JP5560665B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水素を主成分とする燃料ガスと空気とを電気化学反応させて発電する燃料電池装置に関する。
近年、新発電システムの一つとして、小容量分散発電が容易であり、NOXやSOXなどの有害物質の発生がなく、しかも低騒音というメリットを有する電解質膜と触媒とを利
用した燃料電池装置が考えられている。
こうした燃料電池装置は、例えば、特許文献1から特許文献3などに開示されているように、燃料ガスである天然ガスなどから水素ガスを生成する改質装置と、この水素ガスと酸化剤としての酸素(気体)との電気化学的反応により発電を行なう燃料電池と、この燃料電池に酸素(気体)を供給する空気供給装置(空気ブロア)と、燃料電池で発生した電気エネルギーを商用電圧・周波数に変換する電力変換装置(インバータ)と、熱交換器を具備し燃料電池や改質装置で発生する熱を回収して他の排熱利用外部機器に熱を供給する熱回収装置と、本体(パッケージ)内を換気する送風装置(換気ファン)と、排熱を利用しない場合の冷却に使用する放熱装置(クーリングモジュール)とにより基本的に構成される。
また、上記基本的な構成において、各々の構成要素を円滑に動作させるために、天然ガスを昇圧するブロアや、天然ガスの硫黄分を除去する脱硫器や、改質装置に水(蒸気)を送るポンプや、燃料電池の電解質膜を加湿するために、この燃料電池に水を送るポンプや、水中の不純物を除去する浄化装置や、水の電解質を除去するイオン交換装置や、燃料ガス、空気、水の流量を電磁弁で制御する制御部としてのコントローラなどの、様々な補助機器が配置され、配管や配線によって物理的および電気的に接続されている。
このような燃料電池装置を家庭用の発電機として使用する場合、燃料電池装置は大きな設置スペースが必要となるため、屋外に設置されることが一般的であり、また家庭で使用する電力の一部若しくは全部を賄うため、終日運転することが普通である。そのため、燃料電池装置の運転時に大きな騒音が発生すると、使用者のみに止まらず、近隣住民にも不快感を与えることとなる。したがって、昼間においてはもちろんのこと、特に夜間においては、使用者や近隣住民に与える不快感を一掃するために燃料電池装置の低騒音化が不可欠となっている。
燃料電池装置から発生する騒音の多くは、燃料電池装置の構成機器である空気供給装置に起因し、吸気音や、運転時に発生する振動が配管や外郭などへ伝播することにより、燃料電池装置から大きな騒音が発生する。そのため、燃料電池装置の騒音源である空気供給装置の騒音を抑えることが必要である。
上記問題を解決する方法として、空気供給装置と例えば燃料電池などの空気供給先の機器とを接続する配管の直径を太くすることにより、圧力損失を低減し、空気供給装置を構成するモータの出力を下げる方法が有る。このようにすれば、モータの出力が下がるため、空気供給装置の振動を低減することができる。したがって、空気供給装置に接続された配管や、燃料電池装置の外郭に伝播する振動を低減することができると同時に、空気を吸気するときの圧力が低減されるため、吸気音を低減することができる。
また他の方法として、騒音源を収容する燃料電池装置の外郭に防音壁を取り付ける構成とした方法がある。
また他の方法として、図7、図8に示すように往復動空気圧縮機(図示せず)等の空気吸い込み口に消音器を取り付ける構成とした方法がある。
図7において、フィルター本体100は、フィルター101と尾管部102を有し、尾管部102で騒音の低周波成分を効果的に消去し、フィルター101を流通して空気を排出するので、空気を清浄にして、空気吸気音を低減することができる。
特開2002−216828号公報 特開2008−84564号公報 実公平3−13593号公報
しかし、空気供給装置と空気供給先の機器とを接続する配管の直径を太くすることにより、圧力損失を低減し、空気供給装置を構成するモータの出力を下げる方法では、空気供給装置と気体供給先の機器とを接続する配管を太くすることにより、ユニットが大型化するという問題がある。そのため、より多くの設置スペースが必要となり、家庭用として使用する場合では、設置スペースが確保できないなどの弊害が発生することとなる。また、モータの出力を下げることにより、空気供給装置の空気供給量が減少するため、燃料電池装置の発電出力の低下や発電効率の低下を招来するという問題がある。
また、騒音源を収容する燃料電池装置の外郭に防音壁を取り付ける方法では、ただ単に防音壁や振動吸収材を取り付けるだけの簡単な方法であるため、入射音エネルギーの透過損失の大きい高周波数域(たとえば1KHz以上)の騒音は比較的簡単な方法で遮音できるが、透過損失の小さい低周波数域(たとえば1KHz未満)の騒音を遮音するには、防音壁の厚さや材料の選定を留意しなければならず、コスト高や、肉厚化により防音壁のスペースを多大に要するという問題がある。
また、空気吸い込み口に消音器を取り付ける方法では、尾管部102を長く構成しているため、多大なスペースを要し大型化するという問題がある。また尾管部102での圧力損失が大きく、燃料電池装置の発電効率が低下するが、加えてフィルター101は布状濾材が蛇腹状に折りたたまれて構成されているため、フィルター101での圧力損失が付加され、さらに燃料電池装置の発電効率が低下するという問題がある。
そこで本発明は上記従来の課題に鑑み、コスト、設置スペースや発電性能や効率に影響を及ぼすことなく、空気供給装置の吸い込み部で発生する騒音を遮音・低減し、靜音化することが可能な燃料電池装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の燃料電池装置は、水素を主成分とする燃料ガスと空気とを電気化学反応させて発電する燃料電池と、前記燃料電池に空気を供給する空気供給装置と、空気吸い込み口と前記空気供給装置との間に設けられ前記空気吸い込み口の通路断面積よりも大きい通路断面積を有するフィルター収納部に空気中の不要物を除去するフィルターを収納したフィルター部とを備え、前記空気吸い込み口の通路断面積S11と前記フィルター収納部の通路断面積S12との比率S11/S12が0.1〜0.6%にしたものである。
これによって、フィルターが空気吸込み口から出る低周波域の騒音を下げるため、新たに部材を構成する必要がないのでコスト、設置スペースに全く影響を及ぼすことなく、燃料電池装置の外郭から漏出する騒音を遮音・低減でき靜音化が図れるようになる。
本発明の燃料電池装置によれば、簡単な構成でありながら、フィルターが空気吸込み口から出る低周波域の騒音を下げるため、新たに部材を構成する必要がないのでコスト、設置スペースに全く影響を及ぼすことなく、燃料電池装置の外郭から漏出する騒音を遮音・低減でき、靜音化が図れる。
本発明の実施の形態1における燃料電池装置の構成を示す概略構成図 同実施の形態の燃料電池装置のフィルター部を空気の流れ方向に平行な平面で切断した場合の断面を示す断面図 同実施の形態の燃料電池装置における空気吸い込み口とフィルター収納部との通路断面積の比率を変えたときの騒音と消費電力の変化を示す特性図 本発明の実施の形態2における燃料電池装置のフィルター部を図2のA−A線の部分で切断した場合の断面を示す断面図 本発明の実施の形態3における燃料電池装置のフィルター部を空気の流れ方向に平行な平面で切断した場合の断面を示す断面図 本発明の燃料電池装置の実施例における騒音測定結果を示す特性図 従来例のフィルター部を空気の流れ方向に平行な平面で切断した場合の断面を示す断面図 図7のB−B線断面図
第1の発明は、水素を主成分とする燃料ガスと空気とを電気化学反応させて発電する燃料電池と、前記燃料電池に空気を供給する空気供給装置と、空気吸い込み口と前記空気供給装置との間に設けられ前記空気吸い込み口の通路断面積よりも大きい通路断面積を有するフィルター収納部に空気中の不要物を除去するフィルターを収納したフィルター部とを備え、前記空気吸い込み口の通路断面積S11と前記フィルター収納部の通路断面積S12との比率S11/S12が0.1〜0.6%である燃料電池装置である。
上記構成により、簡単な構成でありながら、フィルターが空気吸込み口から出る低周波域の騒音を下げるため、新たに部材を構成する必要がないのでコスト、設置スペースに全く影響を及ぼすことなく、燃料電池装置の外郭から漏出する騒音を遮音・低減でき、さらに空気吸いこみ抵抗の増加による消費電力の上昇を抑制し発電効率に影響を及ぼすことなく靜音化が図れる。
2の発明は、特に第1の発明において、前記フィルターが、空気中の不要成分を吸着する吸着材で構成され、広い表面積で前記フィルターを通過する空気中の不要成分を効率よく吸着できるようにハニカム構造を有している燃料電池装置である。
上記構成により、広い表面積で前記フィルターを通過する空気中の不要成分を効率よく吸着できるようになるので、簡単な構成でありながら、コスト、設置スペースや発電能力に影響を及ぼすことなく、騒音を遮音・低減することが可能になる。
3の発明は、特に第1または第2の発明において、前記フィルターが、交換可能に設けられている燃料電池装置である。
上記構成により、燃料電池装置の設置場所の環境により不要成分の主成分に応じてフィルターを容易に交換することが可能になる。
以下、本発明の燃料電池装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における燃料電池装置のカソード空気の経路の構成を示す概略構成図であり、図2は、同実施の形態の燃料電池装置のフィルター部を空気の流れ
方向に平行な平面で切断した場合の断面を示す断面図である。
図1に示すように本実施の形態における燃料電池装置1は、燃料口9から燃料極8に供給される水素を主成分とする燃料ガスとカソード空気経路から空気極7に流入する空気とを電気化学反応させて発電する燃料電池6と、燃料電池6のカソード空気経路の途中に設けられ燃料電池6のカソードに空気を供給する空気供給装置4と、空気供給装置4と燃料電池6との間のカソード空気経路に設けられた加湿器5と、燃料電池6のカソード空気経路の空気吸い込み口11と空気供給装置4との間に設けられ空気吸い込み口11の通路断面積よりも大きい通路断面積を有するフィルター収納部12に空気中の不要物を除去して燃料電池6の電圧低下および耐久劣化を防止するフィルター13を収納したフィルター部10とを備え、空気吸い込み口11の通路断面積とフィルター収納部12の通路断面積との比率が0.1〜0.6%になっている。
また、フィルター13は、空気中の不要成分であるSO、NO、HSを80%吸着除去する活性炭シート(吸着材)で構成され、広い表面積でフィルター13を通過する空気中の不要成分を効率よく吸着できるようにハニカム構造を有しており、空気供給装置4の動作による吸い込み脈動を抑制している。また、フィルター部10は、空気吸い込み口11とフィルター収納部12の構成により、吸込み空気騒音の低周波域の騒音を下げる。
この構成を有する燃料電池装置1において、空気はフィルター部10の空気吸い込み側に設けられた空気吸い込み口11から吸い込まれる際、空気の吸い込み音である低周波域の騒音を下げて空気供給装置4で排出された後、加湿器5にて加湿されて燃料電池6の空気極7に流入する。また、燃料電池6の燃料極8には燃料口9から燃料ガスが供給される。また、燃料電池装置1は全面が本体カバー14で覆われ、燃料電池装置1の内部部品を風雨や外部からの侵入から保護するとともに、外部に漏れる騒音を遮音している。
次に、上記構成を有する空気吸い込み部11の吸込み空気の低周波域の騒音を下げるフィルター部10の動作について説明する。
図1、図2において、空気供給装置4は、たとえば回転翼を要するファンやポンプ等の送風機やダイヤフラム式電磁ポンプ等を設けることができる。空気吸い込み音は、空気供給装置4で発生する音の音源周波数に空気吸い込み口11が同調し、気柱共鳴を発生することが知られており、この現象が騒音となっている。
たとえば空気供給装置4をダイヤフラム式電磁ポンプとし、電源周波数を50Hzとした時、50Hzの倍数が音源周波数となり得る。このとき、空気吸い込み部11において空気吸い込み音が低周波数域(たとえば1KHz未満)の音域であれば、50、100、150、200、250,300、350、400、・・・・・・1000Hz未満の少なくとも一つの周波数で共鳴し、その周波数の騒音レベルが上昇する。
騒音を遮音する場合に壁材などの構造物を用いる方法もあるが、音の透過損失は、周波数が比較的高いときは大きくなり、壁材などの構造物で音源を覆うことにより大きな効果を発揮するが、周波数が比較的低い場合の透過損失は小さく、構造物で音源を覆い隠しても大きな効果は得られない。
そのため、本実施の形態では、空気吸い込み音の透過損失の小さい低周波数域の騒音を低減するために、空気吸い込み口11とフィルター収納部12を有するフィルター部10を配設し、空気吸い込み口11の通路断面積とフィルター収納部12の通路断面積との比率を0.1〜0.6%とすることにより低周波域の騒音を下げている。
また、図3は、本実施の形態の燃料電池装置における空気吸い込み口とフィルター収納部との通路断面積の比率を変えたときの騒音と消費電力の変化を示す特性図である。
本実施の形態では、図3に示すように、空気吸い込み口11の通路断面積とフィルター収納部12の通路断面積との比率S11/S12を0.1〜0.6%としたことで、低周波数域の騒音を低減するとともに、空気吸込み口11での抵抗が増加することによる空気供給装置4の消費電力の増加を抑制することが可能である。
ここで空気吸い込み口11の通路断面積とフィルター収納部12の通路断面積との比率S11/S12を0.1〜0.6%としたのは、騒音値の上限値を一般的に許容可能な騒音値として40dBとしたとき、比率S11/S12の上限値が0.6となり、また空気供給装置4の消費電力が比率S11/S120.1%を境に急激に上昇しはじめ、通常運転状態の限界であると判断したからである。
このように本実施の形態1に係る燃料電池装置では、空気吸込み口11を有した低周波域の騒音を下げるフィルター部10を配設するので、簡単かつ省スペース、低コストで騒音の低減を図ることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における燃料電池装置のフィルター部を図2のA−A線の部分で切断した場合の断面を示す断面図である。なお、実施の形態1と同様の構成については同一符号を付し、その説明は省略する。
図4に示すように、フィルター部10は、空気吸い込み口11とフィルター収納部12とハニカム構造のフィルター13で構成され、空気吸い込み口11から吸い込んだ空気はフィルター収納部12に配置されたハニカム構造の活性炭シート(吸着材)で構成されたフィルター13を通過する。このとき空気供給装置4は、電磁式ダイヤフラムポンプのため、空気吸い込み時に一定周期の脈動が発生するが、フィルター13を通過することで吸込み空気の脈動が抑制され、脈動時の振動音および全周波数帯域での騒音値が低減されるように構成されている。
次に、ハニカム構造の活性炭シート(吸着材)で構成されたフィルター13での脈動時の振動音および全周波数帯域での騒音値が低減するフィルター部10の作用を説明する。
空気供給装置4としては、電源仕様50Hzの電磁ポンプが一般的であるが、このとき空気供給装置4は電源周波数50Hzに応じて吸込み空気に脈動を与えている。フィルター部10の空気吸込み口から流入した空気は、フィルター収納部12の空気入り口側に設けた第1のバッファー部12aに溜まり、均一にハニカム構造のフィルター13に分配されて流通する。このときハニカム構造のフィルター13の整流作用により空気の脈動は抑制されるので、吸い込み空気の脈動時の振動音は低減される。
このように本実施の形態2に係わる燃料電池装置1では、空気吸い込みの脈動振動音を低減、および全周波数帯域での吸い込み騒音が低下した燃料電池装置を提供することができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における燃料電池装置のフィルター部を空気の流れ方向に平行な平面で切断した場合の断面を示す断面図である。なお、実施の形態1、実施の形態2と同様の構成については同一符号を付し、その説明は省略する。
図5に示すように、フィルター部10は、空気吸い込み口11とフィルター収納部12とハニカム構造のフィルター13で構成され、フィルター収納部12は、空気吸い込み口11の一面を分離した蓋15と、蓋15を除いたフィルター収納部本体16とで構成され、蓋15とフィルター収納部本体16は、フランジ部17で、ねじ18により締結して一体化されている。
次に、フィルター13の交換動作について説明する。
フィルター13は、ねじ18を緩めて、蓋15とフィルター収納部本体16を分離し、フィルター13を脱着自在に作業できる。
このように本実施の形態の燃料電池装置1では、燃料電池装置1の設置場所の環境により不要成分の主成分に応じてフィルター13を容易に交換することができる。
図1に示す構成の空気供給装置4を備える空気吸込み口11を燃料電池装置1に組み込み、この燃料電池装置1を空気供給装置4のみを単独運転した場合の騒音試験を行った。
このとき、測定対象である燃料電池装置1は防音室の中央に設置し、騒音値を測定するマイクロフォンは燃料電池装置1から1m離れた位置に設置した。マイクロフォンは人間の可聴域特性を模擬したA特性フィルターをかけて使用した。
ここで、空気供給装置4としては、電源仕様50Hzの電磁ポンプを使用し、フィルター部10は空気吸い込み口11の吸い込み面積S11とタンク12の横断面積S12の比率S11/S12が0.11%とした。ここで用いた空気供給装置4からの騒音測定は、その騒音が最大となる条件で行った。すなわち、空気流量が最大値となる騒音が最も大きくなる50L/min条件で運転させた。
騒音の測定結果を図6に示す。図6は燃料電池装置1の騒音の測定結果を1/3オクターブ周波数分析した結果である。これにより、フィルター部10を設けない場合には特に50Hz、100Hz、200Hz、400Hzの1KHz未満の低周波数において強いピークの騒音値を示すが、フィルター部10を設けた場合にはこの低周波数の騒音が低減されていることが確認できる。さらに、全周波数域におけるオールパス騒音値は、6dB低減されている。
本発明にかかる燃料電池装置は、設置スペースや発電能力に影響を及ぼすことなく、空気供給装置の空気吸い込み口で発生する騒音を低減することが可能となり、燃料電池コージェネレーションシステムのほか、燃料電池自動車等へも適用できるものである。
1 燃料電池装置
3 空気配管
4 空気供給装置
6 燃料電池
10 フィルター部
11 空気吸い込み口
12 フィルター収納部
13 フィルター

Claims (3)

  1. 水素を主成分とする燃料ガスと空気とを電気化学反応させて発電する燃料電池と、
    前記燃料電池に空気を供給する空気供給装置と、
    空気吸い込み口と前記空気供給装置との間に設けられ前記空気吸い込み口の通路断面積よりも大きい通路断面積を有するフィルター収納部に空気中の不要物を除去するフィルターを収納したフィルター部とを備え、
    前記空気吸い込み口の通路断面積S11と前記フィルター収納部の通路断面積S12との比率S11/S12が0.1〜0.6%である燃料電池装置。
  2. 前記フィルターは、空気中の不要成分を吸着する吸着材で構成され、広い表面積で前記フィルターを通過する空気中の不要成分を効率よく吸着できるようにハニカム構造を有している請求項1に記載の燃料電池装置。
  3. 前記フィルターは、交換可能に設けられている請求項1または2に記載の燃料電池装置。
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