JP5564685B2 - クレーン用上部旋回体 - Google Patents
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図23(b)に示すように、旋回や横風などによりブーム510が横荷重Ac1(Y方向の荷重)を受けた場合、連結ピン540は本体側ブラケット530に横荷重Ac2を伝える。ここで、連結ピン540は、軸周りに回転自由な状態で配置されるものである。すなわち連結ピン540は、本体側ブラケット530を構成する2枚の板やブーム側ブラケット511を一体として連結するものではない(連結ピン540は強度部材ではない)。よってブーム510が受けた横荷重Ac1は、本体側ブラケット530を構成する板の板厚分の幅(Y方向の幅)のみで支持することとなる。
なお「前記本体側右ブラケットと前記本体側左ブラケットとを繋ぐように」とは、これらを直接繋ぐ場合だけでなく、前記上部旋回体本体の前記前端部を介して繋ぐ場合を含む。
また、この横たわみの抑制により、本体側右ブラケットおよび本体側左ブラケットに発生する応力が抑制される。また、この横たわみの抑制により、上部旋回体本体の前端部のせん断剛性が向上する。したがって、本体側右ブラケットおよび本体側左ブラケットが疲労破壊に達するまでの寿命を延ばすことができる。
一方で、このクレーン用上部旋回体では、補強部材は、右ピン孔と重なる位置または当該位置よりも前方側で本体側右ブラケットに取り付けられるとともに、左ピン孔と重なる位置または当該位置よりも前方側で本体側左ブラケットに取り付けられる。よって、右ピン孔および左ピン孔よりも後方側にのみ補強部材を取り付けた場合に比べ、上記の横たわみをより抑制できる。
なお「前記右ピン孔および前記左ピン孔を囲うように」とは、前記補強部材のみで囲う場合に限らず、前記上部旋回体本体の前記前端部と前記補強部材とで囲う場合を含む。
図2は図1(b)に示す本体側ブラケット周辺を拡大した図である。以下、図1および図2を参照して上部旋回体1の構成について詳細に説明する。
ここで、図1に示すように、前後方向をX方向とも言う。X方向における前方側(上部旋回体1に対してブーム10(図1(b)参照)が取り付けられる側)をX2側とも言い、後方側をX1側とも言う。また横方向をY方向とも言い、後方側から前方側に向かって見たときの左側をY1側とも言い、同右側をY2側とも言う。また上下方向をZ方向とも言い、上側をZ1側とも言い、下側をZ2側とも言う。
本体側ブラケット30は、図2に示すように、ブーム10を上部旋回体1に(上部旋回体本体20に)取り付けるために設ける。この本体側ブラケット30は、上部旋回体本体20の前端部24に固定される本体側右ブラケット31(Y2側の2枚の板)と、前端部24に固定されるとともに本体側右ブラケット31に対向して配置される本体側左ブラケット36(Y1側の2枚の板)と、を備える。以下、これらについてさらに説明する。
補強部材50は、本体側右ブラケット31および本体側左ブラケット36の変形(横たわみ)を抑制するために設けられる。この補強部材50は、図1(a)および(c)に示すように、2枚の長方形の板状部材であり、以下のように設けられる。
上述した実施形態に係る上部旋回体1では、図1に示すように、補強部材50は2枚の板状部材であった。この補強部材50の形状や配置は様々に変形することができる。変形例1(変形例1−1〜1−6)に係る補強部材151〜156は、図3〜8に示すように、補強部材50(図1参照)と同様の板状部材の配置や枚数を変更したものである。
図3に変形例1−1に係る上部旋回体101−1の補強部材151を示す。なお図3は変形例1−1の図1相当図である。すなわち図3(a)は斜視図、図3(b)は平面図、図3(c)は図3(b)に示すF3c−F3c矢視断面図である。なお、後述する変形例1−2〜変形例4−4に係る図4〜図21も図1相当図であり、図4(c)〜図21(c)は、図4(b)〜図21(b)に示すF4c〜F21c矢視断面図である。
また補強部材151は、長手方向が横方向(Y方向)に沿うように、短手方向が前後方向(X方向)に沿うように配置される。すなわち、図1に示す補強部材50aを右ピン孔34および左ピン孔39と重なる位置まで下方側(Z2側)に移動させ、補強部材50bを取り除いたものが補強部材151(図3参照)である。
図4に変形例1−2に係る上部旋回体101−2の補強部材152を示す。補強部材152は、1枚の板状部材であり、短手方向が前後方向(X方向)に沿い、右ピン孔34および左ピン孔39の上方側(Z1側)に配置される。すなわち、図1に示す補強部材50から、下方側(Z2側)に配置した補強部材50bを取り除いたものが、補強部材152(図4参照)である。
図5に変形例1−3に係る上部旋回体101−3の補強部材153を示す。補強部材153は、1枚の板状部材であり、短手方向は上下方向(Z方向)に沿い、右ピン孔34および左ピン孔39と重なる位置で右内側ブラケット32および左内側ブラケット37に取り付けられる。すなわち、右ピン孔34および左ピン孔39をつなぐ直線を軸として、変形例1−1に係る補強部材151(図3参照)を90度回転させたものが補強部材153である。
比較結果を表1に示す。なお表1に示す変形量は、補強部材がない場合の本体側左ブラケットの変形量を1とした無次元量である。
図6に変形例1−4に係る上部旋回体101−4の補強部材154を示す。補強部材154は、1枚の板状部材であり、短手方向は上下方向(Z方向)に沿い、右ピン孔34および左ピン孔39の前方側(X2側)に配置される。すなわち図5に示す変形例1−3に係る補強部材153を前方側(X2側)に移動させたものが補強部材154である。
図7に変形例1−5に係る上部旋回体101−5の補強部材155を示す。補強部材155は、2枚の板状部材を組み合わせたような形状である。具体的には、図7(c)に示すように、Y1側からY2側に向かって見た(右向きに見た)断面が「L」字を上下反転したような形状である。すなわち、図4に示す変形例1−2に係る補強部材152と、図6に示す変形例1−4に係る補強部材154と、を組み合わせたものが補強部材155である。
図8に変形例1−6に係る上部旋回体101−6の補強部材156を示す。補強部材156は、2枚の板状部材を組み合わせたような形状である。具体的には、図8(c)に示すように、Y1側からY2側に向かって見た断面が「L」字状である。すなわち、図7に示す変形例1−5に係る補強部材155を、右ピン孔34および左ピン孔39を中心として上下反転させたものが補強部材156である。
上述した変形例1では、図3〜図8に示すように、補強部材は1枚または2枚の板状部材であったが、次のようにも変形できる。変形例2(変形例2−1〜2−5)に係る補強部材251〜255は、右ピン孔34および左ピン孔39を囲うように、本体側右ブラケット31(右内側ブラケット32)および本体側左ブラケット36(左内側ブラケット37)に取り付けられる。すなわち、補強部材251〜255のY方向から見た断面は閉断面である。この閉断面の形状を以下のように様々なものとすることができる。
図9に変形例2−1に係る上部旋回体201−1の補強部材251を示す。補強部材251は3枚の板状部材を組合せたものであり、Y1側からY2側に向かって見た断面が「コ」の字を左右反転したような形状である。すなわち、補強部材251は、右ピン孔34および左ピン孔39よりも上方側(Z1側)に配置された補強部材251a、同前方側(X2側)に配置された補強部材251b、及び、同下方側(Z2側)に配置された補強部材251cを備える。
図10に変形例2−2に係る上部旋回体201−2の補強部材252を示す。補強部材252は3枚の板状部材を組み合わせたものであり、本体側ブラケット30の前端部に沿うように形成された部分(補強部材252b)を有する点で変形例2−1の補強部材251(図9参照)と異なる。すなわち、変形例2−1に係る補強部材251bのY方向から見た断面(図9(c)参照)はZ方向に沿う。一方で、図10(c)に示すように、本変形例に係る補強部材252bの同断面は、本体側ブラケット30の前端部(X2側端部)に沿う(断面が曲線状である)。この場合、補強部材252は前端部24と共に右ピン孔34および左ピン孔39を囲う。
図11に変形例2−3に係る上部旋回体201−3の補強部材253を示す。補強部材253は4枚の長方形の板状部材を組み合わせたものであり、図11(c)に示すようにY方向から見た断面が四角形(例えば正方形)である。すなわち、変形例2−1に係る補強部材251(図9参照)と、右ピン孔34および左ピン孔39の後方側(X1側)に配置される補強部材253aとを備えるものが補強部材253である。
図12に変形例2−4に係る上部旋回体201−4の補強部材254を示す。補強部材254は3枚の長方形の板状部材を組み合わせたものであり、図12(c)に示すようにY方向から見た断面が三角形である。この三角形は例えば、右ピン孔34および左ピン孔39の後方側に2つの頂点があり、同前方側に1つの頂点があるような三角形である。そしてこの三角形の内部に右ピン孔34および左ピン孔39が位置する。
図13に変形例2−5に係る上部旋回体201−5の補強部材255を示す。補強部材255は、図13(c)に示すようにY方向から見た断面が円形である。すなわち補強部材255は円筒状である。そしてこの円形の内部(例えば中心部)に右ピン孔34および左ピン孔39が位置する。
上述した実施形態および変形例では、図1〜図13に示すように、本体側右ブラケット31(右内側ブラケット32)と本体側左ブラケット36(左内側ブラケット37)とを直接繋ぐように補強部材50(151〜156、251〜255)が取り付けられたが、次のようにも変形できる。すなわち、変形例3に係る補強部材351〜354は、図14〜17に示すように、本体側右ブラケット31(右内側ブラケット32)と本体側左ブラケット36(左内側ブラケット37)とを、前端部24を介して繋ぐ。このような変形例3として変形例3−1〜3−4について次に説明する。
図14に変形例3−1に係る上部旋回体301−1の補強部材351を示す。図14(b)に示すように、補強部材351は、左右(Y1側およびY2側)それぞれに1枚ずつ、合計2枚の三角リブ(三角形の板状部材)を備える。すなわち補強部材351は、Y2側に配置する補強部材351Rと、Y1側に配置する補強部材351Lと、を備える。
また、図14(c)に示すように、補強部材351Rは右ピン孔34と重なる位置に配置される。また、補強部材351Lは左ピン孔39と重なる位置に配置される。なお、補強部材351R及び351Lの厚さ方向はZ方向に沿う。
図15に変形例3−2に係る上部旋回体301−2の補強部材352を示す。補強部材352は、左右(Y1側およびY2側)それぞれ2枚ずつ、合計4枚の三角リブ(三角形の板状部材)を備える。すなわち、補強部材352は、右側(Y2側)に配置される補強部材352Rと、左側(Y1側)に配置される補強部材352Lとを備える。そして補強部材352Rは、変形例3−1に係る補強部材351R(図14参照)を右ピン孔34の上方側に移動させた補強部材352Raと、同下方側に移動させた補強部材352Rbとを備える。同様に補強部材352Lは、変形例3−1に係る補強部材351L(図14(b)参照)を右ピン孔34の上方側及び下方側に移動させた補強部材352Lを備える。この場合、補強部材が合計2枚の三角リブのみを有する場合に比べ、本体側ブラケット30の変形をより抑制できる。
図16に変形例3−3に係る上部旋回体301−3の補強部材353を示す。補強部材353は、左右(Y1側およびY2側)それぞれに、四角錐形状の部材を備える。さらに詳しくは、右側(Y2側)に配置される補強部材353Rおよび左側(Y1側)に配置される補強部材353Lは、底面を前端部24とし、高さ方向がX方向に沿うような四角錐形状である。補強部材353Rの四角錐の2辺は右内側ブラケット32のY1側の面に接しする。そして、図16(c)に示すように、この2辺は右ピン孔34に重なる。同様に、補強部材353Lの四角錐の2辺は左内側ブラケット37のY2側の面に接し、この2辺は左ピン孔39に重なる。なお、補強部材353Rおよび353Lの内部は空洞である。
図17に変形例3−4に係る上部旋回体301−4の補強部材354を示す。補強部材354は、左右(Y1側およびY2側)それぞれに、三角柱形状の部材を備える。さらに詳しくは、右側(Y2側)に配置される補強部材354Rおよび左側(Y1側)に配置される補強部材354Lの三角柱形状は、高さ方向がZ方向に沿う。この三角柱の底面は、右ピン孔34および左ピン孔の下方側にあり、この三角柱の上面は、右ピン孔34および左ピン孔の上方側にある。また、図17(c)に示すように、補強部材354は、右ピン孔34および左ピン孔39を囲う。
図18〜図21に変形例4に係る上部旋回体401−1〜401−4を示す。上部旋回体401−1〜401〜4には、右連結ピン41および左連結ピン42を抜き差しするためのシリンダー460が、右ピン孔34のY1側および左ピン孔39のY2側に設置される。よって補強部材451〜454はこれら2つのシリンダー460を避けるように配置される。このような変形例4として変形例4−1〜4−4について次に説明する。
図18に変形例4−1に係る上部旋回体401−1の補強部材451を示す。補強部材451は、上述した実施形態に係る補強部材50と同様の補強部材(2枚の長方形の板状部材。図1参照)であり、シリンダー460を避けて配置される。すなわち補強部材451のうち上方側(Z1側)の補強部材451aは、シリンダー460の上方側(Z1側)に配置され、下方側(Z2側)の補強部材451bは、シリンダー460の下方側(Z2側)に配置される。なお、補強部材451の後方側(X1側)端部が前端部24に接するように、補強部材451は配置される。
図19に変形例4−2に係る上部旋回体401−2の補強部材452を示す。補強部材452は、上述した変形例1−4に係る補強部材154(図6参照)と同様の補強部材(1枚の長方形の板状部材)であり、シリンダー460を避けて配置する。すなわち補強部材452はシリンダー460の前方側(X2側)に配置される。
図20に変形例4−3に係る上部旋回体401−3の補強部材453を示す。補強部材453は、上述した変形例2−1に係る補強部材251(図9参照)と同様の補強部材である。すなわちY1側からY2側に向かって見た断面が「コ」の字を左右反転させた形状である(図9参照)。そして、シリンダー460を囲むように補強部材453が配置される。また補強部材453にはコード(ケーブル)を通すための切り欠きや孔(図示なし)が形成される。このような切り欠きや孔を形成したとしても、本体側ブラケット30の変形を抑制するという補強部材453の効果は失われない。なお、遠隔操作(無線)によりシリンダー460を操作する場合は、この切り欠きや孔は不要である。
図21に変形例4−4に係る上部旋回体401−4の補強部材454を示す。補強部材454は、上述した変形例2−3に係る補強部材253(図11参照)とほぼ同様の補強部材であり、シリンダー460を避けて配置される。すなわち四角形断面の補強部材454の内側にシリンダー460が位置するように、補強部材454が配置される。なお、補強部材454の後方側(X1側)端部が前端部24に接するように補強部材454が配置される。また、変形例4−3の場合と同様に切り欠きや孔が形成される。
本実施形態の上部旋回体1には以下の特徴がある。
また、この横たわみの抑制により、本体側右ブラケット31および本体側左ブラケット36に発生する応力が抑制される。また、この横たわみの抑制により、上部旋回体本体20の前端部24のせん断剛性が向上する。したがって、本体側右ブラケット31および本体側左ブラケット36が疲労破壊に達するまでの寿命を延ばすことができる。
なお、補強部材50は、右ピン孔34と重なる位置または当該位置よりも少なくとも前方側(図1(c)に示す矢印X3参照)または上方側(矢印Z3参照)の位置で本体側右ブラケット31(右内側ブラケット32)に取り付けられるとともに、左ピン孔39と重なる位置または当該位置よりも少なくとも前方側または上方側の位置で本体側左ブラケット36(左内側ブラケット37)に取り付けられる。
一方で、この上部旋回体1では、補強部材50は、右ピン孔34と重なる位置または当該位置よりも前方側(X2側)で本体側右ブラケット31(右内側ブラケット32)に取り付けられるとともに、左ピン孔39と重なる位置または当該位置よりも前方側(X2側)で本体側左ブラケット36(左内側ブラケット37)に取り付けられる。よって、右ピン孔34および左ピン孔39よりも後方側(X1側)にのみ補強部材50を取り付けた場合に比べ、上記の横たわみをより抑制できる。
なお、図10〜13、図17、図20、および図21に示す変形例2−2〜2−5、3−4、4−3および4−4に係る上部旋回体も、この特徴を有する。すなわち上部旋回体201−2〜201−5、301−4、401−3、および401−4についても、また、補強部材252〜255、354、453、および454についても、この特徴を有する。
10 ブーム
12 ブーム側右ブラケット
13 ブーム側左ブラケット
20 上部旋回体本体
24 前端部
31 本体側右ブラケット
34 右ピン孔
36 本体側左ブラケット
39 左ピン孔
41 右連結ピン
42 左連結ピン
50、151〜156、251〜255、351〜354、451〜454 補強部材
Claims (4)
- 前方側にラチス構造のブームが取り付けられる上部旋回体であって、
上部旋回体本体と、
前記上部旋回体本体に固定される本体側右ブラケットと、
前記上部旋回体本体に固定され、前記本体側右ブラケットに対向して配置される本体側左ブラケットと、
前記本体側右ブラケットと前記本体側左ブラケットとを繋ぐ補強部材と、
を備え、
前記上部旋回体本体は、
底板と、
前記底板の上方側に取り付けられるとともに前記上部旋回体本体の前方側部分である前端部と、
を備え、
前記本体側右ブラケットおよび前記本体側左ブラケットは、前記前端部から前方側に突出するように前記前端部に固定され、
前記本体側右ブラケットは、前記ブームの後端に設けられたブーム側右ブラケットを連結するための右連結ピンを挿通可能な右ピン孔が形成され、
前記本体側左ブラケットは、前記ブームの後端に設けられたブーム側左ブラケットを連結するための左連結ピンを挿通可能な左ピン孔が形成され、
前記補強部材は、前記右ピン孔と重なる位置または当該位置よりも前方側もしくは上方側の位置で前記本体側右ブラケットに取り付けられるとともに、前記左ピン孔と重なる位置または当該位置よりも前方側もしくは上方側の位置で前記本体側左ブラケットに取り付けられる、
クレーン用上部旋回体。 - 前記補強部材は、前記右ピン孔と重なる位置または当該位置よりも前方側の位置で前記本体側右ブラケットに取り付けられるとともに、前記左ピン孔と重なる位置または当該位置よりも前方側の位置で前記本体側左ブラケットに取り付けられる、
請求項1に記載のクレーン用上部旋回体。 - 前方側にラチス構造のブームが取り付けられる上部旋回体であって、
上部旋回体本体と、
前記上部旋回体本体の前端部に固定される本体側右ブラケットと、
前記前端部に固定され、前記本体側右ブラケットに対向して配置される本体側左ブラケットと、
前記本体側右ブラケットと前記本体側左ブラケットとを繋ぐ補強部材と、
を備え、
前記本体側右ブラケットは、前記ブームの後端に設けられたブーム側右ブラケットを連結するための右連結ピンを挿通可能な右ピン孔が形成され、
前記本体側左ブラケットは、前記ブームの後端に設けられたブーム側左ブラケットを連結するための左連結ピンを挿通可能な左ピン孔が形成され、
前記補強部材は、前記右ピン孔および前記左ピン孔を囲うように、前記本体側右ブラケットおよび前記本体側左ブラケットに取り付けられる、
クレーン用上部旋回体。 - 前方側にラチス構造のブームが取り付けられる上部旋回体であって、
上部旋回体本体と、
前記上部旋回体本体の前端部に固定される本体側右ブラケットと、
前記前端部に固定され、前記本体側右ブラケットに対向して配置される本体側左ブラケットと、
前記本体側右ブラケットと前記本体側左ブラケットとを繋ぐ補強部材と、
を備え、
前記本体側右ブラケットは、前記ブームの後端に設けられたブーム側右ブラケットを連結するための右連結ピンを挿通可能な右ピン孔が形成され、
前記本体側左ブラケットは、前記ブームの後端に設けられたブーム側左ブラケットを連結するための左連結ピンを挿通可能な左ピン孔が形成され、
前記補強部材は、前記右ピン孔と重なる位置で前記本体側右ブラケットに取り付けられるとともに、前記左ピン孔と重なる位置で前記本体側左ブラケットに取り付けられる、
クレーン用上部旋回体。
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