JP5565701B2 - 穿刺操作支援システム - Google Patents
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Description
本発明はこのような穿刺操作を安全にかつ適格に実施するための穿刺操作支援システムに関する。
頚部リンパ節腫大した症例に対しては総頸、内外頸動脈を始め多数の動静脈や神経、その他の臓器に隣接して局在している上、下顎骨、鎖骨などがあるために、ガイドとなる超音波の方向にも制限があり穿刺部位や穿刺軸、穿刺姿勢を一定にできないことから、甲状腺結節への穿刺に比べて合併症を生じやすい。
そこで、その都度穿刺の姿勢角度を変える必要があり、時に出血を来す恐れがあった。
従来は図6に示すように刺入する医者等2は、超音波装置30のプローブ31を操作しモニター40を見る姿勢と穿刺110の姿勢が異なるため、首をずらす等の作業で穿刺軸がずれることから知らぬ間に危険な部位へ針が進行する恐れがあった。
しかし、同公報に開示する技術では超音波プローブによる撮像方向と穿刺針の刺入方向が交差しているためにモニター画像と穿刺針の刺入方向、深さを一致させるのが難しい問題があった。
また、超音波診断画像を眼前装着した小型モニターで見ながらの穿刺操作を可能にした穿刺操作支援システムの提供を目的とする。
出力された正弦波を、概ね同一のカットオフ周波数のハイパスフィルタとローパスフィルタを組合せ、ハイパスフィルタ側を通過させた音声を左右のホーンからなるイヤホーンのうち、一方のホーンに出力し、ローパスフィルタ側を通過させた音声を他方のホーンに出力することで最適刺入深さを音声信号にて感知できるようにしたことを特徴とする。
例えば赤外線を刺入部位の体表面に照射及び反射させ、その計測距離とセンサーと針先の距離との差から刺入深さを計測することができる。
また、本発明で用いる正弦波は周辺医療機器に誤動作を生じさせないように、周波数2,000Hz以下の低周波数のものを用いるのがよい。
この場合にイヤホーンに小型モニターを連結し、小型モニターを眼前に装着脱自在にしてもよく、イヤホーンに小型マイクを連結し、小型マイクに音声入力することで当該システムを制御できるようにしてもよい。
まず初めに図1に基づいてイヤホーン21から音声を出力するための機能ブロックについて説明する。
穿刺針を刺入する部位に相当する体表面1に対して赤外線を照射するランプ22aと体表面1からの反射光を検出する検出部22bとからなるセンサー22にて体表面1とセンサー22との距離を計測する。
センサー22が体表面1に近づいたり遠のいたりすると、その距離が変化し、例えば、センサー22の出力電圧が変化する。
この出力電圧信号をアナログ演算部S1にて演算処理し、サイン波発振回路S2に電圧入力するとアナログ信号化した正弦波に変換される。
人の耳には、800Hz前後の周波数の音声が聞き取り易いことから、600Hz〜1,000Hzの周波数を用いることにしたが、センサー22が体表面1から遠く離れた状態でも音声が出るのを防ぐ目的で、出力された正弦波を、1次音声フィルタS3、例えばカットオフ周波数400Hzのハイパスフィルタ(HPF)にてそれより低周波数成分の通過を抑制した。
次に、例えば800Hzをカットオフ周波数(閾値)にしたローパスフィルタ(LPF)[右音声フィルタ]を用いてフィルタリングした信号S4を右チャンネル電力増幅器にて出力アップした音声信号をイヤホーン21の右ホーン21bに出力する(S6)。
一方、同じく800Hzをカットオフ周波数(閾値)にしたハイパスフィルタ(HPF)[左音声フィルタ]を用いてフィルタリングした信号S5を左チャンネル電力増幅器にて出力アップした音声信号をイヤホーン21の左ホーン21aに出力する。
このようにすると、右ホーン21bからは相対的に低い周波数による音声が出力され、左ホーン21aからは相対的に高い周波数の音声が出力される。
これにより、穿刺針の刺入深さが最適になった状態ではS7のグラフにてf0で示すようにハイパスフィルタとローパスフィルタの両方から音声が通過し、最も大きい音声として両耳から感知される。
穿刺針の刺入深さが目標より浅い状態では小さな低音が右ホーンから耳に入り、電池切れで無いことが確認でき、最適深さに近づくと音の大きさが大きく変化するので目標とする刺入深さが得られる。
仮にさらに深く刺入すると今度は高音の小さい音声が左ホーンから聞こえる。
よって、深く誤って刺入するのを効果的に防止する。
図2に示すように穿刺器具10に取り付けたセンサー22は制御部20とコード20bにて接続され、この制御部20とイヤホーン21ともコード20aにて電気接続されている。
本実施例に示したイヤホーン21は左耳に装着する左ホーン21aと右耳に装着する右ホーン21bを有し、さらに小型モニター50を取り付けてある。
小型モニター50は駆動部52に連結され、図5に示すように片眼の前に装着脱自在になっている。
これにより、必要に応じて小型モニター50を眼前に装着したり、駆動部側に収納したりでき、視界が遮られるのを最小限にできる。
本実施例ではイヤホーン21にさらにマイク60を取り付けた例になっていて、マイク60を介して制御部20,超音波装置30等を制御できる例になっているがこのマイク60は必ずしも必要ない。
刺入部位の診断には通常、超音波装置30に据え付けられているモニター40に画像を出力しながら超音波装置30にコード31bにて連結したプローブ31の検診部31aを体表面に当接して行う。
注射器15のシリンダー15aのつば部15bを装置するための装着部14と、グリップ11との間をスライド杆12にて連結してある。
スライド杆12に沿って操作部13が前後にスライド可能になっていて、この操作部13の溝部13aに注射器のピストン15cのつば部を嵌着させてある。
注射器15の先端側には穿刺針16が取り付けられている。
装着部14の前側には体表面1からの距離Lを測定するためのセンサー22を取り付けてあり、このセンサー22はゲージ23に沿ってL寸法の調整が可能になっている。
穿刺針16の先端部16aとこのセンサー22との間の距離は予め分かっているので、センサー22にて体表面1からの距離を測定すると、上記との差分として刺入深さdが求められる。
グリップ11を把持し、穿刺針16をイヤホーン21の音声を聞きながら、小型モニター50に写し出された画像をガイド情報として刺入する。
目標部位に針先が届いた状態で操作部13をグリップ11側に引くと注射器15内に細胞や組織片が採取される。
この操作の状態を図4に示す。
一方の片手でプローブ31を操作しながら、他方の片手で穿刺針16を刺入操作する。
このように小型モニター50がイヤホーン21に取り付けられているので首を廻すことなく、刺入角度を確認しながら音声信号に基づいて安全且つ的確に刺入操作を行うことができる。
10 穿刺器具
16 穿刺針
20 制御部
21 イヤホーン
21a 左ホーン
21b 右ホーン
22 センサー
30 超音波装置
31 プローブ
40 モニター
50 小型モニター
60 マイク
Claims (4)
- 穿刺針の刺入深さを計測するためのセンサーと、当該センサーに基づいて計測された信号を正弦波に変換し発振する正弦波発振手段と、
出力された正弦波を、概ね同一のカットオフ周波数のハイパスフィルタとローパスフィルタを組合せ、ハイパスフィルタ側を通過させた音声を左右のホーンからなるイヤホーンのうち、一方のホーンに出力し、ローパスフィルタ側を通過させた音声を他方のホーンに出力することで最適刺入深さを音声信号にて感知できるようにしたことを特徴とする穿刺操作支援システム。 - 前記穿刺針の刺入操作をする者の両眼のうち、少なくとも一方の眼前に装着する小型モニターと、
当該小型モニターに画像を出力するための超音波装置を有することを特徴とする請求項1記載の穿刺操作支援システム。 - 前記イヤホーンに前記小型モニターを連結するとともに前記小型モニターを眼前に装着脱自在にしたことを特徴とする請求項2記載の穿刺操作支援システム。
- 前記イヤホーンに小型マイクを連結するとともに小型マイクに音声入力することで前記システムを制御できるようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の穿刺操作支援システム。
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