JP5568055B2 - 電力供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力供給装置に関し、詳しくは、二次電池と、二次電池が接続された電池電圧系からの電力を昇圧して機器が接続された機器電圧系に供給する昇圧コンバータと、機器電圧系の電圧を検出する電圧センサと、機器電圧系の目標電圧に徐々に近づくように所定の緩変化処理を用いて機器電圧系の電圧指令を設定すると共に電圧センサにより検出される電圧が設定した電圧指令となるように昇圧コンバータを制御する昇圧制御手段と、を備える電力供給装置に関する。
従来、この種の電力供給装置としては、直流電源と、直流電源から入力した電力を昇圧して出力するDC/DCコンバータ回路と、DC/DCコンバータ回路への入力電圧を検出する入力電圧センサと、DC/DCコンバータ回路からの出力電圧を検出する出力電圧センサとを備え、検出された出力電圧が目標電圧となるようにDC/DCコンバータ回路を制御し、DC/DCコンバータ回路と入力電圧センサと出力電圧センサとを含む回路に異常が発生した場合には装置の運転を停止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、DC/DCコンバータ回路をPWM信号により運転中に、出力電圧センサにより検出された電圧と、入力電圧センサにより検出された入力電圧とPWM信号とに基づく理論上の出力電圧と、の電圧差が所定の電圧差より大きい状態が所定時間継続した場合に、DC/DCコンバータ回路と入力電圧センサと出力電圧センサとを含む回路に異常が発生したと判定している。
特開2011−24294号公報
しかしながら、上述の電力供給装置では、DC/DCコンバータ回路の制御が適正に行なわれない場合がある。例えば、コンバータ回路や出力電圧センサに異常が発生してセンサにより検出された出力電圧と理論上の出力電圧との電圧差が大きくなったときに、回路に異常が発生したと判定されるまでの所定時間として短い時間を用いることにより装置の運転が停止され過ぎることのないように、この所定時間として比較的長い時間を用いると、所定時間の間にセンサにより検出される出力電圧と目標電圧とが大きく乖離して、コンバータ回路の制御が不安定になる場合が生じる。このため、コンバータ回路の制御を適正に行ないつつ回路の異常を検出することが望まれる。
本発明の電力供給装置は、昇圧コンバータの制御と昇圧コンバータを含む回路の異常検出とをより適正に行なうことを主目的とする。
本発明の電力供給装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電力供給装置は、
二次電池と、前記二次電池が接続された電池電圧系からの電力を昇圧して機器が接続された機器電圧系に供給する昇圧コンバータと、前記機器電圧系の電圧を検出する電圧センサと、前記機器電圧系の目標電圧に徐々に近づくように所定の緩変化処理を用いて該機器電圧系の電圧指令を設定すると共に前記電圧センサにより検出される電圧が該設定した電圧指令となるように前記昇圧コンバータを制御する昇圧制御手段と、を備える電力供給装置において、
前記昇圧制御手段は、前記設定した電圧指令から前記電圧センサにより検出された電圧を減じて得られる電圧差が第1の所定電圧以上になったときには、前記設定した電圧指令から前記第1の所定電圧以下の第2の所定電圧を減じて得られる電圧を前記機器電圧系の電圧指令として再設定すると共に、該再設定した電圧指令から該機器電圧系の目標電圧に徐々に近づくように前記所定の緩変化処理を用いて該機器電圧系の電圧指令を設定する手段であり、
前記機器電圧系の電圧指令の再設定が異常検出用に予め定められた所定時間内に連続して所定回数発生したときに前記昇圧コンバータと前記電圧センサとを含む回路の異常の発生を検出する異常検出手段
を備えることを特徴とする。
この本発明の電力供給装置では、機器が接続された機器電圧系の目標電圧に徐々に近づくように所定の緩変化処理を用いて機器電圧系の電圧指令を設定すると共に、機器電圧系の電圧を検出する電圧センサにより検出される電圧が設定した電圧指令となるように昇圧コンバータを制御するものにおいて、設定した電圧指令から電圧センサにより検出された電圧を減じて得られる電圧差が第1の所定電圧以上になったときには、設定した電圧指令から第1の所定電圧以下の第2の所定電圧を減じて得られる電圧を機器電圧系の電圧指令として再設定すると共に、再設定した電圧指令から機器電圧系の目標電圧に徐々に近づくように所定の緩変化処理を用いて機器電圧系の電圧指令を設定する。これにより、機器電圧系の電圧指令から電圧センサにより検出される電圧を減じて得られる電圧差が第1の所定電圧を超えないようにすることができ、昇圧コンバータの制御をより適正に行なうことができる。そして、機器電圧系の電圧指令の再設定が異常検出用に予め定められた所定時間内に連続して所定回数発生したときに昇圧コンバータと電圧センサとを含む回路の異常の発生を検出する。これにより、昇圧コンバータと電圧センサとを含む回路の異常を検出することができる。この結果、昇圧コンバータの制御と昇圧コンバータを含む回路の異常検出とをより適正に行なうことができる。ここで、第1の所定電圧は、昇圧コンバータの制御を適正に行なうための電圧として予め定められたものなどを用いることができる。
こうした本発明の電力供給装置において、前記異常検出手段は、前記昇圧制御手段により前記機器電圧系の電圧指令が再設定されたときにカウント回数を1回増大すると共に、前記昇圧制御手段により前記機器電圧系の電圧指令が再設定されずに前記所定時間より小さい第2の所定時間が経過したときに前記カウント回数を値0にリセットし、前記カウント回数が2回以上の前記所定回数になったときに前記回路の異常を検出する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、昇圧コンバータと電圧センサとを含む回路の異常をより確実に検出することができる。
また、本発明の電力供給装置において、前記昇圧制御手段は、前記電圧センサにより検出される機器電圧系の電圧が前記設定した又は前記再設定した電圧指令となるようにフィードバック制御によって前記昇圧コンバータを制御する手段である、ものとすることもできる。
本発明の一実施例である電力供給装置を搭載した駆動装置20の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット50により実行される昇圧制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 電子制御ユニット50により実行される昇圧系回路異常検出ルーチンの一例を示すフローチャートである。 昇圧コンバータ30の昇圧動作を開始する際の駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*および電圧VHとカウンタCと昇圧系回路の状態との時間変化の様子の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である電力供給装置を搭載した駆動装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の駆動装置20は、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載され、図示するように、永久磁石が埋め込まれたロータと三相コイルが巻回されたステータとを備える周知の同期発電電動機として構成されたモータ22と、モータ22を駆動するためのインバータ24と、例えばリチウムイオン二次電池などの二次電池として構成されたバッテリ26と、インバータ24が接続された電力ライン(以下、駆動電圧系電力ラインという)32とバッテリ26が接続された電力ライン(以下、電池電圧系電力ラインという)34とに接続されて駆動電圧系電力ライン32の電圧VHを調節すると共に駆動電圧系電力ライン32と電池電圧系電力ライン34との間で電力のやりとりを行なう昇圧コンバータ30と、装置全体をコントロールする電子制御ユニット50と、を備える。
インバータ24は、6つのスイッチング素子としてのトランジスタT11〜T16と、トランジスタT11〜T16に逆方向に並列接続された6つのダイオードD11〜D16と、により構成されている。トランジスタT11〜T16は、駆動電圧系電力ライン32の正極母線と負極母線とに対してソース側とシンク側になるよう2個ずつペアで配置されており、対となるトランジスタ同士の接続点の各々にモータ22の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。したがって、インバータ24に電圧が作用している状態でトランジスタT11〜T16のオン時間の割合を調節することにより、三相コイルに回転磁界を形成でき、モータ22を回転駆動することができる。駆動電圧系電力ライン32の正極母線と負極母線とには平滑用のコンデンサ36が接続されている。
昇圧コンバータ30は、2つのスイッチング素子としてのトランジスタT31,T32とトランジスタT31,T32に逆方向に並列接続された2つのダイオードD31,D32とリアクトルLとからなる昇圧コンバータとして構成されている。2つのトランジスタT31,T32は、それぞれ駆動電圧系電力ライン32の正極母線,駆動電圧系電力ライン32および電池電圧系電力ライン34の負極母線に接続されており、その接続点とバッテリ26の正極端子とにはリアクトルLが接続されている。したがって、トランジスタT31,T32をオンオフすることにより、電池電圧系電力ライン34の電力を昇圧して駆動電圧系電力ライン32に供給したり、駆動電圧系電力ライン32の電力を降圧して電池電圧系電力ライン34に供給したりすることができる。リアクトルLと駆動電圧系電力ライン32および電池電圧系電力ライン34の負極母線とには平滑用のコンデンサ38が接続されている。
電子制御ユニット50は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポートを備える。電子制御ユニット50には、モータ22のロータの回転位置を検出する回転位置検出センサ22aからのモータ22のロータの回転位置θmや、モータ22の三相コイルのV相,W相に印加される相電流を検出する電流センサ23V,23Wからの相電流Iv,Iw,コンデンサ36の端子間に取り付けられた電圧センサ36aからの駆動電圧系電力ライン32の電圧VH,コンデンサ38の端子間に取り付けられた電圧センサ38aからの電池電圧系電力ライン34の電圧VL,バッテリ26の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧Vb,バッテリ26の出力端子に接続された電池電圧系電力ライン34に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流Ib,バッテリ26に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度Tbなどが入力ポートを介して入力されている。また、電子制御ユニット50からは、インバータ24のトランジスタT11〜T16へのスイッチング制御信号や昇圧コンバータ30のトランジスタT31,T32へのスイッチング制御信号,システムメインリレー28をオンオフする駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、電子制御ユニット50は、回転位置検出センサ22aからの回転位置θmに基づいてモータ22のロータの電気角θeや回転数Nmを演算したり、電流センサにより検出されたバッテリ26の充放電電流Ibに基づいてそのときのバッテリ26から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ26を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算したりしている。
こうして構成された実施例の駆動装置20では、電子制御ユニット50は、バッテリ26の入出力制限Win,Woutの範囲内でモータ22からその回転軸(駆動装置20の駆動軸)に出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm*を設定すると共に設定したトルク指令Tm*でモータ22が駆動されるようインバータ24のトランジスタT11〜T16をスイッチング制御すると共に、駆動電圧系電力ライン32の電圧VHがモータ22のトルク指令Tm*と回転数Nmとに応じた目標電圧VHtagとなるよう昇圧コンバータ30のトランジスタT31,T32をスイッチング制御する。
次に、こうして構成された実施例の駆動装置20の動作、特に、昇圧コンバータ30を制御している最中に昇圧コンバータ30とコンデンサ36,38と電圧センサ36a,38aとを含む回路(以下、昇圧系回路という)の異常検出を行なう際の動作について説明する。図2は、電子制御ユニット50により実行される昇圧制御ルーチンの一例を示すフローチャートであり、図3は、電子制御ユニット50により実行される昇圧系回路異常検出ルーチンの一例を示すフローチャートである。これらのルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に並行して繰り返し実行される。まず、昇圧制御について説明し、その後、昇圧系回路の異常検出について説明する。
図2の昇圧制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50は、まず、電圧センサ38aからの電池電圧系電力ライン34の電圧VLや駆動電圧系電力ライン32の目標電圧VHtag,電圧センサ36aからの駆動電圧系電力ライン32の電圧VHなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、駆動電圧系電力ライン32の目標電圧VHtagは、実施例では、モータ22の目標動作点(トルク指令Tm*,回転数Nm)でモータ22を駆動できる駆動電圧系電力ライン32の電圧としてコンデンサ36の耐圧よりも若干小さい最大許容電圧VHmaxの範囲内で予め定められたものを入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、次式(1)により駆動電圧系電力ライン32の電圧VHから目標電圧VHtagに向けて徐々に変化するようレート処理を用いて駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*を設定し(ステップS110)、設定した駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*から電圧VHを減じて得られる値を電圧差ΔVHとして計算する(ステップS120)。式(1)中、レート値Rは、昇圧コンバータ30の特性などに基づいて適宜定められたものを用いることができる。
VH*=max(min(VHtag,VH+R),VH-R) (1)
続いて、計算した電圧差ΔVHの絶対値と第1電圧VH1とを比較し(ステップS130)、電圧差ΔVHの絶対値が昇圧コンバータ30の制御を適正に行なうための電圧として予め定められた第1電圧VH1未満のときには、電圧指令VH*は制御に用いるのに適正と判断し、電圧センサ36aにより検出される駆動電圧系電力ライン32の電圧VHが設定した電圧指令VH*となるように昇圧コンバータ30をフィードバック制御により制御して(ステップS150)、昇圧制御ルーチンを終了する。ここで、昇圧コンバータ30の制御は、実施例では、電池電圧系電力ライン34の電圧VLと駆動電圧系電力ライン32の電圧VHおよび電圧指令VH*とを用いて次式(2)により得られる昇圧デューティDによって、昇圧コンバータ30のトランジスタT31,T32をスイッチング制御することにより行なうものとした。式(2)中、右辺第2項の「k1」はフィードバック制御における比例項のゲインである。また、第1電圧VH1は、昇圧コンバータ30のフィードバック制御に際して電圧指令VH*と電圧VHとの電圧差ΔVHが過大になって制御が不安定になるなどの状態を回避するため、昇圧コンバータ30の制御を適正に行なうことができる電圧差ΔVHに相当する電圧として予め実験などにより定められたもの(例えば、80Vや100Vなど)を用いるものとした。
D=(VH-VL)/VH+k1・(VH*-VH) (2)
ステップS130で電圧差ΔVHの絶対値が第1電圧VH1以上のときには、電圧指令VH*は制御に用いるのに適正でないと判断し、電圧指令VH*から第1電圧VH1以下の大きさの電圧として予め定められた第2電圧VH2を減じたものを電圧指令VH*として再設定し(ステップS140)、駆動電圧系電力ライン32の電圧VHが再設定した電圧指令VH*となるように昇圧コンバータ30をフィードバック制御により制御して(ステップS150)、昇圧制御ルーチンを終了する。ここで、第2電圧VH2は、実施例では、電圧差ΔVHが正の値であるときには正の値(例えば40Vや50Vなど)を用いるものとし、電圧差ΔVHが負の値であるときには負の値(例えば−40Vや−50Vなど)を用いるものとした。こうした制御により、駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*と電圧センサ36aにより検出される駆動電圧系電力ライン32の電圧VHとの電圧差ΔVHが第1電圧VH1を超えないようにすることができ、昇圧コンバータ30の制御が不安定になるなどの状態を回避して、昇圧コンバータ30の制御をより適正に行なうことができる。以上、昇圧制御について説明した。次に、昇圧系回路の異常検出について説明する。
図3の昇圧系回路異常検出ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50は、まず、図2の昇圧制御ルーチンで駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*が再設定されたか否かを判定し(ステップS200)、電圧指令VH*が再設定されたときには、電圧指令VH*の再設定が1回目であるか否かを判定し(ステップS210)、電圧指令VH*の再設定が1回目であるときには、初期値としては値0が設定されたカウンタCを値1だけインクリメントする(ステップS230)。ここで、電圧指令VH*の再設定が1回目であるか否かは、実施例では、カウンタCが値0であるか否かを調べ、カウンタCが値0のときには1回目であると判定し、カウンタCが値0より大きいときには1回目でない(2回目以降である)と判定するものとした。
こうしてカウンタCをインクリメントすると、カウンタCが、電圧指令VH*の再設定が連続して発生した状態を検出するために予め定められた閾値Cref以上であるか否かを判定する(ステップS240)。いまは、電圧指令VH*の再設定が1回目のとき、即ちカウンタCが値0から値1になったときを考えているから、カウンタCは閾値Cref未満であり、昇圧コンバータ30を含む昇圧系回路は正常と判断して、そのまま昇圧系回路異常検出ルーチンを終了する。一方、カウンタCが閾値Cref以上のときには、昇圧系回路の異常の発生を検出して(ステップS250)、昇圧系回路異常検出ルーチンを終了する。こうして昇圧系回路の異常の発生を検出して本ルーチンを終了すると、本ルーチンの実行を停止する。ここで、閾値Crefとしては、値2以上の値を用いることができ、実施例では、電圧指令VH*の再設定が連続して発生した状態を確実に検出するために値3や値4を用いるものとした。なお、カウンタCが閾値Cref以上のとき即ち電圧指令VH*の再設定が連続して発生したときに昇圧系回路の異常の発生を検出する状態の詳細については後述する。
ステップS210で電圧指令VH*の再設定が1回目でない(2回目以降である)ときには、電圧指令VH*の再設定が前回行なわれてから所定時間T2が経過しているか否かを判定し(ステップS220)、電圧指令VH*の再設定が前回行なわれてから所定時間T2が経過していないときには、電圧指令VH*の再設定が連続して発生していると判断して、カウンタCをインクリメントすると共にカウンタCを閾値Crefと比較し(ステップS230,S240)、比較した結果に応じて昇圧系回路の異常の発生を検出して(ステップS250)、昇圧系回路異常検出ルーチンを終了する。ここで、所定時間T2は、電圧指令VH*の再設定が昇圧系回路に異常が発生していると判断可能な頻度で連続して発生しているか否かを判定するためのものであり、実施例では、電圧指令VH*の再設定が所定時間T1内に閾値Cref(実施例では、値3や値4)回の頻度で行なわれたときに昇圧系回路に異常が発生していると判断可能である場合に、この所定時間T1を閾値Crefで割って得られる時間を用いるものとした。所定時間T1と所定時間T2とは、いずれも予め実験などにより定められたもの(例えば、所定時間T1は80msecや100msec,120msecなど、所定時間T2は20msecや25msec,30msecなど)を用いることができる。
ステップS210,S220で電圧指令VH*の再設定が1回目でないときに電圧指令VH*の再設定が前回行なわれてから所定時間T2が経過しているときには、昇圧系回路に異常が発生していると判断可能な頻度ほどには電圧指令VH*の再設定が連続して発生していないと判断し、カウンタCを値0にリセットして(ステップS270)、昇圧系回路異常検出ルーチンを終了する。
ステップS200で電圧指令VH*が再設定されていないときには、電圧指令VH*の再設定が前回行なわれてから所定時間T1が経過しているか否かを判定し(ステップS260)、電圧指令VH*の再設定が前回行なわれてから所定時間T1が経過していないときには、そのまま昇圧系回路異常検出ルーチンを終了し、電圧指令VH*の再設定が前回行なわれてから所定時間T1が経過しているときには、カウンタCを値0にリセットして(ステップS270)、昇圧系回路異常検出ルーチンを終了する。ここで、電圧指令VH*の再設定が前回行なわれてから所定時間T1が経過しているときにカウンタCを値0にリセットするのは、電圧指令VH*が再設定されてカウンタCが値1になった状態で電圧指令VH*の2回目の再設定が続けて発生しなかった場合にカウンタCが値1になったままとならないようにするためである。したがって、ステップS260の処理では、所定時間T1に代えて、所定時間T2より大きく所定時間T1より小さい時間を用いるものとしてもよい。
図4は、昇圧コンバータ30の昇圧動作を開始して駆動電圧系電力ライン32の電圧VHを電池電圧系電力ライン34の電圧VLから上昇させる際の、駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*および電圧VHとカウンタCと昇圧系回路の状態との時間変化の様子の一例を示す説明図である。図中、上段の駆動電圧系電力ライン32の電圧において、昇圧制御により電圧指令VH*の再設定が行なわれる実施例の電圧指令VH*を実線で示し、昇圧制御により電圧指令VH*の再設定が行なわれない(図2の昇圧制御ルーチンのステップS120〜S140の処理が実行されない)比較例の電圧指令VH*を破線で示し、電圧センサ36aにより検出される駆動電圧系電力ライン32の電圧VHを一点鎖線で示す。図示するように、比較例では、比較的高い目標電圧VHtagに至るまで徐々に変化するように電圧指令VH*が設定されるために電圧指令VH*と電圧VHとの電圧差ΔVHが過大になり、昇圧コンバータ30の制御が不安定になるなどの場合が生じる。これに対し、実施例では、電圧指令VH*が目標電圧VHtagに至る前に電圧指令VH*と電圧VHとの電圧差ΔVHが第1電圧VH1を超えないよう第2電圧VH2だけ小さい大きさの指令値となるように電圧指令VH*を再設定するから、昇圧コンバータ30の制御が不安定になるなどの状態を回避して昇圧コンバータ30の制御をより適正に行なうことができる。そして、電圧センサ36aにより検出される電圧VHが電池電圧系電力ライン34の電圧VLと同じ値を示している場合(一点鎖線参照)など、昇圧コンバータ30とコンデンサ36,38と電圧センサ36a,38aを含む昇圧系回路に異常が生じているときには、実施例では、電圧指令VH*の再設定が連続して発生することになるため、この電圧指令VH*の再設定が昇圧系回路の異常を検出するために予め定められた所定時間T1内に閾値Cref回以上発生したことを判定することによって、昇圧系回路の異常を検出することができるのである。
なお、昇圧系回路の異常としては、昇圧コンバータ30により駆動電圧系電力ライン32の電圧を電池電圧系電力ライン34の電圧VL以上やこの電圧VLより高い所定電圧以上とすることができなくなる異常や、電圧センサ36aにより駆動電圧系電力ライン32の電圧を正しく検出することができなくなる異常、電圧センサ38aにより電池電圧系電力ライン34の電圧を正しく検出することができなくなる異常などがある。したがって、実施例の駆動装置20では、昇圧コンバータ30による昇圧動作が正しく行なわれなくなる異常に加え、例えば、昇圧コンバータ30により駆動電圧系電力ライン32の実際の電圧が電圧指令VH*に従って昇圧されているにも拘わらず電圧センサ36aからの電圧VHが上昇しない異常などの電圧センサ36a,38aの異常も昇圧系回路の異常として検出することができる。
以上説明した実施例の駆動装置20によれば、電圧センサ38aにより検出される駆動電圧系電力ライン32の電圧VHが、駆動電圧系電力ライン32の目標電圧VHtagに徐々に近づくようにレート値Rによるレート処理を用いて設定した駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*となるように昇圧コンバータ30を制御している最中に、設定した電圧指令VH*から電圧センサ38aにより検出された駆動電圧系電力ライン32の電圧VHを減じて得られる電圧差ΔVHの絶対値が第1電圧VH1以上になったときには、設定した電圧指令VH*から第1電圧VH1以下の大きさの第2電圧VH2を減じて得られる電圧を駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*として再設定すると共に再設定した電圧指令VH*から駆動電圧系電力ライン32の目標電圧VHtagに徐々に近づくようにレート値Rによるレート処理を用いて駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*を設定するから、駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*から電圧センサ36aにより検出される駆動電圧系電力ライン32の電圧VHを減じて得られる電圧差ΔVHが第1電圧VH1を超えないようにすることができ、昇圧コンバータ30の制御をより適正に行なうことができる。そして、異常検出用に予め定められた所定時間T1内に駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*の再設定が連続して閾値Cref回発生したときに昇圧コンバータ30とコンデンサ36,38と電圧センサ36a,38aとを含む昇圧系回路の異常の発生を検出するから、昇圧系回路の異常を検出することができる。この結果、昇圧コンバータ30の制御と昇圧コンバータ30を含む回路の異常検出とをより適正に行なうことができる。
実施例の駆動装置20では、駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*が再設定されたときにカウンタCを1回だけインクリメントすると共に電圧指令VH*が次に再設定されるまでに所定時間T2が経過したとき(即ち電圧指令VH*が次に再設定されずに所定時間T2が経過したとき)にカウンタCを値0にリセットし、カウンタCが閾値Cref以上になったときに昇圧系回路の異常を検出するものとしたが、カウンタCを用いないものなど、所定時間T1内に電圧指令VH*の再設定が連続して発生したときに昇圧系回路の異常を検出するものであれば、如何なる手法により昇圧系回路の異常を検出するものとしてもよい。
実施例の駆動装置20では、駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*の再設定が行なわれずに所定時間T1が経過したことを判定してカウンタCを値0にリセットするものとしたが、電圧指令VH*の再設定が行なわれずに所定時間T1が経過したか否かの判定は行なわないものとしてもよい。この場合、図2の昇圧系回路異常検出ルーチンのステップS260の処理を実行しないものとすればよく、更にステップS240の処理に用いるカウンタCの閾値Crefに代えて閾値Crefより値1だけ大きい閾値を用いるものとしてもよい。
実施例では、レート値Rによるレート処理を用いて目標電圧VHtagに徐々に近づくように電圧指令VH*を設定するものとしたが、レート処理に代えてなまし処理を用いて目標電圧VHtaghに徐々に近づくように電圧指令VH*を設定するものとしてもよい。
実施例では、本発明を、バッテリ26と昇圧系回路とを備える電力供給装置に加えて、この電力供給装置から電力供給される駆動電圧系電力ライン32に接続されたインバータ24とこのインバータ24により駆動されるモータ22とを更に備える駆動装置20に適用して説明したが、バッテリ26と昇圧系回路とからなる電力供給装置の形態に適用してもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、バッテリ26が「二次電池」に相当し、昇圧コンバータ30が「昇圧コンバータ」に相当し、電圧センサ36aが「電圧センサ」に相当し、駆動電圧系電力ライン32の目標電圧VHtagに徐々に近づくようにレート値Rによるレート処理を用いて駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*を設定すると共に昇圧コンバータ30を制御し、電圧指令VH*から電圧センサ36aからの電圧VHを減じて得られる電圧差ΔVHの絶対値が第1電圧VH1以上となったときに電圧指令VH*から第1電圧VH1以下の第2電圧VH2を減じて得られる電圧を電圧指令VH*として再設定して再設定した電圧指令VH*から目標電圧VHtagに徐々に近づくようにレート値Rによるレート処理を用いて電圧指令VH*を設定して電圧センサ36aからの電圧VHが電圧指令VH*となるように昇圧コンバータ30を制御する図2の昇圧制御ルーチンを実行する電子制御ユニット50が「昇圧制御手段」に相当し、昇圧コンバータ30の制御により駆動電圧系電力ライン32の電圧指令VH*が再設定された回数が所定時間T1内に閾値Cref回以上となったときに昇圧コンバータ30や電圧センサ36aを含む昇圧系回路の異常の発生を検出する図3の昇圧系回路異常検出ルーチンを実行する電子制御ユニット50が「異常検出手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電力供給装置の製造産業などに利用可能である。
20 駆動装置、22 モータ、22a 回転位置検出センサ、23V,23W 電流センサ、24 インバータ、26 バッテリ、30 昇圧コンバータ、32 駆動電圧系電力ライン、34 電池電圧系電力ライン、36 コンデンサ、36a 電圧センサ、38 コンデンサ、38a 電圧センサ、50 電子制御ユニット、D11〜D16,D31,D32 ダイオード、T11〜T16,T31,T32 トランジスタ。

Claims (1)

  1. 二次電池と、前記二次電池が接続された電池電圧系からの電力を昇圧して機器が接続された機器電圧系に供給する昇圧コンバータと、前記機器電圧系の電圧を検出する電圧センサと、前記機器電圧系の目標電圧に徐々に近づくように所定の緩変化処理を用いて該機器電圧系の電圧指令を設定すると共に前記電圧センサにより検出される電圧が該設定した電圧指令となるように前記昇圧コンバータを制御する昇圧制御手段と、を備える電力供給装置において、
    前記昇圧制御手段は、前記設定した電圧指令から前記電圧センサにより検出された電圧を減じて得られる電圧差が第1の所定電圧以上になったときには、前記設定した電圧指令から前記第1の所定電圧以下の第2の所定電圧を減じて得られる電圧を前記機器電圧系の電圧指令として再設定すると共に、該再設定した電圧指令から該機器電圧系の目標電圧に徐々に近づくように前記所定の緩変化処理を用いて該機器電圧系の電圧指令を設定する手段であり、
    前記機器電圧系の電圧指令の再設定が異常検出用に予め定められた所定時間内に連続して所定回数発生したときに前記昇圧コンバータと前記電圧センサとを含む回路の異常の発生を検出する異常検出手段
    を備えることを特徴とする電力供給装置。
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