JP5560016B2 - 軽量気泡コンクリート及びその製造方法 - Google Patents
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Description
[1]
珪酸質原料及び石灰質原料を含む水性スラリーに発泡剤を加え型枠に注入して成型を行い、その後半硬化状態になったものをオートクレーブ養生することにより得られる軽量気泡コンクリートにおいて、
嵩比重が0.20以上0.45未満であり、且つ気体透過率が0.01cm3・cm/(cm2・sec・g/cm2)以上3.0cm3・cm/(cm2・sec・g/cm2)以下、
気泡の量が、固形分の単位質量当たり、1.00cm3/g以上5.00cm3/g以下、
細孔の量が、細孔直径0.008〜20μmの範囲の細孔体積(細孔総量)として、固形分の単位質量当たり、0.55cm3/g以上0.90cm3/g以下の空隙構造を有する、軽量気泡コンクリート。
[2]
前記固形分に対する前記細孔の体積比が1.25以上2.25以下である、[1]に記載の軽量気泡コンクリート。
[3]
乾燥質量減少率が40〜95質量%である、[1]または[2]に記載の軽量気泡コンクリート。
[4]
予め前記型枠中に補強筋を埋設する、[1]〜[3]のいずれかに記載の軽量気泡コンクリート。
[5]
[1]〜[4]のいずれかに記載の軽量気泡コンクリートの製造方法であって、珪酸質原料及び石灰質原料を含む水性スラリーに、ポリカルボン酸EOエステル系混和剤と、アルケニル又はアルキルコハク酸の金属塩、一価の脂肪酸の金属塩及びメチルセルロースよりなる群から選択される1種以上とを少なくとも添加すること、さらに発泡剤を加え型枠に注入して成型を行うこと、及び半硬化状態になったものをオートクレーブ養生することを含む、軽量気泡コンクリートの製造方法。
気泡の量が、固形分の単位質量当たり、1.00cm3/g以上5.00cm3/g以下であり、細孔の量が、固形分の単位質量当たり、0.55cm3/g以上0.90cm3/g以下である、[1]に記載の軽量気泡コンクリート。
前記固形分に対する前記細孔の体積比が1.25以上2.25以下である、[2]に記載の軽量気泡コンクリート。
乾燥質量減少率が40〜95質量%である、[1]〜[3]のいずれかに記載の軽量気泡コンクリート。
予め前記型枠中に補強筋を埋設する、[1]〜[4]のいずれかに記載の軽量気泡コンクリート。
[1]〜[5]のいずれかに記載の軽量気泡コンクリートの製造方法であって、珪酸質原料及び石灰質原料を含む水性スラリーに、ポリカルボン酸EOエステル系混和剤と、アルケニル又はアルキルコハク酸の金属塩、一価の脂肪酸の金属塩及びメチルセルロースよりなる群から選択される1種以上とを少なくとも添加すること、さらに発泡剤を加え型枠に注入して成型を行うこと、及び半硬化状態になったものをオートクレーブ養生することを含む、軽量気泡コンクリートの製造方法。
本実施の形態に係る軽量気泡コンクリートは、珪酸質原料及び石灰質原料を含む水性スラリーに発泡剤を加え型枠に注入して成型を行い、その後半硬化状態になったものをオートクレーブ養生することにより得ることができ、当該軽量気泡コンクリートは、嵩比重が0.20以上0.45未満であり、且つ気体透過率が0.01cm3・cm/(cm2・sec・g/cm2)以上3.0cm3・cm/(cm2・sec・g/cm2)以下の空隙構造を有する。
本実施の形態に係る低比重軽量気泡コンクリートの製造方法は、上記した低比重軽量気泡コンクリートを製造するための方法であって、珪酸質原料及び石灰質原料を含む水性スラリーに、ポリカルボン酸EOエステル系混和剤と、アルケニル又はアルキルコハク酸の金属塩、一価の脂肪酸の金属塩及びメチルセルロースよりなる群から選択される1種以上とを少なくとも添加すること、さらに発泡剤を加え型枠に注入して成型を行うこと、及び半硬化状態になったものをオートクレーブ養生することを含む。
より具体的にいえば、気泡の表面に余剰水が存在することにより気泡壁を強化できるため、気泡を維持・安定化することができると考えられる。また、前記ポリカルボン酸EOエステル系混和剤は、その減水(減粘)作用の失活時間が早く、混練から発泡剤による体積膨張までの過程ではかかる作用(効果)は持続する。ところが、半硬化状態に至る過程で急速に失活することによりモルタル粘度が上昇するため、気泡及びモルタルの安定化に寄与する効果も有すると考えられる。
前記ポリカルボン酸EOエステル系混和剤、アルキル又はアルケニルコハク酸の金属塩、一価の脂肪酸の金属塩及びメチルセルロースがもたらす上記効果の程度は、乾燥質量減少率(上記乾燥速度の指標となる。)を測定することにより把握することができる。前記ポリカルボン酸EOエステル系混和剤、アルキル又はアルケニルコハク酸の金属塩、一価の脂肪酸の金属塩及びメチルセルロースに上記の効果を十分発揮させる観点から、前記乾燥質量減少率は、40質量%以上95質量%以下が好ましく、50質量%以上95質量%以下がより好ましく、60質量%以上95質量%以下がさらに好ましい。なお、本明細書における乾燥質量減少率の測定は、後述する実施例で挙げた方法を採用することとする。
上記と同様の観点から、原料の固形分量に対して、アルキル又はアルケニルコハク酸の金属塩は、0.005質量%以上0.1質量%以下が好ましく、0.008質量%以上0.08質量%以下がより好ましく、0.01質量%以上0.05質量%以下がさらに好ましい。上記と同様の観点から、原料の固形分量に対して、一価の脂肪酸の金属塩は、0.005質量%以上0.1質量%以下が好ましく、0.008質量%以上0.08質量%以下がより好ましく、0.01質量%以上0.05質量%以下がさらに好ましい。上記と同様の観点から、原料の固形分量に対して、メチルセルロースは、0.0005質量%以上0.05質量%以下が好ましく、0.001質量%以上0.01質量%以下がより好ましく、0.005質量%以上0.01質量%以下がさらに好ましい。
また、モルタルの収縮(陥没)は、発泡高さが上昇するに従って起こりやすくなる。そのため、同じ配筋の補強筋を有する軽量気泡コンクリートパネルを製造する場合でも、補強筋を型枠の底板に対して水平に配置するならば、発泡高さは最低でもパネル厚み分、即ち、パネル厚みに応じて35〜150mm程度あればよい。ところが、上記の場合でも、補強筋を型枠の底板に対して垂直に配置するならば、発泡高さは最低でもパネル幅分、即ち、パネル幅に応じて300〜800mm程度必要となり、モルタルの収縮(陥没)が極めて発生しやすくなる。しかし、本実施の形態における、少なくともポリカルボン酸EOエステル系混和剤とアルキル又はアルケニルコハク酸の金属塩、一価の脂肪酸の金属塩及びメチルセルロースよりなる群から選択される1種以上とを添加した水性スラリー(原料スラリー)は、気泡及びモルタルを安定化させる効果が極めて大きい。且つ、補強筋を型枠の底板に対して垂直に配置して埋設した場合でもモルタルの収縮(陥没)は発生しない。なお、本実施の形態において、発泡高さは1,000mm以下が好ましく、800mm以下がより好ましく、700mm以下がさらに好ましい。
<嵩比重>
嵩比重は、物性測定用の軽量気泡コンクリート無筋パネルから100mm×100mm×100mmの試験体を発泡方向に平行に、発泡底部から最上部に至る部分から可能な数だけ採取し、各試験体の寸法と105±5℃で一定質量になるまで乾燥させた絶乾質量から算出した各試験体の嵩比重の平均値とする。
物性測定用の軽量気泡コンクリート無筋パネルの発泡底部から最上部に至る部分を破砕、分級して得た2〜4mm部分を105±5℃で一定質量となるまで乾燥し、絶乾状態にしたものを測定試料とした。この測定試料を、ユアサアイオニクス株式会社製「Pore Master−33」を用いて細孔径分布の測定を行った。その際、水銀と試料の接触角は130°、水銀の表面張力は484dyn/cmとして計算した。ここで、細孔量は得られた細孔径分布から、測定試料の固形分の単位質量(1g)に対する細孔直径0.008〜20μmの範囲の細孔体積(細孔総量)として求めた。
気泡量は、直接実測することが困難であるため、実測した嵩比重の逆数から、水銀圧入法により測定した細孔量(上述)と固形分の真密度(2.5)の逆数とを差し引いた値として求めた。
固形分に対する細孔の体積比は、水銀圧入法により測定した細孔量を、固形分の真密度(2.5)の逆数で除した値として求めた。
物性測定用の軽量気泡コンクリート無筋パネルの中央部を切断し、その切断面をキーエンス株式会社製「デジタルマイクロスコープ VHX−600」で拡大し、得られた画像から気泡径を測定した。また、平均気泡径は、無作為に抽出した300点の気泡径の平均値とした。
上記の平均気泡径が大きくなるほど、軽量気泡コンクリートの外観性が劣る。そこで、平均気泡径が、2.50mm以下の場合に外観性に優れ、2.50mmを超えた場合に外観性が劣ると評価した。
物性測定用の軽量気泡コンクリート無筋パネルから円の中心が発泡方向と垂直になるように、直径50mm×高さ50mmの円柱試験体を採取し、20℃−60%RH下で一定質量となるように含水率を調整した後、東洋精機株式会社製「パーミアグラフ」で気体透過率を測定した。この時、試料におけるガスの流入側と流出側の差圧を1gf/cm2とした。
物性測定用の軽量気泡コンクリート無筋パネルの発泡方向の高さの中央部から100mm×100mm×100mmの試験体を採取し、20℃−60%RH下で、3日間水中浸漬して取り出した直後に初期質量を測定した。その後、20℃−60%RH下で14日間放置(乾燥)してから質量(以下、「14日後質量」という。)を測定した。また、試験体は、105±5℃で一定質量になるまで乾燥させた絶乾質量を測定し、乾燥質量減少率(質量%)を下記式により算出した。なお、初期質量、14日後質量及び絶乾質量の単位はいずれも「g」である。
乾燥質量減少率={(初期質量−14日後質量)/絶乾質量}×100
JIS A5416に規定される軽量気泡コンクリートの圧縮強度試験方法に準じて測定した。物性測定用の軽量気泡コンクリート無筋パネルの発泡方向の高さの中央部から、100mm×100mm×100mmの試験体を採取し、70℃熱風循環式乾燥機中で含水率が10±2%になるまで乾燥した後、常温まで冷却した。試験体の寸法及び質量を測定した後、発泡方向に対して直角の方向から0.1〜0.2N/mm2/secの速度で荷重を加え、荷重の最大値を読み取り、圧縮強度(N/mm2)を下記式により算出した。
圧縮強度[N/mm2]=最大荷重[N]/加圧面積[mm2]
また、圧縮試験後の試験体を105±5℃で一定質量になるまで乾燥させた絶乾質量及び圧縮試験時質量から、圧縮試験時含水率(%)を下記式により算出した。
物性測定用の軽量気泡コンクリート無筋パネルの発泡底部から最上部に至る部分を破砕したものを乳鉢中で粉砕した後に、理学電気(株)製RINT2000において、CuのKα線を用いて測定した。測定条件は、加速電圧40kV、加速電流200mA、受光スリット幅0.15mm、走査速度4゜/分、及びサンプリング0.02゜であった。回折線は、グラファイトのモノクロメーターにより単色化した上でカウントした。
また、石英の(101)面の回折ピーク強度に対するトバモライトの(220)面の回折ピーク強度を表すX線ピーク強度比は、バックグラウンドを含めたトバモライトの(220)面の回折ピーク強度を、バックグラウンドを含めた石英の(101)面の回折ピーク強度で除することにより求めた。
本実施例の軽量気泡コンクリートは、下記表1の原料配合一覧及び下記表2の成型条件一覧に基づき、次の方法で製造した。愛知県産の珪石粉末に水を加え、生石灰粉末(河合石灰工業株式会社)、早強ポルトランドセメント(宇部セメント株式会社)、及び二水石膏を添加して攪拌し、スラリーとした。その後、ポリカルボン酸EOエステル系高性能減水剤(花王株式会社 TK−1000)及びアルケニルコハク酸塩(花王株式会社 ラテムルDSK)を加えて撹拌し、さらに金属アルミ粉末(大和金属工業株式会社)を添加し攪拌することにより、モルタルスラリーを得た。なお、前記ポリカルボン酸EOエステル系高性能減水剤は、上述のポリカルボン酸EOエステル系混和剤に相当する。
本実施例の軽量気泡コンクリートは、表1の原料配合一覧及び表2の成型条件一覧に基づき、実施例1と同様にして製造した。ここで、本実施例で得られた軽量気泡コンクリートの諸物性は、表3の構造一覧及び表4の物性・評価一覧に示す通りである。
本実施例の軽量気泡コンクリートは、表1の原料配合一覧及び表2の成型条件一覧に基づき、混和剤として、アルケニルコハク酸塩(花王株式会社 ラテムルDSK)をオレイン酸カリウム(花王株式会社 FR−14)に代えた点以外は、実施例1と同様にして製造した。ここで、本実施例で得られた軽量気泡コンクリートの諸物性は、表3の構造一覧及び表4の物性・評価一覧に示す通りである。
本実施例の軽量気泡コンクリートは、表1の原料配合一覧及び表2の成型条件一覧に基づき、混和剤として、アルケニルコハク酸塩(花王株式会社 ラテムルDSK)をメチルセルロース(信越化学工業株式会社 Hi−メトローズ65SH4000)に代えた点以外は、実施例1と同様にして製造した。ここで、本実施例で得られた軽量気泡コンクリートの諸物性は、表3の構造一覧及び表4の物性・評価一覧に示す通りである。
本実施例の軽量気泡コンクリートは、表1の原料配合一覧及び表2の成型条件一覧に基づき、混和剤としてオレイン酸カリウム(花王株式会社 FR−14)をさらに追加した点以外は、実施例1と同様にして製造した。ここで、本実施例で得られた軽量気泡コンクリートの諸物性は、表3の構造一覧及び表4の物性・評価一覧に示す通りである。
本実施例の軽量気泡コンクリートは、表1の原料配合一覧及び表2の成型条件一覧に基づき、混和剤として、メチルセルロース(信越化学工業株式会社 Hi−メトローズ65SH4000)をさらに追加した点以外は、実施例1と同様にして製造した。ここで、本実施例で得られた軽量気泡コンクリートの諸物性は、表3の構造一覧及び表4の物性・評価一覧に示す通りである。
本実施例の軽量気泡コンクリートは、表1の原料配合一覧及び表2の成型条件一覧に基づき、混和剤として、アルケニルコハク酸塩(花王株式会社 ラテムルDSK)をオレイン酸カリウム(花王株式会社 FR−14)とメチルセルロース(信越化学工業株式会社 Hi−メトローズ65SH4000)とに代えた点以外は、実施例1と同様にして製造した。ここで、本実施例で得られた軽量気泡コンクリートの諸物性は、表3の構造一覧及び表4の物性・評価一覧に示す通りである。
本比較例の軽量気泡コンクリートは、表1の原料配合一覧及び表2の成型条件一覧に基づき、愛知県産珪石粉末に水を加え、生石灰粉末(河合石灰工業株式会社)、普通ポルトランドセメント(宇部セメント株式会社)、及び二水石膏を添加して攪拌した。その後、金属アルミ粉末(大和金属工業株式会社)を添加して攪拌したモルタルスラリーを、補強筋を埋設していない縦150mm×横250mm×高さ150mmの型枠に注入した。その後、発泡・予備硬化(予備養生)してできた半硬化状の軽量気泡コンクリートブロックを、飽和水蒸気雰囲気下で180℃、4時間オートクレーブ養生して、物性測定用の軽量気泡コンクリート無筋パネルのみを得た。
ここで、本比較例で得られた軽量気泡コンクリートの諸物性は、表3の構造一覧及び表4の物性・評価一覧に示す通り、実施例1〜16の軽量気泡コンクリートと比較すると、細孔量や気泡量は近似しているものの気体透過率が小さかった。このことから、空隙構造が異なると共に平均気泡径が大きく外観性が劣ることを確認した。
本比較例の軽量気泡コンクリートは、表1の原料配合一覧及び表2の成型条件一覧に基づき、発泡・予備硬化を−53.3kPaで実施した点以外は、比較例1と同様にして製造した。
ここで、本比較例で得られた軽量気泡コンクリートの諸物性は、表3の構造一覧及び表4の物性・評価一覧に示す通り、実施例1〜16の軽量気泡コンクリートと比較すると、細孔量や気泡量は近似しているものの気体透過率が小さかった。このことから、空隙構造が異なると共に平均気泡径が大きく外観性が劣ることを確認した。
本比較例の軽量気泡コンクリートは、表1の原料配合一覧及び表2の成型条件一覧に基づき、愛知県産珪石粉末に水を加え、軽量気泡コンクリート製造工程で発生した半硬化状物の解砕屑、生石灰粉末(河合石灰工業株式会社)、早強ポルトランドセメント(宇部セメント株式会社)、及び二水石膏を添加して攪拌し、スラリーとした。その後、メチルセルロース(信越化学工業株式会社 Hi−メトローズ65SH4000)及び高級アルコールの硫酸エステル(花王株式会社 エマール40)を加えて撹拌し、さらに金属アルミ粉末(大和金属工業株式会社)を添加し、攪拌してモルタルスラリーを得た。このスラリーを、補強筋を埋設していない縦150mm×横250mm×高さ150mmの型枠に注入後、発泡・予備硬化してできた半硬化状の軽量気泡コンクリートブロックを、飽和水蒸気雰囲気下で180℃4時間オートクレーブ養生して、物性測定用の軽量気泡コンクリート無筋パネルのみを得た。
Claims (5)
- 珪酸質原料及び石灰質原料を含む水性スラリーに発泡剤を加え型枠に注入して成型を行い、その後半硬化状態になったものをオートクレーブ養生することにより得られる軽量気泡コンクリートにおいて、
嵩比重が0.20以上0.45未満であり、且つ気体透過率が0.01cm3・cm/(cm2・sec・g/cm2)以上3.0cm3・cm/(cm2・sec・g/cm2)以下、
気泡の量が、固形分の単位質量当たり、1.00cm3/g以上5.00cm3/g以下、
細孔の量が、細孔直径0.008〜20μmの範囲の細孔体積(細孔総量)として、固形分の単位質量当たり、0.55cm3/g以上0.90cm3/g以下の空隙構造を有する、軽量気泡コンクリート。 - 前記固形分に対する前記細孔の体積比が1.25以上2.25以下である、請求項1に記載の軽量気泡コンクリート。
- 乾燥質量減少率が40〜95質量%である、請求項1または2に記載の軽量気泡コンクリート。
- 予め前記型枠中に補強筋を埋設する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の軽量気泡コンクリート。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の軽量気泡コンクリートの製造方法であって、
珪酸質原料及び石灰質原料を含む水性スラリーに、ポリカルボン酸EOエステル系混和剤と、アルケニル又はアルキルコハク酸の金属塩、一価の脂肪酸の金属塩及びメチルセルロースよりなる群から選択される1種以上とを少なくとも添加すること、
さらに発泡剤を加え型枠に注入して成型を行うこと、及び
半硬化状態になったものをオートクレーブ養生することを含む、軽量気泡コンクリートの製造方法。
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