JP5566449B2 - 殺菌可能な包装材に適する顔料コート板紙 - Google Patents

殺菌可能な包装材に適する顔料コート板紙 Download PDF

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Description

本発明は、漂白(bleached:晒)クラフトパルプの最上層を有する、新たな品質の顔料をコート(又は塗布)された、包装材(又はパッケージ)用のボードに関する。また、本発明は、顔料コート板紙(又は厚紙)を含む包装材、及び包装材を製造するための、顔料コート板紙の使用に関する。また、本発明は、板紙を製造するプロセスにおける方法に関する。
顔料コーティング層を、漂白クラフトパルプ層の上に塗布する。新たな品質の利点は、低い表面粗さ、良好な印刷適性に加え、優れた耐透水性である。本発明の板紙は、例えば、フレキソ印刷、オフセット印刷及び平版印刷で印刷するのに好適な上面を有しており、様々な種類の包装材、例えば食品包装材の製造に使用されることが好ましい。板紙は、包装材及び/又は食品の殺菌、例えば、包装材とその内容物との同時殺菌に蒸気を使用する包装プロセスにおける使用に好適なものである。
包装材製造の分野には、板紙の良好な印刷適性に対する需要が存在している。良好な印刷面は通常、ボードの表面の顔料コーティングにより作られる。包装材用の板紙は通常、顔料コーティングの下に漂白した(bleached)最上層を有する多層板紙である。顔料コーティングという用語は、顔料とバインダを共に使用する全タイプのコーティングを包含する。顔料ベースのコーティングの調製に関する知識は当業者に一般的に知られている。しかしながら、顔料コートボードは、例えば蒸気による殺菌中及び殺菌後に、未コートボードよりも透水の影響をはるかに受け易い。それゆえ、顔料コートボードは一般に、蒸気によって殺菌する包装材の製造には好適ではない。
印刷面、即ち、ボードの最上層は、漂白セルロース繊維又は顔料コーティングからなる。最上層の改善は、ボードウェブを、大抵の場合カレンダー加工操作における乾燥後に、1つ又は複数のロール間隙において圧縮することで、実現することができる。最上層の改善は、ボードを、顔料とバインダとからなる塗装色でコーティングすること(顔料コーティング)によっても実現することができる。コーティング及びカレンダー加工操作は共に、同じ生産プロセスにおいてインラインで行うことができる。食品を包装するためのボードの用途によっては、塗装色がボードの疎水性(hydrofobicity)を低減させるおそれがあるため、ボードの表面上に塗装色を有することが不利な点となる。これは、ボードの殺菌に蒸気を使用する場合に特に顕著である。
ブリキ缶内に食品を包装するプロセスに類似する、積層ボードからなる包装材内に水分のある食品を包装するプロセスは、特許文献1からこれまでに知られている。このプロセスでは、包装材及び包装材内の食品を合わせて殺菌している。缶詰食品の製造と同様に、蒸気を殺菌に用いている。包装材にボードの切り口が存在すれば、蒸気及び水が、該切り口を通じてボード内に浸透する。水蒸気の拡散を防止することができないため、蒸気は該切り口を通じてボード内に浸透し、凝縮する。繊維表面は、水蒸気の凝縮に起因して濡れるため、それらは、それらの疎水特徴を失い、毛細管力に起因する透水が起こる。これが起こると、ボードは、比較的短時間のうちに水漬しになる。
液体及び/又は水分のある食品を包装する分野では、多くの場合、ボードにポリエチレン又は他のプラスチック材料を積層させている。ボードは、種々の殺菌処理、例えば、過酸化水素による殺菌に耐性のあるものでなければならない。ボードの未被覆の切り口における縁の吸上げ(Edge-wicking)(縁の浸漬(edge-soaking))は、とりわけ難しい問題である。縁の吸上げ耐性は通常、AKD(アルキルケテンダイマー)、ロジンサイズ剤及びASA(アルケニルコハク酸無水物)等の種々のサイズ剤の使用によって作られる。サイズ剤は、単独で、又は二重サイジング(dual sizing)として知られる、液体包装用ボードに一般に許容される組合せである、AKDとロジンサイズ剤との互いの組み合わせによっても使用することができる。サイズ剤は、製紙プロセスの間中、繊維に保持され(吸着され)、乾燥作業中に融解により繊維表面全体に広がる。それにより、繊維表面は疎水性となり、毛細管力に起因する、ボードの繊維構造内における透水が防止される。科学者の間の一般的な考えは、良好な疎水性を実現するためには、繊維表面のほんの一部を覆う必要があるとしている。通常、AKDは、ステアリン酸(C18)をベースとするものであるが、パルミチン酸(C16)又はC16とC18との混合物も可能である。しかしながら、通説によれば、サイジングによってボード内への水蒸気の拡散を防止することはできない。
毛細管力に起因する透水に対する最大耐性に、サイズ剤の比較的低い添加レベルで、即ち、シート内で反応したAKD0.015%(0.15kg/ton)で到達することは、既知である(非特許文献1)。添加したAKDが全てシート内に保持されるわけではなく、おそらく保持されたAKDが全て反応するわけではない。経験から、乾燥繊維1トン当たり2kgのAKDの添加レベルが、液体包装用ボードの製造において可能でありかつ必要な最大疎水性を実現するための十分な余裕を与えることが示されている。0.5kg/ton〜1.5kg/tonのロジンサイズ剤の添加は、過酸化水素に対する耐性を改善すると考えられているが、それ自体が疎水性を改善するものではない。
細孔構造は、紙及びボード内への透水にとって極めて重要である。Washburn式は、平行な細管内への液体の浸透を記述しているが、紙及びボード内への透水の近似的な記述にも使用される。Washburn式による透水を最小限に抑えるためには、繊維表面が、可能な限り低い表面エネルギー(即ち、最大疎水性)を有している必要があり、細孔の半径が可能な限り小さい必要がある。小さい細孔は、リファイナにおける繊維の比較的強い叩解(beating)によって、かつ/又は抄紙機の圧搾セクションにおける高圧による濡れたボードウェブのウェットプレスによって、作られる。叩解及び/又はウェットプレスによって小さい細孔を作る場合、ボードの密度が増大する。したがって、板紙の高い密度は、小さい孔径を反映している。
このため、優れた耐透水性を有する、包装材用の顔料コート板紙を製造することができ、包装材の水蒸気による殺菌を可能にすることが望ましいと考えられる。良好な印刷適性は、今日の高品質の包装材にとって重要であるため、製品の他の品質要件を損なうことなく現行の技術水準の顔料コートボードに匹敵する印刷面を有するこのような板紙を製造することができることも望ましいと考えられる。
米国特許第6,177,048号
Roberts J. (1997): "A review of advances in internal sizing", Proc. The 11th Fundamental Research Symposium in Cambridge, pp 209-263
本発明の目的は、特に殺菌プロセスにおいてボードを蒸気で処理する場合に、透水、とりわけ縁の吸上げに対する耐性が改善され、漂白クラフトパルプの最上層を有し、また他の品質要件を損なうことなく印刷に良好な表面を有する、包装材用の顔料コート板紙を提供することである。
該目的は、これまでに行われていない或る特定の板紙と或る特定の顔料コーティングとの組合せによって、印刷適性、殺菌処理前後の光学特性、並びに水及び熱による負の影響に対する耐性に関連する特徴の、本発明の組合せ及び最適化を用いて達成される。
該目的は、独立クレームに規定されるような、顔料コート板紙によって、顔料コート板紙を含む包装材によって、顔料コート板紙の使用によって、また板紙を製造するプロセスにおける方法によって達成される。
したがって殺菌可能な包装材に適し、かつ顔料をコートされた漂白クラフトパルプの最上層を有する1つ又は複数の層を含む顔料コート板紙であって、該板紙が、700kg/m〜870kg/mの範囲の密度を有し、各層のサイズ剤処理により疎水性であり、該顔料コーティングが、顔料と、バインダと、レオロジー調節剤とを含み、該顔料が少なくとも50重量%の炭酸カルシウムを含み、該バインダがアクリルコポリマーを含み、該レオロジー調節剤がアクリルコポリマーを含む、顔料コート板紙が規定される。
顔料コート板紙の各成分は、輝度の減少に対する安定性、不透明度の減少に対する安定性、熱黄変耐性、熱エージング(ageing)耐性、熱促進エージング耐性、内部凝集破壊耐性、及び押出ポリオレフィンに対する良好な付着性を含む、レトルトプロセス又は同時殺菌プロセス中及びその後の包装材の完全性を保持するという要求を満たすように注意深く選択される。ポリオレフィンに対する良好な付着性は、通常、表面に耐水性をもたらすために後期に、ポリマー等のポリオレフィンのコーティングを板紙に設ける場合の利点である。
本発明による包装材用の顔料コート板紙は、適切な量のサイズ剤、例えばAKDを、標準的な液体包装用ボードの製造に使用する製紙プロセスによって得ることができる。要求される比較的高い密度は、強い叩解及び/又はウェットプレスによって実現される。高密度によって生じる亀裂に関連して起こり得る問題は、繊維をHCリファイナにおいて処理することによって或る程度避けることができる。現行の技術水準の顔料コート面に匹敵する良好な印刷面は、例えば顔料コーティングの最適な配合を選択することによって得られる。本発明によれば、クレイと炭酸カルシウムの量、又は比率を最適なものとし、バインダの量、及びタイプを最適なものとし、レオロジー調節剤の量、及びタイプを最適なものとしなければならない。顔料コーティングを目的として、顔料の選択は、クレイと称される最も一般的な層状ケイ酸塩鉱物(例えば、カオリナイト、モンモリロナイト、スメクタイト又はイライト)、水和ケイ酸マグネシウム(例えば、タルク)、炭酸カルシウム、二酸化チタン、サテンホワイト等の群の中に含まれる。さらに、バインダ及びレオロジー調節剤の選択が重要である。バインダは、スチレン−ブタジエンラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエンラテックス、ポリアクリレートラテックス、スチレン−アクリルラテックス又は樹脂、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、多糖類、デンプン、タンパク質、及びそれらの組合せの群から選択され得る。レオロジー調節剤は、ポリマー(例えば、タンパク質、多糖類、CMC(カルボキシメチルセルロース)、HEC(ヒドロキシエチルセルロース)、ASE(アルカリ可溶性アクリルポリマーエマルション)、HASE(疎水性に改質されたアルカリ可溶性アクリルポリマーエマルション)、PU(ポリウレタン)、PvOH(ポリビニルアルコール)、デンプン等)の群から選択することができる。
要求される疎水性は、比較的高い、又は標準的な液体包装用ボードの製造におけるものよりもかなり高い、即ち2kg/ton〜4kg/ton乾燥繊維の投与量のAKDサイズ剤によって実現することができる。かなり高密度のボード(700kg/m〜870kg/m、ボード中に、標準的な液体包装用ボードよりも小さい細孔を有することを望む結果)は、適切な又は最大の疎水性の実現に関する概念の重要な部分である。
繊維をより可撓性にすることにより、ボードの高密度によって生じる亀裂により起こり得る問題を低減することが意図される可撓性をボードにもたらすために、パルプの全て又はその一部をHCリファイナで処理することができる。HCリファイニングは、袋用紙の製造における一般的な繊維処理である。
コーティング層の良好な印刷面及びレトルトプロセスに耐性があるその性能は、この用途に必要とされる蒸気による殺菌プロセスの影響を依然として実質的に受けることのない、新たな顔料コーティング組成物によって得ることができる。これらに限定されるものではないが、コーティングの内部凝集、押出ポリオレフィンに対する付着性、光学特性、耐水性(とりわけ、縁の吸上げ)、折れ目及び折曲げを含む、特性の改善が得られる。本発明の優れた特性は、例えば、本発明に必要とされる特性の1つ又は複数の性能を発揮することができない、スチレン−ブタジエン、デンプン、又はポリビニルアルコールのバインダ、高含量クレイコーティング、又は天然タンパク質、多糖類若しくはポリウレタンをベースとするレオロジー調節剤をベースとする他の顔料コーティングに関しては或る程度まで存在しない。顔料コーティング層が、記載される層状板紙構成と併せて本発明に関連していることを理解されたい。当業者は、例えば、他の用途に用いられる包装材料が、この特定用途、即ち、高圧滅菌処理が可能であるか又は同時殺菌された包装材にかかる品質を認識することなく、同様の顔料コーティングの配合を有し得ることを理解している。
一実施形態では、本発明はISO 8791−4に従って測定される1μm〜5μmの表面粗さ(PPS−10)を有する、漂白クラフトパルプの最上層を有する、1つ又は複数の層からなる包装用の顔料コート板紙に関する。
本発明の別の実施形態では板紙は液体包装用板紙であり、別の実施の形態では各層のサイズ剤処理は、2kg/ton〜4kg/ton乾燥繊維の範囲の投与量のサイズ剤使用を伴っている。サイズ剤は好ましくは商業的に利用可能なAKD、例えばC18ベースのAKD(アルキルケテンダイマー)である。
サイズ剤はまた、総量が2kg/ton〜4kg/ton、好ましくは3kg/ton〜4kg/ton乾燥繊維である、AKDとASA(アルケニルコハク酸無水物)との組合せとすることができる。ASAを含む場合、ASAは、少なくとも0.5kg/ton、好ましくは0.5kg/ton〜2.0kg/ton、最も好ましくは0.6kg/ton〜1.0kg/tonでなければならない。
本発明のさらに別の実施形態では、ボードの繊維の少なくとも一部が、HC(high consistency;高濃度)リファイナにより処理されている。
本発明の別の実施形態によれば、最上層が、15kg/ton〜60kg/tonの二酸化チタンを含有する。これは光学特性の改善につながる。
さらなる一実施の形態では、顔料コーティング層が、10%〜20%の重量パーセンテージのスチレン−アクリルコポリマーバインダと、80%〜90%の重量パーセンテージの層状ケイ酸塩鉱物粘土及び炭酸カルシウムの顔料と、0.1%〜1%の重量パーセンテージのレオロジー調節剤とを含む。
顔料コーティングは、層状ケイ酸塩鉱物、若しくは水和ケイ酸マグネシウム、若しくは炭酸カルシウム、若しくは二酸化チタン、若しくはサテンホワイト、又はそれらの組合せの群から選択される顔料と、スチレン−ブタジエンラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエンラテックス、ポリアクリレートラテックス、スチレン−アクリルラテックス若しくは樹脂、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、多糖類、デンプン、タンパク質、又はそれらの組合せの群から選択されるバインダと、ポリマーの群から選択されるレオロジー調節剤をさらに含み得る。
続いて、顔料の少なくとも80%(重量)、好ましくは95%〜100%が炭酸カルシウムであり得る。
本発明のさらに別の態様は、本発明による顔料コート板紙を含む包装材に関する。
包装材は、好ましくは、例えばフレキソ印刷、オフセット印刷及び平版印刷における先刷り印刷又は後刷り印刷に適する。
本発明のさらなる態様は、殺菌、特に包装材とその内容物との同時殺菌に適する包装材を製造するための、本発明による板紙の使用に関する。殺菌法は、好ましくは蒸気を伴う工程を含む。
本発明のさらなる態様により、殺菌可能な包装材に適する顔料コート板紙を製造するプロセスにおける方法であって、
漂白クラフトパルプの最上層を有する1つ又は複数の層を含む板紙を作製することであって、該板紙が700kg/m〜870kg/mの範囲の密度を有し、各層をサイズ剤で処理して疎水性とすること、
板紙の最上層に、顔料と、バインダと、レオロジー調節剤とを含む顔料コーティングを付与することであって、顔料が少なくとも50%の炭酸カルシウムを含み、バインダがアクリルコポリマーを含み、レオロジー調節剤がアクリルコポリマーを含むこと
を含む、殺菌可能な包装材に適する顔料コート板紙を製造するプロセスにおける方法が規定される。
本方法はさらに、各層を、C18ベースのAKD(アルキルケテンダイマー)等のサイズ剤で処理することを含み、2kg/ton〜4kg/ton乾燥繊維の範囲の投与量のサイズ剤の使用を伴う。
別の特徴によると、本方法はボードの繊維の少なくとも一部をHC(high consistency(高濃度))リファイナで処理することを含む。
さらに別の特徴によると、本方法は、板紙の最上層に、10%〜20%のパーセンテージのスチレン−アクリルコポリマーバインダと、80%〜90%の重量パーセンテージの層状ケイ酸塩鉱物粘土及び炭酸カルシウムの顔料と、0.1%〜1%の重量パーセンテージの少量のレオロジー調節剤とを含む顔料コーティング層を塗布することを含む。
また、本方法は、本発明の顔料コート板紙の特徴に対応するさらなる工程を含んでいてもよい。
本発明は、輝度の減少に対する安定性、不透明度の減少に対する安定性、熱黄変耐性、熱エージング耐性、熱促進エージング耐性、内部凝集破壊耐性、及び押出ポリオレフィンに対する良好な付着性の利点をもたらす。
ここで、単に例として挙げられる実施形態の記載によって本発明を説明する。これらの実施形態は、特許請求の範囲に規定される保護範囲を限定するものではないことを理解されたい。
本発明の顔料コート板紙は、漂白硫酸塩(クラフト)パルプである、50%の針葉樹パルプと50%(重量)の広葉樹パルプとの混合物の最上層と、漂白又は未漂白針葉樹パルプの最下層とを有する、二層(二重)ボードによって作製してもよい。最下層の代替物としては、漂白/未漂白針葉樹パルプと、漂白又は未漂白広葉樹パルプとを組み合わせること、又はさらには漂白/未漂白広葉樹パルプのみを使用することも可能である。ボードの加工における亀裂の傾向を減少させると考えられている繊維の可撓性を増大させるために、針葉樹パルプの一部、例えば50%(重量)を、HCリファイナで処理してもよい。3つの全てのパルプの叩解度は、少なくとも21°SRでなければならない。
漂白した最上層は、少なくとも15kg/ton、好ましくは15kg/ton〜60kg/ton、最も好ましくは20kg/ton〜30kg/tonの比率で二酸化チタン(TiO)を含有している。
サイズ剤、この場合C18ベースのAKDサイズ剤の投与量は、少なくとも2kg/ton、好ましくは2kg/ton〜4kg/ton、最も好ましくは3kg/ton〜4kg/tonであるものとし、これよりも高い制限値は、食品包装材料に関する機関によって承認される上限である。幾つかの一般に認められている原則に従い、AKDを商業用分散液として完成紙料に添加する。完成紙料のpHは、好ましくは6.5よりも高く、好ましくは6.5〜8.5、又はさらには7.5〜8.2、最も好ましくは7.1〜8.0であるものとする。歩留向上剤、好ましくは、アニオン性シリカゾルと組み合わせたカチオン性デンプンを使用してもよい。重炭酸塩は、AKDサイジングを改善することが知られており、それゆえ添加すべきことが好ましい。また、少量のミョウバンも完成紙料に添加してもよい。
当然ながら、板紙が、2つより多くの層を含み得ることを妨げるものはないと言及しておく。好ましくは、各層をサイズ剤で処理する。
ボードの印刷面は、顔料コーティングによって実現される。顔料の選択は好ましくは炭酸カルシウムファミリー由来のものであり、バインダの選択は好ましくはアクリレートホモポリマーファミリー又はアクリレートコポリマーファミリー由来のものである。コーティング中の顔料の重量パーセンテージは、少なくとも80%、好ましくは80%〜90%、最も好ましくは84%〜88%とする。バインダの重量パーセンテージは、少なくとも10%、好ましくは10%〜20%、最も好ましくは12%〜16%である。レオロジー調節剤は、溶液又は分散液中、少なくとも0.05%、好ましくは0.10%〜1.0%、最も好ましくは0.14%〜0.16%のパーセンテージの、アクリル酸をベースとするASE、即ち立体障害物である。
本発明の例示的な実施形態では、顔料コーティング層が、10%〜20%の重量パーセンテージのスチレン−アクリルコポリマーバインダと、80%〜90%の重量パーセンテージの層状ケイ酸塩鉱物及び炭酸カルシウムの顔料と、0.1%〜1%の重量パーセンテージのレオロジー調節剤とを含む。
本発明による板紙を抄紙機で四度作製し、これらの特性を以下に示す試験により分析した。
CIELABシステムに従って数値で記載される光学特性;DIN 6174に従い、L値(明度)92〜95及び各々のb値(青色又は黄色の色彩;b>0である場合は黄色、b<0である場合は青色)1.5〜2.4。板紙を熱に曝すと、光学特性が変化し、板紙はより黄色になり、b値が高くなる。150℃のオーブンで1時間処理した前後の、DIN 6174に従って測定したb値の差は、4を越えないものとする。
試験1 最小値 最大値
坪量(ISO 536:1995、g/m) 256 258
厚み(ISO 534:1988、μm) 305 306
密度(ISO 534:1988、kg/m) 839 846
PPS10、上側(ISO 8791−4、μm) 2.4 3.0
含水率(ISO 287:1985、%) 7.6 8.5
値(DIN 6174) 94.1 94.1
値(DIN 6174) 2.0 2.0
Δb1) 1.8 2.2
試験2 最小値 最大値
坪量(ISO 536:1995、g/m) 259 263
厚み(ISO 534:1988、μm) 315 319
密度(ISO 534:1988、kg/m) 819 832
PPS10、上側(ISO 8791−4、μm) 2.5 2.9
含水率(ISO 287:1985、%) 7.5 8.5
値(DIN 6174) 93.4 93.7
値(DIN 6174) 1.5 1.6
Δb1) 3.0 3.2
試験3 最小値 最大値
坪量(ISO 536:1995、g/m) 252 256
厚み(ISO 534:1988、μm) 314 320
密度(ISO 534:1988、kg/m) 796 816
PPS10、上側(ISO 8791−4、μm) 2.5 3.3
含水率(ISO 287:1985、%) 7.9 8.2
値(DIN 6174) 92.9 93.7
値(DIN 6174) 1.6 1.8
Δb1) 2.3 2.6
試験4 最小値 最大値
坪量(ISO 536:1995、g/m) 257 264
厚み(ISO 534:1988、μm) 315 328
密度(ISO 534:1988、kg/m) 795 817
PPS10、上側(ISO 8791−4、μm) 2.7 3.2
含水率(ISO 287:1985、%) 7.6 8.3
値(DIN 6174) 93.4 93.7
値(DIN 6174) 1.5 1.7
Δb1) 1.8 1.8
1)150℃のオーブンにおける1時間の処理前後のb値の差。

Claims (20)

  1. 殺菌可能な包装材に適しており、かつ顔料をコートされた漂白クラフトパルプの最上層を有する1つ又は複数の層を含む顔料コート板紙であって、該板紙が、700kg/m〜870kg/mの範囲内の密度を有しており、各層のサイズ剤処理により疎水性であり、該顔料コーティングが、顔料と、バインダと、レオロジー調節剤とを含んでおり、該顔料が少なくとも50重量%の炭酸カルシウムを含んでおり、該バインダがアクリルコポリマーを含んでおり、かつ該レオロジー調節剤がアクリルコポリマーを含んでおり、さらに該顔料コート最上層が、印刷面を形成する最上面を有していることを特徴とする顔料コート板紙。
  2. 前記の顔料をコートされた漂白クラフトパルプの最上層が、ISO 8791−4に従って測定された1μm〜5μmの表面粗さ(PPS−10)を有している請求項1に記載の顔料コート板紙。
  3. 前記板紙が液体包装用板紙である請求項1又は2に記載の顔料コート板紙。
  4. 前記の各層のサイズ剤処理が、2kg/ton乾燥繊維〜4kg/ton乾燥繊維の範囲内の投与量のサイズ剤使用を伴っている請求項1〜3のいずれか一項に記載の顔料コート板紙。
  5. 前記サイズ剤がC18ベースのAKD(アルキルケテンダイマー)である請求項3又は4に記載の顔料コート板紙。
  6. 前記サイズ剤が、総量が2kg/ton〜4kg/ton乾燥繊維である、AKDとASA(アルケニルコハク酸無水物)との組合せである請求項3又は4に記載の顔料コート板紙。
  7. 前記ボードの繊維の少なくとも一部が、HC(高濃度)リファイナにより処理されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の顔料コート板紙。
  8. 前記最上層が、15kg/ton〜60kg/tonの二酸化チタンを含有している請求項1〜7のいずれか一項に記載の顔料コート板紙。
  9. 前記顔料コート層が、10%〜20%の重量パーセンテージのスチレン−アクリルコポリマーバインダと、80%〜90%の重量パーセンテージの層状ケイ酸塩鉱物及び炭酸カルシウムの顔料と、0.1%〜1%の重量パーセンテージのレオロジー調節剤とを含んでいる請求項1〜8のいずれか一項に記載の顔料コート板紙。
  10. 前記顔料コーティングが、
    層状ケイ酸塩鉱物、若しくは水和ケイ酸マグネシウム、若しくは炭酸カルシウム、若しくは二酸化チタン、若しくはサテンホワイト、又はそれらの組合せからなる群より選択される顔料と、
    スチレン−ブタジエンラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエンラテックス、ポリアクリレートラテックス、スチレン−アクリルラテックス若しくは樹脂、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、多糖類、デンプン、タンパク質、又はそれらの組合せからなる群より選択されるバインダと、
    ポリマー類の群から選択されるレオロジー調節剤と、
    をさらに含む請求項1〜9のいずれか一項に記載の顔料コート板紙。
  11. 前記顔料の少なくとも80%が炭酸カルシウムである請求項1〜10のいずれか一項に記載の顔料コート板紙。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の顔料コート板紙を含むことを特徴とする包装材。
  13. 例えばフレキソ印刷、オフセット印刷及び平版印刷における先刷り印刷又は後刷り印刷に適することを特徴とする請求項12に記載の包装材。
  14. 殺菌に適する包装材を製造するための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の板紙の使用方法。
  15. 前記包装材とその内容物との同時殺菌に適する包装材を製造するための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の板紙の使用方法。
  16. 前記殺菌が蒸気を伴う工程を含んでいる請求項15に記載の使用方法。
  17. 殺菌可能な包装材に適する顔料コート板紙を製造するプロセスにおける方法であって、
    漂白クラフトパルプの最上層を有する1つ又は複数の層を含む板紙を作製することであって、該板紙が700kg/m〜870kg/mの範囲内の密度を有しており、各層をサイズ剤で処理して疎水性とすること、
    前記板紙の前記最上層に、顔料と、バインダと、レオロジー調節剤とを含む顔料コーティングを設けることであって、前記顔料が少なくとも50重量%の炭酸カルシウムを含んでおり、前記バインダがアクリルコポリマーを含んでおり、かつ前記レオロジー調節剤がアクリルコポリマーを含んでおり、それによって該顔料コート最上層が、印刷面を形成する最上面を獲得すること
    を含むことを特徴とする殺菌可能な包装材に適する顔料コート板紙を製造するプロセスにおける方法。
  18. 各層を、C18ベースのAKD(アルキルケテンダイマー)のようなサイズ剤で処理することを含み、2kg/ton〜4kg/ton乾燥繊維の範囲内の投与量のサイズ剤の使用を伴う請求項17に記載の方法。
  19. 前記ボードの繊維の少なくとも一部をHC(高濃度)リファイナで処理することを含む請求項17又は18に記載の方法。
  20. 前記板紙の前記最上層に、10%〜20%の重量パーセンテージのスチレン−アクリルコポリマーバインダと、80%〜90%の重量パーセンテージの層状ケイ酸塩鉱物及び炭酸カルシウムの顔料と、0.1%〜1%の重量パーセンテージのレオロジー調節剤とを含む顔料コーティング層を付与することを含む請求項17〜19のいずれか一項に記載の方法。
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