JP5556933B2 - 通信システム、反復終了条件設定装置、及びコンテンツ品質調整方法 - Google Patents

通信システム、反復終了条件設定装置、及びコンテンツ品質調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、繰り返し復号法による誤り訂正復号を行う復号器などに関するものである。
誤り訂正技術の一つとして、低密度パリティ検査(LDPC:Low-Density Parity-Check)符号と、その復号法であるsum−product復号法とが注目されている。
このLDPC符号では、白色ガウス通信路のシャノン(Shannon)限界まで、0.004dBという復号特性が得られることが知られている。また、sum-product復号法は、並列処理による復号処理を実行するため、符号長を長くすることができるとともに処理能力を向上させることができる。また、復号法としては、sum-product復号法を簡略化した、min-sum復号法も知られている。
上記復号法では、受信信号から計算した対数尤度比を基に、行処理及び列処理の復号演算を繰り返し行うことで誤り訂正を行う。
このようなLDPC符号の誤り訂正復号を行う復号装置は、特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の復号装置では、行処理及び列処理の演算処理は、反復して繰り返し行われる。そして、行処理及び列処理の繰り返し回数が所定値に到達すると、行処理及び列処理の反復が終了する。
特開2005−269535号公報
特許文献1においては、反復終了条件としての反復回数を適切に設定することについては、考慮されていない。
ここで、復号器の反復回数は、復号を確実に行えるように設定されるべきである。一般に、繰り返し復号法の場合、繰り返し回数が多ければ復号特性が良くなる。かかる観点からすると、反復終了条件となる反復回数は、大きい値に設定されているのが好ましい。
一方、反復終了条件となる反復回数が大きすぎる値に設定されていると、必要のない復号処理を行う無駄な繰り返しが行われ、レイテンシー(遅延)や不必要な電力消費を生じさせる。
とはいえ、反復終了条件となる反復回数が小さすぎる値に設定されていると、必要な復号特性が得られなくなる。
したがって、ある反復回数を復号器に組み込んでしまうと、反復回数が大きすぎたり小さすぎたりする事態が発生する。この結果、復号が確実に行えないか、レイテンシー(遅延)や不必要な電力消費が生じる。
そこで本発明は、復号演算の反復終了条件を任意に調整できるようにすべく、このための新たな技術を提供することを目的とする。
本発明は、誤り訂正復号を行う復号器であって、復号演算を反復して行う繰り返し復号法によって符号化データの誤り訂正復号を行う復号処理部と、前記復号処理部による復号演算の反復終了判定を行う判定部と、反復終了条件を復号器の外部から受け付けるための終了条件入力ポートを備え、前記判定部は、前記終了条件入力ポートから入力された反復終了条件に従って、復号処理部による復号演算の反復終了判定を行う。
上記本発明によれば、終了条件入力ポートから復号器の外部から反復終了条件を受け付けることができるため、反復終了条件を任意に調整することができる。
他の観点からみた本発明は、前記復号器と、前記復号器に外部接続された反復終了条件設定部と、を備え、前記反復終了条件設定部は、調整された反復終了条件を、前記復号器の前記終了条件入力ポートに与えるよう構成されていることを特徴とする復号システムである。この場合、反復終了条件設定部で設定した反復終了条件で、復号器に復号演算を反復させることができる。
さらに他の観点から見た本発明は、通信路を介して符号化データを受信可能な通信装置であって、前記通信路を介して受信した符号化データを復号するための復号器として、前記復号器を備えるとともに、前記通信路を介して送信されてきた反復終了条件を受信して、当該反復終了条件を、前記復号器の前記終了条件入力ポートに与えるよう構成されていることを特徴とする通信装置である。この場合、他の通信装置から指定された反復終了条件で、復号器に復号演算を反復させることができる。
さらに他の観点からみた本発明は、符号化データを誤り訂正復号器が復号する際の復号演算の反復終了条件を設定する反復終了条件設定部と、前記反復終了条件設定部によって設定された反復終了条件を、誤り訂正復号器に対して送信する送信部と、を備えていることを特徴とする反復終了条件設定装置である。この場合、反復終了条件設定装置は、誤り訂正復号器における反復終了条件を指定することができる。
上記反復終了条件設定装置において、符号化データを送信する際の通信品質を決定するための情報が格納されたデータベースを更に備え、前記反復終了条件設定部は、前記データベースを参照して、符号化データを送信する際の通信品質を決定し、当該通信品質に応じて反復終了条件を設定するのが好ましい。この場合、データベースを参照して、適切に反復終了条件を設定することができる。
さらに他の観点からみた本発明は、復号演算を反復して行う誤り訂正復号器に対して送信されるデータの構造であって、符号化データを前記誤り訂正復号器が復号する際の復号演算の反復終了条件と、前記反復終了条件に従って復号演算が行われる符号化データ、又は前記反復終了条件に従って復号演算が行われる符号化データを特定するための情報とを含むことを特徴とする。
さらに他の観点からみた本発明は復号演算を反復して行う誤り訂正復号器を有するユーザ側通信装置に対して符号化されたデータを送信する際の通信品質を調整する方法であって、ユーザが得られる通信品質に応じて、前記誤り訂正復号器が復号する際の復号演算の反復終了条件を異ならせることで、通信品質を調整することを特徴とする通信品質調整方法である。この場合、ユーザが得るべき通信品質を、反復終了条件を異ならせることで、調整することができる。
本発明によれば、復号演算の反復終了条件を任意に調整することができる。
通信システムの構成を概略的に示す図である。 送信データと復調データの対応の一例を示す図である。 復号器の構成を示す図である。 検査行列の一例である。 図4に示す検査行列のタナーグラフである。 反復終了条件設定部の一例を示す図である。 反復終了条件設定部の他の一例を示す図である。 反復終了条件設定部の他の一例を示す図である。 反復終了回数情報Inを含むフレームのデータ構造を示す図である。 コンテンツ配信モデルを示す図である。 送信装置のブロック図である。 通信品質関連データベースDB1のデータ構造を示す図である。 送信装置の送信処理手順を示すフローチャートである。 通信品質関連データベースDB1のデータ構造の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る復号器を有する通信システムの構成の一例を示す図である。
図1において、通信システムは、コンテンツデータなどの符号化データを送信する送信装置(送信側通信装置;反復終了条件設定装置)Sと、符号化データを受信して復号する受信装置(受信側通信装置;ユーザ側通信装置)Rと、を有している。
送信装置Sは、送信情報に誤り訂正用の冗長ビットを付加して送信符号(符号化データ)を生成する符号化器1と、この符号化器1からの(K+M)ビットの符号を所定の方式に従って変調して通信路3へ出力する変調器2とを含む。
符号化器1は、Kビットの情報に対し、パリティ計算用の冗長ビットMビットを付加して、(K+M)ビットのLDPC(低密度パリティ検査)符号化データを生成する。低密度パリティ検査行列においては、行が冗長ビットに対応し、列が符号ビットに対応する。なお、(K+M)ビットのLDPC符号化データのどのビットに、K個の情報ビット及びM個の冗長ビットを配置するかは、送信側と受信側で取り決めていれば、どのように配置してもよい。
変調器2は、この通信路3の構成に応じて、振幅変調、位相変調、コード変調、周波数変調または直交周波数分割多重変調などの変調を行なう。たとえば、通信路3が、光ファイバの場合、変調器2においては、レーザダイオードの輝度を送信情報ビット値に応じて変更させることにより、光の強度変調(一種の振幅変調)を行なっている。たとえば、送信データビットが“0”の場合には、“+1”に変換して、レーザダイオードの発光強度を強くして送信し、また送信データビットが“1”の場合、“−1”に変換して、レーザダイオードの発光強度を弱くして送信する。
受信装置(受信側通信装置)Rにおいては、通信路3を介して送信された変調信号に復調処理を施して、(K+M)ビットのデジタル符号を復調する復調器4と、この復調器4からの(K+M)ビットの符号にパリティ検査行列に基づく復号処理を施して元のKビットの情報を再生する復号器5が設けられる。
復調器4は、この通信路3における送信形態に応じて復調処理を行なう。たとえば、振幅変調、位相変調、コード変調、周波数変調および直交周波数分割多重変調等の場合、復調器4において、振幅復調、位相復調、コード復調、および周波数復調等の処理が行なわれる。
図2は、通信路3が光ファイバの場合の変調器2および復調器4の出力データの対応関係を一覧にして示す図である。図2において、上述のように、通信路3が光ファイバの場合、変調器2においては、送信データが“0”のときには、“1”に変換され、送信用のレーザダイオード(発光ダイオード)の発光強度が強くなり、また送信データビットが“1”のときには、“−1”に変換され、レーザダイオードの発光強度を弱くして送信する。
この通信路3における伝送損失等により、復調器4に伝達される光強度は、最も強い強度から最も弱い強度までの間のアナログ的な強度分布を有する。復調器4においては、この入力された光信号に、量子化処理(アナログ/デジタル変換)を行なって、この受光レベルを検出する。
図2においては、8段階に受光レベルが量子化された場合の受信信号強度を示す。すなわち、受光レベルがデータ“7”のときには、発光強度がかなり強く、受光レベルが“0”のときには、光強度がかなり弱い状態である。各受光レベルは、符号付きデータに対応づけられ、復調器4から出力される。この復調器4の出力は、受光レベルが“7”のときにはデータ“3”が出力され、受光レベルが“0”のときには、データ“−4”が出力される。したがってこの復調器4からは、1ビットの受信信号に対し、多値量子化された信号が出力される。
復号器5は、この復調器4から与えられた(K+M)ビットの受信符号化データ(各ビットは、多値情報を含む)の入力を受け、sum-product復号法又はmin-sum復号法に従ってLDPCパリティ検査行列を適用して、元のKビットの情報を復元する。
なお、この図2においては、復調器4において、8レベルに量子化されたビットが生成されている。しかしながら、一般に、この復調器4においては、L値(L≧2)に量子化されたビットを用いて復号処理を行なうことができる。
また、図2においては、比較器を用いて、あるしきい値を使って受信信号のレベルを判定し、2値信号を生成してもよい。
図3は、復号器5の構成を概略的に示す図である。この図3においては、復調器4および通信路3も併せて示す。復調器4は、通信路3から与えられた信号を復調する復調回路4aと、この復調回路4aにより生成されたアナログ復調信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換回路4bを含む。
このアナログ/デジタル変換回路4bの出力データ(符号化データ)Xnが復号器5へ与えられる。
復号器5は、半導体チップ又は基板上に配置された電子回路によって構成された復号回路として構成されている。
また、復号器5は、符号化データのデータ入力ポート(データ入力端子)5aを有しており、このデータ入力ポート5aは、アナログ/デジタル変換回路4bの出力と接続されている。
復号器5へ与えられる符号化データXnは、L値(L≧2)のデータである。以下、符号化データXnは、多値量子化データであるため、シンボルと称す。復号器5は、この入力シンボルXn系列に対しsum-product復号法又はmin-sum復号法などの復号法に従って復号処理を行なって符号ビットCnを復号データとして生成する。
復号データは、復号回路のデータ出力ポート(データ出力端子)5bから、復号器5外部へ出力される。
復号器5は、復調器4からの復調シンボルXnの対数尤度比λnを生成する対数尤度比算出部6と、復号処理部(単に、「処理部」ともいう)7とを含む。
対数尤度比算出部6は、この受信信号のノイズ情報と独立に、対数尤度比λnを生成する。通常、ノイズ情報を考慮した場合、この対数尤度比λnは、Xn/(2・σ・σ)で与えられる。ここで、σは、ノイズの分散を示す。
しかしながら、本実施の形態においては、この対数尤度比算出部6は、バッファ回路または定数乗算回路で形成され、対数尤度比λnは、Xn・fで与えられる。ここで、fは非ゼロの正の数である。また、min-sum復号方法においては、検査行列に基づく復号処理(行処理)において、最小値を利用して演算を行なうため、信号処理において線形性が維持される。このため、ノイズ情報に従って出力データを正規化するなどの処理は不要である。この場合ノイズ情報を利用せずに、対数尤度比を算出することにより、回路構成が簡略化され、また計算処理も簡略化される。
前記復号処理部7は、パリティ検査行列の行処理を行なう行処理部9と、パリティ検査行列の列処理を行なう列処理部10と、を備えている。行処理と列処理の演算が反復して行われるように、列処理部10の出力が、行処理部9に与えられる。すなわち、行処理部9と列処理部10とはループ状に接続されている。
復号法がsum-product復号法である場合、行処理部9及び列処理部10は、次式(1)及び(2)にしたがって、演算処理を行い、パリティ検査行列の行の各要素についての処理(行処理)、及び列についての各要素についての処理(列処理)を繰り返し実行する。
具体的には、行処理部9が、次式(1)にしたがって外部値対数比(第1変数)αmnを算出する演算を行い、列処理部10が、次式(2)にしたがって事前値対数比βmnを算出する演算を行う。
Figure 0005556933
ここで、上式(1)および(2)それぞれにおいて、n’∈A(m)\nおよびm’∈B(n)\mは、自身を除く要素を意味する。
外部値対数比αmnについては、n’≠nであり、事前値対数比βmnについては、m’≠mである。また、αおよびβの行列内の位置を示す添え字“mn”は、通常は下付文字で示されるが、本明細書においては、読みやすさのために、「横並びの文字」で示す。
なお、式(1)中において、fは、ギャラガ(Gallager)のf関数である。
また、関数sign(x)は、次式(3)で定義される。
Figure 0005556933
また、集合A(m)およびB(n)は、2元M・N行列H=[Hmn]を復号対象のLDPC符号の検査行列とした場合、集合[1,N]={1,2,…,N}の部分集合である。
A(m)={n:Hmn=1} ・・・(4)
B(n)={m:Hmn=1} ・・・(5)
すなわち、上記部分集合A(m)は、検査行列Hの第m行目において1(非零要素)が立っている列インデックスの集合を意味し、部分集合B(n)は、検査行列Hの第n列目において1(非零要素)が立っている行インデックスの集合を示す。
具体的に、今、図4に示す検査行列Hを考える。この図4に示す検査行列Hにおいては、第1行の第1列から第3列に“1”が立ち、また第2行の第3列および第4列に“1”が立ち、また第3行の第4列から第6列に、“1”が立つ。したがって、この場合、部分集合A(m)は以下のようになる。
A(1)={1,2,3}
A(2)={3,4}
A(3)={4,5,6}
同様に、部分集合B(n)については、以下のようになる。
B(1)=B(2)={1}
B(3)={1,2}
B(4)={2,3}
B(5)=B(6)={3}
この検査行列Hにおいて、タナー(Tanner)グラフを用いた場合、列に対応する変数ノードと行に対応するチェックノードの接続関係が、この“1”により示される。これを、本明細書においては「“1”が立つ」と称している。すなわち、図5に示すように、変数ノード1,2,3は、チェックノードX(第1行)に接続され、変数ノード3,4が、チェックノードY(第2行)に接続される。変数ノード4,5,6が、チェックノードZ(第3行)に接続される。この変数ノードが検査行列Hの列に対応し、チェックノードX,YおよびZが、この検査行列Hの各行に対応する。従って、図4に示す検査行列は、情報ビットが3ビット、冗長ビットが3ビットの合計6ビットの符号長の符号に対して適用される。
LDPCの検査行列Hでは、“1”の数は少なく、低密度の検査行列であり、これにより、計算量を低減できる。
この変数ノードとチェックノードの間で各条件確率P(Xi|Yi)を伝播させ、MAPアルゴリズムに従って、もっともらしい符号を各変数ノードについて決定する。ここで、条件付確率P(Xi|Yi)は、Yiの条件下でXiとなる確率を示す。
復号器5は、行処理及び列処理からなる復号演算の反復終了を判定する判定部11を備えている。この判定部11は、行処理及び列処理の反復回数が、終了回数に達したか否かを判定し、行処理と列処理の繰り返し回数が終了回数に達すると、復号処理部7による復号変算の反復を終了させる。
また、判定部11は、復号演算の反復が終了した後、外部値対数比αmn(又は事前値対数比βmn)と対数尤度比λnとを用いて符号を判定する機能を有している。
具体的には、判定部11は、次式(6)に従って、Qnを算出する。
Figure 0005556933
さらに、判定部11は、次式(17)に従って、推定符号Cnを算出する。
Figure 0005556933
さて、復号器5は、復号演算の反復を終了する終了条件である反復終了回数情報Inを保持するレジスタ(反復終了条件記憶部)12を備えている。前記判定部11は、レジスタ12から、反復終了回数情報Inを取得する。
また、復号器5は、復号器5の外部から反復終了回数情報Inを受け付けるための終了条件入力ポート(終了条件入力端子)5cを備えており、反復終了回数情報(反復終了条件)Inを外部入力として取得可能に構成されている。
前記レジスタ12は、終了条件入力ポート5cから与えられた反復終了回数情報Inを保持し、必要に応じて、判定部11に与えることができる。
終了条件入力ポート5cに与えられる反復終了回数情報Inは、復号器5に外部接続された反復終了条件設定部20によって設定される。
図6〜図8は、反復終了条件設定部20を有する通信装置(受信装置)Rの例を示している。なお、復号器5と反復終了条件設定部20とは本発明の復号システムS1を構成している。また、図6〜図8に示した通信装置Rは、PC等の端末装置30と接続されており、通信制御30を介して、復号したデータを端末装置30に与えることができる。
図6の例では、反復終了条件設定部20は、スイッチ21によって構成されている。このスイッチ21は、例えば、通信装置Rの筐体に設けられている。当該スイッチ21から復号器5の終了条件入力ポート5cの間は、電気配線21aによって接続されている。
スイッチ21としては、ダイヤル式スイッチ、スライド式スイッチなどの様々な形態のスイッチが採用できる。ユーザによるスイッチ21の操作によって、反復終了回数情報Inの調整が可能である。例えば、反復回数の多い(低品質・高速モード)IAと、反復回数が中程度(中品質・中速モード)IB、反復回数の少ない(高品質・低速モード)ICの3つの値を選択可能とすることができる。
ここで、復号演算の反復回数は、通信品質(復号品質)に影響し、反復回数が多ければ通信品質が良く、反復回数が少なければ通信品質が悪くなる。一方、反復回数が多いとレイテンシー(遅延)が大きくなるが、反復回数が少なければレイテンシーは小さい。また、反復回数が多いと、復号器5の消費電力が多くなるが、反復回数が少なければ、消費電力は少なくなる。
したがって、通信品質を重視し、レイテンシーや消費電力を重視しない場合には、使用者は、反復回数の多いIAを選択するように、スイッチ21を操作すればよい。また、通信品質を多少犠牲にしても、レイテンシーが小さいことを重視する場合や、消費電力が小さいことを重視する場合には、反復回数の少ないICを選択するように、スイッチ21を操作すればよい。
このように、反復回数を調整することで、必要に応じて、通信品質、レイテンシー、又は消費電力を調整することができる。
図7の例では、反復終了条件設定部20は、通信装置Rに接続された端末装置40によって構成されている。この端末装置40は、例えば、反復終了回数を調整するためのコンピュータプログラムがインストールされたコンピュータによって構成されている。
端末装置40は、通信装置Rに対して、反復終了回数情報Inを送信することができる。通信装置Rは,通信制御部30によって、前記反復終了回数情報Inを受信することができる。通信装置Rの通信制御部30と復号器5の終了条件入力ポート5cとは電気配線22によって接続されており、通信制御部30は、復号器5の終了条件入力ポート5cに対して、端末装置40から受信した反復終了回数情報Inを与えることができる。
なお、前記端末装置40は、反復終了回数情報Inを、所定のアルゴリズムによって自動生成するものであってもよいし、使用者から反復終了回数情報Inの入力を受け付ける入力インターフェースとして機能するものであってもよい。
いずれの場合であっても、反復回数の調整が行え、必要に応じて、通信品質、レイテンシー、又は消費電力を調整することができる。
なお、反復終了回数情報Inを、所定のアルゴリズムによって自動生成する反復終了条件設定部20は、通信装置外部に接続されたPCではなく、通信装置Rの内部に存在していてもよい。例えば、通信装置Rの内部に組み込まれたマイコンと反復終了回数を調整するためのコンピュータプログラムによって反復終了条件設定部20を構成してもよい。
図8の例では、反復終了条件設定部20は、符号化データを送信する送信装置Sによって構成されている。図6及び図7の例では、符号化データの受信側(ユーザ側)が反復終了回数情報Inを設定していたが、図8の例では、符号化データの送信側(情報配信側)が反復終了回数情報Inを設定することができる。
図9に示すように、送信装置Sは、ヘッダ部中に反復終了回数情報Inが格納されたフレームを、受信装置R(復号器5)に対して送信する。図9のフレームは、ヘッダ部と、ユーザデータが格納される実データ部とを有しており、実データ部には符号化データが格納されている。ヘッダ部に含まれる反復終了回数情報Inは、当該フレームの実データ部の符号化データを復号する際の反復終了回数を示している。
なお、図9のフレームを採用する場合、送信装置から送信される反復終了条件は、符号化データと一体的に送信されるが、反復終了条件と符号化データとは別々に送信されてもよい。また、反復終了条件は、符号化データを送信する送信装置から送信されるのではなく、符号化データを送信する送信装置とは別の装置(反復終了条件設定装置)から送信されてもよい。
また、図9に示すフレームのように符号化データと反復終了条件とが一体的なデータとして送信されるのではなく、両者データが別々に送信される場合、反復終了条件を含む送信データ(フレーム)は、符号化データに代えて、当該反復終了条件が適用される符号化データを特定するための情報を含むのが好ましい。反復終了条件が適用される符号化データを特定するための情報を反復終了条件とともに復号器に送信することで、符号化データごとに任意に反復終了条件を調整することができる。
また、上記実施形態では、図9のフレームのヘッダ部に反復終了条件を格納したが、実データ部であってもよい。例えば、アプリケーション側から反復終了条件を指定する場合、IP層以上のユーザデータ部に反復終了条件を挿入することになる。
図8に示す受信装置Rは、図9に示すフレームを受信すると、当該フレームから反復終了回数Inを抽出する反復終了条件抽出部50を備えている。この反復終了条件抽出部50は、アナログデジタル変換回路4bによってデジタル信号に変換されたフレームから、ヘッダ部を抽出するとともに、ヘッダ部中の反復終了回数情報Inを取得する。反復終了条件抽出部50は、復号器5に対して、反復終了回数情報Inを出力する。
反復終了条件抽出部50と、復号器5の終了条件入力ポート5cとは、電気配線23によって接続されおり、反復終了条件抽出部50から出力された反復終了回数情報Inは、終了条件入力ポート5cに与えられる。
図8の例では、情報の送り手である送信装置S側から、反復回数の調整が行えるため、必要に応じて、ユーザが得られる通信品質を調整することができるとともに、受信装置(ユーザ側通信装置)R側でのレイテンシー、又は消費電力を調整することができる。しかも、情報の送り手である送信装置S側が、反復回数の調整によって、送信しようとするコンテンツ情報(映像、音声等)の品質を、コントロールすることができる。
例えば、送信装置から送信される映像の品質に差をつける場合、一般には、高品質(高画質)の映像と、低品質(低画質)の映像を用意しておいて、送信装置は、いずれかの映像を送信することになる。これに対して、本実施形態では、送信装置Sは、反復回数を調整することで、同じ映像(符号化データ)を高品質で送信したり、低品質で送信したりすることができる。
しかも、反復回数の値は、様々に変更することが容易であるため、通信品質を、ユーザ毎に調整することができる。さらに、通信品質は、その他の状況に応じて柔軟かつ多様に調整することが可能である。
以下、上記のような送信装置Sの詳細を説明する。
図10は、コンテンツの配信モデルを示している。この配信モデルは、映像、音声などのコンテンツデータC1,C2,D1,D2の配信を受けるユーザA,Bと、コンテンツを提供するコンテンツ事業者C,Dと、ユーザにコンテンツを送信するための通信サービスを提供する通信会社(キャリア)と、から構成されている。
図10の配信モデルにおいては、キャリアが送信装置Sを有し、送信するコンテンツデータを符号化して、ユーザの受信装置(携帯端末など)Rに送信することが可能となっている。
また、ユーザ側の通信装置Rは、キャリアの送信装置Sに対して、所望のコンテンツの送信を要求して、当該コンテンツの符号化データを受信することができる。
ここでの送信装置Sは、コンテンツを符号化して送信する機能とともに、復号器5における復号演算の反復回数を調整して、ユーザの受信装置R(復号器5)へ送信する機能を有する通信サーバとして構成されている。
通信サーバSは、復号器5における復号演算の反復回数を決定するためのコンピュータプログラムがインストールされたコンピュータを有している。
図11は、前記コンピュータプログラム等によって実現される通信サーバSの機能を示しており、この通信サーバSは、反復終了条件設定部20を備えている。なお、本実施携帯において、少なくとも、反復終了条件設定部20及び後述の送信情報生成部60は、コンピュータプログラムによって実現される機能である。
反復終了条件設定部20は、通信品質関連データベースDB1を参照して、ユーザに送信される符号化データの復号演算反復を終了させるための条件としての反復終了回数を決定する。
通信品質関連データベースDB1は、例えば、図12のように構成されている。このデータベースDB1は、キャリア−コンテンツ事業者間で設定された通信品質に関する情報(最大反復回数)DB1−1、ユーザ−コンテンツ事業者間で設定された通信品質に関する情報DB1−2、ユーザ−キャリア間で設定された通信品質に関する情報DB1−3などを有している。
キャリア−コンテンツ事業者間の情報DB1−1には、コンテンツ事業者C,Dの各コンテンツC1,C2,D1,D2それぞれについて最大反復回数が登録されている。例えば、コンテンツC1については最大反復回数として5回が設定され、同様に、コンテンツC2,D1,D2については、それぞれ、最大反復回数として3回、10回、2回が設定されている。
最大反復回数は、各ユーザに設定可能な反復回数の上限を示しており、各ユーザには、最大反復回数以下の反復回数が、反復終了回数として設定可能である。最大反復回数が大きいほど高品質で送信可能なコンテンツを意味し、最大反復回数が小さければ、低品質でしか送信できないコンテンツを意味する。
また、最大反復回数に代えて又は最大反復回数とともに、最小反復回数が設定されていてもよい。最小反復回数は、各ユーザに設定可能は反復回数の下限を示し、各ユーザには、最小反復回数以上の反復回数が、反復終了回数として設定可能である。最小反復回数が大きいほど、高品質で送信されるコンテンツを意味し、最小反復回数が小さければ、低品質でも送信可能なコンテンツを意味する。
このように、キャリアーコンテンツ事業者間の情報DB1−1は、主に、各コンテンツが取り得る品質の範囲に関する情報を示している。
ユーザ−コンテンツ事業者間の情報DB1−2は、ユーザが、配信を受けるコンテンツの品質に関する情報が登録されている。
例えば、ユーザAは、コンテンツ事業者Cから配信を受けるコンテンツの品質が低に設定され、ユーザBは、コンテンツ事業者Cから配信を受けるコンテンツの品質が高に設定されている。
この場合、ユーザA,Bが同じコンテンツC1,C2の配信を受ける場合であっても、ユーザAには、反復回数が少なく設定されてコンテンツの品質(通信品質)が低くなる一方、ユーザBには、反復回数が多く設定されてコンテンツの品質(通信品質)が高くなる。
ユーザ−キャリア間の情報DB1−3には、ユーザが、キャリアから受けられる通信サービスの品質に関する情報が登録されている。
例えば、ユーザAは、通信サービスが中に設定され、ユーザBは、通信サービスの品質が高に設定されている。
この場合、ユーザA,Bが同じコンテンツの配信を受ける場合であっても、ユーザAには、反復回数が少なく設定されて通信品質が比較的低くなる一方、ユーザBには、反復回数が多く設定されて通信品質が高くなる。
前記反復終了条件設定部20は、通信品質関連データベースDB1の一又は複数の情報DB1−1〜DB1−3を参照し、当該情報に基づいて、各ユーザにコンテンツを送信する際の通信品質を決定するとともに、当該通信品質に応じた反復終了回数を、適宜、決定する。
データベースDB1の情報に基づいて、実際に、反復終了回数をいくらにするかは、コンテンツ事業者及びキャリアの課金体系又はユーザとの契約条件に依存するため、これらを考慮して、適宜決定すればよい。
具体的には、例えば、ユーザAが、コンテンツ事業者CのコンテンツC1をダウンロードする場合、コンテンツC1の最大反復回数は、5回であるが、ユーザAは、コンテンツ事業者Cとは低品質契約しかしておらず、キャリアと契約した通信品質も「中」であるので、通信品質としては低めになる。したがって、反復終了条件設定部20は、最大反復回数=5回の範囲でやや低めの通信品質となるように、反復終了回数を「2」と設定することができる。
また、ユーザBが、コンテンツ事業者CのコンテンツC1をダウンロードする場合、ユーザAは、コンテンツ事業者Cとは高品質契約を結んでおり、キャリアと契約した通信品質も「高」であるので、反復終了条件設定部20は、コンテンツC1の最大反復回数=5回の範囲で最も良い通信品質となるように、反復終了回数を「5」と設定することができる。
通信サーバSは、さらに、送信情報生成部60を備えている。この送信情報生成部60は、図9に示す送信フレームを生成する。すなわち、送信情報生成部60は、前記反復終了条件設定部20によって設定された反復終了回数情報Inを含むヘッダ部を生成し、そのヘッダ部を、送信するコンテンツを符号化データとして持つ実データ部に結合して、送信フレームを生成する。
そして、通信サーバSの送信部61は、そのフレームを、ユーザの通信装置Rに対して送信する。
図13は、上記コンテンツ配信の手順を説明するフローチャートである。図13に示すように、キャリアの送信装置Sは、ユーザAの通信装置Rからダウンロード要求を受信すると(ステップS1)、通信品質関連データベースDB1を参照して(ステップS2),通信品質を決定する(ステップS3)。そして、送信装置Sは、その通信品質に応じて、反復終了回数Inを決定し(ステップS4)、反復終了回数Inが格納されたフレームヘッダ部を生成する(ステップS5)。そして、そのヘッダ部を、符号化データを含む実データ部と結合してフレームを生成し(ステップS6)、ユーザAの通信装置Rへ送信する(ステップS7)。
ユーザAの通信装置Rでは、フレームのヘッダ部に含まれる反復終了回数Inを抽出して、その回数Inに応じて復号演算を繰り返し、所定の品質のコンテンツが得られる。
図14は、通信品質関連データベースDB1の他の例を示している。ここでは、キャリア−コンテンツ事業者間の情報DB1−1として、コンテンツにかかわらず、コンテンツ事業者ごとに最大反復回数が設定されている。この場合、ユーザが得られる通信品質を、ユーザが得ようとするコンテンツを提供するコンテンツ事業者ごとに決めることができる。
このように、図12又は図14に示した情報のすべてを用いて、通信品質ないし最大反復回数を決定する必要はなく、一部の情報を用いて、通信品質ないし最大反復回数を決定してもよい。つまり、ユーザが得られる通信品質を決定する際には、ユーザが得ようとするコンテンツを提供するコンテンツ事業者ごとに通信品質を決定してもよいし、ユーザが得ようとするコンテンツごとに通信品質を決定してもよいし、ユーザごとに通信品質を決定してもよい。
なお、上記の説明では、符号化されるデータとしてコンテンツデータを例示したが、データの内容は、特に限定されるものではなく、例えば、テレビ電話等のための音声データ・映像データその他の通信データであってもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
例えば、繰り返し復号法による復号器としては、LDPCの復号器に限らず、ターボ復号器など他の繰り返し復号法による復号器であってもよい。
また、反復終了条件は、反復終了回数そのものに限られず、復号器が、反復終了回数を決定するために用いることができる情報であれば、特に限定されない。
さらに、通信品質関連データベースDB1に格納される情報の種類も、上記実施形態において示したものに限らず、反復終了回数を決定するために役立つ情報であれば、どのような情報であってもよい。
また、送信装置Sの反復終了条件設定部20は、図12に示すデータベースDB1の情報以外に、例えば、ユーザ間に優先度をつけて、その優先度とデータベースDB1の情報を総合して、反復終了回数を決定してもよい。
S:送信装置(送信側通信装置)、R:受信装置(受信側通信装置)、1:符号化器
2:変調器、3:通信路、4:復調器、4a:復調回路、4b:アナログ/デジタル変換回路、5:復号器、5a:符号化データ入力ポート、5b:復号データ出力ポート、5c:終了条件入力ポート、6:対数尤度比算出部、7:復号処理部、9:行処理部、10:列処理部、11:判定部、12:レジスタ(反復終了条件記憶部)、20反復終了条件設定部、21:スイッチ、21a:電気配線、22:電気配線、23:電気配線、30:通信制御部、40:端末装置、50:反復終了条件抽出部、60:送信情報生成部、61:送信部、DB1:通信品質関連データベース、DB2:コンテンツデータベース、In:反復終了回数情報

Claims (3)

  1. 通信路を介して受信したコンテンツの符号化データに対して、復号演算を反復して行う繰り返し復号法によって誤り訂正復号を行うユーザ側の復号器と、
    反復終了条件設定装置と、
    を備え、
    前記反復終了条件設定装置は、
    前記符号化データを前記復号器が復号する際の復号演算の反復終了条件を設定する反復終了条件設定部と、
    前記反復終了条件設定部によって設定された反復終了条件を、前記通信路を介して、前記復号器に対して送信する送信部と、
    を備え、
    前記復号器は、
    復号演算を反復して行う繰り返し復号法によって、符号化データの誤り訂正復号を行う復号処理部と、
    前記復号処理部による復号演算の反復終了判定を行う判定部と、
    通信路を介して送信されてきた反復終了条件を受け付けるための終了条件入力ポートと、
    を備え、
    前記判定部は、前記終了条件入力ポートから入力された反復終了条件に従って、復号処理部による復号演算の反復終了判定を行い、
    前記反復終了条件設定装置は、前記コンテンツの品質を決定するための情報が格納されたデータベースを更に備え、
    前記コンテンツの品質を決定するための前記情報は、
    前記コンテンツ毎又は前記コンテンツを配信するコンテンツ事業者毎に設定された最大反復回数と、
    ユーザ−コンテンツ事業者間でユーザ毎に設定されたコンテンツ品質に関する情報を含み、
    前記反復終了条件設定部は、前記データベースを参照して、ユーザ−コンテンツ事業者間でユーザ毎に設定されたコンテンツ品質に関する前記情報が示すコンテンツ品質の高低に応じて、前記コンテンツ毎又は前記コンテンツを配信するコンテンツ事業者毎に設定された最大反復回数以下の範囲内でユーザ毎に反復回数を決定し、決定された反復回数を前記コンテンツにおけるユーザ毎の反復終了条件として設定する
    通信システム。
  2. 復号演算を反復して行う繰り返し復号法によって誤り訂正復号を行うユーザ側の復号器が、コンテンツの符号化データを復号する際の復号演算の反復終了条件を設定する反復終了条件設定部と、
    前記コンテンツの品質を決定するための情報が格納されたデータベースと、
    前記反復終了条件設定部によって設定された反復終了条件を、通信路を介して、前記復号器に対して送信する送信部と、
    を備え、
    前記コンテンツの品質を決定するための前記情報は、
    前記コンテンツ毎又は前記コンテンツを配信するコンテンツ事業者毎に設定された最大反復回数と、
    ユーザ−コンテンツ事業者間でユーザ毎に設定されたコンテンツ品質に関する情報を含み、
    前記反復終了条件設定部は、前記データベースを参照して、ユーザ−コンテンツ事業者間でユーザ毎に設定されたコンテンツ品質に関する前記情報が示すコンテンツ品質の高低に応じて、前記コンテンツ毎又は前記コンテンツを配信するコンテンツ事業者毎に設定された最大反復回数以下の範囲内でユーザ毎に反復回数を決定し、決定された反復回数を前記コンテンツにおけるユーザ毎の反復終了条件として設定する
    反復終了条件設定装置。
  3. 復号演算を反復して行う誤り訂正復号器を有するユーザ側通信装置に対して、コンテンツの符号化データを送信する際に、前記コンテンツの品質を調整する方法であって、
    反復終了条件設定装置が、ユーザ−コンテンツ事業者間でユーザ毎に設定されたコンテンツ品質に関する前記情報が示すコンテンツ品質の高低に応じて、前記コンテンツ毎又は前記コンテンツを配信するコンテンツ事業者毎に設定された最大反復回数以下の範囲内でユーザ毎に反復回数を決定し、決定された反復回数を前記コンテンツにおけるユーザ毎の反復終了条件として設定し、前記反復終了条件を、前記ユーザ側通信装置に対して送信することで、前記コンテンツの品質をユーザ毎に調整するコンテンツ品質調整方法。
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