JP5565360B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
前記押圧部材はリング状をなしており、前記弾性部材が前記弾性部材の一対の端部に外嵌された状態において前記押圧部材の内面が前記弾性部材の一対の端部の外面を外方から押圧することが好ましい。
本発明の一実施形態を、図1ないし図11を参照しつつ説明する。本実施形態は、第1端子10と第2端子11とを接続するコネクタ12である。以下の説明においては、図1に上方を上方とし、下方を下方として説明する。また、図1における左方を左方とし、右方を右方として説明する。また、図7における下方を前方とし、上方を後方として説明する。
本実施形態に係るコネクタ12は、金属製のケース13内に収容された機器(図示せず)に接続された第1端子10と、上記の機器とは異なる電気部品(バスバー、ワイヤーハーネス等)に接続された第2端子11と、を接続する。ケース13は合成樹脂等、必要に応じて任意の材料で形成できる。ケース13の構成については、底壁及び側壁を除いて省略されている。
図5に示すように、コネクタ12は合成樹脂製のハウジング24を有する。ハウジング24は略直方体形状をなしている。ハウジング24の左右両端部にはケース13にねじ止めするための取り付け部25が張り出して形成されている。コネクタ12は、取り付けボルト26を取り付け部25に貫通させてケース13の取り付け孔17に螺合させることにより、ケース13に取り付けられる。
弾性部材28は弾性変形可能な材料からなる。本実施形態に係る弾性部材28は金属板材を所定の形状のプレス加工してなる。弾性部材28は、ステンレス鋼、銅、銅合金等、必要に応じて任意の金属によって形成される。本実施形態に係る弾性部材28はステンレス鋼からなる。
ハウジング24の後端部には、弾性部材28の一対の端部31,31の少なくとも一方を、屈曲部30が狭まる方向に押圧する複数(本実施形態では6つ)の押圧部材34を保持する合成樹脂製のホルダ33が収容されている。押圧部材34は金属製であって、断面形状が長円形状をなすリング状をなしている。ホルダ33は左右方向に細長い形状をなしており、押圧部材34はホルダ33内に左右方向に間隔を空けて並んで収容されている。各押圧部材34は、前後方向に開口する姿勢でホルダ33内に保持されている。
ハウジング24とホルダ33との間には、ホルダ33を離間位置から押圧位置に移動させる倍力装置40が設けられている。倍力装置40は、ハウジング24に回転可能に保持されたボルト18と、ホルダ33に回転不能に保持されると共にボルト18に螺合されるナット41と、を備える。
続いて、第1端子10、第2端子11、及び弾性部材28の接続構造について、詳細に説明する。図10及び図11には、第1端子10、第2端子11、弾性部材28、及び押圧部材34のみを拡大して示す。第1端子10は弾性部材28の屈曲部30内に、下方(図10及び図11における矢線Aで示す方向)から挿入される。また、第2端子11は弾性部材28の屈曲部30内に上方(図10及び図11における矢線Bで示す方向)から挿入される。
続いて、本実施形態に係るコネクタ12の組み付け工程の一例について説明する。なお、コネクタ12の組み付け工程は以下の記載に限定されない。まず、コネクタ12を上方からケース13の底壁に載置する。続いて、取り付け部25に取り付けボルト26を貫通させて、この取り付けボルト26をケース13の取り付け孔17に螺合する。これによりコネクタ12がケース13に取り付けられる。このとき、ホルダ33は離間位置に保持しておく。
続いて、コネクタ12の接続動作について説明する。図7及び図8には、ハウジング24内においてホルダ33が離間位置に保持されている状態を示す。この状態においては、ホルダ33の弾性片36に形成された係止爪37は、ハウジング24の側壁に形成された係止凹部38内に位置している。係止爪37と係止凹部38とが係合することにより、ホルダ33が後方に移動することが規制されるようになっている。
ホルダ33を再び離間位置に移動させる場合には、ボルト18を緩める。すると、ボルト18のねじ部42と螺合するナット41が後方に移動する。このナット41が収容されたホルダ33も後方に移動する。ホルダ33の弾性片36に形成された係止爪37は、ハウジング24の側壁に乗り上がり、弾性片36が弾性変形する。更にボルト18を緩めると、係止爪37が係止凹部38内に移動して弾性片36が復帰変形し、ホルダ33が後方へ移動することが、係止爪37と係止凹部38との係合により規制される(図8参照)。これによりホルダ33は離間位置に保持される。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、以下のようにして第1端子10と、第2端子11とを電気的に接続できる。すなわち、まず、屈曲部30の内部に第1端子10及び第2端子11を挿入する。この状態では、屈曲部30は押圧部によって押圧されていないので、第1端子10及び第2端子11を屈曲部30の内部に配する際に、大きな挿入力は必要とされない。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、弾性部材28は金属製としたが、これに限られず、弾性部材28は合成樹脂、セラミック等必要に応じて任意の材料を用いることができる。
(2)本実施形態においては、押圧部材34は断面形状が長円形状をなすリング状としたが、これに限られず、断面形状が長方形状をなすリング状としてもよく、また、断面形状がU字状をなす形状としてもよく、必要に応じて任意の形状とすることができる。
(3)本実施形態においては、6つの第1端子10と、6つの第2端子11とが電気的に接続される構成としたが、これに限られず、1つの第1端子10と、1つの第2端子11とが電気的に接続される構成(いわゆる単極コネクタ12)としてもよく、また、2つ以上の複数の第1端子10と、第1端子10と同数の第2端子11とが電気的に接続される構成(いわゆる多極コネクタ12)としてもよい。
(4)本実施形態においては、倍力装置40として、ボルト18と、このボルト18に螺合されるナット41と、を用いる構成としたが、これに限られず、レバーと、このレバーに形成されたカム溝に嵌合するカムと、を用いてもよく、必要に応じて任意の構成を用いることができる。
(5)本実施形態においては、弾性部材28の一対の端部31,31の外面に、リングに向かって突出する凸部35を形成する構成としたが、これに限られず、リングの内面に、弾性部材28の一対の端部31,31に向かって突出する凸部35を形成する構成としてもよい。
(6)本実施形態においては、リングはホルダ33に保持される構成としたが、ホルダ33は省略してもよい。
(7)本実施形態においては、ナット41は四角ナット41を用い、ホルダ33に形成されたナット41収容孔内に回転不能に収容される構成としたが、これに限られず、六角ナット41、袋ナット41等、必要に応じて任意の形状のナット41を用いることができる。また、ナット41は、ホルダ33にモールド成形される構成としてもよい。要するに、ナット41がホルダ33に回転不能に保持されていればよい。
(8)本実施形態においては、ボルト18がハウジング24に回転可能に保持されると共に、ナット41がホルダ33に回転不能に保持される構成としたが、これに限られず、ボルト18がホルダ33に回転可能に保持されると共に、ナット41がハウジング24に回転不能に保持される構成としてもよい。
(9)本実施形態においては、押圧部材34は弾性部材28の一対の端部31,31の双方を、屈曲部30が狭まる方向に押圧する構成としたが、これに限られず、弾性部材28の一対の端部31,31の一方を固定しておき、他方を押圧部材34によって屈曲部30が狭まる方向に押圧する構成としてもよい。
11…第2端子
12…コネクタ
18…ボルト(倍力装置40)
24…ハウジング
28…弾性部材
30…屈曲部
32…端子押圧凸部
33…ホルダ
34…押圧部材
35…凸部
41…ナット(倍力装置40)
Claims (9)
- 屈曲部において屈曲された折り返し形状をなす弾性部材と、
前記屈曲部の内部に配された一対の端子と、
前記弾性部材のうち前記屈曲部と反対側に位置する一対の端部のうち少なくとも一方の端部に対して前記屈曲部が狭まる方向の力を加える押圧部材と、を備えたコネクタ。 - 前記押圧部材はリング状をなしており、前記弾性部材が前記弾性部材の一対の端部に外嵌された状態において前記押圧部材の内面が前記弾性部材の一対の端部の外面を外方から押圧する請求項1に記載のコネクタ。
- 前記端子及び前記弾性部材はハウジング内に収容されており、前記ハウジングには、前記押圧部材を保持するホルダが、前記押圧部材が前記弾性部材の一対の端部の少なくとも一方を押圧する押圧位置と、前記押圧部材が前記弾性部材の一対の端部の少なくとも一方から離間する離間位置と、の間を移動可能に収容されている請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
- 前記ハウジングと前記ホルダとの間に、前記ホルダを前記離間位置から前記押圧位置に移動させる倍力装置を備えた請求項3に記載のコネクタ。
- 前記倍力装置は、前記ハウジング及び前記ホルダの一方に回転可能に保持されたボルトと、前記ハウジング及び前記ホルダの他方に回転不能に保持されると共に前記ボルトに螺合されるナットと、を備える請求項4に記載のコネクタ。
- 前記弾性部材は金属製の板ばねからなる請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記弾性部材の端部のうち前記押圧部材と対向する部分、及び前記押圧部材のうち前記弾性部材の端部と対向する部分の一方には、他方に向かって突出する凸部が形成されている請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記屈曲部の内面には、内方に突出する端子押圧凸部が形成されている請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記一対の端子を複数組備え、前記弾性部材を複数備え、複数の押圧部材を備えた請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載のコネクタ。
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