JP5560916B2 - 自動販売機における販売用機器の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機の販売機本体内に設置される販売用機器、例えばカップ供給装置やキャップ供給装置などを、販売機本体の前方に引出し可能な状態に取り付けるための自動販売機における販売用機器の取付構造に関する。
飲料をカップに入れて販売するカップ式自動販売機では一般に、カップを供給するカップ供給装置や飲料調理用の原料を収納するキャニスタなどが販売機本体内に設置されている。キャニスタは、カップ供給装置の後方に配置されることが多く、原料を補充するオペレータが、その補充作業の際にキャニスタに前方から容易にアクセスできるようにするために、カップ供給装置は、販売機本体の前方に引出し可能な状態に取り付けられている。従来、このようなカップ供給装置を備えた自動販売機として、特許文献1に開示されたものが知られている。
この自動販売機では、カップ供給装置が所定のヒンジ機構を介して、販売機本体の側壁の内面に取り付けられている。上記のヒンジ機構は、互いに前後方向に間隔を隔てた状態で、左右方向に平行に延びる前側の第1リンクおよび後ろ側の第2リンクと、これらの第1および第2リンクに係合し、第2リンクの移動を規制する規制リンクとを備えている。具体的には、第1リンクは、その両端部が販売機本体の側壁側およびカップ供給装置側の取付座にそれぞれ回動自在に連結されており、長さ方向に延びる長孔状のガイド溝を有している。また、第2リンクは、販売機本体の側壁側の端部が、対応する取付座に形成された前後方向に延びるガイド溝にピンを介して係合する一方、カップ供給装置側の端部が、対応する取付座に回動自在に連結されている。さらに、規制リンクは、販売機本体の側壁側の端部が、対応する取付座に回動自在に連結されるとともに、第1リンク側の端部が、第1リンクの前記ガイド溝にピンを介して係合している。加えて、この規制リンクには、その長さ方向に延びかつ販売機本体の側壁側の端部が屈曲するカム溝が設けられており、このカム溝に、第2リンクの前記ピンが係合している。
このように構成されたヒンジ機構によって販売機本体の側壁に取り付けられたカップ供給装置は、販売機本体の前方に次のようにして引き出される。すなわち、カップ供給装置の前方への引出しを開始すると、その前半では、第2リンクのピンが規制リンクのカム溝によって前方への移動を規制(阻止)されていることで、ヒンジ機構の第1および第2リンクが平行リンクとして機能し、それにより、カップ供給装置は、斜め前方に直線的に引き出される。そして、カップ供給装置の引出しの後半では、規制リンクのカム溝による第2リンクのピンの規制が解除されることで、そのピンが販売機本体の側壁側の取付座のガイド溝および規制リンクのカム溝に沿って移動可能となり、カップ供給装置は、第1リンクの両端部を支点として、回動しながら引き出される。
特開平8−22573号公報
上記の自動販売機では、カップ供給装置が販売機本体内の所定位置に設置された状態において、ヒンジ機構の第1および第2リンクが左右方向に延びるように配置されるため、販売機本体の側壁とカップ供給装置との間に、第1および第2リンクの長さ分の比較的大きなスペースが生じる。このスペースは、カップ供給装置を引き出す際に必要不可欠であるものの、カップ供給装置が販売機本体内に設置された状態では、有効に活用されず、いわゆるデッドスペースとなる。また、カップ供給装置を引き出す場合、その前半では、カップ供給装置が直線的に移動し、後半では、カップ供給装置が回動するように移動する。つまり、カップ供給装置の引出しの途中で、その移動の仕方が変化するため、引出し操作を行うオペレータは、カップ供給装置に対して力を掛ける方向やその掛け具合を途中で変えなければならず、操作性が悪いという問題もある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、販売機本体内に販売用機器が設置された状態において、販売機本体の側壁と販売用機器との間のデッドスペースを小さくできるとともに、販売用機器を引き出す際の操作性を向上させることができる自動販売機における販売用機器の取付構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、前面が開放した販売機本体内に設置される販売用機器を、販売機本体の前方に引出し可能な状態に取り付けるための自動販売機における販売用機器の取付構造であって、販売機本体の側壁の内面の前端部に設けられた側壁側支持部と、前後方向に所定長さ延び、前端部において側壁側支持部に上下方向に延びる第1軸線を中心として回動自在に支持された可動部と、販売用機器の側壁の内面に対向する側面に設けられ、可動部の後端部に、上下方向に延びる第2軸線を中心として、販売用機器と一体に回動自在に支持された機器側支持部と、第2軸線を中心とする販売用機器の回動を制限する回動制限手段と、を備え、回動制限手段は、前後方向に延び、前端部において側壁側支持部の第1軸線付近に固定された上下方向に延びる第1連結部材を介して側壁側支持部に回動自在に連結されるとともに、後端部において機器側支持部の第2軸線付近に固定された上下方向に延びる第2連結部材を介して機器側支持部に回動自在に連結されたリンクを有しており、リンクには、その長さ方向に沿って所定長さ延び、延び方向に第2連結部材の移動を許容した状態で、第2連結部材に係合する係合部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、前面が開放した販売機本体内に設置される販売用機器が、販売機本体の側壁側支持部と販売用機器の機器側支持部との間に設けられた可動部を介して、販売機本体の側壁の内面に取り付けられている。上記の可動部は、前後方向に延びており、前端部において、側壁側支持部に上下方向に延びる第1軸線を中心として回動自在に支持され、後端部に、上下方向に延びる第2軸線を中心として、販売機用機器と一体の機器側支持部が回動自在に支持されている。このように、販売用機器は、前後方向に延びる可動部を間にした状態で、販売機本体の側壁の内面に取り付けられるので、その側壁の内面に寄せた状態で設置することができる。これにより、販売用機器としてのカップ供給装置と販売機本体の側壁との間に延びるリンクを有するヒンジ機構を用いた従来に比べて、販売機本体の側壁と販売用機器との間のスペースを小さくでき、両者の間のデッドスペースを小さくすることができる。
また、販売用機器を販売機本体の前方に引き出す場合には、可動部の前端部における第1軸線を中心として、販売用機器を回動させながら前方に引き出す。このように、販売用機器の引出しの際には、常に、第1軸線を中心とする回動動作によって、販売用機器が引き出されるので、販売機用機器が直線的な移動および回動によって引き出される従来に比べて、引出し動作が一定でかつ安定し、操作性を向上させることができる。
さらに、販売用機器は、可動部の後端部における第2軸線を中心として回動可能であるので、販売用機器が可動部に固定されている場合に比べて、販売用機器を販売機本体の前方に大きく引き出すことができる。また、販売用機器を、上記の第2軸線を中心として無制限に回動可能とすると、販売用機器の引出しの際などに、販売機本体内の他の機器などに干渉するおそれがある。そのため、回動制限手段により、第2軸線を中心とする販売用機器の回動を制限するので、他の機器などとの干渉を回避することができる。なお、引き出した販売用機器を販売機本体内へ格納する場合も、上記と同様、第2軸線を中心とする販売用機器の回動が制限され、他の機器などとの干渉を回避することができる。
また、上記の構成によれば、前後方向に延びるリンクが、その前端部において側壁側支持部の第1軸線付近に固定された第1連結部材を介して側壁側支持部に回動自在に連結され、後端部において機器側支持部の第2軸線付近に固定された第2連結部材を介して機器側支持部に回動自在に連結されている。また、リンクには、第2連結部材に係合する係合部が設けられており、この係合部が、リンクの長さ方向に沿って所定長さ延びるとともに、その延び方向に第2連結部材の移動を許容するように形成されている。販売用機器を引き出す場合、その販売用機器が第2軸線を中心として回動すると、その付近に固定された第2連結部材も第2軸線を中心として回動するように移動しようとするものの、この第2連結部材の移動がリンクの係合部によって制限されるので、その結果として、第2軸線を中心とする販売用機器の回動が制限される。このように、第2軸線を中心とする販売用機器の回動を制限する回動制限手段を、構成が単純なリンクによって、容易に実現することができる。
本発明の一実施形態による販売用機器の取付構造を適用して、カップ式自動販売機の販売機本体の右側の側壁にカップ供給装置を取り付けた状態を示しており、(a)は平面図、(b)は正面図である。 ヒンジ機構を拡大して示す斜視図であり、(a)は販売機本体の側壁側から見たときの状態、(b)はカップ供給装置側から見たときの状態を示す。 (a)は図2(a)に示すヒンジ機構において、回動制限リンクを分解して示す斜視図、(b)は回動制限リンクを側壁側金具および機器側金具に連結するための連結ねじを拡大して示す斜視図である。 (a)はヒンジ機構の平面図、(b)はヒンジ機構において、回動制限リンクを分解して示す平面図である。 カップ供給装置の引出し動作を順に示す図である。 図5に続くカップ供給装置の引出し動作を順に示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による販売用機器の取付構造を適用して、カップ式自動販売機の販売機本体の右側の側壁にカップ供給装置を取り付けた状態を示している。この販売機本体1は、前面が開放した縦長ボックス状に形成されており、その前面には、図示しないメインドアが開閉自在に設けられている。なお、図1では、便宜上、販売機本体1のうち、カップ供給装置2(販売用機器)が取り付けられた右側の側壁(以下「右側壁」という)3のみを示している。
カップ供給装置2は、自動販売機内で調理されたコーヒーやジュースなどの飲料が注がれるカップCを、自動販売機内でカップCを搬送する搬送装置や販売口(いずれも図示せず)などに供給するものである。図1に示すように、カップ供給装置2は、多数のカップCが積み重なった複数のカップ列H、Yを収納するカップ収納器4と、このカップ収納器4の底部、具体的には前半部の右端部および後半部の左右両端部にそれぞれ設けられ、販売時にカップCを1つずつ下方に搬出する3つのカップ搬出装置5とを備えている。なお、各カップ搬出装置5から搬出されたカップCは、前記搬送装置のカップホルダに直接、供給されたり、カップ搬出装置5から販売口に延びるカップシュートを介して、販売口に直接供給されたりする。
カップ収納器4は、前面および背面が開放した縦長ボックス状のケース11を有しており、それらの前面および背面にはそれぞれ、正面形状が縦長矩形状の前面ドア12および背面ドア13が開閉自在に取り付けられている。なお、前面ドア12は左端部を支点として、背面ドア13は右端部を支点として回動自在に構成されている。
ケース11の内部は、仕切壁14によって、前後2つの収納スペース15aおよび15bに仕切られている。前側の収納スペース15aには、右端部に販売用のカップ列Hが収納され、このカップ列Hの左側に2つの予備用のカップ列Y、Yが収納されている。一方、後ろ側の収納スペース15bには、左右両端部に販売用のカップ列H、Hが収納され、これらのカップ列H、Hの間に1つの予備用のカップ列Yが収納されている。
各カップ搬出装置5は、販売用のカップ列Hから最下位のカップCを切り離すカップドロップリング16と、これを駆動する駆動機構(図示せず)とを有している。カップドロップリング16は、平面形状がリング状に形成されており、その内周縁部には、鉛直軸線を中心として回転自在の複数のカップ切離しカムが、周方向に沿って配置されている。販売時に、それらのカップ切離しカムが駆動機構で駆動されることにより、販売用のカップ列Hの最下位のカップCが、直ぐ上側のカップCから切り離され、カップドロップリング16から下方に延びるシュート17を介して、下方に搬出される。
なお、カップ収納器4内の仕切壁14には、前側の収納スペース15aおよび後ろ側の収納スペース15bにそれぞれ突出し、左右方向に移動自在の前後2つのプッシャ(図示せず)が設けられている。これらのプッシャは、それぞれの収納スペース15a、15bの販売用のカップ列Hが無くなったときに、予備用のカップ列Yを押圧しながら移動させ、所定のカップドロップリング16にセットするようになっている。
以上のように構成されたカップ供給装置2は、ヒンジ機構21を介して、販売機本体1の右側壁3に取り付けられている。このヒンジ機構21は、図1および図2に示すように、販売機本体1の右側壁3の内面3aの前端部にねじ止めされた上下2つの側壁側金具22、22(側壁側支持部)と、これらの側壁側金具22、22間に配置されるとともに、上下方向に延びる前軸23(第1軸線)を介して回動自在に連結された可動部24と、カップ供給装置2の右側面2aにねじ止めされるとともに、可動部24の後端部に、上下方向に延びる後軸25(第2軸線)を介して回動自在に連結された上下2つの機器側金具26、26(機器側支持部)と、上側の側壁側金具22と機器側金具26とを連結し、後軸25を中心とするカップ供給装置2の回動を制限するための回動制限リンク27(回動制限手段)とを備えている。
側壁側金具22、22は、上側の側壁側上金具22Aと、下側の側壁側下金具22Bとで構成されており、前者22Aがカップ供給装置2側に開放するコ字状に形成され、後者22BがL字状に形成されている。そして、これらの側壁側上金具22Aおよび側壁側下金具22Bは、互いに上下方向に所定距離を隔てた状態で、右側壁3の内面3bに、ねじ止めによって固定されている。
可動部24は、折曲げ加工された2つの金属板を互いに組み付けることなどによって、縦長でかつ前後方向に所定長さ延び、比較的厚さの薄いボックス状に形成されている。この可動部24の前端部には、上下方向に貫通する前軸23が設けられ、この前軸23の上端部および下端部が、側壁側上金具22Aおよび側壁側下金具22Bにそれぞれ回動自在に支持されている。また、可動部24の後端部には、上記の前軸23と同様、上下方向に貫通する後軸25が設けられ、この後軸25の上端部および下端部が、上下の機器側金具26、26にそれぞれ回動自在に支持されている。なお、可動部24の後端部には、販売機本体1の右側壁3側に突出するクッション部24aが設けられている。
機器側金具26、26は、上側の機器側上金具26Aと、下側の機器側下金具26Bとで構成されており、前者26Aが販売機本体1の右側壁3側に開放するコ字状に形成され、後者26BがL字状に形成されている。これらの機器側上金具26Aおよび機器側下金具26Bは、前記側壁側上金具22Aおよび側壁側下金具22Bと同様に、互いに上下方向に所定距離を隔てた状態で、カップ供給装置2の右側面2aに、ねじ止めによって固定されている。そして、前述したように、機器側上金具26Aおよび機器側下金具26Bにはそれぞれ、後軸25の上端部および下端部が回動自在に支持されている。
回動制限リンク27は、金属から成り、前後方向に所定長さ延びるとともに、上方に開放するコ字状に形成されている。図4(b)に示すように、回動制限リンク27には、前端部に所定の径を有する前連結孔27aが形成され、後端部に所定の幅および長さを有する長孔状の後連結孔27b(係合部)が形成されている。そして、この回動制限リンク27は、前連結孔27aおよび後連結孔27bに所定の連結ねじ28が挿入された状態で、側壁側上金具22Aおよび機器側上金具26Aの上面の所定位置に連結されている。
具体的には、図4(b)に示すように、側壁側上金具22Aの上面には、前軸23の後方でかつカップ供給装置2寄りの所定位置に、ねじ孔22aが形成され、一方、機器側上金具26Aの上面には、後軸25の後方でかつ販売機本体1の右側壁3寄りの所定位置に、ねじ孔26aが形成されている。図3(b)に示すように、連結ねじ28は、いわゆる段付きねじであり、その軸部は、回動制限リンク27の前連結孔27aの径および後連結孔27bの幅よりも若干小さい径を有し、これらの前連結孔27aおよび後連結孔27bに遊挿される基部28aと、雄ねじから成り、側壁側上金具22Aおよび機器側上金具26Aのねじ孔22a、26aにねじ込んで固定されるねじ部28bとで構成されている。したがって、このように構成された前後2つの連結ねじ28、28(第1連結部材、第2連結部材)により、回動制限リンク27は、各連結ねじ28を中心として回動自在に、かつ後連結孔27bの長さ分、後ろ側の連結ねじ28の移動を許容した状態で、側壁側上金具22Aおよび機器側上金具26Aに連結されている。
次に、図5および図6を参照して、カップ供給装置2の引出し動作について説明する。なお、以下では、回動制限リンク27の前端部および後端部を連結するための連結ねじ28、28を区別するために、前側のものを「前連結ねじ28A」、後ろ側のものを「後連結ねじ28B」というものとする。
図5(a)は、カップ供給装置2が販売機本体1内の所定位置に設置され、引出し前の状態を示している。なお、この状態では、ヒンジ機構21のクッション部24aが、販売機本体1の右側壁3の内面3aに当接している。このため、カップ供給装置2は、販売機本体1内の奥側に押されても回動することがなく、また、引き出された後に販売機本体1内へ格納される場合に、クッション部24aが右側壁3の内面3aに当接することで、その際のカップ供給装置2と右側壁3との間の衝撃を緩和することができる。
上記の状態から、オペレータがカップ供給装置2に対し、これを前方(図5の下方)に引き出すように力を加えると、図5(b)および(c)に順に示すように、ヒンジ機構21の可動部24が、前軸23を中心として反時計方向に回動しながら、カップ供給装置2が前方に引き出される。またこの場合、回動制限リンク27は、前連結ねじ28Aを中心として反時計方向に回動し、後連結孔27bにおいて、その長さ方向に沿うように、後連結ねじ28Bが移動する。ただしこの場合、カップ供給装置2は、後軸25を中心とする回動をほとんど行うことなく、つまり、その回動が制限された状態で、前方に引き出される。
そして、カップ供給装置2をさらに前方に引き出すと、図6(a)〜(c)に順に示すように、可動部24が、前軸23を中心として反時計方向にさらに回動しながら、カップ供給装置2が前方に大きく引き出される。この場合、回動制限リンク27は、上記と同様、前連結ねじ28Aを中心として反時計方向に回動し、その回動角度による、後軸25と後連結ねじ28Bの移動を許容する後連結孔27bとの関係に応じて、カップ供給装置2が、後軸25を中心として回動しながら、前方に引き出される。このように、カップ供給装置2は、後軸25を中心として回動するものの、その回動は、回動制限リンク27によって制限される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、カップ供給装置2が、ヒンジ機構21の比較的厚さの薄い可動部24を間にした状態で、販売機本体1の右側壁3の内面3aに取り付けられるので、その右側壁3の内面3aにカップ供給装置2を寄せた状態で設置することができる。これにより、従来に比べて、販売機本体1の右側壁3とカップ供給装置2との間のスペースを小さくでき、両者の間のデッドスペースを小さくすることができる。また、カップ供給装置2の引出しの際には、常に、前軸23を中心とする回動動作によって、カップ供給装置2が引き出されるので、従来に比べて、引出し動作が一定でかつ安定し、操作性を向上させることができる。
さらに、カップ供給装置2は、後軸25を中心として回動可能であるので、カップ供給装置2が可動部24に固定されている場合に比べて、カップ供給装置2を販売機本体1の前方に大きく引き出すことができる。加えて、回動制限リンク27により、後軸25を中心とするカップ供給装置2の回動を制限するので、カップ供給装置2の引出しやその後の
販売機本体1内への格納の際に、他の機器などとの干渉を回避することができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。本実施形態では、販売機本体1の前方に引出し可能な状態に取り付けられた販売用機器として、カップ供給装置2を例示したが、本発明の取付構造は、これに限定されるものではなく、他の販売用機器、例えばキャップ供給装置の取付構造にも適用することができる。また、実施形態で示したヒンジ機構21や回動制限リンク27の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
1 販売機本体
2 カップ供給装置(販売用機器)
2a カップ供給装置の右側面
3 販売機本体の右側壁
3a 右側壁の内面
4 カップ収納器
21 ヒンジ機構
22 側壁側金具(側壁側支持部)
22A 側壁側上金具
22B 側壁側下金具
23 前軸(第1軸線)
24 可動部
25 後軸(第2軸線)
26 機器側金具(機器側支持部)
26A 機器側上金具
26B 機器側下金具
27 回動制限リンク(回動制限手段)
27a 前連結孔
27b 後連結孔(係合部)
28 連結ねじ
28A 前連結ねじ(第1連結部材)
28B 後連結ねじ(第2連結部材)

Claims (1)

  1. 前面が開放した販売機本体内に設置される販売用機器を、当該販売機本体の前方に引出し可能な状態に取り付けるための自動販売機における販売用機器の取付構造であって、
    前記販売機本体の側壁の内面の前端部に設けられた側壁側支持部と、
    前後方向に所定長さ延び、前端部において前記側壁側支持部に上下方向に延びる第1軸線を中心として回動自在に支持された可動部と、
    前記販売用機器の前記側壁の内面に対向する側面に設けられ、前記可動部の後端部に、上下方向に延びる第2軸線を中心として、当該販売用機器と一体に回動自在に支持された機器側支持部と、
    前記第2軸線を中心とする前記販売用機器の回動を制限する回動制限手段と、
    を備え
    前記回動制限手段は、前後方向に延び、前端部において前記側壁側支持部の前記第1軸線付近に固定された上下方向に延びる第1連結部材を介して当該側壁側支持部に回動自在に連結されるとともに、後端部において前記機器側支持部の前記第2軸線付近に固定された上下方向に延びる第2連結部材を介して当該機器側支持部に回動自在に連結されたリンクを有しており、
    前記リンクには、その長さ方向に沿って所定長さ延び、当該延び方向に前記第2連結部材の移動を許容した状態で、当該第2連結部材に係合する係合部が設けられていることを特徴とする自動販売機における販売用機器の取付構造。
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