免疫力が低下して真菌や細菌やウイルスに感染しやすい易感染患者の日和見感染リスクを高める恐れがある。従って、空調機を定期的に清掃、維持管理することが望ましい。
熱交換器、ファンモータユニット、エアーフィルタで構成されたファンコイルユニット(FCU)などの空調機については、24時間使用される病室内に設置されるため、本体の化粧パネルや外部カバー等を取り外して実施するような清掃作業を患者在室時に行うことはできず、また、一斉に清掃実施をするために多数の空室を設けることも当然不可能である。従って、少数の病室を随時空室として清掃を実施し、それをローテーションすることが現実的な清掃実施方法となる。
しかし、空調機に設けられた熱交換器の微生物汚染程度は、設置場所や運転使用状況により一様ではない。少数の病室を随時空室として、ローテーションで清掃を実施する際、清掃実施の対象とする室は、室内の空調機に設けられた熱交換器の汚染程度によって、清掃の必要なものを抽出し、かつ、汚染が著しく緊急度の高いものから実施する方が、清掃実施回数を必要最小限にでき、また、効果的な清掃が実施できる。
また、空調機の微生物の増殖を防止する機能を有する、いわゆる抗菌型の空調機が発明されている(特許文献1を参照)。微生物汚染防止機能が確実に働くことが期待される病院など医療施設に導入される場合、それらについては、ただ導入するだけでなく、それらの微生物汚染防止機能が実際に機能しているかを検証・監視しながら使用する必要がある。
特開2004−187596 実開平5−59285 特開2002−257400 特許第3278283号 特許第3557997号 特許第3747236号
「空調システムにおける微生物汚染の実態と対策に関する研究」、日本建築学会環境系論文集 第593号、49−56、2005年7月
室をローテーションする清掃法で対象の空調機を特定する場合にせよ、抗菌型空調機の性能評価をする場合にせよ、空調機の微生物汚染程度を評価する際、熱交換器のフィン表面の付着菌を綿棒等で拭取りサンプルを採取する。そして、採取したサンプルを実験室にて所定の寒天培地上に塗沫し、培養後、コロニー数を計測することによって、空調機の微生物汚染程度の評価が行われる。しかし、熱交換器のフィン表面の付着菌の拭取り採取作業は、空調機の化粧パネルを外す等、清掃と同等の作業となるため、患者の在室している病室等の実施は清掃実施と同様に不可能である。また、抗菌型の空調機において、微生物汚染防止機能が実際に機能しているかを検証・監視する際、室内の空調機の微生物汚染程度の評価方法と同様に、空調機の化粧パネルを外す等、清掃と同様の作業によって、サンプルを採取する必要である。尚、抗菌型の空調機ではない空調機であっても、サンプルを採取する必要がある場合がある。
そこで本発明では、上記問題に鑑み、清掃と同等の作業を必要とせず、簡単にサンプルを採取することが可能な空調機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、水保持部から空調機本体外に通じて設けられる管部を備える点を工夫した。これにより、清掃と同等の作業を必要とせず、簡単にサンプルを採取することが可能な空調機を提供することが可能である。
詳細には、室内の空気に対して熱を交換する熱交換器と、前記熱交換器の下に設けられ、該熱交換器による熱交換にともなって発生した水を保持する水保持部と、前記水保持部が保持する水を排出する排水管と、を備える室内の温度を調整する空調機であって、前記排水管とは別に、前記水保持部から前記空調機本体外に通じて設けられる管部を更に備え、前記水保持部が保持する水を、前記管部を介して前記空調機本体外に導き、検査対象として採取することが可能である。
本発明に係る空調機は、室内の温度を調整する空調機であって、熱交換器と、水保持部と、排水管と、管部とを備える。排水管とは別に設けられる管部が、水保持部から空調機本体外に通じて設けられることにより、清掃と同等の作業を必要とせずに、水保持部が保持する水を、管部を介して空調機本体外に容易に導き、検査対象として採取することが可能である。従って、本発明に係る空調機は、患者の在室している病室等、清掃作業を行うことができない場所においても、簡単に熱交換器による熱交換にともなって発生した水を採取することが可能である。尚、水保持部が保持する水は、熱交換器による熱交換にともなって発生した水であり、例えば、凝縮水である。
また、本発明に係る空調機は、水を蓄えるタンク部と、加湿をするために前記タンク部内の水を一時的に保持する水保持部と、前記水保持部が保持する水を排出する排水管と、を備える室内に湿った空気を供給する空調機であって、前記排水管とは別に、前記水保持部から前記空調機本体外に通じて設けられる管部を更に備え、前記水保持部が保持する水を、前記管部を介して前記空調機本体外に導き、検査対象として採取することが可能である。
本発明に係る空調機は、室内に湿った空気を供給するいわゆるエアワッシャや加湿器であって、タンク部と、水保持部と、管部とを備える。管部が、水保持部から空調機本体外に通じて設けられる。その結果、本発明に係る空調機は、水保持部が保持する水を、管部を介して空調機本体外に容易に導くことが可能である。尚、本発明に係る空調機は、例えば、湿式空調において空気の冷却を行うエアワッシャや、加湿に用いられ空気と接触した後の水を保持する保持部を備える気化式加湿器であり、水保持部内の水が微生物に汚染されやすい。
また、本発明に係る空調機は、前記水保持部が保持する水に接しないように該水保持部から前記空調機本体外に通じて設けられる補助管部であって、前記管部をその中に通すことが可能な補助管部を更に備え、前記管部を前記補助管部の中に通すことによって、前記水保持部が保持する水と前記管部が接し、前記水保持部が保持する水を、前記管部を介して前記空調機本体外に導き、検査対象として採取することが可能であり、前記管部を前記補助管部の中から取り出すことによって、前記水保持部が保持する水と前記管部が離れてもよい。
補助管部は、水保持部が保持する水に接しないように、水保持部から空調機本体外に通じて設けられる。その結果、補助管部は、水保持部が保持する水に触れることがなく、清潔な状態に保つことが可能である。また、補助管部は、管部を中に通すことが可能である。その結果、本発明に係る空調機は、管部を補助管部の中に通すことによって、水保持部が保持する水と管部が接し、水保持部が保持する水を、管部を介して空調機本体外に導き、検査対象として採取することが可能である。また、管部を補助管部の中から取り出すことによって、水保持部が保持する水と管部が離れる。従って、本発明に係る空調機は、水保持部が保持する水を空調機本体外に導く際のみ、管部を補助管部の中に通すため、長時間、水保持部が保持する水に管部が接することがない。従って、本発明に係る空調機は、管部を清潔な状態に保つことが可能であり、水保持部が保持した状態の水を採取することが可能である。また、本発明に係る空調機は、管部を清潔な状態に保つことが可能であるため、常時、埃やノロ(微生物)が存在するドレンパンに、管部を浸漬すると、管部の閉塞や、微生物が管部内へ滞留するという問題を解決することが可能である。また、管部は、補助管部の中に通すことによって、容易に、水保持部から空調機本体外に通じて設けることが可能である。尚、補助管部は、管部を中に通すことが可能な径を有する。
ここで、本発明に係る空調機は、前記補助管部が、前記水保持部から前記空調機本体外に通じて設けられる経路が変更自在でもよい。その結果、本発明に係る空調機は、水保持部から空調機本体外に通じて設けられる経路が変更自在であるため、水保持部が保持する水を、管部を介して空調機本体外に導かない場合は、補助管部をより水保持部が保持する水に接触しない位置に設けることが可能である。従って、本発明に係る空調機は、補助管部をより清潔な状態に保つことが可能である。
また、本発明に係る空調機は、前記水保持部が、前記熱交換器の下方の一部と接して設けられてもよい。本発明に係る空調機は、水保持部が、熱交換器の下方の一部と接して設けられるため、熱交換器から発生したばかりの水を保持することが可能である。従って、管部は、熱交換器から発生したばかりの水を採取することが可能である。また、本発明に係る空調機における水保持部は、平型のドレンパンに対し小面積で水を保持し、取り外し可能である。尚、水保持部が保持する水は、熱交換器から発生した凝縮水である。
本発明に係る微生物汚染評価方法は、空調機、若しくは抗菌型空調機を用い、採取した水の微生物菌濃度を測定することにより、該空調機若しくは該抗菌型空調機の微生物汚染程度を評価する。
本発明に係る空調機は、水保持部が保持する水を、管部を介して空調機本体外に導くことが可能であるため、水保持部が保持する水を容易に採取することが可能である。そこで、本発明に係る微生物汚染評価方法は、採取した水の微生物菌濃度を測定することにより、空調機若しく抗菌型空調機の微生物汚染濃度を評価する。その結果、空調機の微生物汚染程度が容易に分かり、空調機の汚染程度によって、清掃の必要な空調機を抽出し、且つ、汚染が著しく緊急度の高いものから清掃を実施することによって、清掃実施回数を必要最小限にすることが可能である。また、抗菌型空調機の微生物汚染程度が容易に分かることにより、微生物汚染防止機能が実際に機能しているかを検証・監視しながら使用することが可能である。
また、本発明に係る微生物評価方法は、空調機における前記補助管部の中に、前記管部を通し、前記水保持部が保持する水を、前記管部を介して前記空調機本体外に吸引して導き、検査対象として採取し、検査対象として採取した水の微生物菌濃度を測定することにより、前記空調機の微生物汚染程度を評価する。尚、管部は、空調機に予め備える必要は無く、水保持部が保持する水を採取する際に、補助管部の中に通せばよい。
本発明に係る空調機は、清掃と同等の作業を必要とせず、簡単にサンプルを採取することが可能な空調機を提供することが可能である。
(a)本発明の実施例1に係る空調機の内部構造を正面から示した構成図である。(b)本発明の実施例1に係る空調機の内部構造を側面から示した構成図である。 (a)本発明の実施例1に係る空調機の内部構造を正面から示した構成図である。 (b)本発明の実施例1に係る空調機の内部構造を側面から示した構成図である。 (a)本発明の実施例1に係る空調機の内部構造を正面から示した構成図である。(b)本発明の実施例1に係る空調機の内部構造を側面から示した構成図である。 (a)本発明の実施例1に係る空調機の内部構造を正面から示した構成図である。(b)本発明の実施例1に係る空調機の内部構造を側面から示した構成図である。 (a)本発明の実施例1に係る空調機における補助管部の移動を示した構成図である。(b)本発明の実施例1に係る空調機における補助管部の移動を示した構成図である。 (a)本発明の実施例1に係る空調機が化粧パネルを持つような場合の内部構造を正面から示した構成図である。(b)本発明の実施例1に係る空調機が化粧パネルを持つような場合の内部構造を正面から示した構成図である。 (a)本発明の実施例1に係る空調機が化粧パネルを持つような場合の内部構造を正面から示した構成図である。(b)本発明の実施例1に係る空調機が化粧パネルを持つような場合の内部構造を正面から示した構成図である。 本発明の実施例1に係る空調機が床置型FCUの場合の内部構造を側面から示した構成図である。 (a)ドレン水の細菌濃度とフィン表面付着細菌数の相関関係を表すグラフである。(b)ドレン水の真菌濃度とフィン表面付着真菌数の相関関係を表すグラフである。 本発明の実施例2に係る空調機の内部構造を正面から示した構成図である。
ここで、本発明の実施例に係る空調機1について、図面に基づいて説明する。以下に示す実施例は例示であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1及び図2は、本発明の実施例1に係る空調機1の内部構造を正面及び側面から示した構成図である。図1は、ドレンパン31が水保持部3である空調機1を示す。図2は、ドレンパン31の上に小型の水保持部3を備える空調機1を示す。図3及び図4は、本発明の実施例1に係る空調機1が補助管部5を備えた内部構造を正面及び側面から示した構成図である。図3は、ドレンパン31が水保持部3である空調機1を示す。図4は、ドレンパン31の上に小型の水保持部3を備える空調機1を示す。
本発明の実施例1に係る空調機1は、熱交換器2と、水保持部3と、管部4と、補助管部5を主な構成とする。以下、各構成について、図1から図4を基に具体的に説明する。尚、本発明の実施例1に係る空調機1は、室内の温度を調整することができる構成であればよく、他の構成の説明は省略する。
先ず、熱交換器2について説明する。熱交換器2は、コイルに冷水その他の冷媒を流すことによって、室内の空気に対して熱を交換する。また、本発明の実施例1に係る空調機1では、室内の空気に対して熱を効率よく交換するために、熱伝導性の良いフィン21をコイルの周りに有するが、フィン21が無くてもよい。尚、熱交換器2が室内の空気と熱交換して通過気流を冷却することにともなって、室内の空気中の水蒸気が熱交換器2の表面に凝縮し、水分が付着する。
水保持部3について説明する。熱交換器2が室内の空気と熱交換することにともなって、水が熱交換器2に付着し、熱交換器2の下に水が落ちる。そこで、水保持部3は熱交換器2の下に設けられ、熱交換器2から落ちた水を保持する。水保持部3は、例えば、皿状のドレンパン31である。以下、熱交換器2の下に落ち、水保持部3が保持する水をドレン水とする。
また、本発明の実施例1に係る空調機1は、図2に示すように、ドレンパン31の上に、熱交換器2の下方の一部と接して設けられる小型の水保持部3を備えてもよい。小型の水保持部3の材質は、抗菌性加工の施されていない通常のSUS、プラスチック樹脂、若しくは表面をプラスチック樹脂や樹脂塗料でコーティングした金属が望ましい。また、小型の水保持部3は、少なくとも1ml程度の水が保持できる容積があればよく、それ以上の容積は好ましくない。小型の水保持部3は、水を保持する容積が少ないため、熱交換器2による熱交換にともなって発生したばかりの状態の水を保持することが可能である。従って、本発明の実施例1に係る空調機1は、管部4を介して、熱交換器2による熱交換にともなって発生したばかりの状態の水を、小型の水保持部3から採取することが可能である。また、小型の水保持部3は、空調機1の点検口近くに止められ、例えばフィン端部に1点設けられ、熱交換器2の周りを回転させて着脱自在としてもよい。
管部4について説明する。管部4は、水保持部3が保持する水を排出する排水管(不図示)とは別に、水保持部3から空調機1本体外に通じて設けられる。管部4の先端は、熱交換器2による室内の空気との熱交換に伴って発生したばかりの状態の水を採取することができるよう、熱交換器2の直下の水保持部3が保持するドレン水と接する位置に設けられる。また、空調機1本体外への管部4の取り出し位置は、管部4を空調機1本体の外板の何れかの位置で貫通し、空調機1本体の上面などの周囲近傍において簡単に到達できる位置まで導くことができればよく、管部4が設けられるルートは、できる限り短い方が望ましい。また、空調機1本体外に取り出した管部4の端は、水保持部3が保持するドレン水を、管部4を介して空調機1本体外に導き、水保持部3が保持するドレン水を採取することが可能な吸引器6と回収器7が接続可能な構造である。管部4は、水保持部3が保持するドレン水を採取する時以外は、水保持部3の接触部を除き、空管である。管部4の材
質は、腐食や劣化のリスクの低いPFA若しくはSUSが望ましい。管部4の径は、水保持部3が保持するドレン水と接するように、また、管部4内容積が小さいほうが少量の水を採取する際、無駄なく効率的に採取ができるため、細い方が望ましい。従って、管部4の内径は0.5mmから1mm、肉厚が0.1mmから0.5mmが望ましい。管部4の取り付け方については後述する。
補助管部5は、図3及び図4に示すように、先端が、水保持部3が保持するドレン水に接しないように、水保持部3から空調機1本体外に通じて設けられる。また、補助管部5の材質は、抗菌性のある材質、例えば銅とすることが望ましい。その結果、補助管部5は、水保持部3が保持するドレン水に接触することがなく、清潔な状態に保つことが可能である。
また、補助管部5は、管部4を中に通すことが可能である。本発明の実施例1に係る空調機1は、管部4を補助管部5の中に通すことによって、水保持部3が保持するドレン水と管部4が接し、水保持部3が保持するドレン水を、管部4を介して空調機1本体外に導き、検査対象として採取することが可能である。また、管部4を補助管部5の中から取り出すことによって、水保持部3が保持するドレン水と補助管部5が離れる。従って、本発明の実施例1に係る空調機1は、水保持部3が保持するドレン水を空調機1本体外に導く際のみ、管部4を補助管部5の中に通すため、長時間、水保持部3が保持するドレン水に管部4が接することがない。また、本発明の実施例1に係る空調機1は、必ずしも予め管部4を備えなくともよい。例えば、検査の必要時に管部4を検査員が持参し、補助管部5に挿入するが、その際、軟質管または透明管で長さ3m以下である。また、管部4は、継手を用いない。以上により、本発明の実施例1に係る空調機1は、管部4を清潔な状態に保つことが可能であり、水保持部3が保持した状態のドレン水を採取することが可能である。また、管部4は、補助管部5の中に通すことによって、容易に、水保持部3から空調機1本体外に通じて設けることが可能である。尚、補助管部5は、管部4を中に通すことが可能な径を有する。
更に、補助管部5は、水保持部3から空調機1本体外に通じて設けられる経路が変更自在である。図5は、本発明の実施例1に係る空調機1における補助管部5の移動を示した構成図である。図5−(a)は、レールなどにより補助管部5が横にスライドをした状態を示す。図5−(b)は、補助管部5がある支点を基準に動かした状態を示す。補助管部5は、図5−(a)及び図5−(b)に示すように、横にスライドすることや、ある支点を基準に動かすことが可能であるため、水保持部3から空調機1本体外に通じて設けられる経路が変更自在である。従って、本発明の実施例1に係る空調機1は、水保持部3が保持するドレン水を、管部4を介して吸引しない場合は、補助管部5をより水保持部3が保持するドレン水に接触しない位置に設けることが可能である。従って、本発明の実施例1に係る空調機1は、補助管部5をより清潔な状態に保つことが可能である。
本発明の実施例1に係る空調機1は、上述したように、水保持部3が保持するドレン水を、管部4を介して空調機1本体外に導き、水保持部3が保持するドレン水を採取することが可能である。そこで、水保持部3が保持するドレン水を、空調機1本体外に導き、水保持部3が保持するドレン水を採取するものとして、吸引器6と回収器7が挙げられる。そこで、吸引器6と回収器7について説明する。吸引器6と回収器7は、図1及び図2に示すように、吸引器6と回収器7が一体であり、プランジャーの引き押し操作を繰り返すことによって、1分間程度で数mlのドレン水を採取するディスポーザブルシリンジでもよい。又は、吸引器6と回収器7がそれぞれ別のものである、水のみを空気と分離して採取可能な小型回収器と吸引器が組み合わさったインピンジャ構造でもよい。また、吸引器6は、ディスポーザブルシリンジのように手動でもよいし、ポンプのように、電器や電池等で駆動するものでも良い。電器や電池等で駆動する吸引ポンプは、空調機1本体近傍に
接触固定して常設しておき、水保持部3が保持するドレン水を採取する時のみ駆動する事が可能である。また、少なくとも回収器7は、管部4から脱着可能な構造とし、回収器7を脱着した際は、吸引器6の汚染防止のために保護具若しくはダミーの回収器を装着可能な構造とする。尚、本発明の実施例1に係る空調機1は、水保持部3が保持するドレン水を、管部4を介して空調機1本体外に導き、水保持部3が保持するドレン水を採取することが可能であれば、吸引器6でなくてもよい。
管部4の取り付け方について説明する。図6及び図7は、本発明の実施例1に係る空調機1が化粧パネル9を持つような場合の内部構造を正面から示した構成図である。図6−(a)及び図7−(a)は、ドレンパン31が水保持部3である空調機1を示す。図6−(b)及び図7−(b)は、ドレンパン31の上に小型の水保持部3を備える空調機1を示す。化粧パネル9を持つような天井埋込型のFCUやPAC空調機(パッケージ型空調機)の場合、管部4及び補助管部5を取り付けるルートは、図6に示すように、水保持部3から化粧パネル9を貫通して導く。又は、図7に示すように、水保持部3から通風路10を経由して吹出口11から、管部4及び補助管部5を取り出すことが可能である。そして、冷房運転時のFCUやPAC空調機等において、空調機1本体外側の管部4の端末に吸引器6及び回収器7を接続し、吸引器6によって、1〜数mlのドレン水を水保持部3から採取する。
図8は、本発明の実施例1に係る空調機が床置型FCUの場合の内部構造を側面から示した構成図である。床置型FCUの場合、図8に示すように、内径1.5mmの銅製チューブを補助管部5として、ドレンパン31近傍でドレン水に接触しない位置から、通風路10を経由して吹出口11より空調機1本体外にまで導き、空調機1本体に固定した。床置型FCUに冷水を供給して冷房除湿運転をし、熱交換器2による熱交換にともなって発生したドレン水を生成している状態において、管部4として内径0.5mm×外径0.7mmのPFAチューブを、補助管部5の中に通し、水保持部3が保持するドレン水と接する位置まで挿入する。空調機1本体外の補助管部5の端に、吸引器6と回収器7を接続し、ドレン水を採取する。
以上により、本発明の実施例1に係る空調機1は、水保持部3が保持するドレン水を、管部4を介して空調機1本体外に導くことが可能であるため、患者の在室している病室等、清掃作業を行うことができない場所においても、清掃と同等の作業を必要とせず、簡単にサンプルを採取することが可能である。
更に、本発明の実施例1に係る空調機1は、上述した空調機1と、微生物汚染防止機能とを備える、抗菌型空調機でもよい。病院など抗菌を必要とする環境に導入され、抗菌効果が期待される抗菌型空調機において、性能評価のためのサンプリング作業の困難な病院においても、簡単に熱交換器2による熱交換にともなって発生した水を採取することが可能である。微生物汚染防止機能は、例えば、特許文献1に記載されているように、微生物を近似した性質の種ごとで数グループに分類し、その代表種を指標菌として温度、湿度、照度、風速及び付着している設備素材の環境因子での増殖、低減量を予め実験によって求めることにより作成されたデータベースと、温度及び湿度を測定する温湿度測定機とを備え、測定された温度及び湿度をデータベースと照合することにより室内の付着微生物量を推定し、推定された付着微生物量に基づいて冷房及び除湿の運転スケジュールを行う。
次に、使用中の5台の床置型FCUを対象とし、2年間に渡りドレン水生成時期にドレ
ン水の採取と、フィン表面の付着微生物の拭取り採取を複数回実施し、ドレン水の微生物濃度とフィン付着微生物数の相関関係を調べた結果を示す。図9−(a)は、ドレン水の細菌濃度とフィン表面付着細菌数の相関関係を表すグラフである。図9−(b)は、ドレン水の真菌濃度とフィン付着真菌数の相関関係を表すグラフである。このように、フィン
の付着微生物数は、ドレン水の微生物濃度と正の相関関係が認められるため、ドレン水の微生物濃度は、フィンの付着微生物数つまりフィンの微生物汚染程度の指標となる。したがって、実施例1に係る空調機1で採取したドレン水の微生物濃度を測定することによって、図9に示すグラフを用いて、フィン21の汚染程度を知ることが可能である。なお、ドレン水の微生物濃度の測定は、所定の寒天培地に塗沫・培養後のコロニー数の計測あるいは、蛍光染色フィルタ法やATP法などの迅速測定法を併用することもできる。その結果、空調機1の微生物汚染程度が容易に分かり、空調機1の汚染程度によって、清掃の必要なものを抽出し、且つ、汚染が著しく緊急度の高いものから清掃を実施することによって、清掃実施回数を必要最小限にすることが可能である。また、抗菌型空調機の微生物汚染程度が容易に分かることにより、微生物汚染防止機能が実際に機能しているかを検証・監視しながら使用することが可能である。
図10は、本発明の実施例2に係る空調機1の内部構造を正面から示した構成図である。本発明の実施例2に係る空調機1は、室内に湿った空気を供給する空調機1であって、タンク部12と、水保持部3と、気液接触材13と、ファン部8と、管部4と、補助管部5を主な構成とする。以下、本発明の実施例1に係る空調機1と異なる点を中心に説明をする。尚、本発明の実施例2に係る空調機1は、例えば、気化式の加湿器であるがこれらに限定されない。
タンク部12は、室内に湿った空気を供給するための水を蓄える。水保持部3は、加湿をするためにタンク部12内の水を一時的に保持する。タンク部12には、ポンプを介して散水ノズル等の給水手段が設けられる。またはタンク部12を気液接触材13の上部に配置して弁を介して自然滴下させることもできる。すなわち、気液接触材13は、例えば板状の規則充填物を積層したもので、水保持部3が保持する水に接するように設けられ、水で湿った状態である。ファン部8は、水で湿った状態である気液接触材13に空気を送ることにより、室内に湿った空気を供給することが可能である。
管部4と補助管部5は、本発明の実施例1に記載の管部4及び補助管部5と同様の構造である。管部4は、水保持部3から空調機1本体外に通じて設けられる。そして、本発明の実施例2に係る空調機1は、水保持部3が保持する水を、管部4を介して空調機1本体外に容易に導くことが可能である。また、補助管部5は、水保持部3が保持する水に接しないように水保持部3から空調機1本体外に通じて設けられ、管部4をその中に通すことが可能である。管部4を補助管部5の中に通すことによって、水保持部3が保持する水と管部4が接し、水保持部3が保持する水を、管部4を介して空調機1本体外に導くことが可能である。また、管部4を補助管部5の中から取り出すことによって、水保持部3が保持する水と管部4が離れることが可能である。また、空調機1本体外側の管部4の端は、吸引器6と回収器7が接続可能な構造である。吸引器6と回収器7の構成は、上述した本発明の実施例1と同様の構造であるため、説明を省略する。
本発明の実施例2に係る空調機1において、水保持部3は、水の循環が良くない。その結果、水保持部3が保持する水は、細菌が発生し易く、気液接触材13を介して空気中に細菌を含んだ水を拡散することになってしまい、健康に悪影響を及ぼす。そこで、本発明の実施例2に係る空調機1は、水保持部3が保持する水を、管部4を介して空調機1本体外に容易に導き、導いた水を所定の寒天培地に塗沫・培養後のコロニー数の計測あるいは、蛍光染色フィルタ法やATP法などの迅速測定法による計測等によって、水の菌濃度を算出する。以上により、本発明の実施例2に係る空調機1は、容易に空調機1の汚染程度を検証・監視しながら使用することが可能である。
1・・・空調機
2・・・熱交換器
21・・・フィン
3・・・水保持部
31・・・ドレンパン
4・・・管部
5・・・補強管部
6・・・吸引器
7・・・回収器
8・・・ファン部
9・・・化粧パネル
10・・・通風路
11・・・吹出口
12・・・タンク部
13・・・気液接触材

Claims (4)

  1. 室内の空気に対して熱を交換する熱交換器、前記熱交換器の下に設けられ、該熱交換器による熱交換にともなって発生した水をドレン水として保持するドレンパンと、前記ドレンパンとは別に、前記ドレンパンより小型で、前記ドレンパンの上方に設けられて、前記熱交換器による熱交換にともなって発生した水を保持する水保持部、および前記ドレンパンが保持する水を排出する排水管を備え、室内の温度を調整する空調機と、
    前記排水管とは別に、前記水保持部から前記空調機本体外に通じて設けられる管部と、を備え、
    前記水保持部が保持する水を、前記管部を介して前記空調機本体外に導き、検査対象として採取することが可能である、
    空調システム。
  2. 前記水保持部が保持する水に接しないように該水保持部から前記空調機本体外に通じて設けられる補助管部であって、前記管部をその中に通すことが可能な補助管部が前記空調機に更に備えられ、
    前記管部を前記補助管部の中に通すことによって、前記水保持部が保持する水と前記管部が接し、前記水保持部が保持する水を、前記管部を介して前記空調機本体外に導き、検査対象として採取することが可能であり、
    前記管部を前記補助管部の中から取り出すことによって、前記水保持部が保持する水と前記管部が離れる、
    請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記補助管部は、支点を基準に移動されることで、前記水保持部から前記空調機本体外に通じて設けられる経路が変更自在である、
    請求項に記載の空調システム。
  4. 請求項1からの何れか一項に記載の空調システムを用い、採取した水の微生物菌濃度を測定することにより、前記空調機の微生物汚染程度を評価する、
    微生物汚染評価方法。
JP2009098987A 2009-04-15 2009-04-15 空調システム及び微生物汚染評価方法 Active JP5568245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009098987A JP5568245B2 (ja) 2009-04-15 2009-04-15 空調システム及び微生物汚染評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009098987A JP5568245B2 (ja) 2009-04-15 2009-04-15 空調システム及び微生物汚染評価方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010249398A JP2010249398A (ja) 2010-11-04
JP5568245B2 true JP5568245B2 (ja) 2014-08-06

Family

ID=43311938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009098987A Active JP5568245B2 (ja) 2009-04-15 2009-04-15 空調システム及び微生物汚染評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5568245B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7220459B2 (ja) * 2019-01-09 2023-02-10 株式会社ファインテック 空調機の衛生管理システム
EP4229393A1 (en) * 2020-10-13 2023-08-23 University of Maryland, Baltimore County Rapid and low-cost sampling for detection of airborne sars-cov-2 in dehumidifier condensate

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54151092A (en) * 1978-05-18 1979-11-27 Mitsubishi Electric Corp Water quality inspection apparatus
JP3300121B2 (ja) * 1993-09-13 2002-07-08 アロカ株式会社 試料採取装置
JP4217309B2 (ja) * 1998-10-09 2009-01-28 株式会社西原環境テクノロジー 水質測定装置
JP2001314723A (ja) * 2000-05-08 2001-11-13 Matsushita Refrig Co Ltd 空気清浄機
JP2003028595A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換器とこれを備えた電気機器
JP2003074915A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Sanyo Electric Co Ltd 加湿装置および空気調和装置
JP2008309449A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 空調機のドレン配管汚れ検出装置
JP4740910B2 (ja) * 2007-08-09 2011-08-03 三菱電機株式会社 水除菌装置および加湿機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010249398A (ja) 2010-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Liu et al. Distribution characteristics, growth, reproduction and transmission modes and control strategies for microbial contamination in HVAC systems: A literature review
Seppanen et al. Association of ventilation system type with SBS symptoms in office workers
Bluyssen et al. Why, when and how do HVAC-systems pollute the indoor environment and what to do about it? The European AIRLESS project
Batterman et al. HVAC systems as emission sources affecting indoor air quality: a critical review
CN109916034B (zh) 空调器自清洁控制方法
JP6944962B2 (ja) 汚れ情報推定システム
JP5568245B2 (ja) 空調システム及び微生物汚染評価方法
JP2011226667A (ja) 空気調和機
JP2011214731A (ja) 熱交換器の洗浄方法
Bjelić et al. Indoor microbiological air pollution in the hospital
JP2003010301A (ja) 空中浮遊菌殺菌カプセル
JP2005283057A (ja) ドレン排水装置付き空気調和機
Kaushal et al. Environmental control including ventilation in hospitals
JP4959292B2 (ja) 空気調和機
CN109916054B (zh) 空调器自清洁控制方法
SE543165C2 (sv) Ventilationssystem innefattande ventilationsanordning för reglering av tillförd utomhusluft under samtidig rening
KR20120091756A (ko) 열 교환형 환기장치의 공기 필터장치
JP7220459B2 (ja) 空調機の衛生管理システム
AU2018203120A1 (en) Trap for air conditioners
Pasanen Verification of cleanliness of HVAC-systems.
Anua et al. Bioaerosol Levels in Indoor Air of Animal House and Hospital Laboratories; A Comparison with Library and Administrative Offices.
Xiong Contribution of bioaerosol emission from air-conditioning and mechanical ventilation system to indoor bioaerosol concentration
JP3734220B2 (ja) 空調設備の抗菌性能評価方法
محمدرضا مسعودی نژاد et al. Survey of Environmental Bioaerosols in ICU ward of Taleghani Hospital in Tehran by Petri-dish trapping technique and Bioaerosol Sampler in 2013
Wang Field study of ultraviolet germicidal irradiation systems for cooling coils in a hot and humid climate-Energy and disinfection analysis

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5568245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150