JP5559457B2 - 圧電トランス方式高圧電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

圧電トランス方式高圧電源装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、圧電トランス方式高圧電源装置及び画像形成装置に関する。
電子写真プロセスにより画像を形成する画像形成装置において、感光体に転写部材を当接させて転写を行なう直接転写方式を採用する場合、転写部材には、導電体の回転軸を持つローラ状の導電性ゴムが用いられる。転写部材の駆動は、感光体のプロセススピードに合わせて制御される。そして、転写部材に印加する電圧として、直流バイアス電圧を用いている。この時、直流バイアス電圧の極性は、通常のコロナ放電式の転写電圧と同じ極性である。
上述のような転写ローラを用いて良好な転写を行なうためには、通常3kV前後の電圧(所要電流は数μA)を転写ローラに印加する必要がある。上述の画像形成処理に必要とされる高電圧を生成するために、従来は、巻線式の電磁トランスが使用されていた。
ところが、この電磁トランスは、銅線、ボビン、磁芯で構成されており、上記のような、3kV前後の電圧を印加して用いる場合は、出力電流値が数μAという微小な電流となるため、各部に於いて漏れ電流を最小限にしなければならなかった。そのため、トランスの巻線を有機絶縁物によりモールドにする必要があり、発煙発火の点で問題があった。しかも供給電力に比較して大きなトランスを必要としたため、高圧電源装置の小型化・軽量化の妨げとなっていた。
そこで、これらの欠点を補うために、薄型軽量で高出力の圧電トランスを用いて高電圧を発生させることが検討されている。すなわち、セラミックを素材とした圧電トランスを用いることにより、電磁トランス以上の効率で、高電圧を生成する事が可能となる。しかも、一次側および二次側間の結合に関係なく一次側と二次側の電極聞の距離を離すことが可能になるため、特別に絶縁のためのモールド加工をする必要が無く、発煙発火の危険性も無くなる。そのため、高圧電源装置を小型・軽量にできるという優れた特性が得られる。
このような圧電トランスを用いた高圧電源装置として、例えば、特許文献1に示されるものがある。圧電トランスは、一般に周波数による出力電圧の制御が可能であるが、特許文献1に示されるような高圧電源制御回路構成による周波数制御では、以下のような問題があった。
すなわち、圧電トランスには複数の共振点が存在することから、例えば、周波数を高くして出力電圧を低くしようとした場合、周波数を大きく変化させると、次の共振点に達して、却って出力電圧が上昇してしまう。そのため、出力電圧の可変幅を大きくすることができなかった。また、駆動電圧の周波数には、駆動電圧の発生に効率の良い範囲と悪い範囲があり、出力電圧の可変幅を大きくすると、効率の悪い範囲の周波数も使用しなければならないため、全体としての効率が良くなかった。
このような問題に対して、特許文献2には、周波数制御と駆動電圧のデューティ比制御とを同時に実行する技術が提案されている。特許文献2では、周波数及びデューティ比同時制御を採用して出力電圧を一定にすることにより、低い出力電圧及び広い電力的可変幅が容易に得られるので、出力電圧の安定性に優れた定電圧電源を得ることができる、とされている。特許文献2ではさらに、周波数及びデューティ比の効率の良い範囲同士を組み合わせることにより、効率の悪い周波数及びデューティ比を使用しなくても出力電圧の可変幅を広げることができるので効率を向上できる、とされている。
特開平11−206113号公報 特開2005−198462号公報
しかしながら、特許文献2における駆動電圧制御部の周波数及びデューティ比同時制御回路は、抵抗とコンデンサによる充放電回路により三角波を作成し、この三角波に基づいて周波数及びデューティ比同時制御を行っていたため、定数値の製造ばらつきや温度による定数値変動のため、負荷電流が急激に大きくなったりした場合、使用可能周波数範囲(共振周波数)を超えて制御不能に陥ったりするなどの問題があった。また、この問題があるため、共振周波数付近まで駆動周波数を使用できなかったため、効率も充分に向上できるものではなかった。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、駆動周波数及びデューティ比の同時制御の際に、部品定数の製造ばらつきや温度変動により制御不能や異常発振状態に陥ることなく、広い出力電圧値範囲で、安定で高効率に駆動周波数及びデューティ比同時制御を行うことを可能とし、かつ、高圧出力の高速立上りを可能とする、圧電トランス方式高圧電源装置及びこれを備える画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明による圧電トランス方式の高圧電源装置は、圧電トランスに所定の駆動周波数及びデューティ比により制御された駆動電圧を印加することにより前記圧電トランスが出力した出力電圧を負荷に供給する圧電トランス方式高圧電源装置において、前記出力電圧と前記出力電圧を略一定に制御するための出力制御電圧との比較結果に基づいて、前記出力電圧の変動をデジタル変動値として検出する出力電圧検出部と、前記出力電圧検出部から入力された前記デジタル変動値に応じて、前記駆動周波数及び前記デューティ比を制御する駆動制御部とを備えて、前記デジタル変動値は、前記出力電圧が前記出力制御電圧より大きい場合、予め設定された第1デジタル値であり、前記出力電圧が前記出力制御電圧より小さい場合、予め設定された第2デジタル値であり、前記駆動制御部は、前記デジタル変動値に応じて、前記駆動周波数を可変制御する駆動周波数制御部と、前記圧電トランスへの前記駆動電圧の印加を停止するオフ時間を設定するオフ時間設定部と、駆動電圧発生部の出力値に応じて、前記駆動周波数制御部から出力された出力値と前記オフ時間設定部から出力された出力値とを選択し、当該選択した出力値を前記駆動電圧発生部に出力する選択部と、駆動周波数制御部により制御された前記駆動周波数、前記オフ時間設定部により設定された前記オフ時間、及び前記選択部の出力値に基づいて、前記駆動電圧を発生させる駆動電圧発生部とを有することを特徴とする。
このような構成によれば、出力電圧検出部は、圧電トランスから出力された出力電圧を検出し、検出した当該出力電圧と圧電トランス方式高圧電源装置の出力制御電圧との大小を比較して出力電圧の変動をデジタル変動値に変換し、圧電トランス駆動制御部は、出力電圧検出部から入力されたデジタル変動値に応じて、駆動周波数及びデューティ比の制御を行う。本発明に係る圧電トランス方式高圧電源装置は、圧電トランスの駆動周波数及びデューティ比制御をデジタル信号処理によって行うため、部品定数の製造ばらつきや温度変動により異常発振や制御不能に陥ることなく安定した周波数制御を行うことが可能であり、高圧出力の高速立ち上がりを実現可能である。
また、上記のように、前記駆動制御部を構成した場合に、前記駆動周波数制御部は、前記デジタル変動値が、前記出力電圧が前記出力制御電圧よりも大きいことを示す値である場合には、前記駆動周波数を増加させ、前記デジタル変動値が、前記出力電圧が前記出力制御電圧よりも小さいことを示す値である場合には前記駆動周波数を減少させるようにしてもよい。
この場合に、前記駆動制御部は、前記駆動周波数の周波数可変範囲が記憶された記憶部と、前記記憶部に記憶された前記周波数可変範囲と前記駆動周波数制御部の出力値とに基づいて、前記駆動周波数を前記周波数可変範囲内で可変させるように制御する周波数範囲制御部と、をさらに有し、前記周波数範囲制御部は、前記駆動周波数制御部の出力値が前記周波数可変範囲から外れた場合に、前記駆動周波数の増加または減少を停止させる制御信号を出力し、前記駆動周波数制御部は、前記周波数範囲制御部からの制御信号が入力された場合に、前記駆動周波数の増加または減少を停止するようにしてもよい。
また、前記駆動制御部は、前記駆動電圧を前記圧電トランスに印加するオン時間を前記駆動周波数制御部により制御し、前記オフ時間を前記オフ時間設定部により制御し、かつ、前記オン時間と前記オフ時間とを切り替えるタイミングを前記選択部で制御することにより、前記デューティ比を制御するようにしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、潜像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、帯電後の前記潜像担持体の表面に潜像を形成させる露光手段と、前記潜像を現像する現像手段と、前記潜像担持体に形成されるトナー像を転写材に転写させる転写手段と、前記帯電手段、前記現像手段、前記転写手段の少なくともいずれかに電圧を供給する電源装置と、を備え、前記電源装置として、上述した圧電トランス方式高圧電源装置を用いた画像形成装置が提供される。
本発明によれば、圧電トランスの駆動周波数及びデューティ比の同時制御の際に、部品定数の製造ばらつきや温度変動により制御不能や異常発振状態に陥ることなく、広い出力電圧値範囲で、安定で高効率に駆動周波数及びデューティ比同時制御を行うことが可能であり、また、高圧出力の高速立上りを実現することが可能である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[一般的な圧電トランス方式高圧電源装置について]
まず、本発明の実施形態について説明するのに先立ち、後述する本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10と一般的な圧電トランス方式高圧電源装置900と間の構成上の相違点を明確にするため、一般的な圧電トランス方式高圧電源装置900の構成例について、図7〜図9を参照しながら簡単に説明する。図7は、一般的な圧電トランス方式高圧電源装置の構成を示すブロック図である。図8および図9は、一般的な圧電トランスの駆動周波数について説明するための説明図である。
図7において、Т901は、高圧電源の圧電トランス(圧電セラミックトランス)である。圧電トランスТ901の交流出力は、ダイオードD902、D903及び高圧コンデンサC904によって正電圧に整流平滑され、負荷である転写ローラ(図示せず。)に供給される。また、出力電圧は、抵抗R905、R906、R907によって分圧され、保護用抵抗R908を介してオペアンプQ909の非反転入力端子(+端子)に入力される。
他方、オペアンプの反転入力端子(一端子)には、抵抗R914を介して、DCコントローラからアナログ信号である高圧電源の制御信号(vcont)が入力される。オペアンプQ909と抵抗R914とコンデンサC913にて積分回路を構成することにより、抵抗とコンデンサの部品定数によって決まる積分時定数で平滑された制御信号(Vcont)が、オペアンプQ909に入力される。
オペアンプQ909の出力端は電圧制御発振器(VCO)910に接続され、その出力端がインダクタL912に接続されたトランジスタQ911を駆動することで、圧電トランスの一次側に駆動周波数の電源を供給する。電子写真方式の画像形成装置の高圧電源ユニットは、このような圧電トランスを用いる。
圧電トランスの特性は、一般的に、図8に示すような共振周波数f0において出力電圧が最大となるような裾広がり形状をしており、周波数による出力電圧の制御が可能である。圧電トランスの出力電圧を増加させる場合には、駆動周波数を高周波数側fxから低周波数側f0へ変化させることで可能となる。
電子写真方式画像形成装置の高圧電源ユニットでは、図7に示す高圧電源回路を複数有し、帯電、現像、転写等のバイアスを出力して画像形成を行っている。
ところが、図7に示すような一般的な圧電トランス方式高圧電源装置では、上述したような問題があった。以下、この問題について、図9を参照しながら詳細に説明する。
図9に示すように、圧電トランスには、複数の共振点が存在する。図9には、例えば、圧電トランスに存在する複数の共振点のうちの4つが図示されている。図9から明らかなように、第1共振周波数f1を印加すると約3.5kVという出力電圧が得られる第1共振点が存在し、第1共振周波数f1の更に高周波数側には、出力電圧が極大となる第2共振点(共振周波数:f2)及び第3共振点(共振周波数:f3)が存在する。共振点は出力電圧が極大となる点であるため、駆動周波数を、共振点における共振周波数を基準にして高周波数側又は低周波数側のいずれに変化させたとしても、出力電圧は低下する。
ただし、共振周波数から駆動周波数を変化させても、出力電圧の最大値を数kV程度に設定すると数100V以下の出力電圧を発生させることはできない。なぜなら、出力電圧を小さくしようとして駆動周波数を大きく変化させると、次の共振周波数が近くなるため、却って出力電圧が上昇してしまうからである。
また、駆動周波数には、共振周波数近傍等の効率の良い範囲が存在する。一方、出力電圧の可変幅を大きくするためには(例えば、数kV〜数100Vの可変幅とするためには)、効率の悪い範囲の周波数も使用しなければならないので、全体としての効率が良くなかった。
このような問題に対して、上述したように、特許文献2に開示されているような周波数制御と駆動電圧のデューティ比制御とを同時に実行する技術がある。この技術では、周波数及びデューティ比同時制御を採用して出力電圧を一定にすることにより、低い出力電圧及び広い電力的可変幅が容易に得られるので、出力電圧の安定性に優れた定電圧電源を得ることができる。また、周波数及びデューティ比の効率の良い範囲同士を組み合わせることにより、効率の悪い周波数及びデューティ比を使用しなくても出力電圧の可変幅を広げることができるので効率を向上できる。
しかしながら、特許文献2における駆動電圧制御部の周波数及びデューティ比同時制御回路は、抵抗RとコンデンサCによる充放電回路により三角波を作成し、この三角波に基づいて周波数及びデューティ比同時制御を行っていたため、定数値の製造ばらつきや温度による定数値変動のため、負荷電流が急激に大きくなる場合がある。このような場合には、使用可能周波数範囲(共振周波数)を超えて制御不能に陥ったりするなどの問題があった。また、この問題があるため、共振周波数付近まで駆動周波数を使用できなかったため、効率も充分に向上できるものではなかった。
[本発明の一実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置の構成及び機能]
そこで、本発明の一実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10では、デジタル信号処理により駆動周波数及びデューティ比の同時制御を行うことにより、部品定数の製造ばらつきや温度変動により制御不能や異常発振状態に陥ることなく、広い出力電圧値範囲(例えば、出力電圧値が数kV〜数100V以下の範囲)で、安定かつ高効率に駆動周波数及びデューティ比同時制御を行うことを可能とするとともに、高圧出力の高速立上りを実現している。
以下、図1〜図4に基づいて、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10の構成及び機能について詳細に説明する。なお、図1は、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10の全体構成を示すブロック図であり、図2は、本実施形態に係る圧電トランス駆動制御部30の詳細な構成を示すブロック図である。また、図3は、本実施形態に係るインダクタ電源電圧と昇圧時動作波形との関係を説明するための説明図である。また、図4は、本実施形態に係る圧電トランスの駆動周波数について説明するための説明図である。
(圧電トランス方式高圧電源装置10の全体構成)
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10の全体構成について説明する。
本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10は、圧電トランスに所定の駆動周波数及びデューティ比により制御された駆動電圧を印加することにより、圧電トランスが出力した出力電圧を負荷に供給する装置である。具体的には、図1に示すように、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10は、駆動部20と、本実施形態に係る駆動制御部の一例としての圧電トランス駆動制御部30と、整流平滑部40と、出力電圧検出部50と、を主に備える。
駆動部20は、主に、圧電トランスT201と、インダクタンスL201と、抵抗R201と、コンデンサC201と、FET(例えば、MOSFET)やトランジスタ等のスイッチング素子S201とを備える。電源(VDD)がインダクタンスL201に接続されると、後述する圧電トランス駆動制御部30により周波数制御された駆動電圧が入力されたスイッチング素子S201でオンオフ制御を行うことで、接続された電源電圧に対して、昇圧および疑似正弦波への変換が行われる。その後、変換された電源電圧は、圧電トランスT201へと印加される。
駆動部20の圧電トランスT201は、圧電振動体に一次電極と二次電極とが設けられており、一次側は、厚さ方向に分極し圧電振動体を挟んで対向し、二次側を長さ方向に分極し、これらを図示しない樹脂ケース等に収容したものである。圧電振動体は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の圧電セラミックからなり、板状を呈している。圧電振動体の長さ方向において、一端からその長さの例えば半分までに一次電極が設けられ、他端に二次電極が設けられている。一次側に長さ寸法で決まる固有共振周波数の駆動電圧を入力すると、逆圧電効果により強い機械共振を起こし、圧電効果により、その振動に見合った高い出力電圧が出力される。
ここで、図3を参照しながら、電源電圧昇圧時の動作について説明する。図3(b)に示すように、スイッチング素子S201に駆動電圧が印加されると、スイッチング素子S201がオンとなり、インダクタンスL201に電流が流れる。この時、スイッチング素子S201に流れる電流Iは、駆動電圧が印加されている時間を「ON time」、駆動電圧が印加されていない時間を「OFF time」とすると、電流I=駆動電圧×(ON time/L)で表される(図3(c)を参照)。すなわち、スイッチング素子S201に流れる電流Iは、ON time時間に応じて決まり、電流Iが流れると、インダクタンスL201にエネルギーU=(1/2)×(LI2)が蓄積される。
次に、スイッチング素子S201がオフとなると、圧電トランスT201の一次側に接続されたコンデンサC201とインダクタンスL201との間で共振が起こる。この共振の際に圧電トランスT201に印加される電圧が、図3(a)に示す圧電トランス駆動電圧であり、インダクタンスL201に蓄積したエネルギーUの量に応じて電圧値が大きくなる。従って、ON time時間を大きくすると、圧電トランスT201に印加された駆動電圧を圧電トランスT201が昇圧して出力する出力電圧値が大きくなる。
また、デューティ比が大きくなると、圧電トランス自体の出力効率も良くなることが、一般に知られている。よって、駆動周波数と同時にデューティ比も制御することで、圧電トランスT201の出力電圧値が大きくなることとの相乗効果により、出力電圧の制御がより容易になる。なお、図3では、OFF time時間を一定としているが、後述するように、OFF time時間を可変としてもよい。
圧電トランス駆動制御部30は、駆動部20の圧電トランスT201に印加する駆動電圧の周波数(駆動周波数)及びデューティ比を、後述する出力電圧検出部50から入力されたデジタル変動値に応じて制御する。本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10は、この圧電トランス駆動制御部30によって、圧電トランスの駆動周波数及びデューティ比をデジタル信号処理により制御するものである。なお、圧電トランス駆動制御部30については、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10の特徴的部分であり、その詳細については後述する。
整流平滑部40は、主に、コンデンサC401と、ダイオードD401、D403とを備える。圧電トランスТ201の交流出力は、ダイオードD401、D403及び高圧コンデンサC401によって正電圧(直流電圧)に整流平滑され、負荷である転写ローラ(図示せず。)等に供給される。
出力電圧検出部50は、圧電トランスT201の出力電圧と、この出力電圧を略一定に制御するための出力制御電圧との比較結果に基づいて、出力電圧の変動をデジタル変動値として検出するものである。このような機能を実現するために、出力電圧検出部50は、主に、コンデンサC501、C503と、抵抗R501、R503と、コンパレータ(COMP)501とを備える。整流平滑部40によって直流電圧に整流平滑された出力電圧は、出力電圧検出部50内の分圧抵抗R501、R503により分圧され、誤差検出電圧(Feed back電圧)として、コンパレータ501の反転入力端子(−端子)に入力される。なお、各分圧抵抗R501、R503に並列に接続されたコンデンサC501、C503は、誤差検出電圧のAC成分とDC成分の調整を行っている。また、コンパレータ501の非反転入力端子(+端子)には、出力電圧を制御するDC電圧である出力制御電圧として、参照電圧(Reference_Volt)が入力される。
コンパレータ501は、非反転入力端子に入力されたReference_VoltとFeed backの大小(電圧値の大小)を比較し、その比較結果をデジタル変動値として出力する。コンパレータ501の出力は、(Feed back)>(Reference_Volt)の場合はLow出力となり、(Feed back)<(Reference_Volt)の場合はHigh出力となる。このコンパレータ501によって、出力電圧のアナログ的変動を、デジタル変動値に変換することができる。コンパレータ501の出力であるデジタル変動値は、圧電トランス駆動制御部30内における周波数制御部の制御信号(UP/DOWN)として、圧電トランス駆動制御部30に入力される。
また、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10は、リセット信号を供給するリセット101と、クロック信号を供給するクロック103と、圧電トランスT201の駆動制御信号を供給するコントローラ105と、を更に備える。
コントローラ105から供給される駆動制御信号は、駆動制御信号(ON/OFF信号)は、抵抗R101、R103、R105やスイッチング素子S101によって反転され、オープンコレクタ出力に変換されて圧電トランス駆動制御部30へ入力される。
(圧電トランス駆動制御部30の構成及び機能)
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10の特徴的構成である圧電トランス駆動制御部30の構成及び機能について説明する。本実施形態に係る圧電トランス駆動制御部30は、主に、駆動周波数制御部と、オフ時間設定部と、選択部と、駆動電圧発生部と、を有する。以下、これら各部について詳細に説明する。
<駆動周波数制御部について>
駆動周波数制御部は、上述した出力電圧検出部50が出力したデジタル変動値(本実施形態では、UP/DOWN信号)に応じて、圧電トランスT201の駆動周波数を可変制御する。具体的には、駆動周波数制御部は、例えば、図2に示すように、アップダウンカウンタ301と、レジスタ303と、コンパレータ305と、を主に有する。
周波数制御用のアップダウンカウンタ301には、必要な周波数制御精度に応じた高速クロック信号がクロック103から供給され、クロック信号がHighになるたびに、出力電圧検出部50からの出力電圧検出信号(UP/DOWN)がHighの時はカウンタ値をX増加させ、Lowの時はカウンタ値をX減少させる。また、周波数制御用カウンタビット数を、駆動電圧発生用カウンタビット数N+下位Mビットの(N+M)ビット構成とし、下位Mビット値を設定することで誤差フィードバックゲインを補正して、安定制御が行われるようにすることが好ましい。(Feed back)と(Reference_Volt)とがほぼ平衡状態となりアップダウンカウンタ301の変化量が微小になった場合であっても、周波数制御用カウンタビット数を(N+M)ビット構成とすることで、下位Mビットが常時上下するが上位Nビットは変動しない状態となり、安定したカウントを行うことが可能となる。
ここで、カウンタアップダウン値Xは、誤差フィードバックゲインを補正するために自由に設定可能なレジスタ値であり、未図示の外部コントローラにより設定可能としてもよいし、固定値にしてもよい。このカウンタアップダウン値Xの設定値は、レジスタ303に記憶されており、アップダウンカウンタ301により随時参照される。
ここで、圧電トランスT201は、例えば図4に示したように、印加される駆動電圧が有する周波数に依存して、出力電圧が変化する。圧電トランスT201の出力電圧は、図4に示したように例えば3種類の極値(共振点)が存在し、低周波数側の第1共振周波数f1前後で一番大きな出力電圧を与え、高周波数側の第2共振周波数f2、第3共振周波数f3となるにつれて、出力電圧の値は小さくなる。従って、最も効率よく圧電トランスT201の出力電圧を得るためには、第1共振周波数f1の前後の駆動周波数を用いることが好ましい。
そこで、周波数制御用に用いられるアップダウンカウンタ301のカウンタ値は、図4に示す周波数可変範囲に収める必要がある。周波数可変範囲は、第1共振周波数f1の製造ばらつきを考慮したfmin値を最小周波数とし、第1共振周波数f1と第2共振周波数f2との間で出力電圧変動が上昇カーブとなる前のfmax値を最大周波数とすることで、求めることが可能である。ここで、上記fmin,fmaxは、レジスタ303に記憶されているレジスタ値であり、外部コントローラにより設定可能としてもよいし、固定値にしてもよい。
カウンタ値の上位Nビットは、コンパレータ305、後述するオフ時間設定部307およびセレクタ309に出力される。アップダウンカウンタ301のカウンタ値は、クロックが入力されるたびに、コンパレータ305によりfmin,fmaxレジスタ値と比較される。比較の結果、アップダウンカウンタ301のカウンタ値が周波数可変範囲境界になると、カウントアップダウン動作を停止させる制御信号がコンパレータ305からアップダウンカウンタ301へ出力され、この制御信号が入力されたアップダウンカウンタ301は、カウントアップダウン動作を停止(カウンタ値±0)する。
また、詳しくは後述するが、セレクタ309は、アップダウンカウンタ301からカウンタ値が入力され、オフ時間設定部307からオフ時間を自由に設定できるレジスタ値が入力された場合に、これらのいずれか一方を選択することにより、デューティ比を制御することができる。
また、アップダウンカウンタ301は、リセット信号がリセット101より供給されると、カウンタ値をfminに設定する。
従って、DC電圧である出力制御電圧(Reference Volt)と出力電圧(Feed back)との比較の結果、出力電圧が上昇すると、周波数制御用のアップダウンカウンタ301のカウンタ値は下がり、駆動電圧周波数は高く、デューティ比は小さくなり、圧電トランスT201から出力される出力電圧が小さくなる。一方、出力電圧が減少すると、周波数制御用のアップダウンカウンタ301のカウンタ値は上がり、駆動電圧周波数は低く、デューティ比は大きくなり、圧電トランスT201から出力される出力電圧が大きくなる。その結果、目的の駆動電圧周波数ftarget(図4参照)と等しくなるように制御される。すなわち、Reference_Volt(DC電圧)に対応して、駆動周波数とデューティ比を同時に制御することにより、出力電圧値を一定に保つことができる。
また、出力OFF時は、(Reference_Volt)>出力電圧となるため、駆動周波数は徐々に低くなり、fminまで変化して停止する。このとき、デューティ比は最大となる。逆に、出力ON時は、(Reference_Volt)<出力電圧となるため、駆動周波数は徐々に高くなり、目標周波数ftargetになる。このとき、デューティ比は最小となる。
レジスタ303は、本実施形態に係る記憶部の一例であって、上述のように、圧電トランスT201の駆動周波数の最大値(fmax)および最小値(fmin)を記憶する。さらに、レジスタ303は、アップダウンカウンタ301のカウンタアップダウン値Xを記憶する。このレジスタ303は、アップダウンカウンタ301にカウンタアップダウン値Xを出力したり、コンパレータ305にfmaxやfminを出力したりする。
コンパレータ305は、本実施形態に係る周波数範囲制御部の一例であって、記憶部としてのレジスタ303に記憶された周波数可変範囲とアップダウンカウンタ301の出力値とに基づいて、駆動周波数を周波数可変範囲内で可変させるように制御する。具体的には、コンパレータ305には、アップダウンカウンタ301の上位Nビットのカウンタ値と、fmaxおよびfminとが入力される。コンパレータ305は、カウンタ値と、fmaxおよびfminとの大小関係を比較して、入力されたカウンタ値が、圧電トランスT201の周波数可変範囲境界に存在するか否かを判定する。カウンタ値の上位Nビットが周波数可変範囲の最小値fmin超過となった場合、または、カウンタ値の上位Nビットが周波数可変範囲の最大値fmax未満となった場合には、コンパレータ305はHigh出力となり、アップダウンカウンタ301のカウントアップダウン動作を停止させる制御信号であるUP/DOWN STOP信号を発信する。
<オフ時間設定部について>
本実施形態に係るオフ時間設定部は、圧電トランスT201への駆動電圧への印加を停止するオフ時間を設定する。具体的には、駆動制御部30は、図2に示すように、オフ時間設定部の一例として、OFF time設定部307を有する。このOFF time設定部307は、駆動電圧がLow出力となるオフ時間を設定する基準値となる基準オフ時間設定レジスタ値(図2に示した「基準OFF timeレジスタ値」)を記憶するとともに、アップダウンカウンタ301の出力値に基づいて、オフ時間設定レジスタ値を設定するオフ時間処理部(図示せず)を有している。なお、基準オフ時間設定レジスタ値は、外部コントローラにより設定可能としてもよい。
本実施形態に係るOFF time設定部307は、オフ時間を変動値及び固定値とすることができるように構成されており、基準オフ時間設定レジスタ値、Nビットアップダウンカウンタ301の出力値Δ、及びレジスタ303から入力されたfminの値を用い、例えば、下記式(1)に基づいて演算処理を行うことにより、オフ時間設定レジスタ値を出力することができる。
オフ時間設定レジスタ値=基準オフ時間設定レジスタ値+(fmin−Δ)×α
(ここで、式(1)において、0≦α<1) ・・・(1)
従って、OFF time設定部307は、式(1)においてα=0とすれば、オフ時間設定レジスタ値=基準オフ時間設定レジスタ値となり、オフ時間を一定とすることができ、0<α<1とすれば、(fmin−Δ)×αの変動幅を有する変動値としてオフ時間設定レジスタ値を設定することができる。
<選択部について>
本実施形態に係る選択部は、後述する駆動電圧発生部の出力値に応じて、駆動周波数制御部から出力された出力値とオフ時間設定部から出力された出力値とを選択し、当該選択した出力値を駆動電圧発生部に出力する。具体的には、駆動制御部30は、図2に示すように、選択部の一例として、セレクタ309を有する。
このセレクタ309は、アップダウンカウンタ301からカウンタ値(上位Nビット)が入力され、オフ時間設定レジスタ307からオフ時間設定レジスタ値が入力される。そして、後述する1ビットカウンタ315の出力がHigh出力の場合、すなわち、駆動電圧がHighの場合には、アップダウンカウンタ301のカウンタ値(上位Nビット)を選択し、1ビットカウンタ315の出力がLow出力の場合、すなわち、駆動電圧がLowの場合には、オフ時間設定レジスタ値を選択する。さらに、セレクタ309は、選択した出力値を後述するコンパレータ313に出力する。
<駆動電圧発生部について>
駆動電圧発生部は、上述した駆動周波数制御部により制御された駆動周波数、オフ時間設定部により設定されたオフ時間、及び選択部の出力値に基づいて、圧電トランスT201の駆動電圧を発生させる。具体的には、駆動電圧発生部は、例えば、図2に示すように、Nビットデジタルリセットカウンタ311と、コンパレータ313と、1ビットカウンタ315と、ANDゲート317、319とを主に有する。
Nビットデジタルリセットカウンタ311(以下、Nビットカウンタ311とも称する。)は、周波数制御用のアップダウンカウンタ301と同期をとるために、アップダウンカウンタ301と同じ高速クロックがクロック103から供給され、クロックがHighになるたびにカウンタ値を+1ずつアップして行く。Nビットカウンタ311のカウンタ値は、後述するコンパレータ313に出力される。
また、リセット入力にLow信号が入力されると、リセットがかかり、カウンタ値はゼロ(0)になる。Nビットカウンタ311に入力されるリセット信号は、電源入力時に全てのロジック回路を初期化する、リセット101から供給されるシステムリセット信号と、後述するデジタルコンパレータ313の出力反転信号(COMPARE_OUT)の論理積を取ることで作成される。
コンパレータ313は、セレクタ309の出力値、すなわち、周波数制御用のカウンタ値であるアップダウンカウンタ301のカウンタ値またはOFF time設定部307により設定されたオフ時間設定レジスタ値のいずれか一方と、後述する駆動電圧発生用のカウンタ値であるNビットカウンタ311のカウンタ値とが入力される。
これらの値が入力されたコンパレータ313は、1ビットカウンタ315の出力がHigh(駆動電圧出力がHigh)の場合、セレクタ309により選択されたアップダウンカウンタ301のカウンタ値と、Nビットカウンタ311のカウンタ値とを比較し、これらの値が一致した場合に、High出力となる。また、1ビットカウンタ315の出力がLow(駆動電圧出力がLow)の場合、セレクタ309により選択されたオフ時間設定レジスタ値と、Nビットカウンタ311のカウンタ値とを比較し、これらの値が一致した場合に、High出力となる。
そのため、アップダウンカウンタ301のカウンタ値により駆動周波数制御が行われる。さらに、アップダウンカウンタ301のカウンタ値により駆動電圧出力がHighであるオン時間の制御、オフ時間設定レジスタ値によりオフ時間の制御、及びNビットカウンタ311のリセットタイミングに対応したセレクタ309の選択する値の切り替えタイミング制御により、デューティ比制御が行われる。
また、コンパレータ313は、Nビットカウンタ311のカウンタ値がセレクタ309の出力値以上となった場合に、High出力となる。さらに、コンパレータ313は、リセット信号がリセット101より供給されると、リセットされる。
1ビットカウンタ315は、コンパレータ313からの出力信号がトリガーとなっており、デジタルコンパレータ313の出力がHigh信号となるたびに出力電圧を反転する。1ビットカウンタ315の出力信号は、後述するANDゲート317に入力される。また、1ビットカウンタ315は、リセット信号がリセット101より供給されると、ゼロにリセットされる。
また、1ビットカウンタ315の出力信号は、セレクタ309にも入力される。上述したように、1ビットカウンタ315の出力がHighのときには、セレクタ309は、アップダウンカウンタ301のカウンタ値を選択し、1ビットカウンタ315の出力がLowのときには、オフ時間設定レジスタ値を選択する。すなわち、駆動電圧のHighとLowとが反転するタイミングで、セレクタ309の選択する値が、オン時間を制御するアップダウンカウンタ301のカウンタ値と、オフ時間を制御するオフ時間設定レジスタ値との間で切り替えられる。従って、1ビットカウンタ315とセレクタ309の動作により、駆動電圧を圧電トランスT201に印加したり、その印加を停止したりするタイミングを制御でき、これにより、駆動電圧のデューティ比を制御することができる。
ANDゲート317は、コントローラ105から出力されたON/OFF制御信号の反転信号であるENABLE信号の反転信号と、1ビットカウンタ315から出力された出力とが入力されるANDゲートである。このANDゲート317により、高圧電源出力のON/OFF制御が行われる。すなわち、ENABLE信号をLow信号にすると、駆動電圧出力がそのままANDゲート317から出力されて高圧電源出力が出力し、ENABLE信号をHigh信号にすると、ANDゲート317からの出力は強制的にLow信号となり、高圧出力は停止する。この高圧出力が停止する際には、駆動周波数制御部は、出力電圧が最大となるように、駆動周波数を下限値のfmin、デューティ比を最大に制御する。
ANDゲート319は、リセット101からのリセット信号と、コンパレータ313の出力信号(COMPARE OUT)の反転信号と、が入力され、Nビットカウンタ311のリセット信号が生成されるANDゲートである。ANDゲート319の出力は、Nビットカウンタ311のリセット端子に入力される。
また、圧電トランス駆動制御部30は、上記以外にも、コントローラ105の出力信号をアナログ信号に変換してReference_VoltとするD/Aコンバータ321を含む。本実施形態に係るD/Aコンバータ321は、特定のものに限定されるわけではなく、一般的に用いられるD/Aコンバータを使用することが可能である。D/Aコンバータ321の変換処理により生成されたReference_Voltは、前述の出力電圧検出部50内に設けられたコンパレータ501に入力される。
また、上記D/Aコンバータ321の代わりに、パルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)シグナルジェネレータ等を使用することも可能である。
以上、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
[本発明の一実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置の動作]
以上、図1〜図4を参照しながら、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10の構成及び機能について説明したが、以下、図5及び図6に基づいて、このような圧電トランス方式高圧電源装置10の動作について詳細に説明する。なお、図5は、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10の動作時のタイミングチャートであり、図6は、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10の動作停止時のタイミングチャートである。また、図5及び図6においては、オフ時間設定レジスタ値が一定(α=0)の場合を示した。
まず、図5を参照しながら、高圧出力Ready状態(OFF状態)→ON→目標高圧出力となるまでの制御動作タイミングチャートを説明する。Ready状態においては、図5から明らかなように、(Reference_Volt)>出力電圧(Feed back)となるため、駆動周波数(FREQ_OUT)はfminとなっている。また、セレクタの出力値Yは、COMPARE_OUTのHighになる度に、アップダウンカウンタのカウンタ値とオフ時間設定レジスタ値(OFF time)との間で、選択する出力値を切り替えている。ENABLEがLowとなりON状態になると、Feed back電圧は徐々に上昇していき、アップダウンカウンタには、UP/DOWN信号としてUPが入力される。やがて、Feed back電圧がReference_Voltよりも大きくなると、UP/DOWN信号としてDOWNが出力されるようになるため、アップダウンカウンタは、カウンタ値を減少させていく。なお、図4において、「CntDown1」等は、カウンタ値を減少させていく「カウントダウン」を表している。また、Nビットカウンタの欄における「CD1」等は、「Cnt Down1」を示している。また、カウンタ値は、「Cnt Down1」>「Cnt Down2」となっている。
図5の場合、オフ時間設定レジスタ値は一定であるので、アップダウンカウンタのカウンタ値が減少すると、駆動周波数(FREQ_OUT)がHighであるオン時間が短くなるので、デューティ比は小さくなり、駆動周波数は高周波数側にシフトしていく。図5中の「Hi f」は、駆動周波数は高周波数側にシフトしていくことを示している。また、このようにオン時間が短くなることにより、デューティ比が小さくなり、駆動周波数が増加すると、出力電圧(FREQ_DRIVE_OUT)も小さくなる。
このように、駆動周波数が高周波数側にシフトしていき、目標駆動周波数であるf targetとなるように制御される。ここで、図5において、アップダウンカウンタの欄における「Cnt target1」等は、f tagetまでカウントすること意味し、Nビットカウンタの欄における「CT1」等は、「Cnt target1」等を意味している。
続いて、図6を参照しながら、目標高圧出力→OFF→高圧出力Ready状態となるまでの制御動作タイミングチャートを説明する。目標としている高電圧を出力している状態では、図6に示したように、Nビットカウンタおよびアップダウンカウンタは、カウンタ値がftarget(Cnt TargetN等)となるまでカウントを繰り返しており、Feed back電圧は、Reference Volt近傍の値となっている。ここで、ENABLEがHiとなりOFF状態になると、Feed back電圧の値は徐々に減少していき、Reference Voltの電圧値の方が大きくなる。その結果、UP/DOWN信号としてUPが出力されるようになるため、アップダウンカウンタは、カウンタ値を増加させていく。なお、図5において、「Cnt UP1」等は、カウンタ値を増加させていく「カウントアップ」を表している。
図6の場合、オフ時間設定レジスタ値は一定であるので、アップダウンカウンタのカウンタ値が増加すると、駆動周波数(FREQ_OUT)がHighであるオン時間が長くなるので、デューティ比は大きくなり、駆動周波数は低周波数側にシフトしていく。図6中の「Low f」は、駆動周波数は低周波数側にシフトしていくことを示している。
アップダウンカウンタのカウンタ値が増加していくと、これに伴いNビットカウンタのカウント上限値も増加していく。その結果、駆動周波数(FREQ_OUT)は、ftargetから低周波数側へと変化していき、周波数可変範囲の最小値であるfminとなるように制御される。このとき、デューティ比は最大となるように制御される。
[圧電トランス方式高圧電源装置を用いた画像形成装置について]
続いて、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置を用いた画像形成装置について、説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、例えば、潜像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、帯電後の潜像担持体の表面に潜像を形成させる露光手段と、潜像を現像する現像手段と、潜像担持体に形成されるトナー像を転写材に転写させる転写手段と、を備える。
上記帯電手段、現像手段および転写手段は、各処理を行う際に、画像形成装置に実装されている電源装置から、所定のバイアス(電圧)を印加される必要がある。そこで、本実施形態に係る画像形成装置は、上記帯電手段、現像手段および転写手段の少なくともいずれか一つに対して電圧を供給する電源装置として、前述の本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置を適用する。
本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置10は、異常発振や制御不能に陥ることなく安定した周波数制御が可能であるため、この圧電トランス方式高圧電源装置10を用いた画像形成装置の帯電手段、現像手段および転写手段は、安定した処理を行うことが可能となる。また、高圧出力の高速立上り時間が可能となるため、各処理工程に要する時間を短縮することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置では、圧電トランスの駆動電圧発生部をリセットカウンタであるNビットカウンタにより構成し、周波数制御部をアップダウンカウンタによるデジタル処理回路で構成するとともに、アップダウンカウンタ値により駆動電圧オン時間を制御し、オフ時間設定レジスタ値で駆動電圧オフ時間を制御し、さらに、周波数可変制御アップダウンカウンタの可変制御範囲を、最低周波数可変範囲設定レジスタfmin及び最高周波数可変範囲設定レジスタfmaxにより設定可能とする。これにより、例えば、数kV〜数100Vの広範な出力電圧の可変範囲において、部品定数の製造ばらつきや温度変動による異常発振や制御不能に陥ることなく安定かつ高効率の周波数制御及びデューティ比制御が可能になる。
また、本発明の一実施形態および一変形例に係る圧電トランス方式高圧電源装置では、外部ON/OFF制御信号により出力をOFFとした場合に、圧電トランス駆動制御部は、高圧出力値が最大となる可変最低周波数fminとなるように動作するため、出力ON時に高圧出力の高速立上り時間を可能とする。
また、圧電トランス駆動制御部をロジック回路により構成することで、既存の特定用途ロジックIC(ASIC)に入れ込むことが可能になり、周波数制御部のコスト低減を図ることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態においては、出力電圧の変動を検知して電圧値を一定にする定電圧制御を行う場合について説明したが、定電圧制御のかわりに、出力電流の変動を検知して電流値を一定にする定電流制御を行ってもよい。このような定電流制御を行っても、定電圧制御と同様の動作となる。
本発明の一実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置について説明するためのブロック図である。 同実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置について説明するためのブロック図である。 同実施形態に係るインダクタ電源電圧と昇圧時動作波形との関係を説明するための説明図である。 同実施形態に係る圧電トランスの駆動周波数について説明するための説明図である。 同実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置の動作時のタイミングチャートである。 同実施形態に係る圧電トランス方式高圧電源装置の動作停止時のタイミングチャートである。 一般的な圧電トランスを用いた高圧電源装置の構成を示すブロック図である。 一般的な圧電トランスの駆動周波数について説明するための説明図である。 一般的な圧電トランスの駆動周波数について説明するための説明図である。
符号の説明
10 圧電トランス方式高圧電源装置
20 駆動部
30 圧電トランス駆動制御部
40 整流平滑部
50 出力電圧検出部
101 リセット
103 クロック
105 コントローラ
301 アップダウンカウンタ
303 レジスタ
305,313 コンパレータ
307 OFF time設定部
309 セレクタ
311 Nビットカウンタ
315 1ビットカウンタ
317,319 ANDゲート
321 D/Aコンバータ
501 コンパレータ

Claims (5)

  1. 圧電トランスに所定の駆動周波数及びデューティ比により制御された駆動電圧を印加することにより前記圧電トランスが出力した出力電圧を負荷に供給する圧電トランス方式高圧電源装置において、
    前記出力電圧と前記出力電圧を略一定に制御するための出力制御電圧との比較結果に基づいて、前記出力電圧の変動をデジタル変動値として検出する出力電圧検出部と、
    前記出力電圧検出部から入力された前記デジタル変動値に応じて、前記駆動周波数及び前記デューティ比を制御する駆動制御部とを備えて、
    前記デジタル変動値は、前記出力電圧が前記出力制御電圧より大きい場合、予め設定された第1デジタル値であり、前記出力電圧が前記出力制御電圧より小さい場合、予め設定された第2デジタル値であり、
    前記駆動制御部は、前記デジタル変動値に応じて、前記駆動周波数を可変制御する駆動周波数制御部と、
    前記圧電トランスへの前記駆動電圧の印加を停止するオフ時間を設定するオフ時間設定部と、
    駆動電圧発生部の出力値に応じて、前記駆動周波数制御部から出力された出力値と前記オフ時間設定部から出力された出力値とを選択し、当該選択した出力値を前記駆動電圧発生部に出力する選択部と、
    駆動周波数制御部により制御された前記駆動周波数、前記オフ時間設定部により設定された前記オフ時間、及び前記選択部の出力値に基づいて、前記駆動電圧を発生させる駆動電圧発生部とを有することを特徴とする圧電トランス方式高圧電源装置.
  2. 前記駆動周波数制御部は、前記デジタル変動値が、前記出力電圧が前記出力制御電圧よりも大きいことを示す値である場合には、前記駆動周波数を増加させ、
    前記デジタル変動値が、前記出力電圧が前記出力制御電圧よりも小さいことを示す値である場合には前記駆動周波数を減少させることを特徴とする、請求項1に記載の圧電トランス方式高圧電源装置。
  3. 前記駆動制御部は、前記駆動周波数の周波数可変範囲が記憶された記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記周波数可変範囲と前記駆動周波数制御部の出力値とに基づいて、前記駆動周波数を前記周波数可変範囲内で可変させるように制御する周波数範囲制御部とをさらに有し、
    前記周波数範囲制御部は、前記駆動周波数制御部の出力値が前記周波数可変範囲から外れた場合に、前記駆動周波数の増加または減少を停止させる制御信号を出力し、
    前記駆動周波数制御部は、前記周波数範囲制御部からの制御信号が入力された場合に、前記駆動周波数の増加または減少を停止することを特徴とする、請求項2に記載の圧電トランス方式高圧電源装置。
  4. 前記駆動制御部は、前記駆動電圧を前記圧電トランスに印加するオン時間を前記駆動周波数制御部により制御し、前記オフ時間を前記オフ時間設定部により制御し、かつ、前記オン時間と前記オフ時間とを切り替えるタイミングを前記選択部で制御することにより、前記デューティ比を制御することを特徴とする、請求項1に記載の圧電トランス方式高圧電源装置。
  5. 潜像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、
    帯電後の前記潜像担持体の表面に潜像を形成させる露光手段と、
    前記潜像を現像する現像手段と、
    前記潜像担持体に形成されるトナー像を転写材に転写させる転写手段と、
    前記帯電手段、前記現像手段、前記転写手段の少なくともいずれかに電圧を供給する電源装置と、を備え、
    前記電源装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の圧電トランス方式高圧電源装置であることを特徴とする、画像形成装置。
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