JP5566515B2 - ブドウ梱包ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、ブドウを梱包するボックスに係り、さらに詳しくは、ブドウの房を梱包袋に入れて別々に梱包した後に、ボックスに自然状態のように立てて梱包することにより、ブドウ粒の脱粒、変形及び損傷を防ぎ、細菌及び害虫からの汚染を防ぎ、究極的に鮮度及び清潔さを最大限に維持できるようにブドウを梱包するブドウ梱包ボックスに関する。
一般に、ブドウは、その特性から水分が多く、りんごまたは梨などの単一果物などその他の果物に比べて数十個ないし数百個の粒からなる房状果物であり、ブドウの形状が千差万別である。この理由から、ブドウは、その他の果物に比べて搬送及び取扱いに難点があるため、梱包が重要である。
通常のブドウの梱包方式では、ブドウが梱包箱の底面に置かれた状態で搬送または保管されるため、底面と接触する個所にある少数のブドウ粒がブドウの房全体の重さに耐えるため荷重に耐えられずに球状のブドウ粒が潰されたり脱粒されたり損傷されたりし、これにより、ブドウ汁が流れ出て隣り合うブドウの鮮度の低下、腐敗の誘発及びカゲロウなどの虫を生じさせるなど単位梱包箱内の商品性を落として流通中に解消すべき課題として残っており、これにより、流通期間が非常に短くなるという問題点がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ブドウの房を梱包袋で別々に梱包してボックスに自然状態のように立てて梱包することにより、ブドウ粒の脱粒、変形及び損傷を防ぎ、細菌及び害虫からの汚染を防ぎ、究極的に鮮度及び清潔さを最大限に維持できるようにブドウを梱包するブドウ梱包ボックスを提供するところにある。
前記目的を達成するための本発明によるブドウ梱包ボックスは、ボックス本体と、前記ボックス本体の内部空間を1以上のブドウ収容空間に画成する隔壁と、ブドウの房を収容して別々に梱包する梱包袋と、前記梱包袋を前記ボックス本体の各ブドウ収容空間に吊り下げて支持するための据置手段と、を備える。
本発明の好適な実施形態によれば、前記据置手段は、前記ボックス本体の上部に設けられ、前記ブドウ収容空間の中央部に配設される掛止溝を有する据置部材と、前記据置部材の掛止溝に引っ掛けるための第1引掛部と前記梱包袋を引っ掛けるための第2引掛部とがS字状に湾曲された引掛部材と、を備えることが好ましい。ここで、前記引掛部材の第2引掛部は、前記梱包袋の開口を結束した紐を引っ掛けるためのものであることが好ましい。また、前記据置部材は、前記掛止溝と隣設されて前記引掛部材の前記据置部材に対する左右位置を変更可能にするための第2掛止溝をさらに備えることが好ましい。
本発明の他の実施形態によれば、前記据置手段は、前記ボックス本体の上部に設けられ、前記梱包袋の開口を結束した紐を引っ掛けるための引掛部が一体に形成された据置部材を備えることが好ましい。この例においては、引掛部が一体に形成されることから、別途の引掛部材を備える必要がない。
本発明のさらに他の実施形態によれば、前記据置手段は、前記ボックス本体の上部に設けられ、各ブドウ収容空間の中央部に相当する位置に前面から背面に貫通する固定孔が形成された据置部材と、前記据置部材の固定孔に強固に嵌め込まれて固定される固定突起が上端に形成され、下端には前記梱包袋を把持するはさみが設けられた把持部と、を備えることが好ましい。ここで、前記据置部材は、前記固定孔と隣設されて前記把持部の前記据置部材に対する左右位置を変更可能にするための第2固定孔をさらに備えることが好ましい。
本発明のさらに他の実施形態によれば、前記据置手段は、前記ボックス本体の上部に設けられ、各ブドウ収容空間の中央部に相当する位置に掛止溝が形成された据置部材と、前記据置部材の掛止溝に引っ掛けられる環部が上端に形成され、下端には前記梱包袋を把持するはさみが設けられた把持部と、を備えることが好ましい。ここで、前記据置部材は、前記掛止溝と隣設されて前記把持部の前記据置部材に対する左右位置を変更可能にするための第2掛止溝をさらに備えることが好ましい。
本発明の好適な他の実施形態によれば、ブドウ梱包ボックスは、ボックス本体と、前記ボックス本体の内部に設けられてボックス本体の内部空間を1以上のブドウ収容空間に画成する隔壁と、前記ボックス本体の上部に設けられる据置部材と、ブドウの房を別々に梱包するためのものであって、前記ブドウの房のブドウの蔕が上部にはみ出されるように前記ブドウの房を包み込む梱包袋と、前記梱包袋によって別々に梱包されたブドウの房を前記据置部材に吊り下げて支持するためのものであって、前記据置部材に引っ掛けるための引掛部が上部に形成された円筒状胴体と、前記円筒状胴体の下端部に配設され、ブドウの房のブドウの蔕を差し込んで固定するための多数の切欠された弾性固定片を有する固定プレート及び前記円筒状胴体に係合されて前記固定プレートを固定し、下面の中央部にブドウの房のブドウの蔕が通過する通孔が形成された蓋体を有する懸架部材と、を備える。
ここで、前記円筒状胴体は、上部胴体部と前記蓋体が係合される下部胴体部とに画成され、前記下部胴体部の直径は、前記上部胴体部の直径よりも前記蓋体の厚さに見合う分だけ小さく形成されて、前記蓋体の係合に際して前記円筒状胴体が同じ外表面を形成するように構成されることが好ましい。
また、本発明は、前記下部胴体部の外周面には雄ねじ部が形成され、前記蓋体の内周面には雌ねじ部が形成されて、前記円筒状胴体に対して前記蓋体を螺着するように構成されることが好ましい。あるいは、前記下部胴体部の外周面には環状の固定溝が形成され、前記蓋体の内周面には前記固定溝に嵌入する多数の固定突起が所定の間隔を隔てて隔設されて、前記円筒状胴体に対して前記蓋体をワンタッチ方式により係合するように構成されることが好ましい。
ここで、前記固定溝は、半円形状、四角形状、三角形状、直角三角形状のいずれかの形状に形成され、前記固定突起は、前記固定溝に対応する形状の突起であることが好ましい。
また、前記据置部材は、前記懸架部材の引掛部が引っ掛けられる掛止溝を備えることが好ましく、これに加えて、前記据置部材は、前記掛止溝の両側と隣設されて、前記据置部材に対する前記懸架部材の左右位置を変更可能にするための第2掛止溝をさらに備えることが好ましい。
さらに、前記円筒状胴体及び前記蓋体は、プラスチックから形成され、前記固定プレートは、金属、プラスチック、紙のうちのいずれかの材質から形成されることが好ましい。
本発明の好適なさらに他の実施形態によれば、ボックス本体と、前記ボックス本体の内部に設けられてボックス本体の内部空間を1以上のブドウ収容空間に画成する隔壁と、前記ボックス本体の上部に設けられる据置部材と、ブドウの房を別々に梱包するものであって、前記ブドウの房のブドウの蔕が上部にはみ出されるように包み込む梱包袋と、前記据置部材に引っ掛けるための引掛部と前記梱包袋によって別々に梱包されたブドウの房のブドウの蔕を支持する支持部とを有する懸架部材と、前記懸架部材の支持部に支持されたブドウの房のブドウの蔕を結束して懸架部材に固定するケーブルタイと、を備える。
ここで、前記懸架部材の支持部は、半円筒状に形成され、前記支持部には前記ケーブルタイが嵌入する一対の結束孔が形成され、内側面にはブドウの蔕が滑り抜けることを防ぐための上向きに斜めの多数の凹凸部が形成されることが好ましい。
また、前記懸架部材の支持部は平板状に形成され、前記支持部には前記ケーブルタイが嵌入する一対の結束孔が形成され、内側面にはブドウの蔕が滑り抜けることを防ぐための凹凸部が形成されることが好ましい。
さらに、前記懸架部材の支持部は平板状に形成され、前記支持部にはブドウの房のブドウの蔕が互い違いに嵌入することによりブドウの房の自重によって支持されるようにする孔が形成されることが好ましい。
さらに、前記据置部材は、前記懸架部材の引掛部が引っ掛けられる掛止溝を備えることが好ましく、これに加えて、据置部材は、前記掛止溝の両側と隣設されて、前記据置部材に対する前記懸架部材の左右位置を変更可能にするための第2掛止溝をさらに備えることが好ましい。
前記懸架部材は、プラスチックまたは金属材質から形成されることが好ましい。
一方、本発明の前記ボックス本体は、前後の両側壁にボックスに収納されたブドウの状態を外部から確認するための覗き窓が形成され、左右の両側壁にはボックスを搬送するための把持溝が形成され、前後の両側壁にはボックス搬送用紐を固定するための紐固定溝が形成されることが好ましい。
また、前記ボックス本体は、左右の両側壁の上下部に多数のボックスを積み重ねるときに嵌め合わせられる嵌合突片と嵌合凹溝とが対応するように形成されることが好ましい。
さらに、前記ボックス本体の両側面には前記据置部材を支持するための据置台固定溝が対向して形成され、前記据置部材の両端部には前記据置台固定溝に嵌入する固定突起が曲設され、中央部には前記隔壁の上端の一部を収容して隔壁の流動を防ぐ流動防止溝部が形成されることが好ましい。
本発明によれば、ブドウの房を梱包袋で梱包した後に、前記梱包袋をボックス本体に据置手段を用いて自然状態のように立てた状態で据置してブドウを梱包することから、搬送に際してのブドウ粒の脱粒やブドウ粒の損傷を極力抑えることができて流通期間を延ばすことができ、細菌及び害虫からの汚染を防ぐことができるなど、究極的に鮮度及び清潔さを最大限に維持することができる。
また、本発明によれば、据置部材に梱包袋を据置するために設けられた掛止溝(または、固定孔)の左右に引掛部材(または、懸架部材)の前記据置部材に対する左右位置を変更可能にするための第2掛止溝(または、第2固定孔)が形成されているので、ブドウの房のブドウ粒が片側に偏って隔壁と接触する虞がある場合にブドウの房の位置を変更して隔壁と接触されないように梱包することができる。
さらに、本発明によるブドウ梱包ボックスは積み重ね可能であることから搬送及び保管が容易であり、覗き窓を介してボックスに収納されているブドウの状態を目視可能であることから商品の信頼度を高めることができる。
本発明の一実施形態によるブドウ梱包ボックスの分解斜視図である。 図1に示すブドウ梱包ボックスにブドウが梱包された状態の斜視図である。 図2の断面図である。 本発明によるブドウ梱包ボックスが多数積み重ねられた状態を示す図である。 本発明の一実施形態によるブドウ梱包ボックスの据置手段の変形例を説明するために示す図である。 本発明の一実施形態によるブドウ梱包ボックスの引掛部付き据置手段の変形例を説明するために示す図である。 本発明の一実施形態によるブドウ梱包ボックスの据置手段の他の変形例を説明するために示す図である。 本発明の一実施形態によるブドウ梱包ボックスの据置手段のさらに他の変形例を説明するために示す図である。 本発明の一実施形態によるブドウ梱包ボックスの据置手段のさらに他の変形例を説明するために示す図である。 本発明の参考形態によるブドウ梱包ボックスの据置手段を説明するために示す図である。 本発明の一実施形態によるブドウ梱包ボックスの据置手段のさらに他の変形例を説明するために示す図である。 本発明の他の実施形態によるブドウ梱包ボックスの分解斜視図である。 図12に示すブドウ梱包ボックスにブドウが梱包された状態の断面図である。 本発明の他の実施形態によるブドウ梱包ボックスの懸架部材の分解斜視図である。 図14の組立て状態断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるブドウ梱包ボックスの分解斜視図である。 図16に示すブドウ梱包ボックスにブドウが梱包された状態の断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるブドウ梱包ボックスの懸架部材の断面図である。 本発明のさらに他の実施形態によるブドウ梱包ボックスの懸架部材の変形例を説明するために示す図である。 本発明のさらに他の実施形態によるブドウ梱包ボックスの懸架部材の他の変形例を説明するために示す図である。
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態について詳述する。参考までに、本発明の実施形態を説明するに当たって、関連する公知の機能または構成についての具体的な説明が本発明の要旨を余計に曖昧にする虞があると認められる場合に、それについての詳細な説明は省く。
図1は、本発明の一実施形態によるブドウ梱包ボックスの分解斜視図であり、図2は、図1に示すブドウ梱包ボックスにブドウが梱包された状態の斜視図であり、そして図3は、図2の断面図である。
図1乃至図3に示すように、本発明の一実施形態によるブドウ梱包ボックスは、ボックス本体10と、隔壁20と、ブドウの房50を収容して別々に梱包する梱包袋30及び前記梱包袋30を前記ボックス本体10に据置するための据置手段40を備える。
前記ボックス本体10は、上部が開放された通常の四画形状のボックス状を呈する。前記ボックス本体10は、段ボールなどの紙、発泡スチロール、プラスチック(PPトレイ状に製作する)などから製作されてもよいが、コスト及び成形性を考慮するときに、段ボールなどの紙を用いて製作することが好ましい。一方、図示はしないが、前記ボックス本体10は、カバーを備えていてもよい。
前記ボックス本体10の内部には、ボックス本体10の内部空間を多数のブドウ収容空間(図示例においては、4つ)に画成するための隔壁20が設けられている。前記隔壁20もまた段ボールなどの紙、発泡スチロール及びプラスチックなどから製作されてもよいが、コスト及び成形性を考慮したときに、段ボールなどの紙を用いて製作することが好ましい。
一方、この明細書においては、ボックス本体10の内部が4つのブドウ収容空間に画成された例を示しているが、前記ブドウ収容空間の数はこれに何ら限定されるものではなく、梱包されるブドウの種類や等級に応じて1つから6つに画成することができるなど変更可能である。
前記ボックス本体10の左右の両側壁の上端部には、後述する据置手段40を設けるための据置台固定溝11、11’が形成されている。前記据置台固定溝11、11’は、各ブドウ収容空間の略真ん中に配設されている。この明細書においては、ボックス本体10のブドウ収容空間が4つであるため、2対の据置台固定溝11、11’が設けられた例を示しているが、前記据置台固定溝11、11’は、ボックス本体10のブドウ収容空間の数に応じて増減可能である。
また、前記ボックス本体10の左右の両側壁には、ボックスを持ち上げて搬送するための把持溝12、12’が形成されている。また、前記左右の両側壁の上端部の略中央部には嵌合突片13、13’が形成されており、左右の両側壁の下端部の略中央部には前記嵌合突片13、13’に対応する嵌合凹溝14、14’がそれぞれ形成されている。
前記嵌合突片13、13’及び嵌合凹溝14、14’は、図4に示すように、多数のブドウ梱包ボックスA1、A2、...を安全に積み重ねるためのものであり、多数のブドウ梱包ボックスを積み重ねるときに、下部に配設されているブドウ梱包ボックスA1の嵌合突片13、13’が上部に積み重ねられるブドウ梱包ボックスA2の嵌合凹溝14、14’に嵌入することにより、ブドウ梱包ボックスが倒れないように安定的に積み重ねることができる。
また、前記ボックス本体10の前後の両側壁には、ブドウ収容空間に収容されたブドウの房50の状態を外部から目視するための覗き窓15が前記ブドウ収容空間に対応する数で形成されており、前後の両側壁の上部にはボックス搬送用紐を固定するための紐固定溝16が形成されている。一方、図示はしないが、前記覗き窓15には、異物などの侵入を防ぐために透明なビニールなどが設けられていてもよく、ブドウが収容されたボックス本体10の上部にも、異物の侵入を防ぐための透明なビニールが設けられていてもよい。
前記梱包袋30は、ブドウの房50を収容して別々に梱包するためのものであり、糸、紙、ビニールまたはナイロンなどから形成されてもよく、その形状は、袋状、網状、またはストッキングなどの網紗状などであってもよく、開放された上部からブドウの房50を入れて上端部を紐でくくってブドウの房を別々に梱包するためのものである。このように、ブドウの房50を梱包袋30で別々に梱包すれば、細菌や害虫からの汚染を効果的に防ぐことができ、ブドウ粒の脱粒や損傷をも低減することができる。
前記据置手段40は、ブドウの房50が別々に梱包された前記梱包袋30を前記ボックス本体10の各ブドウ収容空間に据置するためのものであり、本発明の一実施形態によれば、このような据置手段40は、据置部材41とS字状の引掛部材45とを備える。
前記据置部材41は、前記ボックス本体10の上部に設けられ、各ブドウ収容空間の中央部に掛止溝42、42’が配設される構造を有する。なお、前記S字状の引掛部材45は、前記据置部材41の掛止溝42、42’に引っ掛けるための第1引掛部46と前記梱包袋30を引っ掛けるための第2引掛部47とがS字状に湾曲される構造を有する。
また、前記据置部材41の両端部には、前記ボックス本体10の据置台固定溝11、11’に嵌入する固定突起43、43’がそれぞれ曲設されており、中央部には、隔壁20の上端の一部を収容して隔壁20の流動を防ぐための流動防止溝部44が形成されている。このような据置部材41は、金属、合成樹脂(PCやABSなど)、木などから形成されてもよく、好ましくは、ブドウの重さに耐えるように金属製または軽質の合成樹脂製のものであればよい。より好ましくは、製造コスト及び生産性を考慮して、PCから形成されればよい。
以下、上述した本発明の一実施形態によるブドウ梱包ボックスを用いてブドウを梱包する方法について説明する。
先ず、梱包するブドウの房50を梱包袋30に入れ、梱包袋30の上部を紐などでくくってブドウの房を別々に梱包する。このように、ブドウの房50を梱包袋30で別々に梱包すれば、細菌や害虫からの汚染を有効に防ぐことができ、ブドウ粒の脱粒や損傷をも低減することができる。
次いで、S字状の引掛部材45の第2引掛部47に前記梱包袋30の上部、例えば、紐でくくった部分を引っ掛け、梱包袋30の引っ掛けられたS字状の引掛部材45をその第1引掛部46を用いて据置部材41の掛止溝42に引っ掛ける。
最後に、上記のように1つまたは2つのブドウの房50が梱包された梱包袋30が吊り下げられた前記据置部材41をボックス本体10の上部に設ける。このとき、前記据置部材41の両端部の固定突起43、43’がボックス本体10の据置台固定溝11、11’に嵌入し、据置部材41の中央部の流動防止溝部44が隔壁20の上端部の一部を収容するように据置部材41がボックス本体10に設けられるため、この据置部材41に懸架された梱包袋30は、ボックス本体10の各ブドウ収容空間の中央部に位置するように吊り下げられて収容される。
上記のように、本発明によるブドウ梱包ボックスは、ブドウの房が梱包袋に別々に梱包された後、この梱包袋が据置手段によってボックス本体に自然状態のように立てられた状態で収納されて梱包されるので、搬送に際してブドウ粒の脱粒や変形及び損傷が発生せず、しかも、細菌や害虫からの汚染を防ぐことができるなどブドウの鮮度と清潔さを最大限に維持して梱包することができる。
添付の図5は、据置手段40Aの他の実施形態を説明するために示す図である。図5に示すように、この実施形態における据置手段40Aは、据置部材41Aに形成された掛止溝42、42’と隣設されて前記S字状の引掛部材45の据置部材41Aに対する左右位置を変更可能にするための第2掛止溝42”をさらに備える。その他の構成は上述した実施形態と同様であるため、ここでは具体的な説明を省く。
このような他の実施形態によれば、例えば、ブドウの房のブドウ粒が片側に偏っていて、ボックス本体10のブドウ収容空間の中央部にブドウの房が位置する場合に、一部のブドウ粒が隔壁20に接触して破損されたり押し潰されたりする虞があるとき、ブドウ収容空間の真ん中に配設されている第1掛止溝42ではなく、ここから僅かにずれている前記第2掛止溝42”にS字状の引掛部材45を据置することにより、据置部材41Aに対するS字状の引掛部材45の位置を変更して片側に偏ったブドウ粒の分布を有するブドウの房の場合でもブドウ粒が隔壁20と接触しないように梱包することができる。
図6は、本発明によるブドウ梱包ボックスの据置手段の変形例を説明するために示す図である。
図6に示すように、この変形例における据置手段40Bは、ブドウの房50が別々に梱包された梱包袋30をボックス本体10に据置するための2つの引掛部45Bが据置部材41Bに一体に形成されてなる。その他に、前記据置部材41Bをボックス本体10に設けるための構成は、上述した一実施形態の場合と同様であるため、ここではその具体的な説明を省く。
この変形例における据置手段40Bによれば、据置部材41Bに引掛部45Bが一体に形成されているので、一実施形態において別途の構成部品として扱われていたS字状の引掛部材45を排除することができるなど構成部品点数の低減を図ることができる。
このような本発明の変形例による据置手段40Bを採用したブドウ梱包ボックスを用いたブドウの梱包方法は、全体的に上述した一実施形態と大差ない。但し、所定の搬送機構によって連続して搬送されてくる据置部材41Bに一体に形成されている引掛部45Bにブドウの房が別々に梱包された梱包袋30を引っ掛ける一層汚簡素な過程を経てブドウを梱包することができる。
すなわち、一実施形態の場合に、据置部材とS字状の引掛部材とが別々の部材となっていたため、S字状の引掛部材に梱包袋を引っ掛け、梱包袋の引っ掛けられたS字状の引掛部材を据置部材に引っ掛けるといった2回の工程を行うことを余儀なくされていたが、他の変形例によれば、据置部材に梱包袋を引っ掛けるときに、1回の工程でも十分である。
図7は、本発明のさらに他の変形例による据置手段40Cを説明するために示す図である。
図7に示すように、この変形例における据置手段40Cは、前記ボックス本体10の上部に設けられる据置部材41Cと、梱包袋30を把持して前記据置部材41Cに設けられる把持部45Cと、を備える。
前記据置部材41Cの各ブドウ収容空間の中央部には、それぞれ固定孔42C、42C’が形成されている。これらの固定孔42C、42C’は、上述した掛止溝42、42’とはその形状が異なるが、同じ概念で設けられたものである。なお、前記据置部材41Cのその他の構成は一実施形態の場合と同様であるため、ここではその具体的な説明を省く。
さらに、前記把持部45Cは、上述したS字状の引掛部材45とはその形状にやや相違点があるが、同じ概念で設けられたものであり、前記S字状の引掛部材45が梱包袋30を引っ掛けるものであるのに対し、把持部45Cは、梱包袋30をはさみで挟むところに相違点がある。
具体的に、前記把持部45Cは、前記据置部材41Cの固定孔42Cを貫通する棒の上端に係止爪46Cが形成され、下端には前記梱包袋30を把持するはさみ47Cが設けられてなる。
このような本発明のさらに他の変形例による据置手段40Cを採用したブドウ梱包ボックスの場合に、ブドウの房が別々に梱包された梱包袋30の上部を前記はさみ47Cで把持した状態で、把持部45Cの係止爪46Cを前記据置部材41Cの固定孔42Cの下部から嵌入して正方向または逆方向に回転させて把持部45Cを据置部材41Cに設ける。ここで、前記固定孔42Cは、例えば、横方向の幅は前記係止爪46Cよりも広くて係止爪46Cが通過することができるが、縦方向の幅は狭いため、係止爪46Cを通過させて回すと、係止爪46Cが固定孔42Cから抜け出ることなく吊り下げられている。
一方、据置手段は、上述した構成の他にも、ブドウの房が別々に梱包された梱包袋をボックス本体に立てた状態で収納して据置できるものであれば、いかなる構造を有するものも好適に採用可能である。
すなわち、図8に示すさらに他の変形例によれば、据置手段40Dは、据置部材41Dの前面から背面に貫通する固定孔42Dが形成され、把持部45Dの上端部に前記固定孔42Dに強固に嵌め込まれる固定突起46Dが垂直に曲設されて、ブドウの房のブドウの蔕を把持した把持部45Dの前記固定突起46Dを据置部材41Dの固定孔42Dに嵌め込んで把持部45Dを据置台41Dに設けるように構成されてもよい。この変形例においても、前記据置部材41Dの固定孔42Dの左右両側には第2固定孔42D”が隣設されて、据置部材41Dに対する把持部45Dの左右位置を変更可能なように構成される。
また、図9に示すさらに他の変形例によれば、据置手段40Eは、据置部材41Eの上面に掛止溝42Eが形成され、把持部45Eの上端部に前記掛止溝42Eに引っ掛けられる環部46Eが曲設されて、ブドウの房のブドウの蔕を把持した把持部45Eの前記環部46Eを据置部材41Eの掛止溝42Eに引っ掛けて把持部45Eを据置部材41Eに設けるように構成されてもよい。この変形例においても、前記据置部材41Eの掛止溝42Eの左右両側には第2掛止溝42E”が隣設されて、据置部材41Eに対する把持部45Eの左右位置を変更可能なように構成される。
一方、前記図7乃至図9に示す本発明の他の変形例における前記把持部は、ブドウの房を別々に梱包した梱包袋の上部を把持する例を示しているが、前記把持部は、梱包袋を使用しない場合にブドウの房のブドウの蔕を把持してもよい。なお、ブドウの房を梱包用紙で包み込む場合に、ブドウの蔕が上部にはみ出されるように包み込み、はみ出されたブドウの蔕を把持してもよい。
添付の図10は、本発明の参考形態によるブドウ梱包ボックスの据置手段を説明するための図である。同図に示すように、この参考形態における据置手段40Fは、据置部材41Fとブドウの房50が収容された梱包袋30の上部を窄めて前記据置部材41Fに引っ掛けた状態で梱包袋30を結束して前記据置部材41Fに固定する結束部材45Fを備える。ここで、前記結束部材45Fは、ケーブルタイが好適に使用可能であるが、これに限定されるものではなく、前記結束部材としては、梱包袋30の上部を据置部材41Fに引っ掛けた後に梱包袋30の上部をくくる種々の紐が使用可能である。
図11は、据置手段のさらに他の変形例を説明するための図であり、同図に示すように、この変形例における据置手段40Gは、据置部材41Gとブドウの房50が収容された梱包袋30を前記据置部材41Gに引っ掛けた状態で梱包袋を前記据置部材に固定するように前記梱包袋30に対応するように設けられた一対のスナップボタン45Gを備える。
一方、図示はしないが、前記据置手段は、梱包袋の上部に孔を穿孔しておき、梱包袋にブドウの房を収容した後、前記梱包袋をその孔を用いて前記据置部材の一方の端部から挟み込む方法により据置部材に設けてもよい。
以上の図10及び図11に示す据置手段は、ブドウの房を収容した梱包袋を据置部材に引っ掛けるための別途の引掛部材(または、懸架部材)が不要であり、梱包袋を直接的に据置部材に引っ掛けて紐でくくったりスナップボタンでロックすればよいので、梱包工程が簡素化され、しかも、部品点数が減るのでコスト削減を図ることができる。
添付の図12乃至図15は、本発明の他の実施形態によるブドウ梱包ボックスを説明するために示す図であり、同図に示すように、本発明の他の実施形態によるブドウ梱包ボックスは、ブドウの房50を梱包袋130で別々に梱包するときにブドウの蔕51が上部にはみ出されるように別々に梱包し、上記のように外部にはみ出されたブドウの蔕51を懸架部材145で固定した後、前記懸架部材145を据置部材141に設ける方法により梱包するように構成されている。
その他の構成、すなわち、ボックス本体110と、隔壁120及び据置部材141の構造及び作用は上述した種々の実施形態と同様であるため、関連する参照符号を付してここではその具体的な説明を省き、この実施形態の特徴的な構造について重点的に説明する。ここで、関連する参照符号とは、上述した実施形態の参照符号に100を加えた符号をいう。
図12乃至図15に示すように、ブドウの房50は、梱包袋130にブドウの蔕51が上部にはみ出される状態で収容されており、梱包袋130の開口は、バンドBによって結束されている。
上記のように梱包袋130によって別々に梱包されたブドウの房50のブドウの蔕51を懸架部材145の下部から差し込むと、前記懸架部材145がブドウの房のブドウの蔕51を固定するが、この懸架部材145の構造について詳述すれば、下記の通りである。
前記懸架部材145は、前記梱包袋130によって別々に梱包されたブドウの房50を前記据置部材141に吊り下げて支持するためのものであって、図14及び図15に示すように、円筒状胴体146と、固定プレート147及び蓋体148を備える。ここで、前記円筒状胴体146及び蓋体148は、プラスチックから形成され、前記固定プレート147は、金属、プラスチック及び紙などから形成されることが好ましい。
前記円筒状胴体146の上部には、前記懸架部材145を前記据置部材141に引っ掛けるための引掛部146aが形成される。また、前記円筒状胴体146は、上部胴体部146−1と前記蓋体148が係合される下部胴体部146−2とに画成され、前記下部胴体部146−2の直径が前記上部胴体部146−1の直径よりも前記蓋体148の厚さに見合う分だけ小さく形成される。このため、前記蓋体148を係合すると、前記円筒状胴体146は段差のない同じ外表面を形成する。
また、前記円筒状胴体146の下部胴体部146−2の外周面には環状の固定溝146cが形成され、前記蓋体148の内周面には前記固定溝146cに対応する多数の固定突起148cが所定の間隔を隔てて隔設されてワンタッチ方式により係合されるように構成されている。
ここで、前記固定溝146cは、半円形状、四画形状、三角形状または直角三角形状に形成されてもよく、前記固定突起148cは、前記固定溝146cの形状に対応する突起状に形成されてもよい。好ましくは、固定溝146c及び固定突起148cは、直角三角形状に形成されることが、滑動による離脱を防ぐことができて好ましい。そして、前記固定突起148cは、3つまたは4つ形成されてもよい。
一方、具体的に図示はしないが、前記円筒状胴体146に対する蓋体148の係合方式は、螺着方式であってもよい。すなわち、前記下部胴体部の外周面には雄ねじ部が形成され、前記蓋体の内周面には雌ねじ部が形成されて、前記蓋体を前記円筒状胴体に螺着するように構成されてもよい。
前記固定プレート147は、前記円筒状胴体146の下部胴体部146−2と同じ直径の薄い金属板から形成されて前記下部胴体部146−2の下端部に配設される。この固定プレート147は、多数の切欠された弾性片147aを備え、これにより、固定プレート147の下部からブドウの房のブドウの蔕51が差し込まれると、前記弾性片147aが、図15に示すように持ち上げられるが、このようにして持ち上げられた弾性片147aは、自体弾性によってその端部がブドウの房のブドウの蔕51を支持することにより、ブドウの房のブドウの蔕が抜け出ることなく固定される。ここで、前記弾性片147aは、3つないし6つであればよい。
図示の例においては、前記固定プレート147が金属から形成されたことを例に取っているが、前記固定プレート147は、プラスチックや所定の強度を有する紙から形成されてもよい。また、前記固定プレート147が金属から形成される場合に、具体的に図示はしないが、各切欠された弾性片147aの浸炭部が上部に向かって僅かに持ち上げられた状態となる。これにより、固定プレート147の下部からブドウの蔕を差し込むときに差し込み易く、差し込まれた後に弾性片がブドウの蔕を一層強固に固定する。
前記蓋体148は、前記円筒状胴体146の下部胴体部146−2に螺着方式またはワンタッチ方式により係合されることにより、前記下部胴体部146−2の下端部に配設された固定プレート147を固定する。前記蓋体148は、その下面の中央部にブドウの房のブドウの蔕51が通過する通孔148aが形成されており、プラスチックなどから形成されてもよい。
添付の図16乃至図20は、本発明のさらに他の実施形態によるブドウ梱包ボックスを説明するために示す図であり、同図に示すように、本発明のさらに他の実施形態によるブドウ梱包ボックスは、ブドウの房50を梱包袋230で別々に梱包するときにブドウの蔕51が上部にはみ出されるように別々に梱包し、上記のように外部にはみ出されたブドウの蔕51を懸架部材245に配置してケーブルタイ260で結束して固定した後、前記懸架部材245を据置部材241に設ける方法により梱包するように構成されている。
その他の構成、すなわち、ボックス本体210と、隔壁220及び据置部材241の構造及び作用は、上述した種々の実施形態と同様であるため、関連する参照符号を付してここではその具体的な説明を省き、この実施形態の特徴的な構造について重点的に説明する。ここで、関連する参照符号とは、上述した実施形態の参照符号に200を加えた符号をいう。
図16乃至図18に示すように、ブドウの房50は、梱包袋230にブドウの蔕51が上部にはみ出される状態で収容されており、梱包袋230の開口は、バンドBによって結束されている。
上記のように梱包袋230で別々に梱包されたブドウの房50のブドウの蔕51を前記懸架部材245に配置した状態でケーブルタイ260でブドウの蔕51と懸架部材245を結束して固定するが、前記懸架部材245及びケーブルタイ260の構造について詳述すれば、下記の通りである。
前記懸架部材245は、図17及び図18に示すように、前記据置部材241に引っ掛けるための引掛部246とブドウの房50のブドウの蔕51が支持される支持部247を備え、プラスチックや金属などから形成されてもよい。図17及び図18においては、前記支持部247が、下部が開放された半円筒状に形成された例を示している。
前記引掛部246は、前記据置部材241の掛止溝242、242’に引っ掛けるためのものであり、コ字状またはS字状に形成されてもよい。前記引掛部246と前記掛止溝242、242’によって前記据置部材241に設けられる懸架部材245は、左右方向に流動することなく安定的に設けられる。
前記半円筒状の支持部247には、水平方向に一対の結束孔248が形成されており、前記結束孔248を介して嵌入する後述するケーブルタイ260によって支持部246に支持されたブドウの蔕51は、抜け出ないように強固に固定される。なお、前記支持部247の内側面のブドウの蔕と接触する綿には、前記ケーブルタイ260によって結束されたブドウの蔕51が下方に滑り抜けることを防ぐための凹凸部249が形成され、これにより、ブドウの蔕51は、一層安定的に固定される。前記凹凸部249は、上向きに斜めに形成されることが好ましい。
前記ケーブルタイ260は、前記懸架部材245の支持部246に支持されたブドウの蔕51を結束するためのものであり、ヘッド部261及びバンド部262を有する通常の電線の片付けに用いられるものを採用することができる。
このように構成された本発明のさらに他の実施形態によるブドウ梱包ボックスを用いてブドウを梱包する方法は、下記の通りである。
本発明における前記ケーブルタイ260は、前記懸架部材245の支持部247に形成された結束孔248を介して支持部247に緩んだ状態で設けられている。ブドウの房50のブドウの蔕51は、前記支持部247の内側に配置されるが、支持部247におけるケーブルタイ260の奥側に配置される。
このような状態で、前記ケーブルタイ260を、通常の電線の片付け方法と同様に、バンド部262をヘッド部261に差し込んで引っ張ると、図18に示すように、支持部247に配置されたブドウの蔕51がケーブルタイ260によって結束されることにより、抜け出ないように固定される。このとき、前記支持部247の内側面にはブドウの蔕51と接触する個所に上向きに斜めの多数の凹凸部249が形成されているため、ケーブルタイ260によって固定されたブドウの蔕51は、下方に滑り抜けることなく一層安全に固定可能になる。
上記のように懸架部材245にブドウの房のブドウの蔕51を固定した後、ブドウの房が吊り下げられた前記懸架部材245をボックス本体210の据置部材241に設ける。このとき、懸架部材245の引掛部246が据置部材241の掛止溝242に引っ掛けられるので、懸架部材245は、左右に流動することなく安定的に設けられる。
図19は、本発明のさらに他の実施形態によるブドウ梱包ボックスの懸架部材245Aの変形例を説明するために示す図である。同図に示すように、この変形例による懸架部材245Aは、懸架部材245Aの支持部247Aが半円筒状ではなく、平板状に形成されていることを除いては、上述した図18に示す懸架部材245と同じ構成を有する。このため、図18に示す懸架部材245の参照符号にAを加えた関連する参照符号を付し、その具体的な説明を省く。
最後に、図20は、本発明のさらに他の実施形態によるブドウ梱包ボックスの懸架部材245Bの他の変形例を説明するために示す図である。同図に示すように、この変形例による懸架部材245Bは、懸架部材245Bの支持部247Bが平板状に形成されており、この支持部247Bにブドウの房50のブドウの蔕51が互い違いに嵌入することにより、ブドウの房50の自重によって支持されるようにする孔248Bが形成されている。
上記の懸架部材245Bの支持部247Bに形成されている孔248Bに、ブドウの房50のブドウの蔕51を、図20に示すように、梱包袋230で包み込んだ状態で互い違いに嵌入すると、ブドウの房50の自重によってブドウの房のブドウの蔕51が前記支持部247Bに固定される。このような状態で、ケーブルタイ260を用いて前記孔248Bに嵌め込まれた梱包袋230とブドウの蔕51を結束して強固に固定する。
すなわち、図20に示す実施形態においては、梱包袋230をくくるための別途のバンドを用いることなく、梱包袋230にブドウの房50を入れた後、ブドウの蔕51と梱包袋230を一緒に懸架部材の孔に差し込み、ケーブルタイ260で結束する。したがって、梱包袋をバンドでくくる工程を排除することができる。
その他の構成及び作用効果は、上述した種々の実施形態と同様であるため、ここではその具体的な説明を省く。特に、この変形例を説明するための図20においては、図18及び図19に示す懸架部材245、245Aと同じ部材に対して関連する参照符号、すなわち、それぞれの符号にBを加えた参照符号を付し、重複する説明は省く。
以上、本発明の好適な実施形態について図示及び説明したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の本発明の要旨を逸脱することなく、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、誰でも種々の変形実施が可能であるということはいうまでもなく、このような変更は請求範囲の内にある。
10、110、210:ボックス本体
11、11’、111、111’、211、211’:据置台固定溝
12、12’、112、112’、212、212’:把持溝
13、13’、113、113’、213、213’、14、14’、114、114’、214、214’:嵌合突片及び凹溝
15、115、215:覗き窓
16、116、216:紐固定溝
20、120、220:隔壁
30、130、230:梱包袋
40、40A、40B、40C、40D、40E、40F、40G:据置手段
41、41A、41B、41C、41D、41E、41F、41G:据置部材
42、42’、42”、42E、42E”、142、142’、242、242’:掛止溝
42C、42D’、42D、42D”:固定孔
43、43’、143、143’243、243’:固定突起
44、144、244:流動防止溝部
45:S字状の引掛部材
45B:引掛部
45C、45D、45E:把持部
45F:結束部材
45G:スナップボタン
46、47:S字状の引掛部材の第1及び第2引掛部
46C:係止爪
46D:固定突起
46E:環部
47C:はさみ
50:ブドウの房
51:ブドウの蔕
145、245、245A、245B:懸架部材
260:ケーブルタイ

Claims (17)

  1. ボックス本体(10)と、
    前記ボックス本体(10)の内部空間を1以上のブドウ収容空間に画成する隔壁(20)と、
    ブドウの房(50)を収容して別々に梱包する梱包袋(30)と、
    前記梱包袋(30)を前記ボックス本体(10)の各ブドウ収容空間に吊り下げて支持するための据置手段(40)と、
    を備え、
    前記据置手段(40)は、前記ボックス本体(10)の上部に設けられ、前記ブドウ収容空間の中央部に配設される掛止溝(42、42’)を有する据置部材(41)と、前記据置部材の掛止溝に引っ掛けるための第1引掛部(46)と前記梱包袋を引っ掛けるための第2引掛部(47)とがS字状に湾曲された引掛部材(45)と、を備えることを特徴とするブドウ梱包ボックス。
  2. 前記引掛部材の第2引掛部は、前記梱包袋の開口を結束した紐を引っ掛けるためのものであることを特徴とする請求項1に記載のブドウ梱包ボックス。
  3. 前記据置部材は、前記掛止溝と隣設されて前記引掛部材の前記据置部材に対する左右位置を変更可能にするための第2掛止溝をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のブドウ梱包ボックス。
  4. ボックス本体(10)と、
    前記ボックス本体(10)の内部空間を1以上のブドウ収容空間に画成する隔壁(20)と、
    ブドウの房(50)を収容して別々に梱包する梱包袋(30)と、
    前記梱包袋(30)を前記ボックス本体(10)の各ブドウ収容空間に吊り下げて支持するための据置手段(40、40B)と、
    を備え、
    前記据置手段(40、40B)は、前記ボックス本体(10)の上部に設けられ、前記梱包袋(30)の開口を結束した紐を引っ掛けるための引掛部(45B)が一体に形成された据置部材(41B)を備えることを特徴とするブドウ梱包ボックス。
  5. ボックス本体(110)と、
    前記ボックス本体(110)の内部に設けられて前記ボックス本体(110)の内部空間を1以上のブドウ収容空間に画成する隔壁(120)と、
    前記ボックス本体(110)の上部に設けられる据置部材(141)と、
    ブドウの房(50)を別々に梱包するためのものであって、前記ブドウの房のブドウの蔕が上部にはみ出されるように前記ブドウの房を包み込む梱包袋(130)と、
    前記梱包袋(130)によって別々に梱包されたブドウの房を前記据置部材(141)に吊り下げて支持するためのものであって、前記据置部材(141)に引っ掛けるための引掛部が上部に形成された円筒状胴体(146)と、前記円筒状胴体(146)の下端部に配設され、ブドウの房のブドウの蔕を差し込んで固定するための多数の切欠された弾性固定片を有する固定プレート(147)及び前記円筒状胴体(146)に係合されて前記固定プレート(147)を固定し、下面の中央部にブドウの房のブドウの蔕が通過する通孔が形成された蓋体(148)を有する懸架部材(145)と、
    を備えることを特徴とするブドウ梱包ボックス。
  6. 前記円筒状胴体(146)は、上部胴体部と前記蓋体(148)が係合される下部胴体部(146−2)とに画成され、前記下部胴体部の直径は、前記上部胴体部の直径よりも前記蓋体の厚さに見合う分だけ小さく形成されて、前記蓋体の係合に際して前記円筒状胴体が同じ外表面を形成するように構成されたことを特徴とする請求項に記載のブドウ梱包ボックス。
  7. 前記下部胴体部(146−2)の外周面には雄ねじ部が形成され、前記蓋体の内周面には雌ねじ部が形成されて、前記円筒状胴体(146)に対して前記蓋体(148)を螺着するように構成されたことを特徴とする請求項に記載のブドウ梱包ボックス。
  8. 前記下部胴体部(146−2)の外周面には環状の固定溝(146c)が形成され、前記蓋体(148)の内周面には前記固定溝(146c)に嵌入する多数の固定突起(148c)が所定の間隔を隔てて隔設されて、前記円筒状胴体に対して前記蓋体をワンタッチ方式により係合するように構成されたことを特徴とする請求項に記載のブドウ梱包ボックス。
  9. 前記据置部材(141)は、前記懸架部材(145)の引掛部(146a)が引っ掛けられる掛止溝(142、142’)を備えることを特徴とする請求項に記載のブドウ梱包ボックス。
  10. 前記据置部材(141)は、前記掛止溝(142、142’)の両側と隣設されて、前記据置部材(141)に対する前記懸架部材(145)の左右位置を変更可能にするための第2掛止溝をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のブドウ梱包ボックス。
  11. 前記円筒状胴体(146)及び前記蓋体(148)は、プラスチックから形成され、前記固定プレート(147)は、金属、プラスチック、紙のうちのいずれかの材質から形成されたことを特徴とする請求項に記載のブドウ梱包ボックス。
  12. ボックス本体(210)と、
    前記ボックス本体(210)の内部に設けられて前記ボックス本体(210)の内部空間を1以上のブドウ収容空間に画成する隔壁(220)と、
    前記ボックス本体(210)の上部に設けられる据置部材(241)と、
    ブドウの房(50)を別々に梱包するものであって、前記ブドウの房のブドウの蔕(51)が上部にはみ出されるように包み込む梱包袋(230)と、
    前記据置部材(241)に引っ掛けるための引掛部と前記梱包袋(230)によって別々に梱包されたブドウの房のブドウの蔕を支持する支持部とを有する懸架部材(245、245A、245B)と、
    前記懸架部材(245、245A、245B)の支持部に支持されたブドウの房のブドウの蔕を結束して懸架部材に固定するケーブルタイ(260)と、
    を備えることを特徴とするブドウ梱包ボックス。
  13. 前記据置部材(241)は、前記懸架部材の引掛部(246)が引っ掛けられる掛止溝(242、242’)を備え、前記掛止溝の両側と隣設されて、前記据置部材に対する前記懸架部材の左右位置を変更可能にするための第2掛止溝をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載のブドウ梱包ボックス。
  14. 前記懸架部材(245)の支持部(247)は半円筒状に形成され、前記支持部には前記ケーブルタイ(260)が嵌入する一対の結束孔(248)が形成され、内側面にはブドウの蔕が滑り抜けることを防ぐための凹凸部(249)が形成されたことを特徴とする請求項12に記載のブドウ梱包ボックス。
  15. 前記懸架部材(245A)の支持部(247A)は平板状に形成され、前記支持部(247A)には前記ケーブルタイ(260)が嵌入する一対の結束孔(248A)が形成され、内側面にはブドウの蔕が滑り抜けることを防ぐための凹凸部(249A)が形成されたことを特徴とする請求項12に記載のブドウ梱包ボックス。
  16. 前記懸架部材(245B)の支持部(247B)は平板状に形成され、前記支持部(247B)にはブドウの房のブドウの蔕が互い違いに嵌入することによりブドウの房の自重によって支持されるようにする孔(248B)が形成されたことを特徴とする請求項12に記載のブドウ梱包ボックス。
  17. 前記ボックス本体の両側面には前記据置部材を支持するための据置台固定溝が対向して形成され、
    前記据置部材の両端部には前記据置台固定溝に嵌入する固定突起が曲設され、中央部には前記隔壁の上端の一部を収容して隔壁の流動を防ぐ流動防止溝部が形成されたことを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載のブドウ梱包ボックス。
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