JP5560833B2 - 光インターフェイス装置および入力周波数偏差の異常監視方法 - Google Patents

光インターフェイス装置および入力周波数偏差の異常監視方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5560833B2
JP5560833B2 JP2010074395A JP2010074395A JP5560833B2 JP 5560833 B2 JP5560833 B2 JP 5560833B2 JP 2010074395 A JP2010074395 A JP 2010074395A JP 2010074395 A JP2010074395 A JP 2010074395A JP 5560833 B2 JP5560833 B2 JP 5560833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
signal
data signal
clock signal
clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010074395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011211288A (ja
Inventor
淳 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2010074395A priority Critical patent/JP5560833B2/ja
Priority to US13/031,608 priority patent/US8385746B2/en
Publication of JP2011211288A publication Critical patent/JP2011211288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5560833B2 publication Critical patent/JP5560833B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/29Repeaters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0278WDM optical network architectures
    • H04J14/0279WDM point-to-point architectures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0227Operation, administration, maintenance or provisioning [OAMP] of WDM networks, e.g. media access, routing or wavelength allocation
    • H04J14/0254Optical medium access
    • H04J14/0272Transmission of OAMP information
    • H04J14/0273Transmission of OAMP information using optical overhead, e.g. overhead processing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J2203/00Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
    • H04J2203/0057Operations, administration and maintenance [OAM]
    • H04J2203/006Fault tolerance and recovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J2203/00Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
    • H04J2203/0073Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
    • H04J2203/0082Interaction of SDH with non-ATM protocols
    • H04J2203/0085Support of Ethernet
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/16Time-division multiplex systems in which the time allocation to individual channels within a transmission cycle is variable, e.g. to accommodate varying complexity of signals, to vary number of channels transmitted
    • H04J3/1605Fixed allocated frame structures
    • H04J3/1652Optical Transport Network [OTN]
    • H04J3/1658Optical Transport Network [OTN] carrying packets or ATM cells

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

本発明は、第1光伝送路から入力される第1光信号を、前記第1光伝送路とは異なる第2光伝送路で伝送可能な第2光信号に変換する光インターフェイス装置に関する。
図1は、一般的な波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)方式の光伝送システムの構成例を示す図である。このWDM光伝送システムでは、波長の異なる複数の光信号を合波したWDM信号光が、対向するWDM光伝送装置1の間で光伝送路(WDM回線)2を介して双方向に伝送され、各WDM光伝送装置1には、複数のクライアント装置3が光伝送路(クライアント回線)4を介してそれぞれ接続されている。WDM光伝送装置1は、例えば図2に示すように光インターフェイス装置10および光波長多重分離装置30を具備し、クライアント回線4を伝送される各チャネルCH1〜CHnの光信号とWDM回線2を伝送されるWDM信号光との相互の変換処理を行う。
光インターフェイス装置10は、複数の光インターフェイスユニット10A,10B…を有しており、例えば、光インターフェイスユニット10Aは、クライアント回線4から入力される4チャネルの光信号をWDM回線2に対応した光信号に変換するとともに、その逆変換の処理を行う。また、光インターフェイスユニット10Bは、クライアント回線4から入力される1チャネルの光信号をWDM回線2に対応した光信号に変換するとともに、その逆変換の処理を行う。
具体的に、光インターフェイスユニット10Aにおける光信号の変換処理では、クライアント回線4から入力される4つのチャネルCH1〜CH4の光信号が、MSA(Multi Source Agreement)に準拠した光トランシーバ11で受信され、各々に対応したクライアント信号(データおよびクロック)が生成される。各光トランシーバ11で生成されたクライアント信号は、ITU−T G.709(Interfaces for the Optical Transport Network:OTN)に規定されるデジタルラッパ(Digital Wrapper)13により、OTU(Optical channel Transport Unit)に対応したフレームフォーマットに変換される。そして、デジタルラッパ13でOTUフレームに格納されたデータ列がMSA対応の光トランシーバ15に与えられ、該データ列に従ってWDM波長帯の光が変調されて、当該光信号が光波長多重分離装置11に出力される。光波長多重分離装置30では、各光インターフェイスユニット10A,10B…から出力される波長の異なる光信号が合波器31で多重化され、当該WDM信号光がポストアンプ33で所要のレベルまで増幅されてWDM回線2に送出される。
上記デジタルラッパ13で実行される処理は、クライアント回線4から入力される光信号に対応したクロック信号とWDM回線2側に送る光信号に対応したクロック信号とが非同期の場合、光インターフェイスユニット内の固定発振器等で生成した基準クロック信号に同期させてクライアント信号のフレーム化を行う。この際、クライアント信号のビットレート(クロック周波数)と基準クロック周波数との差分を補償するためにスタッフ処理が実行される。このスタッフ処理は、OTUフレーム内のOPU(Optical Channel Payload Unit)のオーバーヘッドに定義されたNJO(Negative Justification opportunity)バイトおよびPJO(Positive Justification Opportunity)バイトを使用し、クライアント信号のクロック周波数と基準クロック周波数との差分に応じて、ジャスティフケーションバイト(ゼロ)を挿入する正のスタッフ処理、または、クライアント信号の余剰データを格納する負のスタッフ処理を行う。そして、スタッフ処理された信号を受信側のデジタルラッパ13で処理する際、上記OPUのオーバーヘッド情報に基づいてデスタッフ処理を行うことにより、送信側と同様のクライアント信号が復元される。
ところで、上記のようなWDM光伝送装置1において、光インターフェイス装置10に入力されるクライアント側光信号は、そのクロック周波数がITU−Tの規定により±20ppm以内の偏差を持つ。また、クライアント側光信号としてイーサネット(登録商標)に対応した光信号が光インターフェイス装置10に入力される場合もあり、例えば、10Gbit/sのイーサネット(以下、10GbEと略記する)に対応した光信号については、そのクロック周波数がIEEE802.3aeの規定により±100ppm以内の偏差を持つ。
このようなクライアント側光信号の周波数偏差に対応するための従来技術としては、例えば、スタッフ処理に関して、クライアント信号全体に新規オーバーヘッドを付加し、この新規オーバーヘッドに定義した複数のスタッフ処理用バイトを連携して用いることにより、広い周波数範囲でクライアント側光信号との同期を実現可能にする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2007/072921号パンフレット
しかし、上記のような従来のスタッフ処理技術を光インターフェイス装置に適用したとしても、システム上における異常の発生などにより、実際に光インターフェイス装置に入力されるクライアント側光信号のクロック周波数が前述した規格を超える偏差を持つようになると、当該光信号を回線の末端で受信するクライアント装置においてエラーが検出される場合がある。この場合、従来のWDM光伝送システムでは、周波数の異常が発生している箇所を特定することが難しいという課題がある。
例えば、上記図1の構成例において、クライアント装置3の光送信器(TX)からクライアント回線4を介してWDM光伝送装置1に送られる10GbE対応の光信号のクロック周波数に±100ppmを超える偏差が生じている場合を想定してみる。この場合、WDM回線2の両端に位置する各WDM光伝送装置1内に具備される各光モジュールは上記クロック周波数の偏差に対する耐力を持つ一方、受信側のクライアント回線4の末端に位置するクライアント装置3内の光受信器(RX)は上記クロック周波数の偏差に対する耐力を持っていないときに、受信側のクライアント装置3でエラーが検出される。このとき、各WDM光伝送装置1における処理は正常に行われるため、送信側のWDM光伝送装置1に入力されるクライアント側光信号のクロック周波数に異常が発生していることを特定できない。なお、各WDM光伝送装置1内の光インターフェイスユニットで処理されるスタッフ量の限界は、前述した従来技術の適用などによって±160ppm程度あるので、スタッフ処理の限界によりエラーが発生することもない。
また、従来のWDM光伝送装置1において、クライアント回線4から入力される1チャネルの光信号の変換処理を行う光インターフェイスユニット10B(図2)に関しては、クライアント側光信号の変換処理に使用したクロック信号を、同じユニット内の対向回線側の受信光(WDM回線2から入力される光信号)よりデータおよびクロックを再生する際の参照クロック信号として利用する場合がある。この場合、クライアント側の光信号のクロック周波数の偏差が増大すると、前述した回線末端でのエラー検出に関する課題に加えて、上記対向回線側の光受信処理における参照クロック信号の周波数偏差が耐力外となり、対向回線でもエラーが発生してしまう可能性があり問題となる。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、クライアント側から入力される光信号の周波数偏差の異常監視を行う光インターフェイス装置および入力周波数偏差の異常監視方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、第1光伝送路から入力される第1光信号を、前記第1光伝送路とは異なる第2光伝送路で伝送可能な第2光信号に変換する光インターフェイス装置を提供する。この光インターフェイス装置の一態様は、前記第1光信号を受信し、該第1光信号に対応した第1データ信号および第1クロック信号を再生する光受信部と、前記第2光信号に対応した第2クロック信号を生成するクロック生成部と、前記第1および第2クロック信号の周波数の差分を検出し、該差分を補償するために前記第1データ信号に対して行われるスタッフ処理におけるスタッフ量に関する情報を生成する周波数差検出部と、前記第2クロック信号のタイミングに従い、前記周波数差検出部で生成された情報に応じて、前記第1データ信号に対するスタッフ処理を行うスタッフ処理部と、前記周波数差検出部で生成された情報に基づいて、前記第1クロック信号の周波数偏差に異常があるか否かを判断する演算部と、前記スタッフ処理部から出力されるデータ信号が入力され、前記演算部で周波数偏差の異常ありが判断されたときに、前記第2光伝送路を介して下流側に接続される他の装置に前記周波数偏差の異常を知らせるアラーム表示信号を生成し、該アラーム表示信号を前記データ信号の所定領域に挿入するアラーム生成部と、
前記アラーム生成部を通過したデータ信号を、前記第2光信号に対応したフレーム構成を有する第2データ信号に変換する変換部と、前記第2データ信号に従って光を変調して前記第2光信号を生成する光送信部と、を備える。
上記のような光インターフェイス装置では、第1光伝送路から入力される第1光信号に対応した第1データ信号に対してスタッフ処理部で行われるスタッフ処理におけるスタッフ量に注目して、上記第1光信号に対応した第1クロック信号の周波数偏差に異常があるか否かが判断される。そして、周波数偏差に異常がある場合には、その周波数偏差の異常を知らせるアラーム表示信号が第2データ信号の所定領域に挿入され、該第2データ信号に従って生成された第2光信号に載せてアラーム表示信号が下流側の他の装置に伝達される。これにより、末端の装置でエラーが検出されたときに、該装置は受信データに含まれるアラーム表示信号を基に周波数偏差の異常発生箇所を容易に特定することが可能になる。
WDM光伝送システムの構成例を示す図である。 図1のWDM光伝送装置の構成例を示す図である。 第1実施形態による光インターフェイスユニットの構成を示すブロック図である。 2.48832[Gb/s]のクライアント側データ信号の4チャンネルをOTU2に変換する場合のフレーム構成を示す図である。 9.95328[Gb/s]若しくは10GbEのクライアント側データ信号の4チャンネルをOTU3に変換する場合のフレーム構成を示す図である。 第2実施形態による光インターフェイスユニットの構成を示すブロック図である。 2.48832[Gb/s]のクライアント側データ信号の1チャネルをOTU1に変換する場合のフレーム構成を示す図である。 9.95328[Gb/s]若しくは10GbEのクライアント側データ信号の1チャンネルをOTU2に変換する場合のフレーム構成を示す図である。 39.81312[Gb/s]のクライアント側データ信号の1チャンネルをOTU3に変換する場合のフレーム構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、第1実施形態による光インターフェイスユニットの構成を示すブロック図である。この光インターフェイスユニット100Aは、上述の図2に示したWDM光伝送装置1を構成する光インターフェイス装置10内の光インターフェイスユニット10Aに相当する。上記光インターフェイスユニット100Aは、クライアント回線4から入力される4チャネルの光信号をWDM回線2に対応した光信号に変換するとともに、その逆変換の処理を行う。なお、光インターフェイスユニット100Aを含むWDM光伝送装置1を用いたWDM光伝送システムは、例えば、上述の図1に示した場合と同様なシステム構成となる。
具体的に図3において、光インターフェイスユニット100Aは、例えば、クライアント回線4に接続されるMAS(Multi Source Agreement)に準拠した光トランシーバ110と、WDM光伝送装置1を構成する光波長多重分離装置30(図2)に接続されるMASに準拠した光トランシーバ150と、上記各光トランシーバ110,150に対して入出力される電気信号を処理するデジタルラッパ130とを備える。
光トランシーバ110は、クライアント側の4チャネルCH1〜CH4にそれぞれ対応した光受信部(RX)111および光送信部(TX)112を有する。各光受信部111は、クライアント回線4(第1光伝送路)から入力される各チャネルの光信号(第1光信号)を受信して電気信号に変換してデータおよびクロックの再生処理を行う。各光受信部111で再生されたデータおよびクロックは、クライアント側受信データ信号RxDATc1〜RxDATc4(第1データ信号)およびクライアント側受信クロック信号RxCLKc1〜RxCLKc4(第1クロック信号)としてデジタルラッパ130に与えられる。各光送信部112は、デジタルラッパ130からクライアント側に向けて出力される、後述するクライアント側送信データ信号TxDATc1〜TxDATc4およびクライアント側送信クロック信号TxCLKc1〜TxCLKc4に従い、各チャネルCH1〜CH4に対応した光信号(第4光信号)を生成してクライアント回線4に送信する。
デジタルラッパ130は、光トランシーバ110の各光受信部111から出力されるクライアント側受信クロック信号RxCLKc1〜RxCLKc4のタイミングに従って、クライアント側受信データ信号RxDATc1〜RxDATc4のオーバーヘッド情報をそれぞれ監視するOH監視回路131を含む。各OH監視回路131を通過したクライアント側受信データ信号RxDATc1〜RxDATc4は、デジタルラッパ130内の各FIFO132に送られる。
各FIFO132は、各OH監視回路131を通過したクライアント側受信データ信号RxDATc1〜RxDATc4を、各クライアント側受信クロック信号RxCLKc1〜RxCLKc4のタイミングに従ってそれぞれ書き込む。また、各FIFO132は、光インターフェイスユニット100A内に具備された固定発振器161で生成される基準クロック信号OSC1に同期した、位相同期回路(Phase Locked Loop:PLL)162の出力クロック信号CLKw(第2クロック信号)のタイミングに従って、格納されている各クライアント側受信データ信号を読み出し、WDM側に位置するAIS生成回路133に出力する。PLL162は、出力クロック信号CLKwを位相比較回路(PFD)162Aにフィードバックし、該位相比較回路162Aで基準クロック信号OSC1との位相誤差を検出して、該位相誤差信号をローパスフィルタ(LPF)162Bを介して発振器(VCXO)162Cに供給する。
上記各FIFO132でのクライアント側受信データ信号の書き込みおよび読み出しの際に、各クライアント側受信クロック信号RxCLKc1〜RxCLKc4の周波数fc1〜fc4と、固定発振器162で生成される基準クロック信号OSC1の周波数fsとの差分を補償して同期化するスタッフ処理が行われる。具体的には、各FIFO132に与えられる、各クライアント側受信クロック信号RxCLKc1〜RxCLKc4およびPLL162の出力クロック信号CLKwの一部が、1/N分周回路134および1/M分周回路135をそれぞれ介して周波数差検出回路136に与えられ、該周波数差検出回路136で各クロック周波数fc1〜fc4とクロック周波数fsとの差分の検出が行われる。そして、周波数差検出回路136は、検出したクロック周波数の差分に応じてスタッフ量に関する情報INFSTFを生成し、該スタッフ情報INFSTFをFIFO132に伝える。
上記スタッフ情報INFSTFは、例えば、クライアント側受信クロック信号RxCLKc1の周波数fc1がPLL162の出力クロック信号CLKwの周波数fsよりも低い場合(fc1<fs)、クライアント側受信データ信号RxDATc1のデータ数が少ないことになるので、クロック周波数の差分に応じたデータの不足数を示す。一方、クライアント側受信クロック信号RxCLKc1の周波数fc1がPLL162の出力クロック信号CLKwの周波数fsよりも高い場合(fc1>fs)には、クライアント側受信データ信号RxDATc1のデータ数が多いことになるので、スタッフ情報INFSTFはクロック周波数の差分に応じたデータの過剰数を示す。
周波数差検出回路136からのスタッフ情報INFSTFを受けたFIFO132は、スタッフ情報INFSTFがデータの不足を示すとき、当該不足数に対応したスタッフビットをクライアント側受信データ信号の所定領域に挿入する正のスタッフ処理を行う。また、スタッフ情報INFSTFがデータの過剰を示すときには、当該過剰数に対応したクライアント側受信データ信号の余剰データをオーバーヘッド内の所定領域に格納する負のスタッフ処理を行う。FIFO132で行われたスタッフ処理に関する情報は、受信側でデスタッフ処理を行うための情報としてオーバーヘッド内に記録される。このようにFIFO132は、スタッフ処理部としての機能を備える。
各AIS生成回路133は、光インターフェイスユニット100A内に具備された演算回路163の出力信号に応じて、クライアント側光信号のクロック周波数の異常をWDM回線2を介して下流側に接続される他の装置に知らせるアラーム表示信号(Alarm Indication Signal:AIS)を生成する。該AISは、PLL162の出力クロック信号CLKwのタイミングに従って、対応するFIFO132の出力データ信号のオーバーヘッド内の所定領域に挿入される。各AIS生成回路133を通過したデータ信号は、変換回路(DW)137にそれぞれ入力される。
演算回路163には、光インターフェイスユニット100Aを含むWDM光伝送装置1を用いたWDM光伝送システムで伝送される各チャネルの光信号の運用状況に関する情報(以下、運用情報と呼ぶ)が図示を省略したシステム管理部等より伝えられるとともに、上記周波数差検出回路136で生成されたスタッフ情報INFSTFが伝えらえる。演算回路163は、運用情報を基に、クライアント回線4から光インターフェイスユニット100Aに入力される各チャネルCH1〜CH4の光信号の種別(対応規格やビットレート等)を確認した後、各チャネルに対応するスタッフ情報INFSTFが、周波数偏差の規格内で発生するスタッフ量を超える値を示す場合に、該チャネルに対応したクライアント側受信クロック信号の周波数異常を判断し、その結果を示す信号をAIS生成回路133に出力する。上記スタッフ情報INFSTFを用いた周波数異常の判断は、具体的には、クライアント側の光信号の種別毎に、周波数偏差の規格に対応したスタッフ量の閾値を予め設定しておき、運用情報を基に光インターフェイスユニット100Aに入力される光信号の種別に対応した閾値を選択して、スタッフ情報INFSTFの示す値が選択した閾値よりも大きい場合に、クライアント側のクロック周波数の異常を判断するようにしてもよい。上記のような処理を行う演算回路163は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いて構成することが可能である。
変換回路137は、PLL162の出力クロック信号CLKwのタイミングに従って、各AIS生成回路133を通過したデータ信号を多重化してOTUに対応したフレーム構成に変換する。該OTUフレームに格納されたデータ信号は、WDM側送信データ信号TxDATw(第2データ信号)として、WDM側の光トランシーバ150に送られる。該光トランシーバ150には、PLL162の出力クロック信号CLKwをバッファ回路(BUFF)138に与えてWDM側送信データ信号TxDATwとのタイミングを調整したWDM側送信クロック信号TxCLKwが、WDM側送信データ信号TxDATwと伴に送られる。
ここで、上記変換回路137における処理の詳細について具体例を挙げて説明する。
図4は、2.48832[Gb/s]のクライアント側データ信号の4チャンネルをOTU2(Optical channel Transport Unit 2)に変換する場合のフレーム構成を示す図である。この場合、各チャネルのクライアント側データ信号は、図4の上段に示すODU1(Optical channel Data Unit 1)に対応したフレームのペイロード領域にそれぞれ格納される。このODU1にフレーム化されたデータ信号のビットレートは、2.48832[Gb/s]のクライアント側データ信号にオーバーヘッド(OH)が付加されることにより、2.48832[Gb/s]×239/238=2.49878[Gb/s]になる。そして、図4の中段に示すように、4チャネルのODU1フレームが多重化されて、ODU2に対応したフレームのペイロード領域に格納される。さらに、図4の下段に示すように、ODU2フレームに対してFEC(Forward Error Correction)バイトが付加されることによりOTU2に対応したデータ信号に変換される。OTU2にフレーム化されたデータ信号のビットレートは、4チャネルの多重化、並びに、OHおよびFECの付加によって、2.48832[Gb/s]×4×255/237=10.709225[Gb/s]と上昇する。
図5は、9.95328[Gb/s]若しくは10.312496[Gb/s](10GbE)のクライアント側データ信号の4チャンネルをOTU3に変換する場合のフレーム構成を示す図である。この場合、各チャネルのクライアント側データ信号は、図5の上段に示すODU2に対応したフレームのペイロード領域にそれぞれ格納される。このODU1にフレーム化されたデータ信号のビットレートは、例えば10GbEのクライアント側データ信号にOHが付加されることにより、10.312496[Gb/s]×239/237=10.399521[Gb/s]になる。そして、図5の中段に示すように、4チャネルのODU2フレームが多重化されて、ODU3に対応したフレームのペイロード領域に格納される。さらに、図5の下段に示すように、ODU3フレームに対してFECバイトが付加されることによりOTU3に対応したデータ信号に変換される。OTU3にフレーム化されたデータ信号のビットレートは、4チャネルの10GbEの多重化、並びに、OHおよびFECの付加によって、10.312496[Gb/s]×4×255/236=44.570957[Gb/s]と上昇する。
図3に戻って、光トランシーバ150は、デジタルラッパ130から出力されるWDM側送信データ信号TxDATwおよびWDM側送信クロック信号TxCLKwが入力される光送信部(TX)151と、光波長多重分離装置30(図2)で分離された光信号が入力される光受信部(RX)152とを有する。光送信部151は、WDM側送信データ信号TxDATwおよびWDM側送信クロック信号TxCLKwに従ってWDM波長帯の光を変調し、当該光信号(第2光信号)を光波長多重分離装置30に出力する。光受信部152は、WDM回線2を伝送されたWDM光を光波長多重分離装置30で波長に応じて分離した1波の光信号(第3光信号)を受信し、該光信号を電気信号に変換してデータおよびクロックの再生処理を行う。該再生処理は、PLL162の出力クロック信号CLKwを参照クロック信号RefCLKとして使用して行うことが可能である。光受信部152で再生されたデータおよびクロックは、WDM側受信データ信号RxDATw(第3データ信号)およびWDM側受信クロック信号RxCLKw(第3クロック信号)として、デジタルラッパ130に与えられる。
上記光受信部152からのWDM側受信データ信号RxDATwおよびWDM側受信クロック信号RxCLKwを受けたデジタルラッパ130では、逆変換回路(D−DW)141が、WDM側受信クロック信号RxCLKwのタイミングに従い、WDM側受信データ信号RxDATwに対して前述した変換回路137とは逆の変換を行うことで、クライアント側の4チャネルに対応したデータ信号を生成する。このとき、逆変換回路141は、逆変換した各データ信号のオーバーヘッドからデスタッフ情報INFDSTFを取得して、各データ信号およびデスタッフ情報INFDSTFを対応するFIFO142にそれぞれ出力する。
各FIFO142は、WDM側受信クロック信号RxCLKwのタイミングに従って、逆変換回路141から出力される各データ信号をそれぞれ書き込む。また、各FIFO142は、各PLL172の出力クロック信号CLKc1〜CLKc4(第4クロック信号)のタイミングに従って、格納されている各データ信号を読み出して、対応するAIS転送回路143に出力する。このとき、各FIFO142は、逆変換回路141で取得されたデスタッフ情報INFDSTFに応じて、送信側における正のスタッフ処理でオーバーヘッド内の所定領域に挿入されたスタッフビットを取り除くか、または、送信側における負のスタッフ処理でオーバーヘッド内の所定領域に格納された余剰データを元の位置に戻すデスタッフ処理を行う。このようにFIFO142は、デスタッフ処理部としての機能を備える。
上記PLL172は、クライアント側の各チャネルにそれぞれ対応したセレクタ回路(SEL)172A、ローパスフィルタ(LPF)172Bおよび発振器(VCXO)172Cを有する。各セレクタ回路172Aには、光トランシーバ150の光受信部152から出力されるWDM側受信クロック信号RxCLKwと、光インターフェイスユニット100A内に具備された固定発振器171で生成される基準クロック信号OSC2とが入力されるとともに、変換回路137で取得されたデスタッフ情報INFDSTF、およびWDM回線2から光波長多重分離装置30への光信号の入力断を示す光入力断情報が与えられる。各セレクタ回路172Aは、光入力断情報が光波長多重分離装置30への光入力断状態を示す場合に、固定発振器171から出力される基準クロック信号OSC2を選択し、それ以外の場合には、WDM側受信クロック信号RxCLKwを選択する。そして、各セレクタ回路172Aは、選択したクロック信号を基準としてデスタッフ情報INFDSTFに応じた偏差を持つ位相誤差信号を生成する。各セレクタ回路172Aで生成された位相誤差信号は、ローパスフィルタ172Bを介して発振器172Cに供給され、クライアント側の各チャネルに対応したクロック信号CLKc1〜CLKc4が各発振器172Cから出力される。
各AIS転送回路143は、対応するPLL172の出力クロック信号CLKc1〜CLKc4のタイミングに従って、FIFO142から出力されるデータ信号のオーバーヘッドを監視し、送信側で挿入されたAISを識別してクロック周波数の異常を検出すると同時に、該AISをクライアント側に転送する。なお、前述したPLL172において光入力断時に基準クロック信号OSC2を選択して出力クロック信号CLKc1〜CLKc4を生成した場合には、各AIS転送回路143がWDM回線2からの光入力断を示すAISを生成してクライアント側に送る。
各AIS転送回路143を通過したデータ信号は、クライアント側送信データ信号TxDATc1〜TxDATc4(第4データ信号)として、対応する光トランシーバ110の光送信部112に送られる。各光トランシーバ110の光送信部112には、PLL172の出力クロック信号CLKc1〜CLKc4をバッファ回路(BUFF)144に与えてクライアント側送信データ信号TxDATc1〜TxDATc4とのタイミングを調整したクライアント側送信クロック信号TxCLKc1〜TxCLKc4が、クライアント側送信データ信号TxDATc1〜TxDATc4と伴に送られる。各光送信部151では、入力されるクライアント側送信データ信号およびクライアント側送信クロック信号に従って所要の波長帯の光が変調され、当該光信号(第4光信号)がクライアント回線4に送信される。
上記のような構成の光インターフェイスユニット100Aでは、周波数差検出回路136で生成されるスタッフ情報INFSTF、すなわち、各チャネルCH1〜CH4に対応したクライアント側受信データ信号RxDATc1〜RxDATc4に対して行うスタッフ処理におけるスタッフ量に注目して、各クライアント側受信クロック信号RxCLKc1〜RxCLKc4の周波数が規格外になるような異常が発生しているか否かの判断が演算回路163(判断回路163とも呼ぶ)により行われる。そして、演算回路163でクロック周波数の異常が判断されたときに、該周波数異常を示すAISが生成され、該AISが対応するデータ信号のオーバーヘッドに載せてWDM側に送信される。このAIS情報は、WDM回線2を通って受信側の光インターフェイスユニット100Aでクライアント側に転送され、当該光信号を回線の末端で受信するクライアント装置3(図1)に伝達される。また、WDM回線2の受信端から光波長多重分離装置30に入力される光信号が断状態にあるときには、該光入力断を示すAISが受信側の光インターフェイスユニット100A内で生成されて回線末端のクライアント装置3に伝達される。これにより、回線末端のクライアント装置3でエラーが検出されたときに、該クライアント装置3は、受信データのオーバーヘッド内に含まれるAIS情報に基づいて、クロック周波数の異常および光入力断の発生箇所を特定することが可能になる。
次に、第2実施形態による光インターフェイスユニットについて説明する。
図6は、第2実施形態の光インターフェイスユニットの構成を示す図である。この光インターフェイスユニット100Bは、上述の図2に示したWDM光伝送装置1を構成する光インターフェイス装置10内の光インターフェイスユニット10Bに相当する。上記光インターフェイスユニット100Bは、クライアント回線4から入力される1チャネルの光信号をWDM回線2に対応した光信号に変換するとともに、その逆変換の処理を行う。なお、第2実施形態の構成において、上述した第1実施形態の構成と同一または相当する部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。また、光インターフェイスユニット100Bを含むWDM光伝送装置1を用いたWDM光伝送システムは、例えば、上述の図1に示した場合と同様なシステム構成となる。
光インターフェイスユニット100Bの構成が、上述した第1実施形態の光インターフェイスユニット100Aの構成と相違する部分は、クライアント回線4に対して入出力される光信号が4チャネルから1チャネルに減少したことに対応して、光トランシーバ110、デジタルラッパ130内のOH監視回路131、FIFO132,142、AIS生成回路133、AIS転送回路143およびバッファ回路144、並びに、PLL172がそれぞれ1つ設けられている。また、光インターフェイスユニット100Bでは、固定発振器161およびPLL162の位相比較回路162Aの間にセレクタ回路164が追設されている。
セレクタ回路164には、固定発振器161で生成される基準クロック信号OSC1と、FIFO132に入力されるクライアント側受信クロック信号RxCLKcの一部を取り出して1/N分周回路134で分周した信号とが入力される。セレクタ回路164は、上述した第1実施形態の場合と同様な演算回路163の出力信号に従って、クライアント側からの光信号にクロック周波数の異常が発生していない場合に、1/N分周回路134を通過したクライアント側受信クロック信号RxCLKcを選択して位相比較回路162Aに出力する。一方、クライアント側からの光信号にクロック周波数の異常が発生している場合には、セレクタ回路164は、固定発振器161からの基準クロック信号OSC1を選択して位相比較回路162Aに出力する。
位相比較回路162Aには、PLL162の出力クロック信号CLKwが1/M分周回路135を介してフィードバックされている。位相比較回路162Aは、セレクタ回路164から出力される選択クロック信号に対するPLL162の出力クロック信号CLKwの位相誤差を検出し、その結果を示す位相誤差信号をローパスフィルタ162Bを介して発振器162Cに供給する。
さらに、光インターフェイスユニット100Bでは、周波数差検出回路136に対して、固定発振器161および1/M分周回路135の各出力信号が入力されている。周波数差検出回路136は、基準クロック信号OSC1の周波数とPLL162の出力クロック信号CLKwの周波数との差分を検出する。そして、周波数差検出回路136は、検出したクロック周波数の差分に応じてスタッフ量に関する情報INFSTFを生成し、該スタッフ情報INFSTFをFIFO132および演算回路163に伝える。
上記のような構成の光インターフェイスユニット100Bでは、クライアント回線4から入力される1チャネルの光信号が、光トランシーバ110の光受信部111で受信されて、該光信号より再生されたクライアント側受信データ信号RxDATcおよびクライアント側受信クロック信号RxCLKcがデジタルラッパ130に与えられる。デジタルラッパ130では、クライアント側受信データ信号RxDATcのオーバーヘッド情報がOH監視回路131で監視された後に、クライアント側受信クロック信号RxCLKcのタイミングに従って、クライアント側受信データ信号RxDATcがFIFO132に書き込まれる。このとき、FIFO132に入力されるクライアント側受信クロック信号RxCLKcの一部が1/N分周回路134を介してセレクタ回路164の一方の入力ポートに与えられる。セレクタ回路164の他方の入力ポートには、固定発振器161から出力される基準クロック信号OSC1が与えられている。
セレクタ回路164では、通常モードにおいて、1/N分周回路134を通過したクライアント側受信クロック信号RxCLKcが選択され、該選択クロック信号がPLL162に供給される。これにより、クライアント側受信クロック信号RxCLKcに同期したPLL162の出力クロック信号CLKwが生成される。このPLL162の出力クロック信号CLKwは、1/M分周回路135を介して位相比較回路162Aにフィードバックされるとともに、周波数差検出回路136にも与えられる。
周波数差検出回路136では、固定発振器161から出力される基準クロック信号OSC1の周波数と、1/M分周回路135を通過したPLL162の出力クロック信号CLKwの周波数との差分の検出が行われる。そして、検出されたクロック周波数の差分に応じてスタッフ量に関する情報INFSTFが生成され、該スタッフ情報INFSTFが周波数差検出回路136からFIFO132および演算回路163に伝えられる。
演算回路163では、上述した第1実施形態の場合と同様にして、周波数差検出回路136からのスタッフ情報INFSTFが周波数偏差の規格内で発生するスタッフ量を超える値を示す場合に、クライアント側受信クロック信号RxCLKcの周波数異常が判断され、その結果を示す信号がセレクタ回路164およびAIS生成回路133に出力される。演算回路163の出力信号によりクロック周波数の異常が伝えられたセレクタ回路164では、通常モードで選択されていたクライアント側受信クロック信号RxCLKcが、固定発振器161から出力される基準クロック信号OSC1に切り替えられ、該基準クロック信号OSC1が選択クロック信号としてPLL162に供給される。これにより、クライアント側のクロック周波数の異常発生時には、基準クロック信号OSC1に同期したPLL162の出力クロック信号CLKwが生成される。
FIFO132に格納されたクライアント側受信データ信号RxDATcは、PLL162の出力クロック信号CLKwのタイミングに従って読み出されてAIS生成回路133に出力される。このとき、周波数差検出回路136からのスタッフ情報INFSTFに応じて、上述した第1実施形態の場合と同様なスタッフ処理が行われる。AIS生成回路133では、演算回路163の出力信号がクロック周波数の異常を示す場合にAISが生成され、FIFO132から出力されるデータ信号のオーバーヘッド内の所定領域に上記AISが挿入される。
AIS生成回路133を通過したデータ信号は、変換回路137によりOTUに対応したフレーム構成に変換されてWDM側送信データ信号TxDATwとなり、PLL162の出力クロック信号CLKwをバッファ138でタイミング調整したWDM側送信クロック信号TxCLKwと伴に、WDM側の光トランシーバ150に送られる。該光トランシーバ150では、光送信部151において、WDM側送信データ信号TxDATwおよびWDM側送信クロック信号TxCLKwに従ってWDM波長帯の光が変調され、当該光信号が光波長多重分離装置30に出力される。
ここで、上記変換回路137における処理の詳細について、上述した第1実施形態の場合と同様に具体例を挙げて説明する。
図7は、2.48832[Gb/s]のクライアント側データ信号の1チャネルをOTU1に変換する場合のフレーム構成を示す図である。この場合、1チャネルのクライアント側データ信号は、図7の上段に示すODU1に対応したフレームのペイロード領域にそれぞれ格納される。このODU1にフレーム化されたデータ信号のビットレートは、2.48832[Gb/s]のクライアント側データ信号にOHが付加されることにより、2.48832[Gb/s]×239/238=2.49878[Gb/s]になる。そして、図4の下段に示すように、ODU1フレームに対してFECバイトが付加されることによりOTU1に対応したデータ信号に変換される。OTU1にフレーム化されたデータ信号のビットレートは、2.48832[Gb/s]×255/238=2.666057[Gb/s]に上昇する。
図8は、9.95328[Gb/s]若しくは10.312496[Gb/s](10GbE)のクライアント側データ信号の1チャンネルをOTU2に変換する場合のフレーム構成を示す図である。この場合、1チャネルのクライアント側データ信号は、図8の上段に示すODU2に対応したフレームのペイロード領域にそれぞれ格納される。このODU2にフレーム化されたデータ信号のビットレートは、例えば10GbEのクライアント側データ信号にOHが付加されることにより、10.312496[Gb/s]×239/237=10.399521[Gb/s]になる。そして、図8の下段に示すように、ODU2フレームに対してFECバイトが付加されることによりOTU2に対応したデータ信号に変換される。OTU2にフレーム化されたデータ信号のビットレートは、10.312496[Gb/s]×255/237=11.095724[Gb/s]に上昇する。
図9は、39.81312[Gb/s]のクライアント側データ信号の1チャンネルをOTU3に変換する場合のフレーム構成を示す図である。この場合、1チャネルのクライアント側データ信号は、図9の上段に示すODU3に対応したフレームのペイロード領域にそれぞれ格納される。このODU3にフレーム化されたデータ信号のビットレートは、39.81312[Gb/s]のクライアント側データ信号にOHが付加されることにより、39.81312[Gb/s]×239/236=40.319219[Gb/s]になる。そして、図9の下段に示すように、ODU3フレームに対してFECバイトが付加されることによりOTU3に対応したデータ信号に変換される。OTU3にフレーム化されたデータ信号のビットレートは、39.81312[Gb/s]×255/236=43.018414[Gb/s]に上昇する。
図6に戻って、光トランシーバ150の光受信部152では、WDM回線2を伝送されたWDM光を光波長多重分離装置30で波長に応じて分離した1波の光信号が受信され、該光信号よりデータおよびクロックが再生される。この光受信部152での再生処理には、対向回線におけるクライアント側光信号の変換処理に使用したクロック信号CLKwが参照クロック信号RefCLKwとして利用される。この参照クロック信号RefCLKwは、クライアント側のクロック周波数に異常が発生したとき、セレクタ回路164が切り替えられて固定発振器161が出力する基準クロック信号OSC1に同期したクロック信号となるため、クロック周波数の偏差が光受信部152の耐力外になることが回避される。光受信部152で再生されたデータおよびクロックは、WDM側受信データ信号RxDATwおよびWDM側受信クロック信号RxCLKwとして、デジタルラッパ130に与えられる。
デジタルラッパ130では、逆変換回路141によりWDM側受信データ信号RxDATwの逆変換が行われることで、クライアント側の1チャネルに対応したデータ信号が生成されるとともに、該データ信号のオーバーヘッドからデスタッフ情報INFDSTFが取得され、上記データ信号およびデスタッフ情報INFDSTFがFIFO142に出力される。FIFO142では、WDM側受信クロック信号RxCLKwのタイミングに従って、逆変換回路141から出力されるデータ信号が書き込まれるとともに、PLL172の出力クロック信号CLKcのタイミングに従って、格納されているデータ信号が読み出されてAIS転送回路143に出力される。このとき、逆変換回路141で取得されたデスタッフ情報INFDSTFに応じてデータ信号に対するデスタッフ処理が行われる。
上記PLL172では、セレクタ回路172Aにより、光入力断情報が光波長多重分離装置30への光入力断状態を示す場合に固定発振器171から出力される基準クロック信号OSC2が選択され、それ以外の場合にはWDM側受信クロック信号RxCLKwが選択される。そして、該選択クロック信号を基準としてデスタッフ情報INFDSTFに応じた偏差を持つ位相誤差信号が生成され、該位相誤差信号がセレクタ回路172Aからローパスフィルタ172Bを介して発振器172Cに供給される。これにより、クライアント側に対応したクロック信号CLKcが発振器172Cから出力される。
AIS転送回路143では、PLL172の出力クロック信号CLKcのタイミングに従って、FIFO142から出力されるデータ信号のオーバーヘッドが監視され、送信側で挿入されたAISの識別およびクライアント側への転送が行われる。なお、PLL172において光入力断時に基準クロック信号OSC2を選択して出力クロック信号CLKcが生成された場合には、AIS転送回路143でWDM回線2からの光入力断を示すAISが生成されてクライアント側に送られる。
AIS転送回路143を通過したデータ信号は、クライアント側送信データ信号TxDATcとして光トランシーバ110の光送信部112に送られる。該光送信部112には、PLL172の出力クロック信号CLKcをバッファ回路144に与えてクライアント側送信データ信号TxDATcとのタイミングを調整したクライアント側送信クロック信号TxCLKcが、クライアント側送信データ信号TxDATcと伴に送られる。光送信部151では、クライアント側送信データ信号TxDATcおよびクライアント側送信クロック信号TxCLKcに従って所要の波長帯の光が変調され、当該光信号がクライアント回線4に送信される。
上記のような光インターフェイスユニット100Bによれば、上述した第1実施形態の場合と同様にして、周波数差検出回路136で生成されるスタッフ情報INFSTFに注目して演算回路163でクライアント側受信クロック信号RxCLKcの周波数異常が判断され、該周波数異常を示すAISがデータ信号のオーバーヘッドに載せて回線末端のクライアント装置3まで伝達される。また、WDM回線2の受信端から光波長多重分離装置30に入力される光信号が断状態にあるときには、該光入力断を示すAISが受信側の光インターフェイスユニット100B内で生成されて回線末端のクライアント装置3に伝達される。これにより、回線末端のクライアント装置3でエラーが検出されたときに、該クライアント装置3は、受信データのオーバーヘッド内に含まれるAIS情報に基づいて、クロック周波数の異常および光入力断の発生箇所を特定することが可能になる。また、クライアント側光信号の変換処理に使用したクロック信号CLKwが、同じ光インターフェイスユニット100B内の対向回線側の光受信器152における参照クロック信号RefCLKwとして利用される場合に、クライアント側のクロック周波数の偏差が増大しても、セレクタ回路164が切り替えられることで基準クロック信号OSC1に同期した参照クロック信号RefCLKwが光受信器152で用いられるようになるため、対向回線でのエラー発生を防止することも可能になる。
以上の各実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 第1光伝送路から入力される第1光信号を、前記第1光伝送路とは異なる第2光伝送路で伝送可能な第2光信号に変換する光インターフェイス装置であって、
前記第1光信号を受信し、該第1光信号に対応した第1データ信号および第1クロック信号を再生する光受信部と、
前記第2光信号に対応した第2クロック信号を生成するクロック生成部と、
前記第1および第2クロック信号の周波数の差分を検出し、該差分を補償するために前記第1データ信号に対して行われるスタッフ処理におけるスタッフ量に関する情報を生成する周波数差検出部と、
前記第2クロック信号のタイミングに従い、前記周波数差検出部で生成された情報に応じて、前記第1データ信号に対するスタッフ処理を行うスタッフ処理部と、
前記周波数差検出部で生成された情報に基づいて、前記第1クロック信号の周波数偏差に異常があるか否かを判断する演算部と、
前記スタッフ処理部から出力されるデータ信号が入力され、前記演算部で周波数偏差の異常ありが判断されたときに、前記第2光伝送路を介して下流側に接続される他の装置に前記周波数偏差の異常を知らせるアラーム表示信号を生成し、該アラーム表示信号を前記データ信号の所定領域に挿入するアラーム生成部と、
前記アラーム生成部を通過したデータ信号を、前記第2光信号に対応したフレーム構成を有する第2データ信号に変換する変換部と、
前記第2データ信号に従って光を変調して前記第2光信号を生成する光送信部と、
を備えたことを特徴とする光インターフェイス装置。
(付記2) 付記1に記載の光インターフェイス装置であって、
前記光受信部は、前記第1光伝送路から非同期で入力される複数のチャネルの前記第1光信号を受信し、
前記周波数差検出部、前記スタッフ処理部および前記アラーム生成部が、前記複数のチャネルにそれぞれ対応させて複数個ずつ設けられ、
前記変換部は、前記複数個のアラーム生成部をそれぞれ通過した各データ信号を多重化して前記第2データ信号に変換することを特徴とする光インターフェイス装置。
(付記3) 付記2に記載の光インターフェイス装置であって、
前記クロック生成部は、
前記第2光信号に対応した基準クロック信号を発生する固定発振器と、
前記固定発振器から出力される基準クロック信号に同期した前記第2クロック信号を出力する位相同期回路と、
を含むことを特徴とする光インターフェイス装置。
(付記4) 付記1に記載の光インターフェイス装置であって、
前記光受信部は、前記第1光伝送路から入力される1つのチャネルの前記第1光信号を受信し、
前記変換部は、前記アラーム生成部を通過したデータ信号に、前記第2光信号に対応したオーバーヘッドおよび誤り訂正バイトを付加して前記第2データ信号に変換することを特徴とする光インターフェイス装置。
(付記5) 付記4に記載の光インターフェイス装置であって、
前記クロック生成部は、
前記第2光信号に対応した基準クロック信号を発生する固定発振器と、
前記固定発振器から出力される基準クロック信号および前記光受信部で生成される第1クロック信号が入力され、前記演算部で周波数偏差の異常なしが判断されたときに前記第1クロック信号を選択し、前記演算部で周波数偏差の異常ありが判断されたときに前記基準クロック信号を選択し、当該選択クロック信号を出力するセレクタ回路と、
前記セレクタ回路から出力される選択クロック信号に同期した前記第2クロック信号を出力する位相同期回路と、を有し、
前記周波数差検出部は、前記固定発振器から出力される基準クロック信号の周波数と前記位相同期回路から出力される第2クロック信号の周波数との差分を検出することを特徴とする特徴とする光インターフェイス装置。
(付記6) 付記1〜5のいずれか1つに記載の光インターフェイス装置であって、
前記演算部は、前記周波数差検出部で生成された情報が、前記第1光信号の種別に対応した周波数偏差の規格内で発生するスタッフ量を超える値を示すときに前記第1クロック信号の周波数偏差に異常ありを判断し、該スタッフ量以内の値を示すときに前記第1クロック信号の周波数偏差に異常なしを判断することを特徴とする光インターフェイス装置。
(付記7) 付記1〜6のいずれか1つに記載の光インターフェイス装置であって、
前記光送信部で生成された第2光信号とは反対方向に前記第2光伝送路を伝搬する第3光信号を受信し、該第3光信号に対応した第3データ信号および第3クロック信号を再生する対向側光受信部と、
前記第3データ信号に対して、前記変換部で行われる変換とは逆の変換を行うとともに、該逆変換したデータ信号に含まれるデスタッフ量に関する情報を取得する逆変換部と、
前記第3クロック信号および前記逆変換部で取得された情報を基に、前記第1光伝送路を伝送可能であって前記第1光信号とは反対方向に伝搬する第4光信号に対応した第4クロック信号を生成する対向側クロック生成部と、
前記第4クロック信号に従い、前記逆変換部で取得された情報に応じて、前記逆変換部から出力されるデータ信号に対するデスタッフ処理を行い、前記第4光信号に対応した第4データ信号を生成するデスタッフ処理部と、
前記第4データ信号に含まれる前記アラーム表示信号を識別して転送するアラーム転送部と、
前記アラーム転送部を通過した第4データ信号に従って光を変調して前記第4光信号を生成する対向側光送信部と、
を備えたことを特徴とする光インターフェイス装置。
(付記8) 付記7に記載の光インターフェイス装置であって、
前記対向側光受信部は、前記第2クロック信号を参照クロック信号として、前記第3データ信号および前記第3クロック信号の再生を行うことを特徴とする光インターフェイス装置。
(付記9) 付記7または8に記載の光インターフェイス装置であって、
前記対向側クロック生成部は、
前記第4光信号に対応した基準クロック信号を発生する固定発振器と、
前記固定発振器から出力される基準クロック信号および前記対向側光受信部で生成される第3クロック信号が入力され、前記対向側光受信部への第3光信号の入力があるとき前記第3クロック信号を選択し、前記対向側光受信部への第3光信号の入力が断状態にあるとき前記基準クロック信号を選択し、当該選択クロック信号を基準として前記逆変換部で取得された情報に応じた偏差を持つ位相誤差信号を用いて前記第4クロック信号を生成する位相同期回路と、
を有することを特徴とする光インターフェイス装置。
(付記10) 付記9に記載の光インターフェイス装置であって、
前記アラーム転送部は、前記対向側光受信部への第3光信号の入力が断状態にあるとき、前記第1光伝送路を介して下流側に接続される他の装置に前記第3光信号の入力断状態を知らせるアラーム表示信号を生成し、該アラーム表示信号を前記第4データ信号の所定領域に挿入することを特徴とする光インターフェイス装置。
(付記11) 波長分割多重(WDM)信号光が対向するWDM光伝送装置の間でWDM回線を介して伝送され、複数のクライアント装置がクライアント回線を介して前記各WDM光伝送装置にそれぞれ接続されたWDM光伝送システムであって、
前記各WDM光伝送装置が付記1〜10のいずれか1つに記載の光インターフェイス装置をそれぞれ含み、前記WDM回線が前記第2光伝送路により形成され、前記クライアント回線が前記第1光伝送路により形成されることを特徴とするWDM光伝送システム。
(付記12) 第1光伝送路から入力される第1光信号を、前記第1光伝送路とは異なる第2光伝送路で伝送可能な第2光信号に変換する光インターフェイス装置において、前記第1光信号の周波数偏差の異常を監視する方法であって、
前記第1光信号を受信し、該第1光信号に対応した第1データ信号および第1クロック信号を再生し、
前記第2光信号に対応した第2クロック信号を生成し、
前記第1および第2クロック信号の周波数の差分を検出し、
該検出した周波数の差分を補償するために前記第1データ信号に対して行われるスタッフ処理におけるスタッフ量に関する情報を生成し、
前記第2クロック信号のタイミングに従い、前記スタッフ量に関する情報に応じて、前記第1データ信号に対するスタッフ処理を行い、
前記スタッフ量に関する情報に基づいて、前記第1クロック信号の周波数偏差に異常があるか否かを判断し、
前記第1クロック信号の周波数偏差に異常ありを判断したときに、前記第2光伝送路を介して下流側に接続される他の装置に前記周波数偏差の異常を知らせるアラーム表示信号を生成し、
該アラーム表示信号を前記スタッフ処理後のデータ信号の所定領域に挿入し、
前記アラーム表示信号を挿入したデータ信号を、前記第2光信号に対応したフレーム構成を有する第2データ信号に変換し、
前記第2データ信号に従って光を変調して前記第2光信号を生成することを特徴とする入力周波数偏差の異常監視方法。
1…WDM光伝送装置
2…WDM回線
3…クライアント装置
4…クライアント回線
10…光インターフェイス装置
30…光波長多重分離装置
100A,100B…光インターフェイスユニット
110,150…光トランシーバ
111,152…光受信部(RX)
112,151…光送信部(TX)
130…デジタルラッパ
131…OH監視回路
132,142…FIFO
133…AIS生成回路
134…1/N分周回路
135…1/M分周回路
136…周波数差検出回路
137…変換回路(DW)
138,144…バッファ回路(BUFF)
141…逆変換回路
143…AIS転送回路
161,171…固定発振器
162,172…位相同期回路(PLL)
163…演算回路
164…セレクタ回路
RxDATc…クライアント側受信データ信号
RxCLKc…クライアント側受信クロック信号
TxDATw…WDM側送信データ信号
TxCLKw…WDM側送信クロック信号
RxDATw…WDM側受信データ信号
RxCLKw…WDM側受信クロック信号
TxDATc…クライアント側送信データ信号
TxCLKc…クライアント側送信クロック信号
OSC1,OSC2…基準クロック信号
RefCLKw…参照クロック信号

Claims (10)

  1. 第1光伝送路から入力される第1光信号を、前記第1光伝送路とは異なる第2光伝送路で伝送可能な第2光信号に変換する光インターフェイス装置であって、
    前記第1光信号を受信し、該第1光信号に対応した第1データ信号および第1クロック信号を再生する光受信部と、
    前記第2光信号に対応した第2クロック信号を生成するクロック生成部と、
    前記第1および第2クロック信号の周波数の差分を検出し、該差分を補償するために前記第1データ信号に対して行われるスタッフ処理におけるスタッフ量に関する情報を生成する周波数差検出部と、
    前記第2クロック信号のタイミングに従い、前記周波数差検出部で生成された情報に応じて、前記第1データ信号に対するスタッフ処理を行うスタッフ処理部と、
    前記周波数差検出部で生成された情報に基づいて、前記第1クロック信号の周波数偏差に異常があるか否かを判断する演算部と、
    前記スタッフ処理部から出力されるデータ信号が入力され、前記演算部で周波数偏差の異常ありが判断されたときに、前記第2光伝送路を介して下流側に接続される他の装置に前記周波数偏差の異常を知らせるアラーム表示信号を生成し、該アラーム表示信号を前記データ信号の所定領域に挿入するアラーム生成部と、
    前記アラーム生成部を通過したデータ信号を、前記第2光信号に対応したフレーム構成を有する第2データ信号に変換する変換部と、
    前記第2データ信号に従って光を変調して前記第2光信号を生成する光送信部と、
    を備えたことを特徴とする光インターフェイス装置。
  2. 請求項1に記載の光インターフェイス装置であって、
    前記光受信部は、前記第1光伝送路から非同期で入力される複数のチャネルの前記第1光信号を受信し、
    前記周波数差検出部、前記スタッフ処理部および前記アラーム生成部が、前記複数のチャネルにそれぞれ対応させて複数個ずつ設けられ、
    前記変換部は、前記複数個のアラーム生成部をそれぞれ通過した各データ信号を多重化して前記第2データ信号に変換することを特徴とする光インターフェイス装置。
  3. 請求項2に記載の光インターフェイス装置であって、
    前記クロック生成部は、
    前記第2光信号に対応した基準クロック信号を発生する固定発振器と、
    前記固定発振器から出力される基準クロック信号に同期した前記第2クロック信号を出力する位相同期回路と、
    を含むことを特徴とする光インターフェイス装置。
  4. 請求項1に記載の光インターフェイス装置であって、
    前記光受信部は、前記第1光伝送路から入力される1つのチャネルの前記第1光信号を受信し、
    前記変換部は、前記アラーム生成部を通過したデータ信号に、前記第2光信号に対応したオーバーヘッドおよび誤り訂正バイトを付加して前記第2データ信号に変換することを特徴とする光インターフェイス装置。
  5. 請求項4に記載の光インターフェイス装置であって、
    前記クロック生成部は、
    前記第2光信号に対応した基準クロック信号を発生する固定発振器と、
    前記固定発振器から出力される基準クロック信号および前記光受信部で生成される第1クロック信号が入力され、前記演算部で周波数偏差の異常なしが判断されたときに前記第1クロック信号を選択し、前記演算部で周波数偏差の異常ありが判断されたときに前記基準クロック信号を選択し、当該選択クロック信号を出力するセレクタ回路と、
    前記セレクタ回路から出力される選択クロック信号に同期した前記第2クロック信号を出力する位相同期回路と、を有し、
    前記周波数差検出部は、前記固定発振器から出力される基準クロック信号の周波数と前記位相同期回路から出力される第2クロック信号の周波数との差分を検出することを特徴とする特徴とする光インターフェイス装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の光インターフェイス装置であって、
    前記演算部は、前記周波数差検出部で生成された情報が、前記第1光信号の種別に対応した周波数偏差の規格内で発生するスタッフ量を超える値を示すときに前記第1クロック信号の周波数偏差に異常ありを判断し、該スタッフ量以内の値を示すときに前記第1クロック信号の周波数偏差に異常なしを判断することを特徴とする光インターフェイス装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の光インターフェイス装置であって、
    前記光送信部で生成された第2光信号とは反対方向に前記第2光伝送路を伝搬する第3光信号を受信し、該第3光信号に対応した第3データ信号および第3クロック信号を再生する対向側光受信部と、
    前記第3データ信号に対して、前記変換部で行われる変換とは逆の変換を行うとともに、該逆変換したデータ信号に含まれるデスタッフ量に関する情報を取得する逆変換部と、
    前記第3クロック信号および前記逆変換部で取得された情報を基に、前記第1光伝送路を伝送可能であって前記第1光信号とは反対方向に伝搬する第4光信号に対応した第4クロック信号を生成する対向側クロック生成部と、
    前記第4クロック信号に従い、前記逆変換部で取得された情報に応じて、前記逆変換部から出力されるデータ信号に対するデスタッフ処理を行い、前記第4光信号に対応した第4データ信号を生成するデスタッフ処理部と、
    前記第4データ信号に含まれる前記アラーム表示信号を識別して転送するアラーム転送部と、
    前記アラーム転送部を通過した第4データ信号に従って光を変調して前記第4光信号を生成する対向側光送信部と、
    を備えたことを特徴とする光インターフェイス装置。
  8. 請求項7に記載の光インターフェイス装置であって、
    前記対向側光受信部は、前記第2クロック信号を参照クロック信号として、前記第3データ信号および前記第3クロック信号の再生を行うことを特徴とする光インターフェイス装置。
  9. 波長分割多重(WDM)信号光が対向するWDM光伝送装置の間でWDM回線を介して伝送され、複数のクライアント装置がクライアント回線を介して前記各WDM光伝送装置にそれぞれ接続されたWDM光伝送システムであって、
    前記各WDM光伝送装置が請求項1〜8のいずれか1つに記載の光インターフェイス装置をそれぞれ含み、前記WDM回線が前記第2光伝送路により形成され、前記クライアント回線が前記第1光伝送路により形成されることを特徴とするWDM光伝送システム。
  10. 第1光伝送路から入力される第1光信号を、前記第1光伝送路とは異なる第2光伝送路を伝送可能で第2光信号に変換する光インターフェイス装置において、前記第1光信号の周波数偏差の異常を監視する方法であって、
    前記第1光信号を受信し、該第1光信号に対応した第1データ信号および第1クロック信号を再生し、
    前記第2光信号に対応した第2クロック信号を生成し、
    前記第1および第2クロック信号の周波数の差分を検出し、
    該検出した周波数の差分を補償するために前記第1データ信号に対して行われるスタッフ処理におけるスタッフ量に関する情報を生成し、
    前記第2クロック信号のタイミングに従い、前記スタッフ量に関する情報に応じて、前記第1データ信号に対するスタッフ処理を行い、
    前記スタッフ量に関する情報に基づいて、前記第1クロック信号の周波数偏差に異常があるか否かを判断し、
    前記第1クロック信号の周波数偏差に異常ありを判断したときに、前記第2光伝送路を介して下流側に接続される他の装置に前記周波数偏差の異常を知らせるアラーム表示信号を生成し、
    該アラーム表示信号を前記スタッフ処理後のデータ信号の所定領域に挿入し、
    前記アラーム表示信号を挿入したデータ信号を、前記第2光信号に対応したフレーム構成を有する第2データ信号に変換し、
    前記第2データ信号に従って光を変調して前記第2光信号を生成することを特徴とする入力周波数偏差の異常監視方法。
JP2010074395A 2010-03-29 2010-03-29 光インターフェイス装置および入力周波数偏差の異常監視方法 Expired - Fee Related JP5560833B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010074395A JP5560833B2 (ja) 2010-03-29 2010-03-29 光インターフェイス装置および入力周波数偏差の異常監視方法
US13/031,608 US8385746B2 (en) 2010-03-29 2011-02-21 Optical interface device, and abnormality monitoring method for input frequency deviation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010074395A JP5560833B2 (ja) 2010-03-29 2010-03-29 光インターフェイス装置および入力周波数偏差の異常監視方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011211288A JP2011211288A (ja) 2011-10-20
JP5560833B2 true JP5560833B2 (ja) 2014-07-30

Family

ID=44656619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010074395A Expired - Fee Related JP5560833B2 (ja) 2010-03-29 2010-03-29 光インターフェイス装置および入力周波数偏差の異常監視方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8385746B2 (ja)
JP (1) JP5560833B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5408339B2 (ja) * 2010-03-30 2014-02-05 富士通株式会社 送信装置及び受信装置、並びに送信方法及び受信方法
US9900104B2 (en) * 2011-04-01 2018-02-20 Infinera Corporation Multiplexer and modulation arrangements for multi-carrier optical modems
JP5378440B2 (ja) * 2011-04-08 2013-12-25 アンリツ株式会社 Opuフレーム生成装置及びopuフレーム試験装置
JP5809506B2 (ja) * 2011-09-27 2015-11-11 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両運動制御装置及びサスペンション制御装置
US8934479B2 (en) * 2011-10-28 2015-01-13 Infinera Corporation Super optical channel transport unit signal supported by multiple wavelengths
US9337939B2 (en) * 2012-09-28 2016-05-10 Intel Corporation Optical IO interconnect having a WDM architecture and CDR clock sharing receiver
JP6064620B2 (ja) * 2013-01-24 2017-01-25 住友電気工業株式会社 光送信器
US9647788B2 (en) * 2013-02-12 2017-05-09 Applied Micro Circuits Corporation Low latency multiplexing for optical transport networks
US9489009B2 (en) * 2014-02-20 2016-11-08 Samsung Electronics Co., Ltd. System on chip, bus interface and method of operating the same
WO2015145986A1 (ja) 2014-03-27 2015-10-01 日本電気株式会社 光トランシーバ制御回路、光ネットワークシステムおよび光トランシーバの出力制御方法
CN105323086B (zh) * 2014-07-11 2020-03-10 中兴通讯股份有限公司 指示同步时间源选择的方法、装置及系统
WO2017125961A1 (en) * 2016-01-18 2017-07-27 Nec Corporation Optical transmitter and method for controlling optical carrier frequency
CN106548251B (zh) * 2016-10-26 2020-10-27 广东南方海岸科技服务有限公司 一种基于主被动融合的电子监控系统及方法
CN114448548A (zh) * 2019-09-06 2022-05-06 华为技术有限公司 用于实现时钟源选取的方法、装置、系统及存储介质

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4393493A (en) * 1980-11-10 1983-07-12 International Telephone And Telegraph Corporation Automatic protection apparatus for span lines employed in high speed digital systems
IT1199859B (it) * 1985-03-06 1989-01-05 Cselt Centro Studi Lab Telecom Rete locale integrata ad alta velo-cita'riconfigurabile
JPH0771063B2 (ja) * 1989-12-20 1995-07-31 富士通株式会社 入力信号周波数異常検出回路
JP4177928B2 (ja) 1998-02-16 2008-11-05 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー 光伝送システムおよびその監視方法
EP0936760A2 (en) 1998-02-16 1999-08-18 Hitachi, Ltd. Optical transmission system and method of surveying the same
JP3610922B2 (ja) 2001-05-22 2005-01-19 日本電気株式会社 警報転送方法およびその装置
JP4183535B2 (ja) * 2003-03-20 2008-11-19 富士通株式会社 フレーム信号の速度変換処理を行なう光信号伝送装置
US8135285B2 (en) * 2005-12-22 2012-03-13 Ntt Electronics Corporation Optical transmission system and method
JP4425259B2 (ja) * 2006-10-04 2010-03-03 日本電信電話株式会社 光送信器のフレーム生成回路および光伝送方法
JP5071963B2 (ja) * 2007-01-17 2012-11-14 日本電信電話株式会社 デジタル伝送システム、およびデジタル伝送方法
WO2009001437A1 (ja) * 2007-06-26 2008-12-31 Fujitsu Limited 光インタフェース方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8385746B2 (en) 2013-02-26
JP2011211288A (ja) 2011-10-20
US20110236031A1 (en) 2011-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5560833B2 (ja) 光インターフェイス装置および入力周波数偏差の異常監視方法
US8681818B2 (en) Frame generating apparatus, optical transmission system, frame generating method, and optical transmission method
JP5375221B2 (ja) フレーム転送装置およびフレーム転送方法
JP4729049B2 (ja) 光送信器
EP2768169B1 (en) Transmission method, transmission equipment and transmission system
JP5498290B2 (ja) フレーム信号生成方法および装置
JP4870742B2 (ja) 光伝送装置
WO2011111839A1 (ja) クライアント信号収容多重装置及び方法
JP4560133B2 (ja) 光インタフェース方法及びその装置
US20170111116A1 (en) Transport apparatus and transport method
JP4425258B2 (ja) 光送信器のフレーム生成回路および光伝送方法
JP2008042288A (ja) 信号処理装置及び信号処理方法
JP5356865B2 (ja) 光伝送装置及び光伝送方法
ITMI20000545A1 (it) Metodo ed apparato per trasmettere/ricevere segnali digitali di livello stm-4(sdh) o sts-12(sonet) su due portanti rf in una sezione di rige
JP5461222B2 (ja) クライアントクロック再生装置およびクライアントクロック再生方法
US20170048022A1 (en) Transmission device, transmission system and transmission method
US9014550B2 (en) Transmission device, transmission method, and program
JP4941547B2 (ja) 光伝送装置及び光伝送方法
JP2009159062A (ja) データ伝送装置、方法、およびプログラム
JP5300956B2 (ja) クライアント信号収容多重装置及び方法
WO2017066996A1 (zh) 一种操作管理维护开销配置的方法、装置和系统
KR100927599B1 (ko) 종속신호를 통합하는 방법 및 통합 접속보드
JP5300954B2 (ja) クライアント信号収容多重装置及び方法
JP5300955B2 (ja) クライアント信号収容多重装置及び方法
EP3301834A1 (en) Reference clock transmission via proprietary line frame signal

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121129

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20121130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5560833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees