JP5560471B2 - チャンネルスタックシステム及び動作方法 - Google Patents

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Description

ここに開示する方法及び装置は、コンポジット信号を構成するシステム及び方法に関し、より詳しくは、所望の一連のチャンネルを組み立ててコンポジット信号を形成するためのシステム及び方法に関する。
関連出願の相互参照
この出願は、2008年5月21日に出願された「Channel Stacking System and Method of Operation」という名称の米国暫定特許出願第61/054,886号ならびに2009年3月31日に出願された「Channel Stacking System and Method of Operation」という名称の米国非暫定特許出願第12/414,892号による優先権を主張するものである。
多くの居住用建築物、特に古い建物は、旧来のケーブル式配線設備となっており、それが、高帯域サービスを費用効率良く提供するのを難しくしていることがある。そのような建物の入居者が、高精細(HD)ビデオ及び/または高速データ通信サービスを望む場合、チャンネルスタックシステムを用いれば、これらの最新のサービスを既存のケーブル式設備を活用して提供することができる。
図1に示すように、チャンネルスタックシステム1200は、M個の発信元1205から複数の信号1210を受信することができる。一般的なチャンネルスタックシステムでは、発信元は衛星であるが、他の発信元から信号を提供することもできる。各信号1210は、所定の帯域内で周波数分割多重化された複数チャンネルの情報を含み得る。各帯域は、一般的にRF搬送周波数を基に変調されており、その搬送周波数は、複数の発信元の間で共通である場合もあればそうでない場合もある。受信機1215により提供される制御信号1225に基づいて、チャンネルスタックシステム1200は、入力信号1210を処理し、目的のチャンネルを抽出する。抽出された各チャンネルは、次に、単一ケーブルでの伝送に適した新たなコンポジット信号1220に組み立てられる(つまりスタックされる)。これを、チャンネルの配列化ということもある。コンポジット信号1220のチャンネルも周波数分割多重化されるので、(コンポジット信号1220内の指定された周波数でのプログラムを受信するよう構成された)各受信機1215は、制御信号1215を介して各ユーザにより要求されたチャンネルを受信することができる。
図2に、従来のチャンネルスタックシステムの受信機1230の信号処理動作の例をさらに詳細に示す。複数のRF信号1232を1つ以上のアンテナ(図示せず)で受信してアナログ前処理段1233へと送ることができる。アナログ前処理段は、先ず受信信号を1つ以上の低雑音増幅器で増幅し、それから、全帯域を帯域通過フィルタリングして帯域外雑音を取り除く。次に信号は、第1のアナログダウンコンバージョン段1234に供給され、そこで、各信号が、相対的に低い周波数のRF信号に(例えばKuバンドからLバンドに)ダウンコンバート(周波数逓降変換)される。この比較的低い周波数のRF信号は、次いで第2のアナログダウンコンバージョン段1236に送られ、そこで、アナログ技術を用いて中間周波数(IF)fIFの信号にダウンコンバートされる。アナログダウンコンバージョン段1236からの出力を、図2の振幅特性ダイアグラム1246に示す。1つの実施形態において、ダウンコンバートされた信号は、次にアナログ−デジタル変換段1238によりデジタル化される。デジタル化された信号は、次に、デジタルスイッチング及びフィルタリング/選択段1240に供給される。この段において、デジタルスイッチ(図示せず)が、所望のチャンネルに基づき適当な発信元を選択する。適当な発信元が選択されると、図2の振幅特性ダイアグラム1248に示すように、デジタルフィルタ(図示せず)を用いて所望のチャンネルが抽出される。次に信号は、アップコンバージョン及びデジタル−アナログ変換段1242に送られ、そこで、選択された各チャンネルが、図2の振幅特性ダイアグラム1250に示すように、適当な出力周波数foRに変換される。各チャンネルの出力周波数は、要求を行っている受信機に割り当てられた周波数に対応するよう選択される。アップコンバートされた各チャンネルは、次に、アナログ加算器を用いてコンポジット信号に組み立てられる(配列される)。コンポジット信号は、その一例を図2の振幅特性ダイアグラム1252に示すが、fを中心に、単一ケーブルでの伝送に適した帯域幅を有する。
上記のように、現行のチャンネルスタックシステムの衛星放送受信機は、一般的に複数回のダウンコンバージョン(周波数逓降)処理を採用している。例えば、従来のチャンネルスタックシステムの受信機の1つでは、2段階のダウンコンバージョンを採用している場合があり、第1段階は低雑音遮断(LNB)段におけるダウンコンバージョンであり、第2段階はIF段でのダウンコンバージョンである。複数回ダウンコンバージョンを行うシステムには、一般的に、回路が複雑で消費電力が高いという欠点がある。
さらに、上記のように、複数の発信元(例えば衛星)から受け取ったチャンネルを選択し抽出して、これらのチャンネルを所望の配列に組み立てるには、現在はアナログ技術が用いられている。そのような処理は、デジタル領域において、帯域通過フィルタリングやヒルベルト変換を行うことなく、より有利に行なえる。
チャンネルスタックのためのシステム及び方法が開示される。一実施形態において、チャンネルスタックシステムは、単一のダウンコンバータ段を用いて、受信したRF信号を、先ずLバンドまたはその他の比較的低い周波数のRF信号に変換することなく、直ちに中間周波数(IF)信号にダウンコンバートする。アナログ領域で一度だけ入力RF信号のダウンコンバージョンを用いることにより、所望の配列を有するデジタルコンポジット信号が生成される。デジタル信号スイッチング及び前処理(DSSP)段が、チャンネルの選択、抽出及び配列化をデジタル領域内で行う。チャンネル抽出及び変換回路が、所望のチャンネル配列を有するコンポジットデジタル信号を生成する。
一実施形態は、第1及び第2のダウンコンバータと、第1及び第2のアナログ−デジタル変換器と、デジタルスイッチング及び信号処理段とを備える。第1のダウンコンバータは、第1のRF入力信号を受信するための入力を有する。このRF入力信号は、多数の第1チャンネルを含む。第1のダウンコンバータは、1回のアナログRF−IF周波数変換を用いて、第1のRF入力信号を直ちに第1のIF信号に周波数逓降変換する。第1のIF信号は、第1のRF入力信号内に受信されたチャンネルを含む。第1のアナログ−デジタル変換器は、第1のIF信号を第1のデジタルIF信号に変換する。第2のダウンコンバータは、多数の第2チャンネルを含む第2のRF入力信号を受信するための入力を有する。第2のダウンコンバータは、1回のアナログなRF−IF周波数変換を用いて、第2のRF入力信号を直ちに第2のIF信号に周波数逓降変換する。第2のIF信号は、第2のRF入力信号内に受信された第2チャンネルを含む。第2のアナログ−デジタル変換器は、第2のIF信号を第2のデジタルIF信号に変換する。デジタルスイッチング及び信号処理段は、第1及び第2のデジタルIF信号を各々受信して、第1チャンネルのうちの少なくとも1つと第2チャンネルのうちの少なくとも1つとを結合して1つのデジタルコンポジット信号にする。
添付図面は、開示された実施形態の記載を補うためのものであり、実施形態を例示するためのものに過ぎず、実施形態を限定するものではない。
従来のチャンネルスタックシステムを採用した受信システムの最上位ブロック図である。 従来のチャンネルスタックシステムの信号処理動作を示す図である。 チャンネルスタックシステムの最上位構造及び信号波形図を示す図である。 チャンネルスタックシステムの詳細を示す図である。 図4のチャンネルスタックシステムに示される第1及び第2のダウンコンバータ回路を示す図である。 図4のチャンネルスタックシステムに示されるデジタルスイッチング及び信号処理段150の実施形態を示す図である。 図4のチャンネルスタックシステムに示されるデジタルスイッチング及び信号処理段150の実施形態を示す図である。 図4のチャンネルスタックシステムに示されるアップコンバータ回路を示す図である。 チャンネルスタックシステムの第2実施形態を示す図である。 チャンネルスタックシステムの第3実施形態を示す図である。 チャンネルスタックシステムの第4実施形態を示す図である。 チャンネルスタックシステムの第5実施形態を示す図である。 ダウンコンバータ段の一部を示す図である。
以下の記載及び関連する図面は、チャンネルスタックシステムの特定の実施形態を開示するものである。しかしながら、これらの実施形態の開示により、当業者であれば、他の実施形態も在ることは理解できよう。また、開示のシステムの周知の構成要素については、開示のシステムの肝心な詳細が分かり難くならないよう、詳細な説明を記載しない、または完全に省略する。
本明細書で用いる用語は、特定の開示された実施形態を説明するためのものであって、添付の特許請求の範囲を限定する意図はない。本明細書で用いられる場合、単数形の「不定冠詞」(「a」、「an」)および「定冠詞」(the)は、特段の定めがない限り、複数形も含む。さらに、「備える」、「備えた」、「含む」及び/または「含んだ」という文言は、本明細書で用いられる場合、記載の特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/または構成要素の存在を明示するものであるが、1つ以上のその他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素及び/またはそれらの群の存在または追加を排除するものではない。
さらに、実施形態の中には、例えばコンピュータデバイスの要素により実行される複数の動作シーケンスについて記載したものもあり得る。本明細書に記載の多様な動作は、特定の回路(例えば個別回路または特定用途向け集積回路(ASIC))、または1つ以上のプロセッサにより実行されるプログラム命令、または命令を実行するプロセッサと専用回路の両者の組み合わせにより行うことができる。さらに、本明細書に記載の複数の動作のシーケンスは、任意の、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体の形で完全に実施可能であり、そのような記憶媒体は、実行されると、関連付けられたプロセッサに、本明細書に記載の機能を遂行させる。このように、開示の実施形態の様々な態様は、いくつかの異なる形態を取り得、それらの全てが、特許請求された対象の範囲に含まれることを意図するものである。
図3は、チャンネルスタックシステム100の最上位構造と信号波形図を示す。図4は、チャンネルスタックシステム100を実施するためのさらに詳細な実施形態を示す。システム100は、1つのRF信号内にある複数のチャンネルを1つのコンポジット信号に「重ねる」または組み立てるよう動作し、このコンポジット信号内では、受信されたチャンネルが、セットトップボックスまたはその他の受信機やチューナのようなレンダリング手段への出力にとって望ましいチャンネルスロットに配置(または配列)されている。システム100では、1回のRFダウンコンバージョンを用いて受信信号をRFから中間周波数(IF)に落としている。次にIF信号をデジタル化して、残りの処理をデジタル領域で行えるようにする。信号が選択され、正しくスタックされた後に、システム100の出力は、アナログ領域に戻す変換をされ、適切なRF信号にアップコンバートされる。
信号102,104,106は、複数のRF発信元(1〜M)から受信される。RF入力信号102,104,106に含まれる第1または第2チャンネルの数及び/または各受信信号の帯域幅は異なる場合がある。例えば、RF入力信号102について、全チャンネルの帯域幅は、100MHz〜5GHzの範囲内、より限定的には500MHz〜2GHzの範囲内とすることができる。一例として、28のチャンネルがあり、各チャンネルが40MHzの帯域幅とすることができる。あるいは、各々29MHzの帯域幅で40チャンネルとすることもできる。一実施形態において、信号は、16のチャンネルを含む500MHzの帯域幅の衛星信号から受信される(つまり、衛星トランスポンダにつき1つのチャンネル)。各チャンネルは29MHzの帯域幅となる。2GHzの帯域幅の衛星は、典型的には、偏波毎に60のトランスポンダを用いており、各チャンネルの帯域幅は、一般的に、6〜30MHzの範囲にあり、典型的には、トランスポンダにつき1つのチャンネルとなっている。任意の特定の受信信号102に含まれるチャンネルの数は、4、6、8、16、24、28、32、40、48、60、120またはそれ以上であり得る。
本開示のシステムの一実施形態において、「RF信号」とは、中心周波数が3GHzの周波数帯より上にある信号である。RF信号には、中心周波数が3〜40GHzの範囲内にある信号を含めてもよい。別の実施形態においては、より限定的に5〜30GHzの範囲であり、さらに別の実施形態においては、さらに限定的に8〜26GHzの範囲である。一実施形態において、RF信号は、軌道衛星から受信可能なXバンド、Kuバンド、Kaバンドの信号を含む。X/Ku/Kaバンドは、実例として、Xバンドが7GHz〜12.5GHz、Kuバンドが10.7GHz〜12.75GHz、Kaバンドが17.3GHz〜20.3GHzの周波数帯である。しかし、当業者にとって、別の実施形態で、RF信号が、より低いまたは高い周波数のものであってもよいことは理解できるはずである。
さらに、一実施形態において、「IF信号」とは、中心周波数が3GHzの周波数帯の下にある信号であり、ベースバンド(中心周波数が0Hzの)信号を含む。特定の実施形態では、IF信号は、中心周波数が0〜2.5GHzの範囲内、より限定的には、0〜1GHz、さらに限定的には0〜500MHzの範囲内にある信号を含む。当業者であれば自明のように、IF信号に含まれる変調/チャンネル情報は、IF信号の中心周波数を超えて広帯域にまたがっており、IF信号の帯域幅は、数百メガヘルツないしは1ギガヘルツ以上に亘ることがある。しかし、そのような実施形態でも、IF中間周波数は、典型的には先に定義したように3GHzより下となる。一実施形態において、IF信号は、衛星信号を既にダウンコンバートした他のシステムから受信されるLバンド信号(例えば950MHz〜2150MHz)を含む。別の実施形態において、「IF信号」は、開示のチャンネルスタックシステム内で予め周波数変換された信号を指し、RF信号は、開示のシステムのチャンネルスタックシステム内で予め周波数変換されていない信号を指す。しかし、当業者であれば、別の実施形態において、IF信号が、RF信号より相対的に低い周波数の、本開示のチャンネルスタックシステムにおいて周波数変換されていない任意の信号であってよいことは理解できよう。
図3及び4に示すように、各信号102,104,106は、アナログ前処理及びダウンコンバージョン(APD)段1071−Mのうちの1つに接続される。一実施形態において、1つ以上のAPD段107が、受信信号を最初に増幅する増幅器111,121を備える(図4参照)。さらに、いくつかのAPD段107では、フィルタ112,122が、帯域外ノイズを除去するための全帯域通過フィルタリングを行う。全帯域幅が2GHzの実施形態では、受信された全てのチャンネルがデジタルスイッチング及び信号処理段(DSSP)150に確実に受け渡されるようにするため、RFフィルタとIFフィルタが各々2GHzの通過帯域を提供している。一実施形態において、それらのRFフィルタ112及びIFフィルタ115は、固定された通過帯域幅または中心(またはカットオフ)周波数を有する。別の実施形態において、RFフィルタ112及び/またはIFフィルタ115は、可変通過帯域を有する。さらに別の実施形態において、帯域幅は全帯域幅より小さくしてもよい。そのような実施形態において、1つ以上のRFフィルタ112及びIFフィルタ115が、受信されたチャンネルのうちの少なくとも1つを減衰もしくは除去する。一実施形態において、RFフィルタ112及び/またはIFフィルタ115は、1つのチャンネルのみ通過させるのに適した通過帯域を有するよう調節可能である。そのような増幅及びフィルタリングは任意に選択可能であり、本開示の方法及び装置の一実施形態においては、APD段107の全てには含まれず、また、一実施形態においてはどのAPD段107にも設けない。
各APD段107では、信号がベースバンドにダウンコンバートされる(つまり、中心周波数が0Hzにされる)。第1のダウンコンバータ113は、第1のRF入力信号102の周波数をダウンコンバートして第1のIF信号118にする。ダウンコンバートで得られた第1のIF信号118は、受信RF信号102で搬送された複数の第1チャンネル102a,102b等を含む。
ベースバンドへのダウンコンバージョンは、1回のアナログミキシングで(つまり周波数変換を1回だけ用いて)行われる。その間、「実」成分のみ有する(つまり「虚」成分を持たない)信号が、実I(同相)成分と虚Q(直交)成分とを有する複素信号に変換される。本開示の方法及び装置の一実施形態において、各APD段107からの出力信号のスペクトルは、図3の振幅特性ダイアグラム125に示すようにゼロヘルツを中心周波数とする。
図4は、図3には示されていないAPD段107の詳細と、チャンネルスタックシステム100のデジタル−アナログ変換器(DAC)及び複素実変換段109の詳細を示す。本開示のシステムは、ここで用いられている個数の並列ダウンコンバージョン段に限定されない。すなわち、本システム100は、任意の複数の並列APD段を含み、その数は、例えば、2、3、4、6、8、16、24、32、48、60、120またはそれ以上であり得る。これに代えて、別の実施形態において、各RF発信元に対して複数のチャンネルを有する単一のAPD段を用いてもよい。
第1のAPD段107は、図5にさらに詳しく示す第1のダウンコンバータ113を含む。第1のダウンコンバータ113は、複数の第1チャンネル102a,102b等々を含む第1のRF入力信号102(図4参照)を受信するための入力端117を有する。
図5に示すように、ダウンコンバータ113は、周波数発振源119と、90度移相器105(例えば90度ハイブリッドカプラ)と、ミキサ202及び204と、信号スプリッタ103と、増幅器222a〜222cを備える。入力信号102は、増幅され周波数分波されて各ミキサ202及び204に送られる。周波数発振源119は、基準周波数206を90度移相器105に供給する。移相器105は、0度移相された基準周波数206をミキサ202の局部発振器ポートに供給すると共に、相対的に90度移相された基準周波数206をミキサ204の局部発振器ポートに供給する。一実施形態において、周波数発振源119は固定されている。別の実施形態において、周波数発振源119は可変である。周波数発振源119は、任意の特定の基準周波数の信号206を供給するよう設定されるものでもよい。一実施形態において、周波数発振源119は、入力信号102をベースバンド(ゼロIF)に直接ダウンコンバートするための周波数で信号206を供給する。別の実施形態において、周波数発振源119は、入力信号102を低いIFにダウンコンバートするための周波数で信号206を供給する。この実施形態によれば、IF信号は、0Hzから外れた中心周波数を有する。そのような実施形態において、IF信号の全帯域幅は、以下に述べるように、直流(DC)よりも上側にある。一般的に、信号帯域の下端は、占有する周波数帯を最小限にし、それによりADCのサンプリングレートを最小限とするためにDC付近にある(ただし、低周波フリッカノイズ及び/またはDCリークといった悪い影響を避けるため、DCとその直近の周波数、一般的に数百kHzまたは数MHzの範囲、は含まない。)
ミキサ202及び204の出力端は増幅器222b及び222cにそれぞれ接続されている。増幅器222b,222cからの出力は直交位相のダウンコンバートされた信号118a及び118bである。
図4に戻って、信号118及び124は、IおよびQアンチエイリアスフィルタ115及び125でフィルタリングされてから、一対のADC108及び108で各々デジタル化されて、デジタル化信号140及び128を生成する。デジタル化された信号140及び128は、次にDSSP150に送られる。これらの信号は、各々、入力RF信号102,104が受信されたときに存在していたチャンネルのうちの少なくとも1つを含む。なお、APD段1071−Mにより提供される各複素信号の全帯域がアナログデジタル変換器1081−Mによりデジタル化されることも特記しておく。
デジタル化された信号を受け取ると、DSSP150は、そのスイッチング及び信号処理の機能を全てデジタル領域において行う。本開示のシステムの一実施形態において、DSSP150はデジタル信号プロセッサとして実施される。別の実施形態では、DSSP150は、特定用途向け集積回路(ASIC)であり、それには無線周波数IC(RFIC)が含まれるといえる。当業者には、以下に述べるDSSP150の機能を実施するために、その他の回路ないし装置(例えばプログラム可能ゲートアレイ等)を用いてもよいこと、したがって、そのような代替例またはそれらの任意の組み合わせをDSSP150とともに実施してもよいことは自明であろう。
図3に示すように、DSSP150は、マトリックススイッチ段151と、チャンネル抽出段153と、チャンネル周波数変換段155と、複素チャンネル結合段156を備える。一実施形態において、デジタル化された信号は、先ずスイッチングマトリックス151に供給される。スイッチングマトリックス151は、M個の複素デジタル信号入力のそれぞれを同時に選択して、各入力信号を、N個の複素デジタル出力のうちの1つ以上に経路指定することができる。一般的に、デジタル出力の数、Nは、チャンネルスタックシステム100の出力側に接続される(図示されない)受信機の数より多いかまたはそれに等しい。
信号発信元が各々、チャンネル抽出段153の適当な入力端にスイッチングマトリックス151によって経路指定されると、チャンネル抽出段1531−Nは、ベースバンド入力信号から目的のチャンネルを抽出する(つまり、対象でないチャンネルは全て取り除く)。本開示の方法及び装置の一実施形態において、これは先ず、チャンネル抽出段153で、所望のチャンネルをベースバンドにデジタルに変換することにより行われる。なお、本開示の方法及び装置のいくつかの実施形態において、チャンネルは既にベースバンドにある。その場合、この周波数変換は行われない。変換されたチャンネルは、次いで、デジタルに低域通過フィルタリングされて、対象外の任意の帯域内チャンネルを抑制して、対象となるチャンネルのみ残るようにする。振幅特性ダイアグラム127は、チャンネル抽出段153からの複数対のI及びQ出力のうちの一対に対応しており、目的のチャンネルを示しており、元は周波数fに中心があったものをベースバンドにダウンコンバートして、その他の対象外のチャンネルを信号からフィルタリングして取り除いたものである。
抽出されたベースバンドチャンネル(チャンネル抽出段153の出力端につき1つ)は、次にチャンネル周波数変換段1551−Nに供給され、そこで各チャンネルがベースバンドから中心周波数がゼロでない周波にアップコンバートされる。一実施形態において、これらの中心周波数がゼロでない周波は、それぞれ受信機(図示せず)の1つに一対一で関連付けられる。図3の振幅特性ダイアグラム128に示すように、N番目の切り換えられた出力に対応する対象チャンネルは、fokRにアップコンバートされている。ここでfokRは、受信機Rで受信するために信号をこの周波数に移動(つまりアップコンバート)させるべき周波数である。したがって、各チャンネルは、ゼロ以外の中心周波数fokiにアップコンバートされる。ここで添え字「i」は、1〜R番目の受信機を表す値1〜Rの1つを指す。次に各チャンネルは、複素チャンネル結合段156において結合される。ここで、全てのチャンネルは、振幅応答ダイアグラム129に示すような、ベースバンドに中心が置かれた1つの結合された複素信号158に統合される。
このような結合された複素信号が、いったんDSSP150から出力されると、DAC及び複素実変換段109に供給される。この段109では、先ずI及びQチャンネルがアナログ信号に変換され、次にI及びQ成分の信号が実信号188に変換される。この変換の間、信号は、各チャンネルの中心が、そのチャンネルを要求した受信機に対応する周波数となるような中心周波数fにアップコンバートされる。この出力信号188が、図3の振幅特性ダイアグラム131に示すようなコンポジット信号である。この出力信号は、fを中心とし、単一ケーブルでの伝送に適した帯域幅を有する。
周波数のダウンコンバージョンの回数を制限し、多くの処理をデジタル領域で行うことで、コンポジット信号の品質を従来技術で得られるものより向上させることができる。さらに、フィルタリングの多くをデジタル領域が行われるので、フィルタリングの品質をより良く制御することができる。結果的に、より多くのチャンネルをコンポジット信号に重ねることができ、それにより、単一の出力ケーブルの限られた帯域幅をより良く活用することができる。
DSSP150は、第1チャンネル102a,102bの少なくとも1つと第2チャンネル104a,104bの少なくとも1つを組み合わせて、図3に示す振幅応答ダイアグラム129に示す1つのデジタルコンポジット信号158にする。DSSP150についてのさらに詳細な説明は、図6及び図7を参照して後述する。
第2のAPD段107は、第1のAPD段107と同様に構成されており、任意選択可能にRF段増幅器121と、RFフィルタ122と、IFフィルタ125とを備えており、これらは各々、第1のAPD段107の対応する構成要素と同じ構造、種類、及び動作のものであってよい。また第2のAPD段107は第2のダウンコンバータ123を含み、第2のダウンコンバータ123は、複数の第2チャンネル104a,104bを含む第2のRF入力信号104を受信するための入力端141を有する。第2のダウンコンバータ123は、第2のRF入力信号104の周波数をダウンコンバートして、複数の第2チャンネル104a,104bを含む第2のアナログIF信号124にする。第1のダウンコンバータ回路113と同様に、一実施形態では、第2のダウンコンバータ123も直交位相(I及びQ)信号を提供する。そのような実施形態では、第2のIF信号128は、一対の直交位相信号である。第2のAPD段107の出力端は、第2のADC108に接続されており、第2のADC108は、第2のIF信号124を第2のデジタルIF信号128に変換する。
一実施形態において、各APD段107は、アナログ領域でのダウンコンバージョンを一度行う。そのような実施形態において、APD段107内のダウンコンバータ113,123,133は、チャンネルスタックシステムにおいて、RF入力信号102,104,106をIF信号118,124,134にダウンコンバートするための唯一のアナログ領域ダウンコンバータである。しかし、別の実施形態で、この他にアナログ領域ダウンコンバータを設けてもよい。本開示のシステムの一実施形態において、第1、第2、第3のIF信号118,124,134は、実質的に同じIF周波数で作動する。
本開示のシステムによれば、いくつかの異なるダウンコンバータ構造を採用することができる。一実施形態において、APD段107は、直交位相(I及びQ)のダウンコンバートされた信号を提供し、例えば、周波数発振源119により生成される基準信号206が、画像信号を、ダウンコンバートされたIF信号118及び124の帯域内に配置するときなど、その後の画像除去を可能とする。特定の実施形態において、基準信号206の周波数(図5参照)は、RF入力信号の変調帯域幅の中心となるように選択される。このように選択することで、ゼロ周波数を中心に変調帯域幅を畳み込むことにより変調帯域幅の2分の1に相当する幅まで出力をフィルタリングすることが容易になる。後でより明確に説明するが、直交ダウンコンバージョンにより、これらの信号を復元させることができる。
システム100は、さらに第3のAPD段107を備える。第3のAPD段107は、複数の第3チャンネル106a,106bを含む第3のRF入力信号106を受け取るための入力端133aを有する第3のダウンコンバータ133が設けられている。第3のダウンコンバータ133は、第3のRF入力信号106を周波数ダウンコンバートして、複数の第2チャンネル106a,106bを含む第3のIF信号134にする。第3のダウンコンバート段は、さらに、第3のIF信号134を第3のデジタルIF信号138に変換する第3のアナログデジタル変換器108を備える。しかし、図4から分かるように、第3のAPD段107では、ダウンコンバータ133の前に増幅及びフィルタリングを行わない。後述する一実施形態において、第3のAPD段107は、別のチャンネルスタックシステム100からの出力188を受け取るために(すなわちシステムを縦続接続するために)用いることができる。したがって、第3のAPD段107は、そのような別のチャンネルスタックシステムから出力されるLバンド信号を受け取るように設定可能である(図11及びそれについての後述の記載を参照されたい)。
第1のAPD段107の出力端は、第1のアナログIF信号118を第1のデジタルIF信号140に変換する第1のアナログデジタル変換器(ADC)108に接続されている。なお、第1のデジタルIF信号140は、同相(I)及び直交(Q)成分の両方を有する複素信号である。ADC108は、十分な信号分解能の、例えば、供給されるダウンコンバートされた信号により決まるナイキストレート以上のクロック周波数を用いて少なくとも4ビット幅を提供するような、従来の設計のものでよい。
また図4に示すように、一実施形態の第1、第2及び第3のADC108,108及び108は、各々一対のADCとして実現される。各対は、IF信号の同相(I)成分の処理専用の1つのADCを有する。対のもう一つのADCは、複素IF信号118,124及び134のQ成分の処理専用である。一実施形態において、これらのADC108は、十分な量の信号分解能(例えば、ADC108に供給されるダウンコンバートされた信号により判定されるナイキスト速度以上のクロック周波数を用いて少なくとも4ビット幅を提供するような)を提供する従来の設計のものでよい。ADCの前段に、フィルタ(例えば低域通過フィルタ)115,125,135を設けて、あらゆる帯域外干渉を減衰し且つエイリアシングを防ぐようにしてもよい。
上記のように、DSSP150は第1及び第2のデジタルIF信号140,128,138をそれぞれ受け取る。DSSP150は、少なくとも1つの第1のチャンネル102a,102bと少なくとも1つの第2のチャンネル104a,104bとを組み合わせて1つのコンポジット信号158にする。このコンポジット信号158は、一実施形態において、一対の直交位相信号158a,158bとして提供される。
本開示のチャンネルスタックシステム100の一実施形態において、DAC及び複素実変換段109は、コンポジット信号をアナログ領域に戻し、及び/または、該信号を所望の信号プロトコルまたは規格に準拠する信号形式に再変調する。例えば、本開示のシステムの一実施形態において、DAC及び複素実変換段109は、出力信号158をMoCA(マルチメディア・オーバー・コアックス・アライアンス)規格、またはイーサネット(登録商標)IPTVに準拠する形式にする。図4に示す実施形態において、システム100は第1及び第2のDAC160,170と、アップコンバータ180を備える。第1のDAC160は、デジタル直交位相信号158a,158bの一方とクロック信号とを受け取り、第2のDAC170は、デジタル直交位相信号158a,158bの他方とクロック信号とを受け取る。DAC160は、2つの直交位相アナログコンポジット信号168,178のうちの一方を、DAC170は他方を生成する。アップコンバータ180は、両直交位相コンポジットアナログ信号168,178を受け取って、1つのアップコンバートされたコンポジット信号188を生成する。一実施形態において、DSSP150は、直交位相信号158a,158bをベースバンドで発生し、アップコンバータ180は、直交位相コンポジット信号168,178をベースバンドからLバンド周波数帯に周波数変換する。Lバンドは、テレビのセットトップボックス(STB)等のような受信機に供給するのに有用である。もちろん、アップコンバータは他の周波数への変換を行ってもよい。信号の復調を行うこともでき、その後、直交振幅変調のような異なる形式の再変調を行うこともできる。チャンネルスタックシステム100は、衛星受信アンテナ近傍に設けられるシステムのような、衛星放送受信システムの一部としての屋外ユニット(ODU)として実施することができる。
図6及び図7は、図4のチャンネルスタックシステムに示すDSSP150の実施形態を図解するものである。特定の実施形態において、DSSP150のスイッチングマトリックス151は、それぞれIスイッチマトリックス302及びQスイッチマトリックス304を含み、1つ以上(図ではN個の)チャンネル抽出/変換回路300をチャンネル抽出段153内に備える。後でより詳細に説明するように、チャンネル抽出/変換回路300,350は、所望のチャンネルを抽出し、そのチャンネルを出力信号158の所望のチャンネルスロットに位置決めもしくは配置する。一実施形態において、チャンネル抽出/変換回路の数は、出力信号158内の利用可能なチャンネル(つまりチャンネルスロット)の数(例えば、4,6,8,16,24,28,32,40,48,60,120またはそれ以上のチャンネル)と等しくされる。しかし他の実施形態において、それより多いまたは少ない数のチャンネル抽出/変換回路をDSSP150内に設けてもよい。さらに、本開示のシステム100の一実施形態においては、両方の種類のチャンネル抽出/変換回路300及び350がDSSP150に設けられる。別の例では、以下にさらに説明するように、システム100は回路300または350のいずれかを備える。
システム100の一実施形態において、図4のAPD段107のI及びQ出力端におけるスペクトルは、DCを中心に畳み込まれる。これは、LO周波数が入力信号帯域内、典型的には入力帯域幅の中心に当たるからである。このスペクトルの畳み込みのため、I信号及びQ信号はいずれも、元はKaバンドないしKuバンドの画像周波数(画像は、RFLO発振源119を基準として、KuバンドないしKaバンドの周波数である)のチャンネルの線形の組み合わせを含む。つまり、LI(低域側画像)とUI(高域側画像)を含む。本開示のシステムにおけるチャンネル抽出及び配置方法は、2段階で行われる。すなわち、第1段階で、所望の画像の(LIまたはUIのいずれかの)チャンネルを入力信号から抽出し、第2段階で、これらのチャンネルを所望の出力周波数にアップコンバートして配置する。
上記の状況下で、2通りのケースが考えられる。すなわち、ひとつは、RFLO119の周波数が2つのRFチャンネル(つまりトランスポンダ)の間にある場合であり、もうひとつは、RFLO119の周波数がチャンネルないしトランスポンダの帯域幅内にある場合である。
図6は、RFLOが2つのチャンネルの間にある(すなわち、ゼロ中間周波数(ZIF)出力が、チャンネル間のDCの辺りで畳み込まれる)場合の、1つ目のケース向けに構成されたチャンネル抽出/変換回路300を用いたDSSP150の実施形態を示す。チャンネル抽出/変換回路300は、2つの処理段307及び309を備える。これらについては各々後述する。図7は、第2のケースにおける、すなわちRFLOが1つのチャンネル内にある(そのチャンネルがZIF出力のDCの辺りで畳み込まれる)場合の、チャンネル抽出/変換器350を用いたDSSP150の実施形態を示す。この場合のLO周波数の好ましい位置は、チャンネルの中心付近である。この実施形態において、チャンネル抽出/変換回路350は、処理段359を含み、一実施形態では、この処理段は、図6に示すチャンネル抽出/変換回路300の処理段309と同じである。例えば、同じデジタル回路(例えば、図6のチャンネル抽出/変換回路300)をチャンネル抽出/変換回路300及び350の両方に用いることができる。例えば、第1段307を迂回することで、回路300を回路350の構造にすることができる。あるいは、回路350の構造から回路300の構造に所望のように再構成することができる。この場合の再構成とは、例えば、デジタル信号プロセッサがプラットフォームである場合、デジタルマルチプレクサまたはスイッチを用いて段307を接続するかまたは迂回することを意味する。
入力信号からのチャンネル抽出と所望の出力周波数つまりチャンネルスロットへの配置は、以下の解析を用いて説明することができる。
図4のLO周波数発振源119の角周波数をωRFとしたとき、入力されるRF衛星信号の(APD段107の点103における)LIおよびUIチャンネルは、以下の式で表せる。
cos(ωRF−ωLI)t+cos(ωRF+ωUI)t …(1)
ここでωLI=ωUIであり、LO周波数ωRFに対する画像チャンネルの角周波数を表し、このLO周波数から均等に離間されている。式(1)の最初の項が、LO周波数ωRFを基準に測定した場合の低域側の画像(LI)チャンネルを表し、2番目の項が高域側の画像(UI)チャンネルを表す。
図6に示すチャンネル抽出/変換器の実施形態では、同相信号Ik310と直交信号Qk320が、図3及び図4に示すAPD段107における衛星信号のダウンコンバージョンにより得られる。ダウンコンバージョンは、衛星信号に同相及び直交LO信号を乗算し、次にアンチエイリアシングフィルタで低域通過フィルタリングし、さらにADCで信号をデジタル化し、そしてスイッチングマトリックス302及び304で所望の発信元を選択/ルーティングすることにより行われる。この時点で信号Ik310及びQk320はデジタルであるが、解析のために、これらの信号を以下の式で表すことができる(なお簡潔化のため、1/2、2等のスケールファクタは、全ての式から省略されている)。
310の同相信号Ikは、
[cos(ωRF−ωLI)t+cos(ωRF+ωUI)t]・cos(ωRFt)
=cos(ωLIt)+cos(ωUIt) …(2)
ここで、和周波数の項〜2・ωRFは、信号が低域通過フィルタリングされるため取り除かれる。
同様に、320の直交信号Qkは、
[cos(ωRF−ωLI)t+cos(ωRF+ωUI)t]・cos(ωRFt−90°)
=cos(ωLIt−90°)+cos(ωUIt+90°) …(3)
式(2)及び(3)から、Ik及びQkの項が、元はKaバンドないしKuバンドの画像周波数から、同じ周波数ωLIまたはωUI(ωLI=ωUI)に当てはめられた2つのチャンネルの線形の組み合わせを含むことが分かる。
次に、周波数fのデジタルLO信号315を用いて(fは、ωLI及びωUIに等しくなるよう選定された角周波数ωに対応しており、ω≒ωLI=ωUI、つまり、ωは、ωLIまたはωUIで表されるチャンネル帯域幅の中心に当たる)、IkおよびQkが、以下のようにゼロIFにダウンコンバートされる。
310からの同相信号Ikは、式(2)の左項に同相LO=cos(ωt)を乗算し、それから311で低域通過フィルタリングして和の項を除去することによりゼロIFに変換される。それにより、出力端312では信号は次式のようになる。
cos(ωLI−ω)t+cos(ωUI−ω)t …(4)
320からの直交信号Qkは、式(3)の右辺に直交LO=cos(ωt−90°)を乗算し、それから低域通過フィルタリングすることによりダウンコンバートされて、出力端314では次式のようになる。
cos(ωLI−ω)t+cos(ωUI−ω)t …(5)
低域通過フィルタ(311)のカットオフ周波数は、チャンネル帯域幅の約半分に設定されており、それにより、畳み込まれたチャンネル帯域幅を含む差の項を通過させる一方で、〜2・ωにおける和の項は除去される。
316において+符号(+1)を選択して式(4)及び(5)を合算することで、低域側画像LIが330で得られる。
cos(ωLI−ω)t …(6)
316においてマイナス符号(−1)を選択すれば、330に高域側画像UIが得られる。
cos(ωUI−ω)t …(7)
同様にして、340には、式(6)または(7)により表される画像信号に直交する信号が得られることが示される。つまり322でマイナス符号(−1)を選択すると次の信号が得られる。
cos[(ωLI−ω)t−90°] …(8)
または、322でプラス符号(+1)を選択すると次の信号になる。
cos[(ωUI−ω)t−90°] …(9)
デジタル領域におけるゼロIF周波数で、式(6)及び(8)はLI信号の直交対を表し、式(7)及び(9)はUI信号の直交対を表す。
以下の解析を簡単にするために、上記2対の式を、差周波数(ωLI−ω)または(ωUI−ω)をΔωで置換することにより一対の式に統合することができる。
cos(Δωt) …(10)
cos(Δωt−90°) …(11)
ここで、Δω=ωLI−ωまたはΔω=ωUI−ω …(12)
ω≒ωLI=ωUIであるので、Δω≒0であり、つまりΔωは、DCのまわりで畳み込まれた信号帯域幅を有するゼロIFを表す。
式(10)及び(11)は、330もしくは340におけるLIまたはUIの直交対のいずれかを表し、それは選択された入力画像に応じて決まる。これにより、第1段階の処理、つまりチャンネル抽出が完了する。
次に、第2段階、すなわちこれらの信号を出力周波数に配置することが行われる。これは、式(10)及び(11)で表される直交対を、角周波数ωokの周波数でfok(可変の)直交デジタルLO335を乗算することにより出力周波数にアップコンバートすることにより行われる。
上方のミキサの出力端332の信号は次の式で表される。
cos(ωok−Δω)t+cos(ωok+Δω)t …(13)
出力端334では次の式になる。
cos(ωok−Δω)t−cos(ωok+Δω)t …(14)
336において+符号(+1)を選択して式(13)及び(14)を合算すると、338には次の信号が得られる。
cos(ωok−Δω)t …(15)
336においてマイナス符号(−1)を選択すると、338には次の信号が得られる。
cos(ωok+Δω)t …(16)
同様に、348では次の信号が得られることが示される。すなわち、346を−1に設定すると次の信号が得られる。
cos[(ωok−Δω)t+90°] …(17)
346を+1に設定すれば次の信号が得られる。
cos[(ωok+Δω)t−90°] …(18)
式(15)及び(17)は、出力端338または348におけるIkoutとQkoutの対を表しており、この対は、結合器156aまたは156bとDAC160または170とを通過した後に、図4の直交アップコンバータ180におけるアップコンバージョンを経て最終出力端でLSB(下側波帯)をもたらす。式(16)及び(18)は、最終出力端でUSB(上側波帯)をもたらす対を表す。これについて次に解析する。
式(15)及び(17)に、図4における周波数fo(角周波数)のLO181の対応する直交成分を乗じ、その積を加算回路185で合算すると、次の式となる。
cos(ωok−Δω)t・cos(ωt)−cos[(ωok−Δω)t+90°]・cos(ωt−90°)
=cos(ω−ωok+Δω)t …(19)
この式は、出力周波数のLAB側帯域を表す:ωout=ω−ωok
同様に、式(16)及び(18)の対に直交LO181を乗じて各項を合算すると、次の式になる。
cos(ωok+Δω)t・cos(ωt)−cos[(ωok+Δω)t−90°]・cos(ωt−90°)
=cos(ω+ωok+Δω)t …(20)
この式は、出力周波数のUSB側帯域を表す:ωout=ω+ωok
式(19)または(20)から、図6のデジタル発振源335の周波数fokは、所望の出力周波数がLO周波数fからどれだけ離れているか、つまりfよりどれだけ高いまたは低いかを表すことが分かる。
図7のチャンネル抽出/変換器回路の実施形態は、RFLOが1つのチャンネルの中心に当たる場合、つまりチャンネルがダウンコンバージョン後にZIF出力端においてDCのまわりで畳み込まれる場合のチャンネル抽出/変換器350の回路構成を示している。この場合、入力周波数ωinは、RFLO10周波数に等しい。つまり、ωin≒ωRFまたは(ωin−ωRF)≒0である。ωin−ωRF=Δωとすると、チャンネル抽出/変換器350内の390における、同相ダウンコンバートされデジタル化され低域通過フィルタリングされた信号は次の式で表せる。
cos(Δωt) …(21)
同様に、380における直交信号は次の式になる。
cos(Δωt−90°) …(22)
低域通過フィルタ(375)のカットオフ周波数は、チャンネル帯域幅の約半分に設定されており、それにより、畳み込まれた所望のチャンネル帯域幅を含む差の項を通過させる一方で、それ以外のチャンネルはすべて除去される。この結果、式(21)及び(22)には1つの項だけが残り、それが所望のチャンネルを表す。
一対の式(21),(22)は、一対の式(10),(11)に等しい。これは、チャンネル抽出/変換器350における390/360の信号の形式は、チャンネル抽出/変換器300における信号330または340に等しいことを意味する。これは、つまり、引き続き行われるこれらの信号の処理も、従ってチャンネル抽出/変換器350内の回路構成も、チャンネル抽出/変換器300のそれと同じであることを意味する。
ここで明らかなように、帯域通過チャンネルフィルタもヒルベルト変換も用いられていない。また、I用とQ用に別個の加算器(156a,156b)が用いられている。帯域通過フィルタに代えて低域通過フィルタが用いられるので、フィルタ及び回路の複雑さが緩和される。ヒルベルト変換を行わないことで、回路の複雑さと電力消費が低減されるという利点がもたらされる。
図8は、図4のチャンネルスタックシステムに示されるアップコンバータ180を示す。アップコンバータ180は、基準周波数182を90度移相器183に供給する周波数発振源181(固定周波数でも可変周波数でもよい)を含み、移相器183は、基準信号を実質的に直交位相したものをミキサ184aおよび184bに供給する。ミキサ184aおよび184bは、各々、(アンチエイリアスフィルタリング後の)アナログ直交位相コンポジット信号168及び178も受け取り、アップコンバートされた信号を生成する。これらの信号は、信号結合器185を用いて合算されて、アップコンバートされたコンポジット信号188が生成される。アップコンバートされたコンポジット信号188は、セットトップボックスのような受信機に供給されたり、あるいは別のチャンネルスタックシステムに供給されたりして、そこで、コンポジット信号188に含まれるチャンネルにさらにチャンネルが追加される。この、本開示のシステムの後者の実施形態を以下に説明し、図10及び図11に示す。
図9は、第2の実施形態のチャンネルスタックシステム500を示し、上記と同じ特徴の要素には同じ符号を付してある。システム500は、プレダウンコンバージョンスイッチングマトリックス510と周波数変換モジュール520を有する。スイッチングマトリックス510は、第1及び第2の入力信号102,104,106を各々受け取る複数の入力端511〜511と、複数の出力端512−512とを有する。スイッチングマトリックス510は、スイッチングマトリックス入力端のいずれかで受け取られた信号を、任意の1つ以上のスイッチングマトリックス出力端に接続し、それにより、フレキシブルなチャンネル分配を行い、多様なコンポジット信号158,168,178,188を生成する。この実施形態においては、システム100のDSSP150の代わりにデジタル信号処理段(DSPS)161が用いられる。DSPS161は、スイッチング以外の全てのDSSP150の信号処理タスクをおこない、スイッチングは、この実施形態では、スイッチングマトリックス510によりアナログ領域で行われる。DSPS161は、任意の種類のハードウエア及び/または任意の種類の適当なプロセッサ(例えば、プログラム可能デジタル信号プロセッサ)上で実行されるソフトウエアを用いて実施できる。
周波数変換モジュール520は、外部から供給される信号106をスイッチングマトリックス510の所望の入力周波数に周波数変換する。特定の実施形態において、外部から供給される信号106はLバンド信号であり、周波数変換モジュールは、信号106を信号102及び104の周波数帯(すなわちX/Ku/Kaバンドの周波数範囲)にアップコンバートするのに用いられる。なお、周波数変換モジュール520は、入力信号106がスイッチングマトリックス510及びダウンコンバータの所望の入力周波数範囲にある場合は省略できる。この実施形態において、DSSP150内のチャンネル抽出/変換器は、図7に示す構造350と同様に構成される。
図10は第3の実施形態のチャンネルスタックシステム600を示し、上記と同じ特徴の要素には同じ符号を付してある。システム600は、信号結合器690により互いに並列接続された複数のチャンネルスタック部を備える。
第1のチャンネルスタック部100(図4におけるシステム100)もしくはODUは、第1のコンポジット信号188を提供する。M番目のチャンネルスタック部100もしくはODUは、M番目のコンポジット信号688を提供する。M番目のチャンネルスタック部100(ODU)は、複数の第3チャンネル602a,602bを有する第3の入力信号602を受け取るための入力端610aを有する第3のダウンコンバータ610を備える。第3のダウンコンバータ610は、第3の入力信号602を周波数ダウンコンバートして第3のダウンコンバートされた信号618にする。この信号618には、前記複数の第3チャンネル602a,602bが含まれる。第3のダウンコンバータ610の構造及び動作は、第1及び第2のAPD段107及び107と実質的に同様である。
M番目のチャンネルスタック部100は、さらに、第3のダウンコンバートされた信号618を第3のデジタルなダウンコンバートされた信号638に変換する第3のADC630を備える。第3のADC630の構造及び動作は、第1のADC108と実質的に同じである。
M番目のチャンネルスタック部100は、さらに、複数の第4チャンネル604a,604bを含む第4の入力信号604を受け取るための1つの入力端を有する第4のダウンコンバータ620を備えており、第4のダウンコンバータ620は、第4の入力信号604を第4のダウンコンバートされた信号628にダウンコンバートする。この信号628には、複数の第4チャンネル604a,604bが含まれる。第4のADC640は、第4のダウンコンバートされた信号628を第4のデジタルなダウンコンバートされた信号648に変換する。第4のダウンコンバータ620及びADC640の構造及び動作は、第2のダウンコンバータ220及びADC240と実質的に同じである。
M番目のチャンネルスタック部100は、さらに、第2の(またはM番目の)デジタルスイッチング及び信号プロセッサ650を備え、これは、第3及び第4のデジタルなダウンコンバートされた信号638,648を各々受け取る。プロセッサ650は、第3チャンネル602a,602bの少なくとも1つと第4チャンネル604a,604bの少なくとも1つを組み合わせて1つの第2のコンポジット信号658にする。プロセッサ650の構成及び動作は、図4のDSSP150と実質的に同じである。
また、M番目のチャンネルスタック部100は、デジタルアナログ変換器(DAC)660,670とアップコンバータ680を備えており、これらの構成及び動作は、図4のDAC160及び170及びアップコンバータ180と実質的に同じである。M番目のチャンネルスタック部100は第2のコンポジット信号688を提供する。
システム600は、第1及び第2のコンポジット信号188及び688を結合して結合コンポジット信号698にする信号結合器690を備える。このように、任意の数のチャンネルスタック部を実装して、異なるチャンネルの組み合わせ及び/またはチャンネルの配列を有する異なるコンポジット信号を提供することができる。
なお、各チャンネルスタック部100−100に対して後置DSP回路を任意選択で設けてもよい。別の実施形態において、DAC160,170,660,670とアップコンバータ180及び680は省略され、信号結合器690が、デジタル領域でデジタルコンポジット信号158及び658を結合してコンポジット信号698を生成する働きをする。1つまたは複数のDACと1つのアップコンバータ回路を用いて、得られたデジタルコンポジット信号をアナログ領域に変換してもよい。
図11は、第4の実施形態のチャンネルスタックシステム700を示し、上記と同じ特徴の要素には同じ符号を付してある。システム700は、直列接続された複数のチャンネルスタック部を備える。
第1のチャンネルスタック部100(図4におけるシステム100)もしくはODUは、第1のコンポジット信号188を提供する。第2のチャンネルスタック部100もしくはODUは、第3の信号702から1つ以上のチャンネルを第1のコンポジット信号188に加えて第2のコンポジット信号788を生成する。第2のチャンネルスタック部100(ODU)は、複数の第3チャンネル702a,702bを有する第3の入力信号702を受け取るための入力端710aを有する第3のダウンコンバータ710を備える。第3のダウンコンバータ710は、第3の入力信号702の周波数をダウンコンバートして第3のダウンコンバートされた信号718にする。この信号718には、前記複数の第3チャンネル702a,702bが含まれる。第3のダウンコンバータ710の構造及び動作は、第1及び第2のAPD段107及び107のそれと実質的に同様である。
第2のチャンネルスタック部100は、さらに、第3のダウンコンバートされた信号718を第3のデジタルなダウンコンバートされた信号748に変換する第3のADC730を備える。第3のADC730の構造及び動作は、第1のADC108と実質的に同じである。図11の実施形態では、第1のコンポジット信号188に加えて単に1つの信号702のみが受け取られているが、さらに追加される信号源(例えば、Sat.4からの信号源)を受け取ってもよく、そのような実施形態においても、相応のダウンコンバートと、それに続くADCチェーンを用いて、これらの追加信号内に含まれるチャンネルを取り込むということは容易に理解されよう。
第2のチャンネルスタック部100は、さらに、第3のデジタルダウンコンバートされた信号748及び第1のコンポジット信号188を(ダウンコンバータ及びADC720を経てデジタル形式で)受け取る第2のデジタルスイッチング及び信号プロセッサ750を備える。第2のデジタルスイッチング及び信号プロセッサ750は、第3チャンネル702a,702bの少なくとも1つと、第1のコンポジット信号188に含まれる第1または第2チャンネル102a,102b,104a,104bのうちの少なくとも1つとを組み立てて1つの第2のコンポジット信号758にする。このように、任意の数のチャンネルスタック部を直列接続して、異なるチャンネルの組み合わせ及び/または異なるチャンネル配列を有する異なるコンポジット信号を提供することができる。さらに、比較的少ないチャンネルを提供する第1のコンポジット信号188を分岐して第1のグループの顧客に配信することで、チャンネルの基本サービスを提供する一方、比較的多い数のチャンネルを提供する第2のコンポジット信号788を、第2のグループの顧客にプレミアムサービスとして配信するようにしてもよい。
図10の並列チャンネルスタックシステム600同様に、後置DSSP回路を、チャンネルスタック部100及び100の一方または両方に適宜設けてもよい。例えば、第1のチャンネルスタック部100のDAC160,170,及びアップコンバータ180は省略してもよい。また、第2のチャンネルスタック部100のダウンコンバータ及びADC回路720も省略してよい。これにより、デジタルコンポジット信号158を直接に第2のDSSP750に供給することができる。DAC760及び770とアップコンバータ回路780を用いて、得られた第2のデジタルコンポジット信号を、アナログ形式信号を必要とするアナログセットトップボックスまたはその他の受信機への配信のために、アナログ領域に変換してもよい。第3のチャンネルスタック部100(図示せず)が第2のコンポジット信号788を受け取る場合、DAC760及び770とアップコンバータ780を第2のチャンネルスタック部100から省略または削除してよく、第2のデジタルコンポジット信号758を、第3のチャンネルスタック部内に設けられた第3のプロセッサに直接供給してもよい。以下同様にチャンネルスタック部を順次接続することで、任意の数のチャンネルスタック部を追加することができる。
別の実施形態において、基準周波数信号は、入力信号の変調帯域幅内には画像信号が生成されないように選択される。そのような場合、ADC108または108の一方だけが使用される。一例として、第1のAPD段107が、12.2〜12.7GHzの周波数範囲に亘って動作するKu−バンド周波数信号を受け取り、帯域端(すなわち12.2GHzまたは12.7GHz)で動作する基準信号を発生する基準を用いてゼロIF、すなわち500MHz幅のIF信号118を発生するものとする。この例において、ADC108は、単一のADCであり、1.1GHzのクロック周波数で作動してデジタルIF信号118を生成する。Kaバンドの周波数範囲で動作する信号は、第1のAPD段107内で同様に処理することができ、この段では、LO信号が、17.3GHzまたは17.8GHzのいずれかの帯域端で作動する。一実施形態において、第2のAPD段107は第1のAPD段107と同様である。
図12は、第5の実施形態のチャンネルスタックシステム800を示し、上記と同じ特徴の要素には同じ符号を付してある。システム800は複数のダウンコンバータ段を備え、これらは各々、ダウンコンバータ段810と同様に構成することができる。具体的には、ダウンコンバータ段810は、低IFダウンコンバータとして作動し、ダウンコンバータ回路813内の基準発振源の周波数は、信号を低IF周波数帯にダウンコンバートするように選択されている。この低IF周波数範囲は、0.1〜500MHz、より特定的には5〜505MHzの帯域としてもよく、または、例えば、より広い帯域幅の衛星の場合であれば5〜1005MHzまたは5〜2055MHzとしてもよい。LO周波数が、ダウンコンバートされた信号814の変調帯域幅内には画像信号が生成されないように選択されているので、一度だけダウンコンバートされた信号を処理すればよく、後で画像除去のためのI及びQ信号の処理を行う必要がない。入力RF増幅器811,入力RFフィルタ812,IFフィルタ815,及びADC816の構造及び動作は、上記実施形態で説明したものと同じでよい。DSSP850は、チャンネルを抽出し所望のチャンネルスロットに配置することで、デジタル出力信号859においてチャンネルを所望の配列に組み立てる。この機能の代わりに、ADC出力線818からの選択されたチャンネルをI及びQのZIF信号にダウンコンバートし、これらのI及びQ信号を図7のチャンネル抽出/変換器350の入力端370または360に接続するゼロIFへのデジタル直交ダウンコンバータを用いてもよい。DAC860は、デジタル出力信号859をアナログ形式に変換する動作をする。そして出力信号888は、ケーブルセットトップボックス(図示せず)のようなアナログ受信機に供給される。任意選択のフィルタ870(例えば低域通過フィルタ)は、DAC860により発生する可能性のある帯域外干渉を低減する。図示のように、ダウンコンバータ段810は、入力RF信号とデジタル出力信号859との間の単一のアナログ領域ダウンコンバータ段として動作する。
図13は、ダウンコンバータ段810の一部を示す。ダウンコンバータ段810は、ダウンコンバータ回路813と、フィルタ815(例えば帯域通過フィルタ)と、ADC816とを備える。任意選択で増幅器(例えば、可変利得増幅器)をADCの前段に設けて、ADCへの入力信号の振幅を制御してもよい。
ダウンコンバータ回路813は、基準発振源913a(例えば、PLL発振器)、ミキサ913b、入力増幅器913c(例えば、可変利得増幅器)及び出力増幅器913dを含む。記載された実施形態において、入力RF信号は、KuまたはKaバンドの変調帯域幅、つまり約500MHzであり、フィルタ815は、これとほぼ同じ帯域幅であり、つまり全てのチャンネルを通過させる。ADC816は、正確なサンプリングを可能とする十分なレートで、例えば、ナイキストサンプリング条件に合わせて500MHzの変調帯域幅に対して1.1GHzでクロック制御される。デジタル化されたIF信号818はDSSP859に供給され、ここで上記のように、選択されたチャンネルが抽出され、所望のチャンネル配列に組み立てられる。
一実施形態において、第1のダウンコンバータ段は、10.7〜11.725GHz(低域側Xバンド)と11.725〜12.75GHz(高域側Xバンド)にまたがる広帯域Xバンド信号を処理する。しかし、このODUを、他の周波数範囲にもまたがって動作するように変更してもよい。第1のダウンコンバータ段は、図4に示す第1のAPD段107と同様に動作するが、2つのダウンコンバータ回路を用い、比較的狭帯域のフィルタリングと低いサンプリングレートのアナログ−デジタル変換を行うことで、広帯域のXバンド入力信号の高域側及び低域側の両方の帯域部分をダウンコンバートする。
この代替実施形態において、第1のダウンコンバータ段は、印加された入力信号をそれぞれ低域部と高域部に分ける第1及び第2のフィルタ(例えば、帯域通過フィルタ)を備える。別の実施形態において、ダイプレクサを用いてもよい。低域側Xバンド信号は第1のダウンコンバータ回路に供給される。低域側Lバンド信号は、増幅され、2つの部分に分割され、各部分がそれぞれにミキサでダウンコンバートされる。ミキサは、低域側Xバンドの周波数範囲のほぼ中間帯域、つまり11.2125GHzで動作する発振源から直交位相基準信号を受け取る。ダウンコンバートされた直交位相の低域側Xバンド信号は、各々約512MHzの通過帯域を有する付加的フィルタに供給される。一対のADC1016は、直交IF信号1014を十分なナイキストレートで、例えば1.2GHzでデジタル化するために用いられる。デジタル化されたIF信号1018は、チャンネル抽出及び配置のために、図6(LOがチャンネル間の場合)または図7(LOがチャンネル中の場合)に示すのと同じ構造のDSSP(図示せず)に供給される。
第2フィルタからの高域側Xバンド信号出力は、第2のダウンコンバータ回路に供給される。第2のダウンコンバータ回路は、第1のダウンコンバータ回路と同様に構成され動作するが、基準周波数は、高域側Xバンドの中間帯域、つまり12.2375GHzに同調されている。ダウンコンバートされた直交位相高域側Xバンド信号は、各々約512MHzの通過帯域を有するフィルタに供給される。一対のADCは、直交IF信号を十分なナイキストレートで、例えば1.2GHzでデジタル化するために用いられる。デジタル化されたIF信号は、チャンネル抽出及び配置のために、図6(LOがチャンネル間の場合)または図7(LOがチャンネル中の場合)に示すのと同じ構造のDSSP(図示せず)に供給される。このようにして、比較的広帯域のRF入力信号を、比較的狭帯域のフィルタリングと低いサンプリングレートのアナログ−デジタル変換を用いて、信号劣化無く処理することができる。
一実施形態において、第3のダウンコンバータ段は、Lバンド信号、具体的には950〜1450MHz(低域側Lバンド)と1650〜2150MHz(高域側Lバンド)にまたがる信号を処理する。しかし、この第3のダウンコンバータ段を、他の周波数帯にもまたがって作動できるように変更してもよい。第3のダウンコンバータ段は、図4に示す第3のAPD段107と同様に動作するが、2つのダウンコンバータ回路を用い、高域側及び低域側の両方のL帯域部分を比較的狭帯域のフィルタリングと低いサンプリングレートのADCを用いてダウンコンバートする。
第3のダウンコンバータ段は、印加された入力信号の低域部と高域部を供給するフィルタ1102及び1104を備える。別の実施形態において、ダイプレクサを用いてもよい。低域側Lバンド信号は第1のダウンコンバータ回路に供給される。低域側Lバンド信号は、増幅され、2つの部分に分割され、各部分がそれぞれにミキサでダウンコンバートされる。ミキサは、低域側Lバンドの周波数帯のほぼ中間帯域、つまり1.2GHzで動作する発振源から直交位相基準信号を受け取る。ダウンコンバートされた直交位相の低域側Xバンド信号は、各々約250MHzの通過帯域を有するフィルタに供給される。一対のADCは、直交IF信号を十分なナイキストレートで、例えば600MHzでデジタル化するために用いられる。デジタル化されたIF信号は、チャンネル抽出及び配置のために、図6(LOがチャンネル間の場合)または図7(LOがチャンネル中の場合)に示すのと同じ構造のDSSPに供給される。
第2のフィルタからの高域側L帯域信号出力は、第2のダウンコンバータ回路に供給される。第2のダウンコンバータ回路は、第1のダウンコンバータ回路と同様に構成されかつ動作するが、基準周波数は高域側L帯域の中帯域、つまり1.9GHzに調整される。ダウンコンバートされた直交位相高域側Lバンド信号は、各々約250MHzの通過帯域を有する付加的フィルタに供給される。一対のADCは、直交IF信号を十分なナイキストレートで、例えば600MHzでデジタル化するために用いられる。デジタル化されたIF信号は、チャンネル抽出及び配置のために、図6(LOがチャンネル間の場合)または図7(LOがチャンネル中の場合)に示すのと同じ構造のDSSPに供給される。このようにして、比較的広帯域の信号を、比較的狭帯域のフィルタリングと低いサンプリングレートのADCを用いて、信号劣化無く処理することができる。
当業者であれば、情報及び信号は任意の多様な技術および技法を用いて表現できるということが自明であろう。例えば、データ、指示、命令、情報、信号、ビット、記号及びチップという表現が上記の説明の中で使われている場合、これらは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁気粒子、光場または光粒子、またはこれらの任意の組み合わせで表すこともできる。
さらに、本明細書に開示した実施形態に関連して説明した様々な例示的論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムステップが、電子的ハードウエア、コンピュータソフトウエアまたはその両者の組み合わせとして実施できることも当業者には自明であろう。ハードウエアとソフトウエアのどちらでも可能であることを明確に例示するために、上記の記載では、様々な例示的構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップを、主にそれらの機能について説明した。そのような機能がハードウエアとして実施されるかソフトウエアとして実施されるかは、特定の用途とシステム全体に課される設計上の制約とに応じて決まる。当業者であれば、記載された機能を特定の用途毎に様々な仕方で実施することができるであろうが、そのような実施決定は、本開示のシステムの範囲から逸脱することになると解釈されるべきではない。
本明細書に開示の実施形態に関連して説明した方法、シーケンス、及び/またはアルゴリズムは、そのままハードウエアで、またプロセッサで実施されるソフトウエアモジュールで、あるいはこれら2つの組み合わせで実施することができる。ソフトウエアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り出し可能ディスク、CD−ROM、または当該技術において公知のその他のあらゆる形態の記憶媒体に格納できる。記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み出すことができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサと組み合わされる。あるいは、記憶媒体はプロセッサと一体のものでもよい。
このように、本開示のシステムの一実施形態には、チャンネルスタックを行う方法を実施する、コンピュータで読み取り可能な媒体が含まれ得る。したがって、本開示のシステムは、図示の例に限定されるものではなく、本明細書に記載の機能を実施するためのあらゆる手段が本開示のシステムの実施形態に含まれる。
以上、本開示のシステムの例示的実施形態を示したが、本開示のシステムの範囲を逸脱することなく様々な変形及び変更が可能であるといえよう。また、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ定義されるものとする。各請求項の機能、ステップ、及び/または作用は、決まった順序で実行しなくてもよい。さらに、本発明の要素が単数形で請求項に記載されていても、単数であるとの限定が明記されていない限り複数の場合も含むことが想定されている。

Claims (22)

  1. チャンネルスタックシステムであって、
    a)第1のダウンコンバート段であって、
    i)複数の第1チャンネルを含む第1のRF入力信号を受け取るための入力を有し、1回のアナログRF−IF周波数変換を用いて前記第1のRF入力信号を前記複数の第1チャンネルを含む第1のIF信号に周波数ダウンコンバートする第1のダウンコンバータ回路と、
    ii)前記第1のIF信号を第1のデジタルIF信号に変換する第1のアナログデジタル変換器と、を備える第1のダウンコンバート段と、
    b)第2のダウンコンバート段であって、
    i)複数の第2チャンネルを含む第2のRF入力信号を受け取るための入力を有し、1回のアナログRF−IF周波数変換を用いて前記第2のRF入力信号を前記複数の第2チャンネルを含む第2のIF信号に周波数ダウンコンバートする第2のダウンコンバータ回路と、
    ii)前記第2のIF信号を第2のデジタルIF信号に変換する第2のアナログデジタル変換器と、を備える第2のダウンコンバート段と、
    c)前記第1及び第2のデジタルIF信号の各々を受け取って、前記第1チャンネルのうちの少なくとも1つと前記第2チャンネルのうちの少なくとも1つをデジタル的に組み立てて1つのデジタルコンポジット信号にするデジタルスイッチング及び信号プロセッサと、を備える、チャンネルスタックシステム。
  2. 前記1回のアナログRF−IF周波数変換は、Kuバンド信号を3ギガヘルツを下回る周波数を有する信号に変換することを含む、請求項1に記載のチャンネルスタックシステム。
  3. 第3のダウンコンバート段を更に備え、第3のダウンコンバート段は、
    a)複数の第3チャンネルを含む第3のRF入力信号を受け取るための入力端を有し、1回のアナログRF−IF周波数変換を用いて前記第3のRF入力信号を前記複数の第3チャンネルを含む第3のIF信号に周波数逓降変換する第3のダウンコンバータ回路と、
    b)前記第3のIF信号を第3のデジタルIF信号に変換する第3のアナログ−デジタル変換器と、
    を備えている、請求項1に記載のチャンネルスタックシステム。
  4. 前記第1、第2、第3のダウンコンバータ回路は、ゼロIFダウンコンバータ回路であり、前記第1、第2、第3のIF信号は、0Hzを中心とするベースバンド信号を含む、請求項3に記載のチャンネルスタックシステム。
  5. 前記第1のダウンコンバート段に第1の基準信号を、前記第2のダウンコンバート段に第2の基準信号をそれぞれ供給するための第1及び第2の基準周波数発振源を更に備える、請求項1に記載のチャンネルスタックシステム。
  6. 前記第1及び第2の基準周波数発振源は可変周波数発振源である、請求項5に記載のチャンネルスタックシステム。
  7. 前記第1のダウンコンバートされた信号は、一対の直交位相信号を含み、前記第2のダウンコンバートされた信号は、一対の直交位相信号を含む、請求項1に記載のチャンネルスタックシステム。
  8. 前記デジタルコンポジット信号は、前記デジタルスイッチング及び信号プロセッサから出力される一対のデジタル直交位相信号を含む、請求項1に記載のチャンネルスタックシステム。
  9. a)前記デジタル直交位相信号の各々1つを受け取って、2つのアナログ直交位相コンポジット信号の各々1つを生成する第1及び第2のデジタルアナログ変換器と、
    b)前記アナログ直交位相コンポジット信号のそれぞれを受け取って1つのアップコンバートされたコンポジット信号を生成するアップコンバータと、を更に備える、請求項8に記載のチャンネルスタックシステム。
  10. 前記第1の入力信号は、Xバンド、Kuバンド、またはKaバンドの周波数範囲で受信される信号を含み、前記第2の入力信号は、Lバンドの周波数範囲で受信される信号を含む、請求項1に記載のチャンネルスタックシステム。
  11. 前記デジタルコンポジット信号が第1のコンポジット信号を含み、前記チャンネルスタックシステムは、
    a)複数の第3チャンネルを含む第3の入力信号を受け取るための入力端を有し、前記第3の入力信号を前記複数の第3チャンネルを含む第3のダウンコンバートされた信号に周波数ダウンコンバートする第3のダウンコンバータと、
    b)前記第3のダウンコンバートされた信号を第3のデジタルなダウンコンバートされた信号に変換する第3のアナログデジタル変換器と、
    c)複数の第4チャンネルを含む第4の入力信号を受け取るための入力端を有し、前記第4の入力信号を前記複数の第4チャンネルを含む第4のダウンコンバートされた信号に周波数ダウンコンバートする第4のダウンコンバータと、
    d)前記第4のダウンコンバートされた信号を第4のデジタルなダウンコンバートされた信号に変換する第4のアナログデジタル変換器と、
    e)前記第3及び第4のデジタルなダウンコンバートされた信号の各々を受け取って、前記第3チャンネルの少なくとも1つと前記第4チャンネルの少なくとも1つを組み合わせて第2のコンポジット信号にする第2のデジタルスイッチング及び信号プロセッサと、
    f)前記第1及び第2のコンポジット信号を結合して、1つの結合されたコンポジット信号にする信号結合器と、
    を更に備える、請求項1に記載のチャンネルスタックシステム。
  12. 前記デジタルコンポジット信号が第1のコンポジット信号を含み、前記チャンネルスタックシステムは、
    a)複数の第3チャンネルを含む第3の入力信号を受け取るための入力端を有し、前記第3の入力信号を前記複数の第3チャンネルを含む第3のダウンコンバートされた信号に周波数ダウンコンバートする第3のダウンコンバータと、
    b)前記第3のダウンコンバートされた信号を第3のデジタルなダウンコンバートされた信号に変換する第3のアナログデジタル変換器と、
    c)前記第3のデジタルなダウンコンバートされた信号と前記第1のコンポジット信号を受け取って、前記第3チャンネルの少なくとも1つと前記第1または第2チャンネルの少なくとも1つを組み合わせて第2のコンポジット信号にする第2のデジタルスイッチング及び信号プロセッサと、
    を更に備える、請求項1に記載のチャンネルスタックシステム。
  13. 前記第1のコンポジット信号がデジタル信号を含み、前記チャンネルスタックシステムは、
    a)前記第1のデジタルコンポジット信号を受け取って、前記第1のデジタルコンポジット信号を第1のアナログコンポジット信号に変換するデジタルアナログ変換回路と、
    b)前記第1のアナログ信号を、前記第2のデジタルスイッチング及び信号プロセッサに入力されるデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器と、
    を更に備える、請求項12に記載のチャンネルスタックシステム。
  14. チャンネルをコンポジット信号に組み立てるための方法であって、
    a)1回の周波数変換処理で、複数の第1チャンネルを含む第1の入力信号を前記複数の第1チャンネルを含む第1のIF信号にダウンコンバートすることと、
    b)前記第1のIF信号を第1のデジタルIF信号に変換することと、
    c)1回の周波数変換処理で、複数の第2チャンネルを含む第2の入力信号を前記複数の第2チャンネルを含む第2のIF信号にダウンコンバートすることと、
    d)前記第2のIF信号を第2のデジタルIF信号に変換することと、
    e)デジタル領域において、前記第1チャンネルの少なくとも1つと前記第2チャンネルの少なくとも1つを1つのデジタルコンポジット信号に組み立てること、
    を含む方法。
  15. 前記第1及び第2のIF信号を、1回の周波数変換を用いてゼロ中間周波数にダウンコンバートする、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1及び第2のIF信号を、同相(I)成分と直交(Q)成分とを有する複素IF信号に変換することを更に含む、請求項15に記載の方法。
  17. a)前記第1及び第2のデジタルIF信号内の前記チャンネルへのアクセスを複数の受信機に対して提供することと、
    b)前記第1及び第2のデジタルIF信号の前記複数のチャンネルから目的のチャンネルを抽出することと、
    を更に含む、請求項14に記載の方法。
  18. 前記目的のチャンネルへのアクセスを提供することは、各デジタルIF信号と、前記複数の受信機のうちの各1つとの間をデジタル的に切り換えることを更に含む、請求項17に記載の方法。
  19. a)目的の各チャンネルを固有の1つの中間出力周波数にデジタル的にアップコンバートすることと、
    b)前記アップコンバートされた目的のチャンネルをデジタル的に統合して1つのデジタルコンポジット信号を形成すること、
    を更に含む、請求項17に記載の方法。
  20. a)前記デジタルコンポジット信号をアナログコンポジット信号に変換することと、
    b)前記アナログコンポジット信号を出力中心周波数にアップコンバートすること、
    を更に含む、請求項19に記載の方法。
  21. チャンネルをコンポジット信号に組み立てるための方法であって、
    a)1回の周波数変換を用いて、複数のRF入力信号を、ベースバンドを中心とする複数のデジタルIF信号に変換することと、
    b)前記デジタルIF信号内の複数のチャンネルへのアクセスを複数の受信機に対して提供することと、
    c)前記複数のチャンネルから目的のチャンネルを抽出することと、
    d)前記抽出したチャンネルから、抽出された各チャンネルが固有の1つの中間出力周波数に中心が置かれたデジタルコンポジット信号を生成すること、
    を含む方法。
  22. 前記デジタルコンポジット信号をアナログコンポジット信号に変換することと、
    前記アナログコンポジット信号を出力中心周波数にアップコンバートすることと、
    を更に含む、請求項21に記載の方法。
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