JP2014005041A - 果物類包装容器と包装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】果物を包装した包装容器の設置面積、すなわち容器が棚に置かれた際、包装容器の床面積が少なくなる包装容器とし、更に包装容器に入れられた果物が、包装容器とぶつかり合わない包装方法とする。また、包装容器の低コスト化のため、市場で多く用いられている資材を使い、余分な緩衝材を無くした包装容器とし、粒状または房状の果物が包装容器に収められた状態で、運搬時から顧客のハンドリングにより果物が外圧で押しつぶされたりしない包装容器を提供する
【解決手段】袋状包装体に果物類を入れ、袋状包装体の開口部を絞り閉じ、その袋状包装体を筒状外装体に装入する。筒状外装体を市販の紙コップにすることで、包装容器の設置面積を少なくし、包装容器に入れられた果物が、容器とぶつかり合わない包装方法である。また、包装容器の低コスト化が図れる。と同時に筒状外装体で包装体の剛性が確保され、果物が押しつぶされない包装容器の提供を実現した。
【選択図】図1

Description

本発明は、イチゴ、サクランボ、ぶどう、ミニトマトなど 比較的実が柔らかく、粒状または房状の果物を包装する包装容器と包装方法に関するものである。
イチゴ、サクランボ、ぶどう、ミニトマトなど 比較的実が柔らかく 粒状や房状の果物は 比較的底の深い長方形容器に入れ 長方形容器の上方を 透明シートで覆い被せ果物を包装する包装容器が特開2009−62068号公報である。
この発明は容器内の商品を視認しやすくする発明である。また上蓋は商品を長方形容器に押さえつけて、搬送時のプラスチック容器内での果物のゆれを防いでいる。
現在、イチゴ、サクランボ、ぶどう、ミニトマトなどの生鮮食品の容器は長方形容器がプラスチック容器で中身を透視できる容器形態である。
またイチゴなどのように崩れやすい果物を、果物の1個の形状に合わせてトレイを形成し、熱可塑性合成樹脂薄シートで果物を包み込み、容器を1個毎の形状に合わせて果物を配置して包装する包装容器が特開2009−96547号公報である。
この発明は壊れ易い果物を密着状態で収容でき、果物の1個を分離して包装する容器であるため、果物を損傷なく運搬できるようにした容器形態である。
特開2007−230618号公報は、ぶどうを房の状態で保持する容器で、ぶどうの房の主茎を容器に挟み込む形態の容器とすることで、果物を容器内で動くことを防止する発明である。
特開2009−62068号公報 特開2009−96547号公報 特開2007−230618号公報
以上に開示された果物の容器類は、果物1個1個を搬送時のゆれを防止し果物の傷つきを防止したり、容器内の果物の様子を確認できる視認性を向上させたり、容器と果物のぶつかり合いを防止する容器形態であった。
これらの容器形態は、商品棚や商品ケースに並べられた際に、容器の設置面積を考慮したものではない。
最近、コンビニエンスストアーの小売店舗の台頭は、果物の生鮮食品も陳列できる包装容器形態にする要望がある。
この要望を満たすには包装容器の設置面積を少なくして、狭い売り場面積を有効に活用する必要がある。
以上の要望を踏まえ、果物を包装した包装容器の設置面積、すなわち容器が棚に置かれた際、包装容器の床面積が少なくなる包装容器とし、更に包装容器に入れられた果物が、包装容器とぶつかり合わない包装方法とする。
また、包装容器の低コスト化のため、市場で多く用いられている資材を使い、余分な緩衝材を無くした包装容器とし、粒状または房状の果物が包装容器に収められた状態で、運搬時から顧客のハンドリングにより果物が外圧で押しつぶされたりしない包装容器を提供することを目的にする。
イチゴ、サクランボ、ぶどう、ミニトマトなど 比較的実が柔らかい、粒状または房状の果物を袋状包装体に入れ、この袋状包装体を筒状外装体に装入する形態の包装容器であり、袋状包装体に規定数量の果物を入れ、袋状包装体の開口部を絞り閉じ、その開口部の絞り閉じ部分を締めつけ部材で閉じる。その袋状包装体を筒状外装体に装入し、絞り閉じた締めつけ部材の近くに、袋状包装体を挟持し、筒状外装体の一箇所または複数箇所を接合または結合する、結合部材を設け、筒状外装体に装入した袋状包装体を一体的に結合することを特徴とする請求項1の果物包装方法及び容器に係る。
このように袋状包装体を筒状外装体を装入し、結合部材で袋状包装体と筒状外装体を一体的に結合する構成とすることで、袋状包装体に入れた果物と筒状外装体とのぶつかり合いをなくすことができ、且つ袋状包装体と筒状外装体の間隙に余分な緩衝材を無くすことができる。このため果物の傷みを少なくできる。
また、袋状包装体に果物を入れることで、果物を複数段の階層に積み重ねて入れられ、且つ、筒状外装体で袋状包装体に入れた階層の積み重ねた形を確保でき、筒状外装体の外周形状が床面積となり、包装容器の床面積が少なくできる。
筒状外装体で包装体の剛性を確保できる。片手でハンドリングできる筒状外装体の形状は、市販に多く流通する紙コップの資材の活用が可能となる。このため筒状外装体容器の低コスト化が図れる。すなわち筒状外装体で包装体の剛性を増し、ハンドリングを良好にする。
カラム0010において、筒状外装体は筒状外装体の上方にかぶせる蓋を含み、前記蓋部分に袋状包装体の開口部を絞り閉じた部分を、前記蓋部分に設けた放射状切り目部分に通すことで、袋状包装体の開口部を絞り閉じ挟持し、且つ袋状包装体と筒状外装体を一体的に結合することを特徴とする請求項2の果物包装方法及び容器に係る。
筒状外装体の上方にかぶせる蓋を設けるのは、市販に多く流通する蓋付きの紙コップの資材の活用が可能となり、且つ袋状包装体を締めつけ部材と結合部材が共通化できる。このため筒状外装体の容器の低コスト化が図れる。
イチゴ、サクランボ、ぶどう、ミニトマトなど 比較的実が柔らかい、粒状または房状の果物を袋状包装体に入れ、この袋状包装体を筒状外装体に装入する形態の包装容器であり、
袋状包装体に規定数量の果物を入れ、袋状包装体の開口部を絞り閉じ、その開口部の絞り閉じ部分を締めつけ部材で閉じる。その袋状包装体を筒状外装体に装入し、袋状包装体と筒状外装体を結合する締めつけ部材一体型結合部材で、筒状外装体の上方端面に設けた折り込み部分に、締めつけ部材一体型結合部材を結合することを特徴とする請求項3の果物包装方法及び容器に係る。
筒状外装体の上方端面に折り込み部分を設け、その折込み部分に結合部材を結合することで、袋状包装体の開口部を絞り閉じ、その開口部の絞り閉じ部分を締めつけ部材で挟持した位置の近くに、筒状外装体と結合する位置を配置することができる。
これは袋状包装体の締めつけ部材位置を、筒状外装体のより中心位置にもっていくことができ、果物が詰まった袋状包装体を筒状外装体に挿入し、筒状外装体を置いた際、重心を筒状外装体の中心に持っていくことができ、設置安定性を向上できる。特に房状のぶどうを梱包した場合、設置安定性を向上する効果は顕著である。
カラム0016において、袋状包装体を挿入する筒状外装体は、形取りされた平板紙であり、粒状または房状の果物を規定数量入れた袋状包装体を、平板紙の筒状外装体で袋状包装体の外形状に沿わせて包み込み、筒状外装体の形取りされた平板紙の両端部分を合わせ、筒状に形成し、その筒状外装体を成型済みの筒状外装体台座に結合させることを特徴とする請求項4の果物包装方法及び容器に係る。
平板紙の筒状外装体で袋状包装体を包み込み、筒状外装体の形取りされた平板紙の両端部分を合わせ、筒状に形成すると、前もって筒状に形成された筒状外装体に比べ、果物の形に合わせた筒状外装体を形作れる。特にぶどうの房ごとを梱包する際は、房の大きさに合わせた対応性のある包装容器にできる。
本発明に係る包装容器と包装方法によって、果物の包装容器の設置面積を少なくし、包装容器に入れられた果物が、容器とぶつかり合わない包装方法である。また、市場で多く用いられている資材を使い、包装容器の低コスト化が図れる。同時に筒状外装体で包装体の剛性が確保され、果物が押しつぶされない包装容器を提供することが可能になる。
図1は実施例1の包装容器1の斜視図である。 図2は図1の矢示A−A’の断面線で示した、袋状包装体2、筒状外装体3の断面図である。 図3は図1の結合部材5の一例の平面図である。 図4は実施例2の包装容器1の斜視図である。 図5は図4に袋状包装体2を筒状外装体蓋6で挟持している状態の斜視図である。 図6は図5の包装容器1形態で封止シール7を筒状外装体蓋6に密着させた状態であり、図5の矢示B−B’の断面線で示した断面図である。 図7は実施例3の包装容器1のみの斜視図である。 図8は図7の矢示C−C’の断面線で示した筒状外装体3の断面図である。 図9は締めつけ部材一体型結合部材8の一例の斜視図である。 図10は締めつけ部材一体型結合部材8を取り付け、袋状包装体2を挟持し、筒状外装体3に袋状包装体2を結合した状態を筒状外装体3のみ断面で示した図である。 図11は実施例4の包装容器で、筒状外装体3を形取りされた平板紙9で構成する形取りされた平面図である。 図12は図11の平板紙筒状外装部91が筒状外装体台座10に結合させる様子の斜視図である。 図13は図12に袋状包装体2を形取り平板紙9で包み込み、その形取り平板紙9を筒状外装体台座10の内側に結合し、包装容器1となった斜視図である。 図14は筒状外装体3がゴミ入れになる投入口となる開口切り目11を実線で示し、破線で示した開口折線12を設けた斜視図である。 図15は開口切り目11を、開口折線12に沿って外側に折り曲げ、ゴミ入れ投入口となる開口開放11’になった斜視図である。
袋状包装体に果物類を入れ、袋状包装体の開口部を絞り閉じ、その袋状包装体を筒状外装体に装入する。筒状外装体を市販の紙コップで構成することで、包装容器の設置面積を少なくし、包装容器に入れられた果物が、容器とぶつかり合わない包装方法である。また、市販の紙コップを使用することで包装容器の低コスト化が図れる。同時に筒状外装体で包装体の剛性が確保され、果物が押しつぶされない包装容器の提供を実現した。
果物包装容器と包装方法についての実施例1、即ち請求項1に係わる包装容器1について図1から図3に示す。
図1は第1例の包装容器1の斜視図である。図2は図1の矢示A−A’の断面線で示した、袋状包装体2、筒状外装体3の断面である。図3は、袋状包装体2を挟持し、筒状外装体の一箇所または複数箇所を接合または結合する結合部材5の一例の平面図を示した。
図1において、包装容器1は袋状包装体2に規定数量の果物Kを入れ、その袋状包装体2の開口部を絞り閉じ、その開口部の絞り閉じ部分を繊維素材、樹脂素材、ゴムなど弾性素材の紐や針金、針金をプラスチックで被服した柔軟な素材の締めつけ部材4(図2参照)で閉じる。その締めつけ部材4の上方を袋状包装体2で挟持し、筒状外装体3の複数箇所に接合した結合部材5を設けた図である。結合部材5に袋状包装体2を挟持するのは、結合部材開口部51から袋状包装体2の先方を引き出し、締めつけ部材4上方付近で挟持させる。
図2には、図1の包装容器1状態を矢示A−A’に示した断面線での断面図である。イチゴ、サクランボ、ぶどう、ミニトマトなどの果物K(丸印)を袋状包装体2内に入れ、締めつけ部材4で袋状包装体2の開口を絞り閉じ、結合部材5の両側にある結合部材折り曲げ部分54を折り曲げ、結合部材5の両側付近に結合部材左接着部分52、結合部材右接着部分53(図3参照)が、筒状外装体3の外周面に接着される。
筒状外装体3は、例えば市販されている通称紙コップを使える。紙コップは飲料用、食品用に数多く使われており、形状、大きさ共、紙コップの製造メーカが供給している。このような既製品を使うことができる。このため、図2の筒状外装体底板31を設けた筒状外装体3にできる。
因みに紙コップの製造メーカが供給している既製品の大きさの例を示す。筒状外装体3の上方及び下方直径、高さ、容量の順に紙コップ外形の数例を示す。カップ例1、80mm、52mm、95mm、278ml。カップ例2、85mm、59mm、116mm、401ml。カップ例3、89mm、59mm、136mm、519ml。このような紙コップは内側には、ポリエチレンなどの樹脂フィルムを貼り付けられた防水効果のものであるが、本発明の筒状外装体3には、防水効果は多くの場合、不要であるため、紙だけの素材でも良好である。
果物Kが入った袋状包装体2の外面と、筒状外装体3の内周面が接するようになっている。これは、袋状包装体2の立体形状及び寸法が、筒状外装体3の内周形状及び寸法がほぼ同様な形、または袋状包装体2の立体形状及び寸法が、多少大きめの物を使うことで可能となる。
袋状包装体2の素材は、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムに防曇性を付加したもので、通常、野菜類や果物類の袋状包装資材で良好である。また、穴の開いた袋でも使える。このような袋素材は、引っ張りに強く袋状包装体2に果物類を入れ、絞り閉じると袋状包装体2のフィルムの張力により、袋状包装体2内の果物Kを袋状包装体2内で密着状態の包装ができるようになり、果物K同士のぶつかり合いを無くし、包装することが可能となる。
また図2で、締めつけ部材4と結合部材5に間隔が開いていても、結合部材5の結合部材開口部51(図3参照)に袋状包装体2が束になって結束されふにゃふにゃしないため、袋状包装体2の上方と結合部材5がぶつかり合うことはない。
筒状外装体3の底板31と袋状包装体2の間に間隙を持たせてある。これは包装容器1を搬送の際、多少の上下動に対し底板31に接する果物Kがあると、底板31と果物Kがぶつかり合う可能性があり、それを回避するためである。しかし、先に述べたように袋状包装体2の上方と結合部材5がぶつかり合うことがない状態は、筒状外装体3内で袋状包装体2が動かないことであり、底板31と果物Kが接していても問題は無い。
図3は、結合部材5の一例の平面図を示した。結合部材5はおおよそ幅10〜20mmで、袋状包装体2を挟持する結合部材開口部51、その結合部材5を袋状包装体2に接合するため結合部材折り曲げ部分54と、結合部材左接着部分52、結合部材右接着部分53で構成される。結合部材開口部51は袋状包装体2を挟持しやすくするため、細楕円形の開口切り込み、または直線の切り込みがある。結合部材折り曲げ部分54の2箇所の間隔は、筒状外装体3の上方直径にほぼ等しい間隔である。結合部材左接着部分52、結合部材右接着部分53の接着剤の塗布は、結合部材折り曲げ部分54を下に折り曲げる場合、平面図の裏面になる。これにより結合部材左接着部分52、結合部材右接着部分53の接着剤は筒状外装体3の外周面に接着される。
果物包装容器と包装方法についての実施例2、即ち請求項2に係わる包装容器1について図4から図6に示す。
図4は、筒状外装体3の上方にかぶせる筒状外装体蓋6をかぶせた様子を斜視図で示した。筒状外装体蓋6の中心部分には蓋部放射状切り目部分61を設け、蓋部放射状切り目部分61に袋状包装体2の開口部を絞り閉じた部分を、蓋部放射状切り目部分61に通すことで、袋状包装体2を筒状外装体蓋6で挟持すると同時に、且つ袋状包装体2と筒状外装体3を一体的に結合される。
図5は、筒状外装体3に袋状包装体2が装入され、袋状包装体2と筒状外装体3が一体的に結合され、袋状包装体2の開放口が飛び出し、袋状包装体2を筒状外装体蓋6で挟持している状態を斜視図で示した。筒状外装体3と筒状外装体蓋6は直接接合されたり、筒状外装体蓋6の外周部の全周または部分的に、筒状外装体3と接着テープで接合されても良い。
図5で、蓋部放射状切り目部分61に袋状包装体2の開口部を絞り閉じた部分を通した際、袋状包装体2を支える保持力が弱い場合、例えばパン類を包装する袋状包装体の口を絞り閉じる略正方形の樹脂製の結束部材があるが、同様の樹脂製結束部材を蓋部放射状切り目部分61に取り付け、筒状外装体蓋6の上面に密着させる構成も可能である。これは袋状包装体2を支える保持力を増強させる。
図6は、図5の包装容器1の形態で袋状包装体2の開放口が飛び出ている部分に、封止シール7を密着させた状態を、図5の矢示B−B’の断面線で示した断面図で示している。封止シール7は筒状外装体蓋6に密着する面に接着剤を塗布し、袋状包装体2と同時に筒状外装体蓋6に接着される。封止シール7で袋状包装体2と筒状外装体蓋6の接合をより確実にし、且つ袋状包装体2の未開封状態が確認でき、安全性が確保できる。
果物包装容器と包装方法についての実施例3、即ち請求項3に係わる包装容器1について図7から図10に示す。
図7は、袋状包装体2と筒状外装体3を締めつけ部材一体型結合部材8(図9参照)で結合するため、筒状外装体3の上方端面に筒状外装体折り込み部分32を設け、筒状外装体折り込み部分32を筒状外装体3の内側に折り込んだ状態を示した斜視図である。筒状外装体折り込み部分32には結合部材貫通穴33があり、締めつけ部材一体型結合部材8(図9)の結合部材ピン82(図9)が通され、袋状包装体2と筒状外装体3が結合される。
また図7には、筒状外装体3の側面に筒状外装U字形カット部分34を設け、袋状包装体2に透明な素材を使った場合には、中に入った果物の様子が見られる意匠にしている。筒状外装U字形カット部分34は、筒状外装体折り込み部分32と相対する箇所に設けると、外装U字形カット部分34から袋状包装体2がはみ出そうとする状態を抑えられる。
また筒状外装体折り込み部分32は、筒状外装体折り込み部分32と同形の三角形でのりしろがついた部品を、筒状外装体3の内側に貼り付け、カップの取手が、筒状外装体3の内側に付いたような構成でも、同様な包装容器1とすることができる。
図8は、図7の矢示C−C’の断面線で示した筒状外装体3の断面図である。筒状外装体折り込み部分32が筒状外装体3の内側に折り込まれた状態を示し、結合部材貫通穴33が筒状外装体中心線301に近づいていることを示している。これは袋状包装体2を絞り閉じる、紐締めつけ部材85(図9参照)を、筒状外装体3のより中心位置にもっていくことができ、果物が詰まった袋状包装体2を筒状外装体3に挿入し、筒状外装体3を陳列棚に置いた際、重心を筒状外装体の中心に持っていける。このため設置安定性を向上できる。特に房状のぶどうを包装した場合、その効果は顕著となる。
図9は、果物などを入れた袋状包装体2を絞り閉じる締め付け部材と、袋状包装体2を挟持し、筒状外装体3の一箇所に結合する結合部材を、一体に構成した締めつけ部材一体型結合部材8の一例の斜視図である。
締めつけ部材一体型結合部材8全体は、可撓性のある樹脂素材で作られるのが良い。それは結合部材左片81aにある結合部材ピン82及び結合部材ピンヘッド83を、結合部材右片81bにある結合部材ピン穴84に、先に説明した筒状外装体折り込み部分32にある結合部材貫通穴33を通して、結合するのに適している。本例では結合部材ピンヘッド83が三角錐の形状になっており、三角錐の底辺に相当する直径は、結合部材ピン穴84の直径より多少大きめに形成されている。このため結合部材ピンヘッド83を結合部材ピン穴84に結合すると、結合が外れにくくなる。
締めつけ部材一体型結合部材8には、締めつけ部材片81c に紐締めつけ部材85a,bが取り付けられている。紐締めつけ部材85a,bは果物などが入った袋状包装体2を絞り閉じ、その部分を締めつけ部材片81cのU字部分に押し当て、結束する。紐締めつけ部材85a,bは、リボンなどの装飾性のある素材を使うことで、包装容器1の商品に華やかさを与えることができる。また、この構造にすることで締めつけ部材一体型結合部材8を筒状外装体3に結合させたままで、袋状包装体2の袋口を何度も開閉できる。同様な使い方ができる紐締めつけ部材85には、一般に流通している、樹脂素材で可撓性のある結束部材とするのは可能である。
図10は、果物などを入れた袋状包装体2を絞り閉じる、締めつけ部材一体型結合部材8を取り付け、袋状包装体2を挟持し、筒状外装体3に袋状包装体2を結合した状態を、筒状外装体3のみを断面で示した図である。
袋状包装体2を紐締めつけ部材85で絞り閉じ、結合部材右片81bにある結合部材ピン穴84に、筒状外装体折り込み部分32にある結合部材貫通穴33を通して、結合部材ピンヘッド83で結合されている。外装U字形カット部分34から袋状包装体2の中身が見える状態も示した。
果物包装容器と包装方法についての実施例4、即ち請求項4に係わる包装容器1について図11から図13に示す。
図11は、袋状包装体2を挿入する筒状外装体3を、形取りされた平板紙9で構成する平面図である。粒状または房状の果物Kを規定数量入れた袋状包装体2を、形取りされた平板紙9で平板紙筒状外装部91(図12,13参照)に形成する。この筒状外装体にするには、果物を入れた袋状包装体2の外形状に沿わせて包み込み、形取りされた平板紙9の両端部分を合わせ、平板紙両端接着部94a,bで接着し、図12のように形取りされた平板紙9を筒状にする。
形取りされた平板紙9には、筒状に形成された際、図7に開示した筒状外装U字形カット部分34の形になるような、平板紙U字形カット部分95がある。また先の例の筒状外装体折り込み部分32に相当する、平板紙筒状外装部折り込み部分92と平板紙結合部材貫通穴93が設けられる。平板紙筒状外装部折り込み部分92の長さの違う破線は、折込の際の山折り、谷折りを表している。この平板紙筒状外装部折り込み部分92が折られると、図12に示した平板紙筒状外装部91の内側に折り込まれる形状になる。
平板紙両端接着部94a,bは実線と破線で示してあるのは、両面接着剤のような接着剤が形取りされた平板紙9の表面と裏面に設けられることを表している。これは図12のように筒状に形成された際、平板紙筒状外装部91の表面に平板紙両端接着部94a,bが接着されるようになっている。
図12は、形取りされた平板紙9が平板紙両端接着部94a,bで接着され筒状に形成され、平板紙筒状外装体折り込み部分92も折り込まれている形を示しており、太矢印で示した方向に平板紙筒状外装部91が、筒状外装体台座10に結合させる様子の斜視図である。平板紙筒状外装部91は筒状外装体台座10の内側に結合され、接着剤または接着テープで固定されてもよい。
筒状外装体台座10は平板紙をまるめて、図12の筒状外装体台座10になるように形作られてもよいし、直管の形状でもよい。また規格化された素材として、市販されている紙コップを逆さにして筒状外装体台座10になるように利用できる。この場合、紙コップにはコップ底のないものを使う。
図13は、果物の入った袋状包装体2を形取り平板紙9で包み込み、その形取り平板紙9を筒状外装体台座10の内側に結合し、包装容器となった斜視図である。図では筒状外装体台座10の内面状態を破線で示した。破線は形取り平板紙9の下方と袋状包装体2の形を示した。これは袋状包装体2が形取り平板紙9より長さが長くても、筒状外装体台座10の高さを設けることで、設置面に袋状包装体2の下方が接触しないことを示している。この包装方法でも設置面積の少ない包装容器であることを示している。
図13の包装容器形状にする手順例を以下に述べる。まず形取り平板紙9を図11のように広げた状態で、平板紙筒状外装部折り込み部分92の長い破線部分を山折りにし、短い破線部分を谷折りにする。2つの平板紙結合部材貫通穴93に、図9に示した締めつけ部材一体型結合部材8の結合部材ピンヘッド83を通し、更に結合部材ピン穴84に結合部材ピンヘッド83を通し、締めつけ部材一体型結合部材8と形取り平板紙9を結合する。次に果物の入った袋状包装体2の絞り閉じ部分を締めつけ部材一体型結合部材8の紐締めつけ部材85a,bで絞り閉じる。その後、果物の入った袋状包装体2の外形形状に合わせて、形取り平板紙9を図12のように包み込み円筒状にして、平板紙筒状外装部91の表面に平板紙両端接着部94a,bで接着される。それを筒状外装体台座10に差し込み、必要に応じ筒状外装体台座10と平板紙筒状外装部91を接着する。
図13の包装容器1から袋状包装体2を取り外すのは、紐締めつけ部材85をほどくことで可能となる。
図13の平板紙筒状外装部91でぶどうの一房を包装容器とする場合、袋状包装体2で包装しない場合が可能である。ぶどうの房の作り方に「にぎり房」がある。この「にぎり房」はぶどう粒同士が密接にあり、房の状態ではぶどう粒のぶらつきがない房である。この様な房では袋状包装体2で包装しなくても、搬送時にぶどう粒がゆれ動かないため、ぶどう房の形状が確保できる。「にぎり房」では紐締めつけ部材85を直接、ぶどうの穂軸を結合することで、一房包装の包装容器になる。
市販の紙コップにぶどうを房ごと入れる包装容器では、包装容器を置いた際に安定性を向上させるため、筒状外装体台座10を追加して設ける事も可能である。
図14には、カラム0024に述べた図1の包装容器1を示してある。その包装容器1の筒状外装体3の下方位置に、筒状外装体3がゴミ入れとなるゴミ入れ投入口を、実線で示した開口切り目11と破線で示した開口折線12を設けた斜視図である。実線で示した開口切り目11は、筒状外装体3を切り抜いてあり、開口折線12は開口切り目11を外側に折り曲げやすくするため、折れ線が施されている。
図15は実線で示した開口切り目11を、開口折線12に沿って外側に折り曲げ、ゴミ入れ投入口となる開口開放11’になった斜視図である。開口切り目11を開口開放11’の状態にすると太矢印で示した部分で、筒状外装体3が部分的に開放される。この開口開放11’から、袋状包装体2に入った果物を食べた後に出る、果物のヘタや皮などのゴミを投入でき、筒状外装体3がゴミ箱の役割を果たせる。
以上述べた発明において、筒状外装体3の素材は強度を増すために、ダンボールでもその目的を損なうものではない。また筒状外装体3の形状は、四角柱、六角柱であってもよい。包装容器1においては、果物の入った袋状包装体2の開封を守るため、要所に未開封状態を確認できる密封シールを添付する方法も選択できる。袋状包装体2の中身は果物の他に、野菜をカットものや菓子類などへの利用も可能である。
1 包装容器
2 袋状包装体
3 筒状外装体
31 筒状外装体底板
32 筒状外装体折り込み部分
33 結合部材貫通穴
34 筒状外装U字形カット部分
301 筒状外装体中心線
4 袋状包装体の締めつけ部材
5 結合部材
51 結合部材開口部
52 結合部材左接着部分
53 結合部材右接着部分
54 結合部材折り曲げ部分
6 筒状外装体蓋
61 蓋部放射状切り目部分
62 袋状包装体絞り閉じ部分
7 封止シール
8 締めつけ部材一体型結合部材
81a 結合部材左片
81b 結合部材右片
81c
締めつけ部材片
82 結合部材ピン
83 結合部材ピンヘッド
84 結合部材ピン穴
85 紐締めつけ部材
9 形取り平板紙
91 平板紙筒状外装部
92 平板紙筒状外装部折り込み部分
93 平板紙結合部材貫通穴
94a,b 平板紙両端接着部
95 平板紙U字形カット部分
10 筒状外装体台座
11 開口切り目
11’ 開口開放
12 開口折線

果物

Claims (4)

  1. イチゴ、サクランボ、ぶどう、ミニトマトなど 比較的実が柔らかい、粒状または房状の果物を袋状包装体に入れ、この袋状包装体を筒状外装体に装入する形態の包装容器であり、
    袋状包装体に規定数量の果物を入れ、袋状包装体の開口部を絞り閉じ、その開口部の絞り閉じ部分を締めつけ部材で閉じる。その袋状包装体を筒状外装体に装入し、絞り閉じた締めつけ部材の近くに、袋状包装体を挟持し、筒状外装体の一箇所または複数箇所とを接合または結合する、結合部材を設け、筒状外装体に装入した袋状包装体を一体的に結合することを特徴とする果物包装方法及び容器。
  2. 請求項1項において、筒状外装体は筒状外装体の上方にかぶせる蓋を含み、前記蓋部分に袋状包装体の開口部を絞り閉じた部分を、前記蓋部分に設けた放射状切り目部分に通すことで、袋状包装体の開口部を絞り閉じ挟持し、且つ袋状包装体と筒状外装体を一体的に結合することを特徴とする果物包装方法及び容器。
  3. イチゴ、サクランボ、ぶどう、ミニトマトなど 比較的実が柔らかい、粒状または房状の果物を袋状包装体に入れ、この袋状包装体を筒状外装体に装入する形態の包装容器であり、
    袋状包装体に規定数量の果物を入れ、袋状包装体の開口部を絞り閉じ、その開口部の絞り閉じ部分を締めつけ部材で閉じる。その袋状包装体を筒状外装体に装入し、袋状包装体と筒状外装体を結合する締めつけ部材一体型結合部材で、筒状外装体の上方端面に設けた折り込み部分に、締めつけ部材一体型結合部材を結合することを特徴とする果物包装方法及び容器。
  4. 請求項3項において、袋状包装体を挿入する筒状外装体は、形取りされた平板紙であり、粒状または房状の果物を規定数量入れた袋状包装体を、平板紙の筒状外装体で袋状包装体の外形状に沿わせて包み込み、筒状外装体の形取りされた平板紙の両端部分を合わせ、筒状に形成し、その筒状外装体を成型済みの筒状外装体台座に結合させることを特徴とする果物包装方法及び容器である。
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