JP5560980B2 - センサー素子アレイ及びその製造方法 - Google Patents
センサー素子アレイ及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5560980B2 JP5560980B2 JP2010159507A JP2010159507A JP5560980B2 JP 5560980 B2 JP5560980 B2 JP 5560980B2 JP 2010159507 A JP2010159507 A JP 2010159507A JP 2010159507 A JP2010159507 A JP 2010159507A JP 5560980 B2 JP5560980 B2 JP 5560980B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor element
- sheet
- sheet substrate
- substrate
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Description
この態様によれば、シート基板に形成された切れ込みの隙間が広げられていて、シート基板のうち、第1のセンサー素子が配置された箇所における基板面と、第2のセンサー素子が配置された箇所における基板面とが、交差する角度に形成されているので、複数方向に感度を有するセンサー素子アレイの製造コストを低減できる。
これによれば、センサー素子アレイをロボットの体表面などの曲面にも貼り付けることができる。
これによれば、センサー素子に加えられた外力が除去されれば、弾性力によって歪みも解除されるので、外力の除去についても検出することができる。
これによれば、センサー素子と切れ込みが形成されたシート基板を、シート曲げ線によって曲げれば良いので、複数方向に感度を有するセンサー素子アレイの製造コストを低減できる。
これによれば、シート基板の端部を切れ込みの方向に対して交差する方向に引き離すことにより、シート基板のうち、第1のセンサー素子が配置された箇所における基板面と、第2のセンサー素子が配置された箇所における基板面とが、交差する角度に形成されるので、複数方向に感度を有するセンサー素子アレイの製造コストを低減できる。
また、シート基板は圧電性を有するポリマーフィルムであっても良い。
また、第1のセンサー素子又は第2のセンサー素子は、光センサーであっても良い。
を具備する。
この態様によれば、複数方向に感度を有するセンサー素子アレイの製造コストを低減できる。
これによれば、センサー素子と切れ込みが形成されたシート基板を、シート曲げ線によって曲げれば良いので、複数方向に感度を有するセンサー素子アレイの製造コストを低減できる。
これによれば、シート基板の端部を切れ込みの方向に対して交差する方向に引き離すことにより、シート基板のうち、第1のセンサー素子が配置された箇所における基板面と、第2のセンサー素子が配置された箇所における基板面とが、交差する角度に形成されるので、複数方向に感度を有するセンサー素子アレイの製造コストを低減できる。
これによれば、シート基板の両端を平行に引き離すことにより、シート基板のうち、第1のセンサー素子が配置された箇所における基板面と、第2のセンサー素子が配置された箇所における基板面とが、交差する角度に形成されるので、複数方向に感度を有するセンサー素子アレイの製造コストを低減できる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るセンサー素子アレイの斜視図である。図1(A)は、センサー素子アレイを構成するシート基板10において、切れ込みの隙間を広げる前の状態を示し、図1(B)は、切れ込みの隙間を広げた後、シート基板10の両面に弾性体層11、12を形成した状態を示している。
図1(B)に示すセンサー素子アレイ1は、シート基板10の他に、シート基板の両面に形成された弾性体層11、12と、第1〜第3のセンサー素子13a〜13cとを具備している。
次に、センサー素子の周囲に切れ込み14a〜14cを形成する。この切れ込み14a〜14cは、打ち抜き等の方法で形成することができる。
次に、図1(B)に示すように、切れ込み14a及び14cの内側部分を、それぞれ、シート曲げ線15a及び15cにおいて折り曲げる。
その後、シート基板10の両面にシリコンゴムなどの弾性体層11、12を形成することにより、センサー素子13a〜13cを弾性体層11、12内に埋め込む。
この構成により、第1のセンサー素子13aにおいては、外力によって切れ込み14aの内側部分に発生する歪みに応じて、導電部16の電気抵抗が変化する。従って、第1のセンサー素子13aは所定方向の外力を検出することができる。
また、ここでは第1のセンサー素子13aについて説明したが、第2及び第3のセンサー素子13b及び13cについても同様である。第1の実施形態においては、第1〜第3のセンサー素子13a〜13cが互いに異なる方向を向いているので、センサー素子アレイは、ロボット等に用いられる触覚センサー或いは3軸力分布センサーとして、複数方向の外力の面分布を検出することができる。
また、ここではシート基板10上にセンサー素子13a〜13cを配置した後に切れ込みを形成する場合について説明したが、シート基板10に切れ込みを形成した後にセンサー素子13a〜13cを配置しても良い。
また、第1の実施形態においては、シート基板10の少なくとも一方の面を弾性体層11、12によって覆うことにより、センサー素子を埋め込んでいる。従って、外力による歪みを検出したセンサー素子は、その外力が除去されれば、弾性力によって歪みも解除されるので、外力の除去についても検出することができる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るセンサー素子アレイの斜視図であり、図3(A)は、切れ込みの隙間を広げる前の状態を示し、図3(B)は、切れ込みの隙間を広げた後の状態を示している。図3にはシート基板20のみを示している。弾性体層やセンサー素子については、第1の実施形態において説明したものと同様であるので図示を省略している。
また、第4の切れ込み24dの周辺の領域Yにおける基板面の向きは、第3の切れ込み24cに沿った軸周りに回転する。
また、第1の切れ込み24aと第3の切れ込み24cとの間の領域Zにおける基板面の向きは、あまり変化しない。
なお、シート基板20上にセンサー素子を配置した後に切れ込みを形成しても良いし、シート基板20に切れ込みを形成した後にセンサー素子を配置しても良い。
図4(A)に示すように、シート基板20に形成された第1の切れ込み24aと、第2の切れ込み24bとは、略平行である。そして、第1の切れ込み24aの端部29aと、第2の切れ込み24bの端部29bとは、これらの切れ込みの方向に互いにずれた位置にある。
このような基本構成をシート基板20の平面上において任意に組み合わせることにより、多方向に感度を有するセンサー素子アレイを構成することができる。
図3においては、基板面の向きが第3の切れ込み24cに沿った軸周りに回転する領域Yをさらに有しているため、多方向に感度を有するセンサー素子アレイを構成することができるのである。
図5は、第2の実施形態における第1変形例の基本構成を示す斜視図である。上述の図4においては、第2の切れ込み24bの端部29bが、第2の切れ込み24bの両端においてシート基板20を繋げていたのに対し、図5に示す第1変形例においては、第1及び第2の切れ込み24e及び24fの端部29e、29fが、第1及び第2の切れ込み24e及び24fの各一端においてのみシート基板20を繋げている。
このような基本構成をシート基板20の平面上において任意に組み合わせることにより、多方向に感度を有するセンサー素子アレイを構成することができる。
図6は、第2の実施形態における第2変形例の基本構成を示す斜視図である。上述の図4及び図5においては、互いに略平行な第1及び第2の切れ込みを有していたのに対し、図6に示す第2変形例の基本構成においては、1つの切れ込み24gのみを有している。
図6(A)に示すように、シート基板20は、切れ込み24gの端部29gにおいて繋がっている。
Claims (10)
- 第1のセンサー素子と、
第2のセンサー素子と、
前記第1のセンサー素子及び前記第2のセンサー素子が配置され、第1の方向に切れ込みを有するシート基板と、を具備し、
前記シート基板は、前記第1の方向と異なる第2の方向に引き離されており、
前記シート基板のうち、前記第1のセンサー素子が配置された箇所における基板面の法線と、前記第2のセンサー素子が配置された箇所における基板面の法線とが異なる方向であるセンサー素子アレイ。 - 請求項1において、
前記シート基板がフレキシブルな基板であるセンサー素子アレイ。 - 請求項1又は2において、
前記シート基板のうち、少なくとも一つの面に配置された弾性体層を具備するセンサー素子アレイ。 - 請求項1乃至3の何れか一項において、
前記切れ込みは、第1の切れ込みと第2の切れ込みとを含み、
前記第1のセンサー素子は、前記シート基板に形成された第1のシート曲げ線と前記第1の切れ込みとによって囲まれた位置に配置され、
前記第2のセンサー素子は、前記シート基板に形成された第2のシート曲げ線と前記第2の切れ込みとによって囲まれた位置に配置され、
前記第1のシート曲げ線と前記第2のシート曲げ線とは、交差する角度に形成され、それぞれにおいて前記シート基板が曲げられているセンサー素子アレイ。 - 請求項1乃至4の何れか一項において、
前記第1のセンサー素子又は前記第2のセンサー素子は、前記シート基板上にパターニングされた導電体層を含む歪みセンサーであるセンサー素子アレイ。 - 請求項1乃至4の何れか一項において、
前記シート基板は、圧電性を有するポリマーフィルムであるセンサー素子アレイ。 - 請求項1乃至4の何れか一項において、
前記第1のセンサー素子又は前記第2のセンサー素子は、光センサーであるセンサー素子アレイ。 - シート基板に第1のセンサー素子及び第2のセンサー素子を配置する工程(a)と、
工程(a)の前、又は、工程(a)と工程(c)との間に、前記シート基板の第1の方向に切れ込みを形成する工程(b)と、
前記シート基板を、前記第1の方向と異なる第2の方向に引き離して、前記シート基板のうち、前記第1のセンサー素子が配置された箇所における基板面の法線と、前記第2のセンサー素子が配置された箇所における基板面の法線とを、異なる方向に形成する工程(c)と、を具備するセンサー素子アレイの製造方法。 - 請求項8において、
工程(b)において形成する切れ込みは、前記第1のセンサー素子の配置箇所を第1のシート曲げ線とともに囲む第1の切れ込みと、前記第2のセンサー素子の配置箇所を第2のシート曲げ線とともに囲む第2の切れ込みと、を含み、
前記第1のシート曲げ線と前記第2のシート曲げ線とは、交差する角度に形成され、
工程(c)において、前記第1及び第2のシート曲げ線において前記シート基板を曲げるセンサー素子アレイの製造方法。 - 請求項8又は9において、
工程(b)において形成する切れ込みは、第1の切れ込みと、第1の切れ込みに対して平行な第2の切れ込みとを含み、
前記第1及び第2の切れ込みの端部は、前記第1の方向にずれた位置にあるセンサー素子アレイの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010159507A JP5560980B2 (ja) | 2010-07-14 | 2010-07-14 | センサー素子アレイ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010159507A JP5560980B2 (ja) | 2010-07-14 | 2010-07-14 | センサー素子アレイ及びその製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014120275A Division JP5949837B2 (ja) | 2014-06-11 | 2014-06-11 | ロボット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012021869A JP2012021869A (ja) | 2012-02-02 |
JP5560980B2 true JP5560980B2 (ja) | 2014-07-30 |
Family
ID=45776268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010159507A Expired - Fee Related JP5560980B2 (ja) | 2010-07-14 | 2010-07-14 | センサー素子アレイ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5560980B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012122790A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Seiko Epson Corp | センサー装置及びセンサー装置アレイ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019135458A (ja) * | 2018-02-05 | 2019-08-15 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 圧力分布センサ |
JP7264136B2 (ja) * | 2020-08-28 | 2023-04-25 | 横河電機株式会社 | 力検出装置、力検出システム及び力検出装置の製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09304006A (ja) * | 1996-05-09 | 1997-11-28 | Kyowa Electron Instr Co Ltd | ひずみゲージ式センサーおよびその製造方法 |
JP2001255221A (ja) * | 2000-03-08 | 2001-09-21 | Olympus Optical Co Ltd | 接触センサ |
JP2005294300A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Univ Of Tokyo | 非単結晶トランジスタ集積回路及びその製造方法 |
JP4876240B2 (ja) * | 2005-01-28 | 2012-02-15 | 国立大学法人 東京大学 | 触覚センサ及びその製造方法 |
JP4168078B1 (ja) * | 2007-07-26 | 2008-10-22 | ニッタ株式会社 | センサシート |
-
2010
- 2010-07-14 JP JP2010159507A patent/JP5560980B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012122790A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Seiko Epson Corp | センサー装置及びセンサー装置アレイ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012021869A (ja) | 2012-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5733479B2 (ja) | 押圧力センサ | |
JP6502012B2 (ja) | 透明導電性積層体、タッチパネル、および、表示装置 | |
US10156584B2 (en) | MEMS piezoresistive acceleration sensor | |
KR101471349B1 (ko) | 터치 패널 | |
JP5560980B2 (ja) | センサー素子アレイ及びその製造方法 | |
JP2011211164A5 (ja) | ||
US9972768B2 (en) | Actuator structure and method | |
JP6325342B2 (ja) | タッチパネルおよびその製造方法 | |
KR102483583B1 (ko) | 플렉서블 센서 | |
EP3828680B1 (en) | Meandering interconnect on a deformable substrate | |
US9562926B2 (en) | Micro-electro-mechanical system (MEMS) device including an internal anchor area | |
JP5949837B2 (ja) | ロボット | |
JP7213921B2 (ja) | せん断力センサー及びせん断力センサー用の検出部 | |
CN116076158A (zh) | 伸缩性布线基板 | |
JP5633349B2 (ja) | センサー装置及びセンサー装置アレイ | |
JP2012043241A5 (ja) | ||
JP6806520B2 (ja) | 半導体装置および配線基板の設計方法 | |
CN105742371A (zh) | 传感器模块以及传感器模块的制造方法 | |
JP2019075420A (ja) | 配線基板 | |
JP2006038480A (ja) | 多層型触覚センサ | |
JP2018109823A (ja) | タッチパネルセンサ及びタッチ位置検出機能付き表示装置 | |
JP6994232B2 (ja) | ひずみゲージ | |
JP7395114B2 (ja) | 押圧検出可能なメンブレンスイッチおよびその製造方法 | |
JP2010060464A (ja) | 物理量センサ | |
JP6882850B2 (ja) | 応力センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130624 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140513 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140526 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5560980 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |