JP5561828B2 - マイクロホンの接続プラグ固定構造 - Google Patents

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Description

本発明はマイクロホンの接続プラグ固定構造に関し、特にマイクケーブルの接続プラグをマイクロホンに固定するマイクロホンの接続プラグ固定構造に関する。
例えば、ステージなどで使用されるマイクロホンには、設置・撤収の容易性を考慮して、マイクロホンとマイクケーブルとがコネクタを介して着脱可能に構成されたものが採用されている。その一例を図8乃至図10により説明する。尚、図8はマイクロホンと接続プラグを示す図であって、マイクロホンは断面図で示されている。また図9は図8における要部拡大図であって、接続プラグの固定状態を示す図である。更に、図10は接続プラグの固定状態の課題を説明するための図である。
このマイクロホン50は、円筒状に形成されたマイクグリップ51と、このマイクグリップ51の先端側に支持されたマイクユニット52と、マイクユニット52を保護するため、マイクグリップ51の先端側には、例えば金網体からなるガードメッシュ53とを備えている。
また、前記マイクグリップ51の後端側には、マイクケーブル60に設けられた接続プラグ61が差し込まれるコネクタ収納部54が一体に連設されている。このコネクタ収納部54の内部には、コネクタ55が収納されている。多くの場合、コネクタ55にはEIAJ RC−5236「音響機器用ラッチロック式丸型コネクタ」に規定されている3ピンタイプのコネクタ55が用いられている。
尚、落下衝撃からコネクタ収納部54を保護するため、マイクグリップ51の後端側(コネクタ収納部54)の周りにゴム弾性体からなる保護スリーブ57が設けられている。
また、マイクケーブル60に設けられた接続プラグ61には、押しノブ62によって出没操作されるラッチ爪63が設けられ、一方、マイクロホン50のコネクタ収納部54側には、その相手方としての係止孔56が穿設されている。尚、前記ラッチ爪63は図示しないバネ手段により常態において突出するように構成されている。
したがって、マイクロホン50のコネクタ収納部54内に、前記接続プラグ61を差し込むことによって、図9に示すように、ラッチ爪63が係止孔56内に入り込み、マイクロホン50に接続プラグ61が係止され、取り付けられる。
一方、押しノブ62を押すことによってラッチ爪63を後退させ、ラッチ爪63と係止孔56との係止状態を解除し、接続プラグ61をコネクタ収納部54から引き抜くことにより、接続プラグ61はマイクロホン50から取り外される。
このように、マイクロホンの使用時あるいは不使用時には、コネクタ収納部54内にマイクケーブル60の接続プラグ61を差し込む、あるいは引き抜くことによって、マイクロホンとマイクケーブルとの着脱がなされる。
ところで、前記コネクタ収納部54の内周面と接続プラグ61の外周面との間には、前記接続プラグの差し込み、引き抜きを容易ならしめるために、所定の隙間が形成されている。
そのため、ラッチ爪63が係止孔56に係止され、接続プラグ61がマイクロホンに固定された状態においても、図10の点線で示すように、接続プラグ61にガタつきが生じる。
この接続プラグ61のガタつきによって、マイクロホン側のコネクタ55と接続プラグ61のコネクタとの接触部分が変化し、雑音を発生する。とりわけ、手持ちの場合には、マイクロホン側のコネクタと接続プラグ61のコネクタとの接触部分に外力が作用するため、雑音が生じ易い。
かかる問題を解決するために、本出願人は、特許文献1において、コネクタ収納部に接続プラグを確実に固定できるマイクロホンの接続プラグ固定構造を提案している。
この提案したマイクロホンの接続プラグ固定構造を図11に基づいて、説明する。尚、図8乃至図10に示された部材と同一、あるいは相当する部材は同一の符号を付する。
図11に示すように、特許文献1に示されたコネクタ収納部54には、接続プラグの抜け止め用の押しビス59が螺合される雌ねじ孔58が形成されている。また保護スリーブ57には、雌ねじ孔58と同軸的に位置合わせされ押しビス59をゴム弾性によって脱落不能に保持するビス保持孔57aが穿設されている。
そして,マイクロホンの使用時には、接続プラグ61を差し込むことによって、ラッチ爪63が係止孔56内に入り込み、マイクロホン50に接続プラグ61が係止され、取り付けられる。
続いて、押しビス59を回し、雌ねじ孔58から前記押しビス59の先端部を突出させ、接続プラグ61の外周面に強く押し付ける。
これにより、接続プラグ61はコネクタ収納部54の内周面と押しビス59に強固に保持されるため、接続プラグ61はガタつくことなく、マイクロホンに確実に固定される。
一方、接続プラグ61を取り外す際には、前記押しビス59を逆に回し、雌ねじ孔58内に押しビス59の先端部を引き込み、押しビス59と接続プラグ60の外周面との係合を解く。
続いて、押しノブ62を押すことによってラッチ爪63を後退させ、ラッチ爪63と係止孔56との係止状態を解除し、接続プラグ61をコネクタ収納部54から引き抜くことにより、接続プラグ61はマイクロホン50から取り外される。
特開2006−60371号公報
上記したように、本出願人によって提案されたマイクロホンの接続プラグ固定構造によれば、接続プラグをマイクロホンに対して確実に固定することができ、ガタつきによって生じる雑音を防止することができる。
しかしながら、押しビスにより接続プラグをマイクロホンに固定するため、接続プラグの差し込み動作のほか、押しビスのねじ込み動作が必要になり、容易に接続することができないという課題があった。
また、接続プラグの取り外し際にも同様に、押しビスの取り外し動作が必要になり、容易に接続を解除することができないという課題があった。
本発明は、前記した点に着目してなされたものであり、マイクロホンとマイクケーブルとが容易に着脱でき、しかも、接続プラグをコネクタ収納部にガタつくことなく、確実に固定できるマイクロホンの接続プラグ固定構造を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係るマイクロホンの接続プラグ固定構造は、先端側でマイクユニットを支持し、後端側にコネクタ収納部を有する円筒状のマイクグリップを含み、前記コネクタ収納部内のコネクタにマイクケーブル側の接続プラグを着脱自在に連結するマイクロホンの接続プラグ固定構造において、前記コネクタ収納部の外周部に設けられ、マイクグリップの軸線方向に移動可能なスライダと、前記スライダの内周面に形成された傾斜面部と、前記コネクタ収納部に設けられた貫通孔に挿入され、傾斜面部に第1の部分が接することにより、第2の部分がコネクタ収納部の内部に突出する押圧子と、前記コネクタ収納部に設けられた、接続プラグのラッチ爪が係止される係止孔と、前記スライダの後端部に弾性変形可能に形成された、スライダの径方向内方に突出する鍔部と、を備え、前記接続プラグのラッチ爪を前記係止孔に係止し、かつ前記コネクタ収納部の内部に突出した押圧子の第2の部分によって接続プラグの外周面を押圧し、保持すると共に、前記鍔部が変形した状態で前記接続プラグの先端部が当接していることを特徴としている。
このように、スライダの移動に伴い、押圧子の第1の部分がスライダの内周面に形成された傾斜面部に接し、押圧子の第2の部分がコネクタ収納部の内部に突出することによって、押圧子の第2の部分が、接続プラグの外周面を押圧し、保持する。その結果、接続プラグは押圧子によって押圧し、保持されるため、接続プラグはガタつくことなく、マイクロホンに確実に固定される。しかも、スライダをマイクグリップの軸線方向に移動させるという簡単な操作により、接続プラグを固定することができる。
特に、前記コネクタ収納部には、接続プラグのラッチ爪が係止される係止孔が設けられ、前記スライダの後端部には、スライダの径方向内方に突出する鍔部が弾性変形可能に形成されると共に、前記鍔部が変形した状態で前記接続プラグの先端部が当接している。
このように、スライダの鍔部は、接続プラグの押圧によって弾性変形するため、前記鍔部は、接続プラグに対して、前記接続プラグを後方に移動させる方向に力を作用させる。その結果、ラッチ爪はコネクタ収納部側の係止孔に確実に係止され、接続プラグはガタつくことなく、マイクロホンに確実に固定される。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係るマイクロホンの接続プラグ固定構造は、先端側でマイクユニットを支持し、後端側にコネクタ収納部を有する円筒状のマイクグリップを含み、前記コネクタ収納部内のコネクタにマイクケーブル側の接続プラグを着脱自在に連結するマイクロホンの接続プラグ固定構造において、前記コネクタ収納部の外周部に設けられ、マイクグリップの軸線方向に移動可能なスライダと、前記スライダの内周面に形成された傾斜面部と、前記コネクタ収納部に設けられた貫通孔に挿入され、傾斜面部に第1の部分が接することにより、第2の部分がコネクタ収納部の内部に突出する押圧子と、前記コネクタ収納部に設けられた、接続プラグのラッチ爪が係止される係止孔と、前記スライダの内周面に設けられたネジ部と、前記スライダのネジ部と螺合する、前記マイクグリップの外周面に形成されたネジ部と、を備え、前記接続プラグのラッチ爪を前記係止孔に係止し、かつ前記スライダのネジ部とマイクグリップのネジ部と螺合によって、スライダがマイクグリップの軸線方向に移動し、前記コネクタ収納部の内部に突出した押圧子の第2の部分によって接続プラグの外周面を押圧し、保持することを特徴としている。
このように、スライダのネジ部とマイクグリップのネジ部と螺合によって、スライダがマイクグリップの軸線方向に移動するため、スライダの内周面に形成された傾斜面部によって、押圧子がコネクタ収納部の内部に突出し、接続プラグの外周面を押圧し、保持する。
その結果、接続プラグは押圧子によって押圧し、保持されるため、接続プラグはガタつくことなく、マイクロホンに確実に固定される。しかも、スライダをマイクグリップの軸線方向に移動させるという簡単な操作により、接続プラグを固定することができる。
また、前記押圧子は、前記スライダの傾斜面部と接する半球面状の頭部と、先端部が接続プラグの外周面と接し、接続プラグを押圧する脚部とを備え、前記貫通孔の径は前記脚部の径よりも大きく、かつ頭部の径よりも小さな寸法に形成されていることが望ましい。
このように構成されているため、前記頭部がコネクタ収納部に係止され、押圧子の脱落の防止が図られる。
更に、前記コネクタ収納部と前記押圧子の半球状の頭部下面との間に弾性体が配置され、前記押圧子を前記スライダの傾斜面部側に付勢することが望ましい。
本発明によれば、マイクロホンとマイクケーブルとが容易に着脱でき、しかも、接続プラグをコネクタ収納部にガタつくことなく、確実に固定できるマイクロホンの接続プラグ固定構造を得ることができる。
図1は、本発明に係るマイクロホンのコネクタ構造を示す断面図である。 図2は、図1に示されたマイクロホンのコネクタ構造のA−A断面図である。 図3は、図1に示されたマイクロホンとケーブルに設けられた接続プラグとの接続動作を説明するための図である。 図4は、図1に示されたマイクロホンとケーブルに設けられた接続プラグとの接続状態を説明するための図である。 図5は、本発明に係るマイクロホンのコネクタ構造の他の実施形態を示す図であって、マイクロホンとケーブルに設けられた接続プラグとの接続動作を説明するための図である。 図6は、図5に示されたマイクロホンとケーブルに設けられた接続プラグとの接続状態を説明するための図である。 図7は、本発明に係る実施形態の変形例を示す断面図である。 図8は、従来のマイクロホンとマイクケーブルのコネクタ構造を示す概略図であって、マイクロホン部分は断面で示した図である。 図9は、図8に示した従来のマイクロホンと接続プラグとの接続状態を説明するための一部断面図である。 図10は、図8に示した従来のマイクロホンの接続プラグ固定構造の課題を説明するための一部断面図である。 図11は、他の従来のマイクロホンの接続プラグ固定構造を示す断面図である。
以下、本発明にかかるマイクロホンの接続プラグ固定構造の一実施形態について、図1乃至図4に基づいて説明する。
マイクロホン1は、従来のマイクロホンと同様に、円筒状に形成されたマイクグリップ2と、マイクグリップ2の先端側に支持されたマイクユニットと、前記マイクユニットを保護するため、マイクグリップ2の先端側には例えば金網体からなるガードメッシュとを備えている。
また、前記マイクグリップ2の後端側には、マイクケーブル60の接続プラグ61が差し込まれるコネクタ収納部3が一体に連設されている。このコネクタ収納部3の内部には、コネクタ4が収納されている。コネクタ4には、従来と同様に、EIAJ RC−5236「音響機器用ラッチロック式丸型コネクタ」に規定されている3ピンタイプのコネクタ4(4a,4b,4c)が用いられている。
また、前記コネクタ収納部3の外周部には、コネクタ収納部3の軸線方向に摺動可能な円筒状のスライダ5が設けられている。
このスライダ5はプラスチック等の材質で形成され、その先端側内周面には、マイクグリップ2の外周面2aと接する第1の内周面部5aが形成されている。また前記第1の内周面部5aよりも後端側には、コネクタ収納部3を形成するマイクグリップ2の外周面2aと接する第2の内周面部5bが形成されている。
前記第2の内周面部5bの内径は、前記第1の内周面5aの内径よりも小さな寸法に形成されると共に、前記第1の内周面5aと第2の内周面5bとの間には、マイクグリップ2の後端側に行くにつれて内径が徐々に小さくなる傾斜面部5cが形成されている。
また、前記第1の内周面5aには,マイクグリップ51の軸線に沿って形成された溝部5dが形成されている。この溝部5dは、第1の内周面5aに等しい間隔で、例えば、90度間隔で4個設けられている。この溝部5dの数は、特に4個に限定されるものではなく、複数個であれば良い。
この溝部5dの内部には、マイクグリップ2の外周面2aに形成された突起2bが挿入されている。この突起2bは、図1の矢印に示すようにスライダ5をマイクグリップ2の軸線に沿って摺動させた際、スライダ5がマイクグリップ2から脱落するのを防止する機能を有している。
更に、このスライダ5の後端部には、スライダ5の径方向内方に突出して、全周にわたって鍔部5eが形成されている。
この鍔部5eに、マイクケーブル60側の接続プラグ61の先端部を当接させ、接続プラグ61をコネクタ収納部3に差し込むことにより、スライダ5がマイクグリップ2の先端部方向に移動するように構成されている。
また、前記鍔部5eは弾性変形可能に形成され、接続プラグ61がマイクロホン1に接続され、固定された状態にあっては、接続プラグ61に対して、接続プラグ61を後方に移動させる方向に力を作用させる。その結果、ラッチ爪63はコネクタ収納部3側の係止孔56にガタつくことなく、確実に係止される。
尚、前記鍔部5eはスライダ5の後端部の内周の全周にわたって形成する必要はなく、例えば、鍔部5eを矩形状片となし、複数個の前記鍔部5eをスライダ5後端部の内周に径方向内方に突出して形成しても良い。
また、コネクタ収納部3には、プラスチック等の材質で形成された押圧子6が設けられている。この押圧子6はコネクタ収納部3に収容された接続プラグ61の外周面を押圧し、接続プラグ61のガタつきを防止するものである。
具体的には、この押圧子6は、前記スライダ5の傾斜面部5cと接する半球面状の頭部6aと、先端部が接続プラグ61と接し、接続プラグ61の外周面を押圧する円柱状の脚部6bとを備え、全体として、いわゆるきのこ型形状に形成されている。
また、前記押圧子6の脚部6bは、コネクタ収納部3に設けられた貫通孔2cに挿入されると共に、前記頭部6aがコネクタ収納部3に設けられた段部2dに係止されるように構成され、押圧子6の脱落の防止が図られている。
また、マイクケーブル60側の接続プラグ61には、従来の接続プラグと同様に形成されており、押しノブ62によって出没操作されるラッチ爪63が設けられ、コネクタ収納部3側にはその相手方としての係止孔56が穿設されている。また、前記ラッチ爪63は図示しないバネ手段により常態において突出している。
次に、図3及び図4に基づいて、マイクロホンとマイクケーブルに設けられた接続プラグ61との接続について説明する。
図3に示す状態から、接続プラグ61をコネクタ収納部3内に差し込と、スライダ5の鍔部5eが接続プラグ61の段部61aに当接し、スライダ5をマイクロホン(マイクグリップ2)の軸線に沿って、その先端側(図3の矢印方向)に移動させる。
前記スライダ5の傾斜面部5cが押圧子6の頭部6aと接しているため、このスライダ5の移動に伴い、押圧子6の脚部6bの先端部はコネクタ収納部3の内部に徐々に突出し、接続プラグ61の外周面に強く押し付けられる。
そして、最終的に、ラッチ爪63が係止孔56内に入り込み、接続プラグ61が係止され、図4に示すように、接続プラグ61はマイクロホン1に接続され、固定される。
このように、スライダ5の移動により、図4に示すように、押圧子6の脚部6bは傾斜面部5cによりコネクタ収納部3内方に突出し、接続プラグ61の外周面を押圧し、保持する。
その結果、コネクタ収納部3の内周面と接続プラグ61の外周面との間に隙間があっても、接続プラグ61は押圧子6によって押圧し、保持されるため、接続プラグ61の径方向のガタつきが抑制され、マイクロホンに確実に固定される。
また、スライダ5の鍔部5eが接続プラグ61の押圧によって弾性変形するため、前記鍔部5eは、接続プラグ61に対して、前記接続プラグを後方に移動させる方向に力を作用させる。その結果、ラッチ爪63はコネクタ収納部3側の係止孔56に確実に係止され、接続プラグ61の軸線方向のガタつきが抑制され、マイクロホンに確実に固定される。
一方、押しノブ62を押してラッチ爪63を後退させ、係止孔56との係止状態を解除し、接続プラグ61とスライダ5と一体的に、図4に示す矢印方向(マイクロホン1の後方に引くことにより、傾斜面部5cによる押圧子6の押圧が解除され、押圧子6による接続プラグ61の外周面の押圧、保持が解除される。そして、更に、接続プラグ61を引くことにより、接続プラグ61をコネクタ収納部3から取り外すことができる。
このように、接続プラグ61の外周面が押圧子6によって、押圧、保持されるため、接続プラグ61をコネクタ収納部3に対してガタつくことなく、確実に固定することができる。また、前記鍔部5eの弾性変形によってラッチ爪63はコネクタ収納部3側の係止孔56に確実に係止され、接続プラグ61をコネクタ収納部3に対してガタつくことなく、確実に固定することができる。
その結果、マイクロホン側のコネクタとケーブルコネクタの接触部分が変化することによって生じる雑音を抑制することができる。
しかも、従来のように、押しビスにより接続プラグを固定しないため、押しビスのねじ込み動作を行う必要がなく、また、接続プラグの取り外しにおいても、ねじ外し動作を行う必要がなく、マイクロホンに対して、マイクケーブルを容易に着脱することができる。
尚、上記実施形態にあっては、溝部5dの内部に、いわゆる抜け止めの突起2bを配置した例を示したが、この突起2bは、スライダ5をマイクグリップ2の軸線に沿って摺動させる際のガイドする機能を有していても良い。
次に、本発明にかかる他の実施形態につき、図5、図6に基づいて説明する。
この実施形態にあっては、第一の実施形態におけるスライダ5の鍔部5e、溝部5d及びマイクグリップ2の突起2bを省略し、新たにスライダ5の内周面にネジ部5fを形成すると共に、マイクグリップ2外周面に前記ネジ部5fとの螺合するネジ部2fを形成した点に特徴がある。
具体的には、図5に示すように、スライダ5の先端部の第1の内周面5aにネジ部5fを形成すると共に、マイクグリップ2外周面には、前記ネジ部5fとの螺合するネジ部2fが形成されている。
したがって、前記スライダ5のネジ部5fをマイクグリップ2のネジ部2fに螺合させ、前記スライダ5を回転させることにより、図5の矢印に示すように、スライダ5をマイクグリップ2の軸線方向に移動させることができる。
この実施形態にあっては、接続プラグ61をコネクタ収納部3内に差し込むと、ラッチ爪63が係止孔56内に入り込み、接続プラグ61が係止される。
その後、スライダ5を回転させることにより、スライダ5をマイクグリップ2の軸線に沿って、マイクグリップ2の先端側方向に移動させる。
このスライダ5の移動により、図6に示すように、押圧子6の脚部6bは傾斜面部5cによりコネクタ収納部3内方に突出し、接続プラグ61の外周面を押圧し、保持する。
一方、接続プラグ61を取り外す際には、スライダ5を回転させることにより、スライダ5をマイクグリップ2の軸線に沿って、図6の矢印に示すように、マイクグリップ2の後端側方向に移動させる。
このスライダ5の移動によって、傾斜面部5cによる押圧子6の押圧が解かれ、押圧子6による接続プラグ61の外周面の押圧、保持が解除される。その後、押しノブ62を押してラッチ爪63を後退させ、係止孔56との係止状態を解除し、接続プラグ61を引くことにより、マイクロホン1と接続プラグ61の接続を解除することができる。
この実施形態においても、接続プラグ61の外周面が押圧子6により、押圧、保持されるため、接続プラグ61はコネクタ収納部3にガタつきなく、確実に接続、固定することができる。
その結果、マイクロホン側のコネクタとケーブルコネクタの接触部分が変化することによって生じる雑音を抑制することができる。しかも、スライダ5を回転させるという簡単な操作でマイクロホン1に対して、マイクケーブルを容易に着脱することができる。
尚、上記実施形態において、図7に示すように、前記コネクタ収納部3と前記押圧子6の半球状の頭部6aの下面との間に弾性体7、例えば、コイルばね、皿ばね等を配置し、前記押圧子6を前記スライダの傾斜面部5c側に付勢することが望ましい。このように、前記押圧子6を前記スライダ5の傾斜面部5c側に付勢することにより、傾斜面部5cによる押圧子6の押圧が解除された際、押圧子6による接続プラグ61の外周面の押圧、保持を直ちに解除することができる。
1 マイクロホン
2 マイクグリップ
2a 外周面部
2b 突起
2c 貫通孔
2d 段部
2f ネジ部
3 コネクタ収納部
4 コネクタ
5 スライダ
5a 第1の内周面部
5b 第2の内周面部
5c 傾斜面部
5d 溝部
5e 鍔部
5f ネジ部
6 押圧子
6a 頭部
6b 脚部
61 接続プラグ
62 押しノブ
63 ラッチ爪

Claims (4)

  1. 先端側でマイクユニットを支持し、後端側にコネクタ収納部を有する円筒状のマイクグリップを含み、前記コネクタ収納部内のコネクタにマイクケーブル側の接続プラグを着脱自在に連結するマイクロホンの接続プラグ固定構造において、
    前記コネクタ収納部の外周部に設けられ、マイクグリップの軸線方向に移動可能なスライダと、
    前記スライダの内周面に形成された傾斜面部と、
    前記コネクタ収納部に設けられた貫通孔に挿入され、傾斜面部に第1の部分が接することにより、第2の部分がコネクタ収納部の内部に突出する押圧子と、
    前記コネクタ収納部に設けられた、接続プラグのラッチ爪が係止される係止孔と、
    前記スライダの後端部に弾性変形可能に形成された、スライダの径方向内方に突出する鍔部と、を備え、
    前記接続プラグのラッチ爪を前記係止孔に係止し、かつ前記コネクタ収納部の内部に突出した押圧子の第2の部分によって接続プラグの外周面を押圧し、保持すると共に、前記鍔部が変形した状態で前記接続プラグの先端部が当接していることを特徴とするマイクロホンの接続プラグ固定構造。
  2. 先端側でマイクユニットを支持し、後端側にコネクタ収納部を有する円筒状のマイクグリップを含み、前記コネクタ収納部内のコネクタにマイクケーブル側の接続プラグを着脱自在に連結するマイクロホンの接続プラグ固定構造において、
    前記コネクタ収納部の外周部に設けられ、マイクグリップの軸線方向に移動可能なスライダと、
    前記スライダの内周面に形成された傾斜面部と、
    前記コネクタ収納部に設けられた貫通孔に挿入され、傾斜面部に第1の部分が接することにより、第2の部分がコネクタ収納部の内部に突出する押圧子と、
    前記コネクタ収納部に設けられた、接続プラグのラッチ爪が係止される係止孔と、
    前記スライダの内周面に設けられたネジ部と、
    前記スライダのネジ部と螺合する、前記マイクグリップの外周面に形成されたネジ部と、を備え、
    前記接続プラグのラッチ爪を前記係止孔に係止し、かつ前記スライダのネジ部とマイクグリップのネジ部と螺合によって、スライダがマイクグリップの軸線方向に移動し、前記コネクタ収納部の内部に突出した押圧子の第2の部分によって接続プラグの外周面を押圧し、保持することを特徴とするマイクロホンの接続プラグ固定構造。
  3. 前記押圧子は、前記スライダの傾斜面部と接する半球面状の頭部と、先端部が接続プラグの外周面と接し、接続プラグを押圧する脚部とを備え、
    前記貫通孔の径は前記脚部の径よりも大きく、かつ頭部の径よりも小さな寸法に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマイクロホンの接続プラグ固定構造。
  4. 前記コネクタ収納部と前記押圧子の半球状の頭部下面との間に弾性体が配置され、前記押圧子を前記スライダの傾斜面部側に付勢することを特徴とする請求項3に記載のマイクロホンの接続プラグ固定構造。
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