JP5560116B2 - ラム上下作動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、上型又は下型を支持したラムをねじ機構によって上下動するラム上下作動装置に係り、さらに詳細には、前記ラムを上下動するための雄ねじ部材が上下動するときに、雄ねじ部材の上部空間及び下部空間の内圧の大きな変動を防止することのできるラム上下作動装置に関する。
プレスにおいて、上型又は下型を支持したラムを上下動する機構としては、クランク機構を利用した構成、アクチュエータとして油圧シリンダを利用した構成などがあり、ねじ機構を利用した構成において、大出力を要する場合には台形ねじが使用されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−143947号公報
前記特許文献1の記載において、ダイ(下型)を上部に支持したラムを上下動するための構成は図2に示すごとき構成である。すなわち、プレス(全体的構成は図示省略)における下部フレーム1には筒状のガイド部材3が一体的に取付けてあり、このガイド部材3内に円筒形状のラム5が上下動自在に嵌合してある。このラム5の上部に下型(ダイ)が支持されるものである。そして、前記ラム5の外周面と前記ガイド部材3の内周面との間には環状のシール部材7が配置してある。
前記下部フレーム1の下面には、ボルト等のごとき複数の取付具9を介して雌ねじ部材11が一体的に取付けてある。そして、この雌ねじ部材11には円筒形状の雄ねじ部材13が上下動自在に螺合してあり、この雄ねじ部材13の上部には、ボルト等のごとき固定具15及び雄ねじ部材13に嵌入した環状の締付具18を介して前記ラム5が一体的に取付けてある。
前記雌ねじ部材11に対して前記雄ねじ部材13を回転するために、前記雄ねじ部材13における下部外周面に形成したスプライン部17には、軸受19を介して前記雌ねじ部材11の下部に回転自在に支持されたスプラインボス部材21のスプラインが上下動自在に嵌合してある。そして、前記スプラインボス部材21には、ボルト等のごとき取付具を介してプーリ23が一体的に取付けてある。そして、前記雌ねじ部材11、雄ねじ部材13のねじ部及び前記軸受19などへ潤滑油を供給するために、前記下部フレーム1には前記雄ねじ部材13の上側の上部空間25に連通した給油孔27が備えられている。
前記構成により、プーリ23を正逆回転すると、雄ねじ部材13が正逆回転されて、雌ねじ部材11に対して上下動されることとなり、ラム5を上下動するものである。そして、給油孔27から供給された潤滑油は下方向へ流下して、雌ねじ部材11と雄ねじ部材13とのねじ部の潤滑を行うと共に、上記ねじ部から流下して軸受19等の潤滑を行うものである。
ところで、前記上部空間25は密閉された空間であり、前記雄ねじ部材13の下側の下部空間29は、軸受19の存在により、上部空間25に比較して密閉度が小さな半密閉空間である。すなわち、前記雄ねじ部材13の上側には密閉空間である上部空間25が存在し、下側には半密閉空間である下部空間29が存在する。
したがって、前述のごとく、プーリ23を回転して雄ねじ部材13を上昇するときには、上部空間25を縮小することとなり上部空間25内の圧力が上昇する(正圧が発生する)。そして、下部空間29は拡大することとなり、下部空間29には大きな負圧を発生することとなる。逆に、雄ねじ部材13を下降するときには、上部空間25に大きな負圧を発生し、下部空間に正圧が発生することになる。よって、雄ねじ部材13を高速で上下動するとき、上下の空間25,29に発生する前記正圧、負圧が負荷として作用することとなり、省エネルギー化を図る上において、さらなる改善が望まれていた。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、プレスにおけるフレームに固定した雌ねじ部材内に、上型又は下型を備えたラムを上下動するための雄ねじ部材を上下動自在に螺合したラム上下作動装置において、前記雌ねじ部材の内周面に囲繞され、かつ前記雄ねじ部材におけるねじ部の上下に形成された上部空間と下部空間とを、バイパス路を介して接続して設け、前記雌ねじ部材の上面に油溜り凹部を備え、前記バイパス路は、前記油溜り凹部を回避した雌ねじ部材の上面又は雌ねじ部材の内周面上部に接続してあることを特徴とするものである。
本発明によれば、雄ねじ部材の上側の上部空間と下側の下部空間とをバイパス路を介して接続してあるから、上部空間内の流体と下部空間内の流体はバイパス路を介して流通することができる。したがって、一方の空間が高圧になると、この高圧側の空間から他方の低圧側の空間内へ流体が流入する。よって、高圧になり易い一方の空間が必要以上に高圧になることを防止できると共に、負圧を発生し易い他方の空間にお大きな負圧を発生することが防止でき、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
本発明の実施形態に係るラム上下作動装置の構成を概念的、概略的に示した説明図である。 従来のラム上下作動装置の構成を示す説明図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係るラム上下作動装置の構成について説明するに、前述した従来のラム上下作動装置における構成要素と同一機能を奏する構成要素には同一符号を付することとして、重複した説明は省略する。
本発明に係る実施形態においては、上部空間25と下部空間29とを接続したバイパス路31が前記雌ねじ部材11に備えられている。また、前記雌ねじ部材11の上面には、環状の溝などのごとき油溜り凹部33が形成してある。換言すれば、前記雌ねじ部材11の上面には、環状の凸条部35,37を内側、外側に備えることによって前記油溜り凹部33が形成してある。
上記油溜り凹部33は、前記給油孔27から供給された新しい潤滑油を貯留する作用をなすものであって、給油路39を介して前記雌ねじ部材11におけるねじ部の上部内面に連通してある。したがって、給油孔27から供給された新しい潤滑油は、油溜り凹部33、給油路39を介して雌ねじ部材11におけるねじ部の上部内面へ供給されるものである。
前記バイパス路31の上部は、前記油溜り凹部33の位置を回避した位置であって、前記外側凸条部37の上面に開口してある。なお、バイパス路31の上部の開口位置は、油溜り凹部33を回避した位置であればよく、例えば雌ねじ部材11の上面の適宜位置又は雌ねじ部材11における内周面上部(ねじ部の上部)に開口してあってもよいものである。上述のように、バイパス路31の上部開口位置を、油溜り凹部33の位置を回避した位置に開口してあることにより、油溜り凹部33内の新しい潤滑油が下部空間へ直接流下するようなことがないものである。
上記構成により、前述のごとく雄ねじ部材13が上下動するとき、上部空間25内の流体と下部空間29内の流体はバイパス路31を介して流通するので、上部空間25又は下部空間29内が高圧になったり、大きな負圧を発生するようなことはないものである。したがって、上下の空間25,29内に発生する高圧、負圧が負荷として作用することを防止することができ、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
また、前記構成において、雄ねじ部材13が上昇するとき、雌ねじ部材11におけるねじ部に付着した潤滑油を上方向へ押し上げる傾向にあるが、前記油溜り凹部33の内側には内側凸条部35が備えられていることにより、押し上げられた潤滑油が油溜り凹部33内へ入り込むことを防止することができるものである。すなわち、雄ねじ部材13の上下動を適数回繰り返し行った後に、油溜り凹部33内へ新しい潤滑油を供給したとき、雌ねじ部材11のねじ部に付着していた古い潤滑油が新しい潤滑油に混じることを防止し得るものである。
なお、本発明は、前述した実施形態のみに限るものではなく、その他の形態でもって実施可能である。すなわち、バイパス路は、雌ねじ部材に限ることなく雄ねじ部材に設けることも可能である。また、雌ねじ部材の外部に設けることも可能である。
1 下部フレーム
3 ガイド部材
5 ラム
7 シール部材
11 雌ねじ部材
13 雄ねじ部材
19 軸受
23 プーリ
25 上部空間
27 給油孔
29 下部空間
31 バイパス路
33 油溜り凹部
35 内側凸条部
37 外側凸条部
39 給油路

Claims (1)

  1. プレスにおけるフレームに固定した雌ねじ部材内に、上型又は下型を備えたラムを上下動するための雄ねじ部材を上下動自在に螺合したラム上下作動装置において、前記雌ねじ部材の内周面に囲繞され、かつ前記雄ねじ部材におけるねじ部の上下に形成された上部空間と下部空間とを、バイパス路を介して接続して設け、前記雌ねじ部材の上面に油溜り凹部を備え、前記バイパス路は、前記油溜り凹部を回避した雌ねじ部材の上面又は雌ねじ部材の内周面上部に接続してあることを特徴とするラム上下作動装置。
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