JP5567060B2 - 流体制御システムに用いられる渦発生器 - Google Patents

流体制御システムに用いられる渦発生器 Download PDF

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Description

本発明は、一般的に流体制御システムに関するものであり、より詳細には流体制御システム内のよどみ領域に流体の渦を発生させるための方法および装置に関するものである。
通常、油・ガスパイプライン分配システム、化学品プロセスプラント、または、食物や飲料のプロセス、製薬プロセス、化粧品生産プロセスなどの衛生品プロセスといった産業プロセスでは、プロセス流体を制御することが必要である。一般的に、圧力、温度といったプロセス条件およびプロセス流体特性により、流体制御システムを実現するために使用する弁および弁構成部材の形式が決まる。通常、弁は、流入口と流出口とを有するとともに弁本体を貫通する流体流路を備えている。ボンネット、弁軸、または流量制御要素のような他の弁構成部材は、流路の中に設けられている。流路内におけるこれらの構成部材の構成により、流体のよどみ領域が生じることがある。この流体よどみ領域は、衛生的な状態を必要とする流体制御システムにおいて特に問題となる。よどみ領域では、流体の流量が減少し、エアポケットが生じることもあるため、微生物および他の汚染物質が弁および/または流体の流れの経路に沿った他の領域内に蓄積してしまうことがある。
図1は、公知になっている摺動軸栓弁100の一例を示す断面図である。例示の弁100は、弁本体102を備えている。弁本体102は、流体パイプライン(図示せず)に接続されているとともに、流入口側流路104から流入流体を受け入れる。流入口側流路104は、弁座108を経由して流出口側流路106に連通している。弁本体102に取り付けられるボンネット110は、弁軸114を案内するようになっており、この弁軸114の端部は、流量制御要素または栓部112に結合されている。栓部112は、流路104および106を通る流体の流量を制御または調節するために、弁座108と着脱可能に係合するよう構成されている。
栓部112が図1に示されている位置にある場合、弁100は開いており、流体は、弁座108を通って矢印の方向に移動するようになっている。また、流体は、よどみ領域116の中に流れ込み、栓部112が連続して開放している間および閉鎖している間は、適切に押し流されない場合がある。したがって、一般的にデッドスペースまたはデッドレグ(停滞領域)と呼ばれるよどみ領域116は、流体、空気、微生物および/または他の汚染物質を蓄積して、最終的にはプロセス流体を汚染する場合もある。
食品加工産業、化粧品産業およびバイオ技術産業では、たとえば流体制御部材内の汚染物質の蓄積を防止することにより衛生的な状態を促進する弁、パイプ、および他の流体制御部材を用いることが一般的である。そのような1つの実施例が図2に示されている。図2に示されている単一弁座式のアングル弁200は、流体パイプラインに接続するための弁本体202を有しているとともに、流入口側流路204から加圧下で流入流体を受け入れるようになっている。流入口側流路204は、弁座208を介して流出口側流路206に連通している。弁本体202には、ボンネット210が、取り付けられ、栓部212に結合されている弁軸214を案内するようになっている。弁軸214がボンネット210内で摺動すると、栓部212は着脱可能に弁座208と係合するようになっている。弁軸シール216およびボンネットシール218が、それぞれ対応して、ボンネット210と弁軸214及び弁本体202との間をシールしている。
図2の設計例では、ボンネットシール218および弁軸シール216は、弁座208に比較的近く位置し、弁流入口側流路204側の弁本体202の側面と実質的に同一平面上にある。このように、弁200は、よどみ領域を減少したまたは最小限に押さえたよどみ領域を提供することにより、弁200を衛生的な状態を必要とする流体制御用途において用いることができる。しかしながら、図2に示されている設計例は比較的複雑かつ高価である。
一つの実施例によれば、弁は、弁本体と、その弁本体を貫通する流体流路とを備えている。この流体流路は、流入口と、流出口と、よどみ領域とを含んでいる。弁は、流体流路内の流体の流量を制御するための流体流路内の制御要素と、流体流路内の流体をよどみ領域に案内するための渦発生構造とを有している。
他の実施例によれば、渦発生装置は、流体伝達要素と、この流体伝達要素に近くの流体よどみ領域と、流体伝達要素に結合された渦発生器とを含んでいる。渦発生器は、流体よどみ領域内において少なくとも1つの渦を発生するように構成されている。
さらに他の実施例によれば、流体伝達装置は、当該流体伝達装置の中を通って流体を伝達するための流路と、流路内のよどみ領域と、流路内の転換構造とを備えている。転換構造は、流体をよどみ領域へ方向転換するように構成されている。
公知の摺動軸弁を示す断面図である。 衛生用の流体制御システムにおいて用いられうる公知のアングル体摺動軸弁を示す断面図である。 渦発生器の一例を備えたアングル体摺動軸弁の一例を示す断面図である。 渦発生器の他の一例を備えたアングル体摺動軸弁の他の一例を示す断面図である。 渦発生器のさらに他の一例を備えたアングル体摺動軸弁のさらに他の一例を示す部分断面図である。
一般的に、本明細書に記載の例示的な流体制御弁は弁本体を備えている。弁本体は、流入口と流出口とを有する流体流路を通して流体を流す。この流体流路は、流体および/または汚染物質が蓄積しうる一または複数のよどみ領域を有しうる。よどみ領域の悪影響(たとえば、バクテリア成長)を最小限に抑えおよび/または防止するために、本明細書に記載の例示的な流体制御弁は、よどみ領域に流体を案内するように構成された渦発生構造を備えている。
一部の公知になっている流体制御弁は、実質的によどみ領域が無いように設計された流体流路を組み入れている。しかしながら、このように設計された流体流路は、流体弁の複雑さおよび製造コストを増大させることが一般的である。これとは対照的に、本明細書に記載の例示的な流体制御弁は、よどみ領域の悪影響を除去するまたは最小限に抑えるとともに、比較的容易に製造することができるように(すなわち、低コストに)設計された弁を用いることを可能とする渦発生構造を備えている。
一つの実施例では、流体制御弁は、弁ボンネットと一体になった渦発生構造を有しており、および/または、渦発生構造を弁内のいずれのよどみ領域よりも上流で、かつ、いずれのよどみ領域にも近い位置に配置している。他の実施例では、流体制御弁は渦発生構造を備えている。渦発生構造は、弁の流入口の近くに位置するパイプの断面に設けられ、流れ込んでくる流体に適切な乱流を付与して弁内のよどみ領域のフラッシングを促進する。
図3は、例示的な渦発生器301を有する公知のアングル体摺動軸弁300を示す断面図である。図3に示されているように、例示的な弁300は、流体パイプラインまたは同様の流体伝達要素に接続されるとともに、流入口側流路304から加圧下で流入流体を受け入れる弁本体302を備えている。流入口側流路304は、弁座308を介して流出口側流路306に連通している。弁本体302には、ボンネット310が取り付けられている。ボンネット310は、流路304の中へ延びる延在部312を有している。延在部312は、その底部の外周を取り巻くフランジ形状の構造314が形成されており、ここで終端している。図3の実施例では、フランジ形状の構造314は傾斜断面を有している。ただし、これに代えて、フランジ形状の構造314を湾曲断面としてもよい。
弁軸316は、ボンネット310の中央部を貫通して延びており、アクチュエータ(図示さず)に作用可能に結合されるように構成された一方の端部と、弁300を通る流体の流れを可能とするおよび/または阻止するように構成された栓部318または他の流量制御要素に結合された他方の端部とを備えている。弁軸316は、ボンネット310内で軸方向に摺動可能となっており、弁軸シール320により、ボンネット310との間がシールされている。ボンネット310は、ボンネットシール322により、弁本体302との間がさらにシールされている。シール320および322は、プロセス流体が弁300から漏洩するまたは染み出すのを防止するためのものであって、弁軸316およびボンネット310のそれぞれを囲むO−リングまたは他の適切なシール構造体である。
栓部318は、軸方向に沿って弁座308と係合して、流路304および306を介して弁300を通る流体の流量を制御するように構成されている。図3に示されている位置では、栓部318は、弁座308に接している状態であり、弁300が閉鎖している。すなわち、プロセス流体が、流入口側流路304から流出口側流路306へ弁300を通って流れない。弁軸316が引き上げられると、栓部318が弁座308から上昇して、流体が弁座308をから流出口側流路306の方に向けて流れることを可能とする。すなわち、弁300は開放状態になる。
開放位置または閉鎖位置では、液体および気体を含むプロセス流体は、デッドレグまたはよどみ領域324内に蓄積してしまう。このよどみ領域324は、ボンネット310の周辺であって延在部312の上方部分の近くに位置する流体よどみ領域である。しかしながら、例示の矢印350で流体の流れを示すように、流路304および306内の流体の流れがフランジ314により変更される。具体的にいえば、流入口側流路304を通る流体は、フランジ314に衝突し、それにより、一部の流体をよどみ領域324の中へと転換または案内して、よどみ領域内に渦または渦巻きを生じさせる。換言すれば、フランジ314は、跳水を発生させ、乱流または渦としてエネルギを消散させる下流側の障害として機能する。乱流または渦は、よどみ領域324が停滞しないようにすることで、よどみ領域324を一掃する。これによりエアポケットは分散または除去され、そこに蓄積された微生物、流体および/またはその他の汚染物質は一掃される。
一般的に、プロセス流体システムにおいて渦、渦巻き、または他の乱流を発生させることは望ましくない。というのは、このような乱流は非効率的である(すなわち、渦、渦巻、乱流などは、流れ抵抗を増加させる傾向がある)と考えられるからである。公知になっているように、真っ直ぐな側面を有するボンネットは比較的効率がよく、比較的低い流量係数または流れ抵抗を提供する。しかしながら、そのような真っ直ぐな側面を有するボンネットは、デッドレグまたはよどみ領域を有している弁に対して衛生的な状態になるよう作用することはない。
例示の弁300に関して先に記載したように、フランジ314は渦発生器として機能し、この渦発生器は、よどみ領域324に渦、渦巻き、または乱流を発生させ、ガス(たとえば、空気)または他の停滞した流体を追い出し、たとえばバクテリアまたは他の汚染物質のような生物の蓄積および付着を防止する流体速度を発生させる。したがって、フランジ314によれば、流路304および306を経由して弁300を通る流体の少なくとも一部を、転換または案内してよどみ領域324を一掃することができる。
渦発生器301は、定置洗浄(CIP)、定置温水洗浄(HWIP)、定置蒸気洗浄(SlP)および/または他の周知の洗浄工程を促進および/または向上するために用いることができる。例えば、渦発生器301を、上述のように、洗浄化学薬品、温水および/または蒸気をよどみ領域324の中へ案内するために用いてもよい。CIPシステムに用いられた場合、渦発生器301によれば、洗浄剤による弁300の内面の洗浄後、すすぎに必要な水が少なくなるため、洗浄工程の効率を増大させることができる。これに代えてまたはこれに加えて、洗浄工程は温水のみで行うことができる。また、洗浄工程において、苛性材料の後に蒸気を用いるのではなく、苛性材料の後に温水を用いることができる。いずれの場合であっても、図3の渦発生器301は、より少数のステップおよび/またはより少量の洗浄材料を必要とすることにより洗浄工程を単純化し、その結果、流体制御システムの洗浄のコストを著しく削減することができる。
図3の例示の弁では、フランジ314は勾配を有しており、または、傾斜断面を有している。しかしながら、よどみ領域324に渦を発生させるために他の形状または構成を用いることができる。たとえば、フランジ314を、延在部312および/またはボンネット310と一体的に形成される湾曲構造体としてもよい。これに代えてまたはこれに加えて、フランジ314または他の渦発生構造を、延在部312および/またはボンネット310と結合する別個の部材としてもよい。
さらに、渦発生器301は、流体制御システム内の他の構成部材に用いることができる。例えば、例示の渦発生器301は、温度プローブなどプロセス蒸気内のTマウント式のセンサに関連して用いてもよい。パイプラインの頂部に取り付けられた温度プローブは、プロセスストリームの隣接領域にデッドレグを形成する場合がある。このセンサに例示の渦発生器301のような渦発生器と結合することにより、デッドレグ領域のよどみを減少させ、上述の方法と同様の方法で、衛生的な状態を促進することができる。
図4に記載の他の実施形態では、摺動軸弁400は、図3に例示の弁で記載されているような延在部を備えておらず、また、フランジも備えていない。図4の実施形態では、渦発生構造は、流入口側流路404に隣接しているパイプ460に結合されている固定プロペラ455を備えている。プロペラ455は、羽根458が結合されている中央ハブ456を有している。ハブ456は、固定プロペラ455をパイプ460へ結合するための環帯構造459に支持されている。他の実施形態として、プロペラ455を、パイプのフランジ間や衛生器具間に取付け可能な個別装置またはモジュールにして結合してもよい。
図4の実施例では、プロペラ455は、パイプ460に対してスピンしないようにまたは他の方法で回転しないように固定されている。水の流線または流管がプロペラ455を通り抜けると、羽根458の形状によって、流体が矢印450により示されているような渦を形成する。プロペラ455は、完全な層流境界層がパイプの壁において形成されている長いパイプラインにおいて非常に役立つ場合がある。プロペラ455により引き起こされた渦は、パイプ460の壁の近くに形成される境界層を削減し、よどみ領域424および/または他の汚染物質を一掃する。本実施例のプロペラ455は4つの羽根458を有しているが、プロペラ455はいかなる数の羽根を有していてもよい。
プロペラ455に代えてまたはそれに加えて、それぞれの羽根を、ハブ456無しでパイプ460の内部に取り付けてもよい。このような、パイプ460に取り付けられるとともに、長手方向にある距離だけ分離されている個別の羽根は、流体に渦を付与し、流体の流れ抵抗を最小限に抑えるようになっている。これらの羽根の数および配置によって、流体の流れ抵抗と引き替えにパイプ460の軸に対して流体に回転を発生させ、これにより、流体をよどみ領域424の中へ案内するようになっている。図3の実施例のフランジ314と同様に、本実施例のプロペラ455または個別の羽根は、プロセス流体を用いた正常運転下における汚染物質の蓄積を防止することにより、よどみ領域424の洗浄を促進または向上することができる。さらに、本実施例は、よどみ領域424の中へ洗浄流体および/または温水を転換させることにより、CIP、HWIP、SIPおよび/または他の洗浄工程の効率を向上するようになっている。
これに加えて、例示のプロペラ455を流体制御システムの他の領域に用いてもよい。たとえば衛生的なシステムのような流体制御システムなどでは、長く真っ直ぐに延びたパイプに層流境界層が生じうる。この境界層においては、速度に起因する剪断力は低下しており、たとえばバクテリアの成長のような汚染物質が蓄積されてしまう。プロペラ455または他の渦発生構造を真っ直ぐに延びた流路に設置することにより、流れ全体にわたって、さらにはパイプの壁に沿って、渦巻く乱流を発生させ、このことにより、境界層を崩壊せしめ、したがって、汚染物質の一掃を促進する。このような構成により、渦発生構造は、低速度における洗浄を効果的なものとするだけでなく、従来の管速度での洗浄よりもパイプをよりきれいにすることが可能となる。
図5に示されている他の実施形態では、摺動軸弁500は、螺旋状の溝565で示すような渦発生螺旋状構造を有するボンネット510を備えている。よどみ領域524の中へ流体を転換させるために、溝565を流路504および506の中へ延びるボンネット510の一部に一体的に形成し、ボンネット510の下方部の外周に延設するようにしてもよい。弁500を通る流体のうちの少なくとも一部は、ボンネット510と衝突し、螺旋状の溝565と係合し、流体をボンネット510の周りで回転させ、これにより、矢印550により示されているように流体の少なくとも一部をよどみ領域524へ案内する。さらに、螺旋状の溝565は、ボンネット510の全長に延設させてもよく、その一部にのみ延設させてもよい。さらに、螺旋状の溝565の幾何学形状が完全なねじれを有していてもよいし、部分的なねじれを有していてもよい。その他の例示の渦発生器および流体転換構造に関して先に記載されているように、螺旋状の溝565を、CIP、HWlP、SIPおよび/またはその他の洗浄工程を促進するために用いてもよい。
さらに他の実施形態において、螺旋状の構造を、図5の螺旋状の溝565に代えて螺旋状の稜(リッジ)としてもよい。ボンネットの外側部分の外周に沿って形成された螺旋状の稜(リッジ)は、勾配形状、湾曲形状、および/または、傾斜断面を有する。稜(リッジ)に衝突した流体は、よどみ領域524の中へ転換されるようになっている。
例示の渦生成構造にあっては、デッドレグまたは他のよどみ領域において流体の停滞を削減および/または防止することができるため、流体伝達システムで行われる洗浄工程の必要性を低下させることができる。このように流体のよどみを減少および/または防止することにより、衛生的な状態が促進され、プロセス流体内の汚染物質の存在を減少することができる。たとえば、流体のよどみ領域における乱流の増大により、細菌の増殖に好ましい状況が減少または除去され、これにより、流体分配または制御システムで行わなければならない洗浄工程の頻度が減少する。洗浄の必要性が減少することにより、流体処理システムの停止に関連するコストを含む洗浄コストが削減される。
さらに、例示の渦発生構造は、洗浄化学薬品、蒸気および/または湯水をよどみ領域の中へ案内するまたは転換することによって、洗浄工程(たとえば、CIP、HWIP、SIPなど)がより効率的に機能する。洗浄工程の効率が増大することにより、洗浄工程を実行するために必要とされる化学薬品および/またはエネルギの量が減少される場合もある。
さらに、例示の渦発生構造は、弁、パイプライン、または他の流体もしくは材料伝達要素もしくは装置の他の構造または構成部品に結合されてもよいし、またはそれらの内部に形成されてもよい。例えば、よどみ領域に流体を案内するために、図3に記載された実施例のような傾斜状、湾曲状、または螺旋状の構造を、弁またはパイプの内部の温度センサまたは他のセンサに設けてもよい。さらに、本明細書に記載の例示の渦生成構造にあっては、パイプラインまたはタンクのT連結部、Y連結部および/または流入口および流出口において用いることが可能である。
本明細書に、例示の方法、装置および製品が記載されているが、本発明の範疇が、これらによって制限されることはない。それどころか、本発明は、添付の特許請求の範囲に文字通りにまたは均等論に従って正当に該当する製造の方法、装置および製品をすべて網羅する。

Claims (5)

  1. 弁本体と、
    前記弁本体を貫通するとともに、流入口、流出口及びよどみ領域を有する流体流路と、
    前記流体流路を通る流体の流量を制御するために前記流体流路内に設けられた制御要素と、
    前記流体流路内の流体を前記よどみ領域の中に案内するための渦発生構造とを備え、
    前記渦発生構造は、前記流入口に隣接したパイプに結合されたプロペラであり、
    前記プロペラは羽根が結合されている中央ハブを有して、該羽根は前記中央ハブから半径方向に延びている、弁。
  2. 前記中央ハブは、前記プロペラをパイプに結合する環帯構造に支持されている、請求項1記載の弁。
  3. 前記プロペラは、モジュール装置である、請求項1又は2記載の弁。
  4. 前記プロペラは、パイプに対してスピンせず、そうでなければ回転しないように固定されている、請求項1乃至3の何れかに記載の弁。
  5. 前記プロペラは、4つの羽根を有する、請求項1乃至4の何れかに記載の弁。
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