JP2010218753A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料電池システムにおける騒音を低減し、エネルギー効率を向上させる。
【解決手段】酸化ガスを圧縮する圧縮機22と、圧縮機22から酸化ガスの供給を受ける燃料電池102と、圧縮機22から出力される酸化ガスを燃料電池102へ供給する配管の途中に設けられ、筐体内部に格子状又はハニカム形状の整流板を備えた消音器24と、を備える燃料電池システム100とする。また、消音器24の筐体外部に熱電変換素子を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】酸化ガスを圧縮する圧縮機22と、圧縮機22から酸化ガスの供給を受ける燃料電池102と、圧縮機22から出力される酸化ガスを燃料電池102へ供給する配管の途中に設けられ、筐体内部に格子状又はハニカム形状の整流板を備えた消音器24と、を備える燃料電池システム100とする。また、消音器24の筐体外部に熱電変換素子を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料極に燃料ガス(水素ガス)を、酸化剤極に酸化ガス(空気)を供給することにより燃料ガスと酸化ガスとの電気化学的な反応を起こして電力を発生させる燃料電池システムが用いられている。このような燃料電池システムは、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に適用されている。
このような燃料電池システムにおいては、燃料電池に酸化ガスである空気を送り込むための空気供給システムが設けられている。このような空気供給システムにおいて、空気圧縮機と燃料電池との間に、燃料電池への空気の流れを整流するための整流板を備えたディフューザを設ける構成が開示されている(特許文献1)。また、空気圧縮機と燃料電池との間に消音器や熱交換器を配置した空気供給システムが開示されている(特許文献2)。消音器は容積式とされている。
また、燃料電池からの排気の熱を熱電変換材料によって電気エネルギーに変換する技術が開示されている(特許文献3)。また、燃料電池への燃料ガスの供給ラインと燃料電池の冷却を行うための冷却水ラインとの間に熱電変換素子を設けて、温度差を利用して電気エネルギーを得る技術が開示されている(特許文献4)。
ところで、燃料電池システムに設けられた空気供給システムの空気圧縮機では断熱圧縮等により大流量の空気を供給する。空気圧縮機からは大量の空気が配管へ送り込まれるため、空気の流れに乱流が発生し、またその流速も速いために大きな気流音が発生する。
このような気流音を取り除くために消音器を設けた構成も開示されているが、防音材、防音カバー、高周波吸収型の大型消音器を設置しており、燃料電池システムの小型化及び低コスト化に対して問題がある。
また、燃料電池へ供給する空気の温度には上限値があり、燃料電池の入口ではその上限値以下の温度で空気を供給する必要がある。しかしながら、空気圧縮機における断熱圧縮によって供給される空気の温度が上昇するため、その温度を低減するインタークーラー等を設けることが必要とされている。
本発明は、上記課題を鑑み、新たな構成の燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明の1つの態様は、酸化ガスを圧縮する圧縮機と、前記圧縮機から酸化ガスの供給を受ける燃料電池と、前記圧縮機から出力される酸化ガスを前記燃料電池へ供給する配管の途中に設けられ、筐体内部に格子状又はハニカム形状の整流板を備えた消音器と、を備えることを特徴とする燃料電池システムである。
ここで、前記消音器の筐体外部に熱電変換素子が設けられていることが好適である。
また、前記消音器は、前記酸化ガスの入口から前記整流板までの少なくとも一部が径拡張するディフューザ構造を有することが好適である。
本発明によれば、燃料電池システムにおける騒音を低減できる。また、燃料電池システムにおける酸化ガスの熱を効率的に低減及び利用することができる。
本発明の実施の形態における燃料電池システム100は、図1に示すように、燃料電池102、酸化ガス供給系システム104、燃料ガス供給系システム106及び冷却系システム108を含んで構成される。
燃料電池システム100は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に搭載され、駆動系システム110に接続される。駆動系システム110は、駆動モータ50、エアコンプレッサモータ52、昇圧コンバータ54及び二次電池56等を含んで構成されており、駆動モータ50やエアコンプレッサモータ52は燃料電池102からの電力により駆動可能に構成されている。
燃料電池102は、複数の単位セルを接続して構成される。各単位セルは、電解質層を挟み込むように空気極と燃料極とを配置し、さらにその積層体をセパレータで挟み込んだ構造を有する。空気極側のセパレータには酸化ガスが酸化ガス供給系システム104により供給される。酸化ガスは、例えば空気とされる。空気極側のセパレータと空気極との間には酸化ガスを流通させる流路が形成されており、これにより空気極に酸化ガスが供給される。また、燃料極側のセパレータには燃料ガスが燃料ガス供給系システム106により供給される。燃料ガスは、例えば水素ガスとされる。燃料極側のセパレータと燃料極との間には燃料ガスを流通させる流路が形成されており、これにより燃料極に燃料ガスが供給される。電解質層における電気化学的な反応によって、酸化ガスと燃料ガスとの間で電荷のやり取りが行われ、各単位セルにおいて電力が発生する。
燃料ガス供給系システム106は、燃料ガス用ポンプ10を含んで構成され、燃料電池102へ燃料ガスを供給する。本実施の形態では、燃料ガス供給系システム106は従来の構成を適用できるので詳細な説明は省略する。
冷却系システム108は、ラジエータ12、三方弁14、ポンプ16、イオン交換器18等を含んで構成される。冷却系システム108は、燃料電池102における電気化学的な反応に伴って発生する熱を除去するために用いられる。ポンプ16によって、燃料電池102の熱を奪った冷媒がラジエータ12へ供給され、ラジエータ12において冷媒が冷却されて燃料電池102へ再び供給されるという循環が行われる。三方弁14は、ラジエータ12へ流れる冷媒の流量を調整するために用いられる。また、冷媒はイオン交換器18によって浄化される。本実施の形態では、冷却系システム108は従来の構成を適用できるので詳細な説明は省略する。
酸化ガス供給系システム104は、エアクリーナ20、圧縮機22、消音器24、圧力調整器26、バイパス弁28及び排気側消音器30を含んで構成される。エアクリーナ20は、酸化ガス供給系システム104に導入される酸化ガス(空気)に含まれる微粒子や不純物を取り除くためのフィルタを含んで構成される。エアクリーナ20において浄化された酸化ガスは圧縮機22へ供給される。圧縮機22は、モータによって駆動されるコンプレッサを含んで構成される。圧縮機22により酸化ガスは断熱圧縮され、消音器24を介して燃料電池102へ送り込まれる。燃料電池102に供給される酸化ガスの圧力及び流量は圧力調整器26及びバイパス弁28により調整される。また、燃料電池102から出力された酸化ガスは排気側消音器30を介して排気される。
本実施の形態における消音器24は、図2の断面図に示すように、筐体24a及び整流板24bを含んで構成される。筐体24aは、中空筒形状を有し、圧縮機22と燃料電池102との間に配置され、消音器24を通る酸化ガスの流路を構成する部材である。筐体24aは、熱伝導性が高い材料で構成することが好適である。例えば、銅、アルミニウム等の金属材料で構成することが好適である。また、筐体24aは酸化ガスの入口から整流板24bが配置されている位置までの少なくとも一部が徐々に径が拡張されたディフューザ構造を有していることが好ましい。このとき、内部を流れる酸化ガスが壁面から剥離しない程度に筐体24aの径を徐々に拡張させることが好適である。
筐体24aの内部には整流板24bが設置される。整流板24bは、酸化ガスの流れに沿った方向に細管を束ねた構造とする。例えば、図3の断面図に示すように、格子状の細管を組み合わせて構成すればよい。また、図4の断面図に示すように、ハニカム形状の細管を組み合わせて構成してもよい。なお、図3及び図4は、図2におけるA−Aラインに沿った断面図を示したものである。整流板24bは、熱伝導性が高い材料で構成することが好適である。例えば、銅、アルミニウム等の金属材料で構成することが好適である。整流板24bは、筐体24aのディフューザ構造の直後に配置することが好ましい。
このように整流板24bを含む消音器24を設けることによって、圧縮機22によって断熱圧縮された酸化ガスの流れが整流され、消音器24以降の酸化ガス供給系システム104における酸化ガスの流れの乱れが抑制される。これにより、燃料電池システム100における騒音を低減することができる。また、筐体24aをディフューザ構造とすることによって、断熱圧縮された酸化ガスの旋回流を減衰させることができ、消音器24の消音作用をより高めることができる。
また、本実施の形態における消音器24は、図5の構成図及び図6,図7の断面図に示すように、さらに熱電変換素子24c及び昇圧コンバータ24dを含んでもよい。なお、図6及び図7は、図5におけるB−Bラインに沿った断面図を示したものである。
熱電変換素子24cは、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する材料を含んで構成される素子である。例えば、2種類の異なる金属又は半導体を接合した熱電変換素子24cを適用すればよい。このような熱電変換素子24cとしては、ビスマス・テルル系(Bi−Te系)、鉛・テルル系(Pb−Te系)、シリコン・ゲルマニウム系(Si−Ge系)等のゼーベック効果を利用した熱電対が挙げられる。このような熱電変換素子24cを筐体24aの外周部に配置する。これによって、圧縮機22によって断熱圧縮された酸化ガスの熱が整流板24b及び筐体24aを介して熱電変換素子24cへ伝わり、筐体24aの外面の温度と筐体24aの周辺の温度の温度差によって熱電変換素子24cに起電力が生じる。電気エネルギーに変換されなかった熱エネルギーは周囲に放熱される。
熱電変換素子24cで発生した電力は昇圧コンバータ24dに入力される。昇圧コンバータ24dは、DC−DCコンバータを含んで構成され、熱電変換素子24cから出力される電圧を昇圧する。昇圧コンバータ24dの出力は、例えば、駆動系システム110で利用される。すなわち、駆動モータ50やエアコンプレッサモータ52の駆動用の電力として、又は、二次電池56の充電電力として用いられる。
このように消音器24に熱電変換素子24cを設けることによって、酸化ガスの圧縮断熱によって生じた熱を有効に利用することができる。これによって、燃料電池システム100のエネルギー効率を向上させることができる。また、従来のようにガス温度を低減させるためのインタークーラーを用いる必要がなくなったり、小型化したりすることができる。
10 燃料ガス用ポンプ、12 ラジエータ、14 三方弁、16 ポンプ、18 イオン交換器、20 エアクリーナ、22 圧縮機、24 消音器、24a 筐体、24b 整流板、24c 熱電変換素子、24d 昇圧コンバータ、26 圧力調整器、28 バイパス弁、30 排気側消音器、50 駆動モータ、52 エアコンプレッサモータ、54 昇圧コンバータ、56 二次電池、100 燃料電池システム、102 燃料電池、104 酸化ガス供給系システム、106 燃料ガス供給系システム、108 冷却系システム、110 駆動系システム。
Claims (3)
- 酸化ガスを圧縮する圧縮機と、
前記圧縮機から酸化ガスの供給を受ける燃料電池と、
前記圧縮機から出力される酸化ガスを前記燃料電池へ供給する配管の途中に設けられ、筐体内部に格子状又はハニカム形状の整流板を備えた消音器と、
を備えることを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
前記消音器の筐体外部に熱電変換素子が設けられていることを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1又は2に記載の燃料電池システムであって、
前記消音器は、前記酸化ガスの入口から前記整流板までの少なくとも一部が径拡張するディフューザ構造を有することを特徴とする燃料電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009061322A JP2010218753A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009061322A JP2010218753A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 燃料電池システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010218753A true JP2010218753A (ja) | 2010-09-30 |
Family
ID=42977373
Family Applications (1)
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JP2009061322A Pending JP2010218753A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 燃料電池システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010218753A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012225280A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-15 | Tokai Rubber Ind Ltd | 制遮音構造体 |
JP2016148743A (ja) * | 2015-02-10 | 2016-08-18 | 三恵技研工業株式会社 | 消音器及びその製造方法、燃料電池システム |
US10290881B2 (en) | 2014-10-15 | 2019-05-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hydrogen supply piping and method of manufacturing hydrogen supply piping |
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2009
- 2009-03-13 JP JP2009061322A patent/JP2010218753A/ja active Pending
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